iMac

Apple > iMac

iMac（アイマック）は、1998年ねん8月がつ15日にち（日本語にほんご版ばんは8月がつ29日にち）に発売はつばいされたパーソナルコンピュータ、およびMacのディスプレイ一体いったい型がたデスクトップ機きのシリーズに付つけられた名称めいしょう。

iMac DV（Slot Loading）

デザインや内部ないぶアーキテクチャは当初とうしょのものから大おおきく変化へんかしているが、2021年ねん時点じてんでもディスプレイ一いち体型たいけいデスクトップ機きとして販売はんばいされており、ノートタイプのMacBookとともに、Apple社しゃの主軸しゅじくをなす商品しょうひんである。

スティーブ・ジョブズが1997年ねん9月がつ16日にちにiCEO（Interim CEO）として復帰ふっきした後ごのApple社しゃは、iMac発売はつばい後ご、iBook、iPod、iPhone、iPadを発売はつばいしており、iMacは、同社どうしゃの「i」を冠かんする製品せいひんのラインナップの源流げんりゅうに位置付いちづけられる（「i」の意味いみするところは、internet, individual, instruct, inform, inspire）。命名めいめいは、ケン・シーガルによるもの。

概要がいよう

ギル・アメリオCEOの元もとで開発かいはつが始はじまったとされているが、デザインの責任せきにん者しゃジョナサン・アイブによると開発かいはつ当初とうしょから、（NeXT社しゃ買収ばいしゅうでAppleに復帰ふっきした）スティーブ・ジョブズが主導しゅどうした製品せいひんであり、ラディカルなデザインのiMacはパソコンの歴史れきしにおいてエポックメイキングなものとなった。開発かいはつはApple社内しゃないのごく限かぎられた人数にんずうで構成こうせいされたチームにより極秘ごくひ裏うらに進すすめられ、1998年ねん5月6日にちに行おこなわれたジョブズによる発表はっぴょう会かいで初はじめてiMacの存在そんざいを知しった社員しゃいんがほとんどであった。

Apple USBキーボード

iMac G3に付属ふぞくしていたマウス

15インチCRTを装備そうびした一体いったい型がたのケース、キーボード、マウス、果はては電源でんげんケーブル、付属ふぞくのモジュラーケーブルにいたるまで半はん透明とうめい（トランスルーセント）で統一とういつされた斬新ざんしんなデザインや、ボンダイブルー（Appleによる造語ぞうご、シドニーにあるボンダイビーチから）と呼よばれた印象いんしょう的てきなカラー、1億おくドルを超こえる大だい規模きぼマーケティングキャンペーンが展開てんかいされたこと、178,000円えん（当時とうじ）という低てい価格かかくが広ひろく受うけ入いれられ（2001年ねん1月がつには78,000円えんまで値下ねさげされたモデルもある）、4ヶ月かげつで80万まん台だい出荷しゅっかというヒット商品しょうひんとなり、それまで経営けいえい危機ききが囁ささやかれていたAppleの復活ふっかつを強つよく印象いんしょうづけた（実際じっさいには1998年ねん第だい1四半期しはんきに黒字くろじ化かしている）。

従来じゅうらいのパソコンのイメージを覆くつがえす大胆だいたんなデザイン（eMate 300のデザインコンセプトを継承けいしょうしたもの）はその後ごの半はん透明とうめいグッズブームの発端ほったんとなった。

初代しょだいのiMacは、Appleがレガシーデバイスと考かんがえたもの（RS-422シリアルポート、フロッピーディスク、ADB、SCSI）を廃はいし、USBを全面ぜんめん的てきに採用さいようするという斬新ざんしんな仕様しようで発売はつばいされた。iMacがUSBを全面ぜんめん採用さいようしたことで、USBを採用さいようした周辺しゅうへん機器ききが次々つぎつぎに発売はつばいされ、USBの普及ふきゅうが加速かそく的てきに進すすんだ。

なお、ディスプレイ内蔵ないぞうのオールインワンタイプ・パソコンは、Macintosh 128Kから始はじまったMacintoshの原点げんてんとも言いうべきものであるが、Macintosh II以降いこうの上位じょうい機種きしゅにはモジュラー型がたが採用さいようされたため、一体いったい型がたは廉価れんか版ばんと位置付いちづけられるようになり、長ながらく地味じみな存在そんざいであった。しかしiMacシリーズには従来じゅうらいのパソコンにはないインテリア性せいがあり、しかも初代しょだいiMacは上位じょうい機種きしゅDTシリーズと同おなじCPUを採用さいようしており、従来じゅうらいの一体いったい型がたMacintosh（Performaシリーズ）とは一線いっせんを画かくすものであった。iMacは、当時とうじの急速きゅうそくなインターネットの普及ふきゅうという追おい風かぜを受うけ、一般いっぱん家庭かてい向むけのネット端はし末まつというニーズにあった製品せいひんとして、おおいに売上うりあげを伸のばした。

Apple Proマウス

iMacと同様どうようのコンセプトは、一頃ひところは他たの企業きぎょうから発売はつばいされた幾いくつかのPC/AT互換ごかん機きで採用さいようされたが、これらが余あまりにもiMacのデザインを露骨ろこつに模倣もほうしていたため問題もんだいとなった（後述こうじゅつ）。

Apple Proキーボード

iMacは1998年ねん10月のマイナーチェンジの後のち、1999年ねん1月がつにはボディーカラー5色しょく化か、さらに同年どうねん秋あきのiMac (Slot Loading)へのモデルチェンジでは一見いっけん初代しょだいiMacに似にているものの、冷却れいきゃくファンが廃止はいしされ、通常つうじょうのDIMMメモリやAirMacカードの増設ぞうせつが簡単かんたんにできるようされるなど、従来じゅうらいよりブラッシュアップされたものであった。また各かく色いろごとをやめ、透明とうめいに黒くろを配はいしたApple Proマウス、ProキーボードがPower Mac G4, G4 Cubeとともに統一とういつして付属ふぞくするようになった。

2002年ねんには液晶えきしょうディスプレイ一体いったい型がたにフルモデルチェンジ、CPUにもPowerPC G4が搭載とうさいされた。なお初期しょき型がたのブラウン管ぶらうんかんを搭載とうさいしたシルエットは、液晶えきしょうディスプレイ採用さいようで価格かかくが押おし上あがったために空あいた価格かかく帯たいを埋うめるeMacに継承けいしょうされたが、2005年ねんには販売はんばい終了しゅうりょうした。2004年ねんにはPowerPC G5を搭載とうさいしたiMac G5となり、液晶えきしょうディスプレイにパソコンが内蔵ないぞうされたような薄型うすがたのデザインになった。

2006年ねんにはCPUがインテルのCore Duoに変更へんこうされた。インテルCPUへの切きり替かえ後ごは、他社たしゃの同どうレベルのディスプレイ一いち体型たいけいデスクトップ機きに比較ひかくして高たかい価格かかく競争きょうそう力りょくを持もち、Appleの主軸しゅじく商品しょうひんとして、成長せいちょうの原動力げんどうりょくになっているという。

2021年ねん4月がつ20日はつかには24インチ4.5K RetinaディスプレイとApple M1を採用さいようしたモデルを発表はっぴょうしAppleシリコンへ切きり替かえた。

「iMac」そのものは、当初とうしょのものと現行げんこうのものでは、外観がいかんおよび内部ないぶのデザインや設計せっけいが大おおきく変貌へんぼうしているが、ディスプレイ一いち体型たいけいのデスクトップ機きという商品しょうひんコンセプトは、発売はつばい当初とうしょから一貫いっかんして守まもられている一方いっぽうで、商品しょうひんの位置いちづけは多種たしゅ展開てんかいにより家庭かてい用よう-プロ向むけと幅広はばひろく変化へんかしている。

特長とくちょう

それまで市場いちばで販売はんばいされていたデスクトップ型がたのパーソナルコンピュータは、機能きのうの優先ゆうせんや拡張かくちょう性せいの確保かくほのため、箱はこ形がたの筐体きょうたいをしたものが多おおかった。これはPC/AT互換ごかん機きに限かぎらずAppleの製品せいひんでも同おなじで、iMac発売はつばい当時とうじに並なみ販されていたPower Macintosh G3 DT, MTも箱はこ形がたのデザインであった。また筐体きょうたい色しょくはアイボリーやブラックが多おおかったが、一方いっぽうでマンハッタンシェイプと呼よばれたX68000や「ハイパーメディアパソコン」FM Townsといったデザインが一般いっぱん的てきな箱はこ型がたと異ことなるグレーの筐体きょうたいを用もちいたものや、1997年ねんに発売はつばいを開始かいししたソニーのVAIOにバイオレット（紫色むらさきいろ）が用もちいられ「VAIOカラー」と呼よばれるなどがあった。

iMacが発表はっぴょうされた際さいには、白しろと半はん透明とうめいのブルーを使つかった「色いろ」、箱はこ形がたを脱だっして曲線きょくせんを多用たようした「形かたち」、また当時とうじコンピュータを買かう目的もくてきの一ひとつであったインターネットへ接続せつぞくするまでの購入こうにゅう時じ・後ごのユーザーの煩雑はんざつさ（周辺しゅうへん機器ききの購入こうにゅうや接続せつぞく）低減ていげんに効果こうかのあったディスプレイやキーボード、マウス、モデムといった周辺しゅうへん機器ききの内蔵ないぞうもしくは付属ふぞくによって、製品せいひんを箱はこから出だして付属ふぞくのコード数すう本ほんを繋つなぎ、電源でんげんを入いれた後のちに通信つうしん契約けいやくを行おこなえばインターネットへ簡単かんたんに繋つなげることができる「シンプルさ」が着目ちゃくもくされ、メディアでは「斬新ざんしんなデザイン」と評ひょうされた。

色いろ

iMac G3シリーズに展開てんかいされたカラーバリエーション

ボンダイブルー（en）1色しょくで販売はんばいを開始かいしした初代しょだいiMacは、その後ご「キャンディーカラー」と呼よばれる多色たしょく展開てんかいを行おこなった。人気にんき色しょくが品薄しなうすになったりもした。筐体きょうたいの素材そざいにはポリカーボネートが主おもに使用しようされた。2002年ねんのiMac G4発売はつばいに合あわせて白しろを基調きちょうとしたデザインに変更へんこう、2007年ねん8月がつに発売はつばいとなったiMac (インテルベース)からはシルバー（アルミニウム）へと変更へんこうされた。

形かたち

発売はつばい当初とうしょのCRTを搭載とうさいしたiMacは、筐体きょうたいデザインに配慮はいりょした変形へんけい五角形ごかっけいの専せん用品ようひんを使用しようしている。この初代しょだいiMacのデザインは、日本にっぽん国内こくないで1998年度ねんどグッドデザイン賞しょうの家庭かてい用ようメディア部門ぶもんにて同どう賞しょうを受賞じゅしょうしている。

2002年ねんのiMac G4発売はつばいに伴ともない、製品せいひん全体ぜんたいの大幅おおはばなデザイン変更へんこうが実施じっしされた。ディスプレイは液晶えきしょうとなり、半球はんきゅう状じょうの本体ほんたいから伸のびた可動かどう式しきアームの先さきにディスプレイが取とり付つけられた。それまでのCRT型がたのデザインコンセプトはeMacのシルエットに引ひき継つがれた。2004年ねん発売はつばいのiMac G5で液晶えきしょう一いち体型たいけいで薄型うすがたのデザインにモデルチェンジしている。

このほかにも、発売はつばい当初とうしょから最新さいしんのモデルまで本体ほんたい表面ひょうめんや内部ないぶのパーツおよび構造こうぞう、付属ふぞく品ひん、ソフトウェアなど数すう多おおくのマイナーチェンジが都度つど施ほどこされている。

コンセプトの波及はきゅう

iMacの色いろの特徴とくちょうであるトランスルーセント（半はん透明とうめい）のデザインコンセプトは、コンピュータ業界ぎょうかいのみならず、家電かでん業界ぎょうかいや文具ぶんぐ等とうのデザインにも影響えいきょうを与あたえた。この流ながれのなかでフューチャーパワー社しゃ (Future Power) の「E-Power」や、eMachines社しゃの「eOne」、ソーテック社しゃの「e-one」などiMacのコンセプトを大おおきく取とり入いれたデスクトップ型がたパーソナルコンピュータが出回でまわった。Appleは意匠いしょう権けんの保護ほごを求もとめて提訴ていそし、裁判所さいばんしょから製造せいぞうと販売はんばいの差さし止とめ命令めいれいが下くだされたり、あるいは和解わかいの後のちにiMacで使つかわれたカラー以外いがいへの切きり替かえがおこなわれた。

1999年ねんにAppleは同おなじコンセプトのノート型がたパソコンiBookを発表はっぴょうする。その後ごもiTunes、iPod、iPhoneなど、Appleの製品せいひんやサービスに「i」を付つけたものが続つづいた（→小文字こもじのi）。

歴代れきだいモデル

iMac G3（第だい一いち世代せだい）

iMac (G3)

ボンダイブルーモデル
開発元かいはつもと	Apple Computer
種別しゅべつ	デスクトップ
CPU	PowerPC G3, 233 - 333 MHz

トレイローディング方式ほうしきのCD-ROMドライブを持もつ初期しょきのシリーズ。Rev.A、Rev.B、Rev.C、Rev.Dの四よん種類しゅるいがある（Rev.は"Revision"の略りゃく）。初はつのNew World ROM搭載とうさいMacintosh。

iMac 233MHz (Rev.A)

このシリーズのRev.AとBのみ、前面ぜんめん左ひだりスピーカー横よこにirDAを持もつ。また、公式こうしきにAppleは発表はっぴょうしていないが、内部ないぶに通称つうしょうメザニンスロットという拡張かくちょうスロットを持もつ。サードパーティー製せいの拡張かくちょうカードにより、SCSIやFireWireの拡張かくちょうが出来できた。ロジックボードの設計せっけいは当時とうじ最新さいしんのPower Macintosh G3 DT, MTが採用さいようするGossamarアーキテクチャをベースにしたものを採用さいようしており、ローエンドながら十分じゅうぶんな処理しょり能力のうりょくを発揮はっきできた。1998年ねんグッドデザイン賞しょう受賞じゅしょう。発売はつばい日びは米べいでは1998年ねん8月がつ15日にち、日本にっぽんでは8月がつ29日にち。カラーはBondi Blue (ボンダイブルー)。

iMac 233MHz (Rev.B)

Rev.Aの発売はつばいから、わずか二にヶ月かげつでの登場とうじょうで、VRAMが6MBに（Rev.Aは2MB）、バンドルソフトの変更へんこう、グラフィックチップが「ATI RAGE PRO」へ、OSが8.1から8.5へと変更へんこうされた。またメザニンスロットは廃止はいしされた（スロットが残のこった物ものも存在そんざいする）。Rev.Aも同どう価格かかくでしばらく併売へいばいされている時期じきがあった。しかし、外観がいかん、外そと箱ばこ等とうもRev.A、Rev.Bともに同おなじであった。発売はつばい日びは1998年ねん10月。カラーはボンダイブルー。

iMac 266MHz (Rev.C)

背面はいめん、キーボード、マウスの色いろラインナップがキャンディーカラーの5色しょく（タンジェリン、グレープ、ライム、ストロベリー、ブルーベリー）になった。1999年度ねんどグッドデザイン賞しょう金賞きんしょう受賞じゅしょう。発売はつばい日びは1999年ねん1月がつ24日にち。

iMac 333MHz (Rev.D)

Rev.Cのマイナーチェンジ版ばん。発売はつばい日びは1999年ねん4月がつ。引ひき続つづきキャンディカラー（タンジェリン、グレープ、ライム、ストロベリー、ブルーベリー）

項目こうもく	Rev. A	Rev. B	Rev. C	Rev. D
製品せいひん番号ばんごう	M6709J/A	M6709J/B	?
CPU	PowerPC 750
CPUクロック周波数しゅうはすう	233MHz		266MHz	333MHz
内蔵ないぞうディスプレイ	15インチCRT 最大さいだい1024x768ピクセル表示ひょうじ
GPU	ATI Rage IIc 2MB	ATI Rage Pro 6MB	ATI Rage Pro Turbo 6MB
RAM	標準ひょうじゅん32MB搭載とうさい、最大さいだい128MB
	(非公式ひこうしきに最大さいだい384MB)	(非公式ひこうしきに最大さいだい512MB)
	2スロット PC66 SDRAM SO-DIMM
HDD	3.5インチ EIDE
	4GB		6GB
USB 1.1	2ポート
内蔵ないぞうモデム	V90対応たいおう、56Kbps
内蔵ないぞうイーサネット	10/100Base-T
初期しょき搭載とうさいOS	Mac OS 8.1（専用せんよう版ばん）	Mac OS 8.5	Mac OS 8.5.1	Mac OS 8.6

iMac DV系けい （スロットローディング）

iMac（Slot Loading）

1999年ねん10月がつ5日にちに発表はっぴょうされたiMacは、通称つうしょう iMac DV系けいまたは「slot loading」と呼よばれる。外観がいかん的てきには透明とうめい度どの高たかいつややかな半はん透明とうめいボディが特徴とくちょうで、スロットローディングタイプのCD-ROM(またはDVD-ROMドライブ、CD-RWドライブ)になった。デスクトップパソコンとしてはMacintosh Plusまでの初期しょき型がたMacintosh以来いらいとなる完全かんぜんファンレスの設計せっけいで、ハーマン・カードンの高音こうおん質しつステレオスピーカーが標準ひょうじゅん搭載とうさいされた。一部いちぶの下位かい機種きしゅを除のぞき、FireWireが標準ひょうじゅん搭載とうさいされた。ロジックボードの設計せっけいはグラフィック回路かいろを内部ないぶ的てきにそれまでのPCI接続せつぞくからAGP接続せつぞくするPower Mac G4(AGP)ベースのものになり、コンピュータとしての設計せっけいは以前いぜんのものと比くらべ一いち世代せだい新あたらしいものに刷新さっしんされている。このiMacからCPUはロジックボードに直ちょく付つけになりRev.DまでのようにサードパーティーでのCPUアップグレードカードなどでのCPUの交換こうかんはできなくなった。発売はつばい日びは米べいでは1999年ねん10月5日にち、日本にっぽんでは10月16日にち。

iMac (Slot Loading)

• iMac (ブルーベリー)
• iMac DV (タンジェリン、グレープ、ライム、ストロベリー、ブルーベリー)
• iMac DV Special Edition (グラファイト)

iMac (Summer 2000)

グラファイトカラーの成功せいこうを受うけ、渋しぶく落おち着ついたトーンの半はん透明とうめいポリカーボネートと無色むしょくのクリア素材そざいを組くみ合あわせ、透明とうめい感かんを強調きょうちょうしたデザインとなった。キーボードは大型おおがた化かし、パワーオンキー機能きのうが取とり払はらわれたApple Pro Keyboardが付属ふぞく、業界ぎょうかいに先駆さきがけて光学こうがく式しきマウス, Apple Pro Mouseも付属ふぞくしていた。2000年ねん7月がつ19日にち発表はっぴょう、7月がつ28日にち発売はつばい。

• iMac (Indigo)
• iMac DV (Indigo、Ruby)
• iMac DV+ (Indigo、Ruby、Sage)
• iMac DV Special Edition (Graphite、Snow)

iMac (Early 2001)

2001年ねん2月がつのモデルチェンジは前代未聞ぜんだいみもんの柄え付つきモデルが追加ついかされた。Flower Powerは花はな柄がら、Blue Dalmatianは水玉みずたま模様もようである。ユーザの声こえを受うけ、光学こうがくドライブをDVD-ROMドライブからCD-RWドライブに変更へんこうした。また下位かい機種きしゅ以外いがいではCPUに2次じキャッシュを内蔵ないぞうしたPowerPC 750CXEを新あらたに採用さいようした。2001年ねん2月がつ22日にち発表はっぴょう、2月がつ24日にち発売はつばい。

• Indigo, Graphite, Flower Power, Blue Dalmatian

iMac (Summer 2001)

2001年ねん7月がつにモデルチェンジ。2001年ねん7月がつ18日にち発表はっぴょう、7月がつ20日はつか発売はつばい。

• iMac 500/600/700
• Indigo, Graphite, Snow

項目こうもく	Slot Loading	Summer 2000	Early 2001		Summer 2001
CPU	PowerPC 750L	PowerPC 750CX		PowerPC 750CXe
CPUクロック周波数しゅうはすう	350/400MHz	350/400/450/500MHz	400MHz	500/600MHz	500/600/700MHz
内蔵ないぞうディスプレイ	15インチCRT 最大さいだい1024x768ピクセル表示ひょうじ
GPU	RAGE 128 VR 8MB AGPx2	RAGE 128 Pro 8MB AGPx2		RAGE 128 Turbo 16MB AGPx2
ビデオポート	DVモデルのみ 標準ひょうじゅん VGA 出力しゅつりょくポート（15 ピンミニ D-Sub コネクタ）		標準ひょうじゅん VGA 出力しゅつりょくポート（15 ピンミニ D-Sub コネクタ）
RAM	PC100 SDRAM
	64MB、128MB				128MB、256MB
	最大さいだい512MB(非公式ひこうしきに1GB)	最大さいだい1GB
HDD	3.5インチ Ultra ATA66
	6GB、10 GB、また13 GB	7GB、10GB、20GB、また30GB	10GB、20GB、また40GB		20GB、40GB、また60GB
光学こうがくドライブ	?	DVD-ROMドライブ (最下位さいかい機種きしゅのみCD-ROMドライブ)	CD-ROMドライブ	CD-RWドライブ
内蔵ないぞうモデム	V90対応たいおう、56Kbps
内蔵ないぞうイーサネット	10/100Base-T
Wi-Fi	IEEE802.11b AirMacカード対応たいおう（オプション）
I/F	（FireWireはDVモデルのみ）		-
	6ピンのFireWire ポート (IEEE 1394) ×2、6Wまでの電源でんげん供給きょうきゅうが可能かのう
	USB 1.1 ポート x 2
サイズ	H 38.1 x W 38.1 x D 43.5 cm
重量じゅうりょう	15.8kg
OS	Mac OS 8.6〜9.2.2	Mac OS 9.0.x〜9.2.2	Mac OS 9.1〜9.2.2		Mac OS 9.2.2
	（Mac OS X v10.4.11までで稼働かどう可能かのう）

iMac G4 (Flat Panel)

iMac (G4)

開発元かいはつもと	Apple Computer
種別しゅべつ	デスクトップ
CPU	PowerPC G4, 700 MHz - 1.25 GHz

2002年ねん1月がつにMacworld Conference & Expo/San Francisco 2002で発表はっぴょうされたiMacは、それまでとは全まったく異ことなるデザインでモデルチェンジされた。半球はんきゅう型がたの本体ほんたいから可動かどうアームが伸のび、その先さきに液晶えきしょうディスプレイが接続せつぞくされたオールインワンパソコン。この可動かどうアームによって液晶えきしょうディスプレイを自由じゆうな角度かくどに調整ちょうせいすることができる。スティーブ・ジョブズはこのiMacをsunflower（ヒマワリ）のようだと呼よんだ。音質おんしつを重視じゅうしした前ぜんモデルのコンセプトを引ひき継つぎ、本体ほんたいにはデジタルアンプとモノラルスピーカを内蔵ないぞう、デジタル接続せつぞくのステレオスピーカが付属ふぞくする。

発表はっぴょう当初とうしょは15インチディスプレイ搭載とうさいモデルのみであったが、2002年ねんに17インチワイドディスプレイ、2003年ねんには20インチワイドディスプレイを搭載とうさいしたモデルがラインナップに追加ついかされた。

項目こうもく	Flat Panel	May 03	Sep 03	USB 2.0
内蔵ないぞうディスプレイ	15インチ TFT液晶えきしょうディスプレイ 1,024x768, 視野しや角かく水平すいへい120°x垂直すいちょく90°, 輝度きど200cd/m2 コントラスト比ひ300:1
	N/A	17インチ TFT液晶えきしょうディスプレイ 1,440x900, 視野しや角かく水平すいへい120°x垂直すいちょく90°, 輝度きど200cd/m2 コントラスト比ひ300:1
	N/A			20インチ TFT液晶えきしょうディスプレイ 1,680x1050, 視野しや角かく水平すいへい170°x垂直すいちょく170°, 輝度きど230cd/m2 コントラスト比ひ350:1
CPU	PowerPC 7450	PowerPC 7455
CPUクロック周波数しゅうはすう	700MHz/800MHz	800MHz/1GHz	1GHz/1.25GHz
GPU	GeForce2 MX 32MB		N/A
	N/A	GeForce4 MX 32MB/64MB
		N/A	GeForce FX 5200 Ultra 64MB
ビデオ	ミニVGA 出力しゅつりょくポート
オーディオ	内蔵ないぞうスピーカ、内蔵ないぞう18Ｗデジタルアンプ、 Apple Pro Speakers用ようミニジャック
RAM	PC100 SDRAM, 128MB/256MB 最大さいだい1GB
HDD	40GB、また60GB 3.5インチ Ultra ATA100	60GB、また80GB 3.5インチ Ultra ATA100		80GB 3.5インチ Ultra ATA100
光学こうがくドライブ	CD-RWドライブまたは ComboDrive（DVD-ROM/CD-RW）またはSuperDrive（DVD-R/CD-RW）
モデム	V90対応たいおう、56Kbps
LAN	10/100Base-T
Wi-Fi	AirMacカード対応たいおう（オプション）	AirMac Extremeカード対応たいおうととBluetoothの内部ないぶサポート（オプション）
I/F	6ピンのFireWire ポート (IEEE 1394) ×2 (合計ごうけいで8Wまでの電源でんげん供給きょうきゅうが可能かのう) USB 1.1 ポート x 3			6ピンのFireWire ポート (IEEE 1394) ×2 (合計ごうけいで8Wまでの電源でんげん供給きょうきゅうが可能かのう) USB 2.0 ポート x 3
重量じゅうりょう	15インチモデル 9.7kg
	N/A	17インチモデル 10.4kg
	N/A			20インチモデル 18.2kg
OS	Mac OS 9.1〜9.2.2 （Mac OS X v10.4.11までで稼働かどう可能かのう）	Mac OS X v10.2〜Mac OS X v10.5.8

iMac G5

iMac G5

開発元かいはつもと	Apple Computer
種別しゅべつ	デスクトップ
CPU	PowerPC 970, 1.6 GHz - 2.1 GHz

iMac G5

2004年ねん8月がつ31日にちに、液晶えきしょう一いち体型たいけいで薄型うすがたの本体ほんたいとなった17インチ（1,440×900ドット、厚あつみは約やく5センチ）2モデル、ならびに20インチ（1,680×1,050ドット、厚あつみは約やく6センチ）1モデルのiMac G5合計ごうけい3モデルを発表はっぴょうした。 CPUにはPowerPC 970の1.6GHz, 1.8GHz、GPUにはGeForce 5200 Ultraが採用さいようされた。一見いっけん、ディスプレイに見みえる筐体きょうたいは、1つのアルミ製せいのスタンドで支ささえられており、筐体きょうたいの角度かくどを-5度どから25 度どまで傾かたむけることができる。

項目こうもく	17インチ：1.6GHz	17インチ：1.8GHz	20インチ：1.8GHz
LCD	17インチワイドスクリーン （1440×900ピクセル）		20インチワイドスクリーン （1680×1050ピクセル）
CPU	PowerPC 970
CPUクロック周波数しゅうはすう	1.6GHz	1.8GHz
二に次じキャッシュ	256KB
フロントサイドバス	533MHz	600MHz
メモリ	256MB 400MHz DDR SDRAM
GPU	GeForce 5200 Ultra（64MB、AGP 8X接続せつぞく）
Serial ATA ハードディスクドライブ	80GB		160GB
光学こうがくドライブ	スロットローディング方式ほうしき
	ComboDrive （DVD-ROM/CD-RW）	8倍ばい速そくSuperDrive （DVD-RW/CD-RW）
I/F	2基きのFireWire 400、3基きのUSB 2.0
ネットワーク	10/100BASE-T Ethernet
ワイヤレス	AirMac ExtremeワイヤレスネットワーキングとBluetoothの内部ないぶサポート （CTOオプション）

iMac G5 (Ambient Light Sensor)

2005年ねん5月3日にちに、CPUを1.8GHz, 2.0GHz、GPUをRadeon 9600搭載とうさいへと性能せいのうをアップしたiMac G5 (Ambient Light Sensor) シリーズを発表はっぴょう。

項目こうもく	17インチ：1.8GHz	17インチ：2.0GHz	20インチ：2.0GHz
LCD	17インチワイドスクリーン （1440×900ピクセル）		20インチワイドスクリーン （1680×1050ピクセル）
CPU	PowerPC 970
CPUクロック周波数しゅうはすう	1.8GHz	2.0GHz
二に次じキャッシュ	512KB
フロントサイドバス	600MHz	667MHz
メモリ	512MB 400MHz DDR SDRAM
GPU	ATI Radeon 9600（128MB、AGP 8X接続せつぞく）
Serial ATA ハードディスクドライブ	160GB		250GB
光学こうがくドライブ	スロットローディング方式ほうしき
	24倍ばい速そくComboDrive（DVD-ROM/CD-RW）	8倍ばい速そくSuperDrive (DVD+R DL/DVD±RW/CD-RW)
I/F	2基きのFireWire 400、3基きのUSB 2.0
ネットワーク	10/100/1000BASE-T（ギガビット）Ethernet
ワイヤレス	AirMac ExtremeワイヤレスネットワーキングとBluetooth内蔵ないぞう

iMac G5 (iSight)

2005年ねん10月12日にちに、アーキテクチャをPCI Express/DDR2 SDRAMベースに一新いっしんしiSightを内蔵ないぞうした、iMac G5 (iSight) シリーズを発表はっぴょう。 筐体きょうたいの構造こうぞうと内部ないぶ設計せっけいを全面ぜんめん変更へんこうし冷却れいきゃく性能せいのうが大幅おおはばに改善かいぜんされた。これがiMacシリーズ最後さいごのPowerPC搭載とうさい機きになり、その後ご外見がいけんを全まったく変かえずにインテルのCPUを搭載とうさいしたiMacの誕生たんじょうとなる。

項目こうもく	17インチ	20インチ
CPU	PowerPC 970FX
CPUクロック周波数しゅうはすう	1.9GHz	2.1GHz
二に次じキャッシュ	512KB
フロントサイドバス	633MHz	700MHz
メモリ	オンボード512MB DDR2-533 SDRAM （最大さいだい2.5GB）
GPU	ATI Radeon
	X600Pro	X600XT
VRAM	DDR 128MB （20インチのみCTOオプションで256MB）
Serial ATAハードディスクドライブ	160GB	250GB
光学こうがくドライブ	スロットローディング 8倍ばい速そく SuperDrive
ネットワーク	10/100/1000BASE-T（ギガビット）Ethernet

iMac (Intel Core Duo)

iMac (インテルベース)を参照さんしょう

iMac (Intel Core 2 Duo)

iMac (インテルベース)を参照さんしょう

iMac（Appleシリコン）

iMac (Appleシリコンベース)を参照さんしょう