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アメリカ海兵隊 - Wikipedia

アメリカ海兵かいへいたい

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく海兵かいへいたい

アメリカ海兵かいへいたい(アメリカかいへいたい、英語えいご: United States Marine Corps略称りゃくしょうUSMC)は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく海兵かいへいたいである。アメリカぐんの6つのぐんしゅの1つ。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくに8ある武官ぶかん組織そしきの1つ。

アメリカ海兵かいへいたい紋章もんしょう

2020ねん時点じてんやく18まんにん現役げんえき将兵しょうへいやく3まん8500にん予備よびやくようしている。MarinesDevil Dogs ともばれることがある。

概要がいよう

編集へんしゅう
 
「トイフェル・フンデン(デビル・ドッグズ)、ドイツでの合衆国がっしゅうこく海兵かいへいたい仇名あだな」。海兵かいへいたい募集ぼしゅうポスター(1914ねん - 1918ねん)。ピッケルハウベこうむったダックスフントがドイツぐんいかけるブルドッグ海兵かいへいたいである。
 
エジプトで上陸じょうりく作戦さくせん演習えんしゅうおこなだい22海兵かいへいたい遠征えんせいたい

アメリカ海兵かいへいたい本稿ほんこうにてしばしばアメリカとつけずたんに「海兵かいへいたい」とよぶ。アメリカ陸海空りくかいくうぐん機関きかんについても同様どうよう)は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく法律ほうりつもとづき、海外かいがいでの武力ぶりょく行使こうし前提ぜんていとし、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国益こくえき維持いじ確保かくほするための緊急きんきゅう展開てんかい部隊ぶたいとして行動こうどうする。また、必要ひつようおう水陸すいりく両用りょうよう作戦さくせん上陸じょうりくせん)をはじめとする軍事ぐんじ作戦さくせん遂行すいこうすることも目的もくてきとする。本土ほんど防衛ぼうえい任務にんむふくまれない外征がいせい専門せんもん部隊ぶたいであることから海兵かいへいたいは「なぐ部隊ぶたい」とも渾名あだなされる。

独自どくじ航空こうくう部隊ぶたい保有ほゆうすることで航空こうくう作戦さくせん実施じっしでき、航空機こうくうきをヘリコプターや艦載かんさいとすることで海軍かいぐん航空こうくう母艦ぼかん強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんなどを利用りようし、さらに活動かつどう範囲はんいひろげることができる。地上ちじょうせんよう装備そうび充実じゅうじつしており、陸軍りくぐん同様どうよう主力しゅりょく戦車せんしゃ配備はいびしている。戦闘せんとう艦艇かんてい保有ほゆうしないが、独自どくじ物資ぶっし輸送ゆそうせん保有ほゆうする。

いまでこそアメリカ海兵かいへいたいは「陸海空りくかいくうぐんぜん機能きのうそなえ、アメリカぐん参加さんかするおもたたかいには最初さいしょに、上陸じょうりく空挺くうてい作戦さくせんなどの任務にんむ前線ぜんせん投入とうにゅうされ、その自己じこ完結かんけつせいたか機動きどうせいから脚光きゃっこうびている緊急きんきゅう展開てんかい部隊ぶたい」と認識にんしきされているものの、後述こうじゅつするようにだい世界せかい大戦たいせん直前ちょくぜん海軍かいぐんによるテコ入てこいれがあるまでは、アメリカ軍部ぐんぶない組織そしきとしてのアイデンティティや独自どくじ存在そんざい価値かち設立せつりつ当初とうしょからわれつづけており、幾度いくどとなく消滅しょうめつ危機ききたされた組織そしきであった。

海兵かいへいたい任務にんむかんしては、在外ざいがい公館こうかんふく海外かいがい拠点きょてん警備けいびふくむため、比較的ひかくてき戦闘せんとうまれやすい要件ようけんそなえているが、海兵かいへいたい陸海空りくかいくうぐんおなじく戦争せんそう権限けんげんほうによる拘束こうそくけ、海兵かいへいたい戦闘せんとうおこなったことがそのまま「戦争せんそう」になるわけではない。つまり、議会ぎかい承認しょうにんけずに大統領だいとうりょう命令めいれいのみにもとづいて出撃しゅつげきした場合ばあい事後じご48時間じかん以内いない下院かいん議長ぎちょう上院じょういん臨時りんじ議長ぎちょうあて書面しょめんでの報告ほうこく必要ひつようであり、議会ぎかい宣戦せんせん布告ふこくについての審議しんぎをする。宣戦せんせん布告ふこく議決ぎけつされない場合ばあい開始かいしした戦闘せんとう議会ぎかいへの報告ほうこく60にち以内いないのみがみとめられ、さらに30にち以内いない撤兵てっぺい義務付ぎむづけられている[1]。このため、アメリカのほう解釈かいしゃくじょうでは、「海兵かいへいたい警備けいびしている在外ざいがい公館こうかんなどの防衛ぼうえいのためにやむをおこなう」戦闘せんとう行為こういどうほうによる拘束こうそくしたおこなわれる自衛じえい行為こういといえる。

軍政ぐんせいめんからみると海兵かいへいたい海軍かいぐんしょうした部局ぶきょくであり、装備そうび調達ちょうたつなどは海軍かいぐんしょうおこなう。軍令ぐんれいめんでは法律ほうりつによって単独たんどくぐんとしての独立どくりつせい保障ほしょうされている[ちゅう 1] ことから、指揮しき系統けいとうにおいて海軍かいぐん省内しょうないでは海軍かいぐん並列へいれつになっている[ちゅう 2]海兵かいへいたい海軍かいぐん艦船かんせんとも勤務きんむするなど、連携れんけいした活動かつどうおこなっている[2]

海兵かいへいたいは、大統領だいとうりょう搭乗とうじょうマリーンワンのコールサインを使用しようする大統領だいとうりょう専用せんようヘリコプターの運用うんようをも担当たんとうしている。

公式こうしき標語ひょうごは、ラテン語らてんごの “Semper fidelis”。英語えいごでは Always faithful. 直訳ちょくやくすれば「つね忠誠ちゅうせいを」となり、通常つうじょう口語体こうごたいでは Semper Fi!(センパーファーイ)とう。この標語ひょうごは、紋章もんしょうのスクロールにもしるされている。

The Few, The Proud.”(ほこたか少数しょうすう精鋭せいえい)や Once a Marine, Always a Marine.いちなったら、つね海兵かいへい)といった標語ひょうごもあり、「いち海兵かいへいたい入隊にゅうたいしたなら、除隊じょたいしようとも一生いっしょう海兵かいへい隊員たいいんとしてのほこり』をうしなわず、アメリカ国民こくみん模範もはんたれ」とされている。

沿革えんかく

編集へんしゅう

創設そうせつ

編集へんしゅう
 
1826ねん採用さいようされた士官しかんけの軍刀ぐんとう
 
ブルードレスを着用ちゃくようした一等いっとうへい

アメリカ海兵かいへいたいアメリカ独立どくりつ戦争せんそうなか1775ねん11月10にち大陸たいりく会議かいぎによって設立せつりつされた[ちゅう 3]大陸たいりく海兵かいへいたい (Continental Marines) を起源きげんとしている。この組織そしき創設そうせつされたのは、本国ほんごくイギリスぐん海兵かいへいたいという組織そしきがあったからたん同様どうようのものを設置せっちしただけのことであり、海兵かいへいたいという組織そしきならではの特別とくべつ創設そうせつ理由りゆう責任せきにん任務にんむかった。ジョージ・ワシントンは、みずからがひきいる大陸たいりくぐんから兵士へいしかれるのに反対はんたいしたため、大陸たいりく海兵かいへいたい部隊ぶたい設立せつりつ人員じんいんあらたに募集ぼしゅうしなければならなかった。この募集ぼしゅうは「タン・タバーン (Tun Tavern)」という居酒屋いざかやで、その所有しょゆうしゃのキャプテン・ロバート・ムラン (Robert Mullan) によってはじめられた。この居酒屋いざかやいま海兵かいへいたい誕生たんじょうとされている。しかし、大陸たいりく会議かいぎ承認しょうにんされた公式こうしき軍事ぐんじ組織そしきであったとはいえ、得体えたいれない大陸たいりく海兵かいへいたいなどという組織そしきへの入隊にゅうたい希望きぼうしゃはいなかったので、酒場さかば若者わかもの泥酔でいすいさせたところで入隊にゅうたいのサインをさせてそのまま入営にゅうえいさせるようなこともおこなわれたという。こうして創設そうせつあつめることができたのは、10にん将校しょうこうやく200にん兵卒へいそつぎなかった。かれらの大半たいはんてて技能ぎのうのない移民いみんであり、戦闘せんとうについての知識ちしきっているもの皆無かいむちかかった。初代しょだい海兵かいへいたいそう司令しれいかんとなるサミュエル・ニコラス居酒屋いざかや経営けいえいしゃだったが、フィラデルフィア社会しゃかいかおくという理由りゆうから抜擢ばってきされた[3]

大陸たいりく海兵かいへいたいは、当時とうじ艦船かんせんみの海兵かいへい隊員たいいん一般いっぱんてき任務にんむであった荒々あらあらしい水兵すいへいたち海上かいじょうでの反乱はんらん防止ぼうしなど、艦内かんない秩序ちつじょ維持いじ目的もくてきとする警備けいび任務にんむなどを普段ふだんおこない、戦闘せんとうには強行きょうこうせっふなばたした敵艦てきかんたいとして白兵戦はくへいせんおこなったり、接近せっきんした敵艦てきかん乗組のりくみいん小銃しょうじゅう狙撃そげきしたりする任務にんむをこなしたほかコマンド部隊ぶたいとしてイギリスぐん物資ぶっし集積しゅうせきしょうみから上陸じょうりくしておそったりしていたが、これらはわば大陸たいりく海軍かいぐん大陸たいりくぐんすけてきまわりをしていたにぎず、アメリカ独立どくりつ戦争せんそう大陸たいりくがわ勝利しょうり目処めどがついた1783ねん解散かいさんした。

そのフランス革命かくめい影響えいきょうによる擬似ぎじ戦争せんそうばれるフランスとの緊張きんちょう状態じょうたい発生はっせいにより、1798ねん7がつ11にちアメリカ海兵かいへいたい (United States Marine Corps) として再建さいけんされた。

そう司令しれいかんにはウィリアム・W・バローズ少佐しょうさ任命にんめいされ、その当時とうじ構成こうせいつぎとおりであった。

将校しょうこう上院じょういんによる任命にんめいせいで、へい任期にんきは3ねんであった。

再建さいけん海兵かいへい軍楽隊ぐんがくたい組織そしきされ、1801ねん1がつ1にちだい2だいアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大統領だいとうりょうジョン・アダムズもとめにおうじて大統領だいとうりょうにおける演奏えんそうかいおこなって以来いらい大統領だいとうりょう面前めんぜん演奏えんそうできる唯一ゆいいつ軍楽隊ぐんがくたいとしての栄誉えいよあたえられた。

海兵かいへいたい将校しょうこうおよび下士官かしかん帯刀たいとう義務付ぎむづけられたが、再建さいけん時点じてん制式せいしきされた刀剣とうけんはなく下士官かしかん陸軍りくぐんおなぶつ使用しようしていたとされる。1826ねんには士官しかんけにマムルークがたな英語えいごばんふう新形しんがた軍刀ぐんとう採用さいようされた。現在げんざいでも海兵かいへいたい士官しかんはこれに類似るいじした軍刀ぐんとう使用しようしている。下士官かしかんようとして1859ねん採用さいようされたアメリカ海兵かいへいたい下士官かしかんがたなは、アメリカぜんぐん装備そうびとしてはもっとふるくに採用さいようされ、もっと配備はいび期間きかんながいものである。

アメリカ海兵かいへいたい構成こうせいいんぞくに “Leather Necks”(レザーネックス)とばれるが、これはこの再建さいけん士官しかん兵士へいしわず共通きょうつうして支給しきゅうされた唯一ゆいいつ装備そうびである、刃物はものからくびまも防具ぼうぐねたくろ皮革ひかくせいのカラー(えり)に由来ゆらいする。現代げんだい軍服ぐんぷくはスーツがた開襟かいきんジャケットが主流しゅりゅうであるにもかかわらず、アメリカ海兵かいへいたい礼装れいそうであるブルードレスがたてえりなのもこの伝統でんとう由来ゆらいする。現代げんだいでは蔑称べっしょうであるジャーヘッドよりはマイナスイメージがすくないかたであり、海兵かいへいたい協会きょうかい雑誌ざっしレザーネック・マガジン英語えいごばん』や海兵かいへい隊員たいいん交流こうりゅうサイト “Leatherneck.com” などおおくのメディアで使つかわれている。

海賊かいぞく退治たいじべいぼく戦争せんそうだいいち世界せかい大戦たいせん

編集へんしゅう

アメリカ海兵かいへいたい海外かいがい派遣はけんは、地中海ちちゅうかい自由じゆう航行こうこうけんをめぐるトラブルからオスマン帝国ていこく独立どくりつ採算さいさんしゅうであるバーバリ諸国しょこくとのあいだ発生はっせいしただいいちバーバリ戦争せんそう1801ねん-05ねん)がはじめてで、このときは、1804ねんアレクサンドリア上陸じょうりくしたプレスリー・N・オバノン中尉ちゅういひきいる部隊ぶたいが、1805ねん4がつ27にちトリポリ要塞ようさい占領せんりょう[ちゅう 4] したことにより、勝利しょうり確定かくていてきなものにし、拿捕だほされた自国じこくかん乗組のりくみいん身代金みのしろきん6まんドルを支払しはらったものの、今後こんごアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく船籍せんせきふね航行こうこう妨害ぼうがいしないことを約束やくそくさせることに成功せいこうした。

べいぼく戦争せんそうでは陸軍りくぐんさきんじて宮殿きゅうでん占領せんりょうするなどの活躍かつやくせたほか[ちゅう 5]だいいち世界せかい大戦たいせんでは兵力へいりょく増強ぞうきょうされ、士官しかん4000にんへい7まん5000にんとなり、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく欧州おうしゅう派遣はけんぐん一部いちぶとしてフランスベロー・ウッドごしフランスぐんわってドイツぐん激戦げきせんひろげ、くずれかけた体勢たいせいなおしてドイツぐん撃退げきたいし、そのにも地上ちじょうせんにおいて戦果せんかげている。

しかし、これらの海兵かいへいたい勇敢ゆうかん戦果せんか数々かずかずは、結局けっきょく陸軍りくぐん区別くべつがつけられるものではなく、おな地上ちじょうせん所管しょかんする陸軍りくぐんからは「戦果せんか横取よこどりされた」として敵視てきしされたあげくに予算よさん配分はいぶんめぐってあらそ始末しまつであり、海兵かいへいたい不要ふようろんアメリカぐん部内ぶないくすぶりつづけて、ときおりいていた。

1910年代ねんだいから1930年代ねんだいせんあいだ海兵かいへいたいは、独立どくりつした戦闘せんとう能力のうりょく維持いじするために小規模しょうきぼ師団しだんてき部隊ぶたい大隊だいたい単位たんい恒常こうじょうてき設置せっちするようになり、人員じんいん大体だいたい士官しかん1000にんへい2まんにん推移すいいして、海兵かいへいたいそう司令しれいかん少将しょうしょうから中将ちゅうじょうになった。

このころになると水兵すいへい気質きしつむかしくらべておだやかになり、白兵戦はくへいせん生起せいきすることもくなって、海兵かいへいたい海軍かいぐん艦内かんない常駐じょうちゅうさせる必要ひつようせいうすれていた。艦内かんないでの海兵かいへいたい役割やくわり海軍かいぐん水兵すいへいのものと区別くべつがつかなくなっており、当然とうぜん指揮しき系統けいとうじょう海軍かいぐん対立たいりつきていたので、海兵かいへいたいはアメリカ国内外こくないがい海軍かいぐん基地きち警備けいび海外かいがい緊急きんきゅう派遣はけんというあらたな任務にんむあたえられた。

1903ねん締結ていけつされたパナマ運河うんが条約じょうやくによって、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくがパナマから「パナマ運河うんが地帯ちたい」とばれるパナマ運河うんが中心ちゅうしんから両側りょうがわ5マイルの地域ちいき租借そしゃくし、海兵かいへいたいがその警備けいびてられると、数個すうこ大隊だいたいあつめてパナマへ派遣はけんするための連隊れんたい例外れいがいてき編成へんせいされた。この時代じだい海兵かいへいたい組織そしき基本きほんてき中隊ちゅうたいであり、そう兵員へいいんも19世紀せいき士官しかんは100にん以下いかへいが1000〜2000にん、20世紀せいき初頭しょとう士官しかん200にんだいへい1まんにんじゃく程度ていどであった。それでも海兵かいへいたい不要ふようろんしゃからは「アメリカぐん獲得かくとくした前進ぜんしん基地きち防衛ぼうえいする任務にんむは、海兵かいへいたいでは能力のうりょく不足ふそくだ」として攻撃こうげきされていた。

海兵かいへいたいはこの当時とうじ中米ちゅうべいカリブ海かりぶかい諸国しょこくハイチドミニカ共和国どみにかきょうわこくパナマメキシコニカラグアなどに派遣はけんされていたが(バナナ戦争せんそう)、1927ねんにニカラグアではじまったサンディーノ戦争せんそうで、アウグスト・セサル・サンディーノ将軍しょうぐんひきいるゲリラ部隊ぶたい苦戦くせんすると1933ねん撤退てったいした。ニカラグアから撤退てったいすると、フランクリン・ルーズベルト大統領だいとうりょう善隣ぜんりん政策せいさく導入どうにゅうし、中米ちゅうべい諸国しょこくからも撤退てったいさせた。

海兵かいへいたいは、設立せつりつ当初とうしょから組織そしきとしてのアイデンティティや独自どくじ存在そんざい価値かちわれつづけて平時へいじにはつね規模きぼ縮小しゅくしょうされ、議会ぎかいなどでも海兵かいへいたい維持いじ経費けいひは「無駄むだ経費けいひ」と罵倒ばとうされ、解体かいたいされて海軍かいぐん陸軍りくぐん吸収きゅうしゅうされる危機ききなんもさらされていた。このような状況じょうきょうにもかかわらず、海兵かいへいたい解散かいさんしなかったのは、他国たこく海兵かいへいたいのように陸海りくかいぐん傘下さんかとして設置せっちしたのではなく、1798ねん再建さいけん海兵かいへいたい陸海りくかいぐん並列へいれつ立場たちばべつ設置せっちすることを法律ほうりつさだめたことにはしはっしており、議会ぎかい決議けつぎ法律ほうりつ制定せいていして設置せっちした以上いじょう、アメリカ軍部ぐんぶない独自どくじ判断はんだんでは解散かいさんさせることができず、解散かいさんについても議会ぎかい決議けつぎ必要ひつようであったためであり、議会ぎかい海兵かいへいたい擁護ようごろんしゃがいたためであった。

そのような逆境ぎゃっきょうにおいて、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくおな連合れんごうこくとしてだいいち世界せかい大戦たいせん参戦さんせんした日本にっぽん赤道あかみち以北いほくドイツりょうニューギニアかく諸島しょとう占領せんりょうし、大戦たいせんヴェルサイユ条約じょうやくによって正式せいしき日本にっぽん委任いにん統治とうちりょうとされたことにともない、べい西にし戦争せんそう獲得かくとくした西にし太平洋たいへいようにおけるフィリピングアム海外かいがい領土りょうど中国ちゅうごくでの各種かくしゅ権益けんえきつアメリカにとって、わずかはん世紀せいきすこまえマシュー・ペリーひきいる自国じこくひがしインド艦隊かんたい訪問ほうもんして開国かいこくさせた日本にっぽん急速きゅうそく発展はってん膨張ぼうちょうし、中部ちゅうぶ太平洋たいへいようかたちきゅうドイツりょうニューギニア地域ちいきにまで進出しんしゅつしてきたことは、脅威きょういとなりはじめていた。そこで、海兵かいへいたいという組織そしきとしての存在そんざい価値かちあらたに明示めいじするため、1921ねんアール・H・エリス英語えいごばん海兵かいへいたい少佐しょうさ日本にっぽん本土ほんど侵攻しんこう作戦さくせんについての論文ろんぶん「ミクロネシア前進ぜんしん基地きち作戦さくせん行動こうどう (Advanced Base Operations in Micronesia)」を7かげつげた。この論文ろんぶんは、海軍かいぐん以前いぜんより研究けんきゅう1919ねん非公式ひこうしき立案りつあんされたオレンジ計画けいかく肉付にくづけすることとなり、1924ねんアメリカ陸海りくかいぐん合同ごうどう会議かいぎ (Joint Army and Navy Board) で採用さいようされた。

だい世界せかい大戦たいせん

編集へんしゅう
 
1945ねん2がつ23にち硫黄いおうとう摺鉢山すりばちやま星条旗せいじょうきてる海兵かいへいたい兵士へいしたちった写真しゃしん硫黄いおうとう星条旗せいじょうき』をもとつくられた記念きねん海兵かいへいたい戦争せんそう記念きねん』。とう番兵ばんぺいざおうしろにひかえていることからかるように、はた掲揚けいようくだおさめできる またこの記念きねんはそのまま海兵かいへいたい憲兵けんぺいたいのバッジに意匠いしょうれられている

だい世界せかい大戦たいせん勃発ぼっぱつ拡大かくだいしてくると、海軍かいぐん海兵かいへいたいたいするあつかいがそれまでのものから180わるようになった。

陸軍りくぐん戦略せんりゃくじょう、ヨーロッパ戦線せんせん主眼しゅがんき、太平洋たいへいよう方面ほうめんたたかいに消極しょうきょくてきであったので、太平洋たいへいよう方面ほうめんだい規模きぼ地上ちじょうせん兵力へいりょくたない海軍かいぐん島嶼とうしょ制圧せいあつふくめて単独たんどくたたかわざるをない状況じょうきょうおちいったことで海軍かいぐん連携れんけいする地上ちじょうせん兵力へいりょく確保かくほする必要ひつようせまられ、それには海軍かいぐんおな海軍かいぐんしょう所管しょかんにある陸上りくじょう戦闘せんとう集団しゅうだんである海兵かいへいたい連携れんけいする以外いがい打開だかいさくがなくなったからである。アーネスト・キング合衆国がっしゅうこく艦隊かんたい司令しれい長官ちょうかんは、ジョージ・マーシャル陸軍りくぐん参謀さんぼう総長そうちょうによる海兵かいへいたい陸軍りくぐん吸収きゅうしゅうあん強硬きょうこう反対はんたいするとともに、従来じゅうらい海軍かいぐん長官ちょうかん指揮しきにあった海兵かいへいたいを、海軍かいぐん長官ちょうかんではなく大統領だいとうりょう直属ちょくぞくしている合衆国がっしゅうこく艦隊かんたい指揮しき手続てつづきをった。そして陸軍りくぐん反対はんたいって海兵かいへいたい兵力へいりょくを4師団しだんやし、さらに1個いっこ師団しだん追加ついかしようとした。

だい世界せかい大戦たいせん海兵かいへいたいは、せんあいだオレンジ計画けいかくもと1930年代ねんだいから島嶼とうしょにおける、敵前てきぜん強行きょうこう上陸じょうりく主体しゅたいとする作戦さくせん展開てんかい研究けんきゅうしたほか、海兵かいへいたい航空こうくうだん拡充かくじゅうし、海兵かいへいたい装備そうび委員いいんかいでは敵前てきぜん強行きょうこう上陸じょうりくにおいて効率こうりつてき作戦さくせんすすむよう LVT など海兵かいへいたい独自どくじ戦闘せんとう車両しゃりょうはじめとする装備そうび研究けんきゅうおこなわれており、太平洋戦争たいへいようせんそう開戦かいせん海軍かいぐん連携れんけいしてのさん次元じげん作戦さくせんおこなえる段階だんかいにまで調整ちょうせいされていた。

このような経緯けいいだい世界せかい大戦たいせん海兵かいへいたい太平洋たいへいようおも戦場せんじょうとしてたたかい、水陸すいりく両用りょうよう軍団ぐんだんとして参加さんかしたガダルカナルとうタラワ環礁かんしょうサイパンとうペリリューのたたかはじめとするマリアナ諸島しょとう硫黄いおうとう沖縄おきなわなどにおける日本にっぽんぐんとの激戦げきせん経験けいけんは、現在げんざいのアメリカ海兵かいへいたい基礎きそとなり、敵前てきぜん強行きょうこう上陸じょうりくなどでの活躍かつやく海兵かいへいたい存続そんぞく貢献こうけんした。

ちなみに1945ねん2がつ19にち硫黄いおうとうへの敵前てきぜん強行きょうこう上陸じょうりくしょうじた戦死せんししゃ501めいは、1にち戦闘せんとうによってしょうじた戦死せんししゃすうとしては、海兵かいへいたい創設そうせつ以来いらい、2011ねんまでのあいだにおいて最大さいだいである。硫黄いおうとう擂鉢すりばちやま星条旗せいじょうきかかげられたは、後日ごじつ「アメリカ海兵かいへいたい記念きねん」に制定せいていされている。

同年どうねん3がつには連邦れんぽう議会ぎかい決議けつぎによって海兵かいへいたい最高さいこう階級かいきゅう大将たいしょうとなり、アレクサンダー・ヴァンデグリフト海兵かいへいたいそう司令しれいかん同年どうねん4がつ4にちけで海兵かいへいたいはつ大将たいしょうとなった。このころには海兵かいへいたいは6師団しだん士官しかん3まん7000にん兵卒へいそつ48まんにんにまでふくらんでおり、きたるべき日本にっぽん本土ほんど上陸じょうりく作戦さくせんそなえていたが、作戦さくせん発動はつどうまえ日本にっぽん降伏ごうぶくした。

だい世界せかい大戦たいせんちゅう統合とうごう参謀さんぼうちょう会議かいぎには海兵かいへいたい司令しれいかんまねかれなかったが、戦後せんご必要ひつようおうじてまねかれるようになり、やがて正規せいきメンバーとなった。

だい世界せかい大戦たいせん以後いご

編集へんしゅう

だい世界せかい大戦たいせん朝鮮ちょうせん戦争せんそうにおいて韓国かんこく救援きゅうえん先遣せんけん部隊ぶたいとして派遣はけんされ、釜山ぷさんめられた国連こくれんぐんなかべいぐん中核ちゅうかくとして困難こんなん時期じきささえ、ダグラス・マッカーサー元帥げんすい立案りつあんした仁川にがわ上陸じょうりく作戦さくせん(クロマイト作戦さくせん)に中核ちゅうかく戦力せんりょくとしてもちいられ、上陸じょうりくソウル奪還だっかんにも一番乗いちばんのりの一翼いちよくになった。また、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく参戦さんせんによって総崩そうくずれとなった国連こくれんぐん殿しんがり(しんがり。さい後尾こうび防衛ぼうえい)をつとめたのも海兵かいへいたいであった。そのもゲリラの掃討そうとうせん従事じゅうじし、アメリカぐんイギリスぐんイギリス連邦れんぽうぐん)、大韓民国だいかんみんこくぐんベルギーぐんなどから構成こうせいされた国連こくれんぐんおこなった攻勢こうせいにはつね主力しゅりょくとしてもちいられ、海兵かいへいたい朝鮮ちょうせん戦争せんそう休戦きゅうせん38せん防御ぼうぎょ陣地じんちむかえることになる。

そのも、ベトナム戦争せんそうグレナダ侵攻しんこう湾岸わんがん戦争せんそうイラク戦争せんそうなど、米国べいこくおこなっただい規模きぼ軍事ぐんじ行動こうどうにはつね最前線さいぜんせん投入とうにゅうされ、海兵かいへい部隊ぶたい規模きぼ大小だいしょうはあるもののぜん世界せかい展開てんかいされており、有事ゆうじさいには世界中せかいじゅうどこにでも展開てんかいできる能力のうりょく[ちゅう 6]保有ほゆうしている。

創設そうせつ以来いらい志願しがんせいによる補充ほじゅう原則げんそくとしてきたが、だい世界せかい大戦たいせんちゅうおよびベトナム戦争せんそうちゅうには徴兵ちょうへいによる補充ほじゅうおこなっている。

2020年代ねんだい

編集へんしゅう

増強ぞうきょうする中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんたいし、デービッド・バーガーそう司令しれいかんが、Force Design 2030 を発表はっぴょうした。人員じんいん現在げんざいの18まん9000にんから1まん2000にん削減さくげんし、戦車せんしゃ全廃ぜんぱい歩兵ほへい大隊だいたいを24から21個いっこへ、歩兵ほへい大隊だいたい(予備よびやく)を8から6へ、砲兵ほうへい中隊ちゅうたいを21個いっこから5へ、水陸すいりく両用りょうようしゃ運用うんようする水陸すいりく両用りょうようしゃ大隊だいたいを6から4へ、3架橋かきょう中隊ちゅうたい削減さくげんする。また航空こうくうたいかんしてもF-35B/C飛行ひこうたい定数ていすうを16から10削減さくげんへ、現役げんえき中型ちゅうがたティルトローター飛行ひこうたいを17から14へ、じゅう輸送ゆそうヘリコプター中隊ちゅうたいを7から5へ、かる攻撃こうげきヘリコプター中隊ちゅうたいを7から5削減さくげんする。またロケット砲兵ほうへい中隊ちゅうたいを14から21個いっこ増強ぞうきょうけい装甲そうこう偵察ていさつ中隊ちゅうたいを9から12へ、航空こうくう給油きゅうゆ輸送ゆそう中隊ちゅうたいを3から4へ、無人むじん中隊ちゅうたいを3から6への増強ぞうきょうする。

またアメリカ海軍かいぐん作戦さくせん支援しえんするために、小規模しょうきぼなチームに分散ぶんさんし、揚陸ようりくていなどで南シナ海みなみしなかい東シナ海ひがししなかい点在てんざいする離島りとう沿岸えんがん上陸じょうりくし、たいかんミサイル攻撃こうげき補給ほきゅう基地きちとして機能きのうする前方ぜんぽう展開てんかい前線ぜんせん基地きち計画けいかくしている。これにともなって沖縄おきなわ沿岸えんがん連隊れんたい創設そうせつされる。

ただバーガーそう司令しれいかん改革かいかくたいして、「海兵かいへいたいにはおおくの任務にんむ付与ふよされる。中東ちゅうとう欧州おうしゅう朝鮮半島ちょうせんはんとうなどで海兵かいへいたい陸上りくじょう作戦さくせんめいじられた場合ばあい戦車せんしゃなしでは対応たいおうできなくなる。ぎた改革かいかくには問題もんだいがある」という批判ひはんもある。

2023ねん7がつにはバーガーそう司令しれいかん任期にんき満了まんりょうとなり、ジョー・バイデン政権せいけんエリック・スミス英語えいごばんふく司令しれいかん後任こうにんとする人事じんじ決定けっていしていたが、上院じょういん公聴こうちょうかい野党やとう共和党きょうわとう議員ぎいん国防総省こくぼうそうしょう中絶ちゅうぜつたいするかんがかた問題もんだい承認しょうにん留保りゅうほしたため、2023ねん7がつ11にち以降いこうはスミスが司令しれいかん代理だいりとなり、1859ねん以来いらい164ねんぶりに司令しれいかん不在ふざいという事態じたいおちいっている[4]

軍政ぐんせい部隊ぶたい管理かんりめんでは海軍かいぐんおなじく、海軍かいぐんしょう海軍かいぐん長官ちょうかん)の監督かんとくにある。海兵かいへいたいそう司令しれいかん海兵かいへいたいなか最高さいこう軍人ぐんじんであって、官職かんしょくとしての海兵かいへいたいそう司令しれいかん海兵かいへいたい最高さいこう指揮しきかんである。統合とうごう参謀さんぼう本部ほんぶ一員いちいんでもあり、海軍かいぐん長官ちょうかん文官ぶんかん)に直属ちょくぞくしている。これは海軍かいぐん作戦さくせん部長ぶちょう海軍かいぐん軍人ぐんじん最高さいこう)と同格どうかく職位しょくいである。海兵かいへいたいそう司令しれいかんは、軍政ぐんせい部隊ぶたい管理かんりめんでの権限けんげんゆうし、海兵かいへいたいをいつでも戦闘せんとう可能かのう状態じょうたいたも責任せきにんがあるが、軍令ぐんれい作戦さくせん指揮しき権限けんげんゆうしていない。軍令ぐんれい作戦さくせん指揮しきについては、かく統合とうごうぐん司令しれいかんつうじておこなわれる。

海兵かいへいたい上部じょうぶ機構きこうとして、海兵かいへいたい司令しれい (HQMC) がバージニアしゅう設置せっちされている。作戦さくせん部隊ぶたい (Marine Corps Forces, MARFOR) は海兵かいへいたいそうぐん (United States Marine Corps Forces Command, MARFORCOM) および太平洋たいへいよう海兵かいへいたい (MARFORPAC, Marine Forces Pacific)、海兵かいへいたい予備よびやく (MARFORRES, Marine Forces Reserve) で構成こうせいされており、海兵かいへいたいそうぐんだい2海兵かいへい遠征えんせいぐんを、太平洋たいへいよう海兵かいへいたいだい1海兵かいへい遠征えんせいぐんだい3海兵かいへい遠征えんせいぐんを、海兵かいへいたい予備よびやくだい4海兵かいへい師団しだん指揮しきする。これらはかく統合とうごうぐん兵力へいりょく派遣はけんしている。

海兵かいへいたい航空こうくう部隊ぶたいふくめたしょ兵科へいか統合とうごう部隊ぶたいであり、べい陸軍りくぐんとはことなった編制へんせいっている。通常つうじょう編制へんせい戦闘せんとう見越みこした海兵かいへい空地くうち任務にんむ部隊ぶたい(MAGTF、マグタフ、Marine Air-Ground Task Force)編制へんせいとなっている。MAGTF の最大さいだい規模きぼのものは海兵かいへい遠征えんせいぐん (MEF, Marine Expeditionary Force) であり、1個いっこ海兵かいへい師団しだんおよび1個いっこ海兵かいへい航空こうくうだんからなる。必要ひつようおうじ、より小規模しょうきぼ海兵かいへい遠征えんせい旅団りょだん (MEB, Marine Expeditionary Brigade) や海兵かいへいたい遠征えんせいたい (MEU, Marine Expeditionary Unit) が編成へんせいされる。平時へいじにおいて MAGTF は、MEF で3たい、MEB で3たい、MEU で7たい編制へんせいし、有事ゆうじにはこれらがわされ、えられて作戦さくせん実行じっこうされる。

特殊とくしゅ部隊ぶたいとして海兵かいへいたい特殊とくしゅ作戦さくせん司令しれい (MARSOC, Marine Forces Special Operations Command) に2大隊だいたい基幹きかん戦力せんりょくゆうするほか、常設じょうせつされている7つの海兵かいへい遠征えんせいたい (MEU) すべてが特殊とくしゅ作戦さくせん能力のうりょくゆうしている[ちゅう 7][2]

編制へんせい

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解散かいさんした部隊ぶたい

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階級かいきゅう

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給与きゅうよ等級とうきゅう O-1 O-2 O-3 O-4 O-5 O-6 O-7 O-8 O-9 O-10
階級かいきゅうあきら
 
 
 
 
gold oak leaf
 
silver oak leaf
 
silver eagle with shield clutching arrows
 
single silver star
 
two silver stars
 
three silver stars
 
four silver stars
階級かいきゅう名称めいしょう 少尉しょうい
(Second Lieutenant)
中尉ちゅうい
(First Lieutenant)
大尉たいい
(Captain)
少佐しょうさ
(Major)
中佐ちゅうさ
(Lieutenant Colonel)
大佐たいさ
(Colonel)
じゅんしょう
(Brigadier General)
少将しょうしょう
(Major General)
中将ちゅうじょう
(Lieutenant General)
大将たいしょう
(General)
略称りゃくしょう 2ndLt 1stLt Capt Maj LtCol Col BGen MajGen LtGen Gen
NATOコード OF-1 OF-2 OF-3 OF-4 OF-5 OF-6 OF-7 OF-8 OF-9

じゅん士官しかん

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じゅん士官しかん (Warrant Officers) の階級かいきゅうさい上位じょういは5とう最下位さいかいは1とうである。1とう国防こくぼう長官ちょうかんによって任命にんめいされ、2とう以上いじょう大統領だいとうりょうによって任命にんめいされる。また、准尉じゅんい以上いじょう階級かいきゅうしょうそでからかたうつる。

給与きゅうよ等級とうきゅう W-1 W-2 W-3 W-4 W-5
階級かいきゅうあきら          
階級かいきゅう名称めいしょう 1とう准尉じゅんい
(Warrant Officer 1)
2とう准尉じゅんい
(Chief Warrant Officer 2)
3とう准尉じゅんい
(Chief Warrant Officer 3)
4とう准尉じゅんい
(Chief Warrant Officer 4)
5とう准尉じゅんい
(Chief Warrant Officer 5)
略称りゃくしょう WO1 CWO2 CWO3 CWO4 CWO5
NATOコード WO-1 WO-2 WO-3 WO-4 WO-5

下士官かしかんへい

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下士官かしかんへい(Enlisted)

  • 伍長ごちょうより制服せいふく(ブルードレスB)のズボンにあかせんはい
給与きゅうよ等級とうきゅう E-1 E-2 E-3 E-4 E-5 E-6 E-7 E-8 E-9
階級かいきゅうあきら 階級かいきゅうしょうなし                      
階級かいきゅう名称めいしょう 二等兵にとうへい
(Private)
一等いっとうへい
(Private First Class)
上等じょうとうへい
(Lance Corporal)
伍長ごちょう
(Corporal)
さんとう軍曹ぐんそう
(Sergeant)
とう軍曹ぐんそう
(Staff Sergeant)
一等いっとう軍曹ぐんそう
(Gunnery Sergeant)
曹長そうちょう専門せんもんしょく
(Master Sergeant)
先任せんにん曹長そうちょう管理かんりしょく
(First Sergeant)
上級じょうきゅう曹長そうちょう専門せんもんしょく
(Master Gunnery Sergeant)
最上級さいじょうきゅう曹長そうちょう管理かんりしょく
(Sergeant Major)
海兵かいへいたいさい先任せんにん上級じょうきゅう曹長そうちょう
(Sergeant Major of the Marine Corps)
略称りゃくしょう Pvt PFC LCpl Cpl Sgt SSgt GySgt MSgt 1stSgt MGySgt SgtMaj SgtMajMarCor
NATOコード OR-1 OR-2 OR-3 OR-4 OR-5 OR-6 OR-7 OR-8 OR-9

にゅう除隊じょたい昇進しょうしん

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入隊にゅうたい

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一等いっとう軍曹ぐんそうへの名誉めいよ昇進しょうしんで、ブルードレスをR・リー・アーメイ左腕さわんの2ほんおび精勤せいきんあきら(service stripe)で、勤続きんぞく10ねんあらわしている
 
大尉たいいとしてブルードレスをデイル・ダイむねにはブロンズスターメダルパープルハートあきらけている
 
サンディエゴ訓練くんれんしょでの訓練くんれん(2006ねん
 
士官しかんクラスのサービスドレス
 
下士官かしかんへいクラスのサービスドレス
 
MARPAT(MARines corps PATtern)迷彩めいさい戦闘せんとうふく

伝統でんとうてき志願しがんせいり、少数しょうすう精鋭せいえい目指めざしている海兵かいへいたいでは、入隊にゅうたい志願しがんしゃ採用さいよう選別せんべつされるため、入隊にゅうたいする人数にんずうはそれほどおおくない[ちゅう 8]

兵卒へいそつ
志願しがんしゃ海兵かいへいたいブートキャンプという志願しがんしゃ訓練くんれんしょ(カリフォルニアしゅうサンディエゴ訓練くんれんしょと、サウスカロライナしゅうパリス・アイランド訓練くんれんしょ英語えいごばんの2かしょ存在そんざい)に入所にゅうしょして訓練くんれんける。
訓練くんれん所内しょないでは男女だんじょ同様どうよう訓練くんれんけるが、訓練くんれんそのものは別々べつべつおこなわれる。海兵かいへいたい入隊にゅうたい教育きょういく期間きかんは13週間しゅうかん(=3かげつきょう)におよび、4ぐんなかでももっとながく、苛烈かれつ練兵れんぺいおこなう。練兵れんぺいでは入営にゅうえいしゃ個性こせい徹底的てっていてき否定ひていし、団体だんたい一員いちいんとして活動かつどうさせ、命令めいれいたいする即座そくざ服従ふくじゅうたたまれる。ついてられないもの容赦ようしゃなく民間みんかん社会しゃかいもどされ、練兵れんぺい訓練くんれん修了しゅうりょうしたもののみが「Marine(海兵かいへい)」と名乗なのることをゆるされる。海兵かいへいたい除隊じょたいぐん入隊にゅうたいしても再度さいど練兵れんぺい訓練くんれんける必要ひつよういが、ぐん除隊じょたいして海兵かいへいたい入隊にゅうたいしたものは、それまでの功績こうせきわず海兵かいへいたい練兵れんぺい訓練くんれんけなければならない。訓練くんれんせい海兵かいへいたいマーシャルアーツプログラムのタンベルト(ちゃたい)と、海兵かいへいたい上級じょうきゅう射手しゃしゅあきら(「Rifle Marksman」以上いじょう)を取得しゅとくしなければならない。
きびしい体力たいりょく錬成れんせい戦闘せんとう訓練くんれんなどの試練しれんえたものだけが訓練くんれん期間きかん終了しゅうりょう同時どうじ一等いっとうへいまたは二等兵にとうへいとして任用にんようされ、海兵かいへいたい隊員たいいんとなる。志願しがん採用さいよう各人かくじん経歴けいれきおうじてブートキャンプ一等いっとうへい二等兵にとうへいになるかがあらかじめ契約けいやくされており、訓練くんれん所内しょないでの成績せいせき席次せきじ関係かんけいない。ブートキャンプを修了しゅうりょうした新人しんじん海兵かいへいは、歩兵ほへい歩兵ほへい学校がっこう (School of Infantry)、兵科へいかでは戦闘せんとう訓練くんれん課程かてい (Marine Combat Training) および兵科へいかべつ学校がっこうにおいて継続けいぞく訓練くんれんけたのちに、かく部隊ぶたい配属はいぞくされる。
士官しかん
海兵かいへいたい陸軍りくぐんウエストポイント海軍かいぐんアナポリス空軍くうぐんコロラドスプリングスといった独自どくじ士官しかん学校がっこうたず、入隊にゅうたいする士官しかん大学だいがく卒業そつぎょう最低さいてい条件じょうけん卒業そつぎょう証明しょうめいしょ必要ひつよう)で全米ぜんべい大学だいがくからの卒業生そつぎょうせい多様たよう職業しょくぎょうもの入隊にゅうたい希望きぼうしてる。
これらの士官しかん希望きぼうしゃは、まず海兵かいへいたい士官しかん候補こうほせい学校がっこう (Officer Candidate School、OCS) に入校にゅうこうし、10週間しゅうかん訓練くんれんけて修了しゅうりょうすることがもとめられる。アナポリスそつ士官しかん候補こうほせい海兵かいへいたい将校しょうこう任官にんかんするみちもある。かく大学だいがくもうけられている予備よびやく将校しょうこう訓練くんれん課程かてい修了しゅうりょうすれば海兵かいへいたい少尉しょうい任官にんかんされる。教育きょういく前半ぜんはん2年間ねんかん海軍かいぐん関係かんけいを、後半こうはん2年間ねんかん海兵かいへいたいについてまなぶ。無事ぶじにOCSを修了しゅうりょうすると海兵かいへいたい少尉しょうい (2nd Lieutenant) に任官にんかんされ、すぐにつづけてバージニアしゅうクアンティコのべい海兵かいへいたい基礎きそ訓練くんれんこう (TBS、The Basic School) に入校にゅうこうし、6かげつあいだ訓練くんれん教育きょういくける。TBSでの成績せいせき期間きかんちゅう規定きていレベルにたっしないもの海兵かいへい少尉しょうい任官にんかんされる。TBS卒業そつぎょうによってしんべい海兵かいへいたい士官しかんとなる[2]

昇進しょうしん

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兵卒へいそつ
海兵かいへいたい入隊にゅうたいしたへいは、二等兵にとうへい任用にんようされる。入隊にゅうたい契約けいやく初期しょき教育きょういく課程かてい終了しゅうりょう一等いっとうへいへの昇進しょうしん確約かくやくされているもの課程かてい修了しゅうりょうを以ってただちに昇進しょうしんするが、その入隊にゅうたいから6かげつ
一等いっとうへい昇進しょうしんからさらに9かげつつと上等じょうとうへい昇進しょうしんする。
士官しかん
士官しかん候補こうほせいとして入隊にゅうたいして小隊しょうたい指揮しきかん課程かてい (Platoon Leader Course) をえると少尉しょうい任官にんかんし、1ねんおよ基本きほんじゅつ学校がっこう (The basic School) の課程かていえると専門せんもんべつに1週間しゅうかんから16かげつ教育きょういくける。
少尉しょうい任官にんかんの5-6ねん勤務きんむて、成績せいせきがよければ大尉たいい昇進しょうしんし、10ねんから12ねんつと有望ゆうぼう士官しかん少佐しょうさとなるための専門せんもん教育きょういくけて昇進しょうしんするが、佐官さかん非常ひじょうせまもんであり少佐しょうさにまでなれる人間にんげんすくない。
さらに将官しょうかん目指めざすものはアメリカ海兵かいへいたい指揮しき幕僚ばくりょう大学だいがく (Marine Corps Command and Staff College) へ入学にゅうがくして教育きょういくける。
ごく少数しょうすうではあるが、兵卒へいそつから選抜せんばつされた優秀ゆうしゅうものはOCSへの入校にゅうこう資格しかくあたえられる。OCSで必要ひつよう研修けんしゅう終了しゅうりょうするとじゅん士官しかん任命にんめいされ、さらに少尉しょうい以上いじょうへの昇進しょうしん可能かのうである。著名ちょめい選抜せんばつしゃにはブロンズスターメダルパープルハートあきら授与じゅよされたデイル・ダイなどがいる。

除隊じょたい

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名誉めいよ除隊じょたい
軍人ぐんじんとして在役ざいえきちゅう成績せいせきおおむ良好りょうこうで、軍法ぐんぽう会議かいぎまたは民事みんじ訴訟そしょうなどの対象たいしょうにならずに一定いってい条件じょうけんたして除隊じょたいしたものは、名誉めいよ除隊じょたいとなり、名誉めいよ除隊じょたい証書しょうしょ交付こうふされる。名誉めいよ除隊じょたい証書しょうしょ交付こうふけると、福利ふくり厚生こうせい生活せいかつ保障ほしょうめんにおいてさまざまな恩典おんてんけることができる。海兵かいへいたいにおいて名誉めいよ除隊じょたいとなる勤務きんむ成績せいせき以外いがいおも条件じょうけんは、つぎのようなもの。
  • 20ねん以上いじょう勤続きんぞく大尉たいい定年ていねんむかえる・佐官さかん昇進しょうしんしている。)
  • 傷痍しょうい除隊じょたい戦傷せんしょうによって職務しょくむへの復帰ふっき不可能ふかのう判断はんだんされた場合ばあいがこれにたる。勤続きんぞく年数ねんすうわない。)
  • 名誉めいよある職業しょくぎょう[ちゅう 9] への転職てんしょく勤続きんぞく年数ねんすうわない。)
普通ふつう除隊じょたい
軍人ぐんじんとして在役ざいえきちゅう成績せいせきおおむ良好りょうこうで、軍法ぐんぽう会議かいぎまたは民事みんじ訴訟そしょうなどの対象たいしょうにならなかったが、名誉めいよ除隊じょたい条件じょうけんたせずに除隊じょたいしたもの普通ふつう除隊じょたいになる。れいとしては以下いかとおり。
  • 2昇進しょうしん見送みおくられたもの
  • 尉官いかん中尉ちゅうい少尉しょうい)のまま勤続きんぞく20ねんむかえ、佐官さかん昇進しょうしん出来できなかったもの
  • 勤続きんぞく19ねん以前いぜん昇進しょうしん見送みおくりとなったもの
不名誉ふめいよ除隊じょたい
軍法ぐんぽう会議かいぎによる有罪ゆうざい判決はんけつ確定かくてい犯罪はんざい逮捕たいほされるなど、軍人ぐんじんとして不名誉ふめいよ行為こういたいする懲戒ちょうかい処分しょぶん一種いっしゅで、強制きょうせいてき除隊じょたいさせられる。
不名誉ふめいよ除隊じょたいとなった場合ばあい軍人ぐんじん年金ねんきん退職たいしょくきん支給しきゅうをはじめとして事実じじつじょう退役たいえき軍人ぐんじんとしてのあらゆる権利けんり剥奪はくだつされるほか不名誉ふめいよ除隊じょたいは、つぎのような不利益ふりえきこうむることがある。
  • 医療いりょう保険ほけん停止ていし
  • 市民しみんけん停止ていし
  • さい就職しゅうしょくさいにおいては、履歴りれきしょ不名誉ふめいよ除隊じょたいむね記載きさい義務付ぎむづけられる。
  • 銃器じゅうき所持しょじ制限せいげんじゅう規制きせい海兵かいへい隊員たいいん民間みんかんじん同等どうとうになる)

Once a Marine, Always a Marine.なので、除隊じょたいも「もと海兵かいへい隊員たいいん」ではなく「海兵かいへい隊員たいいん」とばれつづけるが、不名誉ふめいよ除隊じょたいとなった場合ばあいは「海兵かいへい隊員たいいん」はおろか「もと海兵かいへい隊員たいいん」と名乗なのることすら禁止きんしされる[よう出典しゅってん]

基地きちについては、アメリカ海兵かいへいたい陸上りくじょう施設しせつ一覧いちらん参照さんしょう

広報こうほう

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  • Okinawa Marine - 沖縄おきなわ県内けんないべいぐん基地きち配布はいふ、Webばんもある。2014ねん2がつ28にち発行はっこう中止ちゅうしされた。

おも装備そうび

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車両しゃりょう

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  • LAV-25
    • LAV-25 ×488
    • LAV-C2 ×66
    • LAV-LOG ×127
    • LAV-MEWSS ×14
    • LAV-R ×45
    • LAV-AT ×106
    • LAV-M ×65
    • LAV-JSLNBCRS ×31
  • AAV-7
    • AAV-7A1 ×1,200
    • AAVRA1 ×60
 
LAV-25

航空機こうくうき[5]

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戦闘せんとう攻撃こうげき

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AV-8B ハリアーII

給油きゅうゆ

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輸送ゆそう

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回転かいてんつばさ

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練習れんしゅう

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しょう火器かき

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アメリカ海兵かいへいたい出身しゅっしん有名人ゆうめいじん

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政治せいじ官僚かんりょう

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俳優はいゆう

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音楽おんがく

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スポーツ選手せんしゅ

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実業じつぎょう

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アニメ・ゲーム・漫画まんが小説しょうせつ登場とうじょう人物じんぶつ

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 「Act for establishing and organizing a Marine Corps」という法律ほうりつ1798ねん7がつ11にち連邦れんぽう議会ぎかい可決かけつされている。
  2. ^ 海兵かいへいたいそう司令しれいかん (Commandant of the Marine Corps) は、陸軍りくぐん参謀さんぼう総長そうちょう海軍かいぐん作戦さくせん部長ぶちょう空軍くうぐん参謀さんぼう総長そうちょうたちとのあいだ指揮しき命令めいれい系統けいとう上下じょうげ関係かんけいはない。べい大統領だいとうりょうした戦略せんりゃく立案りつあんといった軍事ぐんじ顧問こもんやくつとめる統合とうごう参謀さんぼう本部ほんぶ (Joint Chiefs of Staff) のちょうである統合とうごう参謀さんぼう本部ほんぶ議長ぎちょうも、長年ながねん海兵かいへいたい出身しゅっしんしゃからはなかったのでよんぐんなか海兵かいへいたいだけが格下かくしたである印象いんしょうたれていたが、2005ねんにピーター・ペース海兵かいへいたい大将たいしょう (Gen. Peter Pace) がだい16だい統合とうごう参謀さんぼう本部ほんぶ議長ぎちょう就任しゅうにんしたことで、よんぐん並列へいれつ関係かんけいとみなされるようになった。
  3. ^ みずからの組織そしきものだととらえるアメリカ海兵かいへいたいでは、毎年まいとし11がつ10日とおかになるとバースデーケーキで誕生たんじょういわう。
  4. ^ 描写びょうしゃ海兵かいへいたい讃歌さんか歌詞かしthe shores of Tripoli” に反映はんえいされた。
  5. ^ 星条旗せいじょうきてた部屋へやが“the Halls of Montezuma”、と海兵かいへいたい讃歌さんか歌詞かし反映はんえいされた。
  6. ^ 部隊ぶたいだけでなく、世界中せかいじゅうらばった物資ぶっし輸送ゆそうせん事前じぜん集積しゅうせきせん)をつ。派遣はけん地域ちいきちかくにいる物資ぶっし輸送ゆそうせん保管ほかんしていたじゅう装備そうびと、素早すばや輸送ゆそうできるけい装備そうび人員じんいん合流ごうりゅうさせることで、展開てんかい速度そくどじゅう装備そうび両立りょうりつする。
  7. ^ 従来じゅうらい特定とくてい海兵かいへい遠征えんせいたい (MEU) のみが特殊とくしゅ作戦さくせん能力のうりょく (Special Operations Capable) をゆうしていたのでその海兵かいへい遠征えんせいたいだけをとくに "MEU (SOC)" とんだが、いまではすべての海兵かいへい遠征えんせいたい特殊とくしゅ作戦さくせん能力のうりょくゆうしているので MEU (SOC) とはばれなくなった。
  8. ^ べい海兵かいへいたい人数にんずうは、2008ねんなつ時点じてんで19まん5000めいほどである。また、べい海兵かいへいたい将校しょうこう割合わりあいぐんしゅくらひくく、べい陸軍りくぐん16 %べい海軍かいぐん18 %、べい空軍くうぐん20 %にくらべて、やく10 %である。
  9. ^ 警察官けいさつかんなど。一部いちぶ地方ちほう警察けいさつではもと海兵かいへい隊員たいいんに、“同志どうしあかし”として特別とくべつなバッジを作成さくせい斡旋あっせんしている。シカゴ警察けいさつでの れい
  10. ^ 2002ねん5がつに、当時とうじ海兵かいへいたい司令しれいかんジェームズ.L.ジョーンズ大将たいしょうによって一等いっとう軍曹ぐんそう (E-7) に名誉めいよ昇進しょうしんした。アメリカ海兵かいへいたい歴史れきしじょう退役たいえきしゃ昇進しょうしんしたのはR・リー・アーメイがはじめてである。
  11. ^ 兵卒へいそつとして入隊にゅうたいしたが選抜せんばつされて士官しかん昇進しょうしんした(最終さいしゅう階級かいきゅう大尉たいい)。

出典しゅってん

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  1. ^ 50 USC Chapter 33 - WAR POWERS RESOLUTION コーネル大学だいがく法学ほうがく大学院だいがくいん法学ほうがく情報じょうほういん
  2. ^ a b c 北村きたむらあつし北村きたむら愛子あいこちょ 『アメリカ海兵かいへいたいのドクトリン』 芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん 2009ねん2がつ25にちだい1はん発行はっこう ISBN 978-4-8295-0444-4
  3. ^ Samuel Nicholas - Pennsylvania Center for the Book”. 2020ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  4. ^ べい海兵かいへいたいトップの後任こうにん不在ふざい 共和党きょうわとう議員ぎいん反対はんたい上院じょういん承認しょうにん. 共同通信社きょうどうつうしんしゃ. (2023ねん7がつ11にち). https://nordot.app/1051253738596762170 2023ねん7がつ11にち閲覧えつらん 
  5. ^ Embraer, In association with. “2023 World Air Forces directory” (英語えいご). Flight Global. 2023ねん5がつ24にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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