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MIFES - Wikipedia

MIFES(マイフェス)は、メガソフト株式会社かぶしきがいしゃ販売はんばいしているテキストエディタである。1985ねんPC-9800シリーズMS-DOSもちい (MIFES-98) としてはじめて販売はんばいされ、2023ねん3がつ現在げんざいWindowsはん販売はんばいされている。MIL/W言語げんごばれるくみこみマクロ言語げんご実装じっそうしており、柔軟じゅうなんカスタマイズ可能かのうである。MS-DOSが主体しゅたいころには高速こうそくかつ高性能こうせいのうなスクリーンエディタとして非常ひじょうおおくの愛用あいようしゃがいた[よう出典しゅってん]

MIFES
開発元かいはつもと メガソフト
初版しょはん 1985ねん (39ねんまえ) (1985) [1]
最新さいしんばん
11.00 / 2023ねん2がつ14にち (15かげつまえ) (2023-02-14) [2]
対応たいおうOS Microsoft Windows
種別しゅべつ テキストエディタ
ライセンス プロプライエタリ
公式こうしきサイト www.megasoft.co.jp/mifes11/
テンプレートを表示ひょうじ

発売はつばい当初とうしょはソフトウェア開発かいはつ目的もくてきとしたエディタであったが、バージョンアップによって文書ぶんしょ作成さくせい機能きのう強化きょうかされ、バージョン9でCSV編集へんしゅうモード[3]、バージョン10でXML編集へんしゅうモード[4]追加ついかされた。またバイナリ編集へんしゅうモード、100GBまでのファイル編集へんしゅう、100までの同時どうじオープン、それにさまざまな文字もじコード対応たいおうしている。Windowsばんのバージョン8ではオンラインライセンス認証にんしょう必要ひつようになった。バージョン9ではライセンス条件じょうけんわり、1ライセンスで2だいのコンピューターとUSBメモリにインストールできるようになり、ライセンス認証にんしょう採用さいようされていない。

関連かんれん機能きのう

編集へんしゅう

自動じどうコード判定はんてい

編集へんしゅう

ファイルをひらくとき、内容ないよう調しらべて文字もじコードを判別はんべつし、Shift_JIS変換へんかんして表示ひょうじする機能きのう。バージョン7までは、ファイルをじるときには、本来ほんらい文字もじコードに変換へんかんして保存ほぞんできた。ただしShift_JISに変換へんかんして処理しょりおこなうためShift_JISであつかえない文字もじ編集へんしゅうできないという制限せいげん存在そんざいしたが、Windowsばんのバージョン8より内部ないぶ処理しょりがUnicodeに変更へんこうされShift_JISであつかえない文字もじあつかえるようになった。

なお、拡張子かくちょうしおうじてあらかじめ既定きてい文字もじコードを指定していしておくことも可能かのうである。

検索けんさく置換ちかん

編集へんしゅう

現在げんざい編集へんしゅうちゅうのファイルのなかから、指定していした文字もじれつ検索けんさくあるいは置換ちかんする。検索けんさく文字もじれつにはメタ文字もじワイルドカードおよび正規せいき表現ひょうげん)の指定してい可能かのう検索けんさく文字もじれつ一括いっかつハイライト表示ひょうじすることもできる。なお、正規せいき表現ひょうげん入力にゅうりょく支援しえんするためのGUIそなわっている。MIFES独自どくじ正規せいき表現ひょうげん方言ほうげんはややつよく、PerlECMAScriptなどのプログラム言語げんごやエディタの正規せいき表現ひょうげんれているユーザーはこの支援しえん機能きのうもちいると正規せいき表現ひょうげん完成かんせいさせるのがらくになる。

なお、MIFES 9からはこれまでのMIFES独自どくじ正規せいき表現ひょうげんくわえて、Perl形式けいしき正規せいき表現ひょうげんもサポートするようになった。以前いぜんのバージョンの独自どくじ正規せいき表現ひょうげんでは不可能ふかのうだった、直前ちょくぜんのパターンの指定してい回数かいすうかえし、および先読さきよみ/こうみの肯定こうてい否定ひていといった柔軟じゅうなんかつ強力きょうりょく正規せいき表現ひょうげん使つかうことができるようになる。

また、複数ふくすう文字もじれつくみいちにそれぞれ置換ちかんする「複数ふくすう置換ちかん機能きのうそなえている。

グローバル検索けんさく

編集へんしゅう

ディスクない指定していフォルダ以下いか存在そんざいするファイルのなかから、指定していした文字もじれつ検索けんさくして一覧いちらん表示ひょうじする。検索けんさく文字もじれつにはメタ文字もじ指定してい可能かのう検索けんさく結果けっか一覧いちらん表示ひょうじにおいて各行かくこうをダブルクリックすると、該当がいとうのファイルをひらいて該当がいとうくだり移動いどうするリンク機能きのうそなわっている。検索けんさくするファイルの拡張子かくちょうしおよびタイムスタンプ範囲はんい指定してい可能かのう

グローバル置換ちかん

編集へんしゅう

ディスクない指定していフォルダ以下いか存在そんざいするファイルのなかから、指定していした文字もじれつ検索けんさくして置換ちかんする。

文書ぶんしょ整形せいけい

編集へんしゅう

半角はんかく文字もじ全角ぜんかく文字もじ相互そうご変換へんかん、センタリング、引用いんよう挿入そうにゅうなどの整形せいけい機能きのう。バージョン9では、くだりのソート、くだり単一化たんいつかといった機能きのう追加ついかされている。

ファイル管理かんりツールとしてのファイラでは、MS-DOSじょうでのファイル一覧いちらん画面がめんじょうでファイル操作そうさができる。

ユーザーの一連いちれんのコマンド操作そうさ記録きろくして、マクロとして登録とうろくしておくことができるキーボードマクロ機能きのうそなえる。マクロは独自どくじコンパイル言語げんごMIL/Wで実装じっそうされており、マクロプログラム(マクロソース)はMIFESアプリケーション自体じたいによって自動じどう生成せいせいされるほか、ユーザーがマクロソースを記述きじゅつしてライブラリとして登録とうろくすることもできる。

バージョン管理かんりツールとの連携れんけい

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MIFESバージョン9では、バージョン管理かんりツールであるSubversionおよびMicrosoft Visual SourceSafe (VSS) との連携れんけい可能かのうとなっている。MIFESのGUIじょうから、SubversionあるいはVSSのチェックアウト・チェックイン(コミット)、比較ひかく履歴りれき表示ひょうじといった機能きのうにアクセスできる。なお、Microsoft Team Foundation Server(TFS)には対応たいおうしていない。

GUIのカスタマイズ

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MIFESは標準ひょうじゅんでタブMDI動作どうさをするが、オプションでSDI動作どうさえることも可能かのうである。

メニューバーツールバーコンテキストメニューのカスタマイズはもちろん、画面がめん各部かくぶいろやツールバーで使用しようされるアイコンイメージさえもカスタマイズ可能かのうとなっている。またユーザーが自由じゆうにコマンドをてて使用しようすることができる「ユーザー定義ていぎバー」を作成さくせいすることもできる。

カスタマイズ情報じょうほう項目こうもくごとにファイルでインポート/エクスポートが可能かのうとなっており、以前いぜんのバージョンで作成さくせいしたカスタマイズファイルをむこともできる。

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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外部がいぶリンク

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