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動物実験 - Wikipedia

動物どうぶつ実験じっけん(どうぶつじっけん)とは、ひろくは動物どうぶつ使つか実験じっけん一般いっぱんすが、普通ふつうヒトたいして危険きけんしょうじる可能かのうせいのある化学かがく物質ぶっしつ機器ききを、ヒトに適用てきようするまえにまず動物どうぶつたいしてこれをもちいて実験じっけんすることを意味いみする。

動物どうぶつ実験じっけん使つかわれるマウス
条件じょうけん反射はんしゃ(パブロフのいぬ)の実験じっけん唾液だえき採取さいしゅされるいぬいちとう

医療いりょう技術ぎじゅつ薬品やくひん化粧けしょうひん食品しょくひん添加てんかぶつほかに、あらゆる物質ぶっしつ安全あんぜんせい有効ゆうこうせい操作そうさ危険きけんせい研究けんきゅうするためにおこなう。やむを人体じんたい実験じっけん臨床りんしょう試験しけん)を実施じっしせざるをない場合ばあいに、その実験じっけん科学かがくてきかつ倫理りんりてき適正てきせい実施じっしするため、事前じぜん科学かがくてき知見ちけん収集しゅうしゅうするためにおこなわれるのが動物どうぶつ実験じっけんであり、この文脈ぶんみゃくではぜん臨床りんしょう試験しけん臨床りんしょう試験しけんともばれる。

動物どうぶつ実験じっけん歴史れきし紀元前きげんぜんにさかのぼる。アリストテレスぜん384ねん - ぜん322ねん)は奴隷どれいせい支持しじ。それとおな理由りゆうで、動物どうぶつを「きている道具どうぐ」とみなし、動物どうぶつ人間にんげんのために利用りようしてよいと主張しゅちょうし、きた動物どうぶつ使つかった実験じっけんおこなった。ガレノス(129-199)の時代じだいになると動物どうぶつ実験じっけん公的こうてき娯楽ごらくひとつにもなっていた。ガレノスもまたアリストテレスと同様どうよう動物どうぶつ奴隷どれい限定げんていてき理性りせい意識いしきしかみとめず、人間にんげん以下いか存在そんざいくるしまないとかんがえ、きた動物どうぶつ使つかった実験じっけんをおこなった[1]

 
投与とうよ実験じっけん

必要ひつようせい

編集へんしゅう
 
マウスにストレスをあたえ、反応はんのう比較ひかくする強制きょうせい水泳すいえい実験じっけん
 
研究けんきゅうしつおりれられたウサギ
 
ブタ
 
1960ねんにリトル・ジョー1Bロケットにせられるミス・サムと名付なづけられたアカゲザル。

動物どうぶつ実験じっけんは、おも医学いがく発展はってんのために、一部いちぶ公衆こうしゅう衛生えいせい貢献こうけんするために、必要ひつようおうじて実施じっしするものであるむねが、倫理りんりてき人体じんたい実験じっけんおこなわれた時代じだい反省はんせいして策定さくていされたヒトを対象たいしょうとする研究けんきゅう研究けんきゅう倫理りんり原則げんそくひとつであるヘルシンキ宣言せんげんしめされている。

人間にんげん対象たいしょうとする医学いがく研究けんきゅうは、科学かがくてき文献ぶんけん十分じゅうぶん知識ちしき、その関連かんれんする情報じょうほうげんおよび適切てきせつ研究けんきゅうしつでの実験じっけんならびに必要ひつようおうじた動物どうぶつ実験じっけんもとづき、一般いっぱん認知にんちされた科学かがくてきしょ原則げんそくしたがわなければならない。研究けんきゅう使用しようされる動物どうぶつ福祉ふくし尊重そんちょうされなければならない。

—ヘルシンキ宣言せんげん 科学かがくてき要件ようけん研究けんきゅう計画けいかくしょ 21.(日本にっぽん医師いしかいウェブサイト[2]より)

不適切ふてきせつ動物どうぶつ実験じっけん設計せっけい動物どうぶつ無駄むだ消費しょうひされていることが複数ふくすう論文ろんぶん報告ほうこくされている[3][4]。また、ひと動物どうぶつには種差たねさしがあり、正確せいかく結果けっかられないこと、動物どうぶつ福祉ふくし観点かんてんなどからも動物どうぶつ実験じっけん問題もんだいとなっており、代替だいたいほう開発かいはつすすめられている[5][6]

ICH医薬品いやくひん規制きせい調和ちょうわ国際こくさい会議かいぎ)、OECD各国かっこく行政ぎょうせい機関きかん方針ほうしんは、動物どうぶつ実験じっけん削減さくげん方向ほうこうすすんでいる[7]上述じょうじゅつのヘルシンキ宣言せんげんにおいても、きゅう宣言せんげんは、動物どうぶつ実験じっけんもとづくことを要求ようきゅうしていたが、2000ねんしん宣言せんげんでは動物どうぶつ実験じっけん必要ひつようときおこなうと修正しゅうせいされた[8]。2001ねんにOECDはいちに60ひき以上いじょう動物どうぶつ使用しようする急性きゅうせい経口けいこう毒性どくせい試験しけん/TG401を化学かがく物質ぶっしつ試験しけんほうガイドラインから削除さくじょした[9]

化粧けしょうひんなど一部いちぶ動物どうぶつ実験じっけんについては禁止きんしするうごきもある。イギリス動物どうぶつ (科学かがくてき手順てじゅん) ほうのガイダンスのなかで、タバコとさけについての動物どうぶつ実験じっけんみとめていない[10]。2024ねんにはオーストラリアのニューサウスウェールズしゅうおもげっるいおこなわれる強制きょうせい水泳すいえい強制きょうせい喫煙きつえんなどの実験じっけん科学かがくてき根拠こんきょがなく動物どうぶつ福祉ふくしおおきくそこなうという理由りゆうから禁止きんし決定けっていした[11]

サンマリノ共和きょうわこくでは 2007 ねんより動物どうぶつ実験じっけん完全かんぜん禁止きんしリヒテンシュタイン政府せいふによる例外れいがいのぞいて禁止きんし。いくつかのくには、大型おおがた類人猿るいじんえんのような特定とくていたねについて、動物どうぶつ実験じっけん禁止きんししている[12]

大学だいがく医学部いがくぶでの動物どうぶつ実験じっけん一般いっぱんてきだが、2007ねんアメリカ医学部いがくぶ推定すいてい 90% が教育きょういく実習じっしゅうにおけるきた動物どうぶつ実験じっけん廃止はいししたとほうじられた[13]。アメリカでは研修けんしゅうの79%が動物どうぶつ使用しようしていない[14]。EPA(米国べいこく環境かんきょう保護ほごちょう)は、動物どうぶつ実験じっけん削減さくげんするため、2025ねんまでに30%の哺乳類ほにゅうるい使つかった実験じっけんへの助成じょせい削減さくげん、 2035ねんまでに撤廃てっぱいとする指令しれい署名しょめいした[15]。2016ねん、アメリカでは化学かがく物質ぶっしつ規制きせい強化きょうか法案ほうあん成立せいりつ。この法律ほうりつには、脊椎動物せきついどうぶつもちいた実験じっけん抑制よくせいし、代替だいたいほう推進すいしんすることを義務ぎむづける条項じょうこうふくまれた[16]。2022ねん12月、アメリカでFDA 近代きんだいほう議会ぎかい可決かけつ。これにより新薬しんやく開発かいはつでの動物どうぶつ実験じっけん義務ぎむではなくなった[17][18]

2023ねんにはカナダが、動物どうぶつ使用しようした毒性どくせい試験しけん段階だんかいてき廃止はいしする法案ほうあん可決かけつした[19]

世論せろんをみると、EUでは2015ねん、115まんにん賛同さんどうした動物どうぶつ実験じっけん全面ぜんめん停止ていしもとめる欧州おうしゅう市民しみんイニシアチブ英語えいごばんにより、欧州おうしゅう委員いいんかいが「動物どうぶつ実験じっけん段階だんかいてき廃止はいしはEUの法規ほうきせい最終さいしゅう目標もくひょうである」との報告ほうこくしょをまとめた[20]。アメリカにおける2023ねん意識いしき調査ちょうさでは、動物どうぶつ使つかった医学いがく実験じっけん許容きょようできると回答かいとうした割合わりあいは48%(2022ねん調査ちょうさでは52%)となっている[21]

動物どうぶつ実験じっけんは、倫理りんりてきであると非難ひなんされることがある[22]。その理由りゆうは、動物どうぶつしあわせがそこなわれることを予見よけんしながら、対象たいしょう薬物やくぶつあるいは毒物どくぶつこんえさ投薬とうやく暴露ばくろなどをおこなうことは、動物どうぶつクオリティ・オブ・ライフ(QOL)、日常にちじょう生活せいかつ動作どうさ(ADL)、そして生活せいかつ水準すいじゅん(SOL)をそこなうからである[23][24]法律ほうりつ学者がくしゃゲイリー・フランシオンのように動物どうぶつ実験じっけん全廃ぜんぱいもとめる意見いけんもある[25][26]

実験じっけん付随ふずいしてあたえる苦痛くつうとうについては、動物どうぶつ福祉ふくしかんがえから、これを軽減けいげん除去じょきょなどに極力きょくりょく配慮はいりょしようとするかんがえがある(後述こうじゅつの3Rも参照さんしょう[27]

実験じっけん動物どうぶつ

編集へんしゅう
 
ロケットへせられる直前ちょくぜんのミス・サム。宇宙うちゅうった動物どうぶつ参照さんしょうのこと

実験じっけん動物どうぶつヒトちかほう良質りょうしつなデータをられる可能かのうせいたかいとかんがえられるので、おも哺乳類ほにゅうるいもちいられる。大型おおがた動物どうぶつとしてサルイヌ、ミニブタなどが、小型こがた動物どうぶつとしてラットマウスモルモットウサギなどがもちいられる。ただし、生物せいぶつがくてきに(進化しんかろんてきに)て「ラットよりサルのほうがヒトにちかい」ということをもって、「サルのほうがラットよりも良質りょうしつなデータがられる」とは一概いちがいにはれない。新薬しんやく開発かいはつにおいて、臨床りんしょう動物どうぶつ実験じっけん有効ゆうこうせい安全あんぜんせいたしかめられた医薬品いやくひんの87%が、ヒトへの臨床りんしょう試験しけんではちている[28]

目的もくてきおうじた適切てきせつ動物どうぶつしゅもちいることが必要ひつようとされ、さらにその“適切てきせつさ”がかならずしも既知きちではないこと留意りゅうい必要ひつようである。たとえばヒトでしょうじたサリドマイド催奇せいはマウスやハムスターではあらわれず、ラットは限定げんていてき、ウサギとサルではしょうじることが判明はんめいしている。あるいはヒトでしょうじるキノホルムによるスモン症状しょうじょうはイヌ、ネコでみられるが、マウス、ラット、サル、モルモットでは長期間ちょうきかん投与とうよでも確認かくにん困難こんなんである。

医薬品いやくひんとう安全あんぜんせい評価ひょうかにあたって、現在げんざいおおくの試験しけん項目こうもく代替だいたいほうへのえおよび提案ていあんすすみつつあるが、動物どうぶつ実験じっけん不可欠ふかけつさい複数ふくすうしゅ動物どうぶつしゅ選択せんたくすることとなる。

日本にっぽんでは過去かこにイヌ・ネコにかんしては、保健所ほけんじょまれたペットのイヌ・ネコや、捕獲ほかく駆除くじょ)されたイヌの一部いちぶ全国ぜんこく自治体じちたい動物どうぶつ実験じっけんようはらげられていた。しかし、東京とうきょう皮切かわきりにはら廃止はいし決定けっていする自治体じちたいつづき、2006ねん平成へいせい18ねんをもって、全国ぜんこくてきにそのような制度せいど終結しゅうけつしている。現在げんざいは、実験じっけん結果けっか信頼しんらいせい再現さいげんせい安定あんていした個体こたいすう確保かくほ目的もくてきとして最初さいしょから実験じっけんようとして繁殖はんしょくさせた動物どうぶつ実験じっけん動物どうぶつ)をもちいることが常識じょうしきとなっている。

マウスラットといったげっるいかんしては、実験じっけん用途ようととしてのビジネスがひときわすすんでおり、微生物びせいぶつがくてきなコントロールにより清浄せいじょうたかめたSPF動物どうぶつや、特定とくてい疾病しっぺい発症はっしょうする疾患しっかんモデル動物どうぶつ(ヌードマウスなど)のもの、さらには特定とくてい遺伝子いでんしたり(トランスジェニック動物どうぶつ)、欠損けっそんノックアウト動物どうぶつ)させたりした遺伝子いでんし改変かいへん動物どうぶつ生産せいさんされている。

実験じっけん動物どうぶつ飼育しいく環境かんきょうをよくすることは環境かんきょうエンリッチメントとばれ、その目的もくてき動物どうぶつのウエルビーングを増進ぞうしんすることであり、具体ぐたいてきにはその動物どうぶつしゅ固有こゆう行動こうどう発現はつげんしやすくなるような刺激しげき構造こうぞうぶつおよび資源しげん提供ていきょうすることだと国際こくさいてきなガイドライン(ILARだい8はん)で規定きていされている[29]

3Rの原則げんそく

編集へんしゅう

研究けんきゅう機関きかん製造せいぞうぎょう業界ぎょうかいでは、動物どうぶつ実験じっけんそのものを最小限さいしょうげんおさえる、必要ひつよう場合ばあい麻酔ますいなどをもちいて苦痛くつう最小限さいしょうげんおさえるほか、細菌さいきん昆虫こんちゅうといったたね生物せいぶつ培養ばいよう細胞さいぼう、コンピュータでのシミュレーションなどにえる代替だいたいほう開発かいはつするなどの手法しゅほうられつつある。アニマルウエルフェア、ウエルビーイング(well-being)など、その動物どうぶつしゅ生理せいり生態せいたい習性しゅうせい配慮はいりょしてあつかうことももとめられる[30]

3Rは動物どうぶつ実験じっけんについての国際こくさい原則げんそくで、「Replacement(代替だいたい)」「Reduction(削減さくげん)」「Refinement(改善かいぜん)」の3つをあらわ[31]1959ねんにイギリスの研究けんきゅうしゃ(RussellとBurch)により提唱ていしょうされた。その1999ねんだいさんかい生命せいめい科学かがくにおける代替だいたいほう動物どうぶつ使用しようかんする世界せかい会議かいぎにおいてRussellとBurchが提唱ていしょうした原則げんそくさい確認かくにんするものとして3Rの原則げんそく採択さいたくされた(ボロニア宣言せんげん)。どう宣言せんげんはすべてのくにに、3Rの原則げんそくれるための法的ほうてき枠組わくぐみをつくるよう勧告かんこくしている[32]

  • Replacement(実験じっけん動物どうぶつえ(代替だいたい)):きた動物どうぶつ使用しようせず、in vitro試験管しけんかんない実験じっけん)やコンピューター・シミュレーションへ代替だいたいすること
  • Reduction(実験じっけん動物どうぶつ削減さくげん):使用しよう動物どうぶつすう削減さくげん科学かがくてき必要ひつよう最少さいしょう動物どうぶつすう使用しよう
  • Refinement(実験じっけん動物どうぶつ苦痛くつう軽減けいげん):苦痛くつう軽減けいげん安楽あんらく措置そち飼育しいく環境かんきょう改善かいぜんなど

※3RにResponsibility(責任せきにん)、Review(審査しんさ)などをくわえた4Rという概念がいねん提唱ていしょうするものもある。

動物どうぶつ実験じっけんかんする国際こくさいてき原則げんそくとされる、CIOMS(国際こくさい医学いがく団体だんたい協議きょうぎかいの「医学いがく生物せいぶつがく領域りょういき動物どうぶつ実験じっけんかんする国際こくさい原則げんそく」は、「ヒトに苦痛くつう苦痛くつうあたえる処置しょちは、反対はんたい証拠しょうこがないかぎり、動物どうぶつにも苦痛くつう苦痛くつうあたえ るものとかんがえるべきである」として3Rの実践じっせんもとめている[33]

3Rの原則げんそくにより動物どうぶつ実験じっけん個々ここ動物どうぶつ生涯しょうがい)をどこで終了しゅうりょうさせるかは重要じゅうよう課題かだいとなっている。現在げんざいでは実験じっけん継続けいぞくしてもられる知見ちけんより動物どうぶつへの苦痛くつうおおきいと判断はんだんされた場合ばあいは、動物どうぶつ実験じっけん目的もくてき完遂かんすいよりも倫理りんり優先ゆうせんし、人道的じんどうてきエンドポイントにしたが安楽あんらくさせる。安楽あんらく法律ほうりつ沿っておこない、できるかぎ処分しょぶん動物どうぶつ苦痛くつうあたえない方法ほうほうもちいなければならない。

日本にっぽん国内こくないでは、動物どうぶつ愛護あいご管理かんりほうだい41じょうにおいて、苦痛くつう軽減けいげん(Refinement)は義務ぎむに、実験じっけん動物どうぶつ削減さくげん(Reduction)、および実験じっけん動物どうぶつえ(代替だいたい)Replacementについては努力どりょく義務ぎむとなっている[34]。2019 ねん動物どうぶつ愛護あいご管理かんりほう改正かいせいでは、附則ふそくにおいて、代替だいたいほう利用りよう使用しよう動物どうぶつすう削減さくげんなど、動物どうぶつ実験じっけんかたについて検討けんとうくわえることとされた[35]

SCAWの苦痛くつう分類ぶんるい

編集へんしゅう

北米ほくべい科学かがくしゃあつまりScientists Center for Animal Welfare (SCAW)が実験じっけんちゅう苦痛くつう分類ぶんるい提示ていじしており、カテゴリAからEまでの5段階だんかいかれる[36]

  • カテゴリーA:生物せいぶつもちいない、または植物しょくぶつ細菌さいきん原虫げんちゅう脊椎動物せきついどうぶつもちいる。
  • カテゴリーB:脊椎動物せきついどうぶつもちい、不快ふかいかんをほとんど、あるいはまったくあたえない。
  • カテゴリーC:脊椎動物せきついどうぶつもちい、動物どうぶつたいして軽微けいびなストレスあるいはいたみ(短時間たんじかん持続じぞく)がある。
  • カテゴリーD:脊椎動物せきついどうぶつもちい、けられない重度じゅうどのストレスやいたみがある。
  • カテゴリーE:麻酔ますいせず意識いしきのある動物どうぶつに、えることのできる最大さいだいいたみ、それ以上いじょういたみをあたえる。

カテゴリーEは具体ぐたいてきに「手術しゅじゅつするさい麻酔ますいやく使つかわない」「麻酔ますいしていない動物どうぶつ重度じゅうど火傷かしょう外傷がいしょうをひきおこすこと」「家庭かていよう電子でんしレンジあるいはストリキニーネもちいてころすこと」「けることのできないストレスをあたえてころすこと」などでありSCAWの分類ぶんるいではけっしてやってはならないとされる。しかしながらカテゴリーEの処置しょちについてはかく研究けんきゅう機関きかん独自どくじ方針ほうしんつことがのぞましいとされ、正当せいとうせいがあれば実施じっしすることも可能かのうであり、実際じっさいに、カテゴリーEの実験じっけんおこなわれていることがしめされている[37][38][36][39]

WOAH世界せかい動物どうぶつ保健ほけん機関きかん)は実験じっけん動物どうぶつ福祉ふくし規範きはん制定せいていし、3Rを規定きていし、加盟かめい各国かっこく法的ほうてき整備せいびもとめている[40]スイスでは90年代ねんだい強化きょうかした動物どうぶつ保護ほごほうにより、動物どうぶつ実験じっけん大幅おおはば減少げんしょうしたという[3]

3Rを遵守じゅんしゅするための規制きせいについては、法律ほうりつじょう規制きせいおもとしたEUかたと、研究けんきゅうしゃ自主じしゅ規制きせいおもとしたアメリカカナダかた二分にぶんされる。

EU は実験じっけん動物どうぶつ保護ほご指令しれいもと動物どうぶつ実験じっけん施設しせつ動物どうぶつ実験じっけん計画けいかく動物どうぶつ実験じっけんしゃ認可にんかせい外部がいぶ査察ささつ検証けんしょう義務ぎむとなっており、罰則ばっそくもうけている[41]。ただし実際じっさいにはこれらの規制きせいのがれた動物どうぶつ実験じっけん実施じっしされていることも問題もんだい提起ていきもされている[42]

アメリカでは動物どうぶつ実験じっけんかんする直接ちょくせつ法規ほうきせい存在そんざいしないが、実験じっけん施設しせつ登録とうろく動物どうぶつ実験じっけん委員いいんかい設置せっち外部がいぶ査察ささつ検証けんしょう義務付ぎむづけている[43]

イギリスでは実験じっけんしゃ実験じっけん計画けいかく実験じっけん施設しせつの3つについて法律ほうりつじょう許認可きょにんか必要ひつようとしている[44]動物どうぶつ実験じっけんにおいて3Rが遵守じゅんしゅされたかどうかは内務省ないむしょう機関きかん実地じっち検証けんしょうおこな[45]。イギリスの動物どうぶつほうでは、cost-benefit analysis として明文化めいぶんかされ、動物どうぶつかんじる苦痛くつうまさ実験じっけん意義いぎ確認かくにんできなれば実験じっけん承認しょうにんされないとかんがえる[46]

動物どうぶつ実験じっけん施設しせつ外部がいぶ査察ささつ検証けんしょうは、イギリスやフランス、アメリカなどでは省庁しょうちょう自治体じちたいおこな[47]。また国際こくさい認証にんしょうであるAAALACによる検証けんしょう認証にんしょう取得しゅとくする動物どうぶつ実験じっけん施設しせつもある。ただしAAALACの認証にんしょう取得しゅとくかならずしも3Rを遵守じゅんしゅした適正てきせい動物どうぶつ実験じっけん保証ほしょうはできず、AAALCA認証にんしょう取得しゅとく施設しせつにおいて実験じっけん動物どうぶつ虐待ぎゃくたいてきあつかいが問題もんだいになることもある[48][49][50]

欧米おうべい規制きせい強化きょうかされるのと対象たいしょうに、規制きせいゆる中国ちゅうごくでは動物どうぶつ実験じっけんがやりやすいため、研究けんきゅう有利ゆうり立場たちばとなり、規制きせいつよくにから研究けんきゅうしゃあつまることが懸念けねんされている[51]

日本にっぽん

編集へんしゅう

日本にっぽんでは、動物どうぶつ実験じっけん業界ぎょうかい法的ほうてき枠組わくぐみではなく自主じしゅ規制きせい希望きぼうしており[52]環境省かんきょうしょう基準きじゅん文部もんぶ科学かがくしょう厚生こうせい労働省ろうどうしょうなどの指針ししんしたがい、かく研究けんきゅう機関きかん独自どくじ基準きじゅんもうけるというかたちになっている。そのため国内こくないでは、実験じっけんしゃ実験じっけん計画けいかく動物どうぶつ飼養しよう施設しせつにおいて、免許めんきょ許可きょか登録とうろく制度せいどといった法的ほうてき規制きせいはない。また外部がいぶ査察ささつ検証けんしょう動物どうぶつ実験じっけん委員いいんかい設置せっち義務ぎむではなく罰則ばっそく規定きていはない[53]。そのため動物どうぶつ実験じっけん規制きせいゆるいとの批判ひはんもある[54]

日本にっぽん場合ばあい、「研究けんきゅう機関きかんとうにおける動物どうぶつ実験じっけんとう実施じっしかんする基本きほんゆび

 
慶応義塾大学けいおうぎじゅくだいがく実験じっけん動物どうぶつ慰霊いれい

はり文部もんぶ科学かがくしょう告示こくじだいななじゅういちごう)」「厚生こうせい労働省ろうどうしょう所管しょかんする実施じっし機関きかんにおける動物どうぶつ実験じっけんとう実施じっしかんする基本きほん指針ししん」などによって動物どうぶつ実験じっけん実施じっしする機関きかんは「動物どうぶつ実験じっけん委員いいんかい」を設置せっちし、実験じっけんしゃから提出ていしゅつされた実験じっけん計画けいかくしょ審査しんさおこな承認しょうにん可否かひ決定けっていするなど、適正てきせい動物どうぶつ実験じっけん実施じっしはかることが推奨すいしょうされている。これにより、大学だいがくとう研究けんきゅう機関きかんでは、独自どくじ講習こうしゅうかいによるライセンス制度せいど動物どうぶつ実験じっけん委員いいんかい普及ふきゅうはじめている。

また、日本にっぽんでは日本にっぽん実験じっけん動物どうぶつ協会きょうかいによる「実験じっけん動物どうぶつ技術ぎじゅつしゃ認定にんてい試験しけんがある。試験しけん学科がっか試験しけん実地じっち試験しけんからなり、いずれも高度こうど専門せんもんせいわれる。試験しけん内容ないようには知識ちしき技術ぎじゅつだけではなく、実験じっけん動物どうぶつ社会しゃかい動物どうぶつ福祉ふくしかんする内容ないようについてもふくまれている。受験じゅけんには協会きょうかい規定きていした一定いってい実務じつむ経験けいけんゆうする必要ひつようがある。一部いちぶではくにによる国家こっか資格しかく認定にんていもとめられているが、政治せいじてき背景はいけいにより、そこまではいたっていない。

動物どうぶつ実験じっけん外部がいぶ検証けんしょう努力どりょく義務ぎむではあるが、企業きぎょうけには一般いっぱん財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽん医薬いやく情報じょうほうセンターの外部がいぶ検証けんしょうが、大学だいがくけには大学だいがく実験じっけん動物どうぶつ施設しせつ協議きょうぎかい検証けんしょう制度せいどなどが用意よういされている[55][56][36]。また国際こくさい認証にんしょうであるAAALACの外部がいぶ検証けんしょう導入どうにゅうする研究けんきゅう機関きかんもある[57]

化粧けしょうひん動物どうぶつ実験じっけん

編集へんしゅう

EUでは、1990年代ねんだいから化粧けしょうひん動物どうぶつ実験じっけん段階だんかいてき規制きせいされ、2009ねんには反復はんぷく投与とうよ毒性どくせい生殖せいしょく毒性どくせい毒物どくぶつ動態どうたいの3試験しけん領域りょういきのみ2013ねんまで禁止きんし猶予ゆうよあたえたうえで、動物どうぶつ実験じっけんもちいて開発かいはつされた化粧けしょうひん販売はんばいが、EUほうにおいて禁止きんしされた[58]。2013ねん3がつ11にちには3試験しけん領域りょういきふく化粧けしょうひんにおけるすべての動物どうぶつ実験じっけん禁止きんし対象たいしょうとなった。これは輸入ゆにゅうされる域外いきがい製品せいひんにも適用てきようされる[59]韓国かんこくは2018ねん化粧けしょうひん動物どうぶつ実験じっけん禁止きんし[60]カナダは2023ねん6がつ化粧けしょうひん動物どうぶつ実験じっけん禁止きんし[61]。2024ねん1がつチリもまた化粧けしょうひん動物どうぶつ実験じっけん廃止はいし決定けってい[62]現在げんざい40以上いじょうくに化粧けしょうひん動物どうぶつ実験じっけん禁止きんししている[63]

動物どうぶつ実験じっけんおこなわずに開発かいはつした化粧けしょうひん工業こうぎょう製品せいひんクルエルティフリー表示ひょうじし、差別さべつはかうごきもられる。

代替だいたいほう

編集へんしゅう
 
動物どうぶつ実験じっけんへの抗議こうぎ集会しゅうかい

3Rの原則げんそくひとつのReplaceが代替だいたいほうである。動物どうぶつ使用しようするわりに、培養ばいよう細胞さいぼう、コンピュータでのシミュレーションなどにえる試験しけん方法ほうほう開発かいはつ普及ふきゅうすすめられている[31][64]

動物どうぶつ実験じっけん代替だいたいほう活用かつよう企業きぎょうがグローバルな枠組わくぐみのなか成長せいちょうしていくなかでもはや無視むししてはとおれない問題もんだいとなっている。化粧けしょうひん動物どうぶつ実験じっけん廃止はいしした資生堂しせいどう代替だいたいほう研究けんきゅう開発かいはつ標準ひょうじゅん社会しゃかい認知にんち活動かつどうんでいる[65]。こうしたうごきは1990年代ねんだいごろからられ、OECDのような国際こくさい機関きかんをはじめとして[66][31]代替だいたいほうへの移行いこう作業さぎょうすすんでいる[67]

動物どうぶつ使用しようせずに実際じっさい個体こたいないにおける総体そうたいてき生理せいりてき生化学せいかがくてき機構きこう情報じょうほうることはむずかしいケースもあり、さらなる代替だいたいほう開発かいはつ研究けんきゅうすすめられている[35]

代替だいたいほう開発かいはつについて日本にっぽんおくれをっており、海外かいがいから「厚労省こうろうしょうはいまだに動物どうぶつ実験じっけん義務付ぎむづけ、代替だいたいほう妥当だとうせい確認かくにんおこなっていない」と批判ひはんされることがある[54]

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ Anita Guerrini, Experimenting with Humans and Animals: From Aristotle to CRISPR”. 20240405閲覧えつらん
  2. ^ ヘルシンキ宣言せんげん
  3. ^ a b 【スコットランド研究けんきゅう動物どうぶつ実験じっけん無駄むだ!?おおくのケースで無駄むだになってしまっている懸念けねん”. 20240330閲覧えつらん
  4. ^ Missing mice: gaps in data plague animal research”. 20240404閲覧えつらん
  5. ^ ES細胞さいぼうもちいて、化学かがく物質ぶっしつのヒトへの影響えいきょう予測よそくする”. 20240330閲覧えつらん
  6. ^ 化学かがく物質ぶっしつによる毒性どくせい研究けんきゅう発展はってんさせ、実用じつようてき動物どうぶつ実験じっけん代替だいたいほう確立かくりつ目指めざす  静岡県立大学しずおけけんりつだいがく 薬学部やくがくぶ 吉成よしなり浩一こういち教授きょうじゅ衛生えいせい分子ぶんし毒性どくせいがく分野ぶんや”. 20240330閲覧えつらん
  7. ^ 動物どうぶつ実験じっけん代替だいたいほう動物どうぶつ試験しけん) の国内外こくないがい現状げんじょう課題かだい”. 20230531閲覧えつらん
  8. ^ ヘルシンキ宣言せんげんエディンバラ改訂かいていについてかんがえる”. 20240404閲覧えつらん
  9. ^ OECDガイドラインにおける動物どうぶつ福祉ふくし”. 20240404閲覧えつらん
  10. ^ Guidance on the operation of the Animals (Scientific Procedures) Act 1986 (ASPA)”. 20240328閲覧えつらん
  11. ^ NSW first in world to outlaw “incredibly cruel” rodent research methods”. 20240318閲覧えつらん
  12. ^ “[実験じっけん動物どうぶつかんするほう倫理りんり動物どうぶつ権利けんりろんえて― https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/101797/D20150928_IAB_0004.pdf]”. 20240328閲覧えつらん
  13. ^ New U.S. Medical Schools Will Teach Students Without Animals”. 20240405閲覧えつらん
  14. ^ With Billboards and Federal Complaint, Doctors Urge NEOMED to Replace Animals in Deadly Training Exercises”. 20230130閲覧えつらん
  15. ^ 動物どうぶつ実験じっけんの3Rsを国際こくさい動向どうこう 国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ れい5ねん7がつ26にち 国立こくりつ医薬品いやくひん食品しょくひん衛生えいせい研究所けんきゅうじょ”. 20231010閲覧えつらん
  16. ^ The U.S. Takes Action To Minimize Animal Testing”. 20240406閲覧えつらん
  17. ^ Center for Contemporary Sciences (CCS) Applauds Congress for Passing the FDA Modernization Act that Will Save Millions of Lives.”. 2022ねん12月25にち閲覧えつらん
  18. ^ がん研究けんきゅうかい大阪大学おおさかだいがく凸版印刷とっぱんいんさつ最適さいてきこうがんざい選択せんたくけた臨床りんしょう研究けんきゅう開始かいし”. 20230531閲覧えつらん
  19. ^ BREAKING: Canada Passes Historic Bill to End Toxicity Tests on Animals”. 20230614閲覧えつらん
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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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実験じっけんほう

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外部がいぶリンク

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