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国際化社会 - Wikipedia

国際こくさい社会しゃかい

国際こくさいから転送てんそう

国際こくさい(くにさいか、英語えいご:Internationalization)とは、複数ふくすう国家こっか相互そうごむすびつきをつよめ、相互そうご共同きょうどうして行動こうどうしたり、たがいに経済けいざいてき文化ぶんかてき影響えいきょうをあたえあう事象じしょう全般ぜんぱんをさし、国際こくさい社会しゃかいとは、国際こくさい進展しんてんしている社会しゃかいをさす[1]

国際こくさい時代じだい 編集へんしゅう

ボーダーレス社会しゃかい」という言葉ことばどおり、今日きょうでは交通こうつう通信つうしん手段しゅだん発達はったつによって、国境こっきょうえてひとやモノ、情報じょうほううごくようになり、世界せかいはいっそうちいさくかんじられるようになった。その一方いっぽうで、今日きょう地球ちきゅうてき規模きぼ環境かんきょう破壊はかい国際こくさい紛争ふんそう解決かいけつ貿易ぼうえき摩擦まさつテロリズムしょく安全あんぜん感染かんせんしょうへの対応たいおう人権じんけん問題もんだいしょ外国がいこくからの労働ろうどうしゃれのみなど、国境こっきょうをまたぐ問題もんだい質的しつてきにも量的りょうてきにもえている。このようななかで、いちこくのみの立場たちばからの解決かいけつ困難こんなんであり、みずからの価値かちかんにとらわれず、ひろ視野しやをもち、文化ぶんかとの共生きょうせいもとめられている。その共生きょうせい存在そんざいするためには、画一かくいつした世界せかいにならず、他国たこく文化ぶんか自国じこく文化ぶんかといった多様たよう価値かちかん多彩たさい文化ぶんか世界せかい存在そんざいしていることが前提ぜんていである(文化ぶんかくなっては共生きょうせいもなにも存在そんざい不可能ふかのう)。これが、われわれひとりひとりの「うちなる国際こくさい文化ぶんか文化ぶんかりょう尊重そんちょう)」がもとめられるゆえんである[2]

国際こくさいとグローバリゼーションのちが 編集へんしゅう

国際こくさいは「国際こくさいてき視点してんち、地球ちきゅう規模きぼ行動こうどうこす」という意味いみである。「国境こっきょうせんもとづいたくに同士どうし相互そうご作用さよう」をうながすものであり、他国たこくからの影響えいきょうけにくい概念がいねんである。

グローバリゼーションは「ヒト、モノ、カネが、くに地域ちいきはじめとした、あらゆる枠組わくぐみからはずれてする現象げんしょう」を意味いみする。経済けいざい文化ぶんかなどに相互そうご連鎖れんさ関係かんけい構築こうちくされ、間接かんせつてき影響えいきょうける可能かのうせいがある[3]

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

  1. ^ 国立こくりつ国語こくご研究所けんきゅうじょほか
  2. ^ もう受(2003)ほか
  3. ^ カオナビ人事じんじ用語ようごしゅうR4.3.4閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう

参考さんこう文献ぶんけん 編集へんしゅう

  • 堺屋さかいや太一たいち堺屋さかいや太一たいちくチンギス・ハンの世界せかい講談社こうだんしゃ、2006ねんISBN 4062128500
  • デニス・メドウズ『成長せいちょう限界げんかい 人類じんるい選択せんたくダイヤモンド社だいやもんどしゃ、 2005ねんISBN 4478871051
  • もう受敏ひろし榎田えのきだ勝利かつとし有田ありた典代のりよくさ国際こくさい交流こうりゅう国際こくさい協力きょうりょく明石書店あかししょてん、2003ねんISBN 4750317489

外部がいぶリンク 編集へんしゅう