「人生じんせいの節目ふしめで」カテゴリの四よん字じ熟語じゅくご25件けん

あいあい-ふぼ【哀あい哀あい父母ちちはは】

子こを生うみ育そだてて苦労くろうを重かさねてくれた父母ちちはは。苦労くろうを重かさねて死しんだ父母ちちははの死しと、その恩おんに報むくいることができなかったことを悲かなしみ嘆なげき、親おやを慕したう情じょうを表あらわした語かたり。▽「哀あい哀あい」は悲かなしむさま。「哀あい哀あいあいあいたる父母ちちははふぼ」とも読よむ。
あいき-こつりつ【哀あい毀骨立りつ】

悲かなしみのあまりやせ細ほそり、骨ほねばかりになること。父母ちちははの死しなどで非常ひじょうに悲かなしむことの形容けいよう。▽「哀あい毀」は悲かなしみのあまりからだをこわす、また、やせ細ほそる意い。「骨ほね立りつ」はやせて骨ほねばかりになる意い。骨ほねだけでからだを支ささえるほど肉にくが落おちて、骨ほねと皮かわばかりになる意い。
あんのん-ぶじ【安穏あんのん無事ぶじ】

変事へんじもなく、穏おだやかで安やすらかなさま。社会しゃかいや暮くらしなどの穏おだやかな様子ようすをいう。▽「安穏あんのん」は穏おだやかな様子ようす。「穏」は「おん」とも読よむ。
いちろ-へいあん【一路いちろ平安へいあん】

旅立たびだつ人ひとの道中どうちゅうの無事ぶじを祈いのっていう語かたり。「道中どうちゅうご無事ぶじで」の意い。▽「平安へいあん」は無事ぶじで穏おだやかなこと。平穏へいおん無事ぶじなこと。
えんねん-てんじゅ【延のべ年ねん転うたて寿ことぶき】

ますます長生ながいきすること。安楽あんらくに長命ちょうめいを保たもつこと。長寿ちょうじゅを祈いのり祝いわう語かたり。▽もと仏教ぶっきょう語ごで、修行しゅぎょうや仏ふつの加護かごによって寿命じゅみょうを延のばすこと。「転てん」はますますの意い。
かいか-じしん【改あらため過か自じ新しん】

自分じぶんの過あやまちを改あらためて、新あらたに再さい出発しゅっぱつすること。過あやまちを改あらためて心しんを入いれかえること。▽「改あらため過か」は過あやまちを改あらためること。「自じ新しん」は自分じぶんで態度たいどや心しんなどを一新いっしんする意い。「過かあやまちを改あらためあらため自じみずから新しんあらたにす」と訓読くんどくする。
かいろう-どうけつ【偕老同穴かいろうどうけつ】

夫婦ふうふが仲なかむつまじく添そい遂とげること。夫婦ふうふの契ちぎりがかたく仲なかむつまじいたとえ。夫婦ふうふがともにむつまじく年としを重かさね、死後しごは同おなじ墓ぼに葬ほうむられる意いから。▽「偕」はともにの意い。「穴あな」は墓はかの穴あなの意い。
くんし-ばんねん【君子くんし万まん年ねん】

君子くんしは長寿ちょうじゅであること。長寿ちょうじゅを祈いのる語かたりとしても用もちいられる。▽「君子くんし」は教養きょうようや徳とくの高たかい立派りっぱな人ひと。人格じんかく者しゃ。「万まん年ねん」は一いち万まん年ねんで、長ながい年月としつき。「万まん」は「まん」とも読よむ。
げっか-ひょうじん【月下氷人げっかひょうじん】

縁結えんむすびの神かみ。転てんじて、男女だんじょの縁えんの仲立なかだちをする人ひと。仲人なこうどなこうど。媒酌人ばいしゃくにん。▽略りゃくして「氷こおり人じん」ともいう。
しんき-いってん【心機一転しんきいってん】

ある動機どうきをきっかけとして、すっかり気持きもちがよい方向ほうこうに変かわること。また、あることをきっかけに、すっかり気持きもちや心しんをよいほうに入いれかえること。▽「心機しんき」は心しんの働はたらき・心しんのはずみ・気持きもち。「一転いってん」はまったく変かわる、がらりと変かわること。
せいうんの-こころざし【青雲せいうん之の志こころざし】

徳とくを磨みがいて、立派りっぱな人物じんぶつになろうとする心しん。また、功名こうみょうを立たて立身出世りっしんしゅっせをしようとする心しん。▽「青雲せいうん」は雲くもの上うえの青あおい空そらを意味いみし、高位こうい・高官こうかん、立身出世りっしんしゅっせのことをいう。
せんしゅう-ばんざい【千秋万歳せんしゅうばんぜい】

歳月さいげつの非常ひじょうに長ながいこと。また、長寿ちょうじゅを祝いわう言葉ことば。▽「千せん」「万まん」は数かずの非常ひじょうに多おおいことを示しめす。「秋あき」「歳とし」はともに年としのこと。千年ちとせ、万まん年ねんの非常ひじょうに長ながい年月としつきの意い。「万歳ばんざい」は「ばんぜい」「まんざい」とも読よむ。
ぜんてい-ばんり【前ぜん程ほど万まん里さと】

これから先さきの道みちのりが非常ひじょうに長ながく遠とおいこと。また、その人物じんぶつの前途ぜんとに大おおきな可能かのう性せいが広ひろがっていること。前途ぜんとが明あかるいこと。▽「前ぜん程ほど」はこれから先さきの道みちのり。「程ほど」は道みちのり。「万里ばんり」はきわめて長ながい距離きょり。
ぜんと-ゆうぼう【前途ぜんと有望ゆうぼう】

将来しょうらい成功せいこうする可能かのう性せいを大おおいに秘ひめているさま。▽「前途ぜんと」は将来しょうらい、目標もくひょうまでの今後こんごの道みちのり。「途と」は道みちのり。「有望ゆうぼう」は将来しょうらいに望のぞみをもつことができる状態じょうたい。
ぜんと-ようよう【前途ぜんと洋洋ようよう】

今後こんごの人生じんせいが大おおきく開あけていて、希望きぼうに満みちあふれているさま。▽「前途ぜんと」は将来しょうらい、目標もくひょうまでの今後こんごの道みちのり。「途と」は道みちのりのこと。「洋洋ようよう」は水みずがあふれるように一いち面めんに満みちている様子ようす。前途ぜんとが大おおきく広ひろがっていることを表あらわす。
そうこ-げいしん【送おく故こ迎むかい新しん】

前任ぜんにん者しゃを見送みおくり、後任こうにん者しゃを迎むかえること。転てんじて、人ひとを見送みおくったり迎むかえたりすること。▽「故ゆえ」は古ふるい、以前いぜんの。「故こふるきを送おくおくり新しんあたらしきを迎むかえむかう」と訓読くんどくする。
そうこ-ほうし【桑くわ弧こ蓬よもぎ矢や】

桑くわでできた弓ゆみと、よもぎでできた矢やのこと。男子だんしが志こころざしを立たてるたとえ。また、その遠大えんだいな志こころざしのたとえ。▽「弧こ」は弓ゆみ。古代こだい中国ちゅうごくの諸侯しょこうは、男児だんじが生うまれると「桑くわ弧こ」で「蓬よもぎ矢や」を天地てんち四方しほうに向むけて射いて、将来しょうらい世よの中なかに大おおきく羽はばたいてほしいと願ねがったことから。
ちょうせい-きゅうし【長生ちょうせい久ひさ視し】

長生ながいきをすること。▽「長生ちょうせい」は長生ながいきをすることや長命ちょうめいの意い。「久ひさ視し」は長ながい間あいだ目めで見みるということで、この世よに長ながく生存せいぞんするという意い。「視し」は活かつと同義どうぎともいう。
ちょうせい-ふし【長生ちょうせい不死ふし】

長生ながいきして死しなないこと。▽「長生ちょうせい」は長生ながいきをすることや長命ちょうめいの意い。
ちょうめい-ふうき【長命ちょうめい富貴ふうき】

長寿ちょうじゅで財産ざいさんがあり、しかも身分みぶんが高たかいこと。▽「富とみ」は財産ざいさんが多おおいこと。「貴たか」は身分みぶんが高たかいこと。高貴こうき。
としゅ-せきけい【斗酒としゅ隻せき鶏にわとり】

一いち斗との酒さけと一いち羽わの鶏にわとり。転てんじて、亡なき友人ゆうじんを哀悼あいとうし述懐じゅっかいすること。▽「斗酒としゅ」は一いち斗との酒さけ。「隻せき」は鳥とりを数かぞえる単位たんい。昔むかし、一いち斗との酒さけと一いち羽わの鶏にわとりは死者ししゃを祭まつるのに用もちいたもので、もと、魏ぎぎの曹操そうそうそうそうが友人ゆうじんの橋はし玄げんきょうげんの墓はかを祭まつったときに作つくった文ぶんにこの語かたりを用もちいたことから。
ふろう-ちょうじゅ【不老ふろう長寿ちょうじゅ】

いつまでも年としをとらず、長生ながいきすること。▽「長寿ちょうじゅ」は長生ながいき・長命ちょうめい。
ふろう-ふし【不老不死ふろうふし】

いつまでも年としをとらず、死しなないこと。いつまでも老おいることなく生いきること。
へいおん-ぶじ【平穏へいおん無事ぶじ】

変かわったこともなく穏おだやかなさま。▽「平穏へいおん」は穏おだやか、安やすらかの意い。変かわった事ことがない意いの「無事ぶじ」に「平穏へいおん」を添そえて意味いみを強調きょうちょうした語かたり。「無事ぶじ平穏へいおんぶじへいおん」ともいう。
むびょう-そくさい【無病むびょう息災そくさい】

病気びょうきせず、健康けんこうであること。元気げんきなこと。▽「無病むびょう」は病気びょうきにかかっていないこと。「息いき」はやめる、防ふせぐ意い。「息災そくさい」はもとは仏ふつの力ちからによって災害さいがい・病気びょうきなど災わざわいを除のぞく意い。転てんじて、健康けんこうで元気げんきなさまをいう。

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出典しゅってん：三省堂さんせいどう新しん明解めいかい四よん字じ熟語じゅくご辞典じてん

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