山岸やまぎし穣みのる

山岸やまぎし 穣みのる（やまぎし みのる、1982年ねん8月がつ17日にち - ）は、福井ふくい県けん鯖江さばえ市し出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）。右みぎ投とう右みぎ打だ。

山岸やまぎし 穣みのる

東京とうきょうヤクルトスワローズ時代じだい (2012年ねん3月がつ7日にち)
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん地ち	福井ふくい県けん鯖江さばえ市し
生年月日せいねんがっぴ	(1982-08-17) 1982年ねん8月がつ17日にち（42歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	176 cm 77 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	2004年ねん ドラフト4巡じゅん目め
初はつ出場しゅつじょう	2005年ねん5月がつ19日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	2011年ねん6月がつ14日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
福井ふくい県立けんりつ福井ふくい商業しょうぎょう高等こうとう学校がっこう 青山学院大学あおやまがくいんだいがく 西武せいぶライオンズ 埼玉さいたま西武せいぶライオンズ (2005 - 2010) 東京とうきょうヤクルトスワローズ (2010 - 2012)
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経歴けいれき

プロ入いり前まえ

片上かたがみ小学校しょうがっこう3年生ねんせいの時ときに野球やきゅうを始はじめた。福井ふくい商業しょうぎょう高校こうこう時代じだいに2年ねん春はる・3年ねん夏なつの2回かい、ともにエースとして甲子園こうしえんに出場しゅつじょうした。特とくに、3年ねん夏なつは福井ふくい大会たいかい決勝けっしょうで内海うつみ哲也てつやや李り景けい一いちらを擁ようする敦賀気比つるがけひ高だかと延長えんちょう10回かいの末すえ、3－2で勝かち第だい82回かい全国ぜんこく選手権せんしゅけん出場しゅつじょうを決きめた。しかし全国ぜんこく選手権せんしゅけんでは初戦しょせんで敗退はいたい。福井ふくい商しょう高だかでのチームメイトには1学年がくねん下かに天谷あまや宗そう一郎いちろうがいた。

2001年ねん、東都とうと大学だいがく野球やきゅうリーグ戦せんに属ぞくす青山学院大学あおやまがくいんだいがく野球やきゅう部ぶ入部にゅうぶ。2002年ねん、石川いしかわ雅まさ規ただしの後のちを継ついで2年生ねんせいからエースとして活躍かつやく。同期どうきの加藤かとう領りょう健けん捕手ほしゅとバッテリーをくみ、3年ねん時じの2003年ねん秋季しゅうきリーグ戦せんで優勝ゆうしょうした。大学だいがく通算つうさん72試合しあいに登板とうばんし32勝しょう21敗はい、防御ぼうぎょ率りつ1.97、388奪だつ三振さんしん。3年ねん秋あきには最高さいこう殊勲しゅくん選手せんしゅ、最優秀さいゆうしゅう投手とうしゅ、ベストナインを受賞じゅしょう。通算つうさん30勝しょう以上いじょうは青学大あおがくだいでは史上しじょう初はつ、東都とうと大学だいがく野球やきゅうリーグ歴代れきだいでも1987年ねんの新井あらい富夫とみお（駒大こまだい）以来いらい17年ねんぶりで戦後せんご9人にん目めの快挙かいきょであった。

4年ねん時じの2004年ねんに台湾たいわんで開ひらかれた世界せかい大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけんの日本にっぽん代表だいひょうとして選出せんしゅつされ、3試合しあいに登板とうばんした。同年どうねんのドラフト会議かいぎにて西武せいぶライオンズから4巡じゅん目め指名しめいを受うけ、入団にゅうだん。

西武せいぶ時代じだい

2005年ねんは開幕かいまく一軍いちぐんを逃のがすが5月がつに一軍いちぐんへ昇格しょうかく。横浜よこはま戦せんに即そく先発せんぱつしたが結果けっかを残のこせず、リリーフで数すう試合しあい登板とうばんした後のち、二に軍ぐんへ降格こうかく。夏場なつばに再ふたたび一軍いちぐんへ昇格しょうかくし、9月18日にちの対たい千葉ちばロッテマリーンズ戦たたかえ（千葉ちばマリンスタジアム）で、宮越みやこし徹とおるの負傷ふしょう降板こうばんを受うけ、緊急きんきゅう登板とうばんを果はたし、プロ初はつ勝利しょうりを挙あげた（この試合しあいは被ひ安打あんだ0）。後半こうはんから安定あんていした投球とうきゅうを披露ひろうし、防御ぼうぎょ率りつ2.83の好成績こうせいせきを残のこした。

2006年ねん開幕かいまく前まえの故障こしょうにより開幕かいまく一軍いちぐんの座ざを逃のがす。故障こしょうの快癒かいゆ後ごも精彩せいさいを欠かき、一軍いちぐんと二に軍ぐんを往復おうふくしたが、夏場なつばの昇格しょうかく後ごは制球せいきゅう・キレが戻もどり、右みぎの中継なかつぎとして活躍かつやく。特とくに優勝ゆうしょうを争あらそう9月がつ頃ごろには13試合しあい連続れんぞく無む失点しってん救援きゅうえんを続つづけ、中継なかつぎ不足ふそくに悩なやむチームの大おおきな戦力せんりょくとなった。自己じこ最多さいたの31試合しあいに登板とうばんし、主おもに中継なかつぎとしてながら10.30という高たかい奪だつ三振さんしん率りつを誇ほこった。

2007年ねんはオープン戦せんで打球だきゅうが直撃ちょくげきし、骨折こっせつするアクシデントでまたもや開幕かいまくに間まに合あわなかった。8月4日にちにやっと一軍いちぐん登録とうろくされると、主おもにロングリリーフとして起用きようされ、昇格しょうかく後ご13イニング連続れんぞく無む失点しってんと快かい投とうを見みせた（防御ぼうぎょ率りつは20日間にちかんずっと0.00のまま）。8月25日にちに1試合しあいだけ先発せんぱつ登板とうばん。9月8日にちの対たい北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ戦せんでプロ初はつセーブを記録きろく。その後ごも右みぎの中継なかつぎとしてチームを支ささえ、自己じこ最高さいこうの防御ぼうぎょ率りつ2.73を記録きろくした。プロ入いりから3年ねん続つづけてこの年としも夏場なつば以降いこうに一軍いちぐんで活躍かつやくを見みせた。

2008年ねんは、中日ちゅうにちドラゴンズから岡本おかもと真しん也が加入かにゅうし、小野寺おのでら力つとむの成長せいちょうもあり、ほとんど出番でばんがなかった。この頃ころから投球とうきゅうフォームが変かわった。

2009年ねんは開幕かいまくから中継なかつぎ陣じんを支ささえてきた星野ほしの智樹ともき・大沼おおぬま幸二こうじなどの抹消まっしょうを受うけ、シーズン終盤しゅうばんに一軍いちぐんへ昇格しょうかく。久ひさしぶりの先発せんぱつもあったが好成績こうせいせきは残のこせなかった。

2010年ねんは開幕かいまく当初とうしょから一軍いちぐん出場しゅつじょうがないまま、6月18日にちに米野こめの智さとし人じんとの交換こうかんトレードで東京とうきょうヤクルトスワローズへ移籍いせき。背番号せばんごうは米野こめのが着つけていた51。

ヤクルト時代じだい

移籍いせき後ごは二に軍ぐんで調整ちょうせいしていたが、8月がつ15日にちの対たい阪神はんしんタイガース戦たたかえ（京きょうセラドーム大阪おおさか）で移籍いせき後ご初はつ登板とうばん。その後ご、中継なかつぎで2試合しあいに登板とうばん。シーズン終盤しゅうばんの10月がつ8日にちの対たい読売よみうりジャイアンツ戦たたかえ（東京とうきょうドーム）で移籍いせき後ご初はつ先発せんぱつ。アレックス・ラミレスに本塁打ほんるいだを浴あびるなど4回かいを5安打あんだ4失点しってんの内容ないようで降板こうばんするもチームが逆転ぎゃくてん勝利しょうりした為ため、黒星くろぼしは付つかなかった。

2011年ねんは6月がつ14日にちの古巣ふるす西武せいぶ戦せんで先発せんぱつしたが、3回かい5失点しってんで降板こうばん。その後ごチームはサヨナラ勝がちしたため、勝敗しょうはいはつかなかった。この年としはこの1試合しあいのみの登板とうばんに終おわった。

2012年ねんは一軍いちぐんでの登板とうばんはなく、10月2日にちに戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけた。10月31日にちに任意にんい引退いんたい選手せんしゅとして公示こうじされた。

現役げんえき引退いんたい後ご

2013年ねんより古巣ふるすである西武せいぶのチームスタッフ（一軍いちぐん用具ようぐ担当たんとう）に就任しゅうにんすることが発表はっぴょうされた。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
2005	西武せいぶ	14	1	0	0	0	1	1	0	0	.500	142	35.0	23	5	11	0	6	28	0	0	15	11	2.83	0.97
2006		31	0	0	0	0	2	0	0	7	1.000	166	39.1	34	6	12	1	2	45	2	0	16	14	3.20	1.17
2007		18	1	0	0	0	3	3	1	2	.500	119	29.2	28	1	5	1	2	21	0	0	11	9	2.73	1.11
2008		4	0	0	0	0	0	0	0	0	----	37	8.1	9	2	2	0	2	2	0	0	8	5	5.40	1.32
2009		4	1	0	0	0	0	0	0	0	----	30	6.0	10	0	3	0	0	5	1	0	6	6	9.00	2.17
2010	ヤクルト	4	1	0	0	0	0	0	0	0	----	33	7.1	7	2	3	1	1	8	0	0	8	8	9.82	1.37
2011		1	1	0	0	0	0	0	0	0	----	15	3.0	4	1	2	0	0	1	0	0	5	5	15.00	2.00
通算つうさん：7年ねん		76	5	0	0	0	6	4	1	9	.600	542	128.2	115	17	38	3	13	110	3	0	69	58	4.06	1.19

記録きろく

投手とうしゅ記録きろく

• 初はつ登板とうばん：2005年ねん5月がつ19日にち、対たい阪神はんしんタイガース3回戦かいせん（阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう）、7回かい裏うらに3番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、2回かい無む失点しってん
• 初はつ先発せんぱつ：2005年ねん5月がつ22日にち、対たい横浜よこはまベイスターズ3回戦かいせん（横浜よこはまスタジアム）、3回かい1/3を5失点しってんで敗戦はいせん投手とうしゅ
• 初はつ奪だつ三振さんしん：同上どうじょう、2回かい裏うらに那須野なすの巧たくみから空振からぶり三振さんしん
• 初はつ勝利しょうり：2005年ねん9月がつ18日にち、対たい千葉ちばロッテマリーンズ20回戦かいせん（千葉ちばマリンスタジアム）、2回かい裏うら2死しに2番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん、5回かい1/3を無む失点しってん
• 初はつホールド：2006年ねん6月がつ3日にち、対たい読売よみうりジャイアンツ5回戦かいせん（東京とうきょうドーム）、5回かい裏うらに2番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん、1回かい1/3を無む失点しってん
• 初はつセーブ：2007年ねん9月がつ8日にち、対たい北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ21回戦かいせん（札幌さっぽろドーム）、9回かい裏うらに5番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、1回かい無む失点しってん

打撃だげき記録きろく

• 初はつ打席だせき・初はつ打点だてん：2005年ねん5月がつ22日にち、対たい横浜よこはまベイスターズ3回戦かいせん（横浜よこはまスタジアム）、2回かい表ひょうに那須野なすの巧たくみから遊ゆう撃げきゴロの間あいだに記録きろく

背番号せばんごう

• 36 （2005年ねん - 2010年ねん途中とちゅう）
• 51 （2010年ねん途中とちゅう - 2012年ねん）

関連かんれん項目こうもく

• 福井ふくい県けん出身しゅっしんの人物じんぶつ一覧いちらん
• 青山学院大学あおやまがくいんだいがくの人物じんぶつ一覧いちらん
• 埼玉さいたま西武せいぶライオンズの選手せんしゅ一覧いちらん
• 東京とうきょうヤクルトスワローズの選手せんしゅ一覧いちらん
• 第だい2回かい世界せかい大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん日本にっぽん代表だいひょう

外部がいぶリンク

• 個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき 山岸やまぎし穣みのる - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう
• 選手せんしゅの各国かっこく通算つうさん成績せいせき Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube