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マーチングバンド - Wikipedia

マーチングバンドえい: marching band)は、もっとも広義こうぎにおいては、あるきながら楽器がっき演奏えんそうし、ときにはダンスチームやカラーガードなどと行進こうしんするバンドのこと。トルコのメフテルやヨーロッパの鼓笛隊こてきたいといった古典こてんてき軍楽隊ぐんがくたいフットボールハーフタイムショーおこなスクールバンド青少年せいしょうねん教育きょういく団体だんたいとして発展はってんしてきたドラム・アンド・ビューグル・コーなど、幅広はばひろ種類しゅるいのバンドをマーチングバンドという言葉ことば内包ないほうしている。

マーチングバンド (en:The University of Texas Longhorn Band)

雅楽ががく道楽どうらく(みちがく)も英語えいご広義こうぎとしてマーチングバンドではあるが、カタカナとしてのマーチングバンドとはばれない。

用語ようごがあいまいに使つかわれており、上記じょうきのように様々さまざま編成へんせい楽団がくだんすが、おおむ管楽器かんがっき打楽器だがっき中心ちゅうしんとした編成へんせいである。楽器がっき演奏えんそうのみならず、カラーガード演技えんぎ大道具おおどうぐなどの視覚しかく効果こうかふくむこともおおい。また、マーチングバンドの指揮しきしゃをドラムメジャーとぶ。 演奏えんそう行為こういはマーチング、ドリル、パレードなど様々さまざまばれかたをされ、その演奏えんそう演技えんぎきそ大会たいかい多数たすう開催かいさいされている。

マーチング・バンドとは、吹奏楽すいそうがく活動かつどうのひとつの演奏えんそう形態けいたいのことであるが、学校がっこうなどにより文化ぶんかけい吹奏楽すいそうがく体育たいいくかいけいのマーチング演奏えんそうをやらなかったり、吹奏楽すいそうがくとはべつ体育たいいくかいけいのマーチングバンドとして別々べつべつ活動かつどうしている場合ばあいもある。

マーチングバンドの歴史れきし

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行進曲こうしんきょく(マーチ)の原型げんけいは16世紀せいきのヨーロッパにあり、各国かっこく軍隊ぐんたい識別しきべつ合図あいずであるドラム・コールをゆうしており行進こうしんさいにも使用しようされていた[1]

17世紀せいきになるとオスマン帝国ていこくぐん軍楽隊ぐんがくたいメフテル」により、管楽器かんがっき太鼓たいこ、シンバルなどによる個性こせいてきなマーチが演奏えんそうされるようになった[1]。オスマン帝国ていこくぐん軍楽隊ぐんがくたいたてそうのマーチングバンドの元祖がんそとされており、ヨーロッパの音楽家おんがくかたち(ハイドンモーツァルトベートーベンら)におおきな影響えいきょうあたえた[1]

一方いっぽう、17世紀せいきから18世紀せいきのヨーロッパでは宗教しゅうきょうてき題材だいざいをもとにしたオラトリオオペラ楽曲がっきょくをアレンジしたものを行進曲こうしんきょくとして使用しようしていた[1]

ヨーロッパではフランス革命かくめいからナポレオン戦争せんそうにかけて軍隊ぐんたいでの行進曲こうしんきょく必要ひつようせいつよ認識にんしきされるようになり、ベートーベンなどの音楽家おんがくか行進曲こうしんきょく作曲さっきょく依頼いらいされるとともに、この時期じき吹奏楽すいそうがく基本きほんてきなスタイルが確立かくりつされた[2]

日本にっぽん

編集へんしゅう

せん日本にっぽん進駐しんちゅうしてきたアメリカ軍楽隊ぐんがくたいによるパレードやドリル演奏えんそうは、日本にっぽん吹奏楽すいそうがくおおきな影響えいきょうあたえ、全国ぜんこく各地かくち創設そうせつされた警察けいさつ音楽おんがくたい自衛隊じえいたい音楽おんがくたいにより、パレード演奏えんそうがさかんにおこなわれるようになった。

関西かんさいでは1959ねん昭和しょうわ34ねん)2がつ阪急はんきゅう少年しょうねん音楽おんがくたいげん早稲田わせだりょう高等こうとう学校がっこう吹奏楽すいそうがくコース)がステージ・パレードをはつ披露ひろうした。その1970ねん大阪おおさか万博ばんぱくにおいて、アメリカのパデュー大学だいがくカリフォルニア大学だいがくなどすうおおくの海外かいがいのバンドが来日らいにちして会場かいじょうない公演こうえんおこない、これに影響えいきょうけてマーチング活動かつどうはじめる学校がっこうえた。

また、関東かんとうでは昭和しょうわ30年代ねんだいアメリカ海軍かいぐんだい7艦隊かんたい軍楽隊ぐんがくたいとして乗船じょうせんし、横須賀よこすか駐留ちゅうりゅうしていたアメリカ海兵かいへいたいドラム&ビューグル・コーのメンバーが地元じもと学生がくせいらを対象たいしょうにマーチングの指導しどうおこなった。そのかれらに指導しどうけた関東かんとう学院がくいん神奈川かながわけん警察けいさつ音楽おんがくたいがビューグルによるマーチングをおこなうようになった。

マーチングバンドの種類しゅるい

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軍楽隊ぐんがくたい
戦場せんじょうでの楽器がっきによる信号しんごう伝達でんたつや、兵士へいし士気しき向上こうじょう目的もくてきとした軍隊ぐんたいのバンド。諸説しょせつあるが、現代げんだい軍楽隊ぐんがくたい起源きげんは、メフテル影響えいきょうされつくられたヨーロッパの鼓笛隊こてきたい英語えいごばんAncient Fife and Drum Corps参照さんしょう)だとわれている。
パレードおこなうマーチングバンド
祭事さいじやイベントに、見物人けんぶつにんせるために音楽おんがく太鼓たいこ屋外おくがいらしながら、道路どうろなどを行列ぎょうれつすすむ、マーチングバンドのもっと古典こてんてきなスタイル。その楽器がっき編成へんせいは、しょう人数にんずう古典こてんてき鼓笛隊こてきたいからひゃくにん以上いじょう吹奏楽すいそうがくだんまで多種たしゅ多様たようである。
ショーをおこなうマーチングバンド
フィールドドリル
屋外おくがい競技きょうぎじょうなど広大こうだい野外やがいでの演奏えんそう演技えんぎとくにアメリカでは、マーチングバンドがアメリカン・フットボールのハーフタイムショウとして発展はってんしてきたことから、フットボールフィールドでの演奏えんそうきわめてさかんである。海外かいがいではポイント(5メートルおきにかれる目標もくひょうマーク)が状態じょうたいおこなわれる場合ばあいおおい。
ドラム・アンド・ビューグル・コー
広義こうぎにおいては、ビューグルばれる金管楽器きんかんがっき信号しんごうラッパ)と打楽器だがっきぐんからるバンド。狭義きょうぎでは、南北戦争なんぼくせんそう軍楽隊ぐんがくたい源流げんりゅうつ、青少年せいしょうねんたいする音楽おんがく教育きょういく団体だんたい。ドラムコーという略称りゃくしょう使つかわれる。フィールドショーをおこなうが、ハーフタイムショーではなく、競技きょうぎかいなか発展はってんしてきたジャンルである。ドラム・アンド・ビューグル・コーの競技きょうぎかい開催かいさいしている団体だんたいドラム・コー・インターナショナル(DCI)は、長年ながねんあいだ使用しようする金管楽器きんかんがっきをG調ちょうのビューグルに限定げんていしてきたが、1999ねん以降いこうDCIではG調ちょうのビューグルにかぎらず、マーチングブラスとばれる楽器がっき使用しようみとめられるようになり、ドラム・アンド・ビューグル・コーの定義ていぎ曖昧あいまいかつ複雑ふくざつになっている。
フロアドリル
体育館たいいくかん屋内おくない競技きょうぎじょうなどのゆか使つかっての演奏えんそう演技えんぎ国土こくどせまく、気候きこう変動へんどうおおきい日本にっぽん独自どくじ形態けいたい日本にっぽんマーチングバンド・バトントワーリング協会きょうかい主催しゅさい大会たいかいでは30メートル四方しほうゆかおこなわれている。
ステージドリル
コンサートホールなどのステージでの演奏えんそう演技えんぎ照明しょうめい緞帳どんちょうなどの舞台ぶたい装置そうち活用かつようすることができる。日本にっぽんにおいてははん世紀せいき歴史れきし演奏えんそう形態けいたいであるが、『blast!』に代表だいひょうされるように、世界せかいてき発展はってん期待きたいされる分野ぶんやでもある。

代表だいひょうてき楽器がっき編成へんせい

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さまざまな種類しゅるい楽器がっき編成へんせいっているマーチングバンドがあるが、そのなかでも代表だいひょうてきものをここにげる。

鼓笛隊こてきたい
ドラム・アンド・ファイフ・コーともばれる古典こてんてきなスタイル。おもドラムなどの打楽器だがっき横笛よこぶえなどからる。日本にっぽん小学生しょうがくせいのクラブ活動かつどうなどではリコーダー鍵盤けんばんハーモニカ使用しようされることもおおい。
コンサートバンド
一般いっぱんてき吹奏楽すいそうがくだんおなじか、それにかなりちか編成へんせい現在げんざい[いつ?]では、ドラム&ビューグルコーと同様どうよう打楽器だがっきぐんもちいられることがおおくなっている。木管もっかん楽器がっきのうち、ダブルリードぞくあるきながらの演奏えんそう困難こんなんであることから、はぶかれることもある。また、フルートとクラリネットぞくは、効果こうかてき音量おんりょう確保かくほするために多人数たにんずうようすることから、金管楽器きんかんがっきとピッコロおよびサックスによる編成へんせいのマーチングバンドもある。またクラリネットとダブルリードぞくかん水平すいへいよりしたけて演奏えんそうせざるをないことから、(かんうえげられるほか楽器がっき一緒いっしょでは)視覚しかくてき統一とういつ出来できないという理由りゆうで、この2しゅ楽器がっき編成へんせいれていないマーチングバンドもある。
ブラスバンド
ビューグルやマーチングブラスなどの金管楽器きんかんがっき打楽器だがっきによる編成へんせい金管きんかんバンドともばれる。ドラム・アンド・ビューグル・コー英国えいこくしきブラスバンドもここにふくめる。チューバユーフォニウムはサウンドの指向しこうせい視覚しかくてき統一とういつはかるため、フロントベルの楽器がっきもちいられることがおおい。また、ちゅう音域おんいきは、フロントベルのフレンチホルンほか、よりおと輪郭りんかくがはっきりしたメロフォンをもちいることもおおい。

マーチングバンドの組織そしき

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ドラムメジャー

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マーチングバンドの指揮しきしゃは、たい伝統でんとうから「鼓手こしゅちょう」を意味いみする「ドラムメジャー」(en)の名称めいしょうばれる[よう出典しゅってん]。ドラムメジャーは、指揮しきるほか、メジャーバトンとホイッスルもちいて団員だんいん様々さまざま隊形たいけい変化へんか合図あいずうながすこともある。また、バトンを使つかってトス、トワーリングなどきょくわせてわざ披露ひろうする場合ばあいがある。

マーチングではよこうしろをいて演奏えんそうすることもおおいので、よこうしろで指揮しきる「サブドラムメジャー」がいる[よう出典しゅってん]

ほとんどの団体だんたいで、ドラムメジャーはのメンバーとはユニフォームのいろちがう。指揮しきつえにはあか黄色おうしょく、オレンジのぼういていることがおおい。

日本にっぽん学校がっこう活動かつどうでは指揮しきしゃ生徒せいとではなく指導しどうしゃおこなうことがおおいが、ドラムメジャーにかんしては生徒せいとおこなっている。

管楽器かんがっき演奏えんそうするセクション

編集へんしゅう

一般いっぱんてきにマーチングで使つかわれる金管楽器きんかんがっきには、信号しんごうラッパから発展はってんしたビューグルとオーケストラや吹奏楽すいそうがく使つかわれる金管楽器きんかんがっきをマーチングよう改良かいりょうしたマーチングブラスの種類しゅるいがある。

アメリカでは、信号しんごうラッパがG調ちょうであったことから、1998ねんまでのドラムコーの大会たいかい (DCI) においてはすべてG調ちょうのビューグルで統一とういつされていた。しかし1998ねん以降いこう、DCIのルール改定かいていにより、マーチングブラスが使用しよう可能かのうになると、ビューグルからマーチングブラスに変更へんこうする団体だんたいおおくなった。日本にっぽんのマーチングバンドでは、金管楽器きんかんがっきのみの編成へんせいであっても、ビューグルが選択せんたくされることはすくない。また、DCIのルール改定かいていともない、ドラム&ビューグルコーでも使用しようする楽器がっきをマーチングブラスに変更へんこうする団体だんたいおおくなってきており、純粋じゅんすいにドラム&ビューグルコーとべる団体だんたい日本にっぽん全国ぜんこくてもすくない。

ビューグル
信号しんごうラッパに由来ゆらいする金管楽器きんかんがっき。G調しらべ以外いがいのビューグルも存在そんざいするがマーチングで使用しようされることはまれ
バルブをたない信号しんごうラッパから発展はってんしてきた楽器がっきだが、現在げんざい[いつ?]のビューグルは、通常つうじょうトランペットおなじように3つあるいは4つのピストンをつ。おおきくけてソプラノ、アルト、バリトン、コントラバスがある。アルトはアルト(フリューゲルホルン)、メロフォンフレンチホルンの3タイプがあり、バリトンにはバリトンとユーフォニアムの2タイプがある。また、ソプラノとアルトは管長かんちょうおなじであるがかんふとさのちがいとベルの形状けいじょう音色ねいろがある。
すべてフロントベル(トランペットのようにベルがまえいていること)であり、サウンドの指向しこうせい統一とういつすることにより、音響おんきょうわる屋外おくがいでも、最大限さいだいげん効果こうかられるようになっている。また、視覚しかくてき効果こうか統一とういつはかることができる。さらに、演奏えんそうしゃいている方向ほうこう変化へんかさせることによって演奏えんそうのダイナミクスと視覚しかくてき効果こうかとをリンクさせることができる。
調しらべせいすなわちかんなが以外いがいにも、トランペットにたいしてソプラノビューグルは、円錐えんすいかんひらきがはやく、円筒えんとうかんみちふとい。このことからビューグルは、倍音ばいおんおおふくみ、とおたちせいすぐれた、かがやかしい音色ねいろ特徴とくちょうとしている。2006ねん現在げんざいビューグルを販売はんばいしているのは、アメリカのDynastyしゃとKanstulしゃである。ふるくはバックしゃ、ラディックしゃ、ゲッツェンしゃ、スリンガーランドしゃ、オールズ&サンしゃ、キングしゃとう様々さまざまなメーカーが生産せいさんしていた。
マーチングブラス
吹奏楽すいそうがく編成へんせいのマーチングバンドでは、ビューグルでなく、Bbかん・Fかんのマーチングブラスが使つかわれる。
ソプラノに対応たいおうする楽器がっきトランペット(Bbかん)。アルトに対応たいおうする楽器がっきはマーチングメロフォン(Fかん)。Bbかんのマーチングフレンチホルンフリューゲルホルン使用しようしてひびきをあつくするバンドもある。バリトンに対応たいおうする楽器がっきはマーチングバリトンとマーチングユーフォニアム(どちらもBbかん)。コントラバスに対応たいおうする楽器がっきはマーチングチューバ(Bbかん・Esかん)である。
またほんこう冒頭ぼうとう写真しゃしんにもあるように、楽器がっきのベルのきを「地面じめんたいして水平すいへい、もしくはすこたかげた状態じょうたい」で演奏えんそうするスタイルが主流しゅりゅうとなっている。
スーザフォン
Bbかんのチューバとおな管長かんちょう低音ていおん金管楽器きんかんがっき。アップライト(上向うわむき)ベルのチューバでは歩行ほこうちゅう演奏えんそう困難こんなんであることから、かんからだけるような形状けいじょうのヘリコーンバスとばれる楽器がっきされ、さらに改良かいりょうされて今日きょうのスーザフォンとなった。かつては、おおきくて目立めだつことと、どこかしら愛嬌あいきょうのある容姿ようしから、マーチングバンドの代名詞だいめいしてき存在そんざいであった。近年きんねんでは、音楽おんがくてき表現ひょうげんにおいてチューバにおとるとされ、マーチングチューバにえられる傾向けいこうにある。しかし「ひくおと楽器がっきおおきい」という直感ちょっかんてきかりやすい視覚しかく効果こうかは、楽器がっきにはがた魅力みりょくである。また、楽器がっき操作そうさ習熟しゅうじゅくのために長時間ちょうじかん訓練くんれんようするマーチングチューバとことなり、スーザフォンはかつぐだけで演奏えんそうはじめられる。問題もんだいとなる音色ねいろも、優秀ゆうしゅうなチューバ奏者そうしゃ演奏えんそうするかぎりでは、軽量けいりょうのためコンパクトに設計せっけいされた3/4サイズのマーチングチューバより、むしろ結果けっかられる。また自衛隊じえいたい音楽おんがくたいでもスーザフォンが使用しようされている。
かんたいは、本来ほんらい金管楽器きんかんがっき同様どうよう真鍮しんちゅうせいであるが、奏者そうしゃ負担ふたん軽減けいげんするため、ベルをFRPABS樹脂じゅしにして軽量けいりょうしたものもひろもちいられている。

打楽器だがっき演奏えんそうするセクション

編集へんしゅう

「ドラム」、「ドラムライン」ともばれる。ドリルに参加さんかする打楽器だがっきのセクションで、スネアドラム、テナードラム、バスドラム、シンバルで構成こうせいされる。スネアドラムは2–8にん、テナードラムは1–5にん、バスドラムは3–5にん程度ていど構成こうせいされることがおおい。シンバルは、近年きんねんれない団体だんたいおおくなっている。たん演奏えんそうされるだけでなく、スティックとうもちいた視覚しかくてき演技えんぎ(ギミック)もおこなわれる。かつては楽器がっきをベルトでげて使つかっていたが、専用せんようのキャリングホルダーが開発かいはつされ、楽器がっき保持ほじ容易よういであることや、奏者そうしゃ歩行ほこう動作どうささまたげにならないことなどから、今日きょうではこれにドラムをけて使用しようすることがほとんどである。

マーチングスネアドラム
通常つうじょうスネアドラム(コンサートスネアドラム)にくらべ、頑丈がんじょうなつくりで、ハイテンションのチューニングが可能かのう。また、シェル(どう)はふかく、独特どくとく倍音ばいおん特徴とくちょうとなっている。
ドラムコーを中心ちゅうしんとしたさく編曲へんきょく技法ぎほう発展はってん演奏えんそう技術ぎじゅつ進歩しんぽともない、マーチング・ドラムの音域おんいき年々ねんねん拡大かくだいされ、さい高音こうおん担当たんとうするスネアドラムには極端きょくたんなハイピッチが要求ようきゅうされるようになった。今日きょうでは楽器がっき自体じたい剛性ごうせいたかめられ、ヘッドにも合成ごうせい繊維せんいケブラー)をもちいたハイテンションに対応たいおうするものが使つかわれるようになっている。
ハイピッチとはいっても、「たかおと」がるピッコロスネアドラムが、きわめてあさいシェルにより高次こうじ倍音ばいおん共鳴きょうめいさせるのとは、音色ねいろちがいがある。野外やがい演奏えんそうされる小太鼓こだいこは、天然てんねんがわひもめの時代じだいから、ふかどうふと音色ねいろ楽器がっき使つかわれていた。この伝統でんとう今日きょうのマーチングスネアドラムにもかされ、コンサートようくらべはるかにふかいシェルが使つかわれ、音色ねいろふととおたちせいすぐれている。
近代きんだいてきなコースタイルパーカッションでは、屋外おくがいという劣悪れつあく環境かんきょうにおいても、おおくのおと空間くうかんくすことで効果こうかてき音響おんきょうようとするオーケストレーションがもちいられる。そのため、歯切はぎれのよい、ツブのはっきりしたおとこのまれる。
しまりのある音色ねいろこのまれるということは、ひびきせんスナッピーともばれる)にもあらわれている。コンサートようでは金属きんぞくせいのワイヤーがほとんどだが、マーチングでは音量おんりょう歯切はぎれのい、テニスラケットのガットちかいものがもちいられている。
しかし一方いっぽうでは、従来じゅうらいからのプラスチックフィルム・ヘッドとワイヤー・スネアをふかどうシェルにわせて使つかうごきもある。これは、吹奏楽すいそうがく編成へんせい団体だんたい伝統でんとうてき行進曲こうしんきょく主体しゅたい演奏えんそうするような場合ばあい、ドラムコー・チューニングのスネアドラムではサウンドが突出とっしゅつしてしまうからである。
スネア特有とくゆうはたかたで、右手みぎて左手ひだりてにぎかたちがうトラディショナルグリップがある。かつてスネアをベルトでげていたとき、楽器がっき右側みぎがわかたむいてしまい、左手ひだりてはたきづらかったことがことからおこったもの。現在げんざい[いつ?]はキャリングホルダーの使用しようにより楽器がっきかたむきはないが、そののよさからほとんどの団体だんたいがこのグリップでたたいている。また、むかしのようにあえて楽器がっきかたむけて演奏えんそうする団体だんたいもある。(グリップについてはスネアドラム#グリップ(にぎかたもごらんください)
オプションとしてちいさいシンバルカウベルなどをけることもある。
マーチングバスドラム
スネアドラム同様どうよう、キャリングホルダーにけて使用しようする。おもに、楽曲がっきょくのベースラインを担当たんとうする。「ベースドラム」ともばれる。
ドラムコーやコースタイルバンドでは、通常つうじょう3–5にん奏者そうしゃが、それぞれおおきさのちがバスドラム演奏えんそうする。シェルのおおきさは16インチから32インチのものが一般いっぱんてきである。
奏者そうしゃ分担ぶんたんにより、ランニングとばれる、こまかいリズムにうつるなど、演奏えんそうはばひろげることができる。このことでマーチングバスドラムは古典こてんてきな「頭打あたまうち」の楽器がっきから、独立どくりつした「こえ」すなわちメロディアスなラインをった楽器がっきへと発展はってんしたとえる。本来ほんらいバスドラムにあるはずの「ひびき」はこまかいリズムを不鮮明ふせんめいにするため、ヘッドにミュートをけてひびきをすことがおおい。これにより「コン」というアタックおんのみがこえる。
オプションとしてジャムブロックなどをけることもある。
マーチングマルチタム
スネアドラムと、バスドラムの中間ちゅうかん音域おんいき担当たんとうする楽器がっきで、キャリングホルダーにけて使用しようする。ドラムセットでいうタムにあたる楽器がっきだが、それと比較ひかくするとはるかにたかいチューニングがほどこされる。かくタムの音程おんてい間隔かんかくたん3われているが、まりはない。
かつてはダブルヘッドの楽器がっきもちいられていたが、今日きょうでは1人ひとり奏者そうしゃ複数ふくすうのシングルヘッドタムをわせて担当たんとうする楽器がっき主流しゅりゅう。マルチ、トリオ、クォード、クイント、テナードラムとうばれかた様々さまざま一般いっぱんてきにタムのかず区別くべつされる。
  • 3つのタムによって構成こうせいされるトリオ。
  • 4つのタムによって構成こうせいされるクォード。
  • 5つのタムによって構成こうせいされるクイント。
  • 6つのタムによって構成こうせいされるセクステット。
  • 7つのタムによって構成こうせいされるセプテット。ただしこれは70S後半こうはん、アメリカでまれられたもの。
オプションとしてカウベルなどをけることもある。
クロスオーバーといううで交差こうさしてたた独自どくじ奏法そうほうがある。
視覚しかくてきにもおおいにアピールできるクロスオーバーだが、ある程度ていど奏者そうしゃ技量ぎりょう必要ひつようである。
マーチングシンバル
コンサートようシンバルくらべて小型こがた軽量けいりょう、そしてうすいものが使つかわれる。たたいて演奏えんそうするほか、さまざまなアクションを披露ひろうして視覚しかくてき演技えんぎ担当たんとうする。
しかし、フロントアンサンブル(フロントピット)のサスペンディッドシンバルで演奏えんそうおぎなえることから、最近さいきん[いつ?]ではマーチングシンバルをれない団体だんたいおおい。
マーチングシロフォン
キャリングホルダーにけて使用しようする。軽量けいりょうのため、音域おんいきは2.5オクターブにせばめられ、また1つの鍵盤けんばんおおきさもコンサートようシロフォンよりいちまわちいさくなっている。それでも以前いぜん重量じゅうりょうが20キログラムちかくにもなっていたが、軽量けいりょうすすめられ、近年きんねんは7–8キログラムのモデルが主流しゅりゅうである。パレードなどでよく使用しようされる。
マーチンググロッケン
キャリングホルダーにけて使用しようする。グロッケンシュピール元々もともと小型こがた鍵盤けんばん楽器がっきであるため、マーチングシロフォンとはちがい、軽量けいりょう目的もくてき音域おんいきせばめてはいない。ベルリラとはべつ楽器がっき。パレードなどでよく使用しようされる。
ベルリラ
小型こがたグロッケンシュピールぼうけて片腕かたうではこび、もう片方かたがたうでマレット使つかって演奏えんそうする鍵盤けんばん楽器がっき演奏えんそうには片方かたがたうでしか使つかえないため、難易なんいたかいリズムは演奏えんそうできない。おも小学生しょうがくせい幼稚園ようちえん鼓笛隊こてきたい使用しようされる。
マーチングキーボード
キャリングホルダーに小型こがたキーボード電池でんちしき)をけたもの。おも小学生しょうがくせい幼稚園ようちえん鼓笛隊こてきたい・マーチングバンドで使用しようされる。打楽器だがっきではないがここに分類ぶんるい

フロントピット

編集へんしゅう

「フロントアンサンブル」や「ピット」ともばれ、ドリルのまえ、またはよこなどに様々さまざま打楽器だがっきいて演奏えんそうする。ドリルに参加さんかしないため、歩幅ほはばわせてあるくなどマーチングてき要素ようそはほとんどない。しかし、ぎゃくあるきながらたたかなければならないという制限せいげんがなく、じつ豊富ほうふ種類しゅるい打楽器だがっき演奏えんそうできるともいえる。

基本きほんてき奏者そうしゃそれぞれの担当たんとう楽器がっきことなり、奏者そうしゃそれぞれの譜面ふめんことなる。多彩たさいなピット楽器がっきによりさまざまな音色ねいろされ、全体ぜんたいきょくはなやかにするという役割やくわりつ。ドリルにはほとんど関係かんけいがないピットだが、演奏えんそうめんにおいては、なくてはならない存在そんざいといえる。

ドリルのまえ演奏えんそうしている位置いち関係かんけいじょう、ドラムメジャーにわせてもピットの演奏えんそうだけが突出とっしゅつしてしまうため、ピットはうしろのドラムやブラスの演奏えんそうき、それにわせて演奏えんそうしなければならない。ブラスとドラムがしっかりドラムメジャーのテンポにわせていなければピットが演奏えんそうわせるのはむずかしいということである。

おもマリンバシロフォンヴィブラフォングロッケンシュピールティンパニトライアングルタンバリンカウベルスレイベルクラベス、コンサートバスドラム、コンサートスネアドラムゴング(ドラ)、チャイムウィンドチャイム、コンサートタムタムコンガボンゴかず太鼓たいこしめ太鼓たいこかね小豆しょうずなみ(サーフドラム)ドラムセットブレーキドラムクロテイル、サスペンディッドシンバル、といった楽器がっき使つかわれる。

1970年代ねんだい、もともとティンパニや鍵盤けんばん楽器がっき搬式のもの使つかわれたが、1980ねん後半こうはんにはフロントピットというセクションが確立かくりつした。

マーチング独自どくじ楽器がっき編成へんせいとして、サスペンディッドシンバルがなんまいもあったり、コンサートベースドラムが2だい以上いじょう使つかわれることがある。吹奏楽すいそうがくではあまりられない光景こうけいだが、おもにマーチングがおこなわれる屋外おくがいではホールでの演奏えんそうちが反響はんきょうがないため、おおくのシンバルやベースドラムを使つか必要ひつようがある。

ほとんどの場合ばあい、ユニフォームで帽子ぼうし着用ちゃくようしている団体だんたいでも、フロントピットだけは帽子ぼうし着用ちゃくようしない。これはフロントピットがドラムメジャーの真下ました演奏えんそうしている関係かんけいじょう帽子ぼうしのせいで指揮しきえづらくなってしまうためである。

視覚しかく効果こうか担当たんとうするセクション

編集へんしゅう

カラーガード

編集へんしゅう

ドラムコーや、その影響えいきょうつよいコースタイルマーチングバンドにられる。軍隊ぐんたいにおいて、国旗こっきとう警護けいご担当たんとうするカラーガードが、たいあるいはラッパたいとともに行進こうしんしていたことに由来ゆらいする。ドラムコーの発展はってんともない、カラーガードの視覚しかく効果こうかにおける有効ゆうこうせい認識にんしきされるようになり、今日きょうのマーチングではカラーガードの演技えんぎきわめて重要じゅうようされている。 また、競技きょうぎ演技えんぎをするカラーガードにおいて、今日きょうではフラッグやライフルとうたくみに使つかいながら、衣装いしょうやアイテムにて色彩しきさい表現ひょうげんおどりにて楽曲がっきょくのストーリーを表現ひょうげんしている。

バトントワラー

編集へんしゅう

バトントワリングは、そもそもマーチングバンドのドラムメジャーが指揮しきつえまわしたりげるといった演出えんしゅつおこなったことから発生はっせいしたものである。かつてマーチングバンドにはバトントワラーがいるのが当然とうぜんであった。その、ドラムコーてき視覚しかく表現ひょうげん発達はったつや、バトントワリングが独自どくじ運動うんどう競技きょうぎとして発達はったつしてきたこともあり、以前いぜんほどバンドとバトンは一体いったいのものではなくなってきているが、今日きょうでもマーチングにバトントワリングがれられる機会きかいおおい。トワーリングバトンは視覚しかくてきなボリュームかんとぼしく、色彩しきさい表現ひょうげんがないため、カラーガードにくら表現ひょうげんりょくゆたかでないともいえる。しかし、トスによる立体りったいてき空間くうかん構成こうせいや、スピードかんあふれる演技えんぎがバトントワリングの特色とくしょくであり、適切てきせつ活用かつようすることでつよ視覚しかく効果こうかあたえることも可能かのうである。

チアリーダー

編集へんしゅう

アメリカの大学だいがくフットボールでは、チアリーダーとバンドとが一体いったいとなって試合しあい応援おうえんをするので、ハーフタイムショーの演技えんぎ一緒いっしょおこなわれてきた。日本にっぽん大学だいがくにおいても、応援おうえんだん組織そしきにチアリーダーとバンドがふくまれていることもある。

基本きほん動作どうさ

編集へんしゅう
MM(エムエム)
マーチング・アンド・マニューバリングのりゃくあるきながら演技えんぎするさい歩幅ほはば姿勢しせいあしすタイミング、あるかたなどの基本きほん動作どうさ、つまり「うご技術ぎじゅつ」のこと。またはメンバー全員ぜんいんあるかた姿勢しせいうごくタイミングなどを統一とういつするための練習れんしゅう場合ばあいもある。
あるかた
マーチングバンドではまえあるくだけでなく、まえにいる指揮しきしゃきながらうしろやよこうごくこともある。そのさいあるかたうごかた
  • その足踏あしぶみする、マークタイム
  • 前方ぜんぽうあるく、フォワードマーチ(たんにフォワードともばれる)
  • うしろにあるく、バックワード(リアマーチともばれる)
  • よこ方向ほうこうあるく、スライド(サイドステップ、ドラムではクラブウォークとわれる)
  • うしろにく、ターン

マーチングの用語ようご

編集へんしゅう

マーチングバンドで使つかわれている用語ようごだが、おなじことをしていてもかく団体だんたい言葉ことばちがうものもおおい。したがってここにしるした用語ようごがどのマーチングバンドでも使つかわれているわけではない。

ドリル
隊列たいれつみ、あるきながら演奏えんそう演技えんぎすること。軍隊ぐんたいでの基礎きそてき動作どうさ反復はんぷく訓練くんれんから、この名称めいしょうばれるようになった。日本にっぽんでは今日きょうでもマーチングバンドの演技えんぎをドリルとしょうするが、アメリカなどでは機械きかいてき正確せいかくさのみが演技えんぎ主眼しゅがんではないことから、「マーチング・ショー」などのかた一般いっぱんてきになっている。なお、パレードはドリルとはばない。
コール
マーチングバンドにおける、さまざまな号令ごうれいのこと。ボイスエレメントともぶ。
テンハット
コールのひとつで、「Corps, Ten Hut!」などの号令ごうれいでメンバーは「をつけ」の姿勢しせいになる。Attentionの音便おんびん。(アクセントのまえ母音ぼいんつよ発音はつおんされるとはぶかれるため、「ア」は発音はつおんされない。また、「ハッ」も「ション」が変化へんかしたどうれいで、それ自体じたい意味いみはない。)号令ごうれいがかかったらすぐテンハットの姿勢しせいにならなければならず、号令ごうれい合図あいずるまでは基本きほんてきなにがあってもその姿勢しせいからうごいてはいけない。
パレードレスト
コールのひとつ。「Corps, Parade Rest!」などの号令ごうれいがあったらメンバーは「やすめ」の姿勢しせいになる。演技えんぎぜん整列せいれつして待機たいきするさいなどにこの姿勢しせいになることがおおい。
ホーンズアップ
コールのひとつ。「Corps, Horns Up!」などの号令ごうれいがあったらメンバーは楽器がっきかまえた姿勢しせいになる。演技えんぎまえなどに号令ごうれいをかけられる。

日本にっぽんにおけるマーチングの現状げんじょう

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日本にっぽんにおけるだい規模きぼなマーチングの大会たいかいみっつある。

Mきょう大会たいかいと吹連の大会たいかいはそれぞれコンセプトがことなり、とくに吹連の大会たいかいは「コンサートバンドがそのまま演奏えんそうしながらパレードをする」ことを目的もくてき[4]にしている。コンセプトのちがいは出場しゅつじょう団体だんたいかおぶれに反映はんえいされていて、Mきょう大会たいかいにはマーチングせんもん活動かつどうしている文字通もじどおりのマーチングバンドが大半たいはんめており、吹連の大会たいかいには吹奏楽すいそうがくコンクールの全国ぜんこく大会たいかい出場しゅつじょうしている団体だんたいなど、コンサートバンドと両立りょうりつして活動かつどうしているバンドも存在そんざいする。もっとも、両方りょうほう大会たいかいにエントリーしている団体だんたいもあり、それぞれの大会たいかいのコンセプトにわせた演技えんぎ演奏えんそうおこなっている。

大会たいかい審査しんさでは、「視覚しかく効果こうか」、「音楽おんがく効果こうか」、「管楽器かんがっき」、「打楽器だがっき」、「うごきの技術ぎじゅつ」、「カラーガード」などの観点かんてんから審査しんさされることがおおい。ただし打楽器だがっきについては「バッテリー」と「フロントピット」を別々べつべつ項目こうもく審査しんさする場合ばあいと、「打楽器だがっき」という項目こうもくで「バッテリーとフロントピット」を同時どうじ審査しんさする場合ばあいがある。

そして、マーチングをエンタメスポーツとして発信はっしんする「マーチングさい」の大会たいかいは、アマチュアスポーツとしてはめずらしく「リーグせい」としていることが注目ちゅうもくされる。また、大会たいかい模様もようすべてライブ配信はいしんしている。大会たいかい開催かいさい地域ちいき行政ぎょうせい企業きぎょう団体だんたい連携れんけいして、地域ちいきでのマーチングの普及ふきゅうだけでなく、その地域ちいき活性かっせいにもちかられている[5]

なお、Mきょう・吹連それぞれの大会たいかい主戦しゅせんじょうにしている団体だんたい一堂いちどうかい技術ぎじゅつきそう「JAPAN CUP」(外部がいぶリンク)も開催かいさいされており、知名度ちめいど注目ちゅうもく向上こうじょう期待きたいされている。

その、ステージドリルにとくした「マーチングステージ全国ぜんこく大会たいかい」(Mきょう主催しゅさい)、ドラムコーにとくした「DCJ Championship」(ドラムコージャパン主催しゅさい)が開催かいさいされている。

しかしながら、これら大会たいかいへの参加さんか団体だんたいすうおもったほどびない、ひいてはマーチングに団体だんたいえない、という問題もんだいがある。それには以下いか理由りゆうかんがえられる。

  • 専用せんよう楽器がっきやコスチュームなどをそろえるには相応そうおう費用ひよう必要ひつようである
  • せんもん指導しどうしゃすくない
  • マーチングにかんする情報じょうほうすくない
  • マーチングをするとおとれるとおもわれている
  • 練習れんしゅう場所ばしょ定常ていじょうてき確保かくほ困難こんなんひろ場所ばしょ必要ひつよう屋外おくがい場合ばあい近隣きんりん住民じゅうみんとの騒音そうおん問題もんだい解決かいけつ

自衛隊じえいたいでは防衛大学校ぼうえいだいがくこう儀仗ぎじょうたい航空こうくう学生がくせいがファンシードリルの訓練くんれんおこなっており、自衛隊じえいたいのイベントで披露ひろうされる。

最近さいきんではしょう人数にんずうマーチングバンドけの大会たいかいとしてスリークロスが注目ちゅうもくされる。はるシーズンにおこなわれている『MIX3 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS』(NPO法人ほうじんマーチングさい主催しゅさい)はしょう編成へんせいしょうスペースのバンドにとってあたらしい選択肢せんたくしとなるであろう。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d MAMOR編集へんしゅう『MAMOR 2014ねん11がつごう』55ぺーじ
  2. ^ MAMOR編集へんしゅう『MAMOR 2014ねん11がつごう』56ぺーじ
  3. ^ エンタメ|Sport of Sound|2024マーチングさい ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS|マーチングさい組織そしき委員いいんかい”. マーチングさい|エンタメ. 2024ねん2がつ24にち閲覧えつらん
  4. ^ 2021年度ねんどマーチングコンテスト規定きてい (PDF)冒頭ぼうとうより。
  5. ^ 100. マーチングの聖地せいち/はじまりの場所ばしょ横浜よこはまBUNTAI |マーチングさい®︎|Marching notes™️ byマーチングさい®︎/ 108notes”. note(ノート) (2024ねん1がつ4にち). 2024ねん7がつ5にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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