神戸こうべ市しの認可にんか保育ほいく所しょ「Ｏｈａｎａ（オハナ）保育園ほいくえん元町もとまち園えん」（同市どうし中央ちゅうおう区く）で、７人にんいる保育ほいく士し全員ぜんいんと施設しせつ長ちょう（園長えんちょう）が、給与きゅうよ削減さくげんやハラスメント行為こういなど運営うんえい会社かいしゃの不適切ふてきせつな経営けいえいを理由りゆうに３月がつ末まつで一斉いっせいに退職たいしょくすることが３０日にち、神戸新聞社こうべしんぶんしゃの取材しゅざいで分わかった。保育ほいく士しらは実態じったいの解明かいめいを求もとめる嘆願たんがん書しょを神戸こうべ市しに提出ていしゅつ。市しが調査ちょうさに乗のり出だしている。

　同どう園えんには２０２０年度ねんど、０〜２歳児さいじ計けい１９人にんが在籍ざいせき。運営うんえい会社かいしゃ「ようだい」（同市どうし中央ちゅうおう区く）の代理人だいりにん弁護士べんごしによると、１９年ねん秋あきから人件じんけん費ひ抑制よくせいのため給与きゅうよカットを実施じっししたという。賞与しょうよや一いち時じ金きんの不払ふばらいに加くわえ、勤務きんむ表ひょうの記入きにゅうに不適切ふてきせつな実態じったいがあったことも認みとめている。

　会社かいしゃ側がわの意向いこう調査ちょうさに保育ほいく士しと園長えんちょうが退職たいしょく希望きぼうを示しめし、２月がつには神戸こうべ市しに調査ちょうさを求もとめる嘆願たんがん書しょを提出ていしゅつ。その後ご、会社かいしゃ側がわには代理人だいりにん弁護士べんごしが付つき、保育ほいく士しにカットされた給与きゅうよなどの支払しはらいを進すすめている。

　同社どうしゃは３月がつ１９日にち、保護ほご者しゃ説明せつめい会かいで「会社かいしゃの内部ないぶ体制たいせいが不完全ふかんぜんでオーナーの不適切ふてきせつな関与かんよもあった」と謝罪しゃざい。２１年度ねんどは経営けいえい体制たいせいを刷新さっしんし、新あらたな保育ほいく士しも確保かくほしたと説明せつめいしたという。

　一方いっぽう、保育ほいく士しらは昨年さくねん３月がつ、会社かいしゃ側がわから社員しゃいんの誕生たんじょう日び会かいへの出席しゅっせきを強要きょうようされるなどのハラスメントがあったと主張しゅちょう。代理人だいりにん弁護士べんごしは「ハラスメントには見解けんかいの相違そういがある。神戸こうべ市しの調査ちょうさには全面ぜんめん的てきに協力きょうりょくする」とした。

　神戸こうべ市し幼よう保ほ事業じぎょう課かは「経営けいえい側がわと保育ほいく士しの双方そうほうから話はなしを聞きいている」としている。

■保育ほいく士し一斉いっせい退職たいしょくに保護ほご者しゃら　当惑とうわく「転てん園えんは困難こんなん」

　保育ほいく士しの一斉いっせい退職たいしょくが起おきた、神戸こうべ市し中央ちゅうおう区くの小規模しょうきぼ保育ほいく事業じぎょう所しょ「Ｏｈａｎａ（オハナ）保育園ほいくえん元町もとまち園えん」。新あたらしい園長えんちょうや保育ほいく士しは確保かくほされ、新しん体制たいせいへと移行いこうするものの、保護ほご者しゃたちの間あいだには当惑とうわくが広ひろがっている。保護ほご者しゃの一人ひとりは「不信ふしん感かんは残のこるが、簡単かんたんに転てん園えんもできない」と複雑ふくざつな心境しんきょうを明あかす。

　「現在げんざいの当とう園長えんちょう、ならびに全ぜん保育ほいく士しが一斉いっせいに退職たいしょくする運はこびとなりました」。３月さんがつ１０日にち、そんな文書ぶんしょが保護ほご者しゃ宛あてに配くばられた。１９日にちには同どう園えんで急せきょ保護ほご者しゃ説明せつめい会かいが開ひらかれ、運営うんえい会社かいしゃ「ようだい」代表だいひょうの辞任じにんや、園長えんちょうと保育ほいく士したちが全員ぜんいん交代こうたいするなど、園えんの体制たいせい一新いっしんが伝つたえられた。０〜２歳児さいじの定員ていいんは１９人にんで、４月がつからもほぼ満員まんいんとなる見込みこみという。

　説明せつめい会かいでは、保育ほいくをサポートする「子育こそだて支援しえん員いん」を勤務きんむしているように市しに虚偽きょぎの報告ほうこくをした▽市しに提出ていしゅつする保育ほいく士しの勤務きんむ表ひょうを偽造ぎぞうした▽有休ゆうきゅうが取得しゅとくしづらかった−など、不適切ふてきせつな経営けいえいの状況じょうきょうが、退職たいしょくする園長えんちょうや保育ほいく士しから報告ほうこくされた。

　１歳児さいじクラスに子こどもを預あづけている女性じょせい会社かいしゃ員いんは、「本当ほんとうにショック。まさかこんな事態じたいになるとは。ほかの園えんは定員ていいんいっぱいで転てん園えんもできない。子こどもの負担ふたんも不安ふあんだし、『また同おなじことが起おきるのではないか』という会社かいしゃへの不信ふしん感かんもぬぐえない」と声こえを落おとす。

　開園かいえん時じから勤務きんむしてきた女性じょせい保育ほいく士しは「辞やめたくて辞やめた人ひとはいない。会社かいしゃ側がわの説明せつめいで納得なっとくできるものはなく、不適切ふてきせつな園えんの経営けいえいを変かえるには、辞やめるしかなかった」と無念むねんそうに話はなしていた。

　立憲りっけん民主みんしゅ、共産きょうさん、国民こくみん民主みんしゅ３党とうの国対こくたい委員いいん長ちょうは３０日にち、国会こっかい内ないで後半こうはん国会こっかいの対応たいおうについて協議きょうぎした。政府せいふの新型しんがたコロナウイルス対応たいおうに関かんして、第だい４波はの到来とうらいなど感染かんせん抑止よくしに失敗しっぱいし、国民こくみんへのワクチン接種せっしゅも円滑えんかつに進すすまなかった場合ばあい、菅内すがうち閣かくは総そう辞職じしょくに値あたいするのではないかとの認識にんしきで一致いっちした。

　会談かいだん後ご、立憲りっけんの安住淳あずみじゅん国対こくたい委員いいん長ちょうは記者きしゃ団だんに「第だい４波はを防ふせげず、ワクチン接種せっしゅがうまくいかない場合ばあいは、（政権せいけんに対たいし）明確めいかくに政治せいじ責任せきにんを問とわなければならない」と指摘してき。その上うえで「総そう辞職じしょくに値あたいするのではないかという認識にんしきで一致いっちした。取とり得える行動こうどうはちゅうちょなく取とっていきたい」とも述のべた。　

　本当ほんとうに開催かいさいできるのか……不安ふあんが拭ぬぐえない中なか、東京とうきょう五輪ごりんが近ちかづいてきた。3月25日にちには澤さわ穂みのる希のぞみさんら「なでしこジャパン」メンバーを第だい1走者そうしゃに聖火せいかリレーが始はじまる。が、ここに来きてまたも五輪ごりん精神せいしんに反はんする不祥事ふしょうじが発覚はっかく。このままでは日本にっぽんの“恥部ちぶ”を世界せかいにさらす大会たいかいになりかねない。



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　3月21日にちで首都しゅと圏けん1都と3県けんの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを解除かいじょした菅かん義よし偉えら首相しゅしょう。「第だい4波は」の気配けはいが迫せまる中なかでの決断けつだんは、25日にちから始はじまる聖火せいかリレーを意識いしきしたためとも指摘してきされる。ある政府せいふ関係かんけい者しゃがこう語かたる。

「4月がつの訪米ほうべいに備そなえワクチンを打うった菅かん首相しゅしょうは、バイデン大統領だいとうりょうと直談判じかだんぱんして五輪ごりん開催かいさいのお墨付すみつきをもらうことで頭あたまがいっぱいです。五輪ごりんを開催かいさいして大会たいかい期間きかん中ちゅうに感染かんせん者しゃが一定いってい程度ていど、拡大かくだいすることは想定そうてい内ないということでしょう。多少たしょう、クラスターが発生はっせいしようと、大会たいかいを開ひらきさえすれば、その高揚こうよう感かんで国民こくみんの支持しじを得えられると計算けいさんしている。人類じんるいはコロナ禍かでも大会たいかいを成なし遂とげたと宣伝せんでんできますから」

　支持しじ率りつ回復かいふくのための五輪ごりんだとすれば、「平和へいわの祭典さいてん」「復興ふっこう五輪ごりん」などの言葉ことばがむなしく響ひびく。実際じっさい、そうした疑念ぎねんを抱いだかれかねないほど、関係かんけい者しゃのモラルが問とわれる不祥事ふしょうじが相次あいついでいる。

　3月17日にちには、東京とうきょう五輪ごりん・パラリンピックの開閉かいへい会式えしきの演出えんしゅつ責任せきにん者しゃを務つとめるクリエーティブディレクターの佐々木ささき宏ひろし氏しが、演出えんしゅつチーム内ないのLINEでタレントの渡辺わたなべ直美なおみさんに豚ぶたの扮装ふんそうをさせるなど、侮辱ぶじょくするような提案ていあんをしていたことが文春ぶんしゅんオンラインの報道ほうどうで発覚はっかく。佐々木ささき氏しは辞任じにんした。佐々木ささき氏しは広告こうこく大手おおての電通でんつう出身しゅっしん。東大とうだい名誉めいよ教授きょうじゅで社会しゃかい学者がくしゃの上野うえの千鶴子ちづこ氏しは呆あきれた様子ようすでこう語かたる。

「小学生しょうがくせいのいじめ並なみの幼稚ようちで粗野そやな容姿ようしいじりですね。2017年ねんには壇だん蜜みつさんを起用きようした宮城みやぎ県けんの観光かんこうPR動画どうがが性的せいてきな表現ひょうげんで炎上えんじょうするなど、広告こうこく業界ぎょうかいは男おとこ社会しゃかいによる旧態きゅうたい依然いぜんとした女性じょせい蔑視べっしの価値かち観かんを許ゆるしてきた。こうしたことが起おきる素地そじは元もとからあったと言いえます」

　佐々木ささき氏しは数々かずかずの有名ゆうめいCMを手てがけたヒットメーカー。博報堂はくほうどう出身しゅっしんの作家さっか・本間ほんま龍りゅう氏しが語かたる。

「業界ぎょうかいでは“天皇てんのう”と呼よばれるくらい有名ゆうめい。クリエーターというより、部下ぶかや外部がいぶから上あがってきたアイデアの中なかから良よいものをピックアップし進すすめていくのが得意とくいだった。しかし、今回こんかいの一いち件けんで、考かんがえ方かたが古ふるく、世界せかい的てきなジェンダー平等びょうどうの潮流ちょうりゅうに取とり残のこされていたことが露呈ろていしてしまいました」

　佐々木ささき氏しの出身しゅっしん母体ぼたいである電通でんつうは、五輪ごりん組織そしき委いにも多おおくの人材じんざいを送おくり込こみ、五輪ごりんに大おおきな影響えいきょう力りょくを及およぼしてきた。

「組織そしき委いは東京とうきょう都と、政府せいふ、地方自治体ちほうじちたいやスポンサーなどからの出向しゅっこう者しゃの寄よせ集あつめ。大半たいはんの人ひとは五輪ごりんのような巨きょ大だいイベントのノウハウなどないので、電通でんつうに頼たよらざるを得えない。こうしたことから、電通でんつう出身しゅっしんの佐々木ささき氏しが起用きようされたのでしょう」（本間ほんま氏し）

　森もり喜朗よしろう・五輪ごりん組織そしき委い前ぜん会長かいちょうの女性じょせい蔑視べっし発言はつげんで注目ちゅうもくされたジェンダー意識いしきの低ひくさも再ふたたび問とわれている。佐々木ささき氏しが主導しゅどう権けんを奪うばって以降いこうの演出えんしゅつチームはスタッフが男性だんせいばかりだと指摘してきされたのだ。佐々木ささき氏しも報道ほうどう後ごに公表こうひょうした謝罪しゃざい文ぶんで＜スタッフに男性だんせいが多おおいというご指摘してきはその通とおり＞と認みとめた。

　森もり氏しの辞任じにん後ご、五輪ごりん組織そしき委いの新しん会長かいちょうには女性じょせいの橋本はしもと聖子せいこ氏しが就任しゅうにん。女性じょせい理事りじを12人にん増員ぞういんさせるなど組織そしき委いも「汚名おめい返上へんじょう」を試こころみているが、染しみついた体質たいしつは相当そうとう根深ねぶかい。前出ぜんしゅつの上野うえの氏しが語かたる。

「橋本はしもと氏しの会長かいちょう起用きようは『困こまった時ときの女おんな頼たのみ』で五輪ごりんの強行きょうこう開催かいさいか中止ちゅうしかの困難こんなんな舵取かじとりを押おし付つけられただけ。女性じょせい理事りじを増ふやしたといっても、ほとんどの事柄ことがらが決定けってい済ずみの最終さいしゅう段階だんかいからの参加さんかに意味いみがあるのか。上層じょうそう部ぶにいる古ふるい体質たいしつの男性だんせいたちの頭あたまはまったく切きり替かわっていません」

　不祥事ふしょうじのたび国民こくみんの気持きもちは五輪ごりんから離はなれていく。それでも日本にっぽんが五輪ごりん開催かいさいに固執こしつする背景はいけいには、巨大きょだい商業しょうぎょうイベントと化かした五輪ごりんの利権りけんがある。五輪ごりんは1984年ねんのロサンゼルス大会たいかいから1業種ぎょうしゅ1社しゃのスポンサー制度せいどを取とり入いれていたが、東京とうきょう五輪ごりんではその原則げんそくを取とり払はらった。これにより、スポンサー数すうは2012年ねんのロンドン五輪ごりん、16年ねんのリオ五輪ごりんと比くらべても膨ふくれ上あがり、68社しゃもの国内こくないスポンサーをつけた。

「1業種ぎょうしゅ1社しゃだとスポンサー企業きぎょうが増ふえないから、集あつめられるカネに限界げんかいがある。だから、スポンサー数すうは制限せいげんなしとした。主導しゅどうしたのは電通でんつうです。電通でんつうはスポンサー企業きぎょうと組織そしき委いの間あいだでマージンを抜ぬいていますから。その結果けっか、組織そしき委いは公表こうひょうしているだけでも3千せん億おく円えん以上いじょうのスポンサー料りょうをかき集あつめました」（本間ほんま氏し）

　巨額きょがくの資金しきんを集あつめてしまった以上いじょう、後戻あともどりはできない。また、大会たいかい経費けいひはすでに約やく1兆ちょう6千せん億おく円えんにまで膨張ぼうちょう。五輪ごりんによる景気けいき浮揚ふようを見越みこしてこれだけのお金かねを突つっ込こんでしまった東京とうきょう都とと政府せいふも、もはや「中止ちゅうし」とは言いえないというわけだ。

　だが、目先めさきの利益りえきを追おいかけて、より多おおくを失うしなうことにならないのか。前出ぜんしゅつの上野うえの氏しはこう語かたる。

「私わたしは当初とうしょから開催かいさいに反対はんたいです。『高度こうど経済けいざい成長せいちょう時代じだいの輝かがやきをもう一度いちど』と、五輪ごりん熱ねつで景気けいき浮揚ふようを狙ねらうなんて、発想はっそうが古ふるすぎます。開催かいさいが至上しじょう命題めいだいとされているようですが、コロナ対策たいさくが不十分ふじゅうぶんなまま東京とうきょう五輪ごりんで変異へんい株かぶへの感染かんせんが拡大かくだいしたら、日本にっぽんは国際こくさい政治せいじレベルで窮地きゅうちに立たたされますよ」

　本間ほんま氏しもこう指摘してきする。

「外国がいこく人じん観光かんこう客きゃくを入いれないことになり、五輪ごりん関連かんれんのインバウンド需要じゅようも見込みこめない。海外かいがいから選手せんしゅや関係かんけい者しゃが1万まん人にん以上いじょうやってきて、テロ対策たいさくや感染かんせん対策たいさくなど、準備じゅんびの費用ひようもかさむ。五輪ごりんを開催かいさいしたほうが日本にっぽんは損そんをするのではないか」

“古ふるい体質たいしつの男おとこたち”がのさばる現状げんじょうを変かえないと、世界せかいに恥はじをさらす結果けっかになりかねない。（本誌ほんし・永井ながい貴子たかこ、上田うえだ耕司こうじ）

※週刊しゅうかん朝日あさひ 　2021年ねん4月がつ2日にち号ごう

 

現代げんだい日本にっぽんで女性じょせい差別さべつがありますか？

古ふるい女おんなたちのウーマンリブ思想しそうこそ時代遅じだいおくれなのです。

　１９９２年ねんバルセロナ五輪ごりんの柔道じゅうどう男子だんし７１キロ級きゅうで金きんメダルを獲得かくとくした古賀こが稔彦としひこ（こが・としひこ）さんが２４日にち、死去しきょした。５３歳さいだった。古賀こがさんが女子じょし柔道じゅうどう部ぶの総そう監督かんとくを務つとめる環太平洋かんたいへいよう大だい（岡山おかやま市し）が明あきらかにした。関係かんけい者しゃによると、古賀こがさんは、がんの治療ちりょう中ちゅうだった。

　古賀こがさんはソウル、バルセロナ、アトランタ五輪ごりんに３大会たいかい連続れんぞくで出場しゅつじょう。日本にっぽん選手せんしゅ団だんの主将しゅしょうを務つとめたバルセロナ五輪ごりんでは、大会たいかい開幕かいまく直前ちょくぜんに左ひだり膝ひざ靱帯じんたいじんたい損傷そんしょうの大たいけがを負おったが、決勝けっしょうでハンガリー選手せんしゅを大だい接戦せっせんの末すえに破やぶって優勝ゆうしょうした。９６年ねんアトランタ五輪ごりんでも７８キロ級きゅうで銀ぎんメダルを獲得かくとくした。

　世界せかい選手権せんしゅけんでも８９、９１、９５年ねんに優勝ゆうしょう。小柄こがらな体からだから切きれ味あじ鋭するどい技わざを繰くり出だし、鮮あざやかな背負しょい投なげで「平成へいせいの三四郎さんしろう」と呼よばれた。現役げんえき引退いんたい後ごは川崎かわさき市しで「古賀こが塾じゅく」を開ひらくなど柔道じゅうどうの普及ふきゅうに尽力じんりょくしていた。２００４年ねんアテネ、０８年ねん北京ぺきん両りょう五輪ごりんの柔道じゅうどう女子じょし６３キロ級きゅうで金きんメダルに輝かがやいた谷本たにもと歩あゆみ実みのるさんも育そだてた。

 

普段ふだんは柔道じゅうどうの試合しあいなんて観みる事こともないのに

五輪ごりん開催かいさい中ちゅうだけは俄にわかかファンになる人ひとは多おおいと思おもいます。

日本にっぽんのお家芸いえげいとも言いわれる柔道じゅうどうは１本ほん勝がちを決きめてくれると気分きぶんもスカッとしますよね。

でも世界中せかいじゅうに広ひろまった柔道じゅうどうはポイントを稼かせいで勝敗しょうはいを決きめる競技きょうぎになった。

「平成へいせいの三四郎さんしろう」こと古賀こが稔彦としひこさんも得意とくいの背負しょい投なげで鮮あざやかに決きめてくれる柔道じゅうどう家かでした。

車くるまのラジオで聴きいた訃報ふほうにショックを受うけましたよ。

五輪ごりんでメダルを獲得かくとくしてから　飯めしが食くえるようになった選手せんしゅも多おおい。

アスリートにとっては人生じんせいの転機てんきとなるオリンピック

東京とうきょう五輪ごりんを応援おうえんしましょう。