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薬物乱用 - Wikipedia

薬物やくぶつ乱用らんよう

薬物やくぶつ使用しよう状態じょうたいにおける精神せいしん障害しょうがい

(やくぶつらんよう)とは、かえして、いちじるしく有害ゆうがい結果けっかしょうじているが、たいせい離脱りだつ強迫きょうはくてき使用しようといった薬物やくぶつ依存いぞんしょう定義ていぎたないという、薬物やくぶつ使用しよう状態じょうたいにおける精神せいしん障害しょうがいである。薬物やくぶつたいする効果こうかうすれるたいせい形成けいせいや、身体しんたいてき依存いぞん形成けいせいされ離脱りだつにおける離脱りだつ症状しょうじょうていする状態じょうたいとなった場合ばあいふく薬物やくぶつ依存いぞんしょうとはことなる。世界せかい保健ほけん機関きかんは、薬物やくぶつ乱用らんよう用語ようご曖昧あいまいであるためもちいず[2]精神せいしん身体しんたい実際じっさいがいがある有害ゆうがい使用しよう診断しんだんめいもちいている[3][4]。その研究けんきゅうよう診断しんだん基準きじゅんでは1かげつ以上いじょう持続じぞくしていることを要求ようきゅうしている[5]

薬物やくぶつ乱用らんよう
依存いぞんしょうせんもん精神せいしんによる、精神せいしん作用さようする薬物やくぶつ有害ゆうがいせいについての投票とうひょう[1]
概要がいよう
診療しんりょう 精神せいしん医学いがく, 麻薬まやくがく[*]
分類ぶんるいおよび外部がいぶ参照さんしょう情報じょうほう
ICD-10 F10.1 - F19.1
ICD-9-CM 305
DiseasesDB 3961
MeSH D019966

経過けいかとしては、乱用らんようをしなくなるか、あるいは薬物やくぶつ依存いぞんしょう移行いこうする[6]

こう精神せいしんやくかんする条約じょうやくにおける薬物やくぶつ乱用らんようとは、精神せいしんてき依存いぞん身体しんたいてき依存いぞんのどちらか、あるい薬物やくぶつもちいられることである[7]。1961ねん麻薬まやくかんする単一たんいつ条約じょうやくと1971ねんこう精神せいしんやくかんする条約じょうやくによってこれらの乱用らんよう薬物やくぶつおおくを、国際こくさいてき規制きせいしてあるとおもわれる。

薬物やくぶつによる乱用らんよう依存いぞん傾向けいこう

編集へんしゅう

アンフェタミン、コカイン、あるしゅこう不安ふあんやくのように、短時間たんじかん作用さようがた薬物やくぶつ依存いぞん乱用らんよう発現はつげんさせる可能かのうせいとくたか[8]アルコール鎮静ちんせいざい覚醒剤かくせいざいのように身体しんたい依存いぞんこす傾向けいこうのある薬物やくぶつ存在そんざいする[6]

1980ねんのDSMの3はんでは大麻たいまや、幻覚げんかくざいのように不快ふかい離脱りだつ症状しょうじょう回避かいひするための摂取せっしゅというものがきない薬物やくぶつもあり、治療ちりょうもとめるのはまれであり、幻覚げんかくざいではほとんどがみじか乱用らんようおよ依存いぞんのあと、もと生活せいかつ様式ようしき復帰ふっきする[8]。2013ねんのDSM-5において、大麻たいま離脱りだつ診断しんだんめい追加ついかされ、大量たいりょう長期ちょうき大麻たいま使用しように、使用しよう中止ちゅうし相当そうとう減量げんりょうによってしょうじるとし、通常つうじょう症状しょうじょう程度ていど臨床りんしょうてき関与かんよ必要ひつようとなるほどではないとしるされている。

診断しんだん基準きじゅん

編集へんしゅう

アメリカ精神せいしん学会がっかい

編集へんしゅう

アメリカ精神せいしん学会がっかい(APA)による診断しんだん基準きじゅんでは、がいがあることを認識にんしきしているにもかかわらず物質ぶっしつ使用しようめることができない状態じょうたいで、かつたいせい身体しんたいてき依存いぞん形成けいせい診断しんだん基準きじゅんふくまれる薬物やくぶつ依存いぞんしょう診断しんだん基準きじゅんたしていないものである[6]週末しゅうまつなど持続じぞくてきに、過剰かじょう摂取せっしゅなどによって薬物やくぶつかんするトラブルをこす状態じょうたいで、薬物やくぶつ使用しよう管理かんりできる時期じき存在そんざいする[6]経過けいかとしては、乱用らんようをしなくなるか、あるいは依存いぞんしょう移行いこうする[6]

どの診断しんだん基準きじゅんにも、反復はんぷくてきであるという記述きじゅつふくまれる。物質ぶっしつ乱用らんようは、たいせい離脱りだつ強迫きょうはくてき使用しようのないもので、またたんなる使用しようあやまった使用しよう危険きけん使用しよう同義語どうぎごではない[9]

DSMには重症じゅうしょう概念がいねん存在そんざいするため[10]臨床りんしょうてきいちじるしい苦痛くつう機能きのう障害しょうがいこしていない場合ばあい除外じょがいされ、大量たいりょう摂取せっしゅされていてもそれはたん娯楽ごらくてき使用しようである[6]

DSM-5において、物質ぶっしつ乱用らんよう物質ぶっしつ依存いぞんしょう廃止はいし統一とういつし、あたらしく物質ぶっしつ使用しよう障害しょうがい用意よういしたが、以下いかのような論争ろんそうがあり、DSM-IVの編集へんしゅう委員いいんちょうアレン・フランセスは、ICDによる依存いぞん乱用らんよう区別くべつした診断しんだんコードの使用しよう推奨すいしょうしている[6]以前いぜんのDSMで用意よういした物質ぶっしつ乱用らんよう一過いっかせいのものだが、あたらしい診断しんだんめい使つかうことによって常用じょうようしゃのようなレッテルをり、当人とうにん不利益ふりえきこうむ可能かのうせいがある。一時いちじてき乱用らんようしゃとすでに依存いぞんしょうすすんだものとでは、治療ちりょう必要ひつようせいなどがことなり、そのような区別くべつをもたらす臨床りんしょうじょう重要じゅうよう情報じょうほううしなわれる。

世界せかい保健ほけん機関きかん

編集へんしゅう

ICD-10(『疾病しっぺいおよ関連かんれん保健ほけん問題もんだい国際こくさい統計とうけい分類ぶんるい』)においては、F1x.1有害ゆうがい使用しよう(Harmful use)の診断しんだんめい存在そんざいし、これは精神せいしんてきまたは肉体にくたいてき健康けんこう実際じっさいがいがあるような物質ぶっしつ使用しようパターンである[3]。これは、社会しゃかいてき否定ひていてき結果けっかしょうじたり、文化ぶんかてき承認しょうにんされないといったものはふくまない[3]乱用らんよう(abuse)の用語ようごは、どのような使用しよう不可ふかであるという意味いみとして、たまにもちいられるため、その曖昧あいまいさゆえに依存いぞんしょうじない物質ぶっしつ下記かき)の場合ばあいのぞいてもちいられていない[2]。ICD-10の研究けんきゅうよう診断しんだん基準きじゅんでは、1かげつ以上いじょう持続じぞくしていることを要求ようきゅうしている[5]

依存いぞん形成けいせいしないこう精神せいしん物質ぶっしつ以外いがい誤用ごよう(Misuse)には、F55依存いぞんしょうじない物質ぶっしつ乱用らんようもちいることができる。依存いぞんしょう離脱りだつ症状しょうじょうしょうじない物質ぶっしつである[3]。F55.0こううつやく、F55.1緩下剤かんげざい、F55.2鎮痛ちんつうざい、F55.3せいさんざい、F55.4ビタミンざい、F55.5ステロイドあるいはホルモンざい、F55.6特定とくてい薬草やくそうあるいは民間みんかん治療ちりょうやく、F55.8依存いぞんしょうじない物質ぶっしつ、F55.9特定とくてい不能ふのうのものである。

つまり、世界せかい保健ほけん機関きかんは1994ねんの『アルコールと薬物やくぶつ用語ようごしゅう』においては、こううつやくによる依存いぞんしょう離脱りだつ症状しょうじょうしょうじるかは不明ふめいかくだとしているためである[11]

しかしながら、2003ねんには世界せかい保健ほけん機関きかんは、SSRIけいこううつやくによる離脱りだつ症状しょうじょう依存いぞんしょう報告ほうこく増加ぞうかしていることに言及げんきゅうした[12]

鑑別かんべつ診断しんだん

編集へんしゅう

DSM-IVにおいてもICD-10においても、物質ぶっしつ依存いぞんしょうなど、形態けいたいをとっている場合ばあいには、この診断しんだん使用しよう推奨すいしょうできない[3][9]

乱用らんよう否認ひにん

編集へんしゅう

こう精神せいしん作用さよう物質ぶっしつなどの嗜癖場合ばあい否認ひにんという病的びょうてき自己じこ防衛ぼうえいせいはたらく。この防衛ぼうえいせいのため、たばこのような一部いちぶ薬物やくぶつは、長期ちょうきてき影響えいきょうとく認知にんち能力のうりょく記憶きおくちからなどの高次こうじのう機能きのう)を無視むしし、実際じっさいよりもがいすくないとわれる傾向けいこうがある。[よう出典しゅってん]

乱用らんようされるおも薬物やくぶつ

編集へんしゅう
精神せいしん活性かっせい物質ぶっしつ特徴とくちょう概要がいよう世界せかい保健ほけん機関きかん、2004ねん[13]
物質ぶっしつ おも作用さようじょ 行動こうどうてき影響えいきょう たいせい 離脱りだつ 長期ちょうき使用しようによる影響えいきょう
エタノール GABA-A受容じゅようたい活性かっせい増加ぞうか 鎮静ちんせい記憶きおく障害しょうがい運動うんどう失調しっちょうこう不安ふあん 酵素こうそ誘導ゆうどうにより代謝たいしゃたいせいしょうじる。学習がくしゅうにより行動こうどうたいせいる。たいせいはGABA-A受容じゅようたい変化へんかさせることで形成けいせいされる。 ふるえ、発汗はっかん脱力だつりょく興奮こうふん頭痛ずつう嘔吐おうと発作ほっさせんせんもう のう機能きのう形態けいたい変化へんか認識にんしき機能きのう障害しょうがいのう容積ようせき減少げんしょう
睡眠薬すいみんやく鎮静ちんせいざい ベンゾジアゼピンけい:GABAによるGABA-Aクロライド・チャネルの開口かいこううながす。バルビツールさんけい:GABAイオノフォアの特異とくいてき部位ぶい結合けつごうし、クロライド伝導でんどうせい増加ぞうかする。 鎮静ちんせい麻酔ますい運動うんどう失調しっちょう認識にんしき障害しょうがい記憶きおく障害しょうがい GABA-A受容じゅようたい変化へんかにより、(こうけいれんをのぞき)おおくの作用さようたいして急速きゅうそく形成けいせいされる 不安ふあん覚醒かくせいかない、不眠症ふみんしょう興奮こうふん発作ほっさ 記憶きおく障害しょうがい
ニコチン ニコチンさまコリン作動さどうせい受容じゅようたい作動さどうやくだつ分極ぶんきょく誘発ゆうはつしチャンネルをかいしてナトリウムの流入りゅうにゅう増加ぞうかする。 覚醒かくせい注意ちゅうい集中しゅうちゅう記憶きおくす;不安ふあん食欲しょくよく減少げんしょうさせる;覚醒剤かくせいざい作用さよう たいせい代謝たいしゃ因子いんしかいして形成けいせいされ、受容じゅようたい変化へんか食欲しょくよく増加ぞうかさせる えき刺激しげきせい敵愾心てきがいしん不安ふあん不快ふかい気分きぶんみ、心拍しんぱくすう減少げんしょう食欲しょくよく増加ぞうか 喫煙きつえんによる健康けんこうへの影響えいきょう十分じゅうぶん実証じっしょうされている。タバコのほか化合かごうぶつからニコチンの影響えいきょう分離ぶんりするのは困難こんなんである。
オピオイド ミューおよびデルタ・オピオイド受容じゅようたい作動さどうやく 陶酔とうすい鎮痛ちんつう鎮静ちんせい呼吸こきゅう抑制よくせい 短期間たんきかんおよび長期間ちょうきかん受容じゅようたいだっかんさく細胞さいぼうない伝達でんたつ機構きこうにおける順応じゅんのう ながれなみだはな、あくび、発汗はっかんきのなさ、寒気さむけ腹痛はらいた筋肉きんにくつう オピオイド受容じゅようたいとペプチドにおける長期間ちょうきかん変化へんか報酬ほうしゅう学習がくしゅう、ストレス反応はんのうにおける順応じゅんのう
カンナビノイド CB1受容じゅようたい作動さどうやく リラクゼーション、知覚ちかくづきの増加ぞうか短期たんき記憶きおく低下ていか運動うんどう失調しっちょう鎮痛ちんつうこう嘔吐おうとおよびこうてんかん作用さよう食欲しょくよく増加ぞうか カンナビノイドのおおくの作用さようたいして急速きゅうそく形成けいせいされる。 まれだが、おそらく半減はんげんながさに起因きいんして。 認識にんしき機能きのう障害しょうがい精神病せいしんびょう再発さいはつ悪化あっか危険きけんせい
コカイン モノアミン(ドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニン)トランスポーターの遮断しゃだんやく(シナプス間隙かんげきでのモノアミンを増加ぞうかする) 警戒けいかい活力かつりょく運動うんどう活動かつどう能力のうりょくかん増加ぞうか陶酔とうすい不安ふあんきのなさ、妄想もうそうしょう おそらく短期間たんきかん急性きゅうせいたいせい おおくない、高揚こうようみをのぞく。 認知にんち障害しょうがい、PETにおける眼窩がんか前頭まえがしら皮質ひしつ異常いじょう運動うんどう機能きのう障害しょうがい反応はんのう時間じかん低下ていか、EEG異常いじょうのうきょ梗塞こうそく出血しゅっけつ
アンフェタミン ドーパミントランスポーターをかいして神経しんけいまつはしのドーパミンの放出ほうしゅつ増加ぞうかさせる。活動かつどう電位でんいじょう依存いぞんはない。モノアミン酸化さんか酵素こうそ阻害そがいする(MAO) 警戒けいかい覚醒かくせい活力かつりょく運動うんどう活動かつどう会話かいわ自信じしん集中しゅうちゅう健康けんこうかん増加ぞうか空腹くうふくかん減少げんしょう心拍しんぱくすう増加ぞうか呼吸こきゅう増加ぞうか陶酔とうすい 行動こうどうおよび生理せいりてき作用さようたいして急速きゅうそく形成けいせいされる 疲労ひろうかん食欲しょくよく増加ぞうかえき刺激しげきせい感情かんじょうみ、不安ふあん 睡眠すいみん障害しょうがい不安ふあん食欲しょくよく減少げんしょう血圧けつあつ増加ぞうかのうのドーパミン、前駆ぜんくたい代謝たいしゃぶつおよび受容じゅようたい減少げんしょう
エクスタシー セロトニンのさいみを阻害そがいする 自信じしん共感きょうかんりょく理解りかいりょく親密しんみつさの感覚かんかく、コミュニケーション、陶酔とうすい活力かつりょく増加ぞうか 一部いちぶひとでは形成けいせいされる可能かのうせいがある。 すじ硬直こうちょく頭痛ずつう食欲しょくよく不振ふしん、かすみ口渇こうかつ不眠症ふみんしょうそもそもうつ、不安ふあん疲労ひろうかん集中しゅうちゅう困難こんなん のうのセロトニンけいへの神経しんけい毒性どくせいは、行動こうどう生理せいりてき影響えいきょうにつながる。
有機ゆうき溶剤ようざい GABA-A受容じゅようたいかいしている可能かのうせいたか まい、しつ見当けんとう識、陶酔とうすいかる頭痛ずつう気分きぶんす、幻覚げんかく妄想もうそう協調きょうちょう運動うんどう失調しっちょう視覚しかく障害しょうがいこう不安ふあん鎮静ちんせい いくらかのたいせい形成けいせいされる(推定すいていするのはむずかしい) 発作ほっさたいする感受性かんじゅせい増加ぞうか ドーパミン受容じゅようたいにおける結合けつごう機能きのう変化へんか認知にんち機能きのう低下ていか精神せいしん病理びょうりてきおよび神経しんけいがくてき後遺症こういしょう
幻覚げんかくざい 様々さまざま:LSD:セロトニン自己じこ受容じゅようたい作動さどうやく PCP:NMDAがたグルタミン酸ぐるたみんさん受容じゅようたい拮抗きっこうやく アトロピンさまやく:ムスカリンせいコリン作動さどうせい受容じゅようたい拮抗きっこうやく 心拍しんぱくすう血圧けつあつ体温たいおん増加ぞうか食欲しょくよく低下ていか嘔吐おうと運動うんどう失調しっちょう乳頭にゅうとう膨張ぼうちょう幻覚げんかく たいせい身体しんたいてきおよび精神せいしんてき作用さようたい急速きゅうそく形成けいせいされる 証拠しょうこなし 急性きゅうせいあるいは慢性まんせいてき精神病せいしんびょうのエピソード、薬物やくぶつ使用しようしばらくして薬物やくぶつ効果こうかフラッシュバックあるいはさい体験たいけん
アヘンるい
ヘロインモルヒネコデイン、ペンタゾシンなど。
容易よういたいせい形成けいせいされる。精神せいしんてき身体しんたいてき依存いぞんたかい。モルヒネ、コデイン、ペンタゾシンは鎮痛ちんつうざいなどとして医療いりょう目的もくてき使用しようされる。
アルコール
容易ようい身体しんたい依存いぞんせいたいせい形成けいせいされ、アルコール依存いぞんしょうとなる。また、過剰かじょう摂取せっしゅすると急性きゅうせいアルコール中毒ちゅうどく症状しょうじょう危険きけんせいがあり、これは致命ちめいてきとなる可能かのうせいがある。依存いぞんによりアルコール成分せいぶん摂取せっしゅしたいがため、工業こうぎょうようアルコールなどをあやまいんする事故じこもある。
ニコチン
容易ようい身体しんたい依存いぞんせいたいせい形成けいせいされ、ニコチンには血管けっかん収縮しゅうしゅく作用さようがあるため血管けっかん疾患しっかん症状しょうじょうがあらわれる。最近さいきんではニコチンパッチ乱用らんようおおられる。
依存いぞんせいがあり、通常つうじょうりょうでも頭痛ずつう心臓しんぞう障害しょうがい不眠ふみん苛立いらだちなどの症状しょうじょうあらわれる。りょう投与とうよでは嘔吐おうとたたかえ痙攣けいれんこり、場合ばあいにより死亡しぼうする。また、タバコにふくまれるほかの有害ゆうがい物質ぶっしつ肺癌はいがん原因げんいんとなる。
大麻たいま
マリファナ、ハシッシュなど。離脱りだつ症状しょうじょうはまれである[14]
覚醒剤かくせいざい
アンフェタミンメタンフェタミンメチルフェニデートなど。
乱用らんようつづけることでのう可逆かぎゃくてき過敏かびんせいのこるため、いったんだんやくしても、少量しょうりょうさい使用しよう以前いぜんおな症状しょうじょう再燃さいねんする(ぎゃくたいせい現象げんしょう)。身体しんたい依存いぞんせいよわい。副作用ふくさようとして、覚醒剤かくせいざい誘発ゆうはつされた精神せいしん障害しょうがいは、統合とうごう失調しっちょうしょう酷似こくじ重症じゅうしょうになりやすい。
日本にっぽんにおいては、薬物やくぶつ乱用らんよう治療ちりょうようする患者かんじゃだい多数たすうかくせいざいによるものである[15]
鎮静ちんせい催眠さいみんざい
ベンゾジアゼピンけいバルビツールさんけいこう不安ふあんやく睡眠薬すいみんやくである。離脱りだつ症状しょうじょう致死ちしてきとなる場合ばあいがあり、アルコールとの併用へいよう同様どうよう致死ちしてきとなる場合ばあいがある[16]日本にっぽん依存いぞんしょう回復かいふく施設しせつにおいて2番目ばんめ患者かんじゃおおく、おおくは女性じょせいである[15]国際こくさい麻薬まやく統制とうせい委員いいんかいは2010ねんに、日本にっぽんでのベンゾジアゼピンけい消費しょうひりょうおおさの原因げんいんに、医師いしによる不適切ふてきせつ処方しょほうがあるとしている[17]
麻酔ますい
ケタミン幻覚げんかくざいぞくする。モルヒネについてはアヘンるいにて上述じょうじゅつ
コカイン
身体しんたい依存いぞんせいよわいが、つよ精神せいしん依存いぞん作用さようがある。
幻覚げんかくざい
LSDマジックマッシュルーム、フェンシクリジンなど。離脱りだつ症状しょうじょうはない[14]
使用しようによって幻覚げんかく発現はつげんする。精神せいしん疾患しっかん治療ちりょうやくとして研究けんきゅうされている。
キノコ
マジックマッシュルームテングタケタマゴテングタケベニテングタケクサウラベニタケなど。精神せいしん疾患しっかん治療ちりょうやくとして研究けんきゅうされている。
使用しようによって幻覚げんかくしょうじる。一般いっぱんてきにマジックマッシュルームとばれるキノコにふくまれる幻覚げんかく成分せいぶんシロシビンである。
キノコにふくまれるほかの幻覚げんかく作用さようのある成分せいぶんには、アマトキシンるいムスカリンイボテンさん、コプリン、イルジンなどがある。摂取せっしゅすると、嘔吐おうとなどの消化しょうか症状しょうじょう痙攣けいれん昏睡こんすいなどをしょうじ、最悪さいあく死亡しぼうすることもある。
カフェイン
コーヒー紅茶こうちゃ緑茶りょくちゃふくまれる。
おも作用さようは、覚醒かくせいのうほそ動脈どうみゃく収縮しゅうしゅく利尿りにょうなど。医薬品いやくひんとしても使つかわれ、眠気ねむけ頭痛ずつうなどに効果こうかがある。若干じゃっかん依存いぞんせいち、カフェイン中毒ちゅうどく誘発ゆうはつする。濃縮のうしゅくカフェインは薬事やくじほう劇薬げきやく指定していされている。
依存いぞんは、可逆かぎゃくせいであり摂取せっしゅめたり摂取せっしゅりょうらすことで身体しんたいてき精神せいしんてき依存いぞん容易ようい消失しょうしつする。
有機ゆうき溶剤ようざい・ガス
シンナーベンゼントルエンキシレンなど。
容易ようい身体しんたい依存いぞんせいたいせい形成けいせいされ、アルコール依存いぞんしょう類似るいじした症状しょうじょうがあらわれる。最近さいきんではライターようブタン補充ほじゅうようボンベから吸引きゅういんするガスパンあそえている。
いち大量たいりょう摂取せっしゅすると最悪さいあく中毒ちゅうどくこし死亡しぼうする場合ばあいがある。

疫学えきがく

編集へんしゅう
 
薬物やくぶつ使用しよう障害しょうがい人口じんこう10まんあたり障害しょうがい調整ちょうせい生命せいめいねん(2004ねん
  no data
  <40
  40–80
  80–120
  120–160
  160–200
  200–240
  240–280
  280–320
  320–360
  360–400
  400–440
  >440

米国べいこくの12さい以上いじょう人口じんこうでは、1ヶ月かげつゆうびょうりつは9.4%(2013ねん[18]豪州ごうしゅうにおける12ヶ月かげつゆうびょうりつは5.1%[19]カナダにおける12ヶ月かげつゆうびょうりつは5.9%[20]であった。

2002ねん初頭しょとうにWHOは、世界せかいでは1.4おくにんがアルコール依存いぞん、4おくにんがアルコール利用りよう障害しょうがいかかえていると報告ほうこくしている[21]

児童じどう青年せいねん

編集へんしゅう

薬物やくぶつ・アルコールの初回しょかい使用しようは、おおくは青年せいねんであり、青年せいねん後期こうきでは物質ぶっしつ使用しよう経験けいけん一般いっぱんてきである[22]

米国べいこくにおいては、2010ねん全国ぜんこくMonitoring the Futureサーベイによれば、12学年がくねんせい(17-18さい)の48.2%について、これまでになんらかの違法いほう薬物やくぶつ使用しよう経験けいけんがあった[23]どう調査ちょうさでは、過去かこ30にちについて、12学年がくねんせいの41.2%がアルコール使用しよう、19.2%がタバコを使用しようしていた[23]。CDCによれば、2009ねんには米国べいこくやく21%の高校生こうこうせいが、処方箋しょほうせんなしで処方しょほうやく保持ほじしていた[24]

また英国えいこくにおいても、16-24さい青年せいねんにおいてもっと罹患りかんりつたか疾患しっかん薬物やくぶつ乱用らんようであり、これは環境かんきょうてき家庭かてい経験けいけん精神せいしん保健ほけん教育きょういくなどのめんでディスアドバンテージをかかえる青年せいねんそうにおいてはゆうびょうりつは24%にがる[22]

規制きせい条約じょうやく

編集へんしゅう

国際こくさいてきには、1961ねん麻薬まやく乱用らんよう防止ぼうしする国際こくさい条約じょうやくである麻薬まやくかんする単一たんいつ条約じょうやく公布こうふされた。その、1960年代ねんだい医薬品いやくひんとしてひろ流通りゅうつうした幻覚げんかくざいLSD鎮静ちんせい催眠さいみんざいバルビツールさんけいベンゾジアゼピンけい乱用らんようにより、1971ねんこう精神せいしんやくかんする条約じょうやくが、その乱用らんよう防止ぼうしする目的もくてき公布こうふされた。1988ねんには、麻薬まやくおよこう精神せいしんやく不正ふせい取引とりひき防止ぼうしかんする国際こくさい連合れんごう条約じょうやく公布こうふされた。

2011ねんには、NGOの薬物やくぶつ政策せいさく国際こくさい委員いいんかいが、麻薬まやくかんする単一たんいつ条約じょうやくにはじまる薬物やくぶつとのたたか失敗しっぱい宣言せんげんし、社会しゃかい市民しみん悲惨ひさん結果けっかがもたらされたという言及げんきゅうとともに薬物やくぶつ政策せいさく見直みなおしをもとめ、有害ゆうがいせい法律ほうりつ合致がっちしていないことも指摘してきされている[25]

2018ねん11月には国連こくれんシステム事務じむきょく調整ちょうせい委員いいんかいは、国連こくれんシステムとしての薬物やくぶつ問題もんだいへの対処たいしょほう確認かくにん声明せいめいしたが、人権じんけんもとづくこと、偏見へんけん差別さべつらし科学かがくてき証拠しょうこもとづく防止ぼうしさく治療ちりょう回復かいふくうながすこと、薬物やくぶつ使用しようしゃ社会しゃかい参加さんかうながすことといったかんがえがふくまれている[26]。2019ねん6がつには、国際こくさい麻薬まやく統制とうせい委員いいんかい (INCB) も声明せいめいし、薬物やくぶつ乱用らんようしゃによる個人こじんてき使用しようのための少量しょうりょう薬物やくぶつ所持しょじのような軽微けいび違反いはんたいして懲罰ちょうばつおこなうことを薬物やくぶつ規制きせいする条約じょうやく義務付ぎむづけておらず、そのような場合ばあいには有罪ゆうざい処罰しょばつではなく治療ちりょう社会しゃかいへのさい統合とうごうという代替だいたいさくがあるとした[27]

日本にっぽん現状げんじょう司法しほう

編集へんしゅう

タバコアルコールかんしては、喫煙きつえん飲酒いんしゅしゃの4にん1人ひとりが20さい未満みまんとき喫煙きつえん飲酒いんしゅはじめている。未成年みせいねんでアルコールやタバコを経験けいけんすると、薬物やくぶつ乱用らんよう興味きょうみをもちやすくなるといわれる。

2004ねんおこなわれたゆうゆか精神せいしん医療いりょう施設しせつたいする調査ちょうさでは、違法いほう薬物やくぶつ単独たんどく使用しようは、51%がかくせいざいである。有機ゆうき溶剤ようざいは17%と2であるが、初回しょかい使用しよう薬物やくぶつとしては45%をめ、薬物やくぶつ乱用らんようへの入門にゅうもんやくとしては軽視けいしできず、てい年齢ねんれい乱用らんようしゃおおいことも問題もんだいとされる。

2008ねん現在げんざいは、かくせいざいの「だいさん乱用らんよう」であり、乱用らんよう薬物やくぶつなかでもっとも深刻しんこく問題もんだいこしている。日本にっぽんにおける違法いほう薬物やくぶつ禁制きんせいひん流通りゅうつうは、暴力団ぼうりょくだんなどのはん社会しゃかいてき勢力せいりょくにとって伝統でんとうてきであり、割合わりあいとしてもきわめておおきな資金しきんげんとなっている[28]

また、麻酔ますい医師いし医療いりょうよう麻薬まやく自身じしんへの不正ふせい使用しようによって薬物やくぶつ依存いぞんいたったり[29]死亡しぼうするケースも存在そんざいしている。

薬物やくぶつ乱用らんよう対策たいさく司法しほう行政ぎょうせい

編集へんしゅう
 
日本にっぽん少年院しょうねんいん使つかわれる薬物やくぶつ非行ひこう防止ぼうし指導しどうよう教材きょうざい

薬物やくぶつ乱用らんよう違法いほう薬物やくぶつ製造せいぞうぜん世界せかいひろがりをせており、発展はってん途上とじょうこく外貨がいか獲得かくとく産業さんぎょうとして違法いほう薬物やくぶつ製造せいぞう生産せいさんされ、人間にんげん生命せいめいや、社会しゃかい国家こっか安定あんていおびやかすなど、人類じんるいかかえるもっと深刻しんこく社会しゃかい問題もんだいの1つとなっている[30][31]

1987ねん昭和しょうわ62ねん)に開催かいさいされた国際こくさい麻薬まやく会議かいぎにおいて、その終了しゅうりょう(6がつ26にち)を国際こくさい麻薬まやく乱用らんよう撲滅ぼくめつデーとし、各国かっこくがこの宣言せんげん趣旨しゅし普及ふきゅうするよううながした。また、1998ねん平成へいせい10ねん)の国連こくれん麻薬まやく特別とくべつ総会そうかいにおいては、「薬物やくぶつ乱用らんよう防止ぼうしのための指導しどう指針ししんかんする宣言せんげん」(国連こくれん薬物やくぶつ乱用らんよう根絶こんぜつ宣言せんげん)が決議けつぎされている。

2004ねん平成へいせい16ねん)に開催かいさいされた国際こくさい連合れんごう本部ほんぶで「たばこの規制きせいかんする世界せかい保健ほけん機関きかん枠組わくぐみ条約じょうやく」にかんし、公衆こうしゅう衛生えいせい分野ぶんやにおけるはじめての多数たすうこくあいだ条約じょうやくとして、ほん条約じょうやく発効はっこうされた。日本にっぽんどう条約じょうやく締結ていけつおこない、タバコ規制きせいのための国家こっか能力のうりょく構築こうちくはかることを決議けつぎされた。

日本にっぽんにおいては、違法いほう麻薬まやく薬物やくぶつ乱用らんようたいする警戒けいかいしん抵抗ていこうかんうすれるなど「だいさんかくせいざい乱用らんよう(1997ねんから現在げんざいまで)」がつづいている。このような状況じょうきょう早期そうき終息しゅうそくさせるため、日本にっぽん政府せいふ薬物やくぶつ乱用らんよう対策たいさく推進すいしん会議かいぎ議長ぎちょう:厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじん)を設置せっちし、薬物やくぶつ乱用らんよう防止ぼうしねん戦略せんりゃく最新さいしんは2018(平成へいせい30)ねん8がつ決定けっていだい)のもと関係かんけい省庁しょうちょう連携れんけいして薬物やくぶつ乱用らんよう防止ぼうし対策たいさくんでいる[32]。また、厚生こうせい労働省ろうどうしょうでは、関係かんけい省庁しょうちょう協賛きょうさん関係かんけい団体だんたい後援こうえんて、平成へいせい5年度ねんど(1992ねん)より「6・26国際こくさい麻薬まやく乱用らんよう撲滅ぼくめつデー」をひろ普及ふきゅうし、薬物やくぶつ乱用らんよう防止ぼうしをいっそう推進すいしんするために、「薬物やくぶつ乱用らんよう防止ぼうしダメ。ゼッタイ。運動うんどう実施じっししている。

社会しゃかい文化ぶんか

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経済けいざいてきコスト

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イギリス内務省ないむしょうは、薬物やくぶつ乱用らんようによる英国えいこくへの経済けいざい社会しゃかいてきコスト(犯罪はんざい病欠びょうけつ疾病しっぺい)は、年間ねんかん200おくポンドにのぼると推定すいていしている[33][34]

  • キメる:違法いほう薬物やくぶつ使用しようすること[よう出典しゅってん]。また、違法いほう薬物やくぶつ使用しようした状態じょうたい性行為せいこういおこなうことを若年じゃくねんそうやインターネットじょう中心ちゅうしんに「キメセク」とばれることがあるが、あまり一般いっぱんてきではない。
  • ラリる:1960年代ねんだい睡眠薬すいみんやく乱用らんように、らりるれろがうまくえなくなることから造語ぞうごされたとされる[35]
  • レイブ (音楽おんがく)薬物やくぶつ乱用らんよう温床おんしょうともいわれ、違法いほう薬物やくぶつ所持しょじ使用しよう多数たすう摘発てきはつされている[よう出典しゅってん]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ “Development of a rational scale to assess the harm of drugs of potential misuse”. Lancet 369 (9566): 1047–53. (March 2007). doi:10.1016/S0140-6736(07)60464-4. PMID 17382831. https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0140-6736(07)60464-4. 
  2. ^ a b 世界せかい保健ほけん機関きかん (1994) (pdf). Lexicon of alchol and drug term. World Health Organization. pp. 4. ISBN 92-4-154468-6. http://whqlibdoc.who.int/publications/9241544686.pdf  (HTMLばん introductionが省略しょうりゃくされている
  3. ^ a b c d e 世界せかい保健ほけん機関きかん、(翻訳ほんやく)とおる道男みちお小見山こみやまみのる大久保おおくぼ善朗よしろう中根なかねまことぶん岡崎おかざき祐士ゆうし『ICD‐10精神せいしんおよび行動こうどう障害しょうがい:臨床りんしょう記述きじゅつ診断しんだんガイドライン』(しんていばん医学書院いがくしょいん、2005ねん、86-87,204-206ぺーじISBN 978-4-260-00133-5 世界せかい保健ほけん機関きかん (1992) (pdf). The ICD-10 Classification of Mental and Behavioural Disorders : Clinical descriptions and diagnostic guidelines (blue book). World Health Organization. http://www.who.int/classifications/icd/en/bluebook.pdf 
  4. ^ 世界せかい保健ほけん機関きかん 2010, DRU.
  5. ^ a b 世界せかい保健ほけん機関きかん、(翻訳ほんやく)中根なかねまことぶん岡崎おかざき祐士ゆうし藤原ふじわら妙子たえこ中根なかね秀之ひでゆきはりあいだ博彦ひろひこ『ICD-10精神せいしんおよび行動こうどう障害しょうがい-DCR研究けんきゅうよう診断しんだん基準きじゅん』(しんていしんていばん、2008ねん、66ぺーじISBN 978-4-260-00529-6 世界せかい保健ほけん機関きかん (1993) (pdf). The ICD-10 Classification of Mental and Behavioural Disorders:Diagnostic criteria for research (green book). World Health Organization. http://www.who.int/classifications/icd/en/GRNBOOK.pdf 
  6. ^ a b c d e f g アレン・フランセス精神せいしん疾患しっかん診断しんだんのエッセンス―DSM-5の上手じょうず使つかかた金剛こんごう出版しゅっぱん、2014ねん3がつ、138-145ぺーじISBN 978-4772413527 Essentials of Psychiatric Diagnosis, Revised Edition: Responding to the Challenge of DSM-5®, The Guilford Press, 2013.
  7. ^ 世界せかい保健ほけん機関きかん (1965ねん). WHO Expert Committee on Dependence-Producing Drugs - Fourteenth Report / WHO Technical Report Series 312 (pdf) (Report). World Health Organization. pp. 7–9.
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  9. ^ a b アメリカ精神せいしん学会がっかい『DSM-IV-TR 精神せいしん疾患しっかん診断しんだん統計とうけいマニュアル(しんていばん)』医学書院いがくしょいん、2004ねん、198ぺーじISBN 978-0890420256 
  10. ^ アメリカ精神せいしん学会がっかい 2004, p. 4.
  11. ^ 世界せかい保健ほけん機関きかん (1994) (pdf). Lexicon of alchol and drug term. World Health Organization. pp. 25-26、47. ISBN 92-4-154468-6. http://whqlibdoc.who.int/publications/9241544686.pdf  (HTMLばん introductionが省略しょうりゃくされている
  12. ^ 世界せかい保健ほけん機関きかん (2003ねん). "Annex Terminology used in reporting abuse-related adverse drug reactions". WHO Expert Committee on Drug Dependence - Thirty-third Report / WHO Technical Report Series 915 (Report). World Health Organization. ISBN 92-4-120915-1
  13. ^ 世界せかい保健ほけん機関きかん (2004) (pdf). Neuroscience of psychoactive substance use and dependence. World Health Organization. pp. 107-109. ISBN 92-4-156235-8. http://www.who.int/substance_abuse/publications/en/Neuroscience.pdf より引用いんよう
  14. ^ a b 世界せかい保健ほけん機関きかん 2004, pp. 107–109.
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  16. ^ The National Center on Addiction and Substance Abuse at Columbia University 2012, pp. 90–91.
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  23. ^ a b Johnston, L. D., O’Malley, P. M., Bachman, J. G., & Schulenberg, J. E. (2011). Monitoring the Future national results on adolescent drug use: Overview of key findings, 2010. Ann Arbor: Institute for Social Research, The University of Michigan.
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  30. ^ だい 195しょう 薬物やくぶつ使用しよう依存いぞん(メルクマニュアル だい17はん 日本語にほんごばん 万有ばんゆう製薬せいやく株式会社かぶしきがいしゃ
  31. ^ 「ダメ。ゼッタイ。」普及ふきゅう運動うんどうについて財団ざいだん法人ほうじん麻薬まやくかくせいざい乱用らんよう防止ぼうしセンター)
  32. ^ 薬物やくぶつ乱用らんよう対策たいさく推進すいしん体制たいせい厚生こうせい労働省ろうどうしょう公式こうしきホームページ) ただし、だい戦略せんりゃく記載きさい
  33. ^ NHS and Drug Abuse”. 国民こくみん保健ほけんサービス (2010ねん3がつ22にち). 2010ねん3がつ22にち閲覧えつらん
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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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各国かっこく

日本にっぽん