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ネイチャー - Wikipedia

ネイチャー

イギリスの科学かがく学術がくじゅつ雑誌ざっし
Nature (journal)から転送てんそう

ネイチャー(Nature)は、イギリスロンドン拠点きょてん設立せつりつされた、国際こくさいてき週刊しゅうかん科学かがくジャーナルである。総合そうごう科学かがく学術がくじゅつ雑誌ざっしであり、科学かがく技術ぎじゅつ中心ちゅうしんとしたさまざまな学問がくもん分野ぶんやからの査読さどくみの研究けんきゅう雑誌ざっし掲載けいさいしている。国際こくさいてき科学かがく出版しゅっぱん会社かいしゃシュプリンガー・ネイチャー傘下さんかであり、米国べいこくヨーロッパアジア各国かっこく中核ちゅうかくてき編集へんしゅう事務所じむしょ設置せっちされている。2019 Journal Citation ReportsのScience Editionによると、世界せかいもっと引用いんようされている科学かがくジャーナルの1つであり(インパクトファクターは42.778)[1]世界せかいもっとまれ、もっと権威けんいのある学術がくじゅつジャーナルの1つになっている[2][3]。2012ねん現在げんざい、オンラインじょうではつきやく300まんのユニークアクセスがあった[4]

Nature 


略称りゃくしょう (ISO) None
学術がくじゅつ分野ぶんや 学際がくさい
言語げんご 英語えいご
詳細しょうさい
出版しゅっぱんしゃ Nature Research
シュプリンガー・ネイチャーいち部門ぶもん
出版しゅっぱんこく イギリス
出版しゅっぱんれき 1869ねん以降いこう継続けいぞく
出版しゅっぱん間隔かんかく 週刊しゅうかん
インパクトファクター 43.070(2019ねん
分類ぶんるい
ISSN 0028-0836 (印刷物いんさつぶつよう)
1476-4687 (ウェブよう)
外部がいぶリンク
プロジェクト:出版しゅっぱんPortal:書物しょもつ
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雑誌ざっしめい英語えいごで「自然しぜん」の意味いみ

1869ねんあき設立せつりつされたネイチャーは、科学かがく革新かくしんのための公開こうかいフォーラムとして、ノーマン・ロッキャーアレクサンダー・マクミランによって最初さいしょ配布はいふされ、20世紀せいきなかばにいたるまでにジャーナルの掲載けいさい範囲はんいおおきく拡大かくだいされた。雑誌ざっし記事きじおおくは学術がくじゅつ論文ろんぶんめ、解説かいせつ記事きじニュースコラムなどが掲載けいさいされている。記事きじ編集へんしゅうは、イギリスのNature Publishing Group (NPG) によっておこなわれている。1980年代ねんだい後半こうはんから1990年代ねんだい初頭しょとうにかけて、英国えいこくがい編集へんしゅうきょくのネットワークを構築こうちくし、10のあたらしい補足ほそくてき専門せんもん出版しゅっぱんぶつ設立せつりつし(れいネイチャージェネティクスネイチャーマテリアルズなど)、いずれもたかインパクトファクターつ。2000年代ねんだい後半こうはん以降いこう毎週まいしゅう専用せんよう社説しゃせつ時事じじのコラムの作成さくせい、および選挙せんきょによる承認しょうにんおこなわれている。ジャーナルの主要しゅよう情報じょうほうげん研究けんきゅうしゃであり、これは創立そうりつからわっていない。編集へんしゅうするさい基準きじゅんは、おも技術ぎじゅつてきみやすさに関係かんけいしている。各号かくごうには、科学かがくかい一般いっぱんてき関心かんしんっている記事きじ、つまりビジネスや資金しきん調達ちょうたつ科学かがく倫理りんり研究けんきゅう飛躍ひやくてき進歩しんぽといった内容ないよう掲載けいさいされる。また、書籍しょせき芸術げいじゅつみじかサイエンスフィクション物語ものがたりかんするセクションもある。

ネイチャーに掲載けいさいされるおも研究けんきゅうは、軽度けいど編集へんしゅうされた形式けいしき論文ろんぶん(アーティクル〔原著げんちょ論文ろんぶん〕またはレター〔書簡しょかん〕)が中心ちゅうしんである。文章ぶんしょうりょう制限せいげんがあるため、掲載けいさい論文ろんぶん非常ひじょう技術ぎじゅつてき内容ないよう密度みつどくなる場合ばあいおおい。科学かがくてきまたは技術ぎじゅつてき分野ぶんやにおける革新かくしん飛躍ひやくてき進歩しんぽとなるような研究けんきゅうは、レターやニュース記事きじのいずれかとしてジャーナルに掲載けいさいされる。ネイチャーに掲載けいさいされた論文ろんぶんたか研究けんきゅう水準すいじゅん維持いじしていることがおおく、国際こくさいてきにもたか評価ひょうかされる。一方いっぽうでネイチャーは社会しゃかいてきたか認知にんちされているがゆえに、学術がくじゅつ不正ふせい科学かがくてき方法ほうほう、およびニュース報道ほうどうあつかいについて、むかしから論争ろんそうきてきた。提出ていしゅつされた論文ろんぶんのうち、実際じっさい掲載けいさいされるものは8%未満みまんである[5]。2007ねん、ネイチャーはScience(サイエンス)ともに、アストゥリアス皇太子こうたいししょうコミュニケーションおよびヒューマニズム部門ぶもん受賞じゅしょうした[6][7]

ネイチャーに掲載けいさいされる論文ろんぶん学術がくじゅつてき評価ひょうかサイエンスならんでたかいが、会員かいいんからの寄付きふつサイエンスとはことなり、ネイチャーは商業しょうぎょうである。2013ねんノーベルしょう受賞じゅしょうしゃであるランディ・シェクマンがこのネイチャーとサイエンスセルの3商業しょうぎょう主義しゅぎおちいっていると批判ひはん絶縁ぜつえん宣言せんげんをした[8]

時代じだい背景はいけい

編集へんしゅう

19世紀せいき科学かがく数学すうがくおおきな進歩しんぽは、英語えいごだけでなく、ドイツフランス語ふらんすごかれたジャーナルに記録きろくされていた。19世紀せいき後半こうはんのイギリスは、テクノロジーや工業こうぎょうおおきな変化へんか進歩しんぽ経験けいけんした[9][10]。この時代じだい評価ひょうかたかかった科学かがくとしては王立おうりつ協会きょうかい審査しんさつき科学かがくがあり、アイザック・ニュートンマイケル・ファラデーチャールズ・ダーウィンなども寄稿きこうしていた。1850年代ねんだいから1860年代ねんだいにかけて、ポピュラーサイエンス定期ていき刊行かんこうぶつ倍増ばいぞうした[11]。このような刊行かんこうぶつは「科学かがく器官きかん」として機能きのうし、人々ひとびと科学かがくとをつな手段しゅだんとなっていた[11]

ネイチャーが刊行かんこうされた1869ねん以前いぜんから、当時とうじすでにこうしたるい定期ていき刊行かんこうぶつはいくつも存在そんざいしていた。たとえばネイチャーに先行せんこうしていたものとしてはRecreative Science: A Record and Remembrancer of Intellectual Observationげられる[12]。これは1859創刊そうかんで、当初とうしょ自然しぜんあつかうもので、のち物理ぶつり分野ぶんやでの観察かんさつてき科学かがく技術ぎじゅつてき主題しゅだいあつかうようになり、自然しぜんはあまりあつかわなくなった[13]。タイトルもなん変更へんこうされた[14]具体ぐたいてきには、'Intellectual Observer:A Review of Natural History、Microscopic Research、and Recreative Science' [15]、'Student and Intellectual Observer of Science、Literature、and Art'、などに変更へんこうされた[16]。この雑誌ざっしは、天文学てんもんがく考古学こうこがくなどのよりおおくの物理ぶつり科学かがくふくめることをこころみたが、Intellectual Observerはさらに拡大かくだいして文学ぶんがく芸術げいじゅつ内容ないようふくめるようになった[16]ほかにも、1862ねん創刊そうかんPopular Science Reviewは、Scientific SummaryやQuarterly Retrospectというタイトルのサブセクションを作成さくせいしてさまざまな科学かがく分野ぶんやをカバーし、最新さいしん科学かがく作品さくひんかんする書評しょひょう解説かいせつ掲載けいさいした[17]にイギリスで創刊そうかんされたジャーナルには、1864ねん創刊そうかんQuarterly Journal of Scienceや、1868ねん創刊そうかんScientific Opinionがある[16]。ネイチャーに内容ないようてき密接みっせつ関連かんれんするジャーナルとしては、1863ねん創刊そうかんThe Readerげられる。この雑誌ざっしはPopular Science Reviewと同様どうように、科学かがくコミュニティの外部がいぶ聴衆ちょうしゅう購読こうどくしてもらうことを目的もくてきとして、科学かがく以外いがいにも文学ぶんがく芸術げいじゅつ分野ぶんや範囲はんいふくまれていた[16]

しかしながら、このようなたりよったりの定期ていき刊行かんこうぶつは、結局けっきょくほとんどうまく成功せいこうしなかった。もっとながつづいたPopular Science Reviewですら20ねんしかつづかず1881ねん廃刊はいかんRecreative Scienceも、Student and Intellectual Observerも1871ねん廃刊はいかん。The Quarterly Journalは編集へんしゅうしゃ交替こうたいのち1885ねん廃刊はいかんThe Readerは1867ねん廃刊はいかんScientific Opinionは2ねんしかつづかず、1870ねん6がつ廃刊はいかんした[18]

創刊そうかん

編集へんしゅう
 
最初さいしょのタイトルページ、1869ねん11月4にち

このような時代じだい背景はいけいなかThe Reader失敗しっぱいからしばらくして、そのもと編集へんしゅうしゃだった天文学てんもんがくしゃノーマン・ロッキャー によって、ネイチャーが1869ねん11月4にち創刊そうかんされた[19]。ここでかかげられていたエピグラフは、ロマン詩人しじんウィリアム・ワーズワースのソネットしゅうだい36ばん「A VOLANT TRIBE OF BARDS ON EARTH ARE FOUND」(1823ねん)からの引用いんようである[20]

To the solid ground of Nature trusts the mind that builds for aye. (自然しぜん堅固けんご地盤じばんに、永久えいきゅうにきずきあげるしんたくす。)[21]

ネイチャーは、当初とうしょマクミランしゃによって所有しょゆう出版しゅっぱんされており、先行せんこうしていた定期ていき刊行かんこうぶつ同様どうように、「教養きょうようある読者どくしゃ科学かがくてき知識ちしき進歩しんぽについての、アクセス可能かのうフォーラム提供ていきょうする」ことをこころみたという[19]。Janet Browneによると、ネイチャーは「どう時代じだい科学かがくぐんとはくらものにならないほどポレミック (polemic) な目的もくてきの(つまり、討論とうろんいどんだり、議論ぎろんこすことが目的もくてきの)雑誌ざっしとしてまれ、そだてあげられた[22]

ネイチャーの初期しょきはんおおくは、XクラブX Club)とばれるグループのメンバーによってかれた記事きじ構成こうせいされていた。これは、その時代じだいくらべてリベラルで進歩しんぽてきで、やや物議ぶつぎかも科学かがくてき信念しんねんっていることでられる科学かがくしゃのグループであった[19]トマス・ヘンリー・ハクスリーによってはじめられたこのグループは、ジョセフ・ダルトン・フッカーハーバート・スペンサージョン・ティンダルなどの重要じゅうよう科学かがくしゃと、さらに5にん科学かがくしゃ数学すうがくしゃ構成こうせいされていた。これらの科学かがくしゃみなダーウィンの進化しんかろん共通きょうつう祖先そせん存在そんざいつよ支持しじしていた。この理論りろんは、19世紀せいき後半こうはんにおいては、より保守ほしゅてき科学かがくしゃグループのあいだおおくの批判ひはんけていた[23]。1966ねんから1973ねんまでと1980ねんから1995ねんまでのネイチャーの編集へんしゅうしゃであるジョン・マドックス英語えいごばんは、ジャーナルの100周年しゅうねん記念きねんばん祝賀しゅくがディナーで、おそらく読者どくしゃきつけたのはネイチャーのジャーナリズムの特質とくしつであるとべた。ここでう「ジャーナリズム」とは、「たがいに孤立こりつしている人々ひとびとあいだに、共同きょうどうたいとしての感覚かんかくつく方法ほうほうです。これは、Lockyerのジャーナルが最初さいしょからおこなったことです。」とべている[24]。さらにマドックスは、マクミランによる最初さいしょすう年間ねんかんのジャーナルの財政ざいせいてき支援しえんにより、ジャーナルがそれ以前いぜん科学かがくジャーナルよりも自由じゆう繁栄はんえい発展はってんすることを可能かのうにしたとべている[24]

編集へんしゅうちょう

編集へんしゅう

ネイチャーの創刊そうかんしゃであるノーマン・ロッキャーは、インペリアル・カレッジ・ロンドン教授きょうじゅであった。1919ねんに、リチャード・グレゴリーきょう編集へんしゅうちょう役職やくしょくがれ、国際こくさいてき科学かがくかいでネイチャーの確立かくりつ貢献こうけんした[25]王立おうりつ学会がっかいによるかれ死亡しぼう記事きじでは、「グレゴリーはつね科学かがく国際こくさいてき交流こうりゅう非常ひじょう興味きょうみっていました、そしてNatureのコラムでかれつね国際こくさい科学かがく組合くみあい活動かつどう説明せつめいおおくのスペースをあたえました」とべている[26]。1945ねんから1973ねんあいだに、ネイチャーの編集へんしゅうしゃは3交替こうたいした。最初さいしょは、1945ねんにA・J・VゲイルとL・J・Fブリンブル英語えいごばんかれは1958ねん単独たんどく編集へんしゅうしゃになった)、つぎに1965ねんジョン・マドックス、1973ねんデビッド・デイビスへと変更へんこうされた[25]。1980ねんに、マドックスは編集へんしゅうしゃとしてもどり、1995ねんまでその地位ちい維持いじした。フィリップ・キャンベルは、2018ねんまですべてのネイチャー出版しゅっぱんぶつ編集へんしゅうちょうになった。それ以降いこう編集へんしゅうちょうは、マグダレーナ・スキッパーである[25]

拡張かくちょう開発かいはつ

編集へんしゅう

1970ねん、ネイチャーは最初さいしょにワシントン事務所じむしょ開設かいせつした。その支店してんは、1985ねんにニューヨーク、1987ねん東京とうきょうとミュンヘン、1989ねんにパリ、2001ねんにサンフランシスコ、2004ねんにボストン、2005ねん香港ほんこん開設かいせつされた。1971ねんジョン・マドックス編集へんしゅうした、ジャーナルはNature Physical Sciences月曜日げつようび発行はっこう)、Nature New Biology水曜日すいようび発行はっこう)、Nature金曜日きんようび発行はっこう)に分割ぶんかつされた。1974ねん、マドックスは編集へんしゅうしゃではなくなり、ジャーナルはネイチャーに統合とうごうされた[27]。1980年代ねんだいから、ジャーナルは大幅おおはば拡張かくちょうされ、10をえるあたらしいジャーナルが発行はっこうされました。これらのあたらしいジャーナルはネイチャー・リサーチ英語えいごばん(1999ねんにNature Publishing Groupとして設立せつりつ)を構成こうせい し、NatureNature Researchジャーナルぐん英語えいごばん、Stockton Press Specialist Journals、Macmillan Reference(NPG Referenceに改名かいめい)がふくまれている。1996ねんにネイチャーは独自どくじのウェブサイトを作成さくせい[28]、1999ねんにNature Publishing Groupは一連いちれんNature Reviews創刊そうかんした[29]現在げんざい、ネイチャーのウェブサイトでは、無料むりょう閲覧えつらん可能かのう記事きじ論文ろんぶんほか、サイトへのプレミアムアクセスの購入こうにゅう必要ひつよう記事きじ論文ろんぶん混在こんざいしている。2012ねん現在げんざい、ネイチャーはつきやく300まんにんのオンラインからのユニークアクセスがある[30]

2008ねん10がつ30にち、ネイチャーは2008ねんアメリカ大統領だいとうりょう選挙せんきょでの選挙せんきょ運動うんどうちゅうバラク・オバマ支持しじし、はじめてアメリカの大統領だいとうりょう候補こうほ支援しえんした[31][32]。2012ねん10がつアラビアばん雑誌ざっしが、アブドゥルアズィーズおう科学かがく技術ぎじゅつ都市とし英語えいごばん提携ていけいして発行はっこうされ、リリース時点じてんやく1まんにん加入かにゅうしゃがあった[33]。2014ねん12月2にち、 ネイチャーは、購読こうどくしゃ選択せんたくしたメディアアウトレットのグループがリンクを共有きょうゆうできるようにし、ジャーナルのコンテンツへの無料むりょうの「専用せんよう」アクセスを許可きょかすると発表はっぴょうした。これらの記事きじは、デジタル著作ちょさくけん管理かんりシステムReadCube(Macmillanの子会社こがいしゃであるDigital Scienceが資金しきん提供ていきょう)を使用しようして掲載けいさいされており、読者どくしゃがコンテンツをダウンロード、コピー、印刷いんさつ、またはその方法ほうほう配布はいふすることは許可きょかされていない。ある程度ていど記事きじへの無料むりょうのオンラインアクセスが提供ていきょうされているが、さい利用りよう配布はいふ制限せいげんがあるため、完全かんぜんオープンアクセスとはなっていない[34][35]。2015ねん1がつ15にち、Springer Science + BusinessMediaとの合併がっぺいあん詳細しょうさい発表はっぴょうされた[36]

2015ねん5がつシュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディアホルツブリンク・パブリッシング・グループネイチャー・パブリッシング・グループパルグレイブ・マクミラン英語えいごばんしゃ、およびマクミラン・エデュケーション英語えいごばんの4しゃ合併がっぺいにより誕生たんじょうしたスプリンガー・ネイチャー傘下さんかになった[37]。 2011ねん以来いらい年次ねんじ評価ひょうか一環いっかんとして、そのとしにおける「今年ことしの10にん」(Nature's 10)を発表はっぴょうしている[38][39]

出版しゅっぱんじょうきょう

編集へんしゅう
 
2013ねんから2014ねんまでのNatureの記事きじたいする2015ねん記事きじごとの引用いんよういがんだ曲線きょくせん

べつ学術がくじゅつ雑誌ざっしであるサイエンスによると、ネイチャーに掲載けいさいされることは、学術がくじゅつかい一定いってい権威けんいつことがられている[40]とく論文ろんぶん頻繁ひんぱん引用いんようがされやすくなり、昇進しょうしん助成じょせいきん獲得かくとく主流しゅりゅうメディアからの注目ちゅうもくにつながる可能かのうせいがある。このようなせいのフィードバック効果こうかのために、ネイチャーやそのもっとちか競争きょうそう相手あいてであるサイエンスのような高水準こうすいじゅんのジャーナルに掲載けいさいするための科学かがくしゃあいだ競争きょうそう非常ひじょうはげしい。ネイチャーのインパクトファクターは、トムソンISIによると2015ねんには38.138であった[41][42]。ただしおおくのほかのジャーナルと同様どうように、ほとんどの論文ろんぶんは、インパクトファクターがしめすよりもはるかにすくない回数かいすうした引用いんようされない[43]。ネイチャーのジャーナルインパクトファクターにはロングテール傾向けいこうがある[44]

のほとんどの専門せんもん科学かがく雑誌ざっし同様どうように、論文ろんぶん編集へんしゅうしゃによる最初さいしょ選別せんべつけ、その査読さどく(ピアレビュー)がおこなわれる。ネイチャーの場合ばあい話題わだいせいのある主題しゅだいあつかっており、その特定とくてい分野ぶんや十分じゅうぶん画期的かっきてきであると判断はんだんされた場合ばあいにのみ、レビューの段階だんかいすすむことができる。そのため、提出ていしゅつされた論文ろんぶんだい部分ぶぶんは、レビューされず掲載けいさい拒否きょひされることになる。

ネイチャーの最初さいしょ信条しんじょうは、以下いかとおりである。

It is intended, FIRST, to place before the general public the grand results of Scientific Work and Scientific Discovery; and to urge the claims of Science to a more general recognition in Education and in Daily Life; and, SECONDLY, to aid Scientific men themselves, by giving early information of all advances made in any branch of Natural knowledge throughout the world, and by affording them an opportunity of discussing the various Scientific questions which arise from time to time.[45]

これは、のち以下いかのように改訂かいていされた。

First, to serve scientists through prompt publication of significant advances in any branch of science, and to provide a forum for the reporting and discussion of news and issues concerning science. Second, to ensure that the results of science are rapidly disseminated to the public throughout the world, in a fashion that conveys their significance for knowledge, culture and daily life.[46]

特筆とくひつすべき掲載けいさい記事きじ

編集へんしゅう

画期的かっきてき論文ろんぶん

編集へんしゅう

近代きんだいにおけるもっと重要じゅうよう科学かがくてき進歩しんぽおおくは、ネイチャーで最初さいしょ発表はっぴょうされてきた。たとえば、これまでにノーベルしょう受賞じゅしょうした研究けんきゅう業績ぎょうせきおおくは、ネイチャーに掲載けいさいされてきた。以下いかは、ネイチャーで公開こうかいされた科学かがくてき大発見だいはっけんなかから、いずれも重大じゅうだい結果けっかをもたらしたものをえらび、掲載けいさいされた論文ろんぶん引用いんようぶん掲載けいさいしたものである。

日本人にっぽんじんのさきがけてき寄稿きこう

編集へんしゅう

南方みなかた熊楠くまぐすが1892 - 1900ねんのイギリス滞在たいざいちゅういた、「極東きょくとう星座せいざ」をはじめとするなんてんもの論文ろんぶんが『ネイチャー』に掲載けいさいされた[47]当時とうじ日本人にっぽんじん寄稿きこうは、南方なんぽう論文ろんぶんのぞけばせいぜい1てんしかなかった、という[注釈ちゅうしゃく 1][47]生涯しょうがいにわたって『ネイチャー』に掲載けいさいされた熊楠くまぐす論文ろんぶんは51ほんにものぼり、これは日本人にっぽんじんとしてはもちろん、単独たんどくめい論文ろんぶん掲載けいさいとしては歴代れきだい投稿とうこうしゃなかでの最高さいこう記録きろくであるという[49]

20世紀せいき初版しょはん発表はっぴょうされたユニークな論文ろんぶん

編集へんしゅう

歴史れきしふし解説かいせつしたように、『ネイチャー』はもともと、polemicalな(定説ていせつ異論いろんとなえ、議論ぎろんいど姿勢しせいの)ものとしてまれ、そだてられたものであり、近年きんねんでもそうした姿勢しせい方針ほうしん掲載けいさいされている論文ろんぶんがある。

  • ユリ・ゲラー - Targ R. & Puthoff H., "Information transmission under conditions of sensory shielding", Nature 251, 602-607 (1974).
    • 先行せんこうコラムとして"Challenge to Scientist", Nature 246, 114, (1973) がある。ほん論文ろんぶん掲載けいさい是非ぜひについては編集へんしゅうないでも議論ぎろんび、Nature 251, 559-560 (1974) に「議論ぎろん研究けんきゅう掲載けいさい価値かちがある」として掲載けいさいされている。この問題もんだいNature 254, 470-473 (1975) でも再度さいどげられている。
  • ネッシー - "Naming the Loch Ness monster", Nature 258, 466-468 (1975).
    • これは論文ろんぶんでなくコラム記事きじである。
  • ホメオパシー - Davenas, E., Beauvais, F., Amara, J., Oberbaum, M., Robinzon, B., Miadonna, A., Tedeschi, A., Pomeranz, B., Fortner, P., Belon, P., Sainte-Laudy, J., Poitevin, B. & Benveniste, J., "Human basophil degranulation triggered by very dilute antiserum against IgE", Nature 333, 816-818 (1988).

論争ろんそう

編集へんしゅう

2017ねんに、ネイチャーは「歴史れきしじょう人物じんぶつ彫像ちょうぞう削除さくじょすることは歴史れきししろりするリスクがある:科学かがく過去かこしめすことで間違まちがいをみとめなければならない」('Removing Statues of Historical figures risks whitewashing history: Science must acknowledge mistakes as it marks its past')という社説しゃせつ発表はっぴょうした。この記事きじでは、倫理りんりてき虐待ぎゃくたいてき拷問ごうもんてき歴史れきし科学かがくしゃたたえる彫像ちょうぞう配置はいち維持いじかんして、コメントをべている。具体ぐたいてきには、インフォームドコンセント実施じっしせずアフリカけいアメリカじん女性じょせい奴隷どれい実験じっけんした「婦人ふじんちち」であるジェイムズ・マリオン・シムズと、タスキギー梅毒ばいどく実験じっけん監督かんとくしたトーマス・パーラン・ジュニアげた。かれた社説しゃせつは、そのような彫像ちょうぞう破棄はきし、名前なまえ消去しょうきょすると、「歴史れきししろりする」リスクがあると主張しゅちょうし、「いたみをともなうリマインダーを削除さくじょするのではなく、むしろおそらくこれらを補足ほそくする必要ひつようがある」とべた。この記事きじおも攻撃こうげきてき不適切ふてきせつ人種じんしゅ差別さべつ主義しゅぎしゃから閲覧えつらんされ、おおきな抗議こうぎこし、Natureによってすぐに修正しゅうせいされた[50]。ネイチャーは、最初さいしょかれた記事きじが「不快ふかい言葉ことば不十分ふじゅうぶん」であることをみとめ、いくつかの回答かいとうしょ発表はっぴょうした[51]。この社説しゃせつバージニアしゅうシャーロッツビルユナイト・ザ・ライト集会しゅうかいすうひゃくにん白人はくじん至上しじょう主義しゅぎもの行進こうしん、ロバートE.リーのぞう撤去てっきょ反対はんたいし、街頭がいとうでの暴力ぼうりょくこし、わか女性じょせい殺害さつがいした直後ちょくごおこなわれた。NatureがTwitter社説しゃせつへのリンクを投稿とうこうしたとき、スレッドはすぐに批判ひはん炎上えんじょうし、それにおうじて何人なんにんかの研究けんきゅうしゃはボイコットを要求ようきゅうした[52]。2017ねん9がつ18にち社説しゃせつはジャーナルの編集へんしゅうしゃであるフィリップ・キャンベルによって更新こうしんおよび編集へんしゅうされた[53]

ポール・ラウターバーピーター・マンスフィールドノーベル生理学せいりがく医学いがくしょう受賞じゅしょうしたさいに、最初さいしょ研究けんきゅう論文ろんぶんがネイチャーによって却下きゃっかされ、ラウターバーが却下きゃっかたいして反論はんろんしたのち発表はっぴょうされたという経緯けいいまえ、ネイチャーは「査読さどくによる採択さいたくへの対処たいしょ」(Coping with Peer Rejection)というタイトルの社説しゃせつ論文ろんぶん却下きゃっかすることにおける自身じしん失敗しっぱいおおくをみとめた。

わたしたちの歴史れきしなかには、まぎれもない失態しったいがあります。チェレンコフ放射ほうしゃ湯川ゆかわ秀樹ひでき中間子ちゅうかんしヨハン・ダイゼンホーファーロベルト・フーバーハルトムート・ミヒェル光合成こうごうせいかんする研究けんきゅう、そしてスティーブン・ホーキングブラックホール放射ほうしゃ最初さいしょ拒絶きょぜつされた(しかし最終さいしゅうてきにはれられた)ことなどです。[54]

1988ねん6がつ編集へんしゅうしゃによる1ねんちかくの査読さどくのち、ネイチャーは、非常ひじょう希薄きはく抗体こうたい血清けっせい存在そんざいヒトこう塩基えんきだまだつ顆粒かりゅう研究けんきゅうしたジャック・バンヴェニストかれのチームの研究けんきゅう詳述しょうじゅつした物議ぶつぎかも一見いっけん異常いじょう論文ろんぶん発表はっぴょうした[55]。この論文ろんぶんは、1分子ぶんし未満みまん抗体こうたいがヒトこう塩基えんきだま免疫めんえき応答おうとうこし、質量しつりょう作用さよう物理ぶつり法則ほうそくはんする可能かのうせいがあると結論けつろんけていた。この論文ろんぶんは、おもかれらの研究けんきゅうホメオパシー医療いりょう会社かいしゃからの資金しきん提供ていきょうもとめていたため、パリでメディアの注目ちゅうもくあつめた。公的こうてき調査ちょうさにより、ネイチャーはバンヴェニストの研究けんきゅうしつだい規模きぼかつ厳格げんかく実験じっけんてき反復はんぷく英語えいごばんし、それによってかれのチームの結果けっか反駁はんばくされた[56]

そのもっと有名ゆうめい発見はっけんの1つであるワトソンクリックの1953ねんDNA構造こうぞうかんする論文ろんぶん英語えいごばんでは、ネイチャーは査読さどくおこなわなかった。編集へんしゅうしゃジョン・マドックスは、「ワトソンとクリックの論文ろんぶんはNatureで査読さどくされなかった。...そのただしさは自明じめいであった。…現場げんばはたらいているレフリーはだれも、その構造こうぞうたらなにくちすことはできなかったでしょう。」とべている[57]

エンリコ・フェルミベータ崩壊ほうかいよわ相互そうご作用さよう理論りろんかんする画期的かっきてき論文ろんぶん提出ていしゅつしたときに、ネイチャーはその論文ろんぶん現実げんじつからかけはなれているとかんがえ、その論文ろんぶん拒否きょひした[58]。フェルミの論文ろんぶんは、1934ねんツァイトシュリフト・フュア・フィジークから発表はっぴょうされた[59]

ネイチャーは中国ちゅうごく武漢ぶかん人種じんしゅ差別さべつてき攻撃こうげきみちびいた可能かのうせいのある、COVID-19パンデミックかんする最初さいしょ報道ほうどうについて謝罪しゃざいした[60][61]

撤回てっかい

編集へんしゅう

ネイチャーへの掲載けいさいたか社会しゃかいてき栄誉えいよられる一方いっぽうで、偽造ぎぞう捏造ねつぞうふく不正ふせい論文ろんぶん掲載けいさいされることもあり、その運営うんえい方法ほうほう議論ぎろんされる機会きかいおおい。たとえば過去かこに、不正確ふせいかく掲載けいさいした論文ろんぶん撤回てっかいされている[62]。データの捏造ねつぞう理由りゆうとして、2013ねんにも不正ふせい論文ろんぶん撤回てっかいされた[63]。2000ねんから2001ねんにかけて、ヘンドリック・シェーンによって発表はっぴょうされた5つの一連いちれん論文ろんぶんがネイチャーに掲載けいさいされたが、この半導体はんどうたいかんする論文ろんぶんには、改竄かいざんされたデータやその科学かがくてき詐欺さぎふくまれていることがあきらかになった。2003ねん、ネイチャーは論文ろんぶん撤回てっかいした。シェーンのスキャンダルはネイチャーに限定げんていされておらず、サイエンスフィジカル・レビューなどのほか著名ちょめいなジャーナルも、シェーンによる論文ろんぶん撤回てっかいした[64]

また、コピー・アンド・ペースト流用りゅうよう加工かこう大量たいりょうにあり一見いっけんしてあきらかな捏造ねつぞう隠蔽いんぺい撤回てっかい回避かいひのための虚偽きょぎ訂正ていせいであったにもかかわらず、過失かしつという著者ちょしゃ虚偽きょぎ説明せつめい鵜呑うのみにして、訂正ていせい公告こうこく過失かしつ表明ひょうめいし、虚偽きょぎ内容ないよう大量たいりょう訂正ていせいおこなことがある[65]たとえば加藤かとう茂明しげあきもと東京大学とうきょうだいがく分子ぶんし細胞さいぼう生物せいぶつがく研究所けんきゅうじょ教授きょうじゅ)はネイチャー論文ろんぶんで「捏造ねつぞう改竄かいざんうたがいを把握はあくしていながら、当該とうがい論文ろんぶん撤回てっかい回避かいひするためにその隠蔽いんぺいはかり、関係かんけいしゃ画像がぞう実験じっけんノートの捏造ねつぞう改竄かいざん指示しじし、事実じじつことなる内容ないよう学術がくじゅつ編集へんしゅうしゃ回答かいとうするなど、きわめて不当ふとう対応たいおうをとっていた」[66]

このような杜撰ずさん審査しんさ不正ふせい隠蔽いんぺい片棒かたぼうかつ出版しゅっぱんしゃ大量たいりょう訂正ていせい掲載けいさいたいし、日本にっぽん分子生物学ぶんしせいぶつがくかい研究けんきゅう倫理りんりのフォーラムで大量たいりょう訂正ていせい一種いっしゅ査読さどくシステム違反いはんであり、から大量たいりょう訂正ていせいできるならば、査読さどくしゃがデータの公正こうせいさや結論けつろんただしさを判断はんだんすることができないという指摘してきがあったが、ネイチャー編集へんしゅうしゃ論文ろんぶん主旨しゅし結論けつろんただしいかどうかで撤回てっかいかどうかを判断はんだんするという回答かいとうであった[67]

ひがし大分おおいた生研せいけん明白めいはくなコピペ捏造ねつぞう大量たいりょう訂正ていせいによる隠蔽いんぺいこう同様どうよう明白めいはくなコピペ捏造ねつぞう掲載けいさいかえされている[68][69]

サイエンスフィクション

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1999ねん、ネイチャーはサイエンス・フィクション短編たんぺん小説しょうせつ出版しゅっぱん開始かいしした。ビネット英語えいごばんはFuturesとばれるシリーズで印刷いんさつされている。物語ものがたりは1999ねんと2000ねんに、また2005ねんと2006ねん登場とうじょうし、2007ねん7がつから毎週まいしゅう登場とうじょうしている[70]姉妹しまいNature Physicsも、2007ねんと2008ねん記事きじ印刷いんさつした[71]。2005ねんNatureは、Futuresシリーズで欧州おうしゅうサイエンスフィクション協会きょうかい最優秀さいゆうしゅう出版しゅっぱんしゃしょう受賞じゅしょうした。1999ねんから2006ねんまでの100のネイチャーストーリーが、2008ねんFutures from Natureコレクションとして出版しゅっぱんされた[72]。また、続編ぞくへんとなるFutures from Nature 2は、2014ねん公開こうかいされた[73]

関連かんれん出版しゅっぱんぶつ

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ネイチャーは、学術がくじゅつ雑誌ざっし雑誌ざっし、オンラインデータベース、および科学かがく医学いがく関連かんれんするサービスをにな国際こくさいてき科学かがく出版しゅっぱん会社かいしゃであるシュプリンガー・ネイチャーe一部いちぶもんとして、英国えいこく編集へんしゅうおよび発行はっこうされている。ネイチャーは、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントンDC、ボストン東京とうきょう香港ほんこん、パリ、ミュンヘンベイジングストークにオフィスをかまえている。Nature Researchは専門せんもん雑誌ざっしとして、ネイチャー ニューロサイエンスネイチャー バイオテクノロジーネイチャー メソッドネイチャー クリニカルプラクティスネイチャー ストラクチュラル&モレキュラーバイオロジーネイチャー ケミストリーネイチャー レビューシリーズ、などの雑誌ざっしシリーズを出版しゅっぱんしている。

2005ねん以降いこう、ネイチャーの各号かくごうにはNature Podcast[74]付属ふぞくしており、そのごうのハイライトと、記事きじ著者ちょしゃおよび研究けんきゅうをカバーするジャーナリストへのインタビュー、およびネイチャーの編集へんしゅうしゃとジャーナリストからのニュースレポートを特集とくしゅうしている。ケンブリッジ大学けんぶりっじだいがく臨床りんしょうおよびウイルス学者がくしゃであるクリス・スミス英語えいごばんザ・ネイキッド・サイエンティスツ英語えいごばんによってネイチャーポッドキャストが設立せつりつされ、最初さいしょの100かいのエピソードが生成せいせいされ発表はっぴょうされた。

2007ねんには、Nature Publishing Groupは、American Society of Clinical Pharmacology & Therapeuticsの公式こうしき雑誌ざっしであるClinical Pharmacology & Therapeutics、the American Society of Gene Therapy'sの公式こうしき雑誌ざっしであるMolecular Therapy、そしてInternational Society for Microbial Ecology (ISME) Journal公開こうかいした。Nature Publishing Groupは、2007ねんNature Photonicsを、2008ねんNature Geoscienceげた。Nature Chemistryは、2009ねん4がつ創刊そうかんごう発行はっこうした。

Nature Researchはセルフアーカイビングプロセスを積極せっきょくてきにサポートしており、2002ねんには、著作ちょさくけん譲渡じょうと要求ようきゅうするのではなく、公開こうかい独占どくせんてきライセンスを要求ようきゅうすることにより、著者ちょしゃ個人こじんのWebサイトに投稿とうこう投稿とうこうできるようにした最初さいしょ出版しゅっぱんしゃの1つである。2007ねん12月、Nature Publishing Groupは、生物せいぶつのゲノムのいち配列はいれつはじめて公開こうかいするNatureジャーナルの記事きじたいして、クリエイティブ・コモンズの帰属きぞく-営利えいり-継承けいしょう移植いしょくライセンスを導入どうにゅうした[75]

2008ねん、ネイチャーの記事きじのコレクションは、ジョン・S・パーティントンによって、「HGウェルズインネイチャー」(H. G. Wells in Nature)というタイトルで編集へんしゅうされた。1893ねんから1946ねん:レセプションリーダーであり、ピーターラングによって出版しゅっぱんされた[76]

2015ねん合併がっぺいは、ネイチャー・パブリッシング・グループは解散かいさんし、その|Nature Researchとなった。

ネイチャーの購読こうどく

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Nature Materials、Nature Researchの専門せんもんジャーナル、2018ねん

サイエンスPNASなどのほか総合そうごう学術がくじゅつが、オンライン限定げんていアクセス、つまり媒体ばいたい配信はいしんせずにオンラインのアクセスのみの配信はいしん方法ほうほうみとめるわりに安価あんか記事きじ閲覧えつらん可能かのうとする配慮はいりょをしているのにたいし、ネイチャーの場合ばあいは、日本にっぽん国内こくないけには「オンライン限定げんていのアクセスに限定げんていするかわりに安価あんか論文ろんぶん購読こうどくできるオプション」はない。2011ねんから、iPadようのアプリを使つかえば安価あんか定期ていき購読こうどくできるようになった[77]

ネイチャーを個人こじん購読こうどくした場合ばあいには、オンラインアクセスの権利けんり付与ふよされるが、この権利けんりきわめて限定げんていてきである。個人こじん購読こうどく場合ばあい、オンラインアクセスはやく10ねんまえから現在げんざいまで(2008ねん時点じてんでは1997ねんから2008ねん)に発行はっこうされた記事きじ限定げんていされる。これ以前いぜん記事きじはNature Archiveのあつかいとなる[78][79]

2016ねん現在げんざい、Nature Archiveは下記かきの2種類しゅるい分類ぶんるいされる。

日本にっぽんでネイチャーを購読こうどくした場合ばあいにはNature Archiveへのオンラインアクセスけん存在そんざいしないことは、日本語にほんごのSubscriptionフォームじょうには明記めいきされず、曖昧あいまいにされていて[80]個人こじんけにはFAQにおいて、英国えいこく本社ほんしゃのサイトをみるように指示しじされているのみである。つまり、個人こじんけには、10ねん以上いじょうまえ論文ろんぶんへの安価あんかなアクセス手段しゅだんは、事実じじつじょうない。対照たいしょうてきに、サイエンスの場合ばあい個人こじんけのオンライン限定げんていアクセスを購入こうにゅうした場合ばあい定価ていかぜいき)で$199だが、つね割引わりびき状態じょうたいであり(学生がくせいポスドクなら1まんえん/とし以下いか、そのは1まんえん/とし程度ていど可能かのう)、創刊そうかん以降いこうすべての記事きじむことが可能かのうである。PNAS場合ばあいには、10ねん以上いじょうまえ記事きじ無料むりょうだれでもアクセス可能かのうである。論文ろんぶん1個いっこ1個いっこ個別こべつ閲覧えつらんする場合ばあい価格かかくは、~18$/記事きじ とされているが、原著げんちょ論文ろんぶん (Article) の場合ばあいには30$/記事きじである。アクセスけんは7日間にちかんかぎ有効ゆうこうで、それ以降いこう消滅しょうめつする[81]

また、日本にっぽん国内こくないでのネイチャーの購読こうどく価格かかく米国べいこくでの購読こうどくくらきわめて高価こうかである。米国べいこくない在住ざいじゅう場合ばあいぜいきで$199/としやく2まんえん/とし)である[82]のにたいし、日本にっぽん国内こくないでは個人こじん5.35まんえん/とし 程度ていどかかる[83]。この価格かかくは、総合そうごう学術がくじゅつ価格かかくくらべても大幅おおはば高価こうかであり、さらに個人こじんフィジカル・レビューぜんをオンラインで購入こうにゅうするのに必要ひつよう価格かかく実勢じっせい)よりも高価こうかである。バックナンバーはクレジットカード決済けっさいはオンライン注文ちゅうもんできるが、学術がくじゅつ関係かんけいしゃ法人ほうじんでの銀行ぎんこう振込ふりこみでは日本にっぽん出版しゅっぱん貿易ぼうえきあつか[84]となり、個人こじんではクレジットカード決済けっさいでのオンライン注文ちゅうもん洋書ようしょあつかっている店舗てんぽ書店しょてんでの購入こうにゅうとなる[85]

日本にっぽん国内こくないのネイチャー購読こうどくしゃは、自動的じどうてきにNature ダイジェストの購読こうどくしゃとされ、30-40ページほどの日本語にほんごかれたしょう冊子さっし毎月まいつきおくられるという特典とくてんがある。

関連かんれん

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オリジナル研究けんきゅう論文ろんぶん

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プロトコール

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ なお、これら『ネイチャー』に掲載けいさいされた南方なんぽう論文ろんぶん日本にっぽん昭和しょうわ天皇てんのう愛読あいどくしていたとい、のち南方みなかた熊楠くまぐす和歌山わかやまもどったときに、天皇てんのう南方なんぽういたいと切望せつぼうし、神島かみじまでの「進講しんこう」が実現じつげんしたという[48]

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