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辛子からし明太子めんたいこ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
辛子からし明太子めんたいこ

辛子からし明太子めんたいこ(からしめんたいこ)は、スケトウダラ卵巣らんそうたらこ)を塩漬しおづ熟成じゅくせいし、しお唐辛子とうがらし昆布こぶ砂糖さとう醤油じょうゆなどの調味ちょうみえきんで発酵はっこうさせた惣菜そうざいである。

概要がいよう

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朝鮮半島ちょうせんはんとうの「唐辛子とうがらしやニンニクをまぶした塩漬しおづけタラコ」である「あきらたまごづけ(ミョンランジョ)」をもとに、ふくや川原かわはら俊夫としお日本人にっぽんじんけの志向しこううように鰹節かつおぶし砂糖さとうくわえるなど工夫くふうくわえてされた[1][2]。ふくやが製造せいぞうほう独占どくせんせずに企業きぎょうおしえたことから日本にっぽん全国ぜんこく普及ふきゅうした[1][3]あかりたまごづけつよいニンニク・塩辛しおからさで韓国かんこくじんにもこのみがかれやすいものであったため、日本にっぽんしき明太子めんたいこあかりたまごづけ韓国かんこく国内こくない流通りゅうつうりょう知名度ちめいどおおきく上回うわまわり、2018ねん時点じてんでは日本にっぽんしき明太子めんたいこ普及ふきゅうしている。

語源ごげん

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スケトウダラのことを朝鮮ちょうせん明太めんたい(명태、myeongtae、ミョンテ) とぶことに由来ゆらいするという[4]朝鮮ちょうせん王朝おうちょう時代じだい日記にっきである『うけたまわせいいん日記にっき』のこうむねさんねん(1652ねん)のじょうに「明太めんたいたまご」と記載きさいされているのが「明太めんたい」のかたり初出しょしゅつである。朝鮮ちょうせん王朝おうちょう時代じだい末期まっき学者がくしゃであるひろしもとしるした『林下りんか筆記ひっき』によると、「明太めんたい」のかたり由来ゆらいは、明太めんたいげた明川あすがわぐんの「ふとし」をとした漁師りょうし由来ゆらいするという。なお、朝鮮半島ちょうせんはんとうひがし南部なんぶ方言ほうげんでは、「明太めんたい」を「メンテ」と発音はつおんする。ただし、現代げんだい朝鮮ちょうせんにおいてはタラコのことを「あきらたまご」(명란、myeongnan、ミョンナン)とぶため、明太子めんたいこという表現ひょうげん日本にっぽん独自どくじのものである[5]

なお、日本にっぽんで「たら」の文書ぶんしょあらわれるのは1670ねんであり、そもそもは「スケト」というだった。中国ちゅうごくでは普通ふつうばなし標準ひょうじゅん)ではスケトウダラのことを「せんせまたら」(繁体字はんたいじ: せんせまたら簡体字かんたいじ: 线狭鳕拼音: huángxiànxiáxuě)とぶが、東北とうほく官話かんわ中国ちゅうごく東北とうほく方言ほうげん)ではスケトウダラを「明太めんたいぎょ明太めんたいmíngtàiyú、ミンタイユィ)」とぶことがあり、ロシアでも「минтай(mintaj / mintay、ミンタイ)」とぶことがあることからロシア起源きげん主張しゅちょうもある。

韓国かんこくでの明太めんたい日本にっぽんのたらことちがからけされており、そのため意味いみとしてはたらこ=明太子めんたいこ=スケトウダラのであるが食品しょくひんとしてのあじことなる。 下関しものせき博多はかたをはじめとする西日本にしにほん一部いちぶ地域ちいきでは、唐辛子とうがらし使つかわないいわゆる「たらこ」をしめ言葉ことばとして辛子からし明太子めんたいこ使つかけられている[6]

ロッテホテルによると、川原かわはら俊夫としおあきらたまごづけ(鱈子たらこキムチけ)は塩辛しおからく、そのままでは日本人にっぽんじんけしなかったため、唐辛子とうがらし鰹節かつおぶしさけ調理ちょうりえき方式ほうしき開発かいはつした。これを「十日とおか恵比須えびす神社じんじゃ大祭たいさい」で商売しょうばい繁盛はんじょうである昭和しょうわ24ねん1がつ10日とおかに「あじ明太子めんたいこ」として販売はんばいした[2]

今日きょうでは「明太子めんたいこ」は辛子からし明太子めんたいこ言葉ことばとしてもちいるひとおおく、さらには「めんたい」とりゃくされて「めんたいスパゲティー」や「めんたいロック」など九州きゅうしゅう博多はかた代名詞だいめいしとしてももちいられることもある。これは元々もともとたらこをしめ言葉ことばとしての「明太子めんたいこ」が使つかわれない地域ちいきに、お土産みやげ特産とくさんひんとして「辛子からし明太子めんたいこ」がもたらされ、やがてその略称りゃくしょうとしての「明太子めんたいこ」が全国ぜんこくてきひろがったためとかんがえられる[6]

歴史れきし

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韓国かんこくあかりたまごづけ

あかりたまごづけ(「メンタイ」「まぶしがた」)

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むかし朝鮮半島ちょうせんはんとう文献ぶんけんによると、あきらたまごづけ製造せいぞう発酵はっこうさせることをベースとしていた。塩漬しおづけして発酵はっこうさせたのち、トウガラシとニンニクをくわえてまぶした。塩漬しおづけさせて発酵はっこうさせるため、水分すいぶんけて、タラコのまるが、塩辛しおからあじである。ロッテホテルマガジンていしお日本人にっぽんじんけのあまめの調味ちょうみえきけた明太子めんたいことはことなり、濃度のうどたかしお発酵はっこうさせた「あきらたまごづけ」は日本人にっぽんじんには塩辛しおからあじ解説かいせつしている[2]

戦前せんぜん朝鮮半島ちょうせんはんとうにおいては、日本人にっぽんじん明太子めんたいこ製造せいぞうおろし問屋とんや経営けいえいしていたことをしめ資料しりょう記録きろく[7]がある。明治めいじ40ねんごろ樋口ひぐち伊都いと(ひぐちいづは)が創業そうぎょうしたもので、朝鮮半島ちょうせんはんとう代表だいひょうてき明太子めんたいこ製造せいぞう問屋とんやであった。樋口ひぐち漁業ぎょぎょうたずさわっていたが、漁民ぎょみん自家用じかよう以外いがいてられるだけのスケトウダラの卵巣らんそう日本にっぽんけに商品しょうひんすることをかんがえつき、「明太子めんたいこ製造せいぞう元祖がんそヒ(マルヒ)、創業そうぎょう明治めいじ40ねん樋口ひぐち伊都いと商店しょうてん」という看板かんばんかかげて釜山ぷさん商売しょうばいはじめた。商売しょうばい繁盛はんじょう日本にっぽんへの輸出ゆしゅつのほか、台湾たいわん中国ちゅうごくにその需要じゅようやした。樋口ひぐち終戦しゅうせんまでの38年間ねんかん経営けいえいしていた[5]

にち戦争せんそう直後ちょくごから太平洋戦争たいへいようせんそうなかにかけて、鉄道てつどうしょう日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどうげんJRグループ)は下関しものせき当時とうじ日本にっぽんりょうであった朝鮮ちょうせん釜山ぷさんとのあいだせきがま連絡れんらくせん運航うんこうしていた。また、中国ちゅうごくとの定期ていき連絡れんらくせん存在そんざいし、スケトウダラ(明太めんたいぎょ)の辛子からしけ(明太めんたいたまごけ)をはこんでいた。朝鮮ちょうせんがわ連絡れんらくせんでは釜山ぷさん経由けいゆして、明太めんたい卵巣らんそう辛子からしけ(「あきらたまごづけあかりたまご / 명란젓、myeongnanjeot、ミョンナンジョッ)」)が下関しものせき輸入ゆにゅうされた。

朝鮮半島ちょうせんはんとうんでいた日本人にっぽんじんあかりたまごづけを「メンタイ」とんだ。当時とうじ「メンタイ」とばれたあきらたまごづけは、塩漬しおづけにした卵巣らんそう唐辛子とうがらしりかけてつくる「まぶしがた製造せいぞうされていた[8][1]。ふくや創業そうぎょうしゃ川原かわはら俊夫としおまごである川原かわはらたけひろし社長しゃちょうあかりたまごづけ明太子めんたいこ差異さいについて、あきらたまごづけ塩漬しおづけにした卵巣らんそうに、タレと唐辛子とうがらしまれており、唐辛子とうがらしやニンニクでんだ現代げんだいの「タラコのキムチ」「タラコのチャンジャ」にちかあじであり、日本人にっぽんじんにはしたせんれるくらいのつらさであるとべている[9]

辛子からし明太子めんたいこ(ふくや開発かいはつがた」)

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ふくや川原かわはら俊夫としおわかいころに釜山ぷさんべたあきらたまごづけ記憶きおくもとに、そのままでは日本人にっぽんじんけしないあじなため、あらたにしお製造せいぞうほう辛子からし明太子めんたいこ開発かいはつした。ふくやは「あきらたまごづけ」「まぶしがた戦後せんごにそのままろうとしたが、日本人にっぽんじんにはつらすぎてれず、しん製造せいぞうほうである「がた辛子からし明太子めんたいこ」を開発かいはつした。それでもつらさで朝鮮半島ちょうせんはんとう日本人にっぽんじん以外いがいには敬遠けいえんされたため、調味ちょうみえきしろ砂糖さとう黒砂糖くろざとう角砂糖かくざとうザラメ蜂蜜はちみつなど出来できかぎりの甘味あまみくわえたり、さけかつおぶし昆布こぶ出汁だしでうまやコクもくわえる試行錯誤しこうさくごをし、「辛子からし明太子めんたいこ」を開発かいはつした。辛子からし明太子めんたいこは「あきらたまごづけ」のように発酵はっこうさせるほど塩漬しおづけするのではなく、ひくしおけるのが基本きほんである。これにかつおだしやさけ、トウガラシみりんなどを使つかい、トウガラシ以外いがい日本にっぽんしき熟成じゅくせい調味ちょうみりょうのため、つらさはややひかえめとなった。ふくやはやく10ねんかけてした製造せいぞうほう独占どくせんせずに企業きぎょうおしえた。そのため、日本にっぽん全国ぜんこく明太子めんたいこ普及ふきゅうした。のち塩漬しおづけにしたタラコへ唐辛子とうがらしをまぶしてつく伝統でんとうてきあきらたまごづけ」は徐々じょじょっていき、調味ちょうみえきけの辛子からし明太子めんたいこがたがほとんどとなった。韓国かんこくでさえもまぶしてつくる、伝統でんとうてき製造せいぞうほうあかりたまごづけはほとんどなくなってしまって、ぎゃく輸入ゆにゅうされた日本にっぽんふう明太子めんたいこがその位置いちめるほどとなっている[10][8][11][12][1][3][2]。このみでは「乳酸にゅうさん発酵はっこう」をともなう。みにさいしては、各社かくしゃ工夫くふうをしてことなる方法ほうほうふく材料ざいりょう使用しようすることもある。

国内外こくないがい普及ふきゅうと「がたあきらたまごづけ」の登場とうじょう伝統でんとうてきまぶしがたあきらたまごづけ衰退すいたい

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辛子からし明太子めんたいこ野沢のざわさいをのせた弁当べんとうのごはん

ふくやが製造せいぞうほうおしえたため、そのって、1960年代ねんだいにはおおくのどう業者ぎょうしゃ設立せつりつされた。1962ねんごろにふくやのななまえとなりの2けんみせが、おしえられた製造せいぞうほう明太子めんたいこ販売はんばいするようになった。1967~68ねんごろには製造せいぞうほう俊夫としおからおしえられた大手おおて明太子めんたいこメーカーが次々つぎつぎ開業かいぎょうした[3]。ふくやの社員しゃいんたちが「商標しょうひょう登録とうろく製法せいほう特許とっきょるべきだ」とうったえると、俊夫としお漬物つけものいに、「漬物つけものにはさまざまなあじがある。おな大根だいこんでも白菜はくさいでも、かたひとつであじわる。家庭かていごとでもあじちがう。そんな漬物つけもの商標しょうひょうはあるか? 製法せいほう特許とっきょはあるか? 明太子めんたいこだってだれつくってもいいではないか」と説得せっとくしている[3]。1975ねん山陽新幹線さんようしんかんせん博多はかたえきまでつながり、東京とうきょう博多はかたあいだ全通ぜんつう設立せつりつされたぶく新幹線しんかんせんえき東京とうきょう三越みつこし百貨店ひゃっかてんとう販路はんろきずき、全国ぜんこくてきわたるようになった。近年きんねんでは料亭りょうてい老舗しにせ醤油じょうゆメーカーなども明太子めんたいこあつかうようになり、良質りょうしつ原材料げんざいりょう贅沢ぜいたく使用しようした高級こうきゅうひん研究けんきゅうすすんでいる。1980年代ねんだいには土産物みやげもの販売はんばいルート以外いがいにも、百貨店ひゃっかてん量販りょうはんてんひろ販売はんばいされるようになり、全国ぜんこくおにぎりパスタとしてひろ利用りよう販売はんばいされている。2007ねんには、おにぎりなどの加工かこうよう辛子からし明太子めんたいこ出荷しゅっかりょうが、ついに土産みやげよう辛子からし明太子めんたいこ出荷しゅっかりょう逆転ぎゃくてんした。

新幹線しんかんせん開通かいつう明太子めんたいこ全国ぜんこくとなったが、2016ねんにふくやの川原かわはらただしこう社長しゃちょうは、「ふくやだけが明太子めんたいこ独占どくせん販売はんばいしていれば、おそらく(日本にっぽん全国ぜんこくへ)ひろがらなかったとおもいます」とし、製造せいぞうほう他社たしゃおしつづけた俊夫としお支持しじしている[3]

2018ねん11月辛子からし明太子めんたいこ(めんたいこ)製造せいぞう販売はんばい蔵出くらだしめんたい本舗ほんぽ」が、ニシンのたまごかずつら調味ちょうみえきんだ「かず太子たいし(すうたいこ)」を開発かいはつかずならではのしょくかん、うまみ、つらさが特長とくちょうで、おせち料理りょうり歳暮せいぼ高級こうきゅう食品しょくひんとして販売はんばい[13]

ふくや創業そうぎょうしゃ川原かわはら俊夫としおまごである川原かわはらたけひろし社長しゃちょう由来ゆらいである「あきらたまごづけ」は、スケトウダラの卵巣らんそうしお唐辛子とうがらし、ニンニクや胡麻ごまなどと発酵はっこうさせたものであり、スケトウダラの卵巣らんそうばんチャンジャ解説かいせつしている[9]

かれは2018ねん時点じてん発想はっそう由来ゆらいとなったあきらたまごづけをふくや開発かいはつの「明太子めんたいこ」が韓国かんこく国内こくないでさえも流通りゅうつうりょう知名度ちめいどんでしまったとかたっている。川原かわはらたけひろし社長しゃちょうはややこしいことに伝統でんとうてきあかりたまごづけ(まぶしがた)が韓国かんこくからほとんどくなってしまって、日本にっぽんふう明太子めんたいこばかりなってしまっている。そのため、あきらたまごづけ明太子めんたいこ韓国かんこくない流通りゅうつうりょう上回うわまわった以降いこうそだったわか韓国かんこくじん中心ちゅうしん明太子めんたいこそのものが韓国かんこくの「あきらたまごづけ」であると勘違かんちがいされていることをかしている[10]

販売はんばい形態けいたい産地さんち

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辛子からし明太子めんたいこは、その形状けいじょうによって販売はんばい価格かかく流通りゅうつう経路けいろおおきくことなる。

卵巣らんそうかたちたもったままのものは「真子しんじ(まこ)」といい、比較的ひかくてき高値たかね取引とりひきされる。おも贈答ぞうとう接待せったいもちいられる。かわれたものを「(きれこ)」としょうし、比較的ひかくてき安価あんか家庭かていようとしてこのまれる。さらにまったくかたちがなくつぶのみのものを「ばら(ばらこ)」という。ばらはパックめにして業務ぎょうむよう使用しようされたり、チューブれたりして販売はんばいされている。にはすこれただけのものから、ほとんどばらちかいようなものまで多種たしゅ存在そんざいする。なお、真子しんじ・ばら品質ひんしつにはとくちがいはない。さらに、明太子めんたいこ原料げんりょう戦前せんぜんころくらべはるかにほそせてしまったといわれるが、ほそ明太子めんたいこべつのばらこを注入ちゅうにゅうする技法ぎほうされた。

明太子めんたいこ産地さんちについて、原料げんりょうとなるスケトウダラのたまご日本にっぽん近海きんかい、アメリカ・アラスカロシアなどでれたものが中心ちゅうしんであり、スーパーでかけるもののおおくがアメリカさん・ロシアさんとなっている。 1970年代ねんだいから日本にっぽんのODA援助えんじょにより大型おおがたせんにした韓国かんこく財閥ざいばつ各社かくしゃ北海道ほっかいどう沿岸えんがん定置網ていちあみから横取よこどりしたスケトウダラのたまご博多はかたかく業者ぎょうしゃ輸出ゆしゅつすることで安価あんか辛子からし明太子めんたいこ流通りゅうつうするようになった。 近年きんねん比較的ひかくてき安価あんかされている「原産地げんさんち 中国ちゅうごく」と表記ひょうきされたものをかけるが、これは上述じょうじゅつたまご中国ちゅうごく加工かこうした中国ちゅうごく加工かこう製品せいひんであり、中国ちゅうごくさん原料げんりょうたまご日本にっぽん加工かこうしているわけではない。なお2009ねんごろきょう中国ちゅうごくをめぐる食品しょくひん問題もんだいのあおりをけ、中国ちゅうごく工場こうじょうかまえる業者ぎょうしゃおおくが撤退てったい開始かいししていたが、近年きんねんふたた中国ちゅうごく加工かこうのものがはじめてきた。

かた

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ふくさいとしてそのまま、もしくはこのみによりかるいて食卓しょくたくきょうする。また、酒肴さけさかなやおにぎり、茶漬ちゃづざいとしてもこのまれる。NTTドコモ「みんなのこえ」における「きなごはんのおともランキング」では、「辛子からし明太子めんたいこ」がいちであった[14][15]

洋食ようしょくれられることもおおく、ほぐした辛子からし明太子めんたいこマヨネーズえて「めんたいマヨネーズ」としたり、バターライスぜたりスパゲッティもちいることもある。

また、パンでは明太子めんたいこバターマーガリンマヨネーズひとしわせてペーストじょうにし、フランスパンった「明太子めんたいこフランス」がよくられている[16]

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 平井ひらい明夫あきおちょ社団しゃだん法人ほうじん日本水産にっぽんすいさん学会がっかい監修かんしゅうさかなたまごのはなし』 (成山なりやまどう書店しょてん、2003ねんISBN 978-4425851614
  • 藤川ふじかわ祐輔ゆうすけ博多はかた起業きぎょうぶく佐々木ささき吉夫よしお中心ちゅうしんとして― 」(中村学園大学なかむらがくえんだいがく流通りゅうつう科学かがく研究けんきゅう』 4かん1ごう、2004ねん10がつ1にち) 43-56ぺーじ NAID 110006405795
  • 今西いまにしはじめ中谷なかたに 三男みつお明太子めんたいこ開発かいはつ - そのルーツをさぐる』 (成山なりやまどう書店しょてん、2008ねんISBN 978-4425883714

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d 感動かんどうする会社かいしゃは、なぜ、すべてがうまくまわっているのか?」 p37,藤井ふじい正隆まさたか , 2011ねん
  2. ^ a b c d 釜山ぷさんあきらたまごまち” (朝鮮ちょうせん). www.lottehotelmagazine.com. ロッテホテル. 2023ねん2がつ10日とおか閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e 最初さいしょはまったくれなかった明太子めんたいこ、どうやって福岡ふくおかから全国ぜんこくに?”. ITmedia ビジネスオンライン (2016ねん4がつ18にち). 2023ねん2がつ10日とおか閲覧えつらん
  4. ^ 八塩やしお圭子けいこ中小ちゅうしょう中堅ちゅうけん企業きぎょう発信はっしんりょく研究けんきゅう明太子めんたいこの「ふくや」の事例じれいとおして―」(『 學習院大學がくしゅういんだいがく經濟けいざい論集ろんしゅう』 52かん4ごう、 2016ねん1がつ) p.157-173, hdl:[//hdl.handle.net/10959%2F3983 10959/3983
  5. ^ a b 今西いまにしいち中西なかにし三男みつお明太子めんたいこ開発かいはつ成山なりやまどう書店しょてん、2008ねん8がつ28にち、81ぺーじISBN 9784425883714 
  6. ^ a b めんたいこ”. 市場いちばネットワーク. 2003ねん1がつ24にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2003ねん1がつ24にち閲覧えつらん
  7. ^ 明太子めんたいこ元祖がんそ樋口ひぐち商店しょうてん”. gpi.sakura.ne.jp. 2023ねん9がつ26にち閲覧えつらん
  8. ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2016ねん10がつ5にち). “九州きゅうしゅういしずえきずいた群像ぐんぞう辛子からしめんたいこへん(2)誕生たんじょう”. 産経さんけいニュース. 2021ねん10がつ16にち閲覧えつらん。 “「あきらたまごづけれるんじゃないか」。そうかんがえた川原かわらは24ねんがつ、メンタイの販売はんばいった。ものがなく、しっかりあらった金魚鉢きんぎょばちめて店頭てんとうならべた。もくろみははずれ、きはわるかった。”
  9. ^ a b 玉置たまき標本ひょうほん (2018ねん4がつ2にち). “なぜ明太子めんたいこ博多はかた名物めいぶつなのか、ふくやの社長しゃちょういてみた”. デイリーポータルZ. 2023ねん2がつ10日とおか閲覧えつらん。 “あきらたまごづけはスケトウダラの卵巣らんそうしお唐辛子とうがらし、ニンニクや胡麻ごまなどと発酵はっこうさせたもので、いま明太子めんたいこというよりは、チャンジャにちかいものだったみたいです。ややこしいのがいま韓国かんこく伝統でんとうてきあかりたまごづけはほとんどなくなってしまって、日本にっぽんふう明太子めんたいこばかりなんです。わか韓国かんこくじんからは「韓国かんこく明太子めんたいこ日本にっぽんにもあるのか」とわれるのですが、一周いっしゅうまわって文化ぶんかをした結果けっかなんですよ”
  10. ^ a b c 玉置たまき標本ひょうほん (2018ねん4がつ2にち). “なぜ明太子めんたいこ博多はかた名物めいぶつなのか、ふくやの社長しゃちょういてみた”. デイリーポータルZ. 2021ねん10がつ16にち閲覧えつらん。 “スケトウダラの卵巣らんそうしお唐辛子とうがらし、ニンニクや胡麻ごまなどと発酵はっこうさせたもので、いま明太子めんたいこというよりは、チャンジャにちかいものだったみたいです。 スケトウダラのちょうつくったものがチャンジャで、卵巣らんそうつくったものがあかりたまごづけ。 ややこしいのがいま韓国かんこく伝統でんとうてきあかりたまごづけはほとんどなくなってしまって、日本にっぽんふう明太子めんたいこばかりなんです。わか韓国かんこくじんからは「韓国かんこく明太子めんたいこ日本にっぽんにもあるのか」とわれるのですが、一周いっしゅうまわって文化ぶんかをした結果けっかなんですよ。”
  11. ^ 明太子めんたいこ誕生たんじょう物語ものがたり | ふるさと歴史れきしシリーズ「博多はかたつよくなろう | 地域ちいき社会しゃかい貢献こうけん活動かつどう | 西日本にしにほんシティ銀行ぎんこうについて | 西日本にしにほんシティ銀行ぎんこう”. www.ncbank.co.jp. 2021ねん10がつ16にち閲覧えつらん
  12. ^ 全国ぜんこく辛子からしめんたいこ食品しょくひん公正こうせい取引とりひき協議きょうぎかい
  13. ^ 明太子めんたいこじゃなく「すう太子たいし発売はつばい 鳥栖とす蔵出くらだしめんたい本舗ほんぽ経済けいざい農業のうぎょう佐賀さが新聞しんぶんニュース|佐賀さが新聞しんぶんLiVE
  14. ^ NTTドコモ「みんなのこえ」の「きなごはんのおともランキング」28785ひょう(2011/5/15〜5/28)ちゅうだいいちが「辛子からし明太子めんたいこ
  15. ^ goo だいいち辛子からし明太子めんたいこ
  16. ^ めんたいフランスはうまいデイリーポータルZべつやくれい執筆しっぴつ
  17. ^ チャンジャとは?簡単かんたんつくかたもご紹介しょうかい”. DELISH KITCHEN. 2021ねん10がつ16にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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