今年の大河ドラマ「光る君へ」を おもしろく観ています。
クリンたち、もともと『源氏物語』が好きなのですが、
大石静さん(脚本家)流の「解釈」による、
紫式部と藤原道長の「筒井筒」な恋愛ストーリーが 胸キュンだし
また、
想像の及ばなかった 宮中のぎしき(儀式)の再現など、
みていて 勉強になるからです。
👀
先週、ドラマの中で
紫式部は 女三宮(おんなさんのみや)の「不義密通」あたりを
しっぴつ(執筆)していましたが、
クリンたち、それを見ながら、「女二宮(おんなにのみや)」のことを
思い出していました。
女二宮とは、
光源氏の息子、ゆうぎり(夕霧)が恋する女性🍁。
キュートNo.1の女三宮の姉ですが
地味なため、「落葉の宮」と 呼ばれ、
『源氏物語』の登場人物の中では、たぶん・・そんなに人気はないはずです。
彼女は、自分を愛さなかった夫(柏木衛門督)の死後、
ゆうぎり(夕霧)に 迫られはじめるのですが・・
その求愛を かたくなに拒み⚡
美しく、やさしく、出世頭である「夕霧」の熱愛を
とにかく・めいわくがって
「夫の死後は、最愛の母「御息所」と 静かに暮らしたい」と ねがいます。
クリンたち・・、昔はこの女二宮が いまいち・好きではありませんでした🐻。
けいい(経緯)はともかく、
光源氏よりも はるかにまじめな男性を いっこ(一顧)だにしないで、
「お母さま お母さま」と 言っているのが、
若い女性として りかい(理解)できなかったからです。
☁
(とくに、母・御息所が急死してからは、そのショックから1年くらい、毎日泣いてて・・
「お母さまのもとへ、私も行きたい・・」
と、消え入りたがる。
自分を欲する・パーフェクトな男性が 存在しながらです
うじうじしてて、プライド高いな~って思っていました。)
けれども、クリン・・このたび、うちのお母さんに 気になる病症が見つかり、
それを聞いた自分が ショック死しそうになって
初めて、女二宮の気持ちが よくわかりました。
検査の結果が出るまでの一週間、
毎晩、お母さんが夢に出てきたし
もし、お母さんが天国に行っちゃったら、どうしよう🐻
世界が終わるような・・
そして、終わってもいいような・・
そんな気持ちに なっちゃったからです。。
(お母さんの検査結果は、それほどひどいものではありませんでしたので、ちょっとホッとしたものの・・)
一昨日、クリンたち、お友だちとお出かけしたんです。
楽しいお出かけでしたが
その最後に、お茶しながら その件について、話しました。☕
その友だちも、自分のお母さんが大好きな人なので、
「(お母さんが自分の人生からいなくなるなんて)考えられない・・」
と
くり返していて、クリンたち、全員、女二宮化。🐻👩👩
若いころは、まだ人生に新しい人や運命が 待ち受けていて、
親たちも元気。
だったからこそ、
女二宮の気持ちが わからなかったんだな・・
クリンたちも そういう年齢になり、
女二宮のメンタリティが 身に染みてわかる立場と なったのです。
(・・ふぅ🐻)
さびしく、冷えてしまいながらも、
そのうち・・こうやって、
陽が沈むまで出歩いたりできなくなる日が また来る。
せめて、まだそれが 許されるあいだは、
家族や友だちとの時間を 幸せに かみしめよう
って、
しみじみ 思いました。
(長くなっちゃった💦コメントらんは、お休みいたしますです🐻)