(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ホンダ・NSX - Wikipedia

NSX(エヌエスエックス)は、本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう(ホンダ、Honda)がかつて生産せいさん販売はんばいしていた2シーターのミッドシップスポーツカーである。

ホンダ・NSX (初代しょだい)
NA1/2がた
na-1がたNSX
na-2がたNSX
IVがたNSX
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1990ねん9月 - 2005ねん12月[1]
設計せっけい統括とうかつ 上原うえはらしげる
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 2人ふたり
ボディタイプ 2ドアクーペ
駆動くどう方式ほうしき MR
パワートレイン
エンジン
最高さいこう出力しゅつりょく
最大さいだいトルク
  • C30Aがた:30 kgf・m / 5,400 rpm
  • C32Bがた:31 kgf・m / 5,300 rpm
変速へんそく 4そくAT / 6そくMT / 5そくMT
まえ ダブルウィッシュボーン
のち ダブルウィッシュボーン
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,530 mm
全長ぜんちょう 4,430 mm
全幅ぜんぷく 1,810 mm
ぜんこう
  • 標準ひょうじゅん:1,170 mm
  • タイプR/タイプS:1,160 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • MT:1,350 kg
  • AT:1,390 kg
その
生産せいさん台数だいすう 7394だい[1]
テンプレートを表示ひょうじ

概要がいよう

編集へんしゅう

キャッチコピーは『our dreams come true』、『緊張きんちょうではない、解放かいほうするスポーツだ』。 くるまめいはホンダのあたらしいスポーツカー、「ニュー」「スポーツカー」と未知数みちすうあらわす「X」を合成ごうせいさせたNew SportsCar Xりゃくである。

もともとはだい2F1参戦さんせんに「世界せかい通用つうようするHondaのかおちたい」とのねがいから開発かいはつされたくるまであり[2]バブル景気けいき絶頂ぜっちょう1989ねん発表はっぴょうよく1990ねん9月14にち販売はんばい開始かいしから2006ねん1がつまつまでの16年間ねんかん、フルモデルチェンジをおこなうことなく製造せいぞうされ、2005ねん12月まで販売はんばいされた。

価格かかく販売はんばい当初とうしょ、1グレードのみの800まんえんAT仕様しようは60まんえんだか)にはじまり、車両しゃりょう改良かいりょう装備そうび追加ついかなどによる値上ねあがりとカスタムオーダープランへの対応たいおうで900まん - 1,500まんえんだいにもなった。なお、この15年間ねんかん当時とうじのスポーツカーの新車しんしゃ価格かかくでは日本にっぽんしゃ最高さいこうがくだった。ホンダにおけるフラッグシップ役割やくわりになっていたが、生産せいさん終了しゅうりょう以降いこうレジェンドにそのゆずった。

エンジンを運転うんてんせき後方こうほう搭載とうさい駆動くどうするミッドシップエンジン・リアドライブ方式ほうしき (MR) を採用さいようし、市販しはん自動車じどうしゃとしては世界せかいはつの「オールアルミモノコック・ボディー」を採用さいようした。1990ねんにはこのボディ構造こうぞうが、社団しゃだん法人ほうじん自動車じどうしゃ技術ぎじゅつかいの「日本にっぽん自動車じどうしゃ技術ぎじゅつ180せん」の「車体しゃたい部門ぶもんで「剛性ごうせい解析かいせきにより理想りそうてきこう剛性ごうせい設計せっけいとした」として選出せんしゅつされている。その特殊とくしゅせいから、工場こうじょう発電はつでんしょ併設へいせつしたり、だい工場こうじょうでの産業さんぎょうようロボットによるなが作業さぎょう製作せいさくではなく、エンジンと同様どうよう車両しゃりょう生産せいさんすべ手作業てさぎょうおこなっていた。このような特色とくしょく価格かかくたいから、日本にっぽんしゃでは数少かずすくないスーパーカーともひょうされる。日本にっぽんでの販売はんばいてんベルノてん[注釈ちゅうしゃく 2]

日本にっぽん国外こくがいではホンダブランドのほか、北米ほくべいではホンダの高級こうきゅうしゃチャンネルのアキュラブランドから日本にっぽんめいおなじ「NSX」の名前なまえ販売はんばいされた。欧米おうべい2006ねんからはじまる燃費ねんぴはいガス環境かんきょう規制きせいへの対応たいおうむずかしいため、欧州おうしゅうけは2005ねん9がつまつ[3]北米ほくべいけは同年どうねん12がつまつ[3]国内こくないけは2005ねんをもって生産せいさん終了しゅうりょうとなった。

開発かいはつ経緯けいい

編集へんしゅう
 
開発かいはつかかわったアイルトン・セナ

1984ねん前年ぜんねんからF1エンジン製造せいぞうしゃとして参戦さんせんしていたホンダは、得意とくい分野ぶんやである前輪ぜんりん駆動くどうとはことなる駆動くどう方式ほうしき本田ほんだ技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ研究けんきゅうもとなにとか市販しはんできないかと模索もさくしていた。3月ごろF1参戦さんせんへの祝賀会しゅくがかいおよ決起けっきかい開催かいさいしたさいに、当時とうじ業界ぎょうかい関係かんけいしゃとして参加さんかしゃであったモータージャーナリスト・もとレーシングドライバー黒澤くろさわ元治もとはる当時とうじ取締役とりしまりやく常務じょうむ川本かわもと信彦のぶひこ助言じょげんしたことが車両しゃりょう開発かいはつ契機けいきとなる。その黒澤くろさわ開発かいはつドライバーを担当たんとうする。

世界せかい最高峰さいこうほう技術ぎじゅつ投入とうにゅうしたハイパフォーマンススポーツ」を目標もくひょう理念りねんとして、上原うえはらしげる開発かいはつ責任せきにんしゃ開発かいはつ着手ちゃくしゅ操縦そうじゅう安定あんていせいせんもん研究けんきゅうしていた上原うえはら意向いこう当時とうじタイヤ開発かいはつ兼任けんにんしていた黒澤くろさわのタイヤマッチングとハンドリングドライバビリティーの両立りょうりつにこだわったくるま目指めざすべきという意向いこうから、F1技術ぎじゅつ応用おうようとしてミッドシップリアドライブ(MR)方式ほうしき軽量けいりょうなオールアルミボディの採用さいようなど、当時とうじ革新かくしんてき技術ぎじゅつ開発かいはつ採用さいようされるにいたった。

開発かいはつにあたっては高級こうきゅう高性能こうせいのうなスポーツカーが比較ひかく対象たいしょうになったが、とくフェラーリVがた8気筒きとうモデル「328」をえる走行そうこう性能せいのう目指めざして開発かいはつされ、個体こたい性能せいのうおおきかった328をデータりのためになんだい購入こうにゅうしたといわれている。開発かいはつ段階だんかいからアイルトン・セナ中嶋なかじまさとるなど、当時とうじホンダがエンジンを供給きょうきゅうしていたF1チームのドライバーが1にちのみ走行そうこうテストに参加さんかした。車両しゃりょうをテストしたかれらからボディ剛性ごうせいひくさを指摘してきされたため、過酷かこくなコースレイアウトで有名ゆうめいドイツニュルブルクリンクなどでの走行そうこうテストをかえ実施じっししたともわれている。当時とうじニュルブルクリンクでの走行そうこうテストは、テスト車両しゃりょうのみをはしむというものが主流しゅりゅうであるなかで、サーキットに程近ほどちかいミューレンバッハむらにテスト基地きち建設けんせつし、8かげつ冬季とうき封鎖ふうさ)にわたり走行そうこうテストをかえすという姿勢しせい開発かいはつのぞんだ。その結果けっか世界せかいはつのオールアルミせい軽量けいりょうだか剛性ごうせいボディが完成かんせいした。

搭載とうさいするエンジンはさまざまなあん提案ていあんされ、当初とうしょ軽量けいりょうスポーツカーのパッケージングあんから、2.0 Lの直列ちょくれつ4気筒きとうエンジンが搭載とうさいされる予定よていだった[4]。しかし、社内しゃない事情じじょうやアメリカ市場いちば見据みすえたリサーチなどから、レジェンドC27Aがたエンジンをベースにした3.0L・V6 SOHC (250 PS / 6,800 rpm) を搭載とうさいする計画けいかく変更へんこうされた[5]。さらには同社どうしゃBがたエンジンに追加ついかされたしん機構きこうVTECたいする市場いちば好評こうひょうけ、DOHC VTECがなされた。DOHCによりシリンダーヘッドがおおきくなることから、ホイールベース延長えんちょう余儀よぎなくされたが、エンジンを傾斜けいしゃさせて全長ぜんちょうを30 mm延長えんちょうすることで対処たいしょしている。

設計せっけい思想しそう

編集へんしゅう

外見がいけん特徴とくちょうであるリアオーバーハングのながさの理由りゆうは2つあり、ひとつはマフラーをエンジンルームからとおざけ、ルームない温度おんど上昇じょうしょうふせぎエンジンるい寿命じゅみょう延長えんちょうすること、もうひとつはそらりょく性能せいのう向上こうじょうによる高速こうそく走行そうこう安定あんていせい向上こうじょうのためである[注釈ちゅうしゃく 3]副次的ふくじてき作用さようとして、オプションの専用せんようゴルフバッグや交換こうかんしたタイヤが搭載とうさい可能かのうなトランクが用意よういされ、マフラーからのねつけるもののスペシャルティカーとしてもたか実用じつようせいゆうしている。

当時とうじのスーパースポーツのおおくは「くるま中心ちゅうしん」の設計せっけい思想しそう主流しゅりゅうで、運転うんてん姿勢しせい快適かいてき装備そうびなどでドライバーに負担ふたんいる部分ぶぶん多数たすうあったのにたいし、NSXではそれを考慮こうりょして「ドライバー中心ちゅうしん」のスポーツカーとすることを目標もくひょうとした[7]

たとえばスタイリングじょう特徴とくちょうに、F-16戦闘せんとうのキャノピーをモチーフとしたフロントウィンドウがあり[8]従来じゅうらいのスーパーカーと比較ひかくして運転うんてんせきからの視界しかい良好りょうこうなものとなっている。実際じっさい運転うんてんせきからの水平すいへい方向ほうこう視界しかいは311.8ある[9]

初代しょだい NA1/2がた(1990-2005ねん

編集へんしゅう

型式けいしきは3.0 LしゃNA1かた、3.2 LしゃNA2かた

リトラ・固定こていしきヘッドライトであることと型式けいしき関係かんけいなく、'97~'01のMTはリトラでNA2、'01以降いこうのATは固定こていしきヘッドライトでNA1となっている。

1989ねん
プロトタイプ発表はっぴょうくるまめいNS-Xと、SとXのあいだハイフンはいっていた。エンジンには同社どうしゃのセダンであるレジェンド搭載とうさいしていたVがた6気筒きとうSOHCエンジンを改良かいりょうしたものを搭載とうさいしていた[10]
1990ねん9がつ13にち
市販しはんモデルを正式せいしき発表はっぴょう発売はつばいよく14にち)。
1992ねん11月27にち
「タイプR」グレードを追加ついか[11]。エンジンは標準ひょうじゅんしゃおなじC30Aがたであるが、クランクシャフトのバランス精度せいどや、ピストンおよコネクティングロッド重量じゅうりょう精度せいどをより向上こうじょうさせ、レスポンスの向上こうじょうはかられている[12]内部ないぶやく120 kgの軽量けいりょう遮音しゃおんざい快適かいてき装備そうび削減さくげんバンパーおよびドアビームのアルミ、エンジンメンテナンスリッドのアルミメッシュレカロせいフルバケットシート、モモせいステアリング、チタンせいシフトノブ とう)がおこなわれており[12][11]、ヨー慣性かんせいモーメントの低減ていげん重心じゅうしんだか低下ていかはかられ、サスペンションセッティングもサーキット走行そうこう視野しやれたつくりである[11]生産せいさん期間きかんやく3年間ねんかんだった[13]最終さいしゅうてきに480だい登録とうろくされた[14]
1993ねん2がつ
助手じょしゅせきエアバッグ、シートベルトプリテンショナーおよび電動でんどうパワーステアリング(5そくマニュアルしゃのみ)がオプション設定せっていされた。
1994ねん2がつ
マイナーチェンジ。45/40扁平へんぺいタイヤがオプション設定せっていされる。
1995ねん3月8にち
マイナーチェンジ(発売はつばいよく9にち)。ドライブ・バイ・ワイヤ (DBW) やAT仕様しようしゃにFマチック(ステアリングコラムのスイッチによるマニュアルシフト)が追加ついかされた。また、オープントップ(タルガトップ仕様しようの「タイプT」が追加ついかされた。
1997ねん2がつ6にち
マイナーチェンジによって平成へいせい12ねん排出はいしゅつガス規制きせい適合てきごうした。外観がいかんじょうおおきな変更へんこうはないが、MT仕様しようしゃのエンジンがあらたに3.2LのC32Bがた変更へんこうされたのと同時どうじに、トランスミッションは6そくMTとなった。AT仕様しようしゃかんしてはトルクコンバーターの対応たいおう出力しゅつりょく都合つごうにより、3.2L見送みおくられている。
MT仕様しようにスポーツグレードの「タイプS」、「タイプS-Zero」をあらたに設定せってい。「タイプS-Zero」は従来じゅうらいの「タイプR」に相当そうとうするものの、開発かいはつLPLをつとめた上原うえはらしげるによれば「さらにタイプRがっている色気いろけくしてハードにした」モデルとなる。
1999ねん9月21にち
マイナーチェンジによってエンジンがさらにてい公害こうがいされ、2000ねん4がつ平成へいせい12ねん基準きじゅん排出はいしゅつガス50%低減ていげんの「ゆうてい排出はいしゅつガスしゃ認定にんていされた。このかたからABSユニットの見直みなおしがおこなわれ、小型こがた軽量けいりょう、かつより緻密ちみつ制御せいぎょ可能かのうなものが採用さいようされた。
2001ねん12月6にち
マイナーチェンジ。外観がいかん中心ちゅうしんおおきく変更へんこうがなされ、衝突しょうとつ安全あんぜんせいおよびそらりょくめん向上こうじょうやフロントの重量じゅうりょう軽減けいげん目的もくてきに、ヘッドライトを固定こていしき変更へんこうする。このほかにもフロントボンネット、フェンダー、サイドスカート、リアまわとうあらたに改良かいりょうされた。
2002ねん5月23にち
「NSX-R」を発売はつばい[13]。2001ねん東京とうきょうモーターショー公開こうかいされた「NSX-Rコンセプト」がもととなる。名称めいしょうは、Iがたの「NSXタイプR」から「NSX-R」に変更へんこうされた[13]標準ひょうじゅんしゃからの変更へんこう項目こうもく基本きほんてきにIがた同様どうようであるが、あらたにそらりょく性能せいのう向上こうじょう(エア・アウトレットきボンネット、フロント・アンダーカバー、リア・ディフューザー大型おおがたリア・スポイラー)による操縦そうじゅう安定あんていせい向上こうじょうはかられた。さらに、ボンネットやリア・スポイラーの素材そざいをCFRPとし、軽量けいりょうもよりすすめられた。これにより、市販しはんしゃはつとなるマイナスリフトを実現じつげんしている。同時どうじに「タイプS-Zero」は廃止はいし
2003ねん10月23にち
マイナーチェンジ。CDチェンジャー(タイプRをのぞく)およびイモビライザー全車ぜんしゃ)が標準ひょうじゅん装備そうびされるとともに、平成へいせい17ねん排出はいしゅつガス規制きせい適合てきごう形式けいしき記号きごうがLA-NA#からABA-NA#に変更へんこうされている。
2005ねん2がつ22にち
特別とくべつ仕様しようしゃ「NSX-R GT」(型式けいしき:ABA-NA2)を発表はっぴょう[15]同年どうねん3月22にちまでの1かげつあいだ限定げんていで、SUPER GT参加さんかのホモロゲーション取得しゅとくように5だい限定げんてい販売はんばい実際じっさい販売はんばいされたのは1だいのみ)され[16]価格かかくは5,000まんえんであった[15]相違そういてんはCFRPせいエアロバンパーなど外観がいかんのみで、エンジンとう仕様しよう変更へんこうされていない[16]
2005ねん12月26にち
2006ねん欧米おうべいはじまる最新さいしん燃費ねんぴはいガス環境かんきょう規制きせい対応たいおうできないため、生産せいさん終了しゅうりょう

エンジン仕様しよう

編集へんしゅう
C30Aがた C32Bがた
エンジン種類しゅるい 水冷すいれいVがた6気筒きとうよこ
べん機構きこう DOHCベルト駆動くどう 吸気きゅうき2 排気はいき2 VTEC
排気はいきりょう 2,977 cc 3,179 cc
内径ないけい×行程こうてい 90.0 mm×78.0 mm 93.0 mm×78.0 mm
圧縮あっしゅく 10.2
最高さいこう出力しゅつりょく
  • 206 kW (280 PS) / 7,300 rpm (MT)
  • 195 kW (265 PS) / 6,800 rpm (AT)
206 kW (280 PS) / 7,300 rpm
最大さいだいトルク 294 N·m (30.0 kgf・m) / 5,400 rpm 304 N·m (31.0 kgf・m) / 5,300 rpm
燃料ねんりょう供給きょうきゅう装置そうち形式けいしき 電子でんし制御せいぎょ燃料ねんりょう噴射ふんしゃしき (PGM-FI)
使用しよう燃料ねんりょう種類しゅるい 無鉛むえんプレミアムガソリン
燃料ねんりょうタンク容量ようりょう 70リットル

製造せいぞう販売はんばい

編集へんしゅう

1990ねん生産せいさん開始かいしにあわせてアルミニウム電気でんき溶接ようせつするさい電力でんりょく消費しょうひおぎなうため、工場こうじょう敷地しきちない発電はつでんしょそなえた専用せんよう生産せいさん工場こうじょうを、栃木とちぎけん塩谷しおやぐん高根沢たかねざわまちにホンダ栃木とちぎ製作所せいさくしょ高根沢たかねざわ工場こうじょうとして建設けんせつした。当時とうじ日本にっぽんではバブル景気けいきつづいており、NSXは発売はつばい当初とうしょ、3ねんさきまで予約よやくはい人気にんきとなり[17]中古ちゅうこしゃ新車しんしゃ上回うわまわプレミア価格かかく販売はんばいされるという現象げんしょうもみられた[注釈ちゅうしゃく 4]。これにたいし、ホンダはNSXをやく半年はんとし納車のうしゃできるようにするために製造せいぞう工員こういんばいにしての交代こうたい体制たいせいき、1にちあたり25だい生産せいさんすうばいにする増産ぞうさん体制たいせいをとった。

しかしながら直後ちょくごバブル崩壊ほうかいむかえ、発売はつばい翌年よくねん1991ねん平成へいせい3ねん)になるとキャンセルが相次あいつ事態じたいとなった。生産せいさん台数だいすうは1991ねんをピークに減少げんしょう傾向けいこうとなり、販売はんばい開始かいしから10ねんった21世紀せいき以後いご年間ねんかん生産せいさん台数だいすう日本にっぽん国内外こくないがいわせて年間ねんかん300だい程度ていど下落げらくした。

2004ねん4がつにホンダの完成かんせいしゃ一貫いっかん生産せいさん構想こうそうもとづき、高根沢たかねざわ工場こうじょうでの生産せいさん終了しゅうりょうし、三重みえけん鈴鹿すずかにある鈴鹿すずか製作所せいさくしょ少量しょうりょう車種しゃしゅ専用せんようライン、TDライン(Takumi Dreamライン)へ生産せいさん移管いかんした。一方いっぽう製造せいぞう完全かんぜん受注じゅちゅう生産せいさんであり、ほとんどを手作業てさぎょう製造せいぞうされることから納車のうしゃには2かげつ - 3かげつはんようしていた。このころ月間げっかん生産せいさんすうはわずか10だいほど(日本にっぽんけはその半分はんぶん程度ていど)まで減少げんしょうしていた。

2005ねん7がつ生産せいさん終了しゅうりょう発表はっぴょう以降いこう需要じゅよう注文ちゅうもん殺到さっとうし、わずか1週間しゅうかんほどで生産せいさん予定よていわく注文ちゅうもんすうたしたことから早々そうそう販売はんばい受付うけつけられた。

生産せいさんラインはじられたが、経年けいねんしゃ[注釈ちゅうしゃく 5]生産せいさん工場こうじょうもどし、新車しんしゃ性能せいのう質感しつかんよみがえらせる「NSXリフレッシュプラン」が継続けいぞくされている。

バブル景気けいき予約よやく殺到さっとうした日本にっぽんくわえて日本にっぽん国外こくがいでもたか評価ひょうかたNSXは[17]日米にちべいおう累計るいけい1まん8,734だい販売はんばい、そのうち日本にっぽんでの販売はんばい台数だいすうは7,415だいであった[18]。うち6,000だいあまりが1991ねん以前いぜん初期しょきモデルである。

現在げんざい中古ちゅうこしゃ市場いちばにおけるNSXの価格かかくは、2005ねん生産せいさん終了しゅうりょう前後ぜんこうから状態じょうたいいものには高値たかねくことがおおい(とりわけタイプRでは顕著けんちょ)。2007ねん段階だんかいで6,600だいほどが現存げんそんしていたという[19]

レース活動かつどう

編集へんしゅう

元々もともとレース参戦さんせんようのホモロゲーションを考慮こうりょした車両しゃりょうではなかったため、1990ねん発表はっぴょう当初とうしょはレース活動かつどうにはまった使用しようされず、エンジンのみが改造かいぞうされ1990ねんより3年間ねんかんアメリカのIMSA参戦さんせん (ACURA-SPICE SE90CL) し、キャメル GTP Lightクラスにおいてドライバーズ、マニュファクチャラーズのりょうタイトルを3ねん連続れんぞく獲得かくとくしている。

1992ねんの「NSX-R」投入とうにゅう以後いごから、それをベース車両しゃりょうとして徐々じょじょ日本にっぽん国内外こくないがいでレース活動かつどうおこなうようになる。1993ねんから2年間ねんかんはドイツ国内こくないレースの「ADAC GT CUP」(ドイツツーリングカー選手権せんしゅけん (DTM) よりも改造かいぞう範囲はんい限定げんていされた市販しはんしゃによりちかいカテゴリー)に投入とうにゅう[20]、BMWやポルシェらとたたか優勝ゆうしょうもしたが、日本にっぽん国外こくがいのローカルレースのために日本にっぽん国内こくないではそれほど話題わだいにはならなかった。しかし、その車両しゃりょう改良かいりょうし1994ねんから3年間ねんかんにわたってル・マン24あいだレース参戦さんせんしたさいは、日本人にっぽんじんレーシングドライバーも多数たすう登用とうようされたこともあって日本にっぽん国内こくないにおいても話題わだいとなった。1994ねんはル・マン24あいだレースなどの耐久たいきゅうレースで実績じっせきクレマー・レーシングんで参戦さんせんし、相次あいつ駆動くどうけいトラブルにくるしみながらも14、16、18全車ぜんしゃ完走かんそうした[21]1995ねんGT1クラスにワークス・チームGT2クラスにチーム国光こっこう中嶋なかじま企画きかくのプライベートチームが参戦さんせん[注釈ちゅうしゃく 6]、チーム国光こっこうがGT2クラス優勝ゆうしょう(ドライバーは高橋たかはし国光くにみつ/土屋つちやけい/飯田いいだあきら)をたした[22]1996ねんはGT2クラスにチーム国光こっこうのみが参戦さんせんし、クラス3獲得かくとくした[23]。しかしこのとし最後さいごにNSXはル・マンからっている。

ル・マン24あいだレースに参戦さんせんしたマシンは、すべてイギリスのTCPが製造せいぞうしていた。1995ねんにGT1クラスにエントリーした「NSX GT1」は、車体しゃたい剛性ごうせいたかめる目的もくてきでタルガトップの「NSX-T」をベースとして製作せいさくされ、さらに高速こうそく走行そうこう安定あんていはかるためにロングテール仕様しようとなっており、3だいちゅう1だいターボエンジンを搭載とうさいしていた。しかしGT1クラスはトラブルや深夜しんやのクラッシュなどでまった成績せいせきのこせず、1ねん姿すがたしている。

改造かいぞう範囲はんい限定げんていされた市販しはんしゃによりちかスーパー耐久たいきゅうにも参戦さんせんしている[24]ほか、全日本ぜんにほんジムカーナ選手権せんしゅけんでも1999ねん・2004ねん[24]・2005ねん[24]山野やまの哲也てつやがシリーズチャンピオンを獲得かくとくするなどの活躍かつやくせている。日本にっぽん国外こくがいにおいてはニュルブルクリンク24あいだレースに2003ねんから毎年まいとし参戦さんせんしている[25]

NSX-GT
 
RAYBRIG NSX 2009ねん仕様しよう
先代せんだい NSX
後継こうけい HSV-010
主要しゅようしょもと
全長ぜんちょう 4,610 mm
全幅ぜんぷく 2,000 mm
ホイールベース 2,530 mm
エンジン C32Bがたあらため 3.4 L V6 DOHC
トランスミッション ヒューランド 6そく シーケンシャル パドルシフト (EGS)
出力しゅつりょく
  • 370 kW (500 PS) 以上いじょう
  • 392 N·m (40.0 kgf·m) 以上いじょう
重量じゅうりょう 1,120 kg以上いじょう
燃料ねんりょう 無鉛むえんハイオクガソリン ATLせい 100 L
オイル モービル1
タイヤ ブリヂストン
まえ
330/40R18
のち
330/45R17
主要しゅよう成績せいせき
テンプレートを表示ひょうじ

1996ねんからは、市販しはんしゃレース国内こくない最高峰さいこうほう全日本ぜんにほんGT選手権せんしゅけん (JGTC) に参戦さんせん開始かいしした[26]参戦さんせん初年度しょねんどはル・マンGT2車両しゃりょう使用しようした[26]が、翌年よくねんよりN-GT車両しゃりょう使用しようした[27]。そして、2000ねんにはGT500クラスで(ドライバーは道上みちがみりゅう[28]、2004ねんにはGT300クラスで(ドライバーは山野やまの哲也てつや/八木やぎ宏之ひろゆき年度ねんどチャンピオンを獲得かくとくしている[25]が、ミッドシップしゃたいしての不利ふりなレギュレーション[29]なやまされて、その結果けっかのこせなくなった。2004ねんのGT500クラスには、それまでのC32BあらためえてC30Aにターボ装着そうちゃくしたエンジンを投入とうにゅうしたが、結果けっかとしてマシンの重量じゅうりょうバランスがくずれる・冷却れいきゃくけいのレイアウトに無理むりるなどの問題もんだいかか不振ふしんわり、2005ねんのシーズン途中とちゅうにはエンジンをもともどすことになる。当時とうじ開発かいはつリーダーだった白井しらいひろしのち日本にっぽんレースプロモーション社長しゃちょう)は「エンジンをターボするというわたし判断はんだん間違まちがっていた」とみずからのみとめている[30]

選手権せんしゅけん名称めいしょうが「SUPER GT」となった2005ねんよりベース車両しゃりょうを「NSX-R GT」に変更へんこうした結果けっか、コンスタントに優勝ゆうしょうかざるなどして復調ふくちょうのきざしがえ、2007ねんにはふたたびGT500クラスで年度ねんどチャンピオンを獲得かくとくした(ドライバーは伊藤いとう大輔だいすけ/ラルフ・ファーマン[28]。また、同年どうねん開幕かいまくせん鈴鹿すずかサーキット)の公式こうしき予選よせんにて伊藤いとう大輔だいすけ1ふん49びょう842記録きろく[31][32]、それは2014ねん車両しゃりょう規定きてい大幅おおはば変更へんこうされるまで更新こうしんされることはかった。しかしそれ以降いこう再度さいど不利ふり状況じょうきょうつづき、2009ねん最後さいごにSUPER GTから撤退てったいすることが表明ひょうめいされた[33]RAYBRIG NSX、ARTA NSX、KEIHIN NSX、TAKATA 童夢どうむ NSX(2009ねんシーズンのみROCK ST☆R 童夢どうむ NSX)、EPSON NSXなどのマシンでホンダ出場しゅつじょうしてきたが、2010ねんからは、新型しんがた車両しゃりょうホンダ・HSV-010」で参戦さんせんすることとなった。なお、とうくるまの2009ねんモデルのあしまわりはGT300仕様しようCR-Z流用りゅうようされている。

エンジンしょもと

編集へんしゅう
  • 型式けいしき - C32Bあらため
  • 気筒きとうすう角度かくど - Vがた6気筒きとう・90°
  • べん機構きこう - DOHC ベルト駆動くどう 吸気きゅうき2 排気はいき2
  • 排気はいきりょう - 3,396 cc
  • リストリクター - φふぁい28.8×2(だい1 – 6せん)→φふぁい29.1×2(だい7 – 9せん
  • 最高さいこう出力しゅつりょく - 370 kW (500 PS) 以上いじょう
  • 最大さいだいトルク - 392 N·m (40.0 kgf·m) 以上いじょう
  • マネージメントシステム - ホンダ・PGM-FI
 
NSXのパトカー

1992ねん、ホンダから栃木とちぎけん警察けいさつにNA1がたパトカー寄贈きぞうされた。同車どうしゃ高速こうそく道路どうろ交通こうつう警察けいさつたい配備はいびされていたが事故じこ廃車はいしゃとなったため、その後継こうけいとして1999ねん、ホンダからNA2がたのパトカーがあらためて寄贈きぞうされた。

DIN規格きかくのオーディオスペースがないため、サイレンアンプおよびストップメーターは助手じょしゅせき装備そうびされる。警察けいさつ車両しゃりょうではめずらしく希望きぼうナンバーで「・110」を取得しゅとくしている。

NA2がたのパトカーは2019ねん現在げんざい現役げんえきで、県内けんない警察けいさつ関係かんけい啓発けいはつイベントがあるさいにはしばしば出動しゅつどう展示てんじされる。

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう

注釈ちゅうしゃく

編集へんしゅう
  1. ^ アメリカ、カナダでは290えい馬力ばりき (bhp)、ふつ馬力ばりき (PS) に換算かんさんすると294 PS
  2. ^ 2016ねんから2022ねんまで生産せいさんされた2代目だいめモデルとはことなり(点検てんけん整備せいびはNSX PERFORMANCE DEALERにかぎられる)、点検てんけん整備せいび全国ぜんこくHonda Carsてん対応たいおう可能かのうとなっている。
  3. ^ リアオーバーハングのみじかフェラーリ・360モデナなどは、高速こうそく走行そうこう安定あんていせいわるさが指摘してきされている。[6]
  4. ^ マンションやゴルフ会員かいいんけんなどと同様どうよう高級こうきゅうしゃ転売てんばいする投機とうき対象たいしょうにもされた。[よう出典しゅってん]
  5. ^ ただし、フルオリジナル、もしくはそれにちか状態じょうたいであることが条件じょうけんとなる。あくまでも純正じゅんせいもどため、ある程度ていど改造かいぞうほどこされていても対象たいしょうないではあるが、いちじるしく改造かいぞうをした車両しゃりょう対象たいしょうがい、またボディに修復しゅうふく不可能ふかのうさびあながある場合ばあい対象たいしょうがいとなる。他社たしゃれいだと、マツダのロードスターのリフレッシュプランも同様どうよう条件じょうけんとなる。[よう出典しゅってん]
  6. ^ GT1の1だい中嶋なかじま企画きかく予備よび予選よせんをクリアできず、決勝けっしょう参加さんかできなかった。

出典しゅってん

編集へんしゅう
  1. ^ a b 週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい2かん、17ぺーじ 
  2. ^ 『エンスーCARガイド「ホンダ NSX」』、三樹みき書房しょぼう、2007ねん7がつ、18ぺーじISBN 978-4-89522-497-0 
  3. ^ a b 本格ほんかくてきスポーツモデルNSXの生産せいさん終了しゅうりょう』(プレスリリース)本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、2005ねん7がつ12にちhttps://www.honda.co.jp/news/2005/4050712-nsx.html2019ねん10がつ21にち閲覧えつらん 
  4. ^ 松田まつだ 2009, p. 49.
  5. ^ 松田まつだ 2009, pp. 49, 51.
  6. ^ 『オートジャンブル』だい58かんたてふう書房しょぼう、2004ねん[ようページ番号ばんごう]ISBN 978-4-651-00680-2 
  7. ^ 小説しょうせつNSX” (Flash). 本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ. p. 前編ぜんぺん13. 2020ねん8がつ9にち閲覧えつらん
  8. ^ 『モーターファン別冊べっさつ 最新さいしんNSXのすべて』、三栄書房さんえいしょぼう、1993ねん4がつ、54ぺーじ 
  9. ^ NSX 1990.09』(プレスリリース)本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃhttps://www.honda.co.jp/factbook/auto/NSX/19900913/ns90-030.html2011ねん1がつ17にち閲覧えつらん 
  10. ^ Racing on 2008, §まぼろしの初号しょごうプロトタイプ.
  11. ^ a b c ホンダNSXに、運動うんどう性能せいのうをより際立きわだたせたピュアスポーツモデル「タイプR」を追加ついか発売はつばい』(プレスリリース)本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、1992ねん11月26にちhttps://www.honda.co.jp/news/1992/4921126.html2017ねん1がつ26にち閲覧えつらん 
  12. ^ a b 「NSX タイプR」『オートスポーツだい30かんだい3ごう、1993ねん2がつ、133ぺーじ 
  13. ^ a b c NSXの運動うんどう性能せいのうをさらに際立きわだたせた ピュアスポーツモデル、NSX-Rを追加ついか発売はつばい』(プレスリリース)本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、2002ねん5がつ23にちhttps://www.honda.co.jp/news/2002/4020523-nsx.html2017ねん1がつ26にち閲覧えつらん 
  14. ^ ベストモータリング. NA2 NSXタイプR 開発かいはつ車両しゃりょう土屋つちやけい緊急きんきゅう試乗しじょう!!【Best MOTORing】2001. YouTube.
  15. ^ a b Racing on 2008, §NSX-R GT ホンダがしめした決意けつい.
  16. ^ a b 【あの限定げんていしゃすごかった⑨】NSX-R GT(5だい限定げんてい/2005ねん2がつ発表はっぴょう販売はんばい価格かかく5000まんえん当時とうじ>)”. Webモーターマガジン (2019ねん7がつ29にち). 2021ねん2がつ26にち閲覧えつらん
  17. ^ a b 「ホンダ、スポーツしゃさい参入さんにゅう 「NSX」後継こうけい、3ねんメド投入とうにゅう企業きぎょう総合そうごうめん、『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』2011ねん12月13にち
  18. ^ 『Legendary J's 01 HONDA NSX』、ネコ・パブリッシング、46ぺーじ 
  19. ^ SPORTSCARweb | 上原うえはら しげる | 高平たかひら だかてる”. 本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ. 2016ねん5がつ20日はつか時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2009ねん4がつ26にち閲覧えつらん
  20. ^ Racing on 2008, p. 33.
  21. ^ Racing on 2008, pp. 21–22.
  22. ^ Racing on 2008, p. 23.
  23. ^ Racing on 2008, p. 24.
  24. ^ a b c Racing on 2008, p. 34.
  25. ^ a b Racing on 2008, pp. 34–35.
  26. ^ a b Racing on 2008, p. 40.
  27. ^ Racing on 2008, p. 41.
  28. ^ a b Racing on 2008, p. 39.
  29. ^ Racing on 2008, p. 46.
  30. ^ 『Racing On』No.515(三栄さんえい、2021ねん11月)pp.52 - 57
  31. ^ 鈴鹿すずかサーキット|コースレコード|国際こくさいレーシングコース 4りん”. 2009ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  32. ^ Racing on 2008, §鈴鹿すずか1ふん49びょうだい金字塔きんじとう.
  33. ^ SUPER GTシリーズへのNSX-GTでの参戦さんせん終了しゅうりょうについて』(プレスリリース)本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃhttps://www.honda.co.jp/SuperGT/news2009/01/2009ねん10がつ24にち閲覧えつらん 

参考さんこう文献ぶんけん

編集へんしゅう
  • 「[特集とくしゅう] NSX」『Racing onだい23かんだい7ごうニュにゅズ出版ずしゅっぱん、2008ねん7がつ、14-69ぺーじ 
  • 松田まつだ, いさむおさむ「ミッドシップの実践じっせんれい」『Motor Fan illustratedだい32かん、2009ねん、48-53ぺーじ 

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう

外部がいぶリンク

編集へんしゅう