徐じょ霞かすみ客きゃく

徐じょ霞かすみ客きゃく
徐じょ霞かすみ客きゃく画像がぞう
大明だいめい中書ちゅうしょ舍人とねり
族ぞく裔	漢かん族ぞく
字じ號ごう	名めい弘ひろ祖そ，字じ振ふ之これ，号ごう霞かすみ客きゃく
諡號しごう	寅とら坤ひつじさる仙人せんにん
出生しゅっしょう	万まん历十じゅう五ご年ねん十じゅう一いち月がつ二に七なな日にち （1587年ねん1月がつ5日にち） 直ちょく隸江こう阴縣马镇南みなみ旸岐
逝世	崇たかし禎ただし十じゅう四よん年ねん正月しょうがつ二に七なな日にち （1641年ねん3月がつ8日にち） 直ちょく隸江こう阴縣
著作ちょさく
《徐じょ霞かすみ客きゃく游ゆう记》

徐じょ霞かすみ客きゃく（1587年ねん1月がつ5日にち—1641年ねん3月がつ8日にち，即そく萬まん曆れき十じゅう四よん年ねん十じゅう一いち月がつ二に七なな日にち－崇たかし禎ただし十じゅう四よん年ねん正月しょうがつ二に七なな日にち），名めい弘ひろ祖そ，字じ振ふ之これ，號ごう霞かすみ客きゃく，直ちょく隸江こう陰かげ縣けん人ひと，祖そ籍せき江西えにし南みなみ昌あきら，是ぜ明代あきよ著名ちょめい的てき地理ちり學がく家か、旅行りょこう家か和わ文學ぶんがく家か。

徐じょ霞かすみ客きゃく旅行りょこう足跡あしあと

生平おいだいら

徐じょ霞かすみ客きゃく故こ居きょ，位い于江こう苏省江こう阴市徐じょ霞かすみ客きゃく镇

徐じょ霞かすみ客きゃく雕像，位い于福建ふっけん省しょう三明さんみょう市し将はた乐县玉たま华洞景けい区く

徐じょ弘ひろし祖そ是ぜ北きた宋そう末まつ开封府ふ尹いん徐じょ錮之後ご，建けん炎えん四よん年ねん（1130年ねん）迁居浙江せっこう。十じゅう三さん世せい的てき高祖父こうそふ徐じょ經けい是ぜ江こう陰かげ巨富きょふ，“膏あぶら腴连延のべ，货泉流りゅう溢”，弘治こうじ十じゅう二に年ねん因いん“會かい試ためし舞まい弊へい案あん”，與あずか唐から寅とら一起かずき涉わたる案あん下獄げごく。徐じょ经作《贲感集しゅう》以自明じめい，後ご抑そもそも郁いく死し。父ちち亲徐有ゆう勉つとむ有ゆう兄弟きょうだい6人にん，母親ははおや王おう孺人性せい勤つとむ樸しらき，“故こ好こう艺植，好こう纺织”，生子おいご三さん人にん，弘ひろ祚、弘ひろ祖そ（霞かすみ客きゃく）、弘ひろ禔（庶子しょし）。至いたり徐じょ霞かすみ客きゃく時じ，徐じょ家か“田た庐不及中人じん之の产”，徐じょ霞かすみ客分きゃくぶん得とく家か产有200多た亩。

万まん历三さん十じゅう五ご年ねん（1607年ねん）丁未ていみ，徐じょ霞かすみ客きゃく娶めと江こう阴望族ぞく許もと學がく夷えびす侄女为妻，生子いくこ徐じょ屺；後ご與あずか许学夷えびす暢とおる遊ゆう惠山えさん，開ひらき啟けい旅たび遊ゆう之の序幕じょまく。万まん历四十じゅう五ご年ねん（1617年ねん）元もと配はい許もと氏し病びょう故こ，隔年かくねん續つづけ娶めと罗济之の女じょ為ため妻つま，生子いくこ徐じょ峴。唯ただ罗氏生せい性せい凶きょう悍，夫妻ふさい感情かんじょう不ふ睦むつみ。霞かすみ客きゃく卻爱上じょう前妻ぜんさい的てき婢女周あまね氏し。罗氏妒恨，乘じょう霞かすみ客きゃく出で遠どお門もん時じ，将はた周あまね氏し改あらため嫁よめ李り家か，“方ほう孕而嫡嫁之の”，生子いくこ李り介かい立りつ。

徐じょ霞かすみ客きゃく縱たて遊ゆう舉國南北なんぼく，跋涉ばっしょう了りょう許多きょた人煙じんえん罕至的てき荒野あらの地區ちく，往往おうおう露ろ宿やど荒野あらの。足跡あしあと遍歷へんれき今いま北京ぺきん、河北かわきた、山やま东、河南かなん、江こう苏、浙江せっこう、福建ふっけん、山西さんせい、江西えにし、湖南こなん、广西、云うん南みなみ、贵州等とう16省しょう，所しょ到いた之これ处，探さがせ幽かそけ寻秘，并记有ゆう遊ゆう记，记录观察到的てき各かく种现象ぞう、人文じんぶん、地理ちり、动植物しょくぶつ等とう状じょう况。

徐じょ霞かすみ客きゃく尤ゆう其对石灰岩せっかいがん地ち貌进行了りょう深刻しんこく的てき研究けんきゅう和わ记录，包括ほうかつ溶洞分布ぶんぷ，石いし钟乳、石いし笋たかんな、溶溝、石いし芽め、石いし樑成因せいいん都と有ゆう详细的てき考こう释，是ぜ举世第だい一人ひとり。同どう时对长江源みなもと头作了りょう考察こうさつ，纠正了りょう古代こだい文献ぶんけん對たい岷山“導しるべ江え”的てき錯誤さくご論斷ろんだん。

旅たび途中とちゅう，徐じょ霞かすみ客きゃく好こう识友，如云南みなみ纳西族ぞく土ど司し木き增ぞう、诗人唐から泰たい。黄道こうどう周しゅう、文ぶん震ふるえ孟はじめ、錢せん謙けん益えき、項こう煜、陳ちん仁ひとし錫すず等ひとし與あずか徐じょ霞かすみ客きゃく經常けいじょう唱和しょうわ。崇たかし禎ただし元年がんねん（1628年ねん），徐じょ霞かすみ客きゃく入にゅう閩游羅ら浮，即そく走はし訪おとずれ黄道こうどう周しゅう、鄭てい鄤。陳ちん函はこ輝てる寫うつし有ゆう《徐じょ霞かすみ客きゃく墓ぼ志こころざし銘めい》。

山西さんせい浑源县悬空寺てら徐じょ霞かすみ客きゃく遗迹

徐じょ母はは生產せいさん的てき織お造みやつこ品ひん是ぜ徐じょ霞かすみ客きゃく早年そうねん的てき重要じゅうよう旅たび费来源げん。晚ばん明あかり官かん贪民困こま，盗とう贼蜂起ほうき，在ざい長期ちょうき的てき遊歷ゆうれき考察こうさつ過程かてい中ちゅう，曾多次じ絕ぜっ糧かて，多た次つぎ遇ぐう盜とう。崇たかし禎ただし十じゅう年ねん（1637年ねん）二に月がつ在ざい湘江遇ぐう盜ぬすめ，徐じょ本人ほんにん赤身あかみ跳とべ水すい逃走とうそう，脫だつ險けん後ご一いち無む所有しょゆう，只ただ得え向こう同鄉どうきょう好こう友とも金きむ祥さち甫はじめ借か貸かし二に十じゅう兩りょう銀子ぎんす才ざい完成かんせい旅程りょてい。崇たかし祯十じゅう年ねん四よん月がつ十じゅう日にち，行ぎょう至いたり湖南こなん未み阳北新城しんじょう附近ふきん时，“蔬米俱盡，而囊無一文むいちもん”，以友人じん劉りゅう君くん所しょ赠送的てき绸布一方いっぽう，“就村婦ふ易えき米まい四よん筒とう。”勉強べんきょう度ど過か難關なんかん。崇たかし禎ただし十じゅう年ねん十じゅう月がつ初はつ十じゅう，中ちゅう軍ぐん唐とう玉だま屏へい給きゅう了りょう徐じょ霞かすみ客きゃく一塊ひとかたまり馬ば牌ぱい。徐じょ霞かすみ客きゃく得とく以用馬ば牌ぱい支ささえ使し村民そんみん为他和わ仆人抬轿赶路，人手ひとで不ふ够时，以“二に妇人代だい舆”。甚至为两隻せき鸡失窃而扣人不ふ放ひ，被ひ认为有ゆう擾民之の嫌いや。

崇たかし禎ただし十じゅう三さん年ねん（1640年ねん），徐じょ霞かすみ客きゃく在ざい雲南うんなん腾越（今いま腾冲）游ゆう历时得とく病びょう，雙そう足あし不能ふのう行ぎょう走はし，由ゆかり當地とうち知ち府ふ用よう轎子送おく返かえし江こう苏江こう阴，不ふ久ひさ去さ世よ。

遊ゆう記き

主しゅ条目じょうもく：徐じょ霞かすみ客きゃく遊ゆう記き

徐じょ霞かすみ客きゃく生前せいぜん託たく季き夢ゆめ良りょう（字じ會かい明あきら）整理せいり自己じこ的てき手て稿こう，季き夢ゆめ良りょう、王おう忠ただし紉將はた遊ゆう記き手しゅ稿こう編輯へんしゅう成なり書しょ。清きよし军进攻おさむ江こう阴时，季き夢ゆめ良りょう帮助守もり城じょう，全ぜん家いえ被ひ杀，手て稿こう大だい部分ぶぶん被ひ焚於兵火へいか。徐じょ霞かすみ客きゃく私生子しせいじ李り寄よせ收集しゅうしゅう残存ざんそん的てき抄本しょうほん，编辑成なり《徐じょ霞かすみ客きゃく遊ゆう记》，清きよし初はつ吴江人じん潘はん耒為ため《徐じょ霞かすみ客きゃく遊ゆう記き》作さく序じょ。1980年ねん褚紹唐とう、吳ご應おう壽ことぶき又また對たい此書進行しんこう整理せいり、校こう點てん。其内容ないよう包括ほうかつ他所よそ到いた之これ处的地理ちり、地ち貌、地ち质、水みず文ぶん、气候、植物しょくぶつ、农业、矿业、手工しゅこう业、交通こうつう运输、古こ迹、風俗ふうぞく民情みんじょう，仍然具有ぐゆう很高的てき科学かがく和文わぶん学がく价值。

評價ひょうか

清しん初はつ錢せん謙けん益えき在ざい〈徐じょ霞かすみ客きゃく傳でん〉將はた徐じょ霞かすみ客きゃく與あずか張ちょう騫、玄げん奘法師し、耶律楚すわえ材ざい並列へいれつ。清朝せいちょう文人ぶんじん潘はん耒評ひょう他た「以性靈れい遊ゆう，以軀命いのち遊ゆう，亙わた古こ以來いらい，一人ひとり而已」。

梁りょう啟あきら超ちょう將はた徐じょ霞かすみ客きゃく與あずか地質ちしつ學がく家か顧祖禹等ひとし人並ひとなみ舉為一いち代だい地理ちり學がく成就じょうじゅ者しゃ。譚たん其驤將はた徐じょ霞かすみ客きゃく與あずか王おう士し性せい並なみ舉為明あかり末まつ遊ゆう記文きぶん學がく雙そう耀。

唐から錫すず仁じん在ざい《中國ちゅうごく科學かがく技術ぎじゅつ史し·地學ちがく卷まき》稱しょう徐じょ霞かすみ客きゃく「與あずか李り時じ珍めずらし、朱しゅ載の堉、徐じょ光ひかり啟けい、宋そう應おう星ぼし並列へいれつ為ため當時とうじ五ご大だい科學かがく家か。」

參考さんこう書目しょもく

• 李り东阳：《明あきら故こ中ちゅう书舍人じん徐じょ君くん墓ぼ铭》
• 叶かのう茂しげる才ざい：《渐庵徐じょ公こう墓はか志こころざし铭》，《宗そう谱》卷まき54《墓はか志こころざし铭》。
• 董ただし其昌：《明あきら故こ徐じょ豫よ庵あん隐君暨配王おう孺人合ごう葬そう墓はか志こころざし铭》。
• 《杨氏夫人ふじん手しゅ书分拨》

注釋ちゅうしゃく