アレテューズ級きゅう潜水せんすい艦かん

アレテューズ級きゅう潜水せんすい艦かん
艦かん級きゅう概観がいかん
艦かん種しゅ	潜水せんすい艦かん
艦かん名めい
前まえ級きゅう	ナルヴァル級きゅう
次つぎ級きゅう	ダフネ級きゅう潜水せんすい艦かん
性能せいのう諸しょ元もと
排水はいすい量りょう	水上すいじょう 543トン、水中すいちゅう 669トン
全長ぜんちょう	49.6 m (162 ft 9 in)
全幅ぜんぷく	5.8 m (19 ft 0 in)
吃水きっすい	4 m (13 ft 1 in)
機関きかん	12気筒きとうディーゼルエンジン2基き (1,060 hp/790 kW) 電動でんどうモーター1基き (1,300 hp/970 kW)、1軸じく推進すいしん
最大さいだい速力そくりょく	水上すいじょう 12.5ノット (23.2 km/h) 水中すいちゅう 16ノット (30 km/h)
航続こうぞく距離きょり
乗員じょういん	39名めい
兵へい装そう	22インチ魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん4門もん

アレテューズ級きゅう潜水せんすい艦かん (Classe Aréthuse) は、1950年代ねんだいに建造けんぞうされたフランス海軍かいぐんの通常つうじょう動力どうりょく型がた潜水せんすい艦かんの艦かん級きゅうである。当とう級きゅうは対たい潜せん戦せんのためのハンター・キラー潜水せんすい艦かんとして設計せっけいされ、フランス海軍かいぐんは当とう級きゅうを Sous-marins de Chasse と呼称こしょうした。先進せんしん的てきな探知たんち装置そうちと静粛せいしゅく性せいを兼かね備そなえており、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん時どきのUボート (XXIII型がた)の影響えいきょうを受うけた。

設計せっけい

小型こがたで、目立めだたず静粛せいしゅく性せいの高たかいアレテューズ級きゅうの主要しゅような任務にんむは沿岸えんがん部ぶと海峡かいきょうにおける対たい潜せん戦せんだった。艦かん暦れきの終おわりには、乗組のりくみ員いんの練習れんしゅう艦かんとしてフランス海軍かいぐん潜水せんすい艦かん部隊ぶたいの設立せつりつに貢献こうけんした。

同級どうきゅうの武装ぶそうは4門もんの艦かん首くび魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かんであり、4発はつを発射はっしゃ管かんに装填そうてんし、手前てまえに4発はつ装備そうびすることで8発はつの短たん魚雷ぎょらいあるいは機雷きらいを搭載とうさいすることができた。

同級どうきゅうはシェルブールで建造けんぞうされると、常つねに地中海ちちゅうかいを本拠地ほんきょちとして運用うんようされた。艦かん暦れきはメルス・エル・ケビールに始はじまり、その後ごトゥーロンへ配備はいびされた。

アレテューズ級きゅうは第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごにおけるフランスの潜水艦せんすいかん再建さいけんの大おおきな一いち歩ほであったが、特殊とくしゅ化かと大おおきさによる制約せいやくで建造けんぞう数すうは限かぎられ、より多目的たもくてきで大型おおがたのダフネ級きゅう潜水せんすい艦かん（800トン級きゅう）が、フランス、パキスタン、ポルトガル、スペイン、南みなみアフリカの海軍かいぐん向むけに建造けんぞうされた。

同型どうけい艦かん

全ぜん艦かんがシェルブール兵器へいき工場こうじょう（Arsenal de Cherbourg)で建造けんぞうされた。

艦かん名めい	進水しんすい	受領じゅりょう	退役たいえき
S635 アレテューズ	1957年ねん11月9日にち	1958年ねん10月23日にち	1979年ねん4月がつ
S636 アルゴノート	1957年ねん6月29日にち	1959年ねん2月がつ11日にち	1982年ねん、シテ科学かがく産業さんぎょう博物館はくぶつかんに保存ほぞん
S639 アマゾーヌ	1958年ねん4月がつ3日にち	1959年ねん7月がつ1日にち	1980年ねん7月がつ
S640 アリアーヌ	1958年ねん9月12日にち	1960年ねん3月16日にち	1981年ねん3月がつ

参考さんこう文献ぶんけん

• 「特集とくしゅう・フランスの潜水せんすい艦かん」、『世界せかいの艦船かんせん』No.455、海人あま社しゃ、1992年ねん。

関連かんれん項目こうもく

• フランス海軍かいぐん艦艇かんてい一覧いちらん

外部がいぶリンク

• "Les sous-marins de chasse du type Aréthuse". Net Marine. histoire. 2018年ねん9月がつ14日にち閲覧えつらん。