国語こくご辞書じしょの索引さくいん「ぜ」29ページ目め

ぜんりん‐くどう【全ぜん輪わ駆動くどう】

自動車じどうしゃで、すべての車輪しゃりんを駆動くどうさせる方式ほうしき。また、その車くるま。

ぜんりんこくほうき【善隣ぜんりん国宝こくほう記き】

室町むろまち中期ちゅうきの外交がいこう史書ししょ。3巻かん。瑞みず渓けい周しゅう鳳おおとり(ずいけいしゅうほう)著ちょ。文明ぶんめい2年ねん（1470）ごろ成立せいりつ。古代こだいから室町むろまち中期ちゅうきに至いたる日ひ...

ぜん‐りんしょうしけん【前ぜん臨床りんしょう試験しけん】

新薬しんやく開発かいはつの段階だんかいで、人ひとを対象たいしょうとする臨床りんしょう試験しけんの前まえに行おこなう試験しけん。動物どうぶつを使つかって有効ゆうこう性せい・安全あんぜん性せいを調しらべる。非ひ臨床りんしょう試験しけん。→動物どうぶつ実験じっけん

ぜんりん‐じ【禅林寺ぜんりんじ】

京都きょうと市し左京さきょう区くにある浄土宗じょうどしゅう西山にしやま禅林寺ぜんりんじ派はの総本山そうほんざん。山号さんごうは聖衆しょうじゅ来迎らいこう山さん。開ひらき創そうは斉ひとし衡2年ねん（855）、開山かいさんは空海くうかいの弟子でし真ま紹。以...

ぜんりんじ‐どの【禅林寺ぜんりんじ殿どの】

文ぶん永なが元年がんねん（1264）亀山天皇かめやまてんのうが母はは大宮おおみや院いんのために京都きょうと東山ひがしやまに建たてた離宮りきゅう。のち、南禅寺なんぜんじと改称かいしょうされた。

ぜん‐れい【全霊ぜんれい】

たましいのすべて。全ぜん精神せいしん力りょく。「全身ぜんしん—」「木部きべの—はただ一目いちもくで…葉子ようこの容姿ようしに吸すい込こまれてしまった」〈有島ありしま・或あるる女おんな〉

ぜん‐れい【前例ぜんれい】

１ 「先例せんれい」に同おなじ。「この種たねの事件じけんは—を見みない」 ２ 前まえにあげた例れい。

ぜんれい‐しゅぎ【前例ぜんれい主義しゅぎ】

⇒先例せんれい主義しゅぎ

ぜん‐れき【前歴ぜんれき】

今いままでの経歴けいれき。「—は問とわない」

ぜん‐れつ【全ぜん裂きれ】

［名な］(スル)葉は・萼がく(がく)・花はなびらなどの縁えんの切きれ込こみが深ふかく、基部きぶにまで達たっしていること。

ぜん‐れつ【前列ぜんれつ】

前まえの方ほうの列れつ。⇔後列こうれつ。

ぜん‐れん【前ぜん聯れん】

⇒頷聯(がんれん)

ぜん‐ろう【全労ぜんろう】

《「全国ぜんこく労働ろうどう組合くみあい同盟どうめい」の略称りゃくしょう》昭和しょうわ5年ねん（1930）日本にっぽん労働ろうどう組合くみあい同盟どうめいと労働ろうどう組合くみあい全国ぜんこく同盟どうめいとが合同ごうどうして結成けっせいした労働ろうどう組合くみあいの...

ぜんろう‐かいぎ【全労ぜんろう会議かいぎ】

《「全日本ぜんにほん労働ろうどう組合くみあい会議かいぎ」の略称りゃくしょう》昭和しょうわ29年ねん（1954）総評そうひょうを脱退だったいした右派うは系けい組合くみあいと総そう同盟どうめいが結成けっせいした労働ろうどう組合くみあいの全国ぜんこく組織そしき...

ぜん‐ろう‐さい【全労済ぜんろうさい】

消費しょうひ生活協同組合せいかつきょうどうくみあい法ほうに基もとづいて設立せつりつされた、共済きょうさい事業じぎょうを行おこなう協同きょうどう組合くみあい。生命せいめい・医療いりょう・年金ねんきん・火災かさい・自動車じどうしゃなどの共済きょうさい商品しょうひんを取とり...

ぜんろう‐れん【全労連ぜんろうれん】

「全国ぜんこく労働ろうどう組合くみあい総そう連合れんごう」の略称りゃくしょう。 《「全国ぜんこく労働ろうどう組合くみあい連絡れんらく協議きょうぎ会かい」の略称りゃくしょう》昭和しょうわ22年ねん（1947）の二に・一いちスト後ご、産別さんべつ会議かいぎ...

ぜん‐ろう‐れん【全ぜん老ろう連れん】

「全国ぜんこく老人ろうじんクラブ連合れんごう会かい」の略称りゃくしょう。

ぜん‐わ【禅話ぜんわ】

禅宗ぜんしゅうの修行しゅぎょう・教義きょうぎについての講話こうわ。

ぜん‐わん【前腕ぜんわん】

腕うでのひじから手首てくびまでの部分ぶぶん。前膊ぜんはく(ぜんはく)。

ぜん‐わん【膳ぜん椀わん】

膳ぜんと椀わん。また、食器しょっき類るいの総称そうしょう。

ぜんわん‐こつ【前ぜん腕骨わんこつ】

上肢じょうし骨こつのうち、ひじから手首てくびまでの骨ほね。小指こゆび側がわの尺しゃく骨こつと親指おやゆび側がわの橈骨(とうこつ)とからなる。

ぜんわん‐ぶち【膳ぜん椀わん淵ふち】

多おおくの膳ぜんや椀わんが必要ひつようなとき、頼たのむと貸かしてくれたという伝説でんせつ上じょうの淵ふち。返かえさない人ひとがあってから貸かさなくなったという。椀わん貸がし淵ふち...

善ぜん(ぜん)を責せめ(せ)むるは朋友ほうゆう(ほうゆう)の道みち(みち)なり

《「孟子もうし」離はなれ婁下から》善ぜんの道みちを行おこなうように勧すすめるのは、友人ゆうじんとしての大切たいせつな務つとめである。

ゼーガース

［1900〜1983］ドイツの女流じょりゅう小説しょうせつ家か。社会しゃかい主義しゅぎリアリズム文学ぶんがくの代表だいひょう者しゃ。作さく「第だい七ななの十字架じゅうじか」「死者ししゃはいつまでも若わかい...

ゼーグロッテ

オーストリア北東ほくとう部ぶ、ニーダーエスターライヒ州しゅうの町まちヒンターブリュールにある、ヨーロッパ最大さいだい級きゅうの地底ちてい湖みずうみ。もとは石膏せっこうの地ち...

ゼーゲル‐コーン

⇒ゼーゲル錐きり

ゼーゲル‐すい【ゼーゲル錐きり】

窯かまなどの炉ろ内ない温度おんどを測定そくていするのに用もちいられる、高たかさ約やく6センチの三さん角錐かくすい。アルミナその他たを、融解ゆうかいする温度おんどが異ことなるように配合はいごう...

ゼージョー‐マーケット

ミャンマー中部ちゅうぶの都市としマンダレーにある市場いちば。市街しがい中心ちゅうしん部ぶの繁華はんか街がいに位置いちする。食品しょくひん、日にち用品ようひんをはじめ、金かねの売買ばいばいをする金行かねゆきな...

ゼータ

《zero energy thermonuclear assembly》⇒ジータ

ゼータ

ギリシャ文字もじの第だい6字じ。ツェータ。

ゼータ‐かんすう【ゼータ関数かんすう】

リーマンが考察こうさつした、自然しぜん数すうnの逆数ぎゃくすうのs乗じょうの無限むげん和わ、すなわち第だいn項こうを1/n^sとする級数きゅうすう。ふつう、この級数きゅうすうはギリシャ文ぶん...

ゼーデルブローム

［1866〜1931］スウェーデンのプロテスタント神学しんがく者しゃ。分裂ぶんれつしていた教会きょうかいを統合とうごうさせ、ストックホルム教会きょうかい会議かいぎを成立せいりつ...

ゼーフェルト

オーストリア、チロル州しゅうの町まち。観光かんこう保養ほよう地ち。1964年ねんと1976年ねんに行おこなわれたインスブルック冬季とうきオリンピックの会場かいじょうにもな...

ゼーベック

［1770〜1831］ドイツの物理ぶつり学者がくしゃ。ゲッティンゲン大学だいがくで医学いがく博士はかせの学位がくいを受うけた後のち、自然しぜん科学かがくの研究けんきゅうを始はじめ、181...

ゼーベック‐けいすう【ゼーベック係数けいすう】

⇒熱ねつ電でん能のう

ゼーベック‐こうか【ゼーベック効果こうか】

2種しゅの異ことなる導線どうせんの両りょう端はしを接合はぎあわして、両りょう接合せつごう部ぶに異ことなる温度おんどを与あたえると起電きでん力りょくを生しょうじる現象げんしょう。1821年ねんドイツの物理ぶつり学者がくしゃゼー...

ゼーベック‐そし【ゼーベック素子そし】

ゼーベック効果こうかによる起電きでん力りょくを利用りようした電子でんし部品ぶひんの一ひとつ。温度おんど測定そくてい用ようの熱ねつ電でん対たいや熱ねつ電でん発電はつでんなどに利用りようされる。

ゼーマン

［1865〜1943］オランダの物理ぶつり学者がくしゃ。ゼーマン効果こうかを発見はっけん。1902年ねん、H＝A＝ローレンツとともにノーベル物理ぶつり学がく...

ゼーマン‐こうか【ゼーマン効果こうか】

強つよい磁界じかいの中なかで原子げんしを発光はっこうさせると、スペクトル線せんが数すう本ほんに分わかれる現象げんしょう。1896年ねんゼーマンが発見はっけん。

ゼーランディア‐ようさい【ゼーランディア要塞ようさい】

《Fort Zeelandia》スリナムの首都しゅとパラマリボにある要塞ようさい。スリナム川がわ沿ぞいに位置いちする。17世紀せいきにイギリス人じん...

ゼーレ

魂たましい。霊魂れいこん。精神せいしん。

ゼーロン

牧野まきの信一しんいちの短編たんぺん小説しょうせつ。昭和しょうわ6年ねん（1931）「改造かいぞう」誌しに発表はっぴょう。著者ちょしゃ中期ちゅうきの代表だいひょう作さく。