五戸ごのへ町まち

ごのへまち ; 五戸ごのへ町まち
	五戸町消防団第一分団屯所
五ご戸こ町まち旗はた	五ご戸こ町まち章あきら; 1961年ねん7月がつ1日にち制定せいてい
国くに	日本にっぽん
地方ちほう	東北とうほく地方ちほう
都道府県とどうふけん	青森あおもり県けん
郡ぐん	三戸さんのへ郡ぐん
市町村しちょうそんコード	02442-2
法人ほうじん番号ばんごう	3000020024422
面積めんせき	177.67km2;
総そう人口じんこう	14,770人ひと [編集へんしゅう]; （推計すいけい人口じんこう、2024年ねん6月がつ1日にち）
人口じんこう密度みつど	83.1人ひと/km2
隣接りんせつ自治体じちたい	八戸はちのへ市し、十和田とわだ市し、上北かみきた郡ぐん六戸ろくのへ町まち、おいらせ町まち、三戸さんのへ郡ぐん南部なんぶ町まち、新郷しんごう村むら
町まちの木き	オンコ（イチイ）; 赤松あかまつ
町まちの花はな	キク
五戸ごのへ町まち役場やくば
町長ちょうちょう	[編集へんしゅう]若宮わかみや佳一よしかず
所在地しょざいち	〒039-1513; 青森あおもり県けん三戸郡五戸町字古館21-1; 北緯ほくい40度ど31分ふん52秒びょう東経とうけい141度ど18分ふん29秒びょう / 北緯ほくい40.53122度ど東経とうけい141.308度ど座標ざひょう: 北緯ほくい40度ど31分ふん52秒びょう東経とうけい141度ど18分ふん29秒びょう / 北緯ほくい40.53122度ど東経とうけい141.308度ど;
外部がいぶリンク	公式こうしきウェブサイト
	■ ― 市し / ■ ― 町まち / ■ ― 村むら
	地理ちり院いん地図ちず Google Bing GeoHack; MapFan Mapion Yahoo! NAVITIME ゼンリン
	ウィキプロジェクト
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五戸ごのへ町まち（ごのへまち）は、青森あおもり県けんの三戸さんのへ郡ぐんの町まち。

地理ちり

三戸さんのへ郡ぐん北部ほくぶの内陸ないりく部ぶに位置いちする。町内ちょうないは坂さかが多おおい。総そう面積めんせきの半分はんぶん以上いじょうを森林しんりんが占しめる。

河川かせん：五戸川ごのへがわ、浅水川あさみずがわ

土地とち利用りよう

五戸ごのへ町まちは都市とし計画けいかく区域くいきに指定していされている。五戸ごのへ町まちの総そう面積めんせき17,782haの内訳うちわけは以下いかの通とおり。都市とし計画けいかく区域くいき:8,220ha（そのうち用途ようと地域ちいきは325.7ha）農用地のうようち:4,630ha 森林しんりん:9,278ha 原野げんや:679ha 河川かせん・水面すいめん・水路すいろ:228ha 道路どうろ:691ha 宅地たくち:638ha その他た:1,638ha

気候きこう

青森あおもり県けん農林のうりん総合そうごう研究けんきゅうセンターリンゴ試験場しけんじょう県南けんなん果樹かじゅ研究けんきゅうセンターの資料しりょう（平成へいせい11年ねんから平成へいせい15年ねんまでのデータ）から五戸ごのへ町まちの気候きこうについて述のべる。

年間ねんかん平均へいきん気温きおん 9.6度ど（平成へいせい11年ねんから平成へいせい15年ねんまでの平均へいきん）
最高さいこう気温きおん 35.0度ど（平成へいせい11年ねん）
最低さいてい気温きおん -12.4度ど（平成へいせい12年ねん）
降水こうすい量りょうは 1165mm（平成へいせい11年ねんから平成へいせい15年ねんまでの平均へいきん）
日照ひでり時間じかん 1556時間じかん（平成へいせい11年ねんから平成へいせい15年ねんまでの平均へいきん）
最深さいしん積雪せきせつ 90cm（平成へいせい15年ねん）

隣接りんせつしている自治体じちたい

人口じんこう

平成へいせい27年ねん国勢調査こくせいちょうさより前回ぜんかい調査ちょうさからの人口じんこう増減ぞうげんをみると、6.84％減げんの17,433人にんであり、増減ぞうげん率りつは県下けんか40市町村しちょうそん中ちゅう20位い。

五戸ごのへ町まちと全国ぜんこくの年齢ねんれい別べつ人口じんこう分布ぶんぷ（2005年ねん）

五戸ごのへ町まちの年齢ねんれい・男女だんじょ別べつ人口じんこう分布ぶんぷ（2005年ねん）

■紫色むらさきいろ ― 五戸ごのへ町まち
■緑色みどりいろ ― 日本にっぽん全国ぜんこく

■青色あおいろ ― 男性だんせい
■赤色あかいろ ― 女性じょせい

五戸ごのへ町まち（に相当そうとうする地域ちいき）の人口じんこうの推移すいい

1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）	24,061人にん
1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん）	23,607人にん
1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）	23,720人にん
1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）	23,638人にん
1990年ねん（平成へいせい2年ねん）	22,525人にん
1995年ねん（平成へいせい7年ねん）	21,666人にん
2000年ねん（平成へいせい12年ねん）	21,318人にん
2005年ねん（平成へいせい17年ねん）	20,138人にん
2010年ねん（平成へいせい22年ねん）	18,712人にん
2015年ねん（平成へいせい27年ねん）	17,433人にん
2020年ねん（令れい和わ2年ねん）	16,042人にん

総務そうむ省しょう統計とうけい局きょく国勢調査こくせいちょうさより

歴史れきし

1889年ねん（明治めいじ22年ねん）4月がつ1日にち - 町村ちょうそん制せい施行しこうにより近世きんせい以来いらいの五戸ごのへ村むらが単独たんどくで自治体じちたいとして発足ほっそく。
1915年ねん（大正たいしょう4年ねん）11月1日にち - 五戸ごのへ村むらが町制ちょうせいを施行しこうし五戸ごのへ町まちとなる。
1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）
- 7月がつ1日にち - 五戸ごのへ町まち、浅田あさだ村むら、川内せんだい村むらが合併がっぺいし改あらためて五戸ごのへ町まちが発足ほっそく。
- 7月がつ29日にち - 野沢のざわ村むらのうち大字だいじ手倉橋てぐらばしを編入へんにゅう。
- 10月19日にち - 豊崎とよさき村むらのうち大字だいじ豊間内とよまないを編入へんにゅう。
2004年ねん（平成へいせい16年ねん）7月がつ1日にち - 倉石くらいし村むらを編入へんにゅう。
2008年ねん（平成へいせい20年ねん）
- 7月がつ24日にち - 午前ごぜん0時じ24分ぶんの岩手いわて県けん沿岸えんがん北部ほくぶ地震じしんで五戸ごのへ町まち古舘ふるたてでは震度しんど6弱じゃくを観測かんそくした。
- 12月26日にち - 倉石くらいし分ぶん庁舎ちょうしゃ（旧きゅう：倉石くらいし村むら役場やくば）が閉庁へいちょう^[2]。

行政ぎょうせい

町長ちょうちょう：若宮わかみや佳一よしかず（わかみやけいいち）（2期き目め）任期にんき：2027年ねん（令れい和わ9年ねん）6月がつ26日にちまで^[3]

産業さんぎょう

金融きんゆう機関きかん

青森銀行あおもりぎんこう五ご戸こ支店してん
みちのく銀行ぎんこう五ご戸こ支店してん
青あおい森もり信用金庫しんようきんこ五ご戸こ支店してん（旧きゅう：八戸はちのへ信金しんきん店みせ）
八戸はちのへ農業のうぎょう協同きょうどう組合くみあい

郵便ゆうびん

倉石くらいし郵便ゆうびん局きょく（84154）
五ご戸こ郵便ゆうびん局きょく（84004）
浅田あさだ郵便ゆうびん局きょく（84111）
上市川かみいちかわ郵便ゆうびん局きょく（84132）
又また重じゅう簡易かんい郵便ゆうびん局きょく（84710）
切谷内きりやない簡易かんい郵便ゆうびん局きょく（84734）

姉妹しまい都市とし・提携ていけい都市とし

国外こくがい

フィリピン共和きょうわ国こくヌエバ・ビスカヤ州しゅうバヨンボン町まち - 1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）12月22日にち提携ていけい戦没せんぼつ者しゃ慰霊いれい訪問ほうもん、教育きょういく・文化ぶんか・スポーツの交流こうりゅう
大韓民国だいかんみんこく忠清ただきよ北道ほくどう沃川郡ぐん（おくちょん） - 1997年ねん（平成へいせい9年ねん）8月がつ28日にち提携ていけい農業のうぎょう技術ぎじゅつ研修けんしゅう・教育きょういく・文化ぶんか・スポーツの交流こうりゅう

学校がっこう

小学校しょうがっこう

※以下いかは廃校はいこう。

五ご戸こ町立ちょうりつ浅水あさみず小学校しょうがっこう（1965年ねん・南みなみ小学校しょうがっこうを統合とうごう新設しんせつ）
五ご戸こ町立ちょうりつ扇田おうぎた小学校しょうがっこう（同上どうじょう）
五ご戸こ町立ちょうりつ手倉橋てぐらばし小学校しょうがっこう（1987年ねん・南みなみ小学校しょうがっこうへ統合とうごう）
五ご戸こ町立ちょうりつ豊川とよかわ小学校しょうがっこう（同上どうじょう）
五戸ごのへ町まち立中たつなか市し小学校しょうがっこう（2013年ねん・倉石くらいし小学校しょうがっこうへ統合とうごう）
五ご戸こ町立ちょうりつ石沢いしざわ小学校しょうがっこう（同上どうじょう）
五ご戸こ町立ちょうりつ又重またしげ小学校しょうがっこう（同上どうじょう）
五ご戸こ町立ちょうりつ蛯川えびかわ小学校しょうがっこう（2014年ねん・五戸ごのへ小学校しょうがっこうへ統合とうごう）
五ご戸こ町立ちょうりつ豊間内とよまない小学校しょうがっこう（同上どうじょう）
五ご戸こ町立ちょうりつ南みなみ小学校しょうがっこう（同上どうじょう）

中学校ちゅうがっこう

高等こうとう学校がっこう

青森あおもり県立けんりつ五ご戸こ高等こうとう学校がっこう

専門せんもん学校がっこう

東北とうほくメディカル学院がくいん

交通こうつう

鉄道てつどう

町内ちょうないに鉄道てつどう駅えきはない。町まち中心ちゅうしん部ぶへの最寄もより駅えきは八戸はちのへ市しにある八戸はちのへ駅えきで、同どう駅えきと町まちを結むすぶ路線ろせんバスが運行うんこうされている。町まちの東端ひがしばた部ぶは青あおい森もり鉄道てつどう陸奥みちのく市川いちかわ駅えき、北東ほくとう端はし部ぶは同どう下田しもだ駅えきに近ちかいがいずれも徒歩とほ圏けんではなく、駅えきと地域ちいきを結むすぶ路線ろせんバスもない。

東北新幹線とうほくしんかんせん（JR東日本ひがしにっぽん）が八戸はちのへ駅えき - 七なな戸こ十和田とわだ駅えき間あいだで約やく 800m ではあるが当とう町まちを通過つうかしている。ただし、ほとんどがトンネル区間くかんである。

かつては八戸はちのへ駅えきと五戸ごのへ駅えきの間あいだを南部なんぶ鉄道てつどうが運行うんこうしていたが、1968年ねんの十勝とかち沖おき地震じしんで被災ひさいし、復旧ふっきゅうせず廃止はいしされた。

路線ろせんバス

南部なんぶバス（岩手いわて県けん北きた自動車じどうしゃ南部なんぶ支社ししゃ） - 八戸はちのへ市し・十和田とわだ市し・新郷しんごう村むらとの間あいだを運行うんこうしている。
- 八戸はちのへラピアBT - 八戸はちのへ駅えき前まえ - 張ちょう田た - 七崎ななさき - 扇田おうぎた - 五戸ごのへ駅えき
- 八戸はちのへ駅前えきまえ - 上市川かみいちかわ - 五戸ごのへ駅えき
- 東十一番ひがしじゅういちばん町まち - 十和田とわだ市しまちなか交通こうつう広場ひろば - 道みちの駅えきとわだ - 五戸ごのへ駅えき
- 五ご戸こ駅前えきまえ - 中市なかいち - 倉石くらいし温泉おんせん - 金ケ沢かねがさわ
- 五ご戸こ駅前えきまえ - 扇田おうぎた - 浅水あさみず - 手倉橋てぐらばし - 西越さいごし局きょく前まえ
コミュニティバス - 町内ちょうない各地かくちを運行うんこうする（南部なんぶバスへの委託いたく運行うんこう）。なお、南部なんぶバスの一般いっぱん路線ろせんも町内ちょうないのみ利用りようする場合ばあいはコミュニティバスと同どう運賃うんちんで利用りよう可能かのうである。

道路どうろ

国道こくどう4号ごうが通とおるが、いかなる形態けいたいの高速こうそく道路どうろも通かよっていない。最寄もより高速こうそく道路どうろインターチェンジは八戸はちのへ自動車じどうしゃ道どう八戸はちのへ北きたICもしくは八戸はちのへ西にしSIC。

名所めいしょ・旧跡きゅうせき・観光かんこうスポット・祭事さいじ・催事さいじ

江渡えと家か住宅じゅうたく〔荒あら町まち〕国こくの重要じゅうよう文化財ぶんかざい[1]
寶たから福ぶく寺てら〔浅水あさみず字じ浅水あさみず〕本堂ほんどう（県けん重宝ちょうほう）
浅水あさみず城しろ跡あと　〔浅水あさみず字じ浅水あさみず〕現げん八幡宮はちまんぐう。四よん戸こ城じょうの候補こうほ地ちのひとつ。
野沢のざわ（ぬさ）城跡じょうせき　志こころざし戸と岸がん地区ちくを四よん戸ことする説せつを採とる際さいの、四よん戸こ城じょうの候補こうほ地ちのひとつ。
歴史れきしみらいパーク
小渡こわたり平ひら公園こうえん
ひばり野の公園こうえん
わむら（上村うえむら）のカシワの木き〔倉石くらいし中市なかいち字じ中市なかいち〕県けん天然記念物てんねんきねんぶつ、推定すいてい樹齢じゅれい650 - 750年ねん。[2]
旧きゅう圓子まるこ家か住宅じゅうたく〔倉石くらいし中市なかいち字じ中市なかいち〕県けん重宝ちょうほう[3]。
五戸町消防団第一分団屯所〔野月のづき〕県けん重宝ちょうほう、大正たいしょう11年ねん。[4]
えんぶり
五ご戸こまつり
南部なんぶ駒こま踊おどり
旧きゅう奥州おうしゅう街道かいどう　現げん国道こくどう4号線ごうせんとは別べつに、三さん戸こ本城ほんじょう（聖寿せいじゅ寺館てらだて）から五戸ごのへ町まち中心ちゅうしん部ぶとを結むすぶ。

出身しゅっしん有名人ゆうめいじん

青あおノ里さと盛もり（大相撲おおずもう力士りきし）
江渡えと恭助きょうすけ（日本にっぽん海軍かいぐん将校しょうこう）
太田おおた忍しのぶ（レスリング選手せんしゅ。2016リオデジャネイロ五輪ごりん銀ぎんメダリスト）
上山うえやま博康ひろやす（脳神経のうしんけい外科医げかい）
寛ひろし吉きち（大相撲おおずもうの呼出よびだし）
鬼おに竜山たつやま雷かみなり八はち（大相撲おおずもう力士りきし）
鬼おに竜川りゅうがわ光雄みつお（大相撲おおずもう力士りきし）
櫛引くしびき弓ゆみ人じん（興行こうぎょう師し）
佐々木ささき朋子ともこ (作曲さっきょく家か、東京とうきょうハイジ)
9代だい式しき守もり勘かん太夫たゆう（大相撲おおずもう行司ぎょうじ）
下平しもだいら隆宏たかひろ（サッカー選手せんしゅ。大分おおいたトリニータ監督かんとく、元もとサッカー日本にっぽん代表だいひょう）
高村たかむら弘毅こうき（地理ちり学者がくしゃ。立正大学りっしょうだいがく元もと学長がくちょう）
滝田たきた常晴つねはる（作詞さくし家か）
手て倉くら森もり誠まこと（サッカー選手せんしゅ・指導しどう者しゃ。元もとベガルタ仙台せんだい、V・ファーレン長崎ながさき監督かんとく、2016リオデジャネイロ五輪ごりんU-23日本にっぽん代表だいひょう監督かんとく）
手て倉くら森もり浩ひろし（サッカー選手せんしゅ。元もとモンテディオ山形やまがたヘッドコーチ）
鳥谷部とやべ春汀しゅんてい（ジャーナリスト）
中川原なかがわら貞さだ機き（政治せいじ家か。元もと衆議院しゅうぎいん議員ぎいん）
新井あらい山さん祥智よしとも（サッカー選手せんしゅ。ヴァンラーレ八戸はちのへ元もとキャプテン）
古川ふるかわ毅あつし（サッカー選手せんしゅ。横浜よこはまFCコーチ）
三浦みうら一雄かずお（政治せいじ家か。元もと衆議院しゅうぎいん議員ぎいん、第だい26代だい農林のうりん大臣だいじん、第だい43代だい内閣ないかく法制ほうせい局きょく長官ちょうかん）
三浦みうら種たね敏さとし (電気でんき音響おんきょう工学こうがく者しゃ。元もと海軍かいぐん技術ぎじゅつ大尉たいい)
三浦みうら方義まさよし（プロ野球やきゅう選手せんしゅ）

ゆかりのある人物じんぶつ

四戸しのへ（しのへ）について

一いち戸こ〜九きゅう戸この地名ちめいのうち、四よん戸このみ地名ちめいとしては現存げんそんしない。ただし、かつては存在そんざいしたことが判わかっており、『北辺ほくへんの中世ちゅうせい史し』（六戸ろくのへ町まち編へん名著めいちょ出版しゅっぱん 1997年ねん）、『六戸ろくのへ町まち史し上じょう』（六戸ろくのへ町まち史し編纂へんさん委員いいん会かい編へん六ろく戸こ町まち史し刊行かんこう委員いいん会かい 1993年ねん）、『角川かどかわ日本にっぽん地名ちめい大だい辞典じてん 2 青森あおもり県けん』（角川書店かどかわしょてん 1985年ねん）、『七戸しちのへ町まち史し』（七戸しちのへ町まち 1982年ねん）などの郷土きょうど資料しりょうによると、四よん戸こは現在げんざいの馬淵川まべちがわ下しも流域りゅういきの浅水あさみず・剣吉けんよし・名久井なくい・福田ふくだ・苫米地とまべち・櫛引くしびき・島守しまもり地区ちくにあたるという^[4]。

五ご戸こ町内ちょうないには大字だいじ豊間内とよまない字じ志こころざし戸ど岸きしならびに大字だいじ浅水あさみずという候補こうほ地ちがある。ともに浅水川あさみずがわ沿岸えんがんであり、4キロメートルほどの距離きょりである。南部なんぶ氏し祖先そせん光行みつゆきの五ご男なん宗そう清きよしから始はじまる四戸しのへ氏しも参照さんしょうのこと。

志こころざし戸と岸がん - 「志こころざし」がもともと「四よん」であったとする説せつ。ただし周辺しゅうへんの丘陵きゅうりょうには、山城やましろであったことを推定すいていできる遺構いこうが発見はっけんされていない。また、この集落しゅうらくには寺てらまたはその遺構いこうも発見はっけんされておらず、根拠こんきょが乏とぼしい。五戸ごのへ町まちへ到いたる青森あおもり県けん道どう214号線ごうせんはあるが、五戸ごのへ町まち中心ちゅうしん部ぶからは外はずれている。この集落しゅうらくの北側きたがわには大だい規模きぼな山城やましろを設置せっち可能かのうな平坦へいたんな丘陵きゅうりょうがあり（現在げんざいは畜産ちくさん施設しせつとして利用りようされているため調査ちょうさ不可ふか）、浅水あさみず川上かわかみ・下流かりゅうに対たいする視界しかいは良好りょうこうである。
浅水あさみず - 「死しの辺あたり」から「朝あさ不ふ見み」になったという説せつ。浅水あさみず城しろ跡あとが八幡宮はちまんぐうとして現存げんそんする。古こ陸りく羽わ街道かいどう沿ぞいにあり、本ほん三さん戸こ城じょう（聖寿せいじゅ寺館てらだて）と五ご戸こ城じょう（詳細しょうさい地ち不明ふめい、現げん古舘ふるたて地区ちくの駒形こまがた神社じんじゃか）の中間ちゅうかんに当あたる。小規模しょうきぼながら近世きんせいまで宿場しゅくば町まちであった。中世ちゅうせいのかなり早はやい時期じきに四よん戸こ城じょうと四よん戸こ川かわが同時どうじに浅水あさみずと改名かいめいされた可能かのう性せいがある（浅水川あさみずがわ上流じょうりゅうには他ほかにも集落しゅうらくがあるので、中間ちゅうかんの集落しゅうらくと同名どうめいであることが不自然ふしぜん）。古こ街道かいどうの三さん戸ことの峠とうげ付近ふきんに山姥やまうば伝説でんせつがある。
両者りょうしゃの中間ちゅうかんの浅水川あさみずがわ南岸なんがんには野沢のざわ（ぬさ）城跡じょうせきが稲荷宮いなりのみやとして現存げんそんする。
岩手いわて県けん二戸ふたど市しの北部ほくぶを二戸ふたど郡ぐん四よん戸こ郷きょうとする説せつがある。四戸しのへ氏しの入部にゅうぶ（浅水あさみずより移転いてん）によってこのように呼よばれるようになったのか、それ以前いぜんからであったのかは不明ふめい。金田一きんだいちに四よん戸こ城址じょうしとする箇所かしょがある^[5]が、これは「四戸しのへ氏しの居城きょじょう」との意味いみである可能かのう性せいが高たかい。「南部なんぶ光行みつゆきの五ご男なん宗そう清きよしが浅水あさみずに配置はいちされ四よん戸こ氏しと呼よばれるようになり、後のちに二戸ふたど郡ぐん北部ほくぶに移転いてん、その地ちを四よん戸こ郷きょうと呼よぶようになった」とするのが合理ごうり的てきである。

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ 図ず典てん日本にっぽんの市町村しちょうそん章あきら p26
^ デーリー東北とうほく Archived 2012年ねん7月がつ23日にち, at Archive.is
^ “町村ちょうそん会かいとは｜青森あおもり県けん町村ちょうそん会かい”. www.aomori-chousonkai.jp. 2019年ねん7月がつ30日にち閲覧えつらん。
^ 「一いち戸こ」から「九きゅう戸こ」までの地名ちめいのうち、なぜ「四よん戸こ」だけがないのか。過去かこに「四よん戸こ」があったとすれば、それは現在げんざいのどの地区ちくにあたるか。レファレンス共同きょうどうデータベース
^ 久保田くぼた常治つねじ氏し、金田一きんだいち商工会しょうこうかい

外部がいぶリンク

この項目こうもくは、日本にっぽんの市区しく町村ちょうそんに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（P:日本にっぽんの都道府県とどうふけん/PJ:日本にっぽんの市町村しちょうそん）。

[1] 図ず典てん日本にっぽんの市町村しちょうそん章あきら p26

[2] デーリー東北とうほく Archived 2012年ねん7月がつ23日にち, at Archive.is

[3] “町村ちょうそん会かいとは｜青森あおもり県けん町村ちょうそん会かい”. www.aomori-chousonkai.jp. 2019年ねん7月がつ30日にち閲覧えつらん。

[4] 「一いち戸こ」から「九きゅう戸こ」までの地名ちめいのうち、なぜ「四よん戸こ」だけがないのか。過去かこに「四よん戸こ」があったとすれば、それは現在げんざいのどの地区ちくにあたるか。レファレンス共同きょうどうデータベース

[5] 久保田くぼた常治つねじ氏し、金田一きんだいち商工会しょうこうかい

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