ニコライ・ベルジャーエフ

ニコライ・アレクサンドロヴィチ・ベルジャーエフ（ロシア語ご: Никола́й Алекса́ндрович Бердя́ев, ラテン文字もじ転写てんしゃ: Nikolai Alexandrovich Berdyaev 、1874年ねん3月18日にち（ユリウス暦れき3月6日にち） - 1948年ねん3月23日にち）は、ウクライナ生うまれのロシアの哲学てつがく者しゃ。もとはマルキストであったが、流刑りゅうけいを経へてキリスト教きょうに回心かいしん、ロシア革命かくめいを経へて反はん共産きょうさん主義しゅぎ者しゃとなる。

ニコライ・ベルジャーエフ
Nikolai Aleksandrovich Berdyaev

ニコライ・ベルジャーエフ（1920年ねん頃ごろ）
生誕せいたん	(1874-03-18) 1874年ねん3月18日にち ロシア帝国ていこく、キエフ県けん
死没しぼつ	1948年ねん3月23日にち(1948-03-23)（74歳さい没ぼつ） フランス
時代じだい	19世紀せいき哲学てつがく 20世紀せいき哲学てつがく
地域ちいき	西洋せいよう哲学てつがく ロシア フランス
学派がくは	ドイツ観念論かんねんろん
研究けんきゅう分野ぶんや	神学しんがく 歴史れきし哲学てつがく 政治せいじ哲学てつがく
主おもな概念がいねん	歴史れきし的てきなもの
影響えいきょうを受うけた人物じんぶつ フョードル・ドストエフスキー イマヌエル・カント ヤーコプ・ベーメ
影響えいきょうを与あたえた人物じんぶつ オルダス・ハクスリー リヒャルト・クローナー

キエフ県けんの軍人ぐんじん貴族きぞくの家系かけいに生うまれる。母方ははかたの祖母そぼはフランス人じんであり、家庭かていではフランス語ふらんすごが話はなされた。1894年ねんキエフ大学だいがくに入学にゅうがく、マルクスの影響えいきょうを受うけ、革命かくめい思想しそうに動うごかされる。1900年ねん革命かくめい分子ぶんしと見みられ、ロシア北方ほっぽうヴァログダに三さん年間ねんかん流刑りゅうけいされる。

1903年ねん釈放しゃくほうされるとドイツに遊あそぶ。1904年ねんペテルスブルクで雑誌ざっし「生なまの問題もんだい」の発刊はっかん者しゃの1人ひとりとなり、この頃ころキリスト教きりすときょうへ回心かいしんする。1909年ねん友人ゆうじんたちと論文ろんぶん集しゅう「道標どうひょう」を刊行かんこう。1911年ねんイタリア滞在たいざい中ちゅうに『創造そうぞうの意味いみ』を執筆しっぴつ、1916年ねんモスクワで刊行かんこう。ロシア革命かくめいに対たいして精神せいしん的てきな抵抗ていこうを続つづけ、論文ろんぶんでボルシェヴィキを批判ひはん。1919年ねんモスクワに「精神せいしん文化ぶんかのための自由じゆうアカデミー」を開ひらく。『歴史れきしの意味いみ』、『ドストエフスキーの世界せかい観かん』はこの時ときのノートをもとに海外かいがい追放ついほう後ご刊行かんこう。1920年ねんモスクワ大学だいがくに哲学てつがくおよび歴史れきし学がくの教授きょうじゅとして招聘しょうへいされる。

1922年ねん二に回かい捕とらえられたのち共産きょうさん主義しゅぎの精神せいしん的てき反対はんたい者しゃとして国外こくがい追放ついほうされる。ベルリンに滞在たいざいし、宗教しゅうきょう哲学てつがくのアカデミーを開ひらく。1923年ねん『歴史れきしの意味いみ』(1925年ねん独どく訳やく)が刊行かんこうされ、大おおきな反響はんきょうを呼よぶ。1924年ねんにパリに移うつり近郊きんこうクラマールで文筆ぶんぴつ活動かつどうを続つづけ、その著作ちょさくは各国かっこく語ごに訳やくされた。

主要しゅような思想しそう

ロシア在住ざいじゅう時じのベルジャーエフ（1910年ねん頃ころ撮影さつえい）

ニコライ・ベルジャーエフはもともと宗教しゅうきょうを反対はんたいして無む神かみ論ろんの共産きょうさん主義しゅぎを深ふかく信しんじていたが、実際じっさいにソ連それん共産党きょうさんとう支配しはい下かの生活せいかつを体験たいけんした後のち、思考しこうを大おおきく変かわって、共産きょうさん主義しゅぎの不条理ふじょうりさや弱点じゃくてんにおいて強烈きょうれつ的てきな批判ひはんをした。彼かれは共産きょうさん主義しゅぎに対たいして深刻しんこくな考察こうさつ力りょくを持もち、「共産きょうさん主義しゅぎは20世紀せいきの邪教じゃきょう」という理論りろんを提唱ていしょうしていた。

彼かれは「共産きょうさん主義しゅぎ国家こっか」と「キリスト教きょう系けいの邪教じゃきょう団体だんたい」が極きめに似にていることを指摘してきし、この二ふたつの組織そしきの共通きょうつう点てんは以下いかのように：

1. 苦難くなんに遭あった人達ひとたちに一切いっさい助たすけなく、科学かがく的てきな思考しこうも教おしえなく、ただ彼かれらに「愛国心あいこくしんを持もて、仕事しごとをして待まつと、あなたの苦難くなんがいつか消きえ、あなたの国くには平等びょうどうで幸福こうふく的てきな社会しゃかいになれる」と言いい続つづけること。しかし、いつこの幸福こうふくの日ひが来くるか、共産党きょうさんとう政府せいふは一いち度どもハッキリ言いえなく、ずっと誤魔化ごまかしている。
2. マルクス、レーニンおよびほかの共産きょうさん主義しゅぎの領袖りょうしゅうを「宗教しゅうきょうの教皇きょうこう」のように神格しんかく化かさせ、この国くにの体制たいせいはすべて「彼かれらへの個人こじん崇拝すうはい」を中心ちゅうしんにする。
3. 共産きょうさん主義しゅぎの領袖りょうしゅうが書かいた書物しょもつを「宗教しゅうきょうの聖書せいしょ」のように絶対ぜったい正ただしいものと看做みなし、自分じぶんの領袖りょうしゅう・党とう・理論りろん・国家こっかへの批判ひはん言論げんろんを一切いっさいに削除さくじょ、封鎖ふうさ、また禁止きんしする。
4. 階級かいきゅう社会しゃかい・資本しほん主義しゅぎ・宗教しゅうきょう迷信めいしん・搾取さくしゅ剥へず削そぎなどの不平等ふびょうどう的てきな行為こういは「全ぜん人類じんるいの原罪げんざい」に等ひとしく、共産きょうさん主義しゅぎの書物しょもつをきちんと勉強べんきょうすれば、または領袖りょうしゅうの言葉ことば通どおりに動うごけば、その原罪げんざいを浄化じょうかできる。
5. 共産きょうさん主義しゅぎを信しんじない資本しほん主義しゅぎや有神論ゆうしんろんの者ものたちを全部ぜんぶ「異教徒いきょうと」として認定にんていされ、彼かれらに伝つて教きょうして共産きょうさん主義しゅぎの信者しんじゃに転換てんかんさせるか、それとも彼かれらの命いのちそのものを消けすか、この二ふたつの選択肢せんたくししかない。
6. 本国ほんごくが定さだめていた共産きょうさん主義しゅぎ理論りろんは唯一ゆいいつ正ただしい物ものだと宣伝せんでんする。同おなじ共産きょうさん主義しゅぎを信しんじている他ほかの国くにを自分じぶんの同胞どうほうと看做みなすが、「正統せいとう信仰しんこうから離はなれた迷まよい子ご」と思おもい込こみ、本国ほんごくは教師きょうしのような立場たちばで、ほかの共産きょうさん主義しゅぎ国こくを生徒せいとのように教おしえ改あらためるべき。本国ほんごく以外いがいの共産きょうさん主義しゅぎ理論りろんや領袖りょうしゅう宗教しゅうきょうを、異端いたんのように扱あつかえる。

などを挙あげていた。ニコライは共産きょうさん主義しゅぎの理論りろんがユダヤ教きょうの「至福しふく千せん年ねん王国おうこく説せつ」、キリスト教きりすときょうの「末日まつじつ救世主きゅうせいしゅ思想しそう」、白人はくじん至上しじょう主義しゅぎの「唯一ゆいいつ選民せんみん思想しそう」など、三みっつの教義きょうぎを意図いと的てきに融合ゆうごうさせて作つくった物ものだと指摘してきした。

文明ぶんめい社会しゃかい論ろん

共産きょうさん主義しゅぎ以外いがい、欧米おうべい社会しゃかいの至いたるところに存在そんざいする問題もんだいも考察こうさつし、様々さまざまな問題もんだい提起ていきを行おこなった。

歴史れきし哲学てつがく

ベルジャーエフは、「人間にんげんは歴史れきしの中なかで生いきている事ことと同時どうじに、歴史れきしも人間にんげんの中なかに伸のばしている」とする。各個かっこの人間にんげんは、世界せかい全体ぜんたいと過去かこのすべての偉大いだいな歴史れきし的てき時代じだいが反映はんえいされたミクロコスモスであるというのである。

彼かれは過去かこ、現在げんざい、未来みらいを分割ぶんかつして考かんがえることを批判ひはんする。そのような歴史れきし観かんは刹那せつなの連続れんぞくに過すぎず、本来ほんらい実在じつざい的てきな＜歴史れきし的てきなもの＞が否定ひていされてしまう。＜歴史れきし的てきなるもの＞の体得たいとくのためには過去かこから連つらなる「伝統でんとう」と「記憶きおく」が重視じゅうしされる。民族みんぞくの記憶きおくと象徴しょうちょう的てき伝統でんとうの中なかに開示かいじされる内的ないてき生命せいめいが歴史れきしに意味いみを与あたえるのである。

進歩しんぽ主義しゅぎ批判ひはん

「進歩しんぽの理論りろんは、過去かこと現在げんざいを犠牲ぎせいにして未来みらいを神化しんかする」、したがって進歩しんぽ主義しゅぎは「未来みらいによる過去かこの永遠えいえんの破壊はかい、後続こうぞくの世代せだいによる先行せんこうの世代せだいの永遠えいえんの抹殺まっさつである」、そして「進歩しんぽの宗教しゅうきょうは死しの宗教しゅうきょう」として批判ひはん、「進歩しんぽの宗教しゅうきょう」に対たいして次つぎの2つの反駁はんばくを行おこなっている。第だい1に、到来とうらいすると信仰しんこうする未来みらいの一部いちぶの人間にんげんのために、それ以前いぜんのすべての人間にんげんを犠牲ぎせいにしても正義せいぎであるとする思想しそうは、人間にんげんの道徳どうとくに照てらして正当せいとう化かできるのか。第だい2に、未来みらいの世よが過去かこの世代せだいより高たかいところに位置いちする「完全かんぜん」への進歩しんぽなど果はたしてありうるのか。

人権じんけん、国民こくみん主権しゅけん批判ひはん

また、フランス人権じんけん宣言せんげんが義務ぎむというものを忘却ぼうきゃくしていると批判ひはん、人権じんけんに否定ひてい的てきである。また「国民こくみん主権しゅけんは人間にんげん主権しゅけんである。人間にんげん主権しゅけんはその限度げんどを知しらない。そして、人間にんげんの自由じゆうと権利けんりを侵犯しんぱんする」として、国民こくみん主権しゅけんも批判ひはんしている。

日本語にほんご訳やく：著作ちょさく一覧いちらん

単たん著ちょ

• 『ドストイェフスキイの世界せかい観かん』（香こうやつ島とう次郎じろう訳わけ 朱雀すざく書林しょりん、1941年ねん）
• 『歴史れきしの意味いみ』（宮崎みやざき信彦のぶひこ訳わけ 畝傍うねび書房しょぼう、1942年ねん）
• 『近代きんだい世界せかいに於おける人間にんげんの運命うんめい』（菅かん支ささえ那な子こ訳わけ 新教しんきょう出版しゅっぱん社しゃ、1946年ねん）
• 『マルクス主義まるくすしゅぎと宗教しゅうきょう』（宮崎みやざき信彦のぶひこ訳やく 慶けい友とも社しゃ、1951年ねん）
• 『ドストイェーフスキイの世界せかい観かん』（三宅みやけ賢けん訳わけ パンセ書院しょいん、1952年ねん）
• 『マルクス主義まるくすしゅぎと宗教しゅうきょう』（宮崎みやざき信彦のぶひこ訳やく 創はじめ元もと文庫ぶんこ：創つく元もと社しゃ、1953年ねん）
• 『現代げんだいの終末しゅうまつ』（荒川あらかわ龍彦たつひこ訳わけ 三笠みかさ文庫ぶんこ：三笠みかさ書房しょぼう、1953年ねん）
• 『愛あいと実存じつぞん―霊れいの国くにとカイザルの国くに』（野口のぐち啓あきら祐ゆう訳わけ 筑摩書房ちくましょぼう、1954年ねん）、遺稿いこう
• 『孤独こどくと愛あいと社会しゃかい』（氷上ひかみ英えい廣ひろ訳わけ 現代げんだい教養きょうよう文庫ぶんこ：社会しゃかい思想しそう社しゃ、1954年ねん）
• 『現代げんだいの終末しゅうまつ』（荒川あらかわ龍彦たつひこ訳やく 創はじめ元もと文庫ぶんこ：創つく元もと社しゃ、1954年ねん）
• 『キリスト教きょうと階級かいきゅう闘争とうそう』（宮崎みやざき信彦のぶひこ訳やく フォルミカ選書せんしょ・創そう文ぶん社しゃ、1955年ねん）
• 『ドストイェフスキイの世界せかい観かん』（宮崎みやざき信彦のぶひこ訳やく 黎明れいめい書房しょぼう、1955年ねん）
• 『新あたらしい時代じだいの転機てんきに立たちて 現代げんだい世界せかいの危機ききとロシアの使命しめい』（石塚いしづか経雄つねお訳わけ 理想りそう社しゃ、1957年ねん）
• 『現代げんだいにおける人間にんげんの運命うんめい』（野口のぐち啓あきら祐ゆう訳やく 現代げんだい教養きょうよう文庫ぶんこ：社会しゃかい思想しそう社しゃ、1957年ねん）
• 『現代げんだいの終末しゅうまつ』（荒川あらかわ龍彦たつひこ訳やく 現代げんだい教養きょうよう文庫ぶんこ：社会しゃかい思想しそう社しゃ 1958年ねん）
• 『真理しんりとは何なにか 真理しんりと啓示けいじ』（鈴木すずき康司こうじ訳わけ 理想りそう社しゃ、1959年ねん）
• 『ドストエフスキーの世界せかい観かん』（宮崎みやざき信彦のぶひこ訳やく 「ドストエフスキー全集ぜんしゅう 別巻べっかん」 筑摩書房ちくましょぼう、1964年ねん）
• 『ロシヤ思想しそう史し』（田口たぐち貞夫さだお訳わけ ぺりかん双書そうしょ8・ぺりかん社しゃ、1974年ねん）
• 『ドストエフスキーの世界せかい観かん』（斎藤さいとう栄治えいじ訳やく 哲学てつがく思想しそう名著めいちょ選せん：白水しろみず社しゃ、1978年ねん）
• 『ロシヤ思想しそう史し』（田口たぐち貞夫さだお訳やく 新装しんそう版ばん・ぺりかん社しゃ、1982年ねん）
• 『孤独こどくと愛あいと社会しゃかい』（氷上ひかみ英えい廣ひろ訳やく 哲学てつがく思想しそう名著めいちょ選せん：白水しろみず社しゃ、1982年ねん）
• 『霊的れいてき終末しゅうまつ論ろん』（永淵ながふち一郎いちろう訳わけ 八幡やはた書店しょてん、1989年ねん）
• 『ドストイェフスキイの世界せかい観かん』（香こうやつ島とう次郎じろう訳わけ、「ドストエフスキイ文献ぶんけん集成しゅうせい14」大空おおぞら社しゃ、1996年ねん）、朱雀すざく書林しょりん版ばんを復刻ふっこく
• 『歴史れきしの意味いみ』（氷上ひかみ英えい廣ひろ訳やく イデー選書せんしょ：白水しろみず社しゃ、1998年ねん）、大木おおき英夫ひでお解説かいせつ
• 『ドストエフスキーの世界せかい観かん』（斎藤さいとう栄治えいじ訳やく 白水しろみず社しゃ、2009年ねん）

共著きょうちょ

• 『深ふかき淵ふちより――ロシア革命かくめい批判ひはん論ろん文集ぶんしゅう2』（長縄ながなわ光男みつお・御子柴みこしば道夫みちお監訳かんやく、現代げんだい企画きかく室しつ、1992年ねん）
• 『現代げんだいキリスト教きりすときょう思想しそう叢書そうしょ7　ベルジャーエフ／マルセル』（田口たぐち義弘よしひろ・木村きむら守雄もりお・西谷にしたに裕ひろし作さく訳やく、白水しろみず社しゃ、1974年ねん）- 『真理しんりと啓示けいじ』・『キリスト教きょうと反はんユダヤ主義しゅぎ』を収おさむむ。

著作ちょさく集しゅう

• 『ベルジャーエフ著作ちょさく集しゅう』（白水しろみず社しゃ、1960年ねん-1966年ねん）- 数すう度ど重版じゅうはん
  • 1巻かん『歴史れきしの意味いみ 人間にんげん運命うんめいの哲学てつがくの試こころみ』（氷上ひかみ英えい廣ひろ訳やく）
  • 2巻かん『ドストエフスキーの世界せかい観かん』（斎藤さいとう栄治えいじ訳わけ）
  • 3巻かん『人間にんげんの運命うんめい 逆説ぎゃくせつ的てき倫理りんり学がくの試こころみ』（野口のぐち啓あきら祐ゆう訳やく）
  • 4巻かん『孤独こどくと愛あいと社会しゃかい』（氷上ひかみ英えい廣ひろ訳やく）
  • 5巻かん『精神せいしんと現実げんじつ 神人しんじん的てき精神せいしんの基礎きそ』（南原なんばら実みのる訳わけ）
  • 6巻かん『神かみと人間にんげんの実存じつぞん的てき弁証法べんしょうほう・霊れいの国くにとカイザルの国くに』 （小池こいけ辰雄たつお・野口のぐち啓あきら祐ゆう訳やく）
  • 7巻かん『ロシア共産きょうさん主義しゅぎの歴史れきしと意味いみ』 （田中たなか西二郎せいじろう・新谷しんたに敬たかし三郎さぶろう共とも訳やく）
  • 8巻かん『わが生涯しょうがい 哲学てつがく的てき自叙伝じじょでんの試こころみ』 （志波しば一いち富とみ・重原しげはら淳郎じゅんろう共とも訳やく）

• 『ベルジャーエフ著作ちょさく集しゅう』（行路こうろ社しゃ、1985年ねん-1994年ねん）
  ※全ぜん11巻かん・別巻べっかん1予定よていだったが未み完結かんけつ。
  • 2巻かん『新あらたな宗教しゅうきょう意識いしきと社会しゃかい性せい』（青山あおやま太郎たろう訳わけ）
  • 4巻かん『始はじめ源げんと終末しゅうまつ 終末しゅうまつ論ろん的てき形而上学けいじじょうがくの試こころみ』（峠とうげ尚武なおたけ・的場まとば哲朗てつろう訳わけ、1985年ねん）
  • 4巻かん『創造そうぞうの意味いみ 弁べん人じん論ろんの試こころみ』（青山あおやま太郎たろう訳やく、1990年ねん）
  • 8巻かん『共産きょうさん主義しゅぎとキリスト教きょう』（峠とうげ尚武なおたけ訳やく）

関連かんれん項目こうもく

• ウラジーミル・ソロヴィヨフ - ベルジャーエフに大おおきな影響えいきょうを与あたえた19世紀せいきのロシア人じん哲学てつがく者しゃ。
• パーヴェル・エフドキーモフ - ベルジャーエフから大おおきな影響えいきょうを受うけた亡命ぼうめいロシア人じん・正せい教徒きょうとであり神学しんがく者しゃ。
• ゲオルギイ・フロロフスキイ - ベルジャーエフを批判ひはんし、またベルジャーエフから批判ひはんされた、正せい教徒きょうとであり神学しんがく者しゃ。亡命ぼうめいロシア人じん。