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歩兵砲 - Wikipedia

歩兵ほへいほう(ほへいほう)とは、歩兵ほへいたいする直接ちょくせつ火力かりょく支援しえんおこなうため歩兵ほへい独自どくじ運用うんようする大砲たいほう一種いっしゅおおくの対戦たいせんしゃほう同様どうように、砲兵ほうへい管轄かんかつではないことが最大さいだい特徴とくちょうであり、比較的ひかくてき小型こがた軽量けいりょう榴弾りゅうだんほうであることがおおい。英語えいごではしばしばIG (Infantry Gun)りゃくされる。広義こうぎには迫撃はくげきほうふくむが、一般いっぱん歩兵ほへいほう場合ばあい閉鎖へいさちゅう退すさふくをもつ通常つうじょう形式けいしき火砲かほうす。

M1927 76mm歩兵ほへいほう

歩兵ほへいほう機能きのうは、歩兵ほへいトーチカ機関きかんじゅう陣地じんち戦車せんしゃなど、標準ひょうじゅん装備そうびであるしょう火器かきでは対処たいしょ困難こんなんてき目標もくひょう遭遇そうぐうした場合ばあい、これに打撃だげきくわえ、無力むりょくすることである。

本来ほんらいほう運用うんようせんもん砲兵ほうへい任務にんむであるが、頑強がんきょう敵陣てきじん戦車せんしゃ攻撃こうげき遭遇そうぐうした歩兵ほへい部隊ぶたい現場げんばから砲兵ほうへい連絡れんらくするには、前線ぜんせん歩兵ほへい部隊ぶたい司令しれい砲兵ほうへい司令しれい砲兵ほうへい現地げんち部隊ぶたい という正規せいき経路けいろでは時間じかんがかかりすぎた。まして無線むせんがなく、作戦さくせん連絡れんらく有線ゆうせん電話でんわ伝令でんれいたよっていた時代じだいはなおさらであった。

そのため、歩兵ほへい部隊ぶたい前進ぜんしん随伴ずいはんし、歩兵ほへい自身じしんあつかえる、軽量けいりょう移動いどうせいすぐれた火砲かほうが、どうしても必要ひつようであった。そのため歩兵ほへいほういちとうとううま、あるいは人力じんりきでも移動いどうできる軽量けいりょうせい機動きどうせいさい優先ゆうせん設計せっけいされ、射程しゃてい威力いりょく犠牲ぎせいにされた。

日本にっぽん歩兵ほへいほう射程しゃてい威力いりょくは、砲兵ほうへいもちいるどうクラスの口径こうけい榴弾りゅうだんほうよりもちいさい場合ばあいおおいが、これは敵陣てきじんたいする直接ちょくせつ射撃しゃげきなど比較的ひかくてき近距離きんきょりもちいられることと、歩兵ほへい砲兵ほうへい管轄かんかつあらそいの結果けっか砲兵ほうへい領分りょうぶんおかさない程度ていど性能せいのうおさえられたものである。その程度ていど各国かっこく陸軍りくぐん部内ぶないにおけるりょう兵科へいか発言はつげんりょくなどくにによってことなり、ドイツでは口径こうけい150ミリの強力きょうりょく大型おおがた歩兵ほへいほう運用うんようされた。

また山砲さんぽう分解ぶんかい搬送はんそう容易ようい比較的ひかくてき軽量けいりょうであることから、歩兵ほへいほう用途ようとにもてきしており、旧式きゅうしきした山砲さんぽう歩兵ほへい融通ゆうずう転用てんようしたれいすくなくない。

現代げんだいではRPGなど打撃だげきりょくすぐれた携帯けいたいよう歩兵ほへい火器かき普及ふきゅうしたこと、また無線むせん発達はったつ航空こうくう支援しえん迅速じんそくかつ容易よういになったことで、歩兵ほへいほうという分類ぶんるい火砲かほう完全かんぜんにすたれた。

各国かっこく歩兵ほへいほう

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  ベルギー

  フランス

  ドイツこく

  イタリア

  日本にっぽん

  ソビエト連邦れんぽう

  アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

  イギリス

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