ひよ子こ

株式会社かぶしきがいしゃ東京とうきょうひよ子こ
	東京とうきょうひよ子こ東京とうきょう工場こうじょう; （埼玉さいたま県けん草加そうか市し）
種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん; 〒110-0005; 東京とうきょう都と台東たいとう区く上野うえの二に丁目ちょうめ7番ばん7号ごう
設立せつりつ	1988年ねん4月がつ18日にち; （創業そうぎょう：1897年ねん）
業種ぎょうしゅ	食料しょくりょう品ひん
法人ほうじん番号ばんごう	7010501016454
事業じぎょう内容ないよう	菓子かしの製造せいぞう販売はんばい・喫茶店きっさてんの経営けいえい・飲食いんしょく店てんの経営けいえい; 文具ぶんぐ、玩具おもちゃ、日にち用品ようひん雑貨ざっか、家庭かてい用よう雑貨ざっか、衣料いりょう品ひんの販売はんばい
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう石坂いしざか淳子じゅんこ
資本しほん金きん	6,400万まん円えん
外部がいぶリンク	www.tokyo-hiyoko.co.jp
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株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ
Hiyoko Co., Ltd.
	福岡ふくおか市し南みなみ区くのひよ子こ本社ほんしゃ
種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん; 〒815-0035; 福岡ふくおか県けん福岡ふくおか市し南みなみ区く向野こうの1丁目ちょうめ16番ばん13号ごう
設立せつりつ	1959年ねん8月がつ1日にち; （創業そうぎょう：1897年ねん）
業種ぎょうしゅ	食料しょくりょう品ひん
法人ほうじん番号ばんごう	6290001002060
事業じぎょう内容ないよう	菓子かしの製造せいぞう販売はんばい
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう石坂いしざか淳子じゅんこ
資本しほん金きん	9239万まん円えん
従業じゅうぎょう員数いんずう	390名めい
外部がいぶリンク	www.hiyoko.co.jp
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ひよ子こ（ひよこ）は、1912年ねんに福岡ふくおか県けん飯塚いいづか市しの𠮷野の堂どうで生うまれた、見上みあげているようなひよこの形かたちをした菓子かし、また同どう商品しょうひんを製造せいぞうする株式会社かぶしきがいしゃひよ子この社名しゃめいでもある。大手おおて亡ほろび（おおてぼ。大手おおて芋いもとも）という白しろインゲン豆まめで作つくった黄身きみ餡あんを小麦粉こむぎこや卵たまごなどで作つくる皮かわで包つつんでいる。

来歴らいれき

元々もともとは筑豊ちくほう炭坑たんこう地帯ちたいであった飯塚いいづかの菓子かしである。かつて飯塚いいづかは長崎ながさき街道かいどうを通とおって本州ほんしゅうへ運はこばれる砂糖さとうを比較的ひかくてき容易よういに手てに入いれられたため菓子かし製造せいぞうが盛さかんだったのと、重労働じゅうろうどうである炭坑たんこう作業さぎょうの後のちに甘あまい物ものが好このまれることから、「千鳥ちどり屋や」「さかえ屋や」などの菓子かし店てんとともに地元じもとで定着ていちゃくしていった。1957年ねんに福岡ふくおか市し内うち（天神てんじん）へ進出しんしゅつして人気にんきを博はくし福岡ふくおか市内しない一いち円えんに広ひろまり、辛子からし明太子めんたいこなどとともに博多はかた（福岡ふくおか市し）土産みやげの定番ていばんとなった。

1964年ねんに開催かいさいされた東京とうきょう五輪ごりんを契機けいきに東京とうきょうへ進出しんしゅつし、東京とうきょう駅えきや羽田空港はねだくうこうなどのターミナルを中心ちゅうしんに出店しゅってんして東京とうきょう土産みやげとしても有名ゆうめいとなった。さらに東北新幹線とうほくしんかんせん上野うえの駅えき延伸えんしん開業かいぎょう後ごは東北とうほく方面ほうめんにも広ひろまり、関東かんとう以北いほくでは「東京とうきょう銘菓めいかひよ子こ」と宣伝せんでんして知名度ちめいどを獲得かくとくするに至いたった。そうした経緯けいいから福岡ふくおか発祥はっしょうの菓子かしであることを知しらない者ものも多おおかったため、福岡ふくおかで製造せいぞうされた「ひよ子こ」のパッケージには「博多はかた」の文字もじを前面ぜんめんに入いれるなどの対応たいおうを施ほどこしている。

ひよ子こ饅頭まんじゅうPRのため、毎月まいつき14日にち・15日にちをに「ひよこの日ひ」に制定せいていしている。また「ひよ子こ」誕生たんじょう100周年しゅうねんを記念きねんして、2012年ねんから福岡ふくおか県けん限定げんていで季き節ぶしごとに限定げんてい販売はんばいする「季き（とき）ひよ子こ」の生産せいさんを開始かいしした。逆ぎゃくに東京とうきょうでしか入手にゅうしゅできない限定げんていひよ子こも販売はんばいされている。

株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ（ひよ子こ本舗ほんぽ𠮷野の堂どう）の本社ほんしゃは福岡ふくおか市し南みなみ区く（工場こうじょうは飯塚いいづか市しなど）にあり、東京とうきょうにもグループ会社かいしゃがある（下記かき項目こうもく参照さんしょう）。「𠮷野の堂どう」が付つく法人ほうじんは過去かこにはあったが現在げんざいは存在そんざいしない。石坂いしざか一族いちぞくによる同族どうぞく経営けいえいであり、経営けいえいの一体いったい性せいを確保かくほするため、福岡ふくおかと東京とうきょうの会社かいしゃのトップは同どう一人物いちじんぶつが兼かねる慣行かんこうである。

近年きんねんは^[いつ?]、製造せいぞう年月日ねんがっぴの定義ていぎが業界ぎょうかい全体ぜんたいで問題もんだいとなった洋よう生菓子なまがしの製造せいぞう・販売はんばいから撤退てったい（和生かずお菓子かしや季き節ぶし商品しょうひんは継続けいぞく）、本業ほんぎょうの焼やき菓子かしに特とく化かしている。また販路はんろも福岡ふくおか都市とし圏けん以外いがいでは直営ちょくえい店舗てんぽを削減さくげんし、百貨店ひゃっかてんなどのテナント出店しゅってんへ移行いこうしている。

形態けいたいと種類しゅるい

ひよこの形かたちになった理由りゆうは、二に代目だいめ店主てんしゅの石坂いしざか茂しげるが「大勢おおぜいの人ひとに愛あいされる、従来じゅうらいの丸まるい形かたちではない饅頭まんじゅうを」と考かんがえて悩なやんでいた時ときに、自みずからがひよこで埋うめ立たてられる夢ゆめを見みたのがきっかけ、という。

昔むかしは「ひよ子こ」の形かたちをした木型きがたを使つかい、職人しょくにんによって一ひとつ一ひとつ手しゅ作業さぎょうで作つくられていた（この木型きがたは資料しりょうとして保管ほかんされている）。その後ご、製造せいぞう工程こうていは完全かんぜんに機械きかい化かされ、焼やきゴテで「ひよ子こ」の"目め"を入いれる作業さぎょうもレーザーを使用しようして自動じどう化かされているが、しばしばデパートなどの実演じつえん販売はんばいにおいて手作てづくりを見みることができる。包装ほうそう紙しの「ひよ子こ」の筆ふで文字もじは女流じょりゅう書道しょどう家かの町まち春草しゅんそうによるものである。

関連かんれん商品しょうひんとして、ゼリーやサブレー、マカダミアチョコレートなどがある。なお前述ぜんじゅつのとおり、福岡ふくおか県内けんない・季き節ぶし限定げんてい販売はんばい商品しょうひん「季きひよ子こ」シリーズや東京とうきょう限定げんていシリーズが売うられているほか、福岡ふくおか限定げんていで型かた職人しょくにんの技術ぎじゅつ継承けいしょうのために作つくった特注とくちゅうの型かたで手作てづくりされた通常つうじょうの5倍ばいの大おおきさのものが「大だい（だい）のひよ子こ」という商品しょうひん名めいで販売はんばいされている。「大だいのひよ子こ」シリーズには2倍ばいや3倍ばい、10倍ばいや3分ぶんの1程ほどの大おおきさのものも存在そんざいし、「家族かぞくひよ子こ」としてこれらの詰つめ合あわせが販売はんばいされることもある。

断面だんめん
前面ぜんめんと側面そくめん
通常つうじょうサイズ（中央ちゅうおう）と「大だいのひよ子こ」（右みぎ）

限定げんてい品ひん

先述せんじゅつの通とおり、誕生たんじょう100周年しゅうねんを記念きねんして限定げんてい品ひんが生うまれた。福岡ふくおか・東京とうきょうで異ことなる。

福岡ふくおか限定げんてい品ひん「季き（とき）ひよ子こ」

春はる：桜さくらひよ子こ（2月がつ中旬ちゅうじゅん～4月がつ上旬じょうじゅん）
夏なつ：茶ちゃひよ子こ（5月がつ中旬ちゅうじゅん～8月がつ下旬げじゅん） - 抹茶まっちゃひよ子こ。八女やめ市しの八はち女じょ美び緑園みどりえん製茶せいちゃが生産せいさんした抹茶まっちゃを餡あんに使用しよう。
秋あき：栗ぐりひよ子こ（9月がつ中旬ちゅうじゅん～11月がつ中旬ちゅうじゅん） - 熊本くまもと県けん産さんの和栗わぐりを餡あんに使用しよう。
秋あき：芋いもひよ子こ（9月がつ中旬ちゅうじゅん～11月がつ中旬ちゅうじゅん） - 鹿児島かごしま県けん産さんの安納あんのう芋いもを餡あんに使用しよう。
冬ふゆ：苺いちごひよ子こ（12月がつ上旬じょうじゅん～1月がつ下旬げじゅん） - 福岡ふくおか県けん産さんの「あまおう」を餡あんに使用しよう。

ほかにも「ひよ子このやきもち」「ソフル」に限定げんてい品ひんがある。これらはオンラインショップで福岡ふくおか県けん外がいからでも購入こうにゅうできる。

東京とうきょう限定げんてい品ひん

春はる：紅茶こうちゃひよ子こ
夏なつ：塩しおひよ子こ
秋あき：お芋いもひよ子こ
秋あき：メープルひよ子こ
冬ふゆ：黒糖こくとうひよ子こ
冬ふゆ：トロワアンプレスショコラひよ子こ

福岡ふくおか・東京とうきょうコラボ

2021年ねんより期間きかん限定げんていで販売はんばいされている、限定げんてい品ひんの詰つめ合あわせセット。

2021年ねん「五色ごしきのひよ子こものがたり」：ひよ子こ、桜さくらひよ子こ、茶ちゃひよ子こ、紅茶こうちゃひよ子こ、塩しおひよ子こ
2022年ねん「五色ごしきのひよ子こものがたり」：ひよ子こ、桜さくらひよ子こ、苺いちごひよ子こ、紅茶こうちゃひよ子こ、トロワアンプレスショコラひよ子こ
2023年ねん「七なな福ぶくのひよ子こものがたり」：ひよ子こ、桜さくらひよ子こ、苺いちごひよ子こ、茶ちゃひよ子こ、紅茶こうちゃひよ子こ、メープルひよ子こ、トロワアンプレスショコラひよ子こ

株式会社かぶしきがいしゃ東京とうきょうひよ子こ

株式会社かぶしきがいしゃ東京とうきょうひよ子こ（とうきょうひよこ）は、本社ほんしゃを東京とうきょう都と台東たいとう区くに、東京とうきょう工場こうじょうを埼玉さいたま県けん草加そうか市しに置おく。福岡ふくおか県けんの株式会社かぶしきがいしゃひよ子ことは同おなじグループ会社かいしゃではあるが、商品しょうひんのラインナップは若干じゃっかん異ことなっている。

沿革えんかく

1897年ねん - 創業そうぎょう者しゃ・石坂いしざか直吉なおきちが現在げんざいの福岡ふくおか県けん飯塚いいづか市しに「𠮷野の堂どう」を創業そうぎょう。
1912年ねん - 石坂いしざか茂しげるが「名菓めいかひよ子こ」を創そう生せい。
1949年ねん - 飯塚いいづか市しに「𠮷野の堂どう製菓せいか株式会社かぶしきがいしゃ」を設立せつりつ。石坂いしざか博和ひろかずが社長しゃちょうに就任しゅうにん。
1956年ねん - 福岡ふくおか市しに「株式会社かぶしきがいしゃ𠮷野の堂どう」を設立せつりつ。
1957年ねん
- 福岡ふくおか市し中央ちゅうおう区く天神てんじんに天神てんじん店てんを開店かいてん。
- 第だい14回かい全国ぜんこく菓子かし大だい博覧はくらん会かいで「ひよ子こ」が名誉めいよ総裁そうさい賞しょう受賞じゅしょう。
1958年ねん - 昭和しょうわ天皇てんのう・皇后こうごうに「ひよ子こ」を献上けんじょう。
1959年ねん
- 福岡ふくおか市し南みなみ区く塩原しおばらに菓子かし販売はんばい会社かいしゃ「𠮷野の堂どう商事しょうじ株式会社かぶしきがいしゃ」を設立せつりつ。
- 福岡ふくおか市し南みなみ区く塩原しおばらに生なま餡あん製造せいぞう販売はんばいの「福岡ふくおか銘菓めいか原料げんりょう株式会社かぶしきがいしゃ」を設立せつりつ。
- 福岡ふくおか市しに福岡ふくおか第だい一いち工場こうじょう建設けんせつ。
1963年ねん - 𠮷野の堂どう製菓せいか株式会社かぶしきがいしゃが株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ（初代しょだい）に商号しょうごう変更へんこう。
1964年ねん - 埼玉さいたま県けん草加そうか市しに東京とうきょう工場こうじょうを建設けんせつ。
1965年ねん - 福岡ふくおか市しに福岡ふくおか第だい二に工場こうじょう（本社ほんしゃ工場こうじょう）建設けんせつ。
1966年ねん
- 𠮷野の堂どう商事しょうじ株式会社かぶしきがいしゃが株式会社かぶしきがいしゃ博多はかたひよ子こに商号しょうごう変更へんこう。
- 株式会社かぶしきがいしゃ東京とうきょうひよ子こ（初代しょだい）を設立せつりつ。
- 飯塚いいづか市立しりつ岩がんに飯塚いいづか工場こうじょう建設けんせつ。
1967年ねん - 「ぴよぴよもなか」発売はつばい。
1971年ねん - 福岡ふくおか第だい二に工場こうじょうに高松宮たかまつのみや宣仁のぶひと親王しんのうが来訪らいほう。
1981年ねん
- 株式会社かぶしきがいしゃ博多はかたひよ子こがひよ子こ本舗ほんぽ𠮷野の堂どう株式会社かぶしきがいしゃに商号しょうごう変更へんこう。
- 飯塚いいづか市し潤野うるのに飯塚いいづか総合そうごう工場こうじょう完成かんせい。
- 株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ（初代しょだい）の西日本にしにほんにおける営業えいぎょう権けんがひよ子こ本舗ほんぽ𠮷野の堂どう株式会社かぶしきがいしゃに移管いかんされる。
1983年ねん
- 「ひよ子こサブレー」発売はつばい。
- 株式会社かぶしきがいしゃ𠮷野の堂どうの西日本にしにほんにおける製造せいぞう部門ぶもんが株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ（初代しょだい）に移管いかんされる。
1987年ねん
- 株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ（初代しょだい）・ひよ子こ本舗ほんぽ𠮷野の堂どう株式会社かぶしきがいしゃ・福岡ふくおか銘菓めいか原料げんりょう株式会社かぶしきがいしゃ・株式会社かぶしきがいしゃ東京とうきょうひよ子こ（初代しょだい）が合併がっぺいし、株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ（2代だい）となる。
- 石坂いしざか博和ひろかずが会長かいちょうとなり、石坂いしざか博史ひろふみが社長しゃちょうに就任しゅうにん。
1988年ねん
- 有限ゆうげん会社かいしゃストーンヒルズカンパニーを設立せつりつ。
- 福岡ふくおか県けん嘉穂かほ郡ぐん穂波ほなみ町まち（現在げんざいの飯塚いいづか市し）に穂波ほなみ工場こうじょう完成かんせい。
1989年ねん
- 穂波ほなみ工場こうじょうに常陸宮ひたちのみや正ただし仁じん親王しんのう・同妃どうひが来訪らいほう。
- 埼玉さいたま県けん草加そうか市しに新しん東京とうきょう工場こうじょう完成かんせい。
1990年ねん
- 福岡ふくおか市し南みなみ区く向野むくのに本社ほんしゃ社屋しゃおく完成かんせい。
- 本社ほんしゃ内ないに「ひよ子こランド」オープン。
1995年ねん
- 有限ゆうげん会社かいしゃストーンヒルズカンパニーを株式会社かぶしきがいしゃに改組かいそ。
- 株式会社かぶしきがいしゃストーンヒルズカンパニーを株式会社かぶしきがいしゃ東京とうきょうひよ子こ（2代だい）に商号しょうごう変更へんこう。
- 株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ（2代だい）の東日本ひがしにっぽんにおける製造せいぞう・販売はんばい部門ぶもんを株式会社かぶしきがいしゃ東京とうきょうひよ子こ（2代だい）に移管いかん。
2002年ねん - 第だい24回かい全国ぜんこく菓子かし大だい博覧はくらん会かいで「ひよ子こちっこいタルト」が名誉めいよ総裁そうさい賞しょう受賞じゅしょう。
2008年ねん - 株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ（2代だい）が株式会社かぶしきがいしゃ𠮷野の堂どう・翔しょう和わ株式会社かぶしきがいしゃを合併がっぺい。
2009年ねん - 石坂いしざか博史ひろふみが会長かいちょうとなり、石坂いしざか淳子じゅんこが社長しゃちょうに就任しゅうにん。
2012年ねん
- 糸島いとしま市し芥屋けやに「ひよ子こ農園のうえん」オープン。
- 福岡ふくおか市し中央ちゅうおう区く天神てんじんに「Frau Atsuko Kayashina」オープン。
- 名菓めいかひよ子こ創そう生せい100年ねん。
2013年ねん - 福岡ふくおか市し中央ちゅうおう区く天神てんじんに「ひよ子こギャラリー天神てんじん」オープン。
2017年ねん - 菓子かし舗𠮷野の堂どう創業そうぎょう120年ねん。

類似るいじ品ひん・模倣もほう品ひん

鳥とりをモチーフにした形かたちの菓子かしは見みた目めも愛あいらしく造型ぞうけい化かしやすいことから、日本にっぽん全国ぜんこくで古ふるくから製造せいぞう・販売はんばいされている。饅頭まんじゅうとしては形かたちの違ちがいや餡あんの違ちがいなど、様々さまざまな類似るいじ品ひんが日本にっぽん全国ぜんこくで見受みうけられる。

商標しょうひょうをめぐる争あらそい

ひよ子この菓子かしの形状けいじょうは、株式会社かぶしきがいしゃひよ子こ（以下いか「ひよ子こ社しゃ」と記しるす）の立体りったい商標しょうひょうとして商標しょうひょう登録とうろくを受うけていたが、同おなじ福岡ふくおか市内しないに本社ほんしゃを持もつ二に鶴つる堂どうの「二に鶴づるの親子おやこ」など、全国ぜんこくには類似るいじの菓子かしが多数たすう存在そんざいするため、商標しょうひょう登録とうろくの有効ゆうこう性せい（自他じた商品しょうひん識別しきべつ力りょくを持もつか）をめぐり、争あらそいになった。

二に鶴づる堂どうは、ひよ子こ社しゃから類似るいじ菓子がしの販売はんばい差止さしどめ請求せいきゅう訴訟そしょうを受うけたことをきっかけとして、ひよ子こ社しゃの商標しょうひょう登録とうろくの無効むこう審判しんぱんを請求せいきゅうしたが、特許庁とっきょちょうは請求せいきゅう不成立ふせいりつ（登録とうろく維持いじ）の審決しんけつを出だした。それを不服ふふくとした二に鶴づる堂どうは知的ちてき財産ざいさん高等こうとう裁判所さいばんしょに審決しんけつ取消とりけし訴訟そしょうを提起ていきし、2006年ねん 11月29日にち、知ち財ざい高裁こうさいは特許庁とっきょちょうの審決しんけつを取とり消けす判決はんけつを下くだした^[1]。その結果けっかを受うけ、今度こんどはひよ子こ社しゃ側がわが判決はんけつを不服ふふくとして最高さいこう裁判所さいばんしょに上告じょうこくしたが、2007年ねん 4月がつ12日にち、最高裁さいこうさいは上告じょうこくを棄却ききゃくする判決はんけつを下くだし、特許庁とっきょちょうの審決しんけつ取消とりけしが確定かくていした^[2]。