アオカケス

アオカケス
	アオカケス Cyanocitta cristata
保全ほぜん状じょう況きょう評価ひょうか
	LEAST CONCERN; (IUCN Red List Ver.3.1 (2001));
分類ぶんるい
学名がくめい
	Cyanocitta cristata (Linnaeus, 1758)
和名わみょう
	アオカケス
英名えいめい
	Blue jay

アオカケス（青あお懸巣かけす、Cyanocitta cristata）は、スズメ目めカラス科かに分類ぶんるいされる鳥類ちょうるい。

分布ぶんぷ

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく、カナダ、メキシコ^[1]

多おおくの地域ちいきでは渡わたりは行おこなわないが、カナダに分布ぶんぷする個体こたい群ぐんは冬ふゆになると南下なんかすることもある。

形態けいたい

全長ぜんちょう30センチメートル。英名えいめいや和名わみょうの通とおり頭頂とうちょう部ぶや背面はいめん、尾羽おはは鮮あざやかな青あおい羽毛うもうで覆おおわれる。種たね小名しょうみょうcristataは「鶏冠けいかんのある」の意いで、名前なまえの通とおり頭頂とうちょうの冠かんむり羽わは発達はったつする。頭部とうぶは黒くろく、眼めの周囲しゅういや喉のどは白しろい。下面かめんは灰色はいいろ。翼つばさ、尾羽おはの先端せんたんは白しろい。

生態せいたい

森林しんりんや農耕のうこう地ち・市街地しがいちなどに生息せいそくする。ペアで縄張なわばりを形成けいせいして生活せいかつする。英名えいめいjayは「ジェイ、ジェイ」と聞きこえる鳴なき声ごえに由来ゆらいするが、猛禽もうきん類るいの鳴なき声ごえを真似まねて威嚇いかくなどに用もちいることもある。

食しょく性せいは雑食ざっしょくで、昆虫こんちゅう、節足動物せっそくどうぶつ、鳥類ちょうるいの卵たまごや雛ひな、果実かじつ、種子しゅしなどを食たべる。食物しょくもつを貯蔵ちょぞうするが、これには縄張なわばり内ないの餌えさをなくすことで侵入しんにゅう者しゃを減へらす働はたらきがあると考かんがえられている。

繁殖はんしょく様式ようしきは卵生らんせい。樹木じゅもくの上うえに木きの枝えだや草くさの茎くき、樹木じゅもくの細ほそい根ねなどを組くみ合あわせた巣すを作つくる。建物たてものの上うえに営巣えいそうすることもある。1腹はら2 - 6個この卵たまごを産うむ。抱だき卵たまごは雌めすが行おこない、抱だき卵たまご期間きかんは16 - 18日にちである。

人間にんげんとの関係かんけい

適応てきおう力りょくが強つよく市街地しがいち等ひとしでも見みかけられるため、人間にんげんにとって身近みぢかな鳥類ちょうるいといえる。

オンタリオ州しゅうでは州しゅう鳥とりに扱あつかわれ、MLBのトロント・ブルージェイズの由来ゆらいとなっている。

参考さんこう文献ぶんけん

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ ^a ^b ^c BirdLife International. 2012. Cyanocitta cristata. The IUCN Red List of Threatened Species 2012: e.T22705611A39828195. doi:10.2305/IUCN.UK.2012-1.RLTS.T22705611A39828195.en, Downloaded on 17 December 2015.

『原色げんしょくワイド図鑑ずかん4　鳥とり』、学習研究社がくしゅうけんきゅうしゃ、1984年ねん、7頁ぺーじ。
黒田くろだ長久ちょうきゅう監修かんしゅう C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編へん『動物どうぶつ大だい百科ひゃっか 9 鳥ちょうIII』、平凡社へいぼんしゃ、1986年ねん、146-151頁ぺーじ。
『小学館しょうがくかんの図鑑ずかんNEO　鳥とり』、小学館しょうがくかん、2002年ねん、159頁ぺーじ。
マイケル・ウォルターズ著ちょ、山岸やまぎし哲あきら監修かんしゅう、『世界せかい「鳥とりの卵たまご」図鑑ずかん』、新樹あらき社しゃ、2006年ねん、240頁ぺーじ

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形態けいたい

生態せいたい

人間にんげんとの関係かんけい

参考さんこう文献ぶんけん

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