秋本あきもと治おさむ

秋本あきもと 治おさむ（あきもと おさむ、1952年ねん〈昭和しょうわ27年ねん〉12月11日にち - ）は、東京とうきょう都と葛飾かつしか区く亀有かめあり出身しゅっしんの日本にっぽんの漫画まんが家か。デビュー時じのペンネームは山止やまどめ たつひこ（やまどめ たつひこ）。

あきもと おさむ 秋本あきもと 治おさむ
本名ほんみょう	秋本あきもと 治おさむ
生誕せいたん	(1952-12-11) 1952年ねん12月11日にち（71歳さい） 日本にっぽん・東京とうきょう都と葛飾かつしか区く亀有かめあり
国籍こくせき	日本にっぽん
職業しょくぎょう	漫画まんが家か
称号しょうごう	紫綬褒章しじゅほうしょう
活動かつどう期間きかん	1976年ねん -
ジャンル	少年しょうねん漫画まんが
代表だいひょう作さく	『こちら葛飾かつしか区く亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ』
受賞じゅしょう	第だい30回かい日本にっぽん漫画まんが家か協会きょうかい賞しょう大賞たいしょう 第だい50回かい小学館しょうがくかん漫画まんが賞しょう審査しんさ委員いいん特別とくべつ賞しょう 第だい21回かい手塚てづか治虫おさむ文化ぶんか賞しょう特別とくべつ賞しょう （以上いじょう『こちら葛飾かつしか区く亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ』） 第だい48回かい星雲せいうん賞しょうコミック部門ぶもん 第だい64回かい菊池きくち寛ひろし賞しょう 第だい67回かい芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ科学かがく大臣だいじん賞しょう

代表だいひょう作さくは1976年ねんから2016年ねんまで40年間ねんかんに亘わたって一いち度ども休載きゅうさいせず続つづいた『こちら葛飾かつしか区く亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ』（通称つうしょうこち亀かめ）。

概要がいよう

本郷ほんごう高校こうこうデザイン科か卒業そつぎょう。自身じしんを中心ちゅうしんとする漫画まんが制作せいさく集団しゅうだん「有限ゆうげん会社かいしゃアトリエびーだま」の代表だいひょう取締役とりしまりやく。2019年ねんに紫綬褒章しじゅほうしょうを受章じゅしょうしている。

来歴らいれき

漫画まんが家かを志こころざすまで

9歳さいの時ときに父親ちちおやと死別しべつして以降いこう、母親ははおやの手てだけで育そだてられた。小学校しょうがっこう3年生ねんせい頃ごろより漫画まんがらしきものを描えがき始はじめ、5年生ねんせいの時ときに漫画まんが家かに憧あこがれるようになり、ペンを買かい久松ひさまつ文雄ふみおの『スーパージェッター』に似にたものを描えがく。中学校ちゅうがっこうに入はいり、母親ははおやに買かってもらった石森いしもり章太郎しょうたろうの『マンガ家か入門にゅうもん』を擦すり切きれるまで読よみ、ペンの種類しゅるいや描えがき方かたなどを知しる。この頃ころ書かきためた作品さくひんをまとめた個人こじん誌し「星ほし」を製作せいさくする。高校こうこうのデザイン科かに入学にゅうがくし、学友がくゆうとともに「マンガ劇画げきが同好どうこう会かい」を立たち上あげるとともに同人どうじんサークル「CCマニア」に参加さんかし、同人どうじん誌し『でんでんむし』に作品さくひんを投稿とうこうしていた。この頃ころの秋本あきもとの画風がふうは周囲しゅういからの影響えいきょうで劇画げきがタッチだった。

高校こうこう卒業そつぎょう後ご、アニメーターを志こころざし旧きゅう虫むしプロダクションのアニメーター採用さいよう試験しけんを受うけるも不ふ合格ごうかくであった。しかし旧きゅう虫むしプロダクションの紹介しょうかいでタツノコプロに入社にゅうしゃする。同社どうしゃ作品さくひん『カバトット』『かいけつタマゴン』『科学かがく忍者にんじゃ隊たいガッチャマン』などで2年間ねんかん動画どうがなどを務つとめた。当時とうじは同社どうしゃの演出えんしゅつ家かだった布川ふかわゆうじと共ともに仕事しごとをしている。しかし仕事しごとが多忙たぼうとなり、病気びょうきで入院にゅういんしていた母ははの看病かんびょうが週しゅう1度どの頻度ひんどしか出来できなくなったため退社たいしゃ。その後ごは「CCマニア」解散かいさん後ごに残のこった仲間なかまと「漫画まんが創作そうさく倶楽部くらぶ」を結成けっせい。母ははの看病かんびょうをしつつ、しばらく投稿とうこう漫画まんが家か生活せいかつを送おくる。

『こち亀かめ』でデビュー

母ははの死しをきっかけに1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）、『こちら葛飾かつしか区く亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ』を新人しんじん賞しょうに応募おうぼする（以下いか『こち亀かめ』）。月例げつれいヤングジャンプ賞しょう入選にゅうせん作品さくひん（4月がつ期き）に選えらばれ、山上やまかみたつひこの名前なまえをもじった「山止やまどめたつひこ」の名義めいぎで、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』29号ごう（6月がつ22日にち発売はつばい）に読切よみきとして掲載けいさいされる。賞しょうへ応募おうぼした際さいのペンネームは、さらに石森いしもり章太郎しょうたろうのもじりも加くわえた「岩森いわもり章太郎しょうたろう改あらため山止やまどめたつひこ」であった（岩森いわもり章太郎しょうたろう名義めいぎでの執筆しっぴつ歴れきはない）。長ながいタイトルとペンネームは、「自分じぶんの投稿とうこうが編集へんしゅう者しゃの目めに止とまるように」という理由りゆうからであった。

『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』1976年ねん42号ごう（9月がつ21日にち発売はつばい）より『こち亀かめ』の連載れんさいを開始かいし。編集へんしゅう部ぶからは「この漫画まんがではこの名前なまえで、終おわったら本名ほんみょうにしてもいいよ」と言いわれており、本人ほんにんも短期たんきで連載れんさい終了しゅうりょうするとばかり思おもっていたものの、予想よそう以上いじょうに人気にんきが出でて連載れんさいが続つづき、さらには「本家ほんけ」の山上やまかみたつひこからクレームが出でたこともあり、100話わ目めを機きに現在げんざいのペンネーム（本名ほんみょう）に改あらためることになった。それまで山止やまどめ名義めいぎで刊行かんこうされていた単行本たんこうぼん第だい1巻かん - 第だい6巻かんは、増刷ぞうさつの際さいに秋本あきもと治おさむに改あらためられた。秋本あきもとは後年こうねん「山上やまかみたつひこ先生せんせいに本当ほんとうに申もうし訳わけないことをした」「若気わかげの至いたりとはこのためにあるような言葉ことばです」「なんて大だいそれたことをしたんだ！と思おもう」など反省はんせいの弁べんを述のべている。

『こち亀かめ』は1977年ねん（昭和しょうわ52年ねん）12月24日にちにせんだみつおの主演しゅえんで映画えいが化かされ、1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）のジャンプフェスティバル向むけ短編たんぺんアニメを経へて1996年ねんから2004年ねんまでフジテレビ系列けいれつでテレビアニメ化かされた（前者ぜんしゃと後者こうしゃとではスタッフ・キャスト共どもに異ことなる）。また、過去かこ5回かい（1999年ねん、2001年ねん、2003年ねん、2006年ねん、2016年ねん）舞台ぶたい化かもされている。

連載れんさい4年ねん目めに結婚けっこんする。

2000年ねん（平成へいせい12年ねん）の誕生たんじょう日び以降いこう、『こち亀かめ』の連載れんさい期間きかんが秋本あきもとの人生じんせいの半分はんぶん以上いじょうを占しめるようになった。

長寿ちょうじゅ作家さっかへ

『こち亀かめ』で2001年ねんに第だい30回かい日本にっぽん漫画まんが家か協会きょうかい賞しょう大賞たいしょうを、2005年ねんには第だい50回かい小学館しょうがくかん漫画まんが賞しょう審査しんさ委員いいん特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょうしている。

2005年ねん（平成へいせい17年ねん）8月がつ6日にち、『こち亀かめ』の発行はっこう部数ぶすうが1億おく3000万まん部ぶを突破とっぱし、東京とうきょう・浅草あさくさ神社じんじゃに石碑せきひが建立こんりゅうされた。

2006年ねん（平成へいせい18年ねん）、『こち亀かめ』が連載れんさい30周年しゅうねん・150巻かん発売はつばい・1450話わ記念きねんとなる。2月11日にち、主人公しゅじんこうの両津りょうつ勘かん吉きちの銅像どうぞうが亀有かめあり駅えきの北口きたぐちと南口みなみぐちに1体たいずつ設置せっちされ、秋本あきもととラサらさール石井るいしいが出席しゅっせきして除幕じょまく式しきが行おこなわれた。また『あっぱれ!!さんま大だい教授きょうじゅ』（フジテレビ）、『マンガノゲンバ』（NHK）など多数たすうのテレビ番組ばんぐみに出演しゅつえん。『あっぱれ』ではアニメで両津りょうつを演えんじた石井いしいとの共演きょうえんを果はたした。

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）11月8日にち、亀有かめあり銀座ぎんざ商店しょうてん会かいゆうろーど、中央ちゅうおうポケットパーク内ないに「少年しょうねん両りょうさん像ぞう」が設置せっちされ、秋本あきもととラサらさール石井るいしいの他ほかに時ときの内閣ないかく総理そうり大臣だいじんである麻生あそう太郎たろうも参まいり席せきし除幕じょまく式しきが行おこなわれた。

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）2月がつ22日にち、ドキュメンタリー番組ばんぐみ『情熱じょうねつ大陸たいりく』（毎日放送まいにちほうそう）で人物じんぶつ像ぞうなどが紹介しょうかいされた。

同年どうねん7月がつ28日にち、『バラエティーニュース キミハ・ブレイク』（TBSテレビ）に出演しゅつえんし、テレビドラマ版ばん『こち亀かめ』の両津りょうつ役やく・SMAPの香取かとり慎吾しんごら出演しゅつえん者しゃ達たちと対談たいだんしている。9月26日にちにはドラマ最終さいしゅう回かいの冒頭ぼうとうに生なま出演しゅつえんした。

2010年ねん（平成へいせい22年ねん）11月26日にちには、東京とうきょう都と青少年せいしょうねんの健全けんぜんな育成いくせいに関かんする条例じょうれいに反対はんたいする記者きしゃ会見かいけんに出席しゅっせきしている。

2011年ねん（平成へいせい23年ねん）8月がつ1日にち放送ほうそうの『SMAP×SMAP』（関西かんさいテレビ放送ほうそう製作せいさく・フジテレビ系けい）のコーナー『BISTRO SMAP』に、同年どうねん8月がつ6日にちから公開こうかいされる香取かとり主演しゅえんの映画えいが『こちら葛飾かつしか区く亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ THE MOVIE〜勝かちどき橋きょうを封鎖ふうさせよ!〜』の宣伝せんでんを兼かねてサプライズゲストとして出演しゅつえんしている。ゲストチーム（香里奈かりな・深田ふかた恭子きょうこ他た）とSMAPチームによる似顔絵にがおえ対決たいけつの審査しんさ員いんを務つとめた。

2012年ねん（平成へいせい24年ねん）10月1日にちに葛飾かつしか区く制せい施行しこう80周年しゅうねんを記念きねんし初はつの名誉めいよ区民くみんに顕彰けんしょうされた。
山田やまだ洋次ようじ監督かんとくらとの同時どうじ受賞じゅしょうであり、「連載れんさいが始はじまった際さい、同おなじ葛飾かつしか区くの『寅とらさん』に追おいつくよう頑張がんばろうと担当たんとう者しゃと誓ちかったので、同時どうじ受賞じゅしょうはうれしいです」と秋本あきもとはコメントしている。

『こち亀かめ』の長期ちょうき連載れんさいの間あいだにも、多おおくの短編たんぺん・読よみ切きり作品さくひんを発表はっぴょうしている。

2016年ねん（平成へいせい28年ねん）9月3日にちに神田かんだ明神みょうじんで行おこなわれた『こち亀かめ』連載れんさい40周年しゅうねん記念きねんの巨大きょだい絵巻物えまきもの展示てんじ会かいで、秋本あきもとの代表だいひょう作さくである『こち亀かめ』の連載れんさいを2016年ねん9月がつ17日にち発売はつばいの『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』2016年ねん42号ごうをもって完結かんけつ、同日どうじつ発売はつばいのコミック200巻かんで最終巻さいしゅうかんとすることを発表はっぴょうした。『こち亀かめ』連載れんさい終了しゅうりょうについて体調たいちょう面めんや執筆しっぴつについての問題もんだいは特とくになく、区切くぎりの良よい時点じてんで『こち亀かめ』を終了しゅうりょうさせ、新あらたな作品さくひんに取とり組くみたいという秋本あきもとの意向いこうによるものと報ほうじられた。

同年どうねん9月14日にち、『こち亀かめ』の連載れんさい40周年しゅうねん並ならびに200巻かん到達とうたつを記念きねんして「最もっとも発行はっこう巻数かんすうが多おおい単一たんいつ漫画まんがシリーズ」としてギネス世界せかい記録きろくに認定にんていされた。この日ひの授与じゅよ式しきにて、ギネス・ワールド・レコーズの公式こうしき認定にんてい員いんから秋本あきもとに公式こうしき認定にんてい証しょうが授与じゅよされると、秋本あきもとは「漫画まんがにとってもうれしいこと。私わたしも今後こんごの漫画まんが家か人生じんせいで凄すごく元気げんきが出でること」と喜よろこびを露あらわにした。また10月13日にちにはその功績こうせきが称となえられ、第だい64回かい菊池きくち寛ひろし賞しょうを受賞じゅしょうした。12月31日にちには『第だい67回かいNHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん』にゲスト審査しんさ員いんとして出演しゅつえんした。2017年ねん3月がつ8日にちには『こち亀かめ』の成果せいかなどが評価ひょうかされ第だい67回かい芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ科学かがく大臣だいじん賞しょうを受賞じゅしょう、同年どうねん4月がつ25日にちには『こち亀かめ』40年ねんの連載れんさい完結かんけつに対たいして第だい21回かい手塚てづか治虫おさむ文化ぶんか賞しょう特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょうした。同年どうねん7月がつ22日にちには第だい48回かい星雲せいうん賞しょうコミック部門ぶもんを受賞じゅしょうしている。

2018年ねん（平成へいせい30年ねん）4月がつ11日にち、京都きょうと府ふ亀岡かめおか市しを舞台ぶたいにした『ファインダー -京都きょうと女学院じょがくいん物語ものがたり-』の執筆しっぴつがきっかけで、亀岡かめおか市しから「京都きょうと・かめおか観光かんこうPR大使たいし」に任命にんめいされる。

2019年ねん（平成へいせい31年ねん）4月がつ2日にち - 4月がつ16日にち、布川ふかわゆうじの企画きかくにより、天野あまの喜孝よしたか、高田たかだ明美あけみ、大河原おおかわら邦男くにおらタツノコプロ出身しゅっしんのアーティストと競演きょうえんした展示てんじ会かい「ラフ∞絵え」を、3331 Arts Chiyodaで開催かいさい。

同年どうねん（令れい和わ元年がんねん）11月3日にち付づけで発令はつれいされた秋あきの褒章ほうしょうで、紫綬褒章しじゅほうしょうを受章じゅしょう。

人物じんぶつ

亀有かめありの生家せいか跡地あとち付近ふきんに建立こんりゅうされた「ワハハ両りょうさん像ぞう」（2010年ねん）

影響えいきょう

尊敬そんけいする漫画まんが家かは星野ほしの之の宣せん、大島おおしまやすいち、望月もちづき三さん起おこり也と、アクション物ぶつを得意とくいとする作家さっかが多おおい。秋本あきもと自身じしん、『フレンチ・コネクション』や『ブリット』などのアクション映画えいがが好すきでアメリカを舞台ぶたいにしたポリスアクション漫画まんがを真剣しんけんに描えがく為ために試行錯誤しこうさくごを繰くり返かえしたところ、『こち亀かめ』が生うまれた。

『ゴルゴ13』のファンでもあり、『こち亀かめ』で様々さまざまなパロディをしていた。作者さくしゃのさいとう・たかをと対談たいだんを行おこない、2006年ねんには『超ちょうこち亀かめ』にて『ゴルゴ13』とのコラボ漫画まんがも実現じつげんした。本人ほんにんは、さいとう・たかをに憧あこがれて漫画まんが家かになったとも述のべている。

上記じょうきに加くわえて影響えいきょうを受うけた作家さっかとして園田そのだ光ひかり慶けい、ながやす巧たくみを、好すきな作家さっかや人物じんぶつとしてちばてつや、石ノ森いしのもり章太郎しょうたろう、士郎しろう正宗まさむね、松森まつもり正ただし、矢代やしろまさこ、宮崎駿みやざきはやおの名なを挙あげている。

アニメ制作せいさく会社かいしゃでは京都きょうとアニメーション（以下いか「京きょうアニ」と表記ひょうき）のファンであり、同社どうしゃが制作せいさくしたアニメ作品さくひんでは『けいおん!』や『響ひびけ!ユーフォニアム』を絶賛ぜっさんしている。また、自身じしんの連載れんさい漫画まんが『ファインダー -京都きょうと女学院じょがくいん物語ものがたり-』は、京きょうアニ作品さくひんの影響えいきょうを受うけて執筆しっぴつしたものである。

小林こばやしよしのりとは、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』で同年どうねんにデビューし、担当たんとうも同おなじだったことから旧知きゅうちの仲なかである。

『こち亀かめ』第だい1巻かんの巻末かんまつ文ぶんには小林こばやしがコメントを寄よせていたり、『こち亀かめ』30巻かん収録しゅうろくの『建前たてまえパーティの巻まき』では一部いちぶのコマのモブを小林こばやしに描えがいて貰もらったりと、何なん度どか合作がっさくをしたりしている（小林こばやしとの合作がっさくによる作品さくひんは現在げんざい、書籍しょせきでは『こち亀かめ』のみに収録しゅうろくされている）。また、小林こばやしの主宰しゅさいする雑誌ざっし『わしズム』創刊そうかん号ごうでは対談たいだんをした。

→詳細しょうさいは「東大とうだい一直線いっちょくせん § こちら葛飾かつしか区く亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ&東大とうだい一直線いっちょくせん」を参照さんしょう

創作そうさくスタイル

デビュー当初とうしょの画風がふうは劇画げきが調しらべの癖くせが抜ぬけなかったが、『こち亀かめ』でギャグを描えがくようになってから徐々じょじょに力ちからが抜ぬけ、自然体しぜんたいで描えがけるようになった。

原稿げんこうを締切しめきり前まえに必かならず仕上しあげ、編集へんしゅう者しゃからすれば大変たいへんありがたい存在そんざいである。しかも万まんが一いちに備そなえて常時じょうじ原稿げんこうのストックを5本ほん用意よういし、旅行りょこうに出でかけるなど漫画まんが家かでは珍めずらしいタイプ。特技とくぎは「締しめ切きりに遅おくれないこと」と自信じしんを持もって言いうほどである。

アシスタントは全員ぜんいん、背景はいけいや人物じんぶつ、仕上しあげまでこなせるプロ集団しゅうだんで、駆かけ出だしはいない。1990年代ねんだいより漫画まんが製作せいさくのために「有限ゆうげん会社かいしゃアトリエびーだま」を設立せつりつし、アシスタントを社員しゃいんとして雇やとい、彼かれらに対たいして安定あんていした生活せいかつを保障ほしょうしている。勤務きんむ時間じかんは9 - 20時じ（途中とちゅう12 - 13時じ、17 - 18時じに食事しょくじのための休憩きゅうけい時間じかんを挟はさむ）で、タイムカードによる勤務きんむ管理かんりを行おこなっている。基本きほん的てきに日曜日にちようびは休やすみにする上うえ、昼休ひるやすみもキチンと取とり、徹夜てつやはさせないというスタンスを取とっている。アシスタントは2班はんで6人にんおり月曜げつようから水曜日すいようびは全員ぜんいん出勤しゅっきんで、月末げつまつの最終さいしゅう週しゅうは月つき火水ひみずと水木みずき金きん土どに分わかれて出勤しゅっきんするシフト制せい。秋本あきもと自身じしんも始業しぎょう5分ふん前まえに出勤しゅっきんし、定時ていじに帰かえるなど、自己じこ管理かんりをしっかりとしている。

ただ、こち亀かめ連載れんさい30周年しゅうねんや最終さいしゅう年ねんとなる2016年ねんにおいては、40周年しゅうねんの企画きかくや神田かんだ明神みょうじんこち亀かめ絵巻えまき等とうの製作せいさく、「こち亀かめジャンプ」の読よみ切きりとなる日暮ひぐれ熟睡じゅくすい男おとこ登場とうじょう回かいの執筆しっぴつ作業さぎょうが入はいり、コミックス200巻かんの締切しめきりも予想よそう以上いじょうに早はやく、原稿げんこうのストックが底そこをついた上うえに夏休なつやすみも無なくなってしまい、毎日まいにち仕事しごと状態じょうたいになってしまったという。

流行りゅうこうものなどへの反はん応おうも敏感びんかんであり、しばしばその物ものやモデルにした物ものも『こち亀かめ』に登場とうじょうさせることが多おおい。気きになる新聞しんぶん記事きじを切きり抜ぬいては、それをまとめており、秋本あきもとによれば「テレビでやっているものは一気いっきに全国ぜんこく的てきに広ひろがるが、新聞しんぶんの小ちいさな記事きじは見みている人ひとが少すくないので、結構けっこうそこから発展はってんするものもある」とのこと。かつて、仕事しごと中ちゅうも複数ふくすう台だいのテレビを付つけっぱなしにして最新さいしん情報じょうほうの収集しゅうしゅうにも余念よねんがなかったが、1998年ねん頃ごろ改築かいちくして以降いこうの仕事場しごとばには、テレビや玩具おもちゃなどは無なくなっており、純粋じゅんすいにアシスタントと共ともに原作げんさく・作画さくがに専念せんねんしている。

漫画まんがのネタのための取材しゅざいも欠かかさず、漫画まんがの舞台ぶたいになる場所ばしょがあれば、現地げんちに赴おもむいてビデオカメラで資料しりょう収集しゅうしゅうを行おこなう。動うごいているものは音おとなども含ふくめムービーで収おさめ、動うごいていてわからない細こまかい部分ぶぶんはデジカメで撮とったりと、状況じょうきょうに応おうじて区別くべつする。絶叫ぜっきょうマシンは苦手にがてだが、取材しゅざいの為ために乗のっている。取材しゅざい場所ばしょに変化へんかがあれば、いつ起おきたのかを、取材しゅざい元もとへ詳細しょうさいに尋たずねている。

『こち亀かめ』のネームは、ファミリーレストランで週しゅう1回かいの頻度ひんどで作成さくせいしている。最初さいしょはページ数すうを気きにせずどんどん描えがいていき、その後ご、雑誌ざっし掲載けいさい数すうの19ページにまとめるために、ページの削除さくじょやコマを小ちいさくしたりして調整ちょうせいする。この一連いちれんの作業さぎょうに半日はんにち近ちかくを費ついやす。話はなし作づくりについて秋本あきもとは「最初さいしょの4ページが勝負しょうぶ。4、5ページでつまんないと読者どくしゃは飽あきちゃうんですよ。7ページまで読よんでくれれば、一気いっきにいく感かんじになる」と語かたっている。

『こち亀かめ』の両津りょうつ勘かん吉きちを描えがく際さいには、必かならず眉毛まゆげから先さきに描えがいている。理由りゆうは、眉毛まゆげが顔かおの丁度ちょうど中心ちゅうしんにあり、目めや鼻はなの位置いちが収おさまりやすく、バランスが取とりやすいからである。

気分きぶん転換てんかんに読よみ切きりを描えがく。週しゅうに1日にち余裕よゆうが出来できれば、月つきに4日にち、年間ねんかんで40日にち貯たまりそれで読よみ切きりを描えがいている。作業さぎょうは週しゅう単位たんいではなく月つき単位たんいで進すすめており、1カ月かげつが4週しゅうなら月つきに5本ほん完成かんせいさせるのが目標もくひょうで、1本ほんは休やすみやこち亀かめ以外いがいの貯金ちょきんにしている。

控ひかえめな露出ろしゅつ

素顔すがおでメディアに登場とうじょうすることは比較的ひかくてき少すくなく、長ながらく『ジャンプ』巻末かんまつ目次もくじに掲載けいさいされていた自画像じがぞうがイメージとして定着ていちゃくしていた事こともあり、テレビ番組ばんぐみでの大友おおとも克洋かつひろとの対談たいだん時じは、秋本あきもとが部屋へやに入はいってきても大友おおともが秋本あきもと本人ほんにんだと最初さいしょは気付きづかなかった様子ようすが放送ほうそうされている（これについては、大友おおともが『こち亀かめ』の単行本たんこうぼん95巻かんに寄よせた巻末かんまつコメントでも触ふれられている）。また、『こち亀かめ』初期しょきの単行本たんこうぼんでは作者さくしゃコメント欄らんに自身じしんの写真しゃしんを掲載けいさいしていたが、現在げんざい発売はつばいされている重版じゅうはんでは落書らくがき状態じょうたいの簡単かんたんな顔かおに差さし替かえられている。2009年ねん2月がつ22日にちにはドキュメンタリー番組ばんぐみ『情熱じょうねつ大陸たいりく』にて特集とくしゅうされた。妻つまと娘むすめ2人ふたりと義父ぎふの5人にん暮くらし。

『こち亀かめ』単行本たんこうぼん133巻かん『おしえて両津りょうつ先生せんせい 派出所はしゅつじょ七ななふしぎの巻まき』での両津りょうつの発言はつげんによると、身長しんちょうは167cm。

趣味しゅみ・嗜好しこう

大だいの軍事ぐんじ（兵器へいき）ファンであり、その中なかでも特とくに戦車せんしゃが好すきなようである。昔むかしは軍事ぐんじをテーマにした読よみ切きり漫画まんがを描えがいていた他ほか、『こち亀かめ』連載れんさい終了しゅうりょう後ごには激はげしいガンアクションを描えがく西部せいぶ劇げき『BLACK TIGER』を青年せいねん漫画まんが誌しにて連載れんさいしている。『こち亀かめ』では軍事ぐんじ兵器へいきをよく登場とうじょうさせており、それらをテーマにした話はなしをよく描えがいている。定期ていき的てきに軍事ぐんじ関係かんけいの描写びょうしゃが登場とうじょうするが、秋本あきもと本人ほんにんは初期しょきの読よみ切きり作品さくひんや『こち亀かめ』の作中さくちゅうなどで反戦はんせんを訴うったえる台詞せりふを入いれるなど、基本きほん的てきには反戦はんせんのスタンスである。

鉄道てつどうファンとしても知しられ、漫画まんが作品さくひん中ちゅうにも現在げんざいは存在そんざいしない過去かこの人気にんき鉄道てつどう車両しゃりょうや、欧州おうしゅうなどの人気にんき車両しゃりょうが登場とうじょうすることも多々たたある。『こち亀かめ』単行本たんこうぼん22巻かん『線路せんろはつづく！の巻まき』は、鉄道てつどうファンをメインとしたエピソードであり、秋本あきもとの地元じもとの玩具おもちゃメーカーであるTOMYの鉄道てつどう模型もけい「TOMIX」を登場とうじょうさせ、劇げき中ちゅうで両津りょうつが絶賛ぜっさんしている。また、『こち亀かめ』単行本たんこうぼん192巻かん『馬券ばけんが発車はっしゃしました！』ではタカラトミー（旧きゅう：TOMY）が発売はつばいしている「プラレール」が題材だいざいになっており、車両しゃりょうの解説かいせつやギミックの説明せつめいが記載きさいされている。尚なおこれに関かんして両津りょうつは先述せんじゅつのTOMIXが発売はつばいしているNゲージのようにリアルにして欲ほしい、とやや批判ひはんしていた。

また、スポーツカー・バイクにも興味きょうみがあってフェラーリの歴代れきだいスポーツカーなどを何なん回かいも登場とうじょうさせている。本人ほんにんは過去かこにマツダ・コスモスポーツに乗のっていた時期じきがあり、今いまはダイハツ・コペンやスズキ・カタナを愛用あいようしている。カタナシリーズはGSX1100S・GSX750S・GSX400S・GSX250Sとほぼコンプリートしている。

『こち亀かめ』で大だいの巨人きょじんファンの登場とうじょう人物じんぶつ、飛ひ鷹たか二に徹てっなどを登場とうじょうさせたり、大毎だいまいオリオンズを作中さくちゅうで書かいてはいるが、秋本あきもと自身じしんは阪神はんしんタイガースひいきである。一方いっぽうで、単行本たんこうぼんの巻頭かんとうコメントにおいて「野球やきゅう中継ちゅうけいのせいで通常つうじょうの番組ばんぐみがつぶれることは、野球やきゅう嫌ぎらいにとってはたまらないのです」とも語かたっている。

大だいの嫌煙けんえん家かであり煙草たばこは一切いっさい吸すわない。『こち亀かめ』では1983年ねん発表はっぴょうの単行本たんこうぼん第だい34巻かんに収録しゅうろくされている『煙けむりはEなもの!?の巻まき』において「今後こんごこの漫画まんがに煙草たばこを一切いっさいださない」と宣言せんげんしている。かつての版はんの『煙けむりはEなもの!?の巻まき』には妊にん婦ふの喫煙きつえんに関かんするアイロニカルな台詞せりふがあった。一方いっぽうで酒さけと甘あまい物ものはかなり好すきとのことである。

ラジオ番組ばんぐみのヘビーリスナーとして知しられる。1981年ねんには『オールナイトニッポン』生放送なまほうそう中ちゅうの所ところジョージをモデルガンで襲撃しゅうげきした。

→詳細しょうさいは「所ところジョージ § 他たの人物じんぶつとの関係かんけい」を参照さんしょう

かつては『ビートたけしのオールナイトニッポン』を録音ろくおんし、スタジオで流ながしながら仕事しごとをしていたと言いう。また、漫画まんがのあちこちに中島なかじまみゆき関連かんれんや『ビートたけしのオールナイトニッポン』の関連かんれん人物じんぶつが出でてくる時期じきもあった。伊集院いじゅういん光ひかりの名なもかなり初期しょき（AGOHAZUSHIの表記ひょうきあり）の段階だんかいで作中さくちゅうのモブに登場とうじょうしている。なお、伊集院いじゅういん光ひかり、所ところジョージ、中島なかじまみゆき、ビートたけし（たけしは「ツービート」名義めいぎ）をはじめ、『こち亀かめ』の巻末かんまつ文ぶんを依頼いらいされたラジオ出演しゅつえん者しゃは少すくなくない。2006年ねん9月がつおよび10月がつには『コサキンDEワァオ!』にゲスト出演しゅつえん。番組ばんぐみ25周年しゅうねんを記念きねんしたポスターを、同おなじくコサキンのヘビーリスナーである臼井うすい儀ただし人じん、さくらももこと共同きょうどう制作せいさく・監修かんしゅうしている。

両津りょうつと違ちがってギャンブルの類るいには興味きょうみがなく、取材しゅざいのためにしただけとのこと。

一時期いちじき弓道きゅうどうにのめりこんでいたことがあり、弓道きゅうどうをテーマとした読よみ切きり漫画まんがを描えがくという企画きかくがあったが、スケジュールの調整ちょうせいがつかなかったため『こち亀かめ』内ないで磯いそ鷲わし早さ矢やや飛ひ鷹たか右京うきょう・左京さきょう姉妹しまいをメインキャラとした弓道きゅうどうエピソードを描えがいた。

京都きょうと好すきであり、「ファインダー-京都きょうと女学院じょがくいん物語ものがたり-」執筆しっぴつ理由りゆうのひとつとなっている。また、来歴らいれきにあるように同どう作さくがきっかけで、2018年ねん4月がつ11日にちより京都きょうと府ふ亀岡かめおか市しの「京都きょうと・かめおか観光かんこうPR大使たいし」に就任しゅうにんしている。

大原おおはら麗子れいこのファンでこち亀かめの大原おおはら部長ぶちょうや麗子れいこの名なは大原おおはらに因ちなんでいる。また太田おおた裕美ひろみやアグネス・ラムのファンとしても 知しられており、作品さくひんにもたびたび太田おおたやラムが登場とうじょうしている。太田おおたは単行本たんこうぼんの巻末かんまつにコメントを書かいている他ほかやこち亀かめの連載れんさいが終了しゅうりょうした際さいにもコメントしている。

作品さくひんリスト

連載れんさい作品さくひん

• こちら葛飾かつしか区く亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ（1976年ねん42号ごう - 2016年ねん42号ごう（以下いか不定期ふていき）、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』）
• Mr.Clice（1985年ねん12月がつ号ごう - 、『月刊げっかん少年しょうねんジャンプ』（不定期ふていき）→『ジャンプスクエア』→『ジャンプSQ.RISE』）

完結かんけつ作品さくひん

• BLACK TIGER（2017年ねん2号ごう - 2023年ねん5号ごう、『グランドジャンプ』）
• ファインダー -京都きょうと女学院じょがくいん物語ものがたり-（2017年ねん10号ごう - 2018年ねん17号ごう、『週刊しゅうかんヤングジャンプ』）
• いいゆだね!（2017年ねん4月がつ号ごう - 2019年ねん7月がつ号ごう、『ウルトラジャンプ』）

短編たんぺん・読よみ切きり作品さくひん

• 交通こうつう安全あんぜん'76（1976年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』）
• 最後さいごの狙撃そげき兵へい（1977年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』） - 愛読あいどく者しゃ賞しょう候補こうほ作品さくひん
• 平和へいわへの弾痕だんこん（1977年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ増刊ぞうかん』）
• ひまつぶし探偵たんてい団だん（1978年ねん、『月刊げっかん少年しょうねんジャンプ』）
• たびだち（1978年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』）
• となりの金きむちゃん（1978年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』） - 愛読あいどく者しゃ賞しょうチャレンジ作品さくひん
• 酷こく道どう4000キロ（1978年ねん、『月刊げっかん少年しょうねんジャンプ』）
• 5人にんの軍隊ぐんたい（1979年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ増刊ぞうかん』）
• 柴又しばまた戒厳かいげん令れい（1979年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』） - 愛読あいどく者しゃ賞しょうチャレンジ作品さくひん
• クリスマス・キャンドル（1980年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ増刊ぞうかん』）
• 新しん元禄げんろく太平たいへい記き（1980年ねん、『月刊げっかん少年しょうねんジャンプ』）
• ライブ（1980年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』） - 愛読あいどく者しゃ賞しょうチャレンジ作品さくひん
• パニック最前線さいぜんせん（1981年ねん、『月刊げっかん少年しょうねんジャンプ』）
• 110秒びょうの戦士せんしたち（1981年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』） - 愛読あいどく者しゃ賞しょうチャレンジ作品さくひん
• こちら交機の本田ほんだ 赤あかのZ追跡ついせき中ちゅう! よろしく!（1982年ねん、『月刊げっかん少年しょうねんジャンプ』）
• 白しろバイファイター夢ゆめ之の丞すすむ変化へんか（1982年ねん - 1983年ねん、『月刊げっかん少年しょうねんジャンプ』）
• デスマッチ（1982年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』） - 愛読あいどく者しゃ賞しょうチャレンジ作品さくひん
• 魔ま海うみ伝説でんせつ（1983年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』） - 愛読あいどく者しゃ賞しょうチャレンジ作品さくひん
• 日本一にっぽんいちの世直よなおし男おとこ（1984年ねん、『月刊げっかん少年しょうねんジャンプ』）
• 武装ぶそう化か時代じだい（1984年ねん、『フレッシュジャンプ』3月がつ号ごう）
• こちら人情にんじょう民生みんせい課か（1984年ねん、『月刊げっかん少年しょうねんジャンプ』）
• プラモ道どう入門にゅうもん（1985年ねん、『ホビーズジャンプ』）
• 爆笑ばくしょう!! ギャグスター4コマ漫画まんが大会たいかい/ある漫画まんが家かのバカンス（1985年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ増刊ぞうかん』）
• ロボット三さん太平たいへい（1986年ねん、『スーパージャンプ』）
• 東京とうきょう深川ふかがわ三さん代目だいめ（1987年ねん - 1990年ねん、『スーパージャンプ』）
• 鷹たかが飛とぶ（1991年ねん、『スーパージャンプ』）
• 花田はなた留吉とめきち七転八倒しちてんばっとう（1992年ねん - 1994年ねん、『スーパージャンプ』）
• R・P・G（1997年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』）
• N少女しょうじょいずみ（1999年ねん、『りぼん』付録ふろく）
• 時ときは…（2008年ねん、『ジャンプスクエア』）
• KAKIMARU -かきまる-（2009年ねん、『赤あかマルジャンプ』）
• SUCCEED（2010年ねん、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』）
• 希望きぼうの煙突えんとつ -端はし島とう-（2013年ねん、『少年しょうねんジャンプNEXT!2013WINTER』）
• アリィよ銃じゅうを撃うて!（2015年ねん、『グランドジャンプ』新年しんねん4号ごう）
• 七なな人にんも刑事けいじ（2021年ねん、『グランドジャンプ』11号ごう）
• デフォルマシオン-DÉFORMATION-（2022年ねん、『グランドジャンプ』11号ごう）
• TimeTuber ゆかり（2023年ねん - 、『グランドジャンプ』17号ごう、2024年ねん1号ごう、2024年ねん8号ごう、2024年ねん20号ごう）

エッセイ

• 両りょうさんと歩あるく下町したまち-『こち亀かめ』の扉絵とびらえで綴つづる東京とうきょう情景じょうけい（2004年ねん、集英社しゅうえいしゃ新書しんしょ）（ISBN 978-4-08-720265-6）
• 両りょうさんの時代じだい 『こち亀かめ』で読よむエンタメ史し（2009年ねん、集英社しゅうえいしゃ）（ISBN 978-4-8342-5153-1）

その他た

• 「ジョジョ」連載れんさい25周年しゅうねん紀き念ねん 特別とくべつ寄稿きこう（2012年ねん）
• 秋本あきもと治おさむの仕事しごと術じゅつ　〜『こち亀かめ』作者さくしゃが40年間ねんかん休やすまず週刊しゅうかん連載れんさいを続つづけられた理由りゆう〜（2019年ねん、集英社しゅうえいしゃ）ISBN 978-4-08-788010-6

テレビ出演しゅつえん

• わが青春せいしゅんのトキワ荘そう〜現代げんだいマンガ家か立志伝りっしでん〜（1981年ねん5月がつ25日にち、NHK）
• 情熱じょうねつ大陸たいりく（2009年ねん2月がつ22日にち、毎日放送まいにちほうそう）
• ワイドナショー（2016年ねん9月がつ4日にち、フジテレビ）
• 第だい67回かいNHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん（2016年ねん12月31日にち、NHK）※ゲスト審査しんさ員いんとして
• ごごナマ（2019年ねん3月がつ14日にち、NHK）
• Style2030 賢者けんじゃが映うつす未来みらい（2022年ねん10月がつ16日にち、BS-TBS）

アシスタント

• とみさわ千夏ちなつ
• あろひろし
• うすね正俊まさとし
• 内田うちだ耕こう次じ
• 坂本さかもと昭あきら悟さとる
• 実崎さんざき孝こう永ひさし
• 嶋しま橋はし広志ひろし
• 原はら康やすし
• 木村きむら隆宏たかひろ
• 藤井ふじいみほな

交友こうゆう関係かんけい

締切しめきりに遅おくれないことを「特技とくぎ」とする秋本あきもとは、長期ちょうき連載れんさい漫画まんが家かにしては珍めずらしく時間じかんを作つくって遊あそびに出でかけることが多おおい。自身じしんの幅広はばひろい交友こうゆう関係かんけいとその体験たいけんは、作品さくひんのアイディアにもつながっている。

• さいとうたかを
• ちばてつや
• 永井豪ながいごう
• 望月もちづき三さん起おこり也
• 曽山そやま一寿かずとし
• 小林こばやしよしのり
• 神谷かみや明あきら
• 所ところジョージ
• 甲斐かいよしひろ
• デーモン小暮こぐれ閣下かっか
• 一本木いっぽんぎ蛮
• 木梨きなし憲武のりたけ
• ラサらさール石井るいしい
• なぎら健壱けんいち
• 尾崎おざき亜美あみ
• 車田くるまだ正美まさみ
• ゆでたまご
• 小室こむろ哲哉てつや
• 坂崎さかざき幸之助こうのすけ

脚注きゃくちゅう