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田代正 - Wikipedia

田代たしろただし

日本にっぽん明治めいじから大正たいしょうにおける外科医げかい

田代たしろ ただし(たしろ ただし、1860ねん2がつ16にち安政あんせい7ねん1がつ25にち) - 1918ねん大正たいしょう7ねん1がつ30にち)は、日本にっぽん明治めいじから大正たいしょうにおける外科医げかい長崎ながさき医学いがく専門せんもん学校がっこうちょう長崎ながさきけん医師いし会長かいちょうつとどうけん医術いじゅつ発展はってん医療いりょう普及ふきゅうくした。越前えちぜんこく出身しゅっしん

生涯しょうがい

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1860ねん2がつ16にち安政あんせい7ねん1がつ25にち)、越前えちぜん坂井さかいぐんなつめむらげん福井ふくいけん福井ふくい)に福井ふくい藩士はんしとしてまれる(名前なまえはただし、またはただすと資料しりょうによりことなる)[1][2]1871ねん明治めいじ4ねん福井ふくい藩中はんちゅう学校がっこう入学にゅうがくし、1874ねん明治めいじ7ねんだい一大いちだい学校がっこう入学にゅうがくした[2]1882ねん明治めいじ15ねん東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ卒業そつぎょうし、同期どうきには青山あおやま胤通たねみち猪子いのことめほこすけ西郷さいごうよしよし佐藤さとう三吉さんきちひとしがいた[3]

大学だいがく卒業そつぎょう長崎ながさき県立けんりつ長崎ながさき学校がっこうげん長崎大学ながさきだいがく医学部いがくぶ教諭きょうゆめいじられ、以降いこうどうけん検疫けんえきかん長崎ながさき病院びょういん医師いしとうね、1889ねん明治めいじ22ねん長崎ながさき学校がっこうだい高等こうとう中学校ちゅうがっこう医学部いがくぶとなると同校どうこう教諭きょうゆとなり長崎ながさき病院びょういん次長じちょうけん外科げか部長ぶちょう就任しゅうにんした[2]同校どうこう教授きょうじゅとなったのち1897ねん明治めいじ30ねん高等こうとう中学校ちゅうがっこう医学部いがくぶ教授きょうじゅにも官費かんぴ留学りゅうがくみとめられることとなり、木村きむら孝蔵こうぞう三輪みわいさおひろしとも高等こうとう中学校ちゅうがっこう教授きょうじゅだいいちかい官費かんぴ留学生りゅうがくせいえらばれ、9月ドイツに留学りゅうがく[4]1899ねん明治めいじ32ねん)8がつ帰国きこくした[5]留学りゅうがくまえ1897ねん明治めいじ30ねん)11月、田代たしろただしとう留学りゅうがく送別そうべつうたげ上野うえの精養軒せいようけんおこなわれ、その席上せきじょう日本にっぽん外科げか学会がっかい創立そうりついてのはないがなされ、参加さんかした佐藤さとう三吉さんきち田代たしろ義徳よしのり近藤こんどうしげる佐藤さとう恒久つねひさ中心ちゅうしん日本にっぽん外科げか学会がっかい規則きそく草案そうあん起草きそうすることになった[6]

1901ねん明治めいじ34ねん)4がつ1にちだい高等こうとう学校がっこうから医学部いがくぶ独立どくりつ長崎ながさき医学いがく専門せんもん学校がっこうとなると、田代たしろ初代しょだい校長こうちょう就任しゅうにん長崎ながさき病院びょういんちょう兼務けんむした[1][7]同年どうねん長崎ながさき医学いがく専門せんもん学校がっこう薬学やくがく開設かいせつされ、同年どうねん12がつ西彼杵にしそのきぐんうら上山里かみやまさとむら里郷さとごうげん長崎ながさき坂本さかもとまち)に学校がっこう本部ほんぶ薬局やっきょく診療しんりょうしょ完成かんせいし、県立けんりつ長崎ながさき病院びょういん同地どうち移転いてん1903ねん明治めいじ36ねん)10がつ県立けんりつ長崎ながさき病院びょういん附属ふぞく看護かんご養成ようせいしょ設置せっちされた。1906ねん明治めいじ39ねん)9がつ1914ねん大正たいしょう3ねん)10がつ医術いじゅつ開業かいぎょう試験しけん委員いいんおおせつかった[8][9]。なお、1901ねん明治めいじ34ねん医学いがく校長こうちょう就任しゅうにん11月30にち前年ぜんねん長崎ながさき医師いし会長かいちょうとなっていた田代たしろ長崎ながさきけん医師いし会長かいちょう就任しゅうにんした[10]。15年間ねんかん校長こうちょうつとめたのち、1918ねん大正たいしょう7ねん)1がつ30にち長崎ながさき死去しきょした[1]

論文ろんぶん著作ちょさく

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  • 実用じつよう外科げか全書ぜんしょ」(山田やまだふじすけおくやましんへん 田代たしろただし鶴野つるの書店しょてん 1893ねん

栄典えいてん

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位階いかい
勲章くんしょう

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c 新撰しんせん大人おとなめい辞典じてん だい3かん」(平凡社へいぼんしゃ 1940ねん
  2. ^ a b c 日本にっぽん現今げんこん人名じんめい辞典じてん」 たP104「田代たしろただし」のこう日本にっぽん現今げんこん人名じんめい辞典じてん発行はっこうしょ 1900ねん
  3. ^ 東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく一覧いちらん したがえ明治めいじ21ねんいたり22ねん」(東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく 1889ねん
  4. ^ 三輪みわいさおひろし だい6しょう 2独逸どいつ留学りゅうがく 57-66ぺーじ」(鈴木すずきかなめわれへん 三輪徳寛先生伝記編纂会 1938ねん
  5. ^ 幕末ばくまつ明治めいじ海外かいがい渡航とこうしゃ総覧そうらん だい1かん」 P40「田代たしろただし」のこう手塚てづかあきら国立こくりつ教育きょういく会館かいかんへん かしわ書房しょぼう 1992ねん
  6. ^ 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん 日本にっぽん外科げか学会がっかい. “日本にっぽん外科げか学会がっかい足跡あしあと”. 2013ねん2がつ3にち閲覧えつらん
  7. ^ 長崎ながさき医学いがくひゃくねん だい8しょう 長崎ながさき医学いがく専門せんもん学校がっこう だい1せつ 長崎ながさき医学いがく専門せんもん学校がっこう設立せつりつ」(長崎大学ながさきだいがく医学部いがくぶ 1961ねん
  8. ^ 「1906ねん9がつ26にち官報かんぽう
  9. ^ 「1914ねん10がつ26にち官報かんぽう
  10. ^ 社団しゃだん法人ほうじん 長崎ながさきけん医師いしかい. “長崎ながさきけん医療いりょう 明治めいじ時代じだい”. 2013ねん2がつ3にち閲覧えつらん
  11. ^ 官報かんぽうだい3404ごう叙任じょにん及辞れい」1894ねん10がつ31にち
  12. ^ 官報かんぽうだい4326ごう叙任じょにん及辞れい」1897ねん12月1にち
  13. ^ 官報かんぽうだい1448ごう叙任じょにん及辞れい」1917ねん5がつ31にち
  14. ^ 官報かんぽうだい6450ごう叙任じょにん及辞れい」1904ねん12月28にち

外部がいぶリンク

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