河井かわい案あん里さと元もと議員ぎいんの笑顔えがおが表紙ひょうしの『おもちゃ』出版しゅっぱんが永田町ながたちょうで話題わだいに

　国会こっかい議員ぎいん秘書ひしょ歴れき20年ねん以上いじょうの神澤かみさわ志こころざし万まんです。

　驚異きょうい的てきなスピードで新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん者しゃ数すうが増大ぞうだいしていますね。政府せいふも対応たいおうが追おいつかず、国民こくみんのみなさまの不安ふあんは募つのっていると思おもいます。まずは今いままで通とおり、手洗てあらい・うがいなど消毒しょうどくの徹底てっていのほか、マスクの着用ちゃくよう、密みつを避さける、栄養えいようのあるものを食たべて十分じゅうぶんな睡眠すいみんをとることくらいしか予防よぼう法ほうはないのですが、ここはがんばっていきましょう。

元もと“無敗むはいの男おとこ”中村なかむら喜四郎きしろう議員ぎいんも感染かんせん

　コロナウイルスの怖こわいところは、すごい勢いきおいでウイルスそのものが変化へんかしているところですよね。インフルエンザもいくつか型がたがありますが、コロナほどすごいのは珍めずらしいですよね。

　現在げんざい流行りゅうこうしているオミクロン株かぶは感染かんせん力りょくが強つよいといわれていますが、さらに感染かんせん力りょくの強つよい別べつ系統けいとうのオミクロン株かぶも増ふえているそうです。オミクロン株かぶは重症じゅうしょう化かしにくいようですが、感染かんせん者しゃが増ふえれば重症じゅうしょう者しゃも増ふえますから、油断ゆだんはできません。

　芸能げいのう界かいでも杉すぎ良太郎りょうたろうさん、ディーン・フジオカさん、藤井ふじいフミヤさんなど続々ぞくぞくと著名ちょめい人じんの感染かんせんが伝つたえられていますが、国会こっかいでも1日にち10人にん以上いじょうの感染かんせん者しゃの報告ほうこくが続つづいています。

　1月がつ31日にちには、自民党じみんとうの元もと榮さかえ（もとえ）太一郎たいちろう参議院さんぎいん議員ぎいんの感染かんせんが発表はっぴょうされました。1月は、元もと榮さかえ議員ぎいんを含ふくめて9人にんの感染かんせんが公表こうひょうされています。元もと榮さかえ議員ぎいんは弁護士べんごしでもあり、「弁護士べんごしドットコム」の創業そうぎょう者しゃとしても知しられていますが、今年ことしの参議院さんぎいん選挙せんきょには出馬しゅつばしない意向いこうを示しめしています。弁護士べんごしに戻もどられるのですね。

　さらに、2月がつ1日にち午後ごごになって、立憲りっけん民主党みんしゅとうの中村なかむら喜四郎きしろう衆議院しゅうぎいん議員ぎいんと自民党じみんとうの石井いしい準一じゅんいち参議院さんぎいん議員ぎいんの感染かんせんも発表はっぴょうされました。元もと榮さかえ議員ぎいんを含ふくめお三さん方ぽうとも自宅じたく療養りょうようだそうです。これで国会こっかい議員ぎいんの感染かんせん確認かくにんは27人にんになりました。

　神澤かみさわ的てきには、中村なかむら議員ぎいんの感染かんせんにはいろいろ思おもい出だすことがありましたね。中村なかむら議員ぎいんは、1976年ねんの出馬しゅつば（無所属むしょぞく）以来いらい、一いち度ども落選らくせんしたことがありませんでした。94年ねんに斡旋あっせん収賄しゅうわいの疑うたがいで逮捕たいほ起訴きそされ、裁判さいばん中ちゅうは議員ぎいん辞職じしょくせず、有罪ゆうざい判決はんけつが確定かくていして失職しっしょく、黒羽くろは刑務所けいむしょに収監しゅうかんされたとき以外いがいはずっと「国会こっかい議員ぎいん」だったのです。

　ところが、2021年ねんの総そう選挙せんきょでは選挙せんきょ区くで落選らくせん、比例ひれいで復活ふっかつ当選とうせんしました。「無敗むはいの男おとこ」が「1敗はいの男おとこ」になってしまいましたが、それでもすごいですよね。

　中村なかむら議員ぎいんはマスコミ嫌ぎらいで有名ゆうめいで、選挙せんきょのときも取材しゅざいには応おうじず、ひたすら地元じもとをバイクで回まわるというミステリアスなところがあるのですが、わりと義理堅ぎりがたいところもあります。逮捕たいほ経験けいけんのある議員ぎいんとは連絡れんらくを取とり合あっていましたね。　最近さいきんでは中村なかむら議員ぎいんのドキュメンタリー映画えいがも制作せいさくされていますし、今後こんごも注目ちゅうもくかもしれません。

　また、19年ねんには中村なかむら議員ぎいんに取材しゅざいした『無敗むはいの男おとこ　中村なかむら喜四郎きしろう全ぜん告白こくはく』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）が出版しゅっぱんされ、永田町ながたちょうではすごく話題わだいになりました。この本ほんは、政界せいかいを取材しゅざいされているジャーナリストの常井とこい（とこい）健一けんいちさんの労作ろうさくで、たまに取材しゅざいされているところを議員ぎいん会館かいかんでもお見みかけします。常井とこいさんの著書ちょしょは読者どくしゃを引ひき込こむ魅力みりょくがあると思おもいます。

　ちなみに、2月がつ9日にち発売はつばいの『おもちゃ 河井かわい案あん里さととの対話たいわ』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）という本ほんも常井とこいさんの著書ちょしょです。すごいタイトルですが、これは「私わたしも黒川くろかわ（弘ひろし務つとむ元もと東京とうきょう高検こうけん検事けんじ長ちょう）さんも、権力けんりょく闘争とうそうのおもちゃにされた」という河井かわい案あん里さと元もと議員ぎいんの言葉ことばからつけられたそうです。

　でも、「おもちゃにされた……」とおっしゃるわりに、表紙ひょうしの河井かわい元もと議員ぎいんは笑顔えがおです。いろいろ終おわってスッキリされたということなのでしょうか。

（文ぶん＝神澤かみさわ志こころざし万まん／国会こっかい議員ぎいん秘書ひしょ）