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'''ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう '''(ステロイドひふしょう)とは、[[ステロイド外用 がいよう 薬 やく ]]を使用 しよう し続 つづ けることによって起 お こるとされる一群 いちぐん の[[副作用 ふくさよう ]]が現 あらわ れた[[皮膚 ひふ ]]の[[症状 しょうじょう ]]名 な 。'''ステロイド皮膚 ひふ 炎 えん '''、'''ステロイド皮膚 ひふ '''。
'''ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう '''(ステロイドひふしょう)とは、[[ステロイド外用 がいよう 薬 やく ]]を使用 しよう し続 つづ けることによって起 お こるとされる[[皮膚 ひふ ]]の[[症状 しょうじょう ]]。文献 ぶんけん によって '''ステロイド皮膚 ひふ 炎 えん '''などと呼 よ ばれ[[酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん ]]やその他 た 症状 しょうじょう を含 ふく めたり 、医薬品 いやくひん 添付 てんぷ 文書 ぶんしょ では '''ステロイド皮膚 ひふ '''と記載 きさい され酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん を含 ふく めず皮膚 ひふ 萎縮 いしゅく 、毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう とされる 。
==症状 しょうじょう ==
==症状 しょうじょう ==
{{Quotation|長期 ちょうき 連用 れんよう により、ステロイドざ瘡 かさ (尋常 じんじょう 性 せい ざ瘡 かさ に似 に るが、白色 はくしょく の面 めん ぽうが多発 たはつ する傾向 けいこう がある。)、'''ステロイド皮膚 ひふ '''(皮膚 ひふ 萎縮 いしゅく 、毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう )、魚鱗 ぎょりん 癬様皮膚 ひふ 変化 へんか 、紫斑 しはん 、多毛 たもう 、色素 しきそ 脱 だつ 失 しつ 等 とう |プレドニゾロン軟膏 なんこう 0.5% 「マイラン」 添付 てんぷ 文書 ぶんしょ (強調 きょうちょう は筆者 ひっしゃ による)<ref>[http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00054390.pdf プレドニゾロン軟膏 なんこう 0.5% 「マイラン」] 添付 てんぷ 文書 ぶんしょ </ref>}}
{{Quotation|長期 ちょうき 連用 れんよう により、ステロイドざ瘡 かさ (尋常 じんじょう 性 せい ざ瘡 かさ に似 に るが、白色 はくしょく の面 めん ぽうが多発 たはつ する傾向 けいこう がある。)、'''ステロイド皮膚 ひふ '''(皮膚 ひふ 萎縮 いしゅく 、毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう )、魚鱗 ぎょりん 癬様皮膚 ひふ 変化 へんか 、紫斑 しはん 、多毛 たもう 、色素 しきそ 脱 だつ 失 しつ 等 とう |プレドニゾロン軟膏 なんこう 0.5% 「マイラン」 添付 てんぷ 文書 ぶんしょ (強調 きょうちょう はWiki 筆者 ひっしゃ による)<ref>[http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00054390.pdf プレドニゾロン軟膏 なんこう 0.5% 「マイラン」] 添付 てんぷ 文書 ぶんしょ </ref>}}
[[ファイル:Steroid Rosacea.jpg|サムネイル|左 ひだり : ステロイド酒 しゅ さ([[酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん ]])の症状 しょうじょう 。右 みぎ : 完治 かんじ 後 ご 。]]
1980年代 ねんだい には注目 ちゅうもく 浴 あ び研究 けんきゅう され、「ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう 」として、ステロイド皮膚 ひふ 炎 えん とステロイド[[尋常 じんじょう 性 せい ざ瘡 かさ |ざ瘡 かさ ]]、ステロイドによる[[酒 さけ さ]]様 さま 皮膚 ひふ 炎 えん を含 ふく めて調査 ちょうさ した、大阪大学 おおさかだいがく 医学部 いがくぶ ・皮膚 ひふ 科学 かがく 教室 きょうしつ の医師 いし の論文 ろんぶん があり、同 どう 病院 びょういん にて母集団 ぼしゅうだん の数 かず に変化 へんか がないまま毎年 まいとし 30-45人 にん であった<ref name="naid130003843421">{{Cite journal |和書 わしょ |author1=水越 みずこし 直子 なおこ |author2=佐藤 さとう 健二 けんじ |date=1985 |title=ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう 発症 はっしょう のひん度 ど の推移 すいい 1979年 ねん から1984年 ねん まで |journal=皮膚 ひふ |volume=27 |issue=6 |pages=1166-1171 |naid=130003843421 |doi=10.11340/skinresearch1959.27.1166 |url=https://doi.org/10.11340/skinresearch1959.27.1166}}</ref>。
デルモゾール軟膏 なんこう の医薬品 いやくひん 添付 てんぷ 文書 ぶんしょ では、このステロイド皮膚 ひふ と、ステロイドざ瘡 かさ は括弧 かっこ 内 ない も同 おな じ説明 せつめい であり、[[ステロイド酒 しゅ さ]]もまた個別 こべつ に記 しる されている。
鳥取大学 とっとりだいがく 医学部 いがくぶ では、ステロイド酒 さけ さ、口 くち 囲 かこえ 皮膚 ひふ 炎 えん がステロイドの長期間 ちょうきかん の外用 がいよう によって生 しょう じる「ステロイド皮膚 ひふ 炎 えん 」の主 おも な症状 しょうじょう とし、酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん には潮 うしお 紅 くれない 、毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう 、皮膚 ひふ 萎縮 いしゅく 、紅色 こうしょく 小 しょう 丘 おか 疹等が生 しょう じるとした<ref name="naid110003657015">{{Cite journal |和書 わしょ |author1=島 しま 雄 つよし 周平 しゅうへい |author2=神戸 かんべ 直登 なおと |date=1983 |title=ステロイド皮膚 ひふ 炎 ほのお の治療 ちりょう |journal=ファルマシア |volume=19 |issue=10 |pages=1049-1052 |naid=110003657015 |doi=10.14894/faruawpsj.19.10_1049 |url=https://doi.org/10.14894/faruawpsj.19.10_1049}}</ref>。また、外用 がいよう 薬 やく を中止 ちゅうし すると強 つよ い炎症 えんしょう を生 しょう じることがあり、簡単 かんたん に離脱 りだつ できないとした<ref name="naid110003657015"/>。
1980年代 ねんだい に は注目 ちゅうもく を浴 あ び研究 けんきゅう され 、「 ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう 」として 、ステロイド 皮膚 ひふ 炎 えん と ステロイド[[尋常 じんじょう 性 せい 痤瘡|ざ瘡 かさ ]]、 ステロイドによる[[ 酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん ]]を含 ふく めて調査 ちょうさ した 、大阪大学 おおさかだいがく 医学部 いがくぶ ・皮膚 ひふ 科学 かがく 教室 きょうしつ の医師 いし の論文 ろんぶん があり 、同 どう 病院 びょういん にて母集団 ぼしゅうだん の数 かず に変化 へんか がないまま毎年 まいとし 30-45人 にん であっ た<ref name="naid130003843421 ">{{Cite journal |和書 わしょ |author1=水越 みずこし 直子 なおこ |author2=佐藤 さとう 健二 けんじ |date=1985 |title=ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう 発症 はっしょう のひん度 ど の推移 すいい 1979年 ねん から1984年 ねん まで |journal=皮膚 ひふ |volume=27 |issue=6 |pages=1166 -1171 |naid=130003843421 |doi=10.11340 /skinresearch1959 .27 .1166 |url=https://doi.org/10.11340 /skinresearch1959 .27 .1166 }}</ref>。
長崎 ながさき 大学 だいがく 医学部 いがくぶ 附属 ふぞく 病院 びょういん の2003年 ねん の調査 ちょうさ では、ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう は、84%で顔 かお に、71%でほてり、58%に毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう があり、[[アトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 ほのお ]]では気 き をつけて薬 くすり を使 つか っているためか、[[湿 しめ 疹]]、接触 せっしょく 性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん 、[[脂 あぶら 漏 も 性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん ]]に多 おお く、薬剤 やくざい ではミディアムクラスのステロイド外用 がいよう 薬 やく に多 おお かった<ref name="naid110002404311">{{Cite journal |和書 わしょ |author1=穐山 あきやま 雄 ゆう 一郎 いちろう |author2=竹中 たけなか 基 はじめ |author3=清水 しみず 和宏 かずひろ |author4=片山 かたやま 一朗 いちろう |date=2003 |title=ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう の背景 はいけい 因子 いんし の解析 かいせき |journal=アレルギー |volume=52 |issue=8 |pages=828 |naid=110002404311 |doi=10.15036/arerugi.52.828_4 |url=https://doi.org/10.15036/arerugi.52.828_4}}</ref>。
[[鳥取 とっとり 大学 だいがく ]] 医学部 いがくぶ では、ステロイド酒 さけ さ、口 くち 囲 かこえ 皮膚 ひふ 炎 ほのお がステロイドの長期間 ちょうきかん の外用 がいよう によって生 しょう じる「ステロイド皮膚 ひふ 炎 えん 」の主 おも な症 しょう 状 じょう とし 、酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん には潮 うしお 紅 くれない 、毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう 、皮膚 ひふ 萎縮 いしゅく 、紅色 こうしょく 小 しょう 丘 おか 疹等 ひとし が生 しょう じるとし た<ref name="naid110003657015 ">{{Cite journal |和書 わしょ |author1=島 しま 雄 ゆう 周平 しゅうへい |author2=神戸 かんべ 直登 なおと |date=1983 |title=ステロイド皮膚 ひふ 炎 ほのお の治療 ちりょう |journal=ファルマシ ア |volume=19 |issue=10 |pages=1049-1052 |naid=110003657015 |doi=10.14894 /faruawpsj .19 .10_1049 |url=https://doi.org/10.14894 /faruawpsj .19 .10_1049 }}</ref>。また、外用 がいよう 薬 やく を中止 ちゅうし すると強 つよ い炎症 えんしょう を生 しょう じることがあり、簡単 かんたん に離脱 りだつ できないとした<ref name="naid110003657015"/ >。
2018年 とし のアトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん のガイドラインでは、こうした酒 さけ さ様 さま 皮膚 ひふ 炎 ほのお は主 あるじ に顔 かお への長期間 ちょうきかん の使用 しよう で生 しょう じる副作用 ふくさよう であり、急 きゅう に塗布 とふ を中止 ちゅうし すると悪化 あっか することがあるため、速 はや やかに皮膚 ひふ 科 か に紹介 しょうかい すべきとされている<ref>{{Cite journal |和書 わしょ |author1=公益社 こうえきしゃ 団 だん 法人 ほうじん 日本 にっぽん 皮膚 ひふ 科 か 学会 がっかい |author2=一 いち 般社団 だん 法人 ほうじん 日本 にっぽん アレルギー学会 がっかい |date=2018 |title=アトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん 診療 しんりょう ガイドライン2018 |journal=日本 にっぽん 皮膚 ひふ 科 か 学会 がっかい 雑誌 ざっし |volume=128 |issue=12 |pages=2431-2502 |naid=130007520766 |doi=10.14924/dermatol.128.2431 |url=https://doi.org/10.14924/dermatol.128.2431 }}</ref>。
[[長崎大学 ながさきだいがく ]]医学部 いがくぶ 附属 ふぞく 病院 びょういん の2003 年 とし の調査 ちょうさ では、ステロイド 皮膚 ひふ 症 しょう は、84%で顔 かお に、71% でほて り、58% に毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう があり、[[アトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん ]]では気 き をつけて薬 くすり を使 つか ってい るためか、[[湿疹 しっしん ]]、接触 せっしょく 性 せい 皮膚 ひふ 炎 ほのお 、[[脂 あぶら 漏 も 性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん ]] に多 おお く、薬剤 やくざい ではミディアムクラスの[[ステロイド外用 がいよう 薬 やく ]]に多 おお かった <ref name="naid110002404311" >{{Cite journal |和書 わしょ |author1=穐山 あきやま 雄一郎 ゆういちろう |author2=竹中 たけなか 基 はじめ |author3=清水 しみず 和宏 かずひろ |author4=片山 かたやま 一 いち 朗 ろう |date=2003 |title=ステロ イド皮膚 ひふ 症 しょう の背景 はいけい 因子 いんし の解析 かいせき |journal=アレルギー |volume=52 |issue=8 |pages=828 |naid=110002404311 |doi=10.15036 /arerugi .52 .828_4 |url=https://doi.org/10.15036 /arerugi .52 .828_4 }}</ref>。
ステロイド依存 いぞん (Steroid addictionの仮 かり 訳 やく )では、ニキビ、酒 さけ さ、口 くち 周囲 しゅうい 皮膚 ひふ 炎 えん 、毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう の症状 しょうじょう があるが、ステロイド外用 がいよう 薬 やく をやめると、炎症 えんしょう 、発火 はっか 、痒 かゆ みが[[反 はん 跳 とべ 作用 さよう |反 はん 跳 とべ ]](リバウンド)するため、使用 しよう を中止 ちゅうし できない<ref name="pmid25396122">{{cite journal|author=Coondoo A, Phiske M, Verma S, Lahiri K|title=Side-effects of topical steroids: A long overdue revisit|journal=Indian Dermatol Online J|issue=4|pages=416–25|date=October 2014|pmid=25396122|pmc=4228634|doi=10.4103/2229-5178.142483|url=https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/pmid/25396122/}}</ref>。
南山 みなみやま 堂 どう 発行 はっこう の『アトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん 治療 ちりょう のための ステロイド外用 がいよう 薬 やく パーフェクトブック』には、「ステロイド受容 じゅよう 体 たい 発現 はつげん とタキフィラキシー」という項目 こうもく を設 もう けている、<ref>{{Cite book|和書 わしょ |author=塩原 しおばら 哲夫 てつお |title=アトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん 治療 ちりょう のための ステロイド外用 がいよう 薬 やく パーフェクトブック|publisher=南山 みなみやま 堂 どう |date=2015|isbn=978-4-525-34141-1|page=}} 「[http://www.nanzando.com/books/34141.php 参考 さんこう リンク]」</ref>
[[ファイル:Red (burning) Skin Syndrome - Feet Collage.jpg|サムネイル|400px|中央 ちゅうおう |左上 ひだりうえ :使用 しよう 前 まえ <br/>
==脚注 きゃくちゅう ==
左下 ひだりした :ステロイドによって皮膚 ひふ が薄 うす くなり血管 けっかん が浮 う き出 で ている<br/>
中上 なかがみ 、中 ちゅう 下 か 、右 みぎ 上 じょう : [[ステロイド外用 がいよう 薬 やく 離脱 りだつ |ステロイド離脱 りだつ 中 ちゅう ]](使用 しよう 中止 ちゅうし 後 ご 症状 しょうじょう )<br/> 右 みぎ 下 か :離脱 りだつ から19か月 げつ 後 ご ]]
==ガイドライン==
2018年 ねん のアトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん のガイドラインでは以下 いか のように記載 きさい されている。吸収 きゅうしゅう 率 りつ の高 たか い部位 ぶい 、頬 ほお 、頭 あたま 、首 くび 、陰部 いんぶ では長期 ちょうき 連用 れんよう しないよう注意 ちゅうい し、顔 かお ではミディアム以下 いか を使 つか う<ref name="ガイドライン2018"/>。部分 ぶぶん 的 てき に、皮膚 ひふ の萎縮 いしゅく 、毛細血管 もうさいけっかん の拡張 かくちょう 、ステロイドざ瘡 かさ 、潮 うしお 紅 くれない 、多毛 たもう が生 しょう じることがあるが多 おお くの場合 ばあい には、使用 しよう 頻度 ひんど を減 へ らすとによって軽減 けいげん する一時 いちじ 的 てき な症状 しょうじょう <ref name="ガイドライン2018"/>。酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん は主 おも に顔 かお への長期間 ちょうきかん の使用 しよう で生 しょう じる副作用 ふくさよう であり、急 きゅう に塗布 とふ を中止 ちゅうし すると悪化 あっか することがあるため、速 すみ やかに皮膚 ひふ 科 か に紹介 しょうかい すべきとされている<ref name="ガイドライン2018">{{Cite journal |和書 わしょ |author1=公益社 こうえきしゃ 団 だん 法人 ほうじん 日本 にっぽん 皮膚 ひふ 科 か 学会 がっかい |author2=一般 いっぱん 社団 しゃだん 法人 ほうじん 日本 にっぽん アレルギー学会 がっかい |date=2018 |title=アトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん 診療 しんりょう ガイドライン2018 |journal=日本 にっぽん 皮膚 ひふ 科 か 学会 がっかい 雑誌 ざっし |volume=128 |issue=12 |pages=2431-2502 |naid=130007520766 |doi=10.14924/dermatol.128.2431 |url=https://doi.org/10.14924/dermatol.128.2431 }} 2458-2459頁 ぺーじ 。</ref>。
==出典 しゅってん ==
{{Reflist}}
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{{Normdaten}}
{{Normdaten}}
ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう (ステロイドひふしょう)とは、ステロイド外用 がいよう 薬 やく を使用 しよう し続 つづ けることによって起 お こるとされる皮膚 ひふ の症状 しょうじょう 。文献 ぶんけん によってステロイド皮膚 ひふ 炎 えん などと呼 よ ばれ酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん やその他 た 症状 しょうじょう を含 ふく めたり、医薬品 いやくひん 添付 てんぷ 文書 ぶんしょ ではステロイド皮膚 ひふ と記載 きさい され酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん を含 ふく めず皮膚 ひふ 萎縮 いしゅく 、毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう とされる。
長期 ちょうき 連用 れんよう により、ステロイドざ
瘡 かさ (
尋常 じんじょう 性 せい ざ
瘡 かさ に
似 に るが、
白色 はくしょく の
面 めん ぽうが
多発 たはつ する
傾向 けいこう がある。)、
ステロイド皮膚 ひふ (
皮膚 ひふ 萎縮 いしゅく 、
毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう )、
魚鱗 ぎょりん 癬様
皮膚 ひふ 変化 へんか 、
紫斑 しはん 、
多毛 たもう 、
色素 しきそ 脱 だつ 失 しつ 等 とう — プレドニゾロン軟膏 なんこう 0.5% 「マイラン」 添付 てんぷ 文書 ぶんしょ (強調 きょうちょう はWiki筆者 ひっしゃ による)[1]
左 ひだり : ステロイド酒 しゅ さ(酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん )の症状 しょうじょう 。右 みぎ : 完治 かんじ 後 ご 。
デルモゾール軟膏 なんこう の医薬品 いやくひん 添付 てんぷ 文書 ぶんしょ では、このステロイド皮膚 ひふ と、ステロイドざ瘡 かさ は括弧 かっこ 内 ない も同 おな じ説明 せつめい であり、ステロイド酒 しゅ さ もまた個別 こべつ に記 しる されている。
1980年代 ねんだい には注目 ちゅうもく を浴 あ び研究 けんきゅう され、「ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう 」として、ステロイド皮膚 ひふ 炎 えん とステロイドざ瘡 かさ 、ステロイドによる酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん を含 ふく めて調査 ちょうさ した、大阪大学 おおさかだいがく 医学部 いがくぶ ・皮膚 ひふ 科学 かがく 教室 きょうしつ の医師 いし の論文 ろんぶん があり、同 どう 病院 びょういん にて母集団 ぼしゅうだん の数 かず に変化 へんか がないまま毎年 まいとし 30-45人 にん であった[2] 。
鳥取大学 とっとりだいがく 医学部 いがくぶ では、ステロイド酒 しゅ さ、口 くち 囲 かこえ 皮膚 ひふ 炎 えん がステロイドの長期間 ちょうきかん の外用 がいよう によって生 しょう じる「ステロイド皮膚 ひふ 炎 えん 」の主 おも な症状 しょうじょう とし、酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん には潮 うしお 紅 くれない 、毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう 、皮膚 ひふ 萎縮 いしゅく 、紅色 こうしょく 小 しょう 丘 おか 疹等が生 しょう じるとした[3] 。また、外用 がいよう 薬 やく を中止 ちゅうし すると強 つよ い炎症 えんしょう を生 しょう じることがあり、簡単 かんたん に離脱 りだつ できないとした[3] 。
長崎大学 ながさきだいがく 医学部 いがくぶ 附属 ふぞく 病院 びょういん の2003年 ねん の調査 ちょうさ では、ステロイド皮膚 ひふ 症 しょう は、84%で顔 かお に、71%でほてり、58%に毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう があり、アトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん では気 き をつけて薬 くすり を使 つか っているためか、湿疹 しっしん 、接触 せっしょく 性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん 、脂 あぶら 漏 も 性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん に多 おお く、薬剤 やくざい ではミディアムクラスのステロイド外用 がいよう 薬 やく に多 おお かった[4] 。
ステロイド依存 いぞん (Steroid addictionの仮 かり 訳 やく )では、ニキビ、酒 さけ さ、口 くち 周囲 しゅうい 皮膚 ひふ 炎 えん 、毛細血管 もうさいけっかん 拡張 かくちょう の症状 しょうじょう があるが、ステロイド外用 がいよう 薬 やく をやめると、炎症 えんしょう 、発火 はっか 、痒 かゆ みが反 はん 跳 とべ (リバウンド)するため、使用 しよう を中止 ちゅうし できない[5] 。
左上 ひだりうえ :使用 しよう 前 まえ 左下 ひだりした :ステロイドによって皮膚 ひふ が薄 うす くなり血管 けっかん が浮 う き出 で ている 中上 なかがみ 、中 ちゅう 下 か 、右 みぎ 上 じょう : ステロイド離脱 りだつ 中 ちゅう (使用 しよう 中止 ちゅうし 後 ご 症状 しょうじょう ) 右 みぎ 下 か :離脱 りだつ から19か月 げつ 後 ご
2018年 ねん のアトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん のガイドラインでは以下 いか のように記載 きさい されている。吸収 きゅうしゅう 率 りつ の高 たか い部位 ぶい 、頬 ほお 、頭 あたま 、首 くび 、陰部 いんぶ では長期 ちょうき 連用 れんよう しないよう注意 ちゅうい し、顔 かお ではミディアム以下 いか を使 つか う[6] 。部分 ぶぶん 的 てき に、皮膚 ひふ の萎縮 いしゅく 、毛細血管 もうさいけっかん の拡張 かくちょう 、ステロイドざ瘡 かさ 、潮 うしお 紅 くれない 、多毛 たもう が生 しょう じることがあるが多 おお くの場合 ばあい には、使用 しよう 頻度 ひんど を減 へ らすとによって軽減 けいげん する一時 いちじ 的 てき な症状 しょうじょう [6] 。酒 さけ さ様 よう 皮膚 ひふ 炎 えん は主 おも に顔 かお への長期間 ちょうきかん の使用 しよう で生 しょう じる副作用 ふくさよう であり、急 きゅう に塗布 とふ を中止 ちゅうし すると悪化 あっか することがあるため、速 すみ やかに皮膚 ひふ 科 か に紹介 しょうかい すべきとされている[6] 。