軍隊用語としての兵(へい)は、軍隊の階級区分の一。字義については語源を参照。
元々“兵”という漢字は、権力者により課せられる役務(主に戦争など)に斧を振りかざして従事する様を表し、古代中国では“戦争”そのものを指す字としても用いられた。そこから、
などの言葉が生まれた。その後、“兵”だけで“兵士”を意味する語として使われるようになり、現代に至っている。
例えば、孫子の言葉として有名な“兵は詭道なり”などは、“兵”を狭義において“戦争・戦い”の意味で使用している例と言える。他にも“兵”は問題解決のための力として用いられており、広義では政治や駆け引きの意味も含まれていた。