(Translated by https://www.hiragana.jp/)
あずみ (映画) - Wikipedia コンテンツにスキップ

あずみ (映画えいが)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
（あずみ2 Death or Loveから転送てんそう）
あずみ > あずみ (映画えいが)
ポータル 映画えいが
プロジェクト 映画えいが

『あずみ』は、小山こやまゆうの同名どうめいの漫画まんが『あずみ』を原作げんさくとする日本にっぽん映画えいが。主演しゅえんは上戸彩うえとあや。続編ぞくへんの『あずみ2 Death or Love』についても本ほん項こうで扱あつかう。

あずみ

[編集へんしゅう]
あずみ
監督かんとく 北村きたむら龍平りゅうへい
脚本きゃくほん 水島みずしま力也りきや
桐山きりやま勲いさお
出演しゅつえん者しゃ 上戸彩うえとあや
小橋こはし賢けん児じ
成宮なるみや寛ひろし貴たか
音楽おんがく 岩代いわしろ太郎たろう
撮影さつえい 古谷ふるや巧たくみ
配給はいきゅう 東宝とうほう
公開こうかい 日本の旗 2003年ねん5月がつ10日とおか
上映じょうえい時間じかん 142分ふん
製作せいさく国こく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
興行こうぎょう収入しゅうにゅう 8.6億おく円えん[1]
次つぎ作さく あずみ2 Death or Love
テンプレートを表示ひょうじ

『あずみ』は、2003年ねんに公開こうかいされた第だい1作さくである。2006年ねんにはアメリカでも公開こうかいされた。

原作げんさく第だい3巻かんまでのストーリーを最上もがみ美女みお丸まるが関かかわる形かたちにアレンジしている[2]。

あらすじ

[編集へんしゅう]

キャスト

[編集へんしゅう]

スタッフ

[編集へんしゅう]

あずみ製作せいさく委員いいん会かい

[編集へんしゅう]

主おもなロケ地ち

[編集へんしゅう]

その他た

[編集へんしゅう]
  • 北村きたむら龍平りゅうへいと親交しんこうのあるゲームクリエイターの小島こじま秀夫ひでおがならず者もの役やくで特別とくべつ出演しゅつえんしている[3]。

あずみ2 Death or Love

[編集へんしゅう]
あずみ2　Death or Love
監督かんとく 金子かねこ修介しゅうすけ
脚本きゃくほん 山本やまもと又一またいち朗ろう
川尻かわじり善昭よしあき
出演しゅつえん者しゃ 上戸彩うえとあや
石垣いしがき佑たすく磨すり
栗山くりやま千明ちあき
小栗おぐり旬しゅん
音楽おんがく 川村かわむら栄二えいじ
今泉いまいずみ敏郎としお
大坪おおつぼ直樹なおき
峰岸みねぎし良行よしゆき
撮影さつえい 阪本さかもと善よし尚なお
配給はいきゅう 東宝とうほう
公開こうかい 日本の旗 2005年ねん3月12日にち
上映じょうえい時間じかん 112分ふん
製作せいさく国こく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
興行こうぎょう収入しゅうにゅう 5.6億おく円えん[4]
前作ぜんさく あずみ
テンプレートを表示ひょうじ

『あずみ2 Death or Love』（あずみツー デス オア ラブ）は、2005年ねんに公開こうかいされた第だい2作さくである。

監督かんとくは「平成へいせいガメラ」シリーズでも知しられる金子かねこ修介しゅうすけ。また脚本きゃくほんは『獣しし兵衛ひょうえ忍にん風ふう帖じょう』などで海外かいがいでも人気にんきの高たかいアニメーション監督かんとく・川尻かわじり善昭よしあきが水島みずしま力也りきや（本ほん作品さくひんのプロデューサー・山本やまもと又一またいち朗ろうのペンネーム）と共ともに務つとめた[5]。

2003年ねん公開こうかいの『あずみ』の続編ぞくへんとして作つくられた。監督かんとく自身じしん、『キル・ビル Vol.1』に触発しょくはつされたと語かたり、栗山くりやま千明ちあきなど『キル・ビル Vol.1』に出演しゅつえんした役者やくしゃを起用きようした。

前作ぜんさくに比くらべるとアクションよりストーリーが重視じゅうしされ、戦たたかいの中なかで心しんが成長せいちょうし「愛あい」という存在そんざいに分わからないながらも葛藤かっとうするあずみを演出えんしゅつしている[5]。

アクションは前作ぜんさくよりも抑おさえられたが、敵てき味方みかた共どもに戦たたかいの中なかで沢山たくさんの犠牲ぎせいを払はらい、様々さまざまな登場とうじょう人物じんぶつたちの「死し」を通つうじて揺ゆれ動うごく人々ひとびとの心しんを演出えんしゅつしている。

ストーリー

[編集へんしゅう]

あずみは主君しゅくん・加藤かとう清正きよまさの仇かたきをとろうとする井上いのうえ勘兵衛かんべえに付つけ狙ねらわれる日々ひびを送おくっていたが、ひょんなことから豊臣とよとみ方かたの大名だいみょう・真田さなだ昌幸まさゆきを狙ねらうため、再ふたたび旅たびに出でることになった。あずみの初恋はつこいの相手あいて・なちにそっくりな人物じんぶつ・銀ぎん角かくと出会であったあずみは、沢山たくさんの犠牲ぎせいを払はらいながら、真田さなだ軍ぐんと絶体絶命ぜったいぜつめいの戦たたかいを繰くり広ひろげる。

キャスト

[編集へんしゅう]

スタッフ

[編集へんしゅう]

主要しゅよう人物じんぶつの「愛あい」と「死し」への流ながれ

[編集へんしゅう]

あずみ - 「愛あい」と「刺客しかく」として葛藤かっとうしている前半ぜんはんは、一人ひとりの敵てき相手あいてに鍔迫つばぜり合あいをするなど、前作ぜんさくと比くらべて弱よわさが目立めだつが「なち」そっくりの「銀ぎん角かく」絶命ぜつめい後ごは、吹ふっ切きれたかのように強つよくなり沢山だくさんの敵てきを沈しずめている。

戦たたかって倒たおした敵てきの数かずは100人にん以上いじょうである。

ながら - 彼かれも長ながらくの間あいだあずみと旅たびを重かさね、あずみにほのかな感情かんじょうを抱だいているが、「銀ぎん角かく」と出会であい揺ゆれ動うごくあずみの気持きもちを把握はあくしていなかった。こずえにながらの気持きもちを見透みすかされ、あずみに「幸しあわせになってほしい」と別わかれるが、胸むねを矢やで射抜いぬかれこずえの罠わなと知しる。

「天海あまみとその刺客しかくを葬ほうむる」こずえの初はじめての使命しめいに、怒いかりを表あらわし抵抗ていこうするがこずえに何なん度ども刺さされ、「あずみだけは討うつな」とい残いのこし絶命ぜつめい。

こずえ - 新人しんじんくノ一いちで「九度山くどさん周辺しゅうへんの出身しゅっしん」としてあずみらに同行どうこう。宿場しゅくば町まちの戦たたかいで一人ひとりの敵てきに斬きられそうになるも、ながらに助たすけてもらう。その後ご敵てきの弓ゆみを奪うばい、ながらの窮地きゅうちを救すくう。その後ご二に人にんから「8歩ほ」・「6歩ほ」あれば避さけられると教おそわり、前述ぜんじゅつの通とおりながらを殺害さつがい。その後ごも「使命しめい」を続行ぞっこう。

何なに食くわぬ顔かおであずみらと合流ごうりゅうするが、それがあずみの不信ふしんを買かいマークされる。ある人ひとが台詞せりふを聞きいた瞬間しゅんかん、突然とつぜん天海あまみの取とり巻まきを殺害さつがい。それによりあずみにばれ、ながら殺害さつがいを白状はくじょう。あずみの温情おんじょうを無視むしして「ながらの遺言ゆいごん」を教おしえ、それを反故ほごにする。弓ゆんであずみを討うとうとしたが「6歩ほ」以上いじょうあったため出来できず、刀かたなでの戦たたかいに挑いどむ。しかしあずみの一いち太刀たちを体からだに受うけ、刀かたなを握にぎりしめ絶命ぜつめい。

あずみに斬きられるまでに倒たおした敵てきは5人にん（弓ゆんで一いち人にん・小刀こがたなでながら含ふくめ4人にん）である。

作品さくひん演出えんしゅつの特徴とくちょう

[編集へんしゅう]

一部いちぶの人物じんぶつは爆ばく死しなど壮絶そうぜつな最期さいごを迎むかえるが、大半たいはんの人物じんぶつは強つよい人物じんぶつであっても、あずみの前まえでは弱よわく描写びょうしゃされている節ふしがある（こずえの場合ばあいは、他たの人物じんぶつとパターンが違ちがうため下したに記載きさい）。

殺陣さつじんについてもCGやカット割わりを使用しようし、アクションを補おぎなっていたりする。

また人物じんぶつの死しについても口頭こうとうでのみ述のべ、心情しんじょうを深ふかく掘ほるよりも戦闘せんとうに至いたるまでのスピードを重視じゅうししている。

戦闘せんとうによって絶命ぜつめいする場合ばあい

[編集へんしゅう]

戦闘せんとう前まえ　アクションを長ながめにするかアクション前まえの会話かいわを長ながくするか、その両方りょうほうである。

戦闘せんとう後ご　致命傷ちめいしょうを受うけた直後ちょくごの表情ひょうじょう（苦くるしむ・断末魔だんまつま・死しを理解りかいできないなど）を映うつし、地面じめんに倒たおれるまでを映うつしている。

絶命ぜつめい後ご　横よこたわる敵てきを映うつし、その周まわりをあずみらが囲かこんだり、死体したいが近ちかくにある中なかで会話かいわをすることが多おおい（こずえは主要しゅよう人物じんぶつの中なかで、死しに至いたるのが早はやいので致命傷ちめいしょうを受うけ倒たおれたのち、あずみ始はじめ周まわりの人ひとから見みられる。）。

こずえの場合ばあい

[編集へんしゅう]

こずえ役やくは監督かんとくたっての希望きぼうで栗山くりやまを起用きようしたが、栗山くりやまは時代じだい劇げきアクションは初はじめてだったため、新人しんじんくノ一いちとして設定せっていされた。　

また「草くさ」という設定せっていも与あたえられ、ながらを殺害さつがいし、あずみにその仇かたきを取とらせるなど、最期さいごの扱あつかいは特殊とくしゅなものである。

さらに、自みずからの剣術けんじゅつの低ひくさを補おぎなうため弓ゆみ・闇討やみうちちなどの手てで、ある程度ていどの戦闘せんとう力りょくは保有ほゆうしている描写びょうしゃを描えがいている。

そして最初さいしょの笑顔えがお溢あふれる描写びょうしゃや戦闘せんとう後ごの描写びょうしゃなど、演えんじている栗山くりやまの個性こせいなどを強つよく反映はんえいしている。

戦闘せんとう前まえ　ながら殺害さつがいを白状はくじょうするなど素性すじょうを暴露ばくろ。弓ゆみを捨すてあずみに刀かたなを構かまえ、「私わたしの使命しめいなのさ」と声こえを上あげ襲おそい掛かかる。

戦闘せんとう時じ　刀かたなを何なん度ども振ふるうが、一瞬いっしゅんの隙すきをつかれあずみの一いち太刀たちを体からだに受うける。これが致命傷ちめいしょうとなる。

戦闘せんとう後ご　致命傷ちめいしょうを受うけた顔かおを映うつし、フラツキ地面じめんに倒たおれる。

絶命ぜつめい後ご　目めを開あけたまま横よこたわる姿すがたを映うつし、あずみに「お前まえがながらをころすなんて」といわれる。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ 「2003年度ねんど 日本にっぽん映画えいが・外国がいこく映画えいが 業界ぎょうかい総決算そうけっさん 経営けいえい/製作せいさく/配給はいきゅう/興行こうぎょうのすべて」『キネマ旬報きねまじゅんぽう』2004年ねん（平成へいせい16年ねん）2月がつ下旬げじゅん号ごう、キネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ、2004年ねん、160頁ぺーじ。 
  2. ^ 『宇宙船うちゅうせん』Vol.106（2003年ねん5月がつ号ごう）、朝日あさひソノラマ、2003年ねん5月がつ1日にち、80頁ぺーじ、雑誌ざっしコード：01843-05。 
  3. ^ Hideo Kojima in Azumi 小島こじま秀夫ひでお
  4. ^ 「2005年度ねんど 日本にっぽん映画えいが・外国がいこく映画えいが 業界ぎょうかい総決算そうけっさん 経営けいえい/製作せいさく/配給はいきゅう/興行こうぎょうのすべて」『キネマ旬報きねまじゅんぽう』2006年ねん（平成へいせい18年ねん）2月がつ下旬げじゅん号ごう、キネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ、2006年ねん、178頁ぺーじ。 
  5. ^ a b 『宇宙船うちゅうせんYEAR BOOK 2006』朝日あさひソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2006年ねん4月がつ20日はつか、72頁ぺーじ。ISBN 4-257-13086-5。 

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
北村きたむら龍平りゅうへい監督かんとく作品さくひん
1990年代ねんだい
2000年代ねんだい
2010年代ねんだい
2020年代ねんだい
テレビドラマ
金子かねこ修介しゅうすけ監督かんとく作品さくひん
1980年代ねんだい
1990年代ねんだい
2000年代ねんだい
2010年代ねんだい
2020年代ねんだい
テレビドラマ
オリジナルDVD
スタブアイコン

この項目こうもくは、映画えいがに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（P:映画えいが/PJ映画えいが）。

あずみ2 Death or Loveに関かんするカテゴリ:
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=あずみ_(映画えいが)&oldid=99006459#あずみ2_Death_or_Love」から取得しゅとく