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手旗 - Wikipedia

手旗てばた(てばた、しゅき)とは、って使用しようする形式けいしきはた種々しゅじゅ手旗てばたしょく手旗てばた形状けいじょうごとに単一たんいつ意味いみさだめて表示ひょうじする方式ほうしきのほかに、左右さゆうことなるいろ手旗てばたって、かた姿勢しせいわせによって多数たすう合図あいず意味いみ文字もじ数字すうじ表示ひょうじする方式ほうしきなどがある。 海上保安庁かいじょうほあんちょう自衛隊じえいたい艦船かんせんじょうゆう視界しかい通信つうしん交通こうつう誘導ゆうどうおこな警備けいびいん鉄道てつどうにおいて列車れっしゃ車両しゃりょう乗務じょうむいん信号しんごう合図あいずげんしめせする職員しょくいんスポーツ公営こうえい競技きょうぎ発走はっそう係員かかりいん競走きょうそう審判しんぱんいんなどがもちいている。道路どうろ交通こうつう誘導ゆうどう警備けいびいん船舶せんぱく関係かんけいしゃあかしろを、鉄道てつどう業務ぎょうむではあかしろみどりはたもちいている。

手旗てばた

そのマラソン駅伝えきでんなどのスポーツ応援おうえんさいにももちいられる。

携帯けいたいよう無線むせん普及ふきゅうする以前いぜんは、測量そくりょう業務ぎょうむやクレーン運転うんてん合図あいずにも多用たようされていて資格しかく試験しけんにも手旗てばたもちいた合図あいずほう出題しゅつだいされたりもしたが、現在げんざい至近しきん距離きょり素手すで合図あいずを、素手すで合図あいず視認しにんできない距離きょりでは携帯けいたいよう無線むせんもちいられており、手旗てばたもちいた合図あいずもちいられていない。

通信つうしん手段しゅだん

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日本にっぽん船舶せんぱく関係かんけいしゃ紅白こうはくはたち、日本にっぽん船舶せんぱく信号しんごうほうさだめられた形象けいしょうもちいて文字もじなどの通信つうしんおこなう。

鉄道てつどう業務ぎょうむ

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別名べつめいフライ(き)。

鉄道てつどう場合ばあい通常つうじょうえきプラットホーム列車れっしゃ進入しんにゅう監視かんし業務ぎょうむ出発しゅっぱつ監視かんし業務ぎょうむおこなとき赤旗あかはたち(列車れっしゃ進入しんにゅうする場合ばあいや、列車れっしゃ出発しゅっぱつするさいえきのプラットホームなどになんらかの異常いじょうがある場合ばあいっている手旗てばたって列車れっしゃたいしていつでも非常ひじょう停止ていし合図あいずげんしめせできるようにするためである。)、列車れっしゃおよび車両しゃりょうたいして信号しんごうげんしめせする場合ばあいにゅうかわ連結れんけつ解放かいほう誘導ゆうどう合図あいずおこな場合ばあいは、赤旗あかはたみどりはたもちいる。はた形状けいじょう色々いろいろあり、通常つうじょういているはた主流しゅりゅうだが、南海電鉄なんかいでんてつではいていない赤旗あかはたみどりもちいられている。はたいろだけでなくかためられており、はたひろげた状態じょうたい合図あいずげんしめせする場合ばあいはたしたはし一片いっぺんにぎぼう一緒いっしょにぎってはたひろげずに合図あいずげんしめせする、いわゆる「はたしぼった状態じょうたい」で合図あいずげんしめせする場合ばあいがあって、かた合図あいず意味いみわる。国土こくど交通こうつう省令しょうれい鉄道てつどう運転うんてん規則きそくでは、臨時りんじしゅ信号しんごう徐行じょこう信号しんごう赤手せきしゅはたみどり手旗てばたしぼって頭上ずじょう交差こうささせるげんしめせ方式ほうしきにゅうかわ合図あいず僅少きんしょう移動いどう指示しじする合図あいずしぼった赤手せきしゅはたたかかかげてそのしたみどり手旗てばたげんしめせ方式ほうしきさだめられている。 えき職員しょくいん赤旗あかはたじくぼうまるめるのではなく赤旗あかはたしぼって携行けいこうするのは、なんらかの異常いじょうがあった場合ばあいに、即座そくざはたひろげて停止ていし合図あいずげんしめせできるようにそなえるためである。

また、阪神電鉄はんしんでんてつ神戸こうべ高速こうそく鉄道てつどうなどでは、駅員えきいん所持しょじするはたは、赤旗あかはたではなく白旗はっき使つかわれており、近畿日本鉄道きんきにほんてつどうではとくぞうかいゆいさいに、あかしろみどりけい3しょくはた[1](最近さいきんでは、あかみどりの2しょくぞうかいゆいすることがある[2]くら場所ばしょでの連結れんけつは、あかみどりえが可能かのうであるペンライトをもちいる[3])。また、保線ほせん現場げんばにおいては列車れっしゃ運行うんこうちゅう合間あいま作業さぎょうする場合ばあいがとてもおおいため、列車れっしゃ見張みはりいん列車れっしゃ監視かんしいん)に作業さぎょういん待避たいひ完了かんりょう合図あいずや、作業さぎょう場所ばしょ異常いじょう発生はっせい列車れっしゃ乗務じょうむいん線路せんろ支障ししょうげんしめせするためのはたたせる鉄道てつどう会社かいしゃ一般いっぱんてきだが、たせるはたいろ合図あいずかた鉄道てつどう会社かいしゃによっておおきくことなる。JR東海とうかいにおいては、はたではなくながいトーチじょう合図あいずとう列車れっしゃ見張みはりいん列車れっしゃ監視かんしいん)に昼夜ちゅうやわずたせており、必要ひつようおうじてトーチを点灯てんとうさせて緊急きんきゅう停止ていしなどの合図あいずおくるが、待避たいひ完了かんりょうななめ45にトーチを灯火ともしび状態じょうたいかかげることによって待避たいひ完了かんりょう合図あいずとなる。

なお、えき業務ぎょうむ運転うんてん業務ぎょうむ保線ほせん業務ぎょうむなどの分野ぶんやわず、夜間やかんやトンネルない地下ちかでは手旗てばた視認しにん困難こんなんなことから、電光でんこうしき合図あいずとう使つかわれる。

モータースポーツ

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モータースポーツでは競技きょうぎなか参加さんかしゃたいし、様々さまざま図柄ずがらはたもちいて状況じょうきょう伝達でんたつしている。観客かんきゃく予備よび知識ちしきがあれば状況じょうきょう把握はあくできる。

日没にちぼつ荒天こうてんときかぎらず、通常つうじょうでもいろとうしき信号しんごう併用へいようされる場合ばあいがあるが、すう点灯てんとう方法ほうほう点灯てんとう点滅てんめつ)の制限せいげんから、信号しんごうつたえられる情報じょうほうはレース種類しゅるいよりもすくない。

公営こうえい競技きょうぎ

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公営こうえい競技きょうぎについては、それぞれ競技きょうぎ規則きそく使用しようするはたいろさだめられている。

競馬けいばでは発走はっそうさい競走きょうそうのゲートインの合図あいずとして赤旗あかはた使用しようされる。また、中央ちゅうおう競馬けいばではうまがゲートないあばれて危険きけんであるなどの理由りゆうにより、外側そとがわのゲートにれての「そとわく発走はっそう」を指示しじする場合ばあいには黄旗きはたもちいられる。さらに発走はっそう地点ちてんよりすこまえ位置いち馬場ばばないにも黄旗きはた係員かかりいんがおり、うままえ通過つうかした時点じてんはたろしている。

オートレースでは1989ねん4がつ発走はっそう合図あいずだい時計とけい導入どうにゅうされる以前いぜんは、競走きょうそうのスタート合図あいず黄色おうしょく白色はくしょく手旗てばたもちいていた。現在げんざいでは一部いちぶ模擬もぎレースなどを例外れいがいとすればほとんどられないが、発走はっそう合図あいずおよびこれに連動れんどうしているシステムに不具合ふぐあい発生はっせいした場合ばあいには、現在げんざいでも代替だいたい手段しゅだんとして手旗てばた発走はっそう方式ほうしきもちいられる。

また、競輪けいりん・オートレースなどでそれぞれの競技きょうぎ規則きそくしたがって、走路そうろない安全あんぜん確認かくにん、レース終了しゅうりょう審判しんぱん判定はんてい表示ひょうじなど、手旗てばたもちいられるものがある。

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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