第一だいいちホテル

第一だいいちホテル（だいいちホテル、Dai-ichi Hotel）は、かつて東京とうきょう・新橋しんばしにあった高級こうきゅうホテル、及および同どうホテルを中心ちゅうしんにビジネスホテルやリゾートホテルをチェーン展開てんかいしていたホテル運営うんえい会社かいしゃ（株式会社かぶしきがいしゃ第一だいいちホテル）である。2000年ねんに経営けいえい破綻はたんし、2020年ねん現在げんざい、阪急はんきゅう阪神はんしんホテルズが運営うんえいするホテルチェーンのブランド名めいとなっている。

経営けいえい破綻はたん後ごの第一だいいちホテルについては「阪急はんきゅう阪神はんしんホテルズ#第一だいいちホテル」を参照さんしょう

概要がいよう

株式会社かぶしきがいしゃ第一だいいちホテルは、岩下いわした家か一いち子爵ししゃくの発案はつあんで、実業じつぎょう家かで阪急はんきゅう東宝とうほうグループ総帥そうすい・小林こばやし一三かずみの助言じょげんを受うけ、土屋つちや計けい左右さゆうにより1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）1月がつ9日にちに設立せつりつされた^[1]。資本しほん金きんは130万まん円えん（当時とうじ）であった。1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）に東京とうきょう・新橋しんばしに開業かいぎょうした「第一だいいちホテル」（後ごの「新橋しんばし第一だいいちホテル」）は最新さいしん式しきの高級こうきゅうホテルとして知しられ、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後のちには日本にっぽんを占領せんりょうした連合れんごう国軍こくぐんに接収せっしゅうされた。

高度こうど経済けいざい成長せいちょう期き以降いこうにはビジネスホテルチェーンを全国ぜんこく展開てんかいする他ほか、グアムなど海外かいがいにもホテルを構かまえるなど事業じぎょうを拡大かくだいしていたが、2000年ねん（平成へいせい12年ねん）5月がつに経営けいえい破綻はたんした。経営けいえい破綻はたん後ご、第一だいいちホテルは阪急電鉄はんきゅうでんてつグループの傘下さんかに入はいり、現在げんざい「第一だいいちホテル」ブランドのホテルチェーンは阪急はんきゅう阪神はんしんホテルズによって運営うんえいされている。

第一だいいちホテル（東京とうきょう・新橋しんばし）

東京とうきょう・新橋しんばしに建設けんせつされたホテル「第一だいいちホテル」は、1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）に東京とうきょうでの開催かいさいが予定よていされていた第だい12回かいオリンピック大会たいかいに備そなえて計画けいかくされたもので、その建設けんせつは1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）1月がつに着工ちゃっこうされた^[2]。

設計せっけいと施工しこうは清水しみず組ぐみによるもので、鉄筋てっきんコンクリート構造こうぞう、地上ちじょう8階かい、地下ちか1階かい建だての最新さいしん式しきホテルは1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）4月がつに竣工しゅんこう^[2]。第一だいいちホテルは、虚飾きょしょくを排はいしたスマートな外観がいかんが話題わだいを呼よび、また和風わふう客室きゃくしつ12室しつを含ふくむ626室しつの規模きぼは、「東洋とうよう一いちの客室きゃくしつ数すう」と称しょうされた^[2]。開業かいぎょう当初とうしょの宿泊しゅくはく代金だいきんは一室いっしつ3円えんから4円えんの低廉ていれんさであったが^[3]、全館ぜんかん冷暖房れいだんぼうやエレベーター、最新さいしん式しきの厨房ちゅうぼう設備せつびを持もつレストランや喫茶店きっさてんなども備そなえた第一だいいちホテルは、戦前せんぜんにおいては、帝国ていこくホテル（日比谷ひびや）や山王さんのうホテル（赤坂あかさか）などと並ならび、東京とうきょうを代表だいひょうする近代きんだい的てき高級こうきゅうホテルのひとつとして知しられた。

しかしながら、日本にっぽんが第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんに敗戦はいせんすると、第一だいいちホテルは1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）9月がつ8日にち、日本にっぽんを占領せんりょうした連合れんごう国軍こくぐん最高さいこう司令しれい官かん総そう司令しれい部ぶ（GHQ）に接収せっしゅうされた。連合れんごう国軍こくぐんを構成こうせいするアメリカ軍ぐんやイギリス軍ぐん、中華民国ちゅうかみんこく軍ぐんの高級こうきゅう将校しょうこうらの宿舎しゅくしゃとして使用しようされたほか、1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）には極東きょくとう国際こくさい軍事ぐんじ裁判さいばんにおけるアメリカ人じん弁護人べんごにんらもここに宿泊しゅくはくするなどした^[4]。

1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）、サンフランシスコ講和こうわ条約じょうやくの発効はっこうによって日本にっぽんは独立どくりつを回復かいふく、第一だいいちホテルはそれから更さらに4年ねんを経へた1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）8月がつ31日にちに返還へんかんされた。その後ご、第一だいいちホテルはホテルとしての営業えいぎょうを再開さいかい、1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）7月がつ18日にちには隣接りんせつ地ちに新あらたなホテルを増築ぞうちく開業かいぎょうした。1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）開業かいぎょうの当初とうしょからのホテルは「新橋しんばし第一だいいちホテル本館ほんかん」、新あらたに完成かんせいした建物たてものは「新橋しんばし第一だいいちホテル新館しんかん」と呼よばれた。

戦前せんぜんには最新さいしん式しきの近代きんだい的てきホテルとして開業かいぎょうした第一だいいちホテル（新橋しんばし第一だいいちホテル本館ほんかん）であったが、設計せっけい・施行しこう時じから合理ごうり化かが優先ゆうせんされていた建物たてものは、(1)日本にっぽん住宅じゅうたくを基準きじゅんとして、各階かくかいの天井てんじょう高だかが制限せいげんされていたこと、(2)窓まどや出入口でいりぐちなどの面積めんせきがぎりぎりまで小ちいさくされていたこと、(3)虚飾きょしょくが徹底的てっていてきに排はいされていたこと、などを特徴とくちょうとしており^[2]、次第しだいに時代遅じだいおくれなものとなった。

バブル期きの1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）7月がつ1日にちには、内幸町うちさいわいちょうに完成かんせいした東京とうきょう生命せいめい本社ほんしゃビル（当時とうじ）に「第だい一いちホテルアネックス」（170室しつ）が開業かいぎょう、老朽ろうきゅう化かしていた新橋しんばし第一だいいちホテル本館ほんかん（542室しつ）はこれと同時どうじに閉鎖へいさされた。次ついで1992年ねん（平成へいせい4年ねん）12月1日にちには新橋しんばし第一だいいちホテル新館しんかんも閉鎖へいさされ、ここに新橋しんばしにおける第一だいいちホテルは54年ねんの歴史れきしに幕まくを閉とじた。新橋しんばし第一だいいちホテル本館ほんかん跡地あとちには1993年ねん（平成へいせい5年ねん）3月がつ、地上ちじょう21階かい、地下ちか3階かい建だての新あらたな建物たてものが竣工しゅんこう、同年どうねん4月がつ21日にちに「第一だいいちホテル東京とうきょう」（277室しつ）として再さい開業かいぎょうした。本館ほんかん跡地あとちを含ふくむ再さい開発かいはつ計画けいかくでは公道こうどうを廃はいして千代田ちよだ区くの公園こうえんとなる部分ぶぶんを含ふくめた外そと空間くうかん計画けいかくがなされた。建築けんちく設計せっけいは三菱地所みつびしじしょ、東電とうでん設計せっけい、造園ぞうえんはアーククルー。アートプロデュース：ウエダカルチャー・プロジェクツ、アート：小清水こしみず漸すすむ、岡本おかもと敦あつし生せい、音響おんきょう設計せっけい：ニッポン放送にっぽんほうそう、照明しょうめい計画けいかく：海うみ藤ふじ春樹はるき。敷地しきち面積めんせき：5.983平方へいほうメートル、建築けんちく面積めんせき：2,321平方へいほうメートル、該当がいとう敷地しきち面積めんせき：3,662平方へいほうメートルになる。

チェーン展開てんかい

旧きゅう:第一だいいちホテル東京とうきょうベイ
（現げん：ホテルオークラ東京とうきょうベイ - 千葉ちば県けん浦安うらやす市し）

第一だいいちホテル東京とうきょうシーフォートがあるシーフォートスクエア
（東京とうきょう都と港みなと区く）

第一だいいちホテルは、「東京とうきょう第一だいいちホテル」と「第一だいいちホテル」のブランドで、ビジネスホテルを全国ぜんこくにチェーン展開てんかいした。前者ぜんしゃの例れいとしては1973年ねん10月に開業かいぎょうした「東京とうきょう第一だいいちホテル仙台せんだい」（仙台せんだい市し青葉あおば区く、2005年ねん10月がつに閉鎖へいさ）、後者こうしゃの例れいとしては1980年ねん12月に開業かいぎょうした「宮城みやぎ第一だいいちホテル」（同どう宮城野みやぎの区く、1992年ねん2月がつに閉鎖へいさ）などがある。また、1980年ねん6月がつに開業かいぎょうした「第だい一いちイン福山ふくやま」（広島ひろしま県けん福山ふくやま市し）を皮切かわきりに、「第だい一いちイン」のブランドでもチェーン展開てんかいを拡大かくだいした。

第一だいいちホテルは海外かいがいにも進出しんしゅつ、1970年ねんに開業かいぎょうした「グアム第一だいいちホテル」（グアム）に始はじまり、「ホテル・ロイヤル」（マカオ、1983年ねん3月がつ開業かいぎょう、後のちに「マカオ第一だいいちホテル」に改称かいしょう）、「シンガポール第一だいいちホテル」（シンガポール、1985年ねん5月がつ開業かいぎょう）、「サイパンビーチホテル」（サイパン、1986年ねん12月取得しゅとく、後のちに「サイパン第一だいいちホテル」に改称かいしょう）、「フォーチュン第一だいいちホテル台北たいぺい」（台湾たいわん・台北たいぺい、1987年ねん9月がつ開業かいぎょう）、「ダイイチホテルジャカルタ」（ジャカルタ、1993年ねん12月より受託じゅたく運営うんえい）など、アジア太平洋たいへいようの各地かくちでもホテル事業じぎょうを行おこなった。

また、バブル期きには1988年ねん7月がつに第一生命保険だいいちせいめいほけんからの委託いたくにより「第一だいいちホテル東京とうきょうベイ」を千葉ちば県けん浦安うらやす市しの東京とうきょうディズニーランド近隣きんりんに開業かいぎょう、1992年ねん7月がつには天王てんのう洲しゅうアイルに「第一だいいちホテル東京とうきょうシーフォート」を開業かいぎょうするなど、それまでとは異ことなる事業じぎょう形態けいたいのホテルも展開てんかいした。第一だいいちホテル東京とうきょうシーフォードが開業かいぎょうした複ふく合あい施設しせつ「シーフォートスクエア」自体じたい、株式会社かぶしきがいしゃ第一だいいちホテルが三菱商事みつびししょうじや宇部興産うべこうさんと共同きょうどうで開発かいはつを行おこなったものであった。

山王さんのうホテル

第一だいいちホテルは1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）4月がつ、株式会社かぶしきがいしゃ山王さんのうホテルと合併がっぺい契約けいやくを締結ていけつした。しかしながら、東京とうきょう・赤坂あかさかにあった山王さんのうホテルは日本にっぽんの敗戦はいせん以来いらい、日本にっぽんを占領せんりょうした連合れんごう国軍こくぐんを構成こうせいする1国こくであるアメリカ軍ぐんに占有せんゆうされ続つづけていたため、第一だいいちホテルは同どう7月がつ、ホテルの明あけ渡わたしを求もとめて日本にっぽん政府せいふを提訴ていそした。第一だいいちホテルは同年どうねん8月がつ1日にち、山王さんのうホテルを吸収きゅうしゅう合併がっぺいした。

1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）8月がつ、東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょは「アメリカ軍ぐんとの契約けいやくにも民法みんぽうが適用てきようされる」として、日本にっぽん政府せいふに対たいして山王さんのうホテルを株式会社かぶしきがいしゃ第一だいいちホテルに明あけ渡わたすように命めいじた。翌よく1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）10月がつに、第一だいいちホテルは山王さんのうホテルを安全あんぜん自動車じどうしゃに売却ばいきゃくした。

広尾ひろおタワーズ

マンション事業じぎょう

第一だいいちホテルはホテル事業じぎょうのほか、子会社こがいしゃを通つうじて、「広尾ひろおタワーズ」（渋谷しぶや区く広尾ひろお、1973年ねん1月がつ竣工しゅんこう）、「元もと赤坂あかさかタワーズ」（港みなと区く元もと赤坂あかさか、1979年ねん8月がつ竣工しゅんこう）などの高級こうきゅうマンションの建設けんせつ・分譲ぶんじょうも行おこなっていた。これらの物件ぶっけんはいずれも東京とうきょう都心としんの一いち等地とうちにあり、後年こうねんにはいわゆるヴィンテージ・マンションとなっている。

経営けいえい破綻はたん

2000年ねん（平成へいせい12年ねん）4月がつ、株式会社かぶしきがいしゃ第一だいいちホテルは同年どうねんの3月がつ期き決算けっさんで230億おく円えんの債務さいむ超過ちょうかとなることが報ほうじられた^[5]。その直後ちょくご、第一だいいちホテルは金融きんゆう機関きかんに対たいして200億おく円えん余あまりの債権さいけん放棄ほうきを要請ようせいした^[6]。しかしながら、メインバンクであった日本長期信用銀行にっぽんちょうきしんようぎんこうは経営けいえい破綻はたんを経へてリップルウッドを中心ちゅうしんとする外資がいし系けい投資とうし組合くみあいに瑕疵かし担保たんぽ特約とくやく付つきで売却ばいきゃくされており（現げん・SBI新生しんせい銀行ぎんこう）、第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう（当時とうじ）など他たの大口おおぐち債権さいけん者しゃとともにその要請ようせいには応おうじなかった。

この結果けっか、資金繰しきんぐりに行いき詰づまった第一だいいちホテルは同年どうねん5月がつ26日にちに会社かいしゃ更生こうせい法ほうの適用てきようを申請しんせいした。負債ふさい総額そうがくは1,152億おく円えん。3ヵ月かげつ後ごの同年どうねん8月がつ27日にちに上場じょうじょう廃止はいしとなった。更生こうせい会社かいしゃとなった第一だいいちホテルのスポンサーとして創業そうぎょう者しゃが同一どういつの阪急電鉄はんきゅうでんてつが名乗なのりを上あげ、2001年ねん（平成へいせい13年ねん）7月がつ31日にちに更生こうせい計画けいかく認可にんかを受うけた。また、かつて計画けいかくしていた東京とうきょう・汐留しおどめで行おこなわれる再さい開発かいはつ事業じぎょう（シオサイト）への参加さんか（ホテルの開業かいぎょう）を同年どうねん6月がつに正式せいしきに断念だんねんした。

阪急電鉄はんきゅうでんてつは2001年ねん（平成へいせい13年ねん）11月1日にち付づけで第一だいいちホテルの100%減資げんしを実施じっしし、その後ご10億おく円えんを出資しゅっしして完全かんぜん子会社こがいしゃとした。第一だいいちホテルの更生こうせい手続てつづきは同月どうげつ21日にちをもって結ゆい了りょうし、法ほう手続てつづき上じょうの再建さいけんを果はたした。翌よく2002年ねん（平成へいせい14年ねん）4月がつ1日にち付づけで阪急電鉄はんきゅうでんてつ傘下さんかの株式会社かぶしきがいしゃ阪急はんきゅうホテルズ（当時とうじ）に吸収きゅうしゅう合併がっぺいされ、株式会社かぶしきがいしゃ第だい一いち阪急はんきゅうホテルズとなった。

再建さいけんにより旧きゅう第一だいいちホテルの事業じぎょうは縮小しゅくしょう傾向けいこうとなり、首都しゅと圏けんでは「第一だいいちホテル東京とうきょうベイ」（千葉ちば県けん浦安うらやす市し）の委託いたく運営うんえいが2002年ねん（平成へいせい14年ねん）3月がつに終了しゅうりょう、2003年ねん（平成へいせい15年ねん）4月がつには「銀座ぎんざ第一だいいちホテル」（中央ちゅうおう区く銀座ぎんざ）も営業えいぎょうを終了しゅうりょうした。銀座ぎんざ第一だいいちホテルの入居にゅうきょしていた旧きゅう・銀座ぎんざ三井みついビルディング^[7]は取とり壊こわされ、建替たてかえ後ごの銀座ぎんざ三井みついビルディングには三井みついガーデンホテル銀座ぎんざプレミアが入居にゅうきょした。

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）4月がつ以降いこうは株式会社かぶしきがいしゃ阪急はんきゅう阪神はんしんホテルズ（大阪おおさか市し）となっており、かつての「第一だいいちホテル」チェーンは、同社どうしゃによる「阪急はんきゅう阪神はんしん第一だいいちホテルグループ」の事業じぎょう・ブランドとして存続そんぞく。同どうグループに新規しんきにフランチャイズ契約けいやくを結むすんだホテルの中なかには「東京とうきょう第一だいいちホテル」、「東京とうきょう第だい一いちイン」を名乗なのるものもある。

年表ねんぴょう

1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）4月がつ29日にち - 第一だいいちホテル、新橋しんばしに開業かいぎょう。
1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）8月がつ16日にち - 宝塚たからづか第一だいいちホテル開業かいぎょう。
1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）8月がつ31日にち - 進駐軍しんちゅうぐんの接収せっしゅう解除かいじょ。
1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）7月がつ18日にち - 第一だいいちホテル新館しんかん開業かいぎょう（新橋しんばし）。
1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）‐ 株式会社かぶしきがいしゃ第一だいいちホテル、東証とうしょう2部ぶに上場じょうじょう（後のちに1部ぶ指定してい替がえ）。
1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）10月がつ3日にち - 高松たかまつ国際こくさいホテル開業かいぎょう（107室しつ）。
1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）
- 5月9日にち - ホテルサンルートチェーン設立せつりつに参画さんかく。
- 7月がつ7日にち - 秋田あきた第一だいいちホテル（現げん・秋田あきたキャッスルホテル）開業かいぎょう。
- 12月17日にち - グアム第一だいいちホテル一部いちぶ開業かいぎょう。
1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）3月がつ1日にち - グアム第一だいいちホテル全館ぜんかん開業かいぎょう（202室しつ）。
1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）
- 4月がつ12日にち - 銀座ぎんざ第一だいいちホテル開業かいぎょう（805室しつ）。
- 9月1日にち - 宝塚たからづか第一だいいちホテル売却ばいきゃく。
1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）
- 7月がつ1日にち - 高知こうち第一だいいちホテル開業かいぎょう。
- 10月1日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル仙台せんだい開業かいぎょう。
1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）
- 6月30日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル大分おおいた開業かいぎょう。
- 12月3日にち - 八丈島はちじょうじま太たい洋よう第一だいいちホテル（現げん・八丈はちじょうシーパーク）開業かいぎょう。
1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん）7月がつ1日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル福岡ふくおか開業かいぎょう（221室しつ）。
1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）
- 4月がつ16日にち - 大阪おおさか第一だいいちホテル（大阪おおさかマルビル）開業かいぎょう。
- 12月1日にち - ホテルトロピカーナ（グアム）の運営うんえい受託じゅたく。
1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）
- 2月がつ20日はつか - 土浦つちうら第一だいいちホテル（現げん・ホテルグリーンコア土浦つちうら）開業かいぎょう。
- 4月がつ1日にち - 今治いまばり国際こくさいホテル開業かいぎょう（今治造船いまばりぞうせん）。
1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）
- 6月14日にち - 第だい一いちイン福山ふくやま開業かいぎょう。
- 12月19日にち - 宮城みやぎ第一だいいちホテル開業かいぎょう（阿部あべ秀しげる企業きぎょう）。
1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）
- 4月がつ7日にち - 第だい一いちイン鶴岡つるおか（現げん・東京とうきょう第一だいいちホテル鶴岡つるおか）開業かいぎょう（庄内しょうない交通こうつう、庄しょう交開発かいはつ）。
- 8月がつ4日にち - 秋田あきた第一だいいちホテルが秋田あきたキャッスルホテルに改称かいしょう。
- 10月29日にち - 第だい一いちイン岡山おかやま開業かいぎょう。
1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）
- 4月がつ10日とおか - 第だい一いちイン原町はらまち開業かいぎょう。
- 10月2日にち - 第だい一いちイン池袋いけぶくろ開業かいぎょう。
- 10月5日にち - 富山とやま第一だいいちホテル開業かいぎょう。
1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）
- 3月15日にち - マカオ・ホテルロイヤル（現げん・マカオ第一だいいちホテル）一部いちぶ開業かいぎょう。
- 4月がつ18日にち - 名古屋なごや第一だいいちホテル（現げん・ロイヤルパークイン名古屋なごや）開業かいぎょう。
- 5月14日にち - 第だい一いちイン新湊しんみなと開業かいぎょう（36室しつ、新湊しんみなと観光かんこう開発かいはつ）。
- 5月27日にち - マカオ - ホテルロイヤル（現げん・マカオ第一だいいちホテル）全館ぜんかん開業かいぎょう（380室しつ）。
- 6月がつ10日とおか - 筑波つくば第一だいいちホテル開業かいぎょう。
1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）
- 10月12日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル下関しものせき開業かいぎょう（78室しつ、TRK不動産ふどうさん）。
- 10月15日にち - 第だい一いちイン大森おおもり開業かいぎょう。
1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）
- 3月がつ20日はつか - 第だい一いちイン甲府こうふ開業かいぎょう。
- 9月15日にち - シンガポール第一だいいちホテル部分ぶぶん開業かいぎょう（200室しつ）（豊隆とよたかグループ）。
1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）10月がつ24日にち - グアム第だい一いちホテルオーシャンビュータワー完成かんせい。
1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）
- 5月11日にち - 吉祥寺きちじょうじ第一だいいちホテル開業かいぎょう。
- 9月1日にち - フォーチュン第一だいいちホテル台北たいぺい開業かいぎょう（390室しつ、旧きゅう・サンポロホテル）。
- 9月5日にち - 伊丹いたみ第一だいいちホテル開業かいぎょう（115室しつ）（所有しょゆう：伊丹いたみシティホテル）。
- 10月2日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル松山まつやま開業かいぎょう。
- 10月 - 中国ちゅうごく・大連たいれん麗うらら景けい大酒おおざけ店てん開業かいぎょう（220室しつ）（運営うんえい受託じゅたく）。
1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）
- 7月がつ8日にち - 第一だいいちホテル東京とうきょうベイ開業かいぎょう（428室しつ。現げん・ホテルオークラ東京とうきょうベイ）（第一生命だいいちせいめい）。
- 9月23日にち - 第だい一いちイン高松たかまつ開業かいぎょう（ロイヤルパークホテル高松たかまつアネックス→現げん・チサンイン高松たかまつ）。
- 10月2日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル米沢よねざわ開業かいぎょう。
1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）
- 3月23日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル京都きょうと開業かいぎょう。
- 7月がつ1日にち - 第だい一いちホテルアネックス（170室しつ）開業かいぎょう。
- 7月がつ1日にち - 第一だいいちホテル本館ほんかん（542室しつ）閉鎖へいさ。
- 10月1日にち - サイパンビーチホテルを第一だいいちホテルサイパンビーチに改称かいしょう。
- 10月28日にち - 中国ちゅうごく・海うみ天てん大酒おおざけ店てん開業かいぎょう（青島ちんたお）。
- 12月14日にち - 第一だいいちホテルサイパンビーチ新館しんかん完成かんせい。
1990年ねん（平成へいせい2年ねん）4月がつ19日にち - 筑波つくば第だい一いちホテルアネックス開業かいぎょう（59室しつ）（筑波つくば新しん都市とし開発かいはつ）。
1991年ねん（平成へいせい3年ねん）3月がつ3日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル堺さかい開業かいぎょう。
1992年ねん（平成へいせい4年ねん）
- 7月がつ - 第一だいいちホテル東京とうきょうシーフォートを開業かいぎょう。
- 10月1日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル魚津うおづ開業かいぎょう（現げん・ホテルグランミラージュ）。
- 12月1日にち - 新橋しんばし第一だいいちホテル新館しんかん（東京とうきょう・新橋しんばし）閉館へいかん。
1993年ねん（平成へいせい5年ねん）
- 4月がつ21日にち - 第一だいいちホテル東京とうきょう（東京とうきょう・新橋しんばし）開業かいぎょう。
- 12月1日にち - ダイイチホテルジャカルタ開業かいぎょう（368室しつ）：運営うんえい受託じゅたく。
1994年ねん（平成へいせい6年ねん）
- 4月がつ25日にち - 第一だいいちホテル光ひかりが丘おか開業かいぎょう（91室しつ、現げん・ホテルカデンツァ光ひかりが丘おか）。
- 10月25日にち - 第だい一いちイン湘南しょうなん開業かいぎょう（108室しつ、藤沢ふじさわ市し）。
1996年ねん（平成へいせい8年ねん）11月1日にち - 今治いまばり国際こくさいホテル新館しんかん開業かいぎょう（248室しつ、移転いてん。今治造船いまばりぞうせん）。
1997年ねん（平成へいせい9年ねん）
- 7月がつ5日にち - 東京とうきょう第一だいいちホテル小倉こくら開業かいぎょう（現げん・ホテルクラウンパレス小倉こくら）。
- 7月がつ10日とおか - 東京とうきょう第一だいいちホテル錦にしき開業かいぎょう（233室しつ）開業かいぎょう（名古屋なごや第だい1ワシントンホテル跡あと）。
1998年ねん（平成へいせい10年ねん）
- 6月がつ - 東京とうきょう第一だいいちホテル大森おおもり営業えいぎょう終了しゅうりょう（解体かいたい済ずみ）。
- 9月2日にち - 第一だいいちホテル大分おおいたオアシスタワー開業かいぎょう（現げん・大分おおいた全日空ぜんにっくうホテルオアシスタワー→大分おおいたオアシスタワーホテル）。
1999年ねん（平成へいせい11年ねん）
- 2月がつ - 宮城みやぎ第一だいいちホテル閉館へいかん解体かいたい。
- 8月がつ27日にち - 筑波つくば第だい一いちホテルエポカル開業かいぎょう（188室しつ、筑波つくば新しん都市とし開発かいはつ）。
2000年ねん（平成へいせい12年ねん）
- 5月1日にち - 第一だいいちホテル両国りょうこく開業かいぎょう（東京とうきょうファッションセンター内ない）。
- 5月26日にち - 株式会社かぶしきがいしゃ第一だいいちホテル、会社かいしゃ更生こうせい法ほう適用てきようを申請しんせい。