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バドミントン - Wikipedia

バドミントン

ラケットを使つかはねのついたコックをうスポーツ

バドミントンえい: badminton 英語えいご発音はつおん: [ˈbædmɪntən])は、ネットをへだててふたつにけられたコートの両側りょうがわにプレーヤーが位置いちし、シャトル(シャトルコック)をラケット使つかってい、得点とくてんきそうネットがたスポーツである。あやまって「バミントン」とばれることがおおいが、まさしくは「バミントン (badminton)」である。また、打球だきゅう最速さいそく初速しょそく565km/hであり、最速さいそくスポーツとしてギネスブック認定にんていされている[1]はねだま(うきゅう)としょうする場合ばあいもある[2][3]。「バドミントン」の名前なまえイギリス貴族きぞくボーフォート公爵こうしゃくサマセット邸宅ていたくバドミントン・ハウス英語えいごばん由来ゆらいする[4]

バドミントン
男子だんしダブルスのバドミントンの試合しあい
統括とうかつ団体だんたい 世界せかいバドミントン連盟れんめい
通称つうしょう バド
起源きげん 17世紀せいき
特徴とくちょう
身体しんたい接触せっしょく
選手せんしゅすう 1人ひとりまたは2人ふたり
男女だんじょ混合こんごう ゆう
カテゴリ 屋内おくない競技きょうぎ
ボール シャトル(シャトルコック)
実施じっしじょうきょう
オリンピック 1992ねん-
テンプレートを表示ひょうじ
バドミントンのコート
奥行おくゆき:13.4m
はば:6.1m(ダブルス)、5.18m(シングルス)
ネットのたかさ:ネットポストの部分ぶぶんで1.55m、中央ちゅうおうで1.524m
バドミントンが登場とうじょうする、1854ねんえがかれた漫画まんが

競技きょうぎにはっきゅう使つかわれないが、球技きゅうぎ分類ぶんるいされる。また、シャトルコックのことを「たま」とぶ。

特徴とくちょう

編集へんしゅう
  • 半球はんきゅうじょうコルク水鳥みずとりひとしはね接着せっちゃくざいなどで固定こていした『シャトル(シャトルコック)』をう。近年きんねんは、プラスチックせいやナイロンの合成ごうせいだま使つかうこともあるが、大会たいかいなどの公式こうしきせんでは使つかわれない。
  • 球技きゅうぎなか打球だきゅう初速しょそくがもっともはやいことで、ギネスブック認定にんていされている。スマッシュ初速しょそくは、最速さいそく時速じそく493kmにたっする。また打球だきゅう相手あいてコートにとどくまでに空気くうき抵抗ていこうけて急激きゅうげき速度そくど低下ていかするため、初速しょそくおわりそくいちじるしいことも特徴とくちょうである。
  • 身体しんたいてきにはシャトルやラケットが軽量けいりょうであるためテニスくら筋力きんりょく影響えいきょうすくないが、相手あいてとの距離きょりちか球速きゅうそくはやいため、フットワーク動体どうたい視力しりょく重要じゅうようとなる。また、緩急かんきゅう使つかけるさまざまなショット技術ぎじゅつ必要ひつようである。距離きょりみじかいが素早すばやうごつづけることから持久じきゅうりょく必要ひつようとなる。
  • 心理しんりてきには対戦たいせん相手あいてとのき、ダブルスの場合ばあいはペアとのコンビネーションなどの要素ようそからむが、球速きゅうそく距離きょりにより判断はんだんのための時間じかんみじかいため、状況じょうきょう素早すばや判断はんだんする必要ひつようがある。
  • ふう影響えいきょう非常ひじょうけやすい、強風きょうふうのプレーは非常ひじょう困難こんなんである。公式こうしき試合しあいでは建物たてものり、空調くうちょう停止ていしさせる。
  • レクリエーションとしては、スマッシュを使つかわなければ球速きゅうそくおそはねにより滞空たいくう時間じかんながいため、瞬発しゅんぱつりょく動体どうたい視力しりょくはさほど必要ひつようとされず、気軽きがるたのしむことができる。テニスとくらべるとたまかるいため筋力きんりょく必要ひつようとされず、卓球たっきゅうくらべてもたま挙動きょどう安定あんていしている。
 
バドミントンのコートと各線かくせん名称めいしょう

試合しあい進行しんこう

編集へんしゅう
  • プレーがはじまるまえに「サービスをするかレシーブをするか」または「コートのどちらのエンドをえらぶか」の選択せんたくけんをトスによってめる。トスにったサイドがさきにどちらかをえらび、けたサイドは、のこりから選択せんたくする。国際こくさい大会たいかいではコイントスをおこなうが、日本にっぽんでは、一般いっぱんじゃんけんとうめられる場合ばあいがある。
  • 試合しあいは、シングルス、ダブルスともに、2ゲーム先取せんしゅの3ゲームマッチ。それぞれラリーポイントの21てん先取せんしゅしたがわが1ゲームを[5]。ただし20-20になった場合ばあい延長えんちょうとなり、以降いこうどちらかが2てんをつけるか、もしくは30てんたっするまでおこなわれる。すなわち、29-29となった場合ばあいつぎ得点とくてんしたがわがそのゲームをることになる。
  • すべてのラリーはサービスからはじめる。サービスは、トスの直後ちょくごのぞいて1つまえのラリーにったサイドがおこなう。よって、だい2ゲームとだい3ゲームのはじめは、直前ちょくぜんのゲームの勝者しょうしゃサイドがおこなう。
  • シングルス、ダブルスともに、1ゲーム終了しゅうりょうごとにチェンジエンド(プレイするコートのエンド交換こうかん)をおこなう。3ゲームまで試合しあいつづいた場合ばあい、2ゲーム終了しゅうりょう直後ちょくごのチェンジエンドにくわえ、どちらかが11てん先取せんしゅしたときに、チェンジエンドをおこなう。
  • められた相手あいてコートないにシャトルをとすか、相手あいてがフォルト(反則はんそく)をられた場合ばあい、1てんる。
  • 主審しゅしん判定はんていは、最終さいしゅうてきなもので、質問しつもんゆるされても抗議こうぎみとめられない。
  • サービスでは、シャトルのだいたなければならない。
  • ラケットでたれる瞬間しゅんかん、シャトル全体ぜんたいが115cm以下いかたなければならない。
  • サービスをおこなうときに両足りょうあし地面じめんからはなしてはならない。
  • サーバーは、コートのラインないでサービスをおこなう。
  • 意図いとてきにサービスをおくらせてはならない。
  • 空振からぶりをしてはならない。
  • シングルスでは内側うちがわのサイドラインを使用しようし、ダブルスでは外側そとがわのサイドラインを使用しようする。
  • サービスは、サーバーから対角線たいかくせんがわのコートにつ。このとき、シングルスではショートサービスラインからバックバウンダリーライン、ダブルスではショートサービスラインからダブルスようのロングサービスラインのあいだにシャトルが落下らっかするよう、それぞれたなければならない。

サービス位置いち

編集へんしゅう
シングルス
  • サービスがわ点数てんすう偶数ぐうすう(0てんふくむ)のときは、右側みぎがわから対角線たいかくせんがわへサービスをおこなう。サービスがわ点数てんすう奇数きすうのときは、左側ひだりがわから対角線たいかくせんがわへサービスをおこなう。
  • 以降いこう得点とくてんしたがわがサービスをおこなう(点数てんすう偶数ぐうすうのときは右側みぎがわから、奇数きすうのときは左側ひだりがわから)。
ダブルス
  • ゲーム開始かいし(0てんは、右側みぎがわ選手せんしゅ右側みぎがわから対角線たいかくせんがわへサービスをおこなう。
  • サービスがわ得点とくてんした場合ばあいおな選手せんしゅ左右さゆうえて、対角線たいかくせんがわへサービスをおこなう。
  • レシーブがわ得点とくてんした場合ばあい、レシーブがわあらたにサービスをおこなう。ペアの点数てんすう偶数ぐうすうのときはレシーブ右側みぎがわにいた選手せんしゅ右側みぎがわから対角線たいかくせんがわへサービスをおこない、ペアの点数てんすう奇数きすうのときは左側ひだりがわにいた選手せんしゅ左側ひだりがわから対角線たいかくせんがわへサービスをおこなう。
以上いじょうをまとめると、点数てんすう偶数ぐうすうのときは右側みぎがわ選手せんしゅが、奇数きすうのときは左側ひだりがわ選手せんしゅがサービスをおこない、連続れんぞくしてサービスをおこなうことになった場合ばあい左右さゆうおな選手せんしゅがサービスをおこなう。

インターバル

編集へんしゅう
  • かくゲームどちらかの点数てんすうが11てんたっしたときは60びょう以内いない、ゲームとゲームのあいだには120びょう以内いないのインターバルをとることができる。
  • かくインターバル以外いがいでコートがいることは、故障こしょうとうのやむをない場合ばあいのぞき、基本きほんてきみとめられない。ただしあせいたり、破損はそんしたラケットを交換こうかんすることはみとめられる。

審判しんぱん

編集へんしゅう

主審しゅしん

編集へんしゅう
  • 線審せんしんがジャッジできなかった場合ばあいにインかアウトの判断はんだんをする。
  • サービスの場合ばあい「サービスオーバー」とコールする。
  • 「サービスオーバー」とは、サーブがわるという意味いみあらわす。

線審せんしん

編集へんしゅう
  • インかアウトの判断はんだんをする。
  • インの場合ばあいしゅをあげるが、アウトの場合ばあい両手りょうてひろげておおきいこえで「アウト」とう。

得点とくてん

編集へんしゅう
  • 0は、「ラブ」といいあらわす。たとえば、1てんどちらかがはいり、0たい1になったら「ワンラブ」とう(1以降いこう英語えいごう)。
  • 3たい1から3たい2になった場合ばあいは、おおきいほう数字すうじではなく「トゥースリー」と、得点とくてんはいったほうさきう。
  • 1たい1と同点どうてんになった場合ばあいは、「ワンオール」と、2かい数字すうじを「オール」とう。
  • サーブけんわった場合ばあいは「サービスオーバー」という言葉ことばのち得点とくてんう。

バドミントンで使用しようされる用具ようぐ以下いかとおりである。とくことわりがないかぎり、競技きょうぎようのものについてべる。

シャトル(シャトルコック)

編集へんしゅう
 
バドミントンのシャトル

はね羽根はね)」または「シャトル」とばれることがおおい。シャトルコックという名前なまえ以前いぜんにわとり(コック)のはねつくられていたころの名残なごりである。現在げんざい試合しあいだま練習れんしゅうだまにおいてもにわとり羽根はねのシャトルはほとんど使つかわれていない。競技きょうぎ規則きそくには、シャトルコックではなく、シャトルと記載きさいされている[6]

  • 競技きょうぎようしゅとして使用しようされているものは、おも食用しょくようガチョウはねはねじくつよく、丈夫じょうぶなかでもれつ風切かざきりという部位ぶい最適さいてき)とコルクからつくられていて、かくはね樹脂じゅしかためられている。安価あんかなシャトルはアヒルはねによってつくられているものもある。卓球たっきゅう、テニスボールのように羽根はね蛍光けいこうしょく着色ちゃくしょくしたものもナイロンせいではふるくからあったが、最近さいきんではとりはねせいのものでも存在そんざいする。また動体どうたい視力しりょくきたえる練習れんしゅうだまとして、くろガチョウの羽根はね使用しようしたシャトルも一部いちぶメーカーが販売はんばいしている。
  • コルク部分ぶぶん羽根はねみ、じくいとめたあと、接着せっちゃくざい固定こていする。
  • 1ほんでもはねれればただしい軌道きどうばなくなる。最近さいきんでは、練習れんしゅうようはねだけ部分ぶぶんてき交換こうかんできるものも販売はんばいされている。一般いっぱんこわれたシャトルは、ノック練習れんしゅうとうでボロボロになるまでさい利用りようされたあと、廃棄はいきされる。かつて、経済けいざいてきくるしいチームは、ニカワ・木工もっこうようボンドなどで補強ほきょう再生さいせいして使用しようしていた。
  • 気温きおん湿度しつど変化へんかによる空気くうき抵抗ていこうにより、距離きょり変化へんかしやすい。具体ぐたいてきには、気温きおんたか湿度しつどひくいときはよくび、ぎゃく気温きおんひく湿度しつどたかいときはばなくなる。バドミントンの試合しあいまえ温度おんどなどをはかり、つねおなびのシャトルでプレーできるように、おな銘柄めいがらのシャトルでも距離きょりちがうものが数種類すうしゅるいずつ製造せいぞうされている。
  • かつては、選手せんしゅはね内側うちがわにラケットのグリップエンドや自分じぶんひじみ、はね外側そとがわひろげ、改造かいぞうする行為こうい場面ばめんられた。これは、シャトルがぎる場合ばあい空気くうき抵抗ていこう故意こいげ、標準ひょうじゅんのフライトにちかづけるためである。
  • 価格かかくは、安価あんかなもので1きゅうすうじゅうえんほど、さい高級こうきゅうひんでは1きゅう400えんちかいものもある。1ダース単位たんいつつじょうのケースにはいった状態じょうたいられている。おおくのメーカーでは、使用しようするはね種類しゅるいや、しつなどにより、こまかく等級とうきゅうさだめており、おおきな価格かかくがある。
  • 世界せかいのシャトルの9わり以上いじょう中国ちゅうごく生産せいさんされている。
  • 材料ざいりょう(ガチョウ、アヒルのはね)と生産せいさん中国ちゅうごく)の関係かんけいで、2005ねんから2006ねんとりインフルエンザ流行りゅうこうしたさいには、現地げんち食用しょくようガチョウが大量たいりょう処分しょぶんされた。その影響えいきょうかくメーカーが販売はんばい価格かかく値上ねあげした。
  • こう品質ひんしつのシャトルとそうでないものとでは、飛行ひこう精度せいど強度きょうどおおきくことなる。

規格きかく規定きてい

編集へんしゅう
  • 重量じゅうりょうやく5g、ながやく10cm。羽根はね枚数まいすうは16まい羽根はね先端せんたん(コルクとはぎゃくがわ)は5mmから6mmで、円形えんけいでなければならない。コルクの直径ちょっけいは35mmから28mmで、さきまるくすると規定きていされている。
  • 日本にっぽんバドミントン協会きょうかいでは、「だい一種いっしゅ検定けんてい合格ごうかくだま」「だいしゅ検定けんてい合格ごうかくだま」という等級とうきゅうさだめている。「だい一種いっしゅ検定けんてい合格ごうかくだま」とは、日本にっぽんバドミントン協会きょうかい主催しゅさいする大会たいかいおよびその予選よせん使用しようできるシャトルコックであり、 「だいしゅ検定けんてい合格ごうかくだま」とは、日本にっぽんバドミントン協会きょうかい加盟かめい団体だんたい単独たんどく開催かいさいする競技きょうぎ大会たいかい使用しようみとめられているシャトルである。
  • だい一種いっしゅ検定けんてい合格ごうかくだま」をさらに厳密げんみつけると、全国ぜんこく大会たいかい国体こくたい競技きょうぎ使用しようできる「だい一種いっしゅ合格ごうかく水鳥みずとりシャトル」と、開催かいさい都道府県とどうふけん協会きょうかい使用しようできる「だい一種いっしゅ合格ごうかく水鳥みずとりシャトル開催かいさい選択せんたくひん」がある。2006年度ねんど、「だい一種いっしゅ合格ごうかく水鳥みずとりシャトル」には6メーカー6銘柄めいがら、「だい一種いっしゅ合格ごうかく水鳥みずとりシャトル開催かいさい選択せんたくひん」には17メーカー22銘柄めいがら認定にんていされた。

ナイロンせいシャトル

編集へんしゅう

1980年代ねんだい日本にっぽんでは、中学生ちゅうがくせい大会たいかいとう費用ひよう問題もんだいからナイロンシャトルが公式こうしき採用さいようされていたが、打球だきゅうかんなどが羽毛うもうだまことなりかるいことや、いずれ世界せかい目指めざすジュニア選手せんしゅは、はやくから羽毛うもうだましたしんだほう育成いくせいにつながること、また、最近さいきんでは安価あんか羽毛うもうだまおお販売はんばいされていることから、現在げんざい試合しあいでも練習れんしゅうでもほとんど使つかわれていない。しかし、寒冷かんれいなどでは検定けんていより温度おんどがるため使用しようされている。

ただし、前述ぜんじゅつとりインフルエンザとう影響えいきょうから、すうじゅうねんには水鳥みずとり羽根はね安定あんていした供給きょうきゅうのぞめなくなることが示唆しさされており、また高価こうかなシャトルの使用しよう新規しんきプレイヤー獲得かくとくさまたげとなっているという意見いけんもあることから、将来しょうらいてきにナイロンなどの人工じんこう素材そざいシャトルを公式こうしきだまとして使用しようすることになる可能かのうせいがある。

ナイロンせい羽毛うもうだまくらべ、減速げんそく度合どあいがひくい(ぎる)傾向けいこうがあり、羽毛うもうだまくら若干じゃっかん放物線ほうぶつせんちがいがある。誕生たんじょうからすうじゅうねん経過けいかしており、長年ながねん製造せいぞう技術ぎじゅつ開発かいはつりょく羽毛うもうだま類似るいじさせることは可能かのうおもわれるが、ナイロンせいへの移行いこうすすんでいないのが現状げんじょうである。

ヨネックスでは安価あんか耐久たいきゅうせいたかいナイロンせいをスマッシュのみなど消耗しょうもうしやすい用途ようと使つかうなど、特性とくせいかした練習れんしゅうメニューを公開こうかいしている[7]

バドミントンのラケットは、テニススカッシュのそれとおなじように、フレームにストリング(ガット)をったフェースとばれる部分ぶぶんたま構造こうぞうとなっている。以前いぜんはフレーム部分ぶぶん木製もくせいでたいへんおもく、木材もくざいゆがみを防止ぼうしするために、使用しよう専用せんよう器具きぐ固定こていしておかなければならなかった。ストリングには動物どうぶつ内臓ないぞうなど(通常つうじょうヒツジのちょう、ストリングの別名べつめいのガット(英語えいご内臓ないぞう)の語源ごげんでもある)が使つかわれていた。今日きょうでは技術ぎじゅつ進歩しんぽにより、以下いかのようになっている。

  • 全長ぜんちょうで680mm以内いないはばは230mm以内いない規定きていされており[8]、そのうちヘッド部分ぶぶんながさ330mm以内いないはば230mm以内いないとされている[8]
  • カーボン繊維せんい中心ちゅうしんに、ふくあい素材そざいとしてチタンなどの金属きんぞく使つかわれている。後者こうしゃおもにラケットヘッドのねじれを低減ていげんしたり、重量じゅうりょうバランスを調整ちょうせいしたりする用途ようともちいられる場合ばあいおおい。ケブラーなどの素材そざい使つかわれているものもある。
  • 木製もくせい金属きんぞくせい→カーボンせい材質ざいしつ軽量けいりょうこう弾性だんせいしたことで、選手せんしゅのフォームがかた中心ちゅうしんとしたスイングから手首てくびゆび使つかうものへと変化へんかし、その結果けっか打球だきゅうやゲーム展開てんかい高速こうそくした。また、ストリングをこうテンション(りのつよさ)でれるようになった。
  • ヘッドとシャフトをつなぐ部分ぶぶんをスロートという[8]金属きんぞくせいのラケットはヘッドとシャフトが別々べつべつになっているものがおおく、そのようなものはTがた部品ぶひん固定こていされている。フレームとシャフトが異種いしゅ素材そざいであるものも同様どうようである。ただしこのようなラケットは、消耗しょうもうとともにけやすくなる。
  • 従来じゅうらいたまごがたのヘッドのラケットのほかに、ヘッドの形状けいじょうをやや四角よつかどがた成型せいけいし、中央ちゅうおうのストリングスがなが部分ぶぶんやすことで、スイートスポットとばれる快適かいてきつことができる部分ぶぶんひろげたラケットが、かくメーカーで製造せいぞうされている。現在げんざいでは、後者こうしゃがむしろ主流しゅりゅうとなりつつある。
  • 近年きんねんナノテクノロジーチタン合金ごうきん採用さいようしたこう反発はんぱつ軽量けいりょうなラケットも登場とうじょうしている。

ストリング(ガット)

編集へんしゅう
  • ストリングがってある部分ぶぶんをストリングド・エリアという。ストリングド・エリアの部分ぶぶんおおきさは、たて280mm以内いないよこ220mm以内いない規定きていされている[8]。ただし、ストリングスをってひろがったエリアのはばが35mm以内いないで、ストリングド・エリアのたてながさが330mm以内いないになっているという条件じょうけんたしているときにかぎり、ストリングスをスロート部分ぶぶんひろげてることがみとめられている[8]
  • ナイロンなどの化学かがく繊維せんいこまかくんだものがおももちいられ、金属きんぞくおんちかたか打球だきゅうおんこのむプレーヤーのためチタンなどの金属きんぞく素材そざい配合はいごうしたものも販売はんばいされている。
  • ストリングのテンションはひくくて20ポンドじゃくたかくて30ポンドきょう(YONEX最高さいこう35lbs)である。こうテンションでると打球だきゅうおんがよくなり、インパクトのブレがすくなくなるためコントロールせい向上こうじょうするが、ある程度ていどパワーや技術ぎじゅつがはければシャトルがばなくなり(スイートスポットせまくなる)、またひじなどへの反動はんどうおおきくなるため、上級じょうきゅうしゃほどこうテンションでったラケットを使つか傾向けいこうがある。ただしプレースタイルにもよる。
  • ストリングは基本きほんてき縦糸たていと横糸よこいとともに22ほんずつであり、縦糸たていと左右さゆう最後さいご一本いっぽんあなグロメットホール)を一本いっぽんばしてとおす。ただし検定けんていひんでない安価あんかなラケットの場合ばあいはストリングの本数ほんすうがいい加減かげんなものもある。ヨーロッパのラケットで日本にっぽん進出しんしゅつしたもので縦横じゅうおう24ほんずつのものもある(検定けんていひん)。

ハンドル(グリップ)

編集へんしゅう
  • おおくは木製もくせいで、それを土台どだいとしてシャフトをみ、くぎ固定こていしてある。
  • ハンドル(にぎ部分ぶぶん)にはほとんどの場合ばあい合成ごうせいレザーのグリップテープが最初さいしょからかれている。ただしグリップ性能せいのう問題もんだいからそのままの状態じょうたい使用しようするプレーヤーはすくなく、レザーのうえにポリウレタンとうでできた別売べつうりのグリップテープ(オーバーグリップ)をかさねてひとおおい。
オーバーグリップ
編集へんしゅう

オーバーグリップは、大別たいべつしてポリウレタンせいのものとタオル地たおるじのものとに大別たいべつされる。

ポリウレタンせい
よくびるためふとさの調節ちょうせつもしやすく、のりなどは使つかわずにテープいちまい固定こていできることからえも手軽てがるであるため、おおくのプレーヤーが使用しようしている。なかにはフィットかんたかめるために、ウレタンの凸凹おうとつがついているものもある。
タオル地たおるじ
表面ひょうめんがタオルじょうぬのうら両面りょうめんテープがついており、それをハンドル部分ぶぶんけて使用しようする。あせをよくうため、のひらにあせをよくかくじんこのんで使つかう。また使つかっているうちに、タオルがかたちになじんでくるてんこのまれている。ただし使つかっているうちにかたくなるので、耐久たいきゅうせいめんではポリウレタンせいおとるが、グリップパウダーを使用しようすると改善かいぜんされることがおおい。

ウェア(ユニフォーム)

編集へんしゅう

バドミントン競技きょうぎは、うごきがはげしく、また、それによりおおくの発汗はっかんともなうため、伸縮しんしゅくせい吸湿きゅうしつせいそく乾性かんせい防臭ぼうしゅうせいなどがすぐれた高機能こうきのう素材そざいのウェアがこのまれ、えらばれている。

ウエアのいろ制限せいげんはない[9]以前いぜん白地しろじでなければならないなどのルールがあったため、非常ひじょう地味じみでファッションせいとぼしいウェアがおおかったが、規制きせい緩和かんわされたことでカラフルなウェアを使用しようでき、使用しようしている選手せんしゅおおくいる。ただし、日本にっぽん国内こくない公式こうしき大会たいかいでは日本にっぽんバドミントン協会きょうかい検定けんてい審査しんさ合格ごうかくひん着用ちゃくようすることとされている[9]

2000年代ねんだい初頭しょとうまではショートパンツはぜんファスナーつきのものがおおかったが、現在げんざいはジャージ形式けいしきのものが主流しゅりゅうである。

ウエア前面ぜんめんには1ぎょう文字もじれつ(チームめいまたはスポンサーめいのいずれか)と番号ばんごう表示ひょうじ背番号せばんごう同一どういつとすること)がみとめられている[9]

ウエア背面はいめんには3ぎょうまでの文字もじれつ表示ひょうじみとめられており、プレイヤーめい、チームめい、スポンサーめい都道府県とどうふけんめい表示ひょうじできるが、これらは項目こうもくごとにべつくだり表示ひょうじしなければならずどういちぎょうことなる項目こうもくならべてはならない[9]背番号せばんごう(2けた以内いない)は文字もじれつ中央ちゅうおう表示ひょうじしなければならない[9]

各行かくこう文字もじれつはウエアの前面ぜんめん背面はいめんともにたかさ6~10cm、よこ30cm以内いないでなければならない[9]

ウエアの左右さゆうえり左右さゆうそで前面ぜんめんけい5かしょ)のいずれか3かしょにはスポンサーロゴ、チームめい、プレーヤーめい1個いっこずつ表示ひょうじすることができる(メーカーロゴはそのかずふくまれない)[9]

バドミントンはストップ&ダッシュの連続れんぞくでフットワークの技術ぎじゅつ特殊とくしゅであるため、ほとんどの場合ばあい専用せんよう屋内おくないようシューズを使用しようする。とくかかと部分ぶぶんのショック吸収きゅうしゅうせいと、左右さゆううごきでしょうじるズレやつぶれなどにたいするつよさに重点じゅうてんいているものがおおい。特徴とくちょうとして、ほかのスニーカーにられない「シャンク」という合成ごうせい樹脂じゅしせいのパーツがソールにまれており、一般いっぱんてきくつわれる「り」(かえり)がよくなるように設計せっけいされており、ソールをただけでそれとかる。

技術ぎじゅつ

編集へんしゅう
 
1.ヘアピン 2.ロブ 3.ドロップ4.ハイクリア5.スマッシュ

バドミントンにおいて必要ひつよう技術ぎじゅつは、ラケットでシャトルを技術ぎじゅつ(ラケットワーク)と、無駄むだのないうごきで素早すばやいつくための技術ぎじゅつ(フットワーク)である。

優秀ゆうしゅう選手せんしゅとしては、素早すばや反射はんしゃ神経しんけい素早すばや連動れんどうせいすぐれた柔軟じゅうなんせい十分じゅうぶん肺活量はいかつりょうつよ筋力きんりょく必要ひつようだ。[10]

バドミントンの誕生たんじょう

編集へんしゅう

諸説しょせつあるものの、もっとも有力ゆうりょくとされているせつつぎとおり。もともとはイギリス植民しょくみん時代じだいインドプーナ1830年代ねんだいおこなわれていた、かわたまをラケットでネットしにう「プーナ(Poona)」というあそびを、インドがえりのアメリカじん兵士へいし(イギリスじんとインドじん混血こんけつともわれる)が1873ねん本国ほんごくつたえたのがはじまりとされる。その兵士へいしは、プーナを紹介しょうかいするためにシャンパンせんとり羽根はねしたものをもちい、それをテニスラケットでってせたという。紹介しょうかいされたのがイギリスのグロスタシャーにあるボーフォート公爵こうしゃくサマセット邸宅ていたくバドミントン・ハウス英語えいごばんであったため、バドミントンという名称めいしょうがついた(ただし、1870年代ねんだいにはかなりすすんだバドミントンルールが存在そんざいしたことなどから、この起源きげんせつたいし、疑問ぎもんものすくなくない。スポーツの起源きげんというものは往々おうおうにして脚色きゃくしょくされがちである)。いずれにせよ、現在げんざい国際こくさいてき流行りゅうこう下地したじつくったのはイギリスである[11]

イギリスにはバトルドア・アンド・シャトルコックという、シャトルコックにたまあそびが、プーナ伝来でんらいよりもまえからつたわっている。その競技きょうぎ性質せいしつや、名前なまえなどから、バトルドア・アンド・シャトルコックが次第しだいにバドミントンへと変化へんかしていったというせつ信憑しんぴょうせいたかい。初期しょきのバドミントンはバドミントン・バトルドアとしょうしていることも、このせつうらづける。

1895ねんごろのアメリカでは、YMCAからインドに派遣はけんされていたマッコノーイによりミントン(minton)とばれるバドミントンに類似るいじした5にんせいのスポーツが紹介しょうかいされていた。ウィリアム・G・モーガンはこれをもとにミントネット(Mintonette)というボールをうスポーツを考案こうあん、これはバドミントンやテニスなどのルールをれた球技きゅうぎで、のちバレーボール命名めいめいされた。

様々さまざませつがあるが、1860年代ねんだい-1870年代ねんだいごろにインドから紹介しょうかいされたスポーツをもとにイギリスで普及ふきゅうした。

そのルール統一とういつ必要ひつようせいから、1893ねんイギリスにバドミントン協会きょうかい誕生たんじょう。プレーする人数にんずうや、コートのひろさ、マッチまでの得点とくてんなどが様々さまざまだったが、これ以後いご、ルールの統一とういつすすんでいく。当時とうじのバドミントンは、バックバウンダリーラインから、ネットにけてせまくなっていく、バスケットボールのフリースローレーンのようなかたちのコートを2つわせたようなかたちであった。これは、バドミントンそうがそのような形状けいじょうであったから、というのが定説ていせつである。

1899ねんにはロンドンだいいちかい全英ぜんえいオープンおこなわれ、1921ねんカナダ1930ねんデンマークオランダフランスにバドミントン協会きょうかい設立せつりつされ、そして1934ねん世界せかいバドミントン連盟れんめい誕生たんじょうした。

1972ねんミュンヘンオリンピックにて公開こうかい競技きょうぎとしておこなわれたのち、そのつぎモントリオールオリンピックから正式せいしき競技きょうぎになるとの観測かんそくがあったが、中国ちゅうごく脱退だったいするなどして国際こくさいバドミントン連盟れんめい分裂ぶんれつする事態じたいこり、えとなったことがある。

オリンピックほう注目ちゅうもくされがちだが、オリンピックや世界せかい選手権せんしゅけんよりも上記じょうき全英ぜんえいオープンくにべつ対抗たいこう団体だんたいせんトマスはいユーバーはいほうなが歴史れきし伝統でんとうほこる。

各国かっこくでの普及ふきゅう

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イギリスから世界せかいひろまった競技きょうぎであるためきゅう植民しょくみんイギリス連邦れんぽう)で普及ふきゅうしており、コモンウェルスゲームズにもふくまれている。このほかにもデンマークオランダ、そのきゅう植民しょくみんでもおこなわれており、植民しょくみんおお東南とうなんアジアでは人気にんきたかい。とくにオランダりょうだったインドネシアでは国技こくぎであり、オリンピック獲得かくとくしたメダルの半分はんぶん以上いじょうがバドミントンによるものである。日本にっぽん中国ちゅうごく韓国かんこくなど1950年代ねんだいから競技きょうぎ本格ほんかくしたくにからもトップ選手せんしゅ誕生たんじょうしており、アジアでは人気にんきスポーツとなっている。一方いっぽう、イギリスをふく欧米おうべいではデンマークとオランダ以外いがいでは人気にんき低迷ていめい選手せんしゅそううすく、2016ねんリオデジャネイロオリンピック開幕かいまく時点じてんでの女子じょしシングルス世界せかいランキングの上位じょうい25以内いないアジア国籍こくせき選手せんしゅは4にん1人ひとり香港ほんこん出身しゅっしん)という状況じょうきょうであるなど、近年きんねん国際こくさい大会たいかいではイギリス、デンマーク、オランダ、スペイン以外いがいはアジアぜい上位じょういめている。

日本にっぽん

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日本にっぽんでは1921ねん横浜よこはまYMCA体育たいいく主事しゅじをしていた広田ひろたけんさと名誉めいよ主事しゅじのアメリカじんスネードから用具ようぐ一式いっしき寄贈きぞうされたことがはじまりとされている。広田ひろたはその在日ざいにち欧米おうべいじんよりバドミントンについてまなび、1933ねん横浜よこはまYMCAの体育たいいく活動かつどうれ、1937ねんにはバドミントンクラブを設置せっちしたとわれる。

そのだい世界せかい大戦たいせんのために普及ふきゅう活動かつどう停滞ていたいするが、1946ねん終戦しゅうせん早々そうそう各地かくちのYMCAなどのクラブチームはバドミントンを再開さいかいした。同年どうねん11月2にち日本にっぽんバドミントン協会きょうかい設立せつりつされる。1948ねんだい1かい全日本ぜんにほん総合そうごうバドミントン選手権せんしゅけん大会たいかい開催かいさい日本にっぽん体育たいいく協会きょうかい参加さんか1949ねんだい4かい国民こくみん体育たいいく大会たいかい競技きょうぎ種目しゅもくとなり、1950ねんだいいちかい全日本ぜんにほん学生がくせいバドミントン選手権せんしゅけん開催かいさい1951ねんだい1かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう体育たいいく大会たいかいバドミントン競技きょうぎ大会たいかい開催かいさいだい1かい実業じつぎょうだんバドミントン選手権せんしゅけん開催かいさい1952ねん国際こくさいバドミントン連盟れんめい加盟かめいし、急速きゅうそくにバドミントンは普及ふきゅうする。

1954ねん男子だんしチームがはつ国際こくさい大会たいかいとなるだい3かいトマスはい大会たいかいアジア地区ちく予選よせん出場しゅつじょうした。女子じょしチームは湯木ゆぎ博恵ひろえなどを中心ちゅうしん1965ねん-1966ねん1968ねん-1969ねん1971ねん-1972ねん1977ねん-1978ねん1980ねん-1981ねんに、もっとも権威けんいある国際こくさい大会たいかいひとつであるユーバーはい優勝ゆうしょうするという快挙かいきょげた。また、公開こうかい競技きょうぎとしておこなわれた1972ねんミュンヘンオリンピックにおいて女子じょしシングルスに出場しゅつじょうした中山なかやま紀子のりこきんメダル、湯木ゆぎ博恵ひろえどうメダルを獲得かくとく。さらに1988ねんソウルオリンピックにおいて女子じょしシングルスに出場しゅつじょうした北田きただスミ子すみこ男子だんしダブルスに出場しゅつじょうした松野まつの修二しゅうじ松浦まつうらすすむペアがどうメダルを獲得かくとくしている。

1992ねんバルセロナオリンピックにて正式せいしき種目しゅもくとして採用さいようされてからはしばらくメダルを獲得かくとくできなかったが、2008ねん北京ぺきんオリンピック女子じょしダブルスに出場しゅつじょうしたすえつな聡子さとこ前田まえだよしじゅんペア(スエマエ)がベスト4りをたすと、2012ねんロンドンオリンピックどう種目しゅもく出場しゅつじょうした藤井ふじい瑞希みきかきがんれいけいペア(フジカキ)がぎんメダルを獲得かくとく。そして、2016ねんリオデジャネイロオリンピック高橋たかはしあやはな松友まつともよし佐紀さきペア(タカマツ)がオリンピックで日本にっぽんはつきんメダルを獲得かくとくした。

社会しゃかいじん大会たいかいとしてはバドミントンS/Jリーグがある。

近年きんねんのバドミントン

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1972ねんミュンヘンオリンピック1988ねんソウルオリンピックでは、公開こうかい競技きょうぎとしておこなわれた。1992ねんバルセロナオリンピックより正式せいしき競技きょうぎ種目しゅもくとして採用さいようされた(混合こんごうダブルスは1996ねんのアトランタ大会たいかいから)。国際こくさいバドミントン連盟れんめい(IBF)は、オリンピック種目しゅもくとしてのこることを視野しやに、2000ねんから 7てん5ゲーム・サイドアウトせい試行しこうはじめた。この得点とくてんシステムは2002ねん6がつ見直みなおされ、もとの15てん女子じょしシングルスは11てん)3ゲーム・サイドアウトせいもどされた。2003ねん3がつに、イングランドのびかけでひらかれた IBF臨時りんじ総会そうかいでは、9てん5ゲームせい女子じょし種目しゅもく混合こんごうダブルスの11てん3ゲームせい(いずれもサイドアウトせい)などが検討けんとうされたが、ふたたきゅうルールにもど結末けつまつむかえた。2005ねんは、IBFの提案ていあんにより、ラリーポイントせいについて、実験じっけんてき採用さいようおこなわれたとしとなった。2006ねん5がつ6にち、トマスはいユーバーはい開催かいさいちゅう日本にっぽん東京とうきょうひらかれた IBF年次ねんじ総会そうかいにおいて、21てんラリーポイントせい得点とくてんシステムが加盟かめい各国かっこく理事りじ満場一致まんじょういっち支持しじされ、IBFの世界せかいランキング大会たいかいは、これでおこなわれることが正式せいしき決定けっていした。

2006ねん9がつ国際こくさいバドミントン連盟れんめいは、世界せかい選手権せんしゅけん開催かいさいちゅうのスペインのマドリードでひらかれた臨時りんじ総会そうかいにおいて、名称めいしょうを「世界せかいバドミントン連盟れんめい(Badminton World Federation)」に変更へんこうすることをめ、発表はっぴょうした。

屋内おくない競技きょうぎではあるがシャトルは非常ひじょうかるいため、バレーボールなどでは無視むしできる空調くうちょうよわふう室温しつおんにも影響えいきょうける。このためプロ選手せんしゅ競技きょうぎ会場かいじょうおおきさやこうからの距離きょり設定せってい温度おんどによる変化へんか把握はあくするため、事前じぜん入念にゅうねんなチェックをおこなうようになった[12]屋内おくない空気くうき効率こうりつてき調整ちょうせいでき、ていコストなバドミントンようのエアドーム(air dome)も発明はつめいされた。[13]

障害しょうがいしゃスポーツ(パラスポーツ)として、バドミントンから派生はせいしたパラバドミントンがある。パラバドミントンは、2020ねん東京とうきょうパラリンピックからパラリンピック正式せいしき種目しゅもく採用さいようされることになった[14]

主要しゅよう大会たいかい

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国際こくさい大会たいかい

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全国ぜんこく大会たいかい

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脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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  1. ^ クレイグ・グレンディ ちょ『ギネス世界せかい記録きろく2015』(角川かどかわアスキー総合そうごう研究所けんきゅうじょ参照さんしょう
  2. ^ [1]
  3. ^ [2]
  4. ^ もりまもる 1987, p. 103.
  5. ^ 基本きほんルールをっていればもっとバドミントンがたのしくなる!”. 【SPAIA】スパイア (2016ねん10がつ11にち). 2020ねん11月19にち閲覧えつらん
  6. ^ 日本にっぽんバドミントン協会きょうかい世界せかいバドミントン連盟れんめい競技きょうぎ規則きそく参照さんしょう
  7. ^ 水鳥みずとりシャトルコック・ナイロンシャトルコック併用へいよう練習れんしゅうマニュアル - ヨネックス
  8. ^ a b c d e 公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽんバドミントン協会きょうかい観戦かんせん&プレーでやくつ! バドミントンのルール 審判しんぱん基本きほん実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、2016ねん、23ぺーじ
  9. ^ a b c d e f g 公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽんバドミントン協会きょうかい観戦かんせん&プレーでやくつ! バドミントンのルール 審判しんぱん基本きほん実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、2016ねん、25ぺーじ
  10. ^ How fit must you be for badminton?” (英語えいご). Life. 2023ねん11月16にち閲覧えつらん
  11. ^ 『「先生せんせいなぜですか」ネットがた球技きゅうぎへん 0のことをなぜラブとぶの?』(稲垣いながき正浩まさひろ=編著へんちょ大修館書店たいしゅうかんしょてん)※バドミントンの項目こうもく奈良なら重幸しげゆき=ちょ
  12. ^ バド奥原おくはら希望きぼう空調くうちょうからながれるふう入念にゅうねん確認かくにん - アジア大会たいかい - スポーツ : 日刊にっかんスポーツ
  13. ^ Air Dome for Badminton - Liri Air Dome” (英語えいご). 2023ねん11月16にち閲覧えつらん
  14. ^ バドミントン(東京とうきょう2020パラリンピック競技きょうぎ大会たいかい公式こうしきwebサイト)”. 東京とうきょうオリンピック・パラリンピック競技きょうぎ大会たいかい組織そしき委員いいんかい. 2021ねん6がつ3にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • もりまもる英国えいこく貴族きぞく おくれてきた公爵こうしゃく大修館書店たいしゅうかんしょてん、1987ねんISBN 978-4469240979 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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団体だんたい

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