サーブ 37 ビゲン

AJS 37

用途ようと：戦闘せんとう機き
- 対地たいち攻撃こうげき任務にんむ（AJ）
- 写真しゃしん偵察ていさつ（SF）
- 海上かいじょう監視かんし（SH）
- 複ふく座ざ練習れんしゅう機き（SK）
- 戦闘せんとう・攻撃こうげき（JA）
分類ぶんるい：STOL機き
製造せいぞう者しゃ：サーブ
運用うんよう者しゃ：スウェーデン（スウェーデン空軍くうぐん）
初はつ飛行ひこう：1967年ねん 2月がつ8日にち
生産せいさん数すう：331機き
- 108機き（AJ）
- 28機き（SF）
- 28機き（SH）
- 18機き（SK）
- 149機き（JA）
運用うんよう開始かいし：1971年ねん 6月21日にち
退役たいえき：2005年ねん 11月25日にち
運用うんよう状じょう況きょう：退役たいえき

サーブ 37 ビゲン（SAAB 37 Viggen）は、サーブ 35 ドラケンの後継こうけいとして、1970年ねんから1990年ねんにかけてスウェーデンのサーブによって生産せいさんされ、スウェーデン空軍くうぐんのみによって運用うんようされた戦闘せんとう機き。

対地たいち攻撃こうげき任務にんむ主体しゅたい型がたのAJ 37に始はじまり、偵察ていさつ型がたのSF 37, SH 37や戦闘せんとう任務にんむ主体しゅたい型がたのJA 37などへと派生はせいした。

なお、愛称あいしょうのViggenとは英語えいごのbolt（稲妻いなづま、電光でんこう）である。なお、日本語にほんごのカタカナ表記ひょうきとしてはヴィッゲンもある^[1]。

開発かいはつ

垂直すいちょく尾翼びよくを倒たおした状態じょうたい

ドラケンの後継こうけい機きの基礎きそ研究けんきゅうは1952年ねんから1957年ねんにかけて行おこなわれた。前作ぜんさくのドラケンに続つづき、核かく攻撃こうげきを受うけて主要しゅような航空こうくう基地きちが能力のうりょくを失うしなっても、通常つうじょうはシェルターに格納かくのうしておき、一旦いったん有事ゆうじには高速こうそく道路どうろのような非ひ正規せいきの滑走かっそう路ろからでも迎撃げいげき可能かのうな優すぐれたSTOL性せいを有ゆうする、堅牢けんろうな単発たんぱつ戦闘せんとう機きという開発かいはつ目標もくひょうが掲かかげられて、試作しさく機きは1964年ねんに製造せいぞう着手ちゃくしゅ、1967年ねんに初はつ飛行ひこうした。

超ちょう音速おんそく迎撃げいげき機きにSTOL性せいを付与ふよすることに初はじめて成功せいこうしたドラケンだったが、進すすむ空そらと同時どうじに幾いくつかの問題もんだい点てんが明あきらかになった。とくに、航続こうぞく距離きょり・滞空たいくう時間じかんの短みじかさ、完全かんぜん無む尾翼びよく機きゆえのスーパーストール癖へきによる飛行ひこう安定あんてい性せいの悪わるさ（当時とうじはフライ・バイ・ワイヤなどによるコンピュータ補正ほせいの技術ぎじゅつが未み発達はったつだったため、パイロットには特別とくべつに優すぐれた技量ぎりょうが要求ようきゅうされた）、離陸りりく時じに路面ろめん舗装ほそうを傷いためるために同おなじ場所ばしょへ帰投きとうできないことなどで、FMV（Försvarets materielverk, 防衛ぼうえい装備そうび局きょく（庁ちょう））は、ドラケンの優すぐれた能力のうりょくを維持いじしつつ、臨時りんじ滑走かっそう路ろが高温こうおんのジェット排気はいきによって損傷そんしょうしないよう小ちいさな迎むかえ角かくで離着陸りちゃくりくできる能力のうりょく、航続こうぞく距離きょりの延伸えんしん、マルチロール化かなど、更さらに過酷かこくな仕様しようを提示ていじした。

こうした地政学ちせいがく的てき要求ようきゅうを達成たっせいするため、ドラケンで世界せかい初はつのダブルデルタ形式けいしきの翼つばさ平面へいめん形がたを実用じつよう化かしたサーブ社しゃは、デルタ翼つばさにカナード（前ぜん翼つばさ）を付加ふかするという、またもや当時とうじとしては前例ぜんれいのない独自どくじ構成こうせいを選択せんたくした。無む尾翼びよく機きには高こう揚力ようりょく装置そうちの付加ふかが困難こんなんで、揚力ようりょくを大おおきくする必要ひつようがある際さいは大だい仰角ぎょうかくを取とる必要ひつようがある。だが機首きしゅを上あげるためにエレボンを上あげると、そのエレボンは同時どうじに揚力ようりょくを減少げんしょうさせる働はたらきをするという矛盾むじゅんがある。また仰角ぎょうかくを大おおきく取とると失速しっそくの危険きけんがあり、一般いっぱん道路どうろでの離着陸りちゃくりく時じにはジェットエンジンの高温こうおんの排気はいきで耐たい熱ねつ舗装ほそうが施ほどこされていない路面ろめんを溶とかしてしまう弊害へいがいもある。そこで主翼しゅよく前方ぜんぽうやや上方かみがたに小こぶりの翼つばさ（カナード）を配置はいちし、低速ていそく大だい仰角ぎょうかく時じに発生はっせいする主翼しゅよく上じょうの渦うず流りゅうを積極せっきょく的てきにコントロールすることで失速しっそくを回避かいひする。またカナードに昇降しょうこう舵かじを移動いどうする事ことにより、主翼しゅよく後ご縁えんの動どう翼つばさは純粋じゅんすいな補助ほじょ翼つばさとできるため、通常つうじょう尾翼びよく形式けいしきの主翼しゅよくと同様どうように高揚こうよう力りょく装置そうちを付加ふかすることが困難こんなんではなくなる。さらに、これによってエレボンを使用しようする際さいの矛盾むじゅんを回避かいひできるため、操縦そうじゅう性せいも改善かいぜんされた。この目論見もくろみは成功せいこうし、ビゲン以降いこう、カナードとデルタ翼つばさの組くみ合あわせは、ミラージュIIIを改良かいりょうしたクフィルや、第だい4世代せだいではビゲンの後継こうけい機きグリペンをはじめタイフーンやラファールなどの欧州おうしゅう機きを中心ちゅうしんに、他たのジェット戦闘せんとう機きの間あいだでも流行りゅうこうした。

比較的ひかくてき大だい面積めんせきのカナード自体じたいが常時じょうじ揚力ようりょくを発生はっせいする点てんは、一種いっしゅのタンデム翼つばさ機きということもできる。村落そんらくの牛舎ぎゅうしゃなどを摸もしたシェルターに格納かくのうするため全幅ぜんぷくが切きり詰つめられ、ドラケンと同様どうように同どう時代じだいの競合きょうごう機きに比くらべ一いち回まわり小型こがたに納おさめられた結果けっか、幾分いくぶん改善かいぜんされたとはいえ航続こうぞく距離きょりはさほど向上こうじょうしていない。また垂直すいちょく尾翼びよくを左側ひだりがわに倒たおす機構きこうも採用さいようし、山中さんちゅうに設もうけられたシェルターにも収おさまるように配慮はいりょされた。これは格納かくのうスペースの制約せいやくが多おおい艦載かんさい機きには採用さいよう例れいがあるが、陸上りくじょう機きではビゲンのみである。

JA 37のコックピット

アメリカとスウェーデン間あいだの軍事ぐんじ技術ぎじゅつ協力きょうりょくに基もとづき、ビゲンの開発かいはつに当あたってはアメリカからの技術ぎじゅつ供与きょうよが開始かいしされた。アメリカは安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくの一環いっかんとして、スウェーデン南西なんせい海岸かいがんに派遣はけん中ちゅうのポラリス SLBM搭載とうさい原子力げんしりょく潜水せんすい艦かんを防備ぼうびする強力きょうりょくなスウェーデン空軍くうぐんを望のぞんでいたが、その一方いっぽうで、世界せかい有数ゆうすうの超ちょう音速おんそく戦闘せんとう機きドラケンを自力じりき開発かいはつした中立ちゅうりつ国こくスウェーデンが、軍事ぐんじ産業さんぎょうを更さらに発展はってんさせ東側ひがしがわ諸国しょこくにも販路はんろを広ひろげることに楔くさびを打うち込こむ側面そくめんもあった。

動力どうりょくには低ていバイパス比ひターボファンエンジンRM8A (AJ 37) とRM8B (JA 37) を採用さいようしたが、これらは本来ほんらいボーイング727など民間みんかん旅客機りょかくき用ようのプラット&ホイットニー JT8Dに、スヴェンスカ・フリグモーター社しゃ（後のちにボルボ・フリグモーター、現げんボルボ・エアロ（2008年ねん現在げんざい））がアフターバーナーを後あと付つけるなどの改造かいぞうをしたものだった。これはJT8Dの原型げんけいである、J52（英語えいご版ばん）の輸出ゆしゅつ禁止きんし措置そち解除かいじょが果はたせなかったための苦肉くにくの措置そちである。

RM8Aではファンと低圧ていあつ圧縮あっしゅく機きがそれぞれ2, 4段だんであったが、RM8Bではそれぞれ3, 3段だんに変更へんこうされ、重量じゅうりょうと推力すいりょくがともに若干じゃっかん増大ぞうだいしている。また着陸ちゃくりく滑走かっそう距離きょりを短縮たんしゅくするため、制せい空そら戦闘せんとう機きでは極きわめて異例いれいなスラストリバーサー（逆ぎゃく噴射ふんしゃ装置そうち）を独自どくじ開発かいはつして追加ついかし、約やく500mという急きゅう制動せいどうを実現じつげんしている。このスラストリバーサーを地上ちじょうで動作どうささせれば自力じりきで後退こうたいも可能かのうであるため、転回てんかいできない道路どうろ上じょうに着陸ちゃくりくしても離陸りりくに必要ひつような距離きょりまで後退こうたいできる。ちなみに、アフターバーナーとスラストリバーサーの両方りょうほうをもつ戦闘せんとう機き・攻撃こうげき機きは、ビゲンとトーネードしかない。

滑走かっそう路ろほど状態じょうたいの良よくない道路どうろでの運用うんようと重量じゅうりょう対策たいさくのため、降着こうちゃく装置そうちは前部ぜんぶを並列へいれつ2輪りん、後部こうぶを直列ちょくれつ2輪りんとしている。

上記じょうきのような道路どうろ上じょうでの離着陸りちゃくりくを想定そうていした構造こうぞう強化きょうかと装備そうびの追加ついかにより大おおきさの割わりに重量じゅうりょうが増ふえ、離着陸りちゃくりくに耐たえられる強度きょうどを持もつ道路どうろは限かぎられていた。後継こうけいのグリペンでは機体きたいの小型こがた化かや装備そうびの簡素かんそ化か（スラストリバーサーの廃止はいしなど）によってSTOL性能せいのうよりも軽量けいりょう化かを重視じゅうししたことで、実際じっさいに運用うんようできる道路どうろが増ふえている。

派生はせい型がた

スウェーデン空軍くうぐん博物館はくぶつかんにある真紅しんくのビゲン

スウェーデン空軍くうぐんによる最初さいしょの運用うんよう部隊ぶたいは1972年ねんに第だい7航空こうくう団だん｢ソーテネス｣で編成へんせいされ、対地たいち攻撃こうげき任務にんむ中心ちゅうしん型がたのAJ 37を運用うんようした。A (attack) は攻撃こうげき、J (jakt) は戦闘せんとう任務にんむをそれぞれ表あらわしている。108機きのAJ 37と18機きの複ふく座ざ練習れんしゅう機き型がたSK 37 (skol) の引ひき渡わたしに続つづき、28機きの写真しゃしん偵察ていさつ型がたSF 37 (spaning foto) と28機きの海上かいじょう監視かんし型がたSH 37 (spaning havsövervakning) が引ひき渡わたされ、それぞれドラケンの偵察ていさつ型がた S 35 とランセンの偵察ていさつ型がた S 32C を代替だいたいした。ビゲン派生はせい型がたの最終さいしゅうタイプは迎撃げいげき（戦闘せんとう）任務にんむ中心ちゅうしん型がたのJA 37であり、1974年ねん 9月27日にちに初はつ飛行ひこうし、149機きが1980年ねんから1990年ねんにかけて引ひき渡わたされた。

ビゲンに対たいしては、コックピット周まわりと兵へい装そう関係かんけいを中心ちゅうしんに、何なん年ねんにも渡わたってさまざまな改修かいしゅうが行おこなわれたが、後継こうけい世代せだいであるJAS 39 グリペンの登場とうじょうとともに段階だんかい的てきに姿すがたを消けしていき、2005年ねん 11月25日にちの飛行ひこうを最後さいごに退役たいえきした。

輸出ゆしゅつの失敗しっぱい

SAABでは輸出ゆしゅつ型がたの『Saab 37E』を設定せっていし、『ユーロファイター』の愛称あいしょうでヨーロッパを始はじめ世界せかい各国かっこくに売うり込こみを行おこなっていた。運用うんよう柔軟じゅうなん性せいは非常ひじょうに高たかく評価ひょうかされ、アメリカでは軽量けいりょう戦闘せんとう機き計画けいかくの候補こうほの一角いっかくとしてその名なが挙あがり、共ともに狭隘きょうあいかつ平地ひらちの少すくない国土こくどである日本にっぽんを含ふくめ、世界中せかいじゅうで購入こうにゅう話ばなしが持もち上あがったが、結局けっきょく輸出ゆしゅつはなされず運用うんよう者しゃはスウェーデン空軍くうぐんのみに留とどまった。失敗しっぱいの理由りゆうとして、スウェーデン政府せいふが非ひ民主みんしゅ化か諸国しょこくに対たいする兵器へいき輸出ゆしゅつを比較的ひかくてき厳きびしく制限せいげんしたこと、買かい手て国こくがスウェーデンにとって好このましからぬ軍事ぐんじ的てき衝突しょうとつを起おこした際さいに継続けいぞく的てきなサポートや部品ぶひん供給きょうきゅうがなされるかという不安ふあん、大国たいこく（特とくにアメリカ）からの強つよい外交がいこう圧力あつりょくなどが挙あげられている。

インドへの輸出ゆしゅつが検討けんとうされていた1978年ねん、アメリカはRM8/JT8Dエンジンの再さい輸出ゆしゅつ（転売てんばい）許可きょかを与あたえないことで間接かんせつ的てきにビゲンの輸出ゆしゅつを妨害ぼうがいしたため、インド空軍くうぐんは代替だいたいとしてジャギュアを購入こうにゅうする結果けっかとなった。これと類似るいじしたケースとして、イスラエル製せいのクフィルも、アメリカがJ79エンジンの再さい輸出ゆしゅつ許可きょかを出ださなかったことが一因いちいんで、輸出ゆしゅつはエクアドル、コロンビア、スリランカの3ヶ国かこくに止とまっている。

航空こうくう自衛隊じえいたいも、ビゲンを第だい2次じF-Xの候補こうほの一ひとつに挙あげ調査ちょうさ団だんを派遣はけんしたが、対地たいち攻撃こうげきとSTOL性せいを重視じゅうしし航続こうぞく距離きょりを犠牲ぎせいにした設計せっけいであり、航続こうぞく性能せいのうを重視じゅうしする日本にっぽんの自衛隊じえいたいが求もとめる防空ぼうくう戦闘せんとう機きとしての能力のうりょくはドラケンを上回うわまわるものでないこと、当時とうじとしては革新かくしん的てきなデザインで特異とくいな飛行ひこう特性とくせいとされる一方いっぽうで詳細しょうさいが不明ふめい（当初とうしょは複ふく座ざ型がたがなく体験たいけん操縦そうじゅうをさせてもらえなかった）という不安ふあん、日本にっぽんでは馴染なじみの薄うすいスウェーデン語ごから翻訳ほんやくしたマニュアルの正確せいかく性せいという語学ごがく的てき障壁しょうへき、それに加くわえて上記じょうきの遠隔えんかくサービス体制たいせいが懸念けねんされた。最終さいしゅう的てきに航続こうぞく距離きょり・滞空たいくう時間じかんが短みじかすぎると判断はんだんされ採用さいようには至いたらなかった。しかしながら続つづく第だい3次じF-Xにおいても、一種いっしゅの当あて馬うまではあるが再ふたたび候補こうほ機きとして挙あげられているなど、永世えいせい中立ちゅうりつを国是こくぜとする国くにの開発かいはつした戦闘せんとう機きに対たいし、航空こうくう自衛隊じえいたいは関心かんしんを示しめしていた。

仕様しよう

AJ 37

諸しょ元もと

乗員じょういん: 1
全長ぜんちょう: 16.4 m （53 ft 9 in）
全高ぜんこう: 5.6 m （18 ft 4 in）
翼つばさ幅はば: 10.6 m（34 ft 9 in）
空虚くうきょ重量じゅうりょう: 11,800 kg （26,000 lb）
最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょう: 20,450 kg （45,100 lb）
動力どうりょく: スヴェンスカ・フリグモーター（当時とうじ）製せい RM8A JT-8D 低ていバイパス比ひターボファンエンジン
- ドライ推力すいりょく: 72.1 kN （16,200 lbf）6,690 kp × 1
- アフターバーナー使用しよう時じ推力すいりょく: 125.0 kN （28,110 lbf） × 1

性能せいのう

最大さいだい速度そくど: 2,231 km/h （1,259 kt）（高度こうど11,000 m（36,100 ft）時じ）
航続こうぞく距離きょり: 2,000 km （1,080 nm）
実用じつよう上昇じょうしょう限度げんど: 18,000 m （ft）

武装ぶそう

固定こてい武装ぶそう：エリコンKCA 30 mm 機関きかん砲ほう1門もん 150発はつ
ミサイル：
- RB 04E
- RB 05
- RB 75 マーベリック空そら対地たいちミサイル（AGM-65）
爆ばく弾だん： 120kg 爆ばく弾だん

テンプレートを表示ひょうじ

使用しようされている単位たんいの解説かいせつはウィキプロジェクト航空こうくう/物理ぶつり単位たんいをご覧らんください。

JA 37

諸しょ元もと

乗員じょういん: 1
全長ぜんちょう: 16.43 m （53 ft 9 in）
全高ぜんこう: 5.9 m （19 ft 4 in）
翼つばさ幅はば: 10.6 m（34 ft 9 in）
翼つばさ面積めんせき: 46 m² （500 ft²）
空虚くうきょ重量じゅうりょう: 12,200 kg （26,900 lb）
最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょう: 22,500 kg （49,600 lb）
動力どうりょく: スヴェンスカ・フリグモーター（当時とうじ）製せい RM8B JT-8D 低ていバイパス比ひターボファンエンジン
- ドライ推力すいりょく: 72.1 kN （16,200 lbf）7,350 kp × 1
- アフターバーナー使用しよう時じ推力すいりょく: 125.0 kN （28,110 lbf） × 1