球根
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球根 の分類
鱗茎 (りんけい)- タマネギのように、
短縮 茎 に葉 (鱗 葉 )が重 なり合 い層状 になっているもので、他 には、ヒガンバナ、チューリップ、ヒヤシンス、ニンニク、ラッキョウなどがある。ユリのように、爪 状 のはがれやすい肥厚 化 した鱗 葉 が瓦 状 に重 なったものは鱗状 鱗茎 (うろこじょうりんけい)という[1]。食用 のいわゆるユリ根 は通常 鱗茎 に含 まれる。また、ランの仲間 には偽 鱗茎 と呼 ばれる構造 をもつものがあるが、これは構造 的 には塊茎 に近 い。 球茎 (きゅうけい)茎 自身 が肥大 化 して球状 になったもので、葉 鞘 が乾燥 した薄皮 で包 まれているもの。クロッカス、グラジオラス、フリージア、アヤメ、サトイモ、コンニャクなど[1]。塊茎 (かいけい)短縮 した地下茎 自身 が肥大 化 し球 状 になったもので、薄皮 で包 まれていないもの。シクラメン、アネモネ、ベゴニア、チョロギ、ジャガイモなど[1]。根茎 (こんけい)水平 方向 に伸 びた地下茎 が肥大 化 したもの。ライゾームともいう[2]。カンナ、ハス(レンコン)、ショウガなど[2][3]。塊根 (かいこん)根 の部分 が肥大 化 したもの[2]。ダリア、サツマイモ、キャッサバなど[2][4]。- 担根
体 (たんこんたい) 根 でも茎 でもない、ヤマノイモ属 に特有 の器官 。ヤマノイモ、ナガイモなどのヤムイモ類 。
植 え付 け時期 による分類
春 植 え球根 春分 のころから5月 上旬 に植 え付 けるもの。主 に熱帯 地方 の原産 で、寒 さによわく、降霜 で地上 部 がかれる。ダリア、グラジオラス、カンナ、チューベローズなど。このほかに、室内 栽培 専用 のグロキシニア、球根 ベゴニア、カラディウム、アキメネスなどがある[3]。夏 植 え球根 秋 植 え秋 咲 き球根 ともいう。しばしば秋 植 え球根 にふくめられる。8月 下旬 から秋分 のころに植 え付 け、晩秋 から初冬 に開花 するもの。リコリス(彼岸花 属 )、ステルンベルギア、コルチカム、サフランなど[3]。秋 植 え球根 - 10月から11月に
植 え付 け、冬 の寒 さに感応 して、花芽 分化 、花芽 の伸長 、茎葉 の伸長 がおこなわれて、翌年 の春 から初夏 にかけて開花 するもの。耐寒 性 種 にチューリップ、ヒヤシンス、クロッカス、ムスカリ、ダッチアイリス、アネモネ、シラーなど[3]。半 耐寒 性 種 にラナンキュラス、フリージア、イキシア、バビアナ、スパラキシスなどがある。
脚注
参考 文献
平城 好明 著 「太 るのが一番 球根 類 」、日本 放送 協会 編 編 『これだけは知 っておきたい園芸 の知識 』(初版 )日本 放送 出版 協会 〈別冊 NHK趣味 の園芸 〉、1984年 5月 15日 。ASIN B000J6U5SM。ISBN 9784146457133。全国 書誌 番号 :85055067。