(Translated by https://www.hiragana.jp/)
パラリンピック - Wikipedia
Wikipedia

パラリンピック

障害しょうがい者しゃのための総合そうごうスポーツ大会たいかい

曖昧さ回避 「スペシャルオリンピックス」あるいは「デフリンピック」とは異ことなります。

パラリンピック（英語えいご: Paralympic Games）は、国際こくさいパラリンピック委員いいん会かい（英語えいご: International Paralympic Committee、略称りゃくしょう: IPC）が主催しゅさいする身体しんたい障害しょうがい者しゃ（肢体したい不自由ふじゆう（上肢じょうし・下肢かしおよび欠損けっそん、麻痺まひ）、脳性のうせい麻痺まひ、視覚しかく障害しょうがい、知的ちてき障害しょうがい）を対象たいしょうとした世界せかい最高峰さいこうほうの障害しょうがい者しゃスポーツの総合そうごう競技きょうぎ大会たいかい。オリンピックと同おなじ年ねんに同おなじ場所ばしょで開催かいさいされる。2004年ねんのアテネ大会たいかいから夏季かきオリンピックと共同きょうどうの開催かいさい組織そしき委員いいん会かいが運営うんえいする。

パラリンピック
開始かいし年ねん 夏季かき大会たいかい: 1960年ねん
冬季とうき大会たいかい: 1976年ねん
主催しゅさい 国際こくさいパラリンピック委員いいん会かい（IPC）
公式こうしきサイト
www.paralympic.org
テンプレートを表示ひょうじ

概要がいよう

オリンピックと同時どうじ開催かいさいされるため障害しょうがい者しゃのオリンピックとも呼よばれるが、選手せんしゅ団だんの地域ちいき分わけはオリンピックと異ことなっており、フェロー諸島しょとうのようにオリンピックへの単独たんどく出場しゅつじょうが認みとめられていない[1]自治領じちりょうなどでも個別こべつに選手せんしゅ団だんを結成けっせいすることができる[2]。

パラリンピックはIPCの登録とうろく商標しょうひょうであり、各国かっこくに委員いいん会かいを設もうけ、商標しょうひょうの保全ほぜんを義務付ぎむづけている。日本にっぽんにおいては、元もと厚生こうせい労働省ろうどうしょう所管しょかんであった公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽん障害しょうがい者しゃスポーツ協会きょうかい（以下いかJPSA）の下したに日本にっぽんパラリンピック委員いいん会かい（以下いかJPC）が設立せつりつされ、商標しょうひょう保護ほごに努つとめるとともに、日本にっぽん選手せんしゅ団だんの派遣はけん事業じぎょうを行おこなっている。日本にっぽん国内こくないにおいて「パラリンピック」という文言もんごんを使用しようするためには、日本にっぽん障さわがい者しゃスポーツ協会きょうかいの承認しょうにんを必要ひつようとし、オフィシャルサポーターと呼よばれるスポンサー契約けいやくを結むすぶ必要ひつようがある。なお、文字数もじすうの関係かんけいで『パラ』と省略しょうりゃくしたり[3]、『パラ五輪ごりん』と記載きさいするメディアも存在そんざいする[4]。

オリンピックの直後ちょくごに同おなじ場所ばしょで開催かいさいするというIPCの戦略せんりゃくが奏功そうこうし、格段かくだんにマスコミに取とり上あげられる率りつが高たかく、数かずある「障害しょうがい者しゃスポーツ大会たいかい」の中なかで、現在げんざい、最もっとも知名度ちめいどが高たかくなり商業しょうぎょう的てきにも成功せいこうをおさめつつある。また、開始かいし当初とうしょは車椅子くるまいす使用しよう者しゃのために実施じっしされてきた大会たいかいが、その他たの障害しょうがい者しゃにも拡大かくだいされていった大会たいかいで、同おなじ障害しょうがい者しゃスポーツの競技きょうぎ大会たいかいではあるが、デフリンピック（聴覚ちょうかく障害しょうがい者しゃ）や、スペシャルオリンピックス（知的ちてき障害しょうがい者しゃ）とは、別べつの理念りねんと歴史れきしが存在そんざいしている。

日本にっぽんでは、ながらく厚生こうせい労働省ろうどうしょう所管しょかんとなっていたが文部もんぶ科学かがく省しょうに移管いかんされ、オリンピックとの一元化いちげんかが図はかられることとなった（「福祉ふくし」から「スポーツ」へ節ふし参照さんしょう）。

詳細しょうさいは「障害しょうがい者しゃスポーツ」を参照さんしょう

歴史れきし

20世紀せいき初頭しょとうから、散発さんぱつ的てきな障害しょうがい者しゃスポーツの大会たいかいは記録きろくされているが、当とう大会たいかいの起源きげんとされているのは、1948年ねん7月がつ28日にち、ロンドンオリンピック開会かいかい式しきと同日どうじつに、イギリスのストーク・マンデビル病院びょういんで行おこなわれたストーク・マンデビル競技きょうぎ大会たいかいとされる。これは、戦争せんそうで負傷ふしょうした兵士へいしたちのリハビリテーションとして「手術しゅじゅつよりスポーツを」の理念りねんで始はじめられたものである。

ストーク・マンデビル病院びょういんには、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんで脊髄せきずいを損傷そんしょうした軍人ぐんじんのリハビリのための科かが専せん門もんにあり、ドイツから亡命ぼうめいしたユダヤ系けい医師いしルートヴィヒ・グットマンの提唱ていしょうにより、この日ひ、車椅子くるまいす使用しよう入院にゅういん患者かんじゃ男子だんし14人にん、女子じょし2人にんによるアーチェリー競技きょうぎ会かいが行おこなわれた。この競技きょうぎ会かいは当初とうしょ、純然じゅんぜんたる入院にゅういん患者かんじゃのみの競技きょうぎ大会たいかいであったが、毎年まいとし開催かいさいされ続つづけ、1952年ねんには国際こくさい大会たいかいとなり、第だい1回かい国際こくさいストーク・マンデビル競技きょうぎ大会たいかいが開催かいさいされた[注ちゅう 1]。

1960年ねんには、グットマンを会長かいちょうとした国際こくさいストーク・マンデビル大会たいかい委員いいん会かいが組織そしきされ、この年としのオリンピックが開催かいさいされたローマで、第だい9回かい国際こくさいストーク・マンデビル競技きょうぎ大会たいかいが開催かいさいされた。この大会たいかいは現在げんざい、第だい1回かいパラリンピックと呼よばれている。

第だい2回かい大会たいかいは、1964年ねんにこの年としの夏季かきオリンピックが開催かいさいされた東京とうきょうで、第だい13回かい国際こくさいストーク・マンデビル競技きょうぎ大会たいかいが行おこなわれた。大会たいかいは2部ぶ構成こうせいで、第だい1部ぶが国際こくさいストーク・マンデビル競技きょうぎ大会たいかい、第だい2部ぶは全すべての身体しんたい障害しょうがいを対象たいしょうにした日本人にっぽんじん選手せんしゅだけの国内こくない大会たいかいとして行おこなわれた。現在げんざい、国際こくさい的てきには第だい1部ぶのみがパラリンピック東京とうきょう大会たいかいとされているが、日本にっぽん国内こくないでは第だい2部ぶの国内こくない大会たいかいを合あわせて呼よばれることがある。

当とう大会たいかいをオリンピック開催かいさい都市としと同一どういつ都市としで行おこなう方式ほうしきは、東京とうきょう大会たいかい後ごは定着ていちゃくせずいったん中断ちゅうだんすることとなり[注ちゅう 2]、1972年ねんのハイデルベルク大会たいかいで復活ふっかつする。

1976年ねん、国際こくさいストーク・マンデビル競技きょうぎ連盟れんめいと国際こくさい身体しんたい障害しょうがい者しゃスポーツ機構きこうとの初はつの共催きょうさいでトロント大会たいかいが開催かいさいされ、同年どうねん、第だい1回かい冬季とうき大会たいかい、エンシェルツヴィーク大会たいかいも開催かいさいされた。

1984年ねんのニューヨーク・ストークマンデビル大会たいかいは当初とうしょアメリカの2都市としでの開催かいさい予定よていであったが、諸しょ事情じじょうにより2国こく開催かいさいとなり、同年どうねん6月17日にちから6月30日にちまでアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのニューヨーク州しゅうニューヨーク、同年どうねん7月がつ22日にちから8月がつ1日にちまでイギリスのバッキンガムシャーストーク・マンデヴィルで開催かいさいされた。

1988年ねん、ソウル大会たいかいより、正式せいしき名称めいしょうが「パラリンピック」となった。また、国際こくさいオリンピック委員いいん会かい（以下いかIOC）が当とう大会たいかいに直接ちょくせつ関かかわる初はじめての大会たいかいともなり、この大会たいかいからは再ふたたび夏季かきオリンピックとの同一どういつ地ち開催かいさいが復活ふっかつした。なお、冬季とうき大会たいかいが冬季とうきオリンピックと同どう一いち都市としで開催かいさいされるようになるのは、1992年ねんのアルベールビル冬季とうき大会たいかいからである。

1989年ねんにはIPCが設立せつりつされ、これ以後いご、継続けいぞくした大会たいかい運営うんえいが行おこなわれるようになった。IPC本部ほんぶは、ドイツのボンに置おかれている。

1998年ねん長野ながのパラリンピックにおいてクロスカントリースキー種目しゅもくだけだが初はじめて知的ちてき障害しょうがい者しゃの参加さんかが認みとめられ、その後ごの種目しゅもく採用さいようの拡大かくだいが期待きたいされた。

2000年ねんシドニーオリンピック時ときにIOCとIPCとの間あいだで正式せいしきに協定きょうていが結むすばれ、オリンピックに続つづいて開催かいさいされることと、IPCからのIOC委員いいんを選出せんしゅつすることが両者りょうしゃ間あいだで約束やくそくされ、オリンピック開催かいさい都市としでの開催かいさいが正式せいしきに義務ぎむ化かされた。一方いっぽうで、長野ながの大会たいかいで参加さんかを認みとめられた知的ちてき障害しょうがい者しゃについて夏季かき大会たいかいでも数すう種目しゅもくを採用さいようされたが、その内うちのバスケットボールの試合しあいでスペインチームが複数ふくすうの健常けんじょう者しゃを紛まぎれこませて金きんメダルを攫さらう不正ふせい行為こういが発覚はっかくした。これにより、スペインは金きんメダルを剥奪はくだつされ、それ以降いこうの全すべての大会たいかい・参加さんか種目しゅもくにおいて、知的ちてき障害しょうがい者しゃが一時いちじ参加さんか出来できなくなった。

2001年ねんにはIPCとIOCは、スイスのローザンヌで合意ごうい文書ぶんしょに調印ちょういんし、オリンピックとの連携れんけいを強化きょうかした。2008年ねん夏季かき大会たいかい（北京ぺきん）、2010年ねん冬季とうき大会たいかい（バンクーバー）から運営うんえい・経済けいざい両面りょうめんにおいてもIOCはIPCを支援しえん。また、構成こうせいや保護ほごを強化きょうかするとともに、組織そしき委員いいん会かいはオリンピックの組織そしき委員いいん会かいに統合とうごうされることになった。

2012年ねんロンドンパラリンピックでは、陸上りくじょう競技きょうぎと水泳すいえい、卓球たっきゅうの3競技きょうぎで、シドニー大会たいかい以降いこう参加さんか出来できなくなっていた知的ちてき障害しょうがい者しゃが12年ねん振ふりに復帰ふっきし、2016年ねんリオデジャネイロパラリンピックでも引ひき続つづき実施じっしされた。その反面はんめん、2014年ねんソチパラリンピック、2018年ねん平たいら昌あきらパラリンピックには知的ちてき障害しょうがい者しゃは参加さんかしていない。

名称めいしょう

パラリンピックの語かたりは、元々もともと、パラプレジア（Paraplegia、対たい麻痺まひ（脊髄せきずい損傷そんしょう等ひとしによる下半身かはんしん麻痺まひ））+オリンピック（Olympic）の造語ぞうごであったとされる。IPCによると、ストーク・マンデビル競技きょうぎ大会たいかいを指さして"Paralympic"の語かたりを使用しようしたことが最初さいしょに確認かくにんできるのは、1953年ねんのイギリスの新聞しんぶんの見出みだしであるが、その名称めいしょうの由来ゆらいは不明ふめいである[5]。

国際こくさいストーク・マンデビル大会たいかいには、各かく大会たいかいにおいて「愛称あいしょう」が付つけられることがあり、1964年ねんの第だい13回かい国際こくさいストーク・マンデビル大会たいかい（東京とうきょう大会たいかい）では「パラリンピック」の名称めいしょうが考案こうあんされ、大会たいかいのポスター等とうにも使用しようされた。1976年ねんのトロント大会たいかいでは、脊髄せきずい損傷そんしょう者しゃに加くわえ視覚しかく障さわがい者しゃと切断せつだんの選手せんしゅが出場しゅつじょうしたことから、「Olympiad for the Physically Disabled」や、「Torontolympiad（トロントリンピアード）」などの名称めいしょうが使用しようされた[6][7]。

IOCは、1985年ねんに「パラリンピック」を大会たいかい名めいとして用もちいることを正式せいしきに認みとめた[注ちゅう 3]。同時どうじに、既すでに半身不随はんしんふずい者しゃ以外いがいの身体しんたい障害しょうがい者しゃも参加さんかする大会たいかいとなっていたことから、大会たいかい名めいの意味いみを「ギリシャ語ごのパラ（Para、（英語えいごのパラレル（平行へいこう）の語源ごげん）+オリンピック（Olympic Games）」とし、「もう一ひとつのオリンピック」として再さい解釈かいしゃくすることとした。これに伴ともない、1988年ねんのソウル大会たいかいから、「パラリンピック」が正式せいしき名称めいしょうとなるとともに、1960年ねんのローマ大会たいかい以後いごの国際こくさい大会たいかいを、遡及そきゅう的てきに「パラリンピック」と表記ひょうきすることになった。

シンボル

詳細しょうさいは「パラリンピックシンボル」を参照さんしょう
 
パラリンピックの旗はた

大会たいかいの象徴しょうちょうであるマーク（パラリンピックシンボル）は、人間にんげんの最もっとも大切たいせつな3つの構成こうせい要素ようそ「心こころ（スピリット）・肉体にくたい（ボディ）・魂たましい（マインド）」を赤あか・青あお・緑みどりの三さん色しょくで表あらわしている。

1988年ねんのソウル大会たいかいで初はじめてこの旗はたが使つかわれたときには、青あお・赤あか・黒くろ・緑みどり・黄きの5色しょくであったが、オリンピック旗はたと区別くべつするために、1994年ねんリレハンメル大会たいかいから3色しょくの旗はたに変更へんこうされた。そして、2004年ねんアテネ大会たいかいの閉幕へいまく時じからは3代目だいめ、2022年ねん北京ぺきん大会たいかい（ただし2020年ねん東京とうきょう大会たいかいで一部いちぶ先行せんこう使用しよう）からは4代目だいめとなるロゴに変更へんこうされ、現在げんざいに至いたっている。ちなみに、2008年ねん北京ぺきん大会たいかいでは、シンボルの形かたち・色いろは同おなじであるが、3色しょくの意味いみを中国ちゅうごく式しきに赤あかを天てん、青あおを地ち、緑みどりを人ひととしていた[8]。

シンボルの変遷へんせん
  •  
    1988年ねん - 1994年ねん
  •  
    1994年ねん - 2004年ねん
  •  
    2004年ねん - 2019年ねん
  •  
    2019年ねん以降いこう

開催かいさい都市とし

夏季かき大会たいかい

第だい3回かい（1968年ねん）から第だい7回かい（1984年ねん）の間あいだはオリンピックと開催かいさい都市としが異ことなるが、開催かいさい国こくは同おなじである場合ばあいが多おおい。

  • 「国くに」は参加さんかした国くに・地域ちいき数すう、「選手せんしゅ」は参加さんかした選手せんしゅ数すう
年とし 回かい 開催かいさい都市とし 開催かいさい当時とうじの開催かいさい国こく 大州おおず 開会かいかい 閉会へいかい 国くに 選手せんしゅ 注ちゅう
1960 1 ローマ   イタリア ヨーロッパ 9月18日にち 9月25日にち 23 400
1964 2 東京とうきょう   日本にっぽん アジア 11月8日にち 11月12日にち 22 375
1968 3 テルアビブ   イスラエル 11月4日にち 11月13日にち 29 750 [注ちゅう 4]
1972 4 ハイデルベルク   西にしドイツ ヨーロッパ 8月がつ2日にち 8月がつ11日にち 41 1004 [注ちゅう 5]
1976 5 トロント   カナダ 北きたアメリカ 8月がつ3日にち 8月がつ11日にち 40 1657 [注ちゅう 6]
1980 6 アーネム   オランダ ヨーロッパ 6月21日にち 6月30日にち 42 1973 [注ちゅう 7]
1984 7 ニューヨーク   アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく 北きたアメリカ 6月17日にち 6月30日にち 45 1800 [注ちゅう 8]
ストークマンデビル   イギリス ヨーロッパ 7月がつ22日にち 8月がつ1日にち 40 1100
1988 8 ソウル   韓国かんこく アジア 10月15日にち 10月24日にち 61 3057
1992 9 バルセロナ・マドリード   スペイン ヨーロッパ 9月3日にち 9月14日にち 83 4200 [注ちゅう 9]
1996 10 アトランタ   アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく 北きたアメリカ 8月がつ16日にち 8月がつ25日にち 103 3259
2000 11 シドニー   オーストラリア オセアニア 10月18日にち 10月29日にち 122 3881
2004 12 アテネ   ギリシャ ヨーロッパ 9月17日にち 9月28日にち 135 3808
2008 13 北京ぺきん   中国ちゅうごく アジア 9月6日にち 9月17日にち 146 3951 [注ちゅう 10]
2012 14 ロンドン   イギリス ヨーロッパ 8月がつ29日にち 9月9日にち 164 4237
2016 15 リオデジャネイロ   ブラジル 南みなみアメリカ 9月7日にち 9月18日にち 159 4333
2021 16 東京とうきょう   日本にっぽん アジア 8月がつ24日にち 9月5日にち 163 4520 [注ちゅう 11]
2024 17 パリ   フランス ヨーロッパ 8月がつ28日にち 9月8日にち 4440
2028 18 ロサンゼルス   アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく 北きたアメリカ 8月がつ15日にち 8月がつ27日にち
2032 19 ブリスベン   オーストラリア オセアニア 8月がつ24日にち 9月5日にち

冬季とうき大会たいかい

第だい4回かい（1988年ねん）まではオリンピックと開催かいさい都市としが異ことなる。

  • 「国くに」は参加さんかした国くに・地域ちいき数すう、「選手せんしゅ」は参加さんかした選手せんしゅ数すう
年とし 回かい 開催かいさい都市とし 開催かいさい当時とうじの開催かいさい国こく 大州おおず 開会かいかい 閉会へいかい 国くに 選手せんしゅ 注ちゅう
1976 1 エンシェルツヴィーク   スウェーデン ヨーロッパ 2月がつ21日にち 2月がつ28日にち 21 250 [注ちゅう 12]
1980 2 ヤイロ   ノルウェー 2月がつ1日にち 2月がつ7日にち 15 299 [注ちゅう 13]
1984 3 インスブルック   オーストリア 1月がつ14日にち 1月がつ20日はつか 22 419 [注ちゅう 14]
1988 4 1月がつ17日にち 1月がつ24日にち 22 377 [注ちゅう 15]
1992 5 ティーニュ・アルベールビル   フランス 3月25日にち 4月がつ1日にち 24 365 [注ちゅう 16]
1994 6 リレハンメル   ノルウェー 3月がつ10日とおか 3月19日にち 31 471
1998 7 長野ながの   日本にっぽん アジア 3月5日にち 3月14日にち 32 571
2002 8 ソルトレークシティ   アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく 北きたアメリカ 3月7日にち 3月16日にち 36 416
2006 9 トリノ   イタリア ヨーロッパ 3月がつ10日とおか 3月19日にち 38 474
2010 10 バンクーバー   カナダ 北きたアメリカ 3月12日にち 3月21日にち 44 502
2014 11 ソチ   ロシア ヨーロッパ 3月7日にち 3月16日にち 45 547
2018 12 平たいら昌あきら   韓国かんこく アジア 3月9日にち 3月18日にち 49 567
2022 13 北京ぺきん   中国ちゅうごく 3月4日にち 3月13日にち 46 564
2026 14 ミラノ・コルティナダンペッツォ   イタリア ヨーロッパ 3月6日にち 3月15日にち
2030 15 フランスアルプス[注ちゅう 17]   フランス
2034 16 ソルトレークシティー・ユタ   アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく 北きたアメリカ

実施じっし競技きょうぎ一覧いちらん

夏季かき公式こうしき競技きょうぎ

競技きょうぎ＼年とし 1900年代ねんだい 2000年代ねんだい
60 64 68 72 76 80 84 88 92 96 00 04 08 12 16 20
  アーチェリー (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  車くるまいすラグビー (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ●
  車くるまいすフェンシング (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  車くるまいすテニス (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  車くるまいすバスケットボール (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  ゴールボール (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  視覚しかく障害しょうがい者しゃ5人にん制せいサッカー (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ●
  脳性のうせい麻痺まひ7人にん制せいサッカー (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  バレーボール (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  自転車じてんしゃ競技きょうぎ (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  柔道じゅうどう (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  水泳すいえい (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  セーリング (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ●
  卓球たっきゅう (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  射撃しゃげき (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  馬術ばじゅつ (詳細しょうさい)   ●   ● ● ● ● ● ● ●
  パワーリフティング (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  重量挙じゅうりょうあげ (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ●
  ボート (詳細しょうさい)   ● ● ● ●
  ボッチャ (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  陸上りくじょう競技きょうぎ[9] (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  パラトライアスロン (詳細しょうさい) ● ●
  パラカヌー (詳細しょうさい) ● ●
  パラバドミントン (詳細しょうさい) ●
  パラテコンドー (詳細しょうさい) ●
  ダーチェリー (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ●
  スヌーカー (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ●
  ローンボウルズ (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ●
  レスリング (詳細しょうさい) ● ●
  知的ちてき障害しょうがい者しゃバスケットボール (詳細しょうさい) ●

冬季とうき公式こうしき競技きょうぎ

競技きょうぎ＼年とし 1900年代ねんだい 2000年代ねんだい
76 80 84 88 92 94 98 02 06 10 14 18 22
  パラアイスホッケー (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ● ● ●
  アルペンスキー (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  車くるまいすカーリング (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ●
  クロスカントリースキー (詳細しょうさい) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  バイアスロン (詳細しょうさい)   ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
  スノーボード (詳細しょうさい) ● ● ●
  アイススレッジスピードレース (詳細しょうさい) ● ● ● ● ●  

クラス分わけ

各かく競技きょうぎ種目しゅもくは、同どう一いちレベルの選手せんしゅ同士どうしで競きそい合あえるようにするため、障害しょうがいの種類しゅるい、部位ぶい、程度ていどによる「クラス分わけ」が行おこなわれている。競技きょうぎ種目しゅもくによって異ことなるが、陸上りくじょう競技きょうぎであれば視覚しかく障害しょうがい、肢体したい不自由ふじゆう、知的ちてき障害しょうがいなどに大別たいべつされ、肢体したい不自由ふじゆうでも、原因げんいんが脳性のうせい麻痺まひであるか手足てあしの切断せつだんであるかなどで区分くぶんされ、さらに障害しょうがいの軽重けいちょうにより種目しゅもくごとに及およぼす影響えいきょうで階級かいきゅう化かされる。

たとえば、肢体したい不自由ふじゆうなどの障害しょうがいの場合ばあいは「LW」等とうの競技きょうぎごと・障害しょうがいの種類しゅるいごとの記号きごう+度合どあいを数字すうじで表あらわす。障害しょうがい種しゅは「運動うんどう機能きのう障害しょうがい」「脳性のうせい麻痺まひ」「切断せつだんなど」「視覚しかく障害しょうがい」「車くるまいす」などがある。

2017年ねん現在げんざい、知的ちてき障害しょうがい者しゃに関かんしては一部いちぶの競技きょうぎに参加さんか出来できるが[注ちゅう 18]、聴覚ちょうかく障害しょうがい者しゃ、精神せいしん障害しょうがい者しゃは参加さんか出来できないため、それぞれデフリンピック、スペシャルオリンピックスに参加さんかしている。

ロンドンパラリンピックにおいては、陸上りくじょう競技きょうぎトラック種目しゅもく（T）の階級かいきゅうは、T11〜T13は視覚しかく障害しょうがい、T32〜T38は脳のう原ばら性せい麻痺まひ、T42〜T46は切断せつだん・機能きのう障害しょうがい、T51〜T54は脳のう原ばら性せい麻痺まひ以外いがいの車くるまいす使用しよう者しゃとなっていた。さらに、T11及およびT12の選手せんしゅは伴走ばんそう者しゃ（ガイドランナー）と競技きょうぎを行おこなうことができるなど細こまかいルールが定さだめられている。一方いっぽう、視覚しかく障害しょうがい者しゃのみによる競技きょうぎである柔道じゅうどうは、障害しょうがいによるクラス分わけはなく、オリンピックと同様どうように体重たいじゅう別べつクラス分わけのみとなっている。

スキーのアルペンスキーとノルディックスキーは障害しょうがいの部位ぶい・程度ていどによるクラス分わけを採用さいよう、クラスの数かずだけ金きんメダルが与あたえられたが、トリノパラリンピック以降いこう、立だて位い（立たって滑すべる）、座ざ位い（座すわって滑すべる）、視覚しかく障害しょうがいの3カテゴリー制せいとなり、金きんメダルもカテゴリーごとに与あたえられ、金きんメダルの価値かちを上あげ、競技きょうぎ性せいを高たかめた[10]。

クラス分わけ
障害しょうがいの度合どあいに応おうじて階級かいきゅうを分わける。障害しょうがいのクラス分わけがあるために、100メートル競走きょうそうの金きんメダルは男女だんじょ合あわせて10個こ以上いじょうにもなる。このため、メダルの価値かちが1個いっこのみと比くらべて低ひくくなってしまうという見方みかたがある。
そこでメダルを少すくなくするために、近ちかい障害しょうがい部位ぶいの間あいだで階級かいきゅうを統廃合とうはいごうするという動うごきがある。しかし、階級かいきゅうを統廃合とうはいごうすると障害しょうがい部位ぶいで有利ゆうり不利ふりが出来できてしまう（例れい：水泳すいえいにおいては、両足りょうあし麻痺まひ者しゃと両足りょうあし切断せつだん者しゃが競きそったら、両足りょうあし切断せつだん者しゃは両足りょうあしが無ない分ぶんだけ水みずの抵抗ていこうが軽減けいげんされたり体重たいじゅうが軽かるくなって有利ゆうりになってしまう）。委員いいん会かいとしては「競技きょうぎの公平こうへい」と「メダルの価値かち」、という難むずかしい選択せんたくを突つき付つけられているとも言いえる。2006年ねんのトリノ大会たいかいでは、メダルの数かずを減へらすため、障害しょうがいの度合どあいによってポイントが加算かさんされた選手せんしゅが競きそい、総合そうごう得点とくてんで競きそうルールが採用さいようされた。

「福祉ふくし」から「スポーツ」へ

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんによる傷痍軍人しょういぐんじんの社会しゃかい復帰ふっきを進すすめる目的もくてきで発祥はっしょうしたため、福祉ふくし的てき側面そくめんから捉とらえられることが多おおかったが、次第しだいに福祉ふくし的てき側面そくめんよりも競技きょうぎとしての性質せいしつが高たかまり、陸上りくじょう競技きょうぎ[11]や車くるまいすテニス[12]等とうでプロ選手せんしゅが誕生たんじょうし、「障害しょうがい者しゃアスリート」という言葉ことばも使つかわれるようになり、競技きょうぎスポーツとしての側面そくめんがクローズアップされてきている。また競技きょうぎ性せいが高たかまるに従したがい、福祉ふくしではなく「スポーツ文化ぶんか」としての理解りかいと支援しえんを求もとめる声こえが強つよまっている。

日本にっぽんでは日本にっぽんオリンピック委員いいん会かい（以下いかJOC）は文部もんぶ科学かがく省しょうが所管しょかんし、日本にっぽんパラリンピック委員いいん会かい（以下いかJPC）は厚生こうせい労働省ろうどうしょうの所管しょかんとされてきたが、2014年ねん4月がつより、文部もんぶ科学かがく省しょうへ移管いかんされ一元化いちげんかされることが、厚生こうせい労働省ろうどうしょう社会しゃかい・援護えんご局きょく障害しょうがい福祉ふくし部ぶ企画きかく課か自立じりつ支援しえん振興しんこう室しつにより発表はっぴょうされた[13]。JOCとJPCは、2014年ねん8月がつ6日にち、強化きょうか指定してい選手せんしゅの就職しゅうしょく支援しえんをおこなう協定きょうていを結むすんだと発表はっぴょうし、アスナビに障害しょうがい者しゃ選手せんしゅも登録とうろくするとした。JOCとJPCの協定きょうてい締結ていけつは初はじめてのことである[14]。

障害しょうがい者しゃスポーツ政策せいさく

競技きょうぎ志向しこうが高たかまるとともに、予算よさんとメダルの関連かんれんが強つよく出でており、1996年ねんアトランタパラリンピックで日本にっぽんのメダル獲得かくとく順位じゅんいは10位いだったが、ロンドン大会たいかいでは24位いに落おちた。ロンドン大会たいかいで国家こっか予算よさんを障害しょうがい者しゃエリート選手せんしゅに掛かける中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくのメダル獲得かくとく順位じゅんいは1位い、ロシアは2位い、ウクライナは4位いになっている。

日本にっぽんでは、2014年ねん度どから、スポーツ振興しんこうの観点かんてんから行おこなう障害しょうがい者しゃスポーツに関かんする事業じぎょうが、厚生こうせい労働省ろうどうしょうから文部もんぶ科学かがく省しょうに移管いかんされた。ただし、障害しょうがい者しゃの社会しゃかい参加さんかやリハビリテーションの観点かんてんから行おこなう事業じぎょうは、厚生こうせい労働省ろうどうしょうの所管しょかんに残のこされた[15]。2011年ねんに制定せいていされたスポーツ基本きほん法ほうの附則ふそくでは、スポーツ庁ちょうの設置せっちが検討けんとう課題かだいとされ[16]、2020年ねん東京とうきょうオリンピック・パラリンピック開催かいさい決定けっていを受うけ、2015年ねん度どに文部もんぶ科学かがく省しょうの外局がいきょくとしてスポーツ庁ちょうが設置せっちされた[17]。

アメリカやイギリスではアメリカ同時どうじ多発たはつテロ事件じけん以降いこう増加ぞうかした傷痍軍人しょういぐんじんとその補償ほしょう費ひが増加ぞうかしていることもあり、社会しゃかい的てきな自立じりつを促うながす制作せいさくとして大会たいかいで実績じっせきを残のこした傷痍軍人しょういぐんじんに対たいし、スポーツに専念せんねんできる環境かんきょうを用意よういしている[18]。アメリカ陸軍りくぐんでは障害しょうがいを負おった兵士へいしを専属せんぞく選手せんしゅとして雇用こようし続つづける体制たいせいも整ととのえている[18]。

認知にんち度ど及およびメディア

認知にんち度ど

2014年ねん9月がつから10月がつにかけて日本にっぽん財団ざいだんパラリンピック研究けんきゅう会かいが笹川ささかわスポーツ財団ざいだんの協力きょうりょくを得えて6ヶ国かこくで行おこなった調査ちょうさでは、日本にっぽんでのパラリンピックの認知にんち度どは98.2%であった[19]。また、ドイツやフランスでの認知にんち度ども95%以上いじょうであった[19]。アメリカや韓国かんこくでの認知にんち度どは7割わり程度ていどで、特とくにアメリカでは内容ないようまで知しっている人ひとは2割わり台だいであった[19]。

報道ほうどう・メディア

パラリンピック競技きょうぎのうちメディアを通つうじて観戦かんせん可能かのうな競技きょうぎは車くるまいすバスケットなど一部いちぶの競技きょうぎに限定げんていされている[19]。2014年ねんに日本にっぽん財団ざいだんパラリンピック研究けんきゅう会かいが6ヶ国かこくで行おこなった調査ちょうさでは、パラリンピックの25競技きょうぎのうち14競技きょうぎで観戦かんせん経験けいけん者しゃが1割わり未満みまんにとどまった[19]。

6ヵ国かこく平均へいきんで観戦かんせん経験けいけん者しゃの多おおい競技きょうぎを並ならべると、車くるまいすバスケットボール、陸上りくじょう、水泳すいえい、車くるまいすテニス、アルペンスキーの順じゅんになっている[19]。なお、日本にっぽんでは、車くるまいすバスケットよりも車くるまいすテニスの観戦かんせん経験けいけん者しゃが多おおくなっている[19]。

欧米おうべい

2014年ねんの日本にっぽん財団ざいだんパラリンピック研究けんきゅう会かいの調査ちょうさでは、アメリカ、ドイツ、オーストラリアでは、いずれのメディアでもパラリンピックに接せっしたことのない人ひとが多おおかったが、若年じゃくねん層そうではインターネットや新聞しんぶんでパラリンピックに接せっしたことがある割合わりあいが高たかかった[19]。

日本にっぽん

日本にっぽんでは、長ながらく、障害しょうがい者しゃスポーツは一般いっぱんになじみがなく、社会しゃかい参加さんかやリハビリテーションの観点かんてんからしか捉とらえられていなかったため、取とり上あげられたとしても、新聞しんぶんでは社会しゃかい面めんに掲載けいさいされ、スポーツ欄らんに掲載けいさいされることはなかった。当とう大会たいかいも1990年代ねんだい半なかばまでは一般いっぱんになじみがなく、ほとんどメディアに取とり上あげられなかった。1996年ねんアトランタパラリンピックでは、車くるまいすマラソンにおいて男女だんじょとも日本人にっぽんじんが銀ぎんメダルという快挙かいきょもあったが、民放みんぽうテレビや一般いっぱん紙しではほとんど報道ほうどうされなかった。1998年ねんの長野ながのパラリンピックの開催かいさいを機きに、いくつかの競技きょうぎが日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい（NHK）のBS放送ほうそうで中継ちゅうけいされ、信濃毎日新聞しなのまいにちしんぶんが詳細しょうさいな報道ほうどうを行おこなった[20]。またアイススレッジスピードレースに出場しゅつじょうした土田つちた和歌子わかこら、スター選手せんしゅも現あらわれるようになった。

2000年ねん以降いこう、車くるまいすテニスのプロ選手せんしゅである国枝くにえだ慎吾しんごが、年間ねんかんの四よん大だい大会たいかい全すべてで優勝ゆうしょうするグランドスラムを成なし遂とげたり、ボストンマラソンや、ベルリンマラソンなど、海外かいがい主要しゅようマラソンの車くるまいすの部ぶでの日本人にっぽんじんの優勝ゆうしょうなどが一般いっぱん紙しにおいても「スポーツの結果けっか」として大おおきく報道ほうどうされるようになった。

2008年ねん以降いこう、NHKは、オリンピック報道ほうどうと同おなじテーマ曲きょくを使用しようしている。同年どうねんに行おこなわれた北京ぺきんパラリンピック以降いこうの4大会たいかい[注ちゅう 19]はスカパーJSATが放映ほうえい権けんを獲得かくとくし、専門せんもんチャンネルやBSスカパー!などで競技きょうぎ中継ちゅうけいの放送ほうそうを行おこなった[21]。2012年ねんのロンドンパラリンピックにおいては、Yahoo!をはじめとしたインターネットのサイトにおいてもスポーツとしての特設とくせつサイトが設置せっちされ、リアルタイムで結果けっかが掲載けいさいされた。

2013年ねん9月がつに、東京とうきょうオリンピック・パラリンピックの開催かいさいが決定けっていしたことで、「パラリンピック」という言葉ことばが完全かんぜんに市民しみん権けんを得えた。また、この招致しょうち活動かつどうにおいてブエノスアイレスで行おこなわれたIOC総会そうかいの最終さいしゅうプレゼンテーションでスピーチを行おこなった義足ぎそくのスプリンター佐藤さとう真しん海うみにも注目ちゅうもくが集あつまり、彼女かのじょが2014年ねんのソチパラリンピックの聖火せいかリレー走者そうしゃを務つとめたことが大おおきく報ほうじられた。

2014年ねんのソチパラリンピックでは、NHKが初はじめて地上波ちじょうはで開会かいかい式しきを中継ちゅうけいすることが発表はっぴょうされた[22][23][注ちゅう 20]。YouTube（配信はいしん元もとはParalympicSportTV）でも開会かいかい式しきをライブ配信はいしんを行おこなった。

2016年ねんのリオデジャネイロパラリンピックでは、夏季かき大会たいかいにおける次回じかいの東京とうきょうパラリンピック開催かいさいを念頭ねんとうに置おき、これまで以上いじょうに放送ほうそう体裁ていさいを強化きょうかし、現地げんちのナイトセッションで行おこなわれる注目ちゅうもく競技きょうぎを総合そうごうテレビ・ラジオ第だい1放送ほうそうで生なま中継ちゅうけいを中心ちゅうしんに放送ほうそう[24]するほか、総合そうごうテレビでは連日れんじつ22時じ台だいを中心ちゅうしんに「パラリンピックタイム」、Eテレでは20時じ台だいを中心ちゅうしんに「みんなで応援おうえん!リオパラリンピック」と題だいして競技きょうぎのダイジェスト中継ちゅうけいを実施じっしした。特とくにEテレのそれは、「ユニバーサル放送ほうそう」と称しょうして、競技きょうぎの実況じっきょうに、聴覚ちょうかく・言語げんご障碍しょうがい者しゃ向むけにワイプ画面がめんによる手話しゅわ通訳つうやくとリアルタイム字幕じまく放送ほうそう、視覚しかく障碍しょうがい者しゃ向むけにも競技きょうぎ場面ばめんやルールなどの解説かいせつ放送ほうそう（ステレオ2。総合そうごうテレビの「パラリンピックタイム」、一部いちぶ競技きょうぎ中継ちゅうけいも同どう）を交まじえながら、障害しょうがい者しゃにも楽たのしめるような内容ないようを提供ていきょうしている[25]。

2018年ねんの平たいら昌あきらパラリンピックから2024年ねんのパリパラリンピックまではNHKが日本にっぽん国内こくないにおける全すべてのメディア放映ほうえい権けんを独占どくせんで獲得かくとくしている[26]。なお、2021年ねんの東京とうきょうパラリンピックではJ:COM[27]やグリーンチャンネル[28]といったケーブルテレビ局てれびきょくや専門せんもんチャンネルでも一部いちぶの競技きょうぎ中継ちゅうけいが放映ほうえいされたほか、日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめいの加盟かめい各局かくきょくでもNHKからサブライセンスを獲得かくとくした上うえで各かくキー局きょくが1種目しゅもくずつ番組ばんぐみを制作せいさくして放送ほうそうした[29][30]。

詳細しょうさいは「ジャパンコンソーシアム#パラリンピック中継ちゅうけい」を参照さんしょう

切手きって

 
西にしドイツ発行はっこうのパラリンピック切手きって

これまで多おおくの国々くにぐにから発行はっこうされ、障害しょうがい者しゃスポーツへの社会しゃかいの理解りかいと認識にんしきを深ふかめるための周知しゅうち活動かつどうの一翼いちよくを担になっている。初はつのパラリンピック切手きっては、1964年ねんにアルゼンチンから発行はっこうされた東京とうきょうパラリンピックの記念きねん切手きってである[31]。

日本にっぽんから発行はっこうされた初はつのパラリンピック切手きっては、1998年ねん2月がつに発行はっこうされた長野ながのパラリンピックのもので、アイススレッジホッケー（パラアイスホッケー）が描えがかれている[32]。ちなみに、2002年ねん8月がつには世界せかい車椅子くるまいすバスケットボール選手権せんしゅけん大会たいかいの記念きねん切手きってが発行はっこうされている[33]。2012年ねんロンドンパラリンピックでは、イギリスは自国じこくのパラリンピックチームが金きんメダル獲得かくとくすると、24時間じかん以内いないに記念きねん切手きってを発行はっこうするという企画きかくを実施じっしした[34]。日本にっぽんでも2016年ねんリオデジャネイロパラリンピックでは自国じこくから金きんメダル獲得かくとく選手せんしゅが出でた場合ばあいには翌日よくじつに記念きねんフレーム切手きってを発行はっこうするという企画きかくを行おこなっている[35]。

運営上うんえいじょうの問題もんだい

ソウル大会たいかいより、オリンピックと同一どういつの開催かいさい地ちになってからパラリンピックへの注目ちゅうもくが増まし、障害しょうがい者しゃスポーツの認知にんち度どが向上こうじょうしたことにより、問題もんだいも発生はっせいし始はじめた。その主おもな原因げんいんはオリンピックと同様どうようにメダルを取とれるかどうかで注目ちゅうもく度どが全まったく違ちがうため、いわゆる勝利しょうり至上しじょう主義しゅぎ的てきな姿勢しせいが指摘してきされている。

ドーピング
ドーピング検査けんさはソウル大会たいかいから実施じっしされ、オリンピックと同様どうよう、厳格げんかくに実施じっしされているが、選手せんしゅが常用じょうようする医薬品いやくひんに禁止きんし物質ぶっしつが含ふくまれている場合ばあい、禁止きんし物質ぶっしつを含ふくまない医薬品いやくひんを処方しょほうしてもらうか、治療ちりょう目的もくてき使用しように係かかる除外じょがい措置そち（TUE）[36]を国際こくさい競技きょうぎ連盟れんめいに申請しんせいするなどの対応たいおうが必要ひつようとなる。
ブースティング
ブースティングとは意図いと的てきに引ひき起おこされた自律じりつ神しん経過けいか反射はんしゃ[注ちゅう 21]のことで、ドーピング禁止きんし行為こういには含ふくまれてはいないが、IPCハンドブックなどにより禁止きんし行為こういとされている。精神せいしん的てき・心理しんり的てき興奮こうふんを促うながし競技きょうぎ能力のうりょくが高たかまることがあるとされるが、脳出血のうしゅっけつを引ひき起おこす可能かのう性せいがあるなど命いのちに係かかわる危険きけん行為こういである[16][37]。
機具きぐ
車椅子くるまいすや義足ぎそくなどの機具きぐを使つかう競技きょうぎにおいて、最先端さいせんたんの機具きぐはスポーツ医学いがくや人間にんげん工学こうがく、機械きかい工学こうがく、材料ざいりょう工学こうがくなどを駆使くしし、選手せんしゅの体格たいかくに合あわせたオーダーメイドで製作せいさくされ、軽かるくフィットするようになっている。これらの機具きぐは数すう十じゅう万まん円えんから百ひゃく万まん円えん以上いじょうと高額こうがくになるが、このような機具きぐを買かえるのは経済けいざい的てきに豊ゆたかな（もしくはスポンサードを受うけている）選手せんしゅのみであり、結果けっか的てきに途上とじょう国こくよりも先進せんしん国こくの選手せんしゅが有利ゆうりになってしまいがちである。
日本にっぽんでは、生活せいかつ用よう義足ぎそくに医療いりょう保険ほけんが適用てきようされるが、スポーツ用ようは一切いっさい適用てきようされず、個人こじんで全額ぜんがくを負担ふたんしなければならないため、金銭きんせん的てき理由りゆうで出場しゅつじょうを諦あきらめる選手せんしゅも出でている[16]。
1988年ねんソウルパラリンピック以降いこう、オットーボック（英語えいご版ばん）[注ちゅう 22]による車椅子くるまいす・義肢ぎしなどの無料むりょう修理しゅうり工場こうじょうが整備せいびされ、義肢ぎし装具そうぐ士しなどが少すくなく、費用ひようも高たかい開発かいはつ途上とじょう国こくの選手せんしゅにとって、これらのサービスが無料むりょう利用りようできる事ことは、大会たいかいへの参加さんか動機どうきにもなっている[38]。
機具きぐの性能せいのうにも制限せいげんがあり、規定きていを超こえる性能せいのうは「テクニカル・ドーピング」として反則はんそくとなる[39]。
障害しょうがいの偽装ぎそう
2000年ねんのシドニー大会たいかい男子だんしバスケットボール知的ちてき障害しょうがいクラス金きんメダルのスペインチームに障害しょうがい者しゃを装よそおった健常けんじょう者しゃがいたことが発覚はっかくし、2002年ねんのソルトレーク大会たいかいから知的ちてき障害しょうがい者しゃクラス[注ちゅう 23]を実施じっししないことになった。これは、IPC加盟かめい団体だんたいであるINAS-FIDが、障害しょうがいの選手せんしゅ資格しかくの基準きじゅんを再度さいど明あきらかにし、各国かっこくの国内こくないパラリンピック委員いいん会かい（NPC）とも調整ちょうせいを行おこなわなければ、復帰ふっきは難むずかしいという状況じょうきょうを明あきらかにしたからであり、これから先さきの大会たいかいで実施じっしするかどうかは、その都度つど、各国かっこくNPCの競技きょうぎ運営うんえいのモラル次第しだいという厳きびしい結果けっかとなった。
その後ご、2012年ねん開催かいさいのロンドン大会たいかいでは、知的ちてき障害しょうがい者しゃクラスに関かんし、「障害しょうがい認定にんていの厳格げんかく化か等とうの条件じょうけんを満みたした」とIPCから承認しょうにんを受うけたいくつかの競技きょうぎ・種目しゅもくが再ふたたび実施じっしされた。IPCは、ロンドン大会たいかいでは医師いしの証明しょうめい書しょや実技じつぎ試験しけんを課かす国際こくさい基準きじゅんを作成さくせいしたが、実効じっこう性せいには疑問ぎもんの声こえがある[16]。
韓国かんこくでは2014年ねんの仁川にがわと2018年ねんのジャカルタでのアジア・パラリンピック競技きょうぎ大会たいかいの柔道じゅうどう競技きょうぎで、韓国かんこく代表だいひょうにおいて健常けんじょう者しゃが視覚しかく障碍しょうがい者しゃを装よそおった大だい規模きぼな障害しょうがい偽装ぎそうが行おこなわれたと報道ほうどうされた。これを受うけて韓国かんこく障碍しょうがい者しゃスポーツ協会きょうかいは選手せんしゅ選考せんこうにおいて障害しょうがい者しゃスポーツ等級とうきゅうだけでなく障害しょうがい者しゃ登録とうろくを必須ひっす条件じょうけんとするようルールを改正かいせいした[40]。
商業しょうぎょう化か
観客かんきゃくが増ふえ、ロンドン大会たいかいでは史上しじょう最多さいた270万まん枚まいのチケットが売うれ、約やく4,500万まんポンド（約やく56億おく円えん）の売上うりあげを記録きろく。オリンピックと異ことなり、会場かいじょう広告こうこくが許ゆるされている。南みなみアフリカ共和きょうわ国こくのオスカー・ピストリウス選手せんしゅは数すう多おおくのCMで巨きょ万まんの富とみを得えている。一方いっぽうでオリンピックに比くらべ強化きょうか費ひが少すくなかったり、助成じょせい金きんやスポンサーが集あつまらない選手せんしゅも多おおい[41]。また、競技きょうぎに参加さんかどころか生いきること自体じたいが難むずかしい国くにもある[16]。
報奨ほうしょう金きん
各国かっこくが報奨ほうしょう金きんで障害しょうがい者しゃスポーツ振興しんこうを図はかっているが、日本にっぽんでもJPSAが実施じっしし、2008年ねん北京ぺきんパラリンピック以降いこうの金かねメダリストに100万まん円えん、銀ぎんメダリストに70万まん円えん、銅どうメダリストに50万まん円えんが贈おくられた。のちに増額ぞうがくされ、2014年ねんソチパラリンピック以降いこうの金かねメダリストに150万まん円えん、銀ぎんメダリストに100万まん円えん、銅どうメダリストに70万まん円えんとなった。将来しょうらい的てきには日本にっぽんオリンピック委員いいん会かいの報奨ほうしょう金きんと同額どうがく[注ちゅう 24]とすることを目標もくひょうにしているが、財源ざいげん確保かくほのための協賛きょうさん企業きぎょうの確保かくほをいかにしておこなうか、そのためには大会たいかい自体じたいのブランド価値かちを高たかめるという課題かだいが残のこる[42]。

選手せんしゅ

時代じだいにより選手せんしゅ層そうの変化へんかが指摘してきされている。

当初とうしょは傷痍軍人しょういぐんじんが主おもだったが、次第しだいに市民しみんの障害しょうがい者しゃも参加さんかするようになり、専業せんぎょうの選手せんしゅも登場とうじょうしている。

元もと兵士へいしの選手せんしゅ

アメリカ同時どうじ多発たはつテロ事件じけん以降いこうはアメリカと同盟どうめい国こくの軍事ぐんじ行動こうどうにより、身体しんたいに障害しょうがいを負おった傷痍軍人しょういぐんじんが増ふえ、原点げんてん回帰かいきともいえる状況じょうきょうとなっている。兵士へいしは障害しょうがい者しゃとなる前まえからトレーニングを積つんでいるため基礎きそ的てきな身体しんたい能力のうりょくが高たかく、障害しょうがいを負おってからスポーツを始はじめた者ものより優位ゆういとの見方みかたもある[18]。

オリンピックへの参加さんか

競技きょうぎによっては障害しょうがいがあってもオリンピックへ参加さんかが可能かのうである。

馬術ばじゅつ選手せんしゅのリス・ハルテルはポリオにより下半身かはんしんが麻痺まひし馬ばからの乗のり降おりに介助かいじょを必要ひつようとしていたが、1952年ねんヘルシンキオリンピックで銀ぎんメダルを稼得し女性じょせい初はつのメダリストとなった。また1956年ねんメルボルンオリンピックでも銀ぎんメダルを獲得かくとくしている。

両足りょうあしが義足ぎそくのオスカー・ピストリウスは、ロンドンオリンピックとロンドンパラリンピックの両方りょうほうに出場しゅつじょうした。

装具そうぐによる優位ゆうい性せい

障害しょうがい者しゃスポーツの発展はってんによりスポーツ用ようの装具そうぐが開発かいはつされ記録きろくが向上こうじょうした。義肢ぎしメーカーのオズール（英語えいご版ばん）（Össur）は炭素たんそ繊維せんいを使用しようした陸上りくじょう競技きょうぎ向むけの義足ぎそくを製造せいぞうしており、オスカー・ピストリウスなどトップ選手せんしゅが使用しようしている。

このようなスポーツ用ようの義足ぎそくは跳躍ちょうやくなどにおいて人間にんげんの足あしの性能せいのうを超こえているため、健常けんじょう者しゃの大会たいかいに参加さんかすると障害しょうがい者しゃの方ほうが有利ゆうりになる逆転ぎゃくてん現象げんしょうも起おきている[39]。陸上りくじょう競技きょうぎでは障害しょうがい者しゃが健常けんじょう者しゃの記録きろくを上回うわまわることが予想よそうされている[39]。

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ 参加さんか国こくはイギリスとオランダの2カ国かこく。
  2. ^ この大会たいかいで実現じつげんした「全すべての身体しんたい障害しょうがい者しゃの大会たいかい」も定着ていちゃくせず、この後のちも国際こくさい大会たいかいは車椅子くるまいす競技きょうぎ者しゃのための国際こくさいストーク・マンデビル競技きょうぎ大会たいかいのみが行おこなわれた。
  3. ^ IOCはオリンピックとは全まったく無関係むかんけいな大会たいかいにオリンピック類似るいじの名称めいしょうを使つかうことに対たいし、永ながらく難色なんしょくを示しめしていた。
  4. ^ 1968年ねん夏季かきオリンピックは、メキシコのメキシコシティーで開催かいさいされた。
  5. ^ 1972年ねん夏季かきオリンピックは、西にしドイツのミュンヘンで開催かいさいされた。
  6. ^ 1976年ねん夏季かきオリンピックは、カナダのモントリオールで開催かいさいされた。
  7. ^ 1980年ねん夏季かきオリンピックは、ソビエト連邦れんぽうのモスクワで開催かいさいされた。
  8. ^ ニューヨークとストークマンデビルの2都市とし開催かいさいで、異ことなる国くにの2都市としで共同きょうどう開催かいさいされた唯一ゆいいつの大会たいかいである。また、1984年ねん夏季かきオリンピックはアメリカのロサンゼルスで開催かいさいされた。
  9. ^ バルセロナとマドリードの2都市とし開催かいさいだが、大会たいかい名称めいしょうにはバルセロナのみが含ふくまれる。
  10. ^ 馬術ばじゅつ競技きょうぎは中国ちゅうごくの特別とくべつ行政ぎょうせい区くである香港ほんこんで行おこなわれた。
  11. ^ 当初とうしょは2020年ねんに開催かいさいされる予定よていだったが、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょうの世界せかい的てき流行りゅうこうの影響えいきょうで、2021年ねんに1年ねん延期えんきされた。ただし大会たいかい名称めいしょうは変更へんこうされず、「2020」が使用しようされた。
  12. ^ 1976年ねん冬季とうきオリンピックは、オーストリアのインスブルックで開催かいさいされた。
  13. ^ 1980年ねん冬季とうきオリンピックは、アメリカのレークプラシッドで開催かいさいされた。
  14. ^ 1984年ねん冬季とうきオリンピックは、ユーゴスラビアのサラエボで開催かいさいされた。
  15. ^ 1988年ねん冬季とうきオリンピックは、カナダのカルガリーで開催かいさいされた。
  16. ^ ティーニュとアルベールビルの2都市とし開催かいさいだが、大会たいかい名称めいしょうにはアルベールビルのみが含ふくまれる。
  17. ^ オーヴェルニュ＝ローヌ＝アルプとプロヴァンス＝アルプ＝コート・ダジュールの2地域ちいき圏けん。
  18. ^ 夏季かき大会たいかいは1996年ねんアトランタパラリンピック、冬季とうき大会たいかいは1998年ねん長野ながのパラリンピックから参加さんかが認みとめられたが、2000年ねんのシドニーパラリンピックにおいて、出場しゅつじょうした健常けんじょう者しゃ選手せんしゅによる知的ちてき障害しょうがい者しゃ偽装ぎそうが発覚はっかくしたことを契機けいきに、知的ちてき障害しょうがい者しゃ選手せんしゅはしばらく参加さんか出来できず、参加さんか復活ふっかつは夏季かき大会たいかいに関かんしては2012年ねんロンドンパラリンピックからであった。冬季とうき大会たいかいに関かんしては、最短さいたんでも2022年ねん北京ぺきんパラリンピックまで待まつこととなる。
  19. ^ 2010年ねんのバンクーバーパラリンピックを除のぞく。
  20. ^ 夏季かき大会たいかいでは2004年ねんのアテネパラリンピックから開会かいかい式しきを生なま中継ちゅうけいしている。
  21. ^ 重度じゅうどの脊髄せきずい損傷そんしょう障害しょうがい者しゃに見みられる症状しょうじょうで、急激きゅうげきに発症はっしょうする高血圧こうけつあつと頭痛ずつうなどが特徴とくちょう。
  22. ^ パラリンピックのワールドワイドパートナーの1社しゃである。
  23. ^ 知的ちてき障害しょうがい者しゃの競技きょうぎは、IPC加盟かめい団体だんたいのひとつである国際こくさい知的ちてき障害しょうがい者しゃスポーツ連盟れんめい（以下いかINAS-FID）によるワールドカップが競技きょうぎごとに開催かいさいされているほか、日本にっぽん国内こくないの大会たいかいでは知的ちてき障害しょうがい者しゃクラスも一緒いっしょに大会たいかいが行おこなわれている。この他ほか、INAS-FIDとは別べつに、知的ちてき・発達はったつ障害しょうがい者しゃの競技きょうぎ大会たいかいとしてスペシャルオリンピックスが実施じっしされている。
  24. ^ 金きむメダリストが300万まん円えん(リオデジャネイロオリンピックからは500万まん円えん)、銀ぎんメダリスト200万まん円えん、銅どうメダリスト100万まん円えん。

出典しゅってん

  1. ^ “「見果みはてぬ夢ゆめ」実現じつげんを フェローの旗はたで五輪ごりん参加さんかへ デンマーク領りょうフェロー諸島しょとう”. 47NEWS. 2021年ねん9月がつ5日にち閲覧えつらん。
  2. ^ “北欧ほくおう島国しまぐに出身しゅっしんのパラ選手せんしゅがマラソン中ちゅうにお辞儀じぎし、声援せいえんに応こたえたわけ：朝日新聞あさひしんぶんデジタル”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル. 2021年ねん9月がつ5日にち閲覧えつらん。
  3. ^ 石井いしい尚しょう (2013年ねん9月がつ6日にち). “20年ねん夏季かき五輪ごりん:五輪ごりん・パラ開催かいさい都市とし、8日にち決定けってい 「あの感動かんどうを日本にっぽんで」 県内けんない選手せんしゅ、熱あつい思おもいと期待きたい ／岡山おかやま”. 毎日まいにちjp. 毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ. 2013年ねん9月がつ13日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013年ねん9月がつ13日にち閲覧えつらん。
  4. ^ “65歳さい大井おおいさん「東京とうきょうで金かね」 2020年ねんパラ五輪ごりんへ意欲いよく”. 岩手いわて日報にっぽう (2013年ねん9月がつ10日とおか). 2013年ねん9月がつ11日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013年ねん9月がつ13日にち閲覧えつらん。
  5. ^ HISTORY AND USE OF THE TERM ‘PARALYMPIC’
  6. ^ 日本にっぽんパラリンピック委員いいん会かい｜パラリンピックとは｜パラリンピックの歴史れきし
  7. ^ 特集とくしゅう／もう１ひとつのオリンピック　日本にっぽんの３月がつ、パラリンピック。　パラリンピックの歴史れきし
  8. ^ “北京ぺきんパラリンピック・シンボルマーク”. 人民じんみん中国ちゅうごく 2008年ねん1月がつ29日にち. 2012年ねん9月がつ25日にち閲覧えつらん。
  9. ^ パラリンピック独自どくじの競技きょうぎ種目しゅもくとしてこん棒ぼう投とうが第だい1回かい大会たいかいから採用さいようされている、
  10. ^ 2014年ねん2月がつ16日にち 中日新聞ちゅうにちしんぶん朝刊ちょうかん サンデー版ばん 世界せかいと日本にっぽん大だい図解ずかいシリーズNO1134
  11. ^ 第だい１回かい　ロンドンでは悲願ひがんの金きんメダルを！ | 二宮にのみや清純せいじゅんの視点してん｜障害しょうがい者しゃスポーツをスポーツとしてとらえるサイト"挑戦ちょうせん者しゃたち" [CHALLENGERS.TV]
  12. ^ SPORTS COMMUNICATIONS - 車くるまいすテニスプレーヤー国枝くにえだ、プロ宣言せんげん
  13. ^ 朝日新聞あさひしんぶんデジタル：パラリンピック選手せんしゅ強化きょうか、五輪ごりんと一元化いちげんか 競技きょうぎ性せい高たかまり - スポーツ
  14. ^ 2014年ねん8月がつ7日にち中日新聞ちゅうにちしんぶん朝刊ちょうかん22面めん
  15. ^ “障害しょうがい者しゃスポーツに関かんする事業じぎょうの移管いかんについて（通知つうち）：文部もんぶ科学かがく省しょう”. www.mext.go.jp. 2018年ねん6月がつ9日にち閲覧えつらん。
  16. ^ a b c d e 小学館しょうがくかん発行はっこう 週刊しゅうかんポスト 2013年ねん11月8,15日にち号ごうパラリンピックの「知しられざる真実しんじつ」
  17. ^ スポーツ庁ちょう 文科ぶんか省しょう外局がいきょくに 15年度ねんど発足ほっそく目指めざす
  18. ^ a b c “戦場せんじょうの悪夢あくむ”と金きんメダル ～兵士へいしとパラリンピック～ - NHK クローズアップ現代げんだい＋ - NHK
  19. ^ a b c d e f g h “国内外こくないがい一般いっぱん社会しゃかいでのパラリンピックに関かんする認知にんちと関心かんしん　調査ちょうさ結果けっか報告ほうこく”. 日本にっぽん財団ざいだんパラリンピック研究けんきゅう会かい. 2017年ねん12月15日にち閲覧えつらん。
  20. ^ 信濃毎日新聞しなのまいにちしんぶん - 信しんじ毎まいweb - 長野ながのパラリンピック フロント
  21. ^ “記者きしゃ会見かいけんで大会たいかいの見みどころを紹介しょうかい！『リオ 2016 パラリンピック競技きょうぎ大会たいかい』”. スカパーJSAT株式会社かぶしきがいしゃ (2016年ねん8月がつ5日にち). 2021年ねん9月がつ8日にち閲覧えつらん。
  22. ^ 全力ぜんりょく応援おうえん!NHKソチパラリンピック2014
  23. ^ 冬季とうきパラリンピック開会かいかい式しき、NHKが生なま中継ちゅうけいへ - YOMIURI ONLINE
  24. ^ 放送ほうそう予定よてい
  25. ^ NHKリオパラリンピック公式こうしきサイト
  26. ^ “スカパー！がパラリンピック中継ちゅうけいに意欲いよく…立たちはだかる放送ほうそう権けんの壁かべ”. CYCLE やわらかスポーツ情報じょうほうサイト (2016年ねん3月がつ16日にち). 2021年ねん9月がつ8日にち閲覧えつらん。
  27. ^ “J:COMオリジナルチャンネル「J:テレ」 東京とうきょう2020オリンピックに続つづき、「東京とうきょう2020パラリンピック競技きょうぎ大会たいかい」を放送ほうそう”. PR TIMES (2021年ねん7月がつ12日にち). 2021年ねん9月がつ8日にち閲覧えつらん。
  28. ^ “「東京とうきょう２０２０パラリンピック馬術ばじゅつ競技きょうぎ」番組ばんぐみの放送ほうそうについて”. グリーンチャンネル (2021年ねん8月がつ16日にち). 2021年ねん9月がつ8日にち閲覧えつらん。
  29. ^ “東京とうきょう2020パラリンピック民放みんぽうテレビの取とり組くみ概要がいようについて”. 日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめい (2021年ねん8月がつ3日にち). 2021年ねん9月がつ8日にち閲覧えつらん。
  30. ^ “パラリンピック、民放みんぽうが初はじめて一部いちぶ生なま中継ちゅうけい…各局かくきょく１種目しゅもくずつ”. 読売新聞よみうりしんぶん (2021年ねん8月がつ4日にち). 2021年ねん9月がつ8日にち閲覧えつらん。
  31. ^ “Olympic Games”. colnect.com. 2012年ねん9月がつ25日にち閲覧えつらん。
  32. ^ “長野ながのオリンピック冬季とうき競技きょうぎ大会たいかい・長野ながのパラリンピック冬季とうき競技きょうぎ大会たいかい”. 日本にっぽん郵便ゆうびん. 2012年ねん9月がつ25日にち閲覧えつらん。
  33. ^ “世界せかい車椅子くるまいすバスケットボール選手権せんしゅけん大会たいかい記念きねん80円えん郵便ゆうびん切手きって”. 日本にっぽん郵便ゆうびん. 2012年ねん9月がつ25日にち閲覧えつらん。
  34. ^ “ロンドン・パラリンピック関連かんれん切手きって発行はっこう情報じょうほう”. livedoorニュース 2012年ねん8月がつ30日にち. 2012年ねん9月がつ25日にち閲覧えつらん。
  35. ^ “リオデジャネイロ 2016 日本にっぽん代表だいひょう選手せんしゅ 金きんメダリスト公式こうしきフレーム切手きっての販売はんばい” (PDF). 日本にっぽん郵政ゆうせい. 2016年ねん9月がつ13日にち閲覧えつらん。
  36. ^ 公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽんアンチドーピング機構きこう TUE
  37. ^ 日本にっぽん身体しんたい障害しょうがい者しゃ陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめいHP内うち 日本にっぽんパラリンピック委員いいん会かい ブースティングについての考かんがえ方かた
  38. ^ 2016年ねん11月29日にち22時じ25分ふん（放送ほうそう）NHK総合そうごうテレビ「修理しゅうり工場こうじょうは眠ねむらない　パラリンピックを支ささえた職人しょくにんたち」
  39. ^ a b c Company, The Asahi Shimbun. “【チャレンジド】vol1 義足ぎそくが、拓ひらいた（第だい2部ぶ）第だい5回かい ボルトを超こえる日ひ：朝日新聞あさひしんぶんデジタル”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル. 2024年ねん7月がつ30日にち閲覧えつらん。
  40. ^ “目めが見みえないと医師いしをだましてメダルまで獲得かくとくしたパラリンピック韓国かんこく代表だいひょう”. www.chosunonline.com. Chosun Online | 朝鮮日報ちょうせんにっぽう. 2020年ねん12月6日にち閲覧えつらん。
  41. ^ 障害しょうがい者しゃスポーツ：依然いぜん少すくない助成じょせい金きん　スポンサー探さがし奔走ほんそう中ちゅう - 毎日新聞まいにちしんぶん
  42. ^ 2014年ねん5月がつ21日にち 中日新聞ちゅうにちしんぶん朝刊ちょうかん

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク

 
ウィキメディア・コモンズには、パラリンピックに関連かんれんするカテゴリがあります。
 
ウィクショナリーに関連かんれんの辞書じしょ項目こうもくがあります。
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=パラリンピック&oldid=101469206」から取得しゅとく