インセクトロン

インセクトロン（Insecticons）は、『トランスフォーマー』シリーズに登場とうじょうする昆虫こんちゅう型かたロボット生命せいめい体たい。

G1

『戦たたかえ!超ちょうロボット生命せいめい体たいトランスフォーマー』、『トランスフォーマー ザ・ムービー』、および『トランスフォーマー2010』に登場とうじょうしたデストロン軍団ぐんだんが保有ほゆうする独立どくりつ部隊ぶたいである。本体ほんたいである3体たいと、無限むげんに増殖ぞうしょくするクローン軍団ぐんだんで構成こうせいされる。

概要がいよう

『戦たたかえ!超ちょうロボット生命せいめい体たいトランスフォーマー』第だい13話わ「リジェの裏切うらぎり / Tritor」より登場とうじょう。

サイバトロン戦士せんしとメガトロン / Megatron率ひきいるデストロン軍団ぐんだんが覚醒かくせいする遥はるか以前いぜんに地球ちきゅうに到来とうらいした独立どくりつ部隊ぶたいで昆虫こんちゅう型がたロボットに変形へんけいするトランスフォーマー。サンダークラッカー / Thundercrackerが言いうには、メガトロン率ひきいるデストロンが本家ほんけで彼かれらは分家ぶんけである。

デストロンのメンバーがリーダーのメガトロンを「メガトロン様さま」と尊称そんしょうで呼よぶのに対たいして、彼かれらは専もっぱら「メガトロン（殿しんがり）」と呼よび、同盟どうめい者しゃとして対等たいとうの立場たちば（第だい53話わ「ブルーティカスの攻撃こうげき / The Revenge of Bruticus」では「メガトロン様さま」と呼よんでいた）で利害りがいが一致いっちした場合ばあいに協力きょうりょくし合あったり、エネルゴンキューブを報酬ほうしゅうとして作戦さくせんを請うけ負おったりする程度ていどの関係かんけいに過すぎない。そのため、お互たがいが不都合ふつごうな状況じょうきょうになると諍いさかいを起おこしてしまう。

小柄こがらの体格たいかくとして描えがかれているが雑食ざっしょくであらゆる物ものをエネルギーとして利用りようでき、エネルゴンキューブを単独たんどくで精製せいせいしたり、エネルギーを多量たりょうに吸収きゅうしゅうして巨大きょだい化かすることが可能かのう。この雑食ざっしょく性せいが裏目うらめに出でてしまい、体質たいしつに合あわないエネルギーの摂取せっしゅによってピンチに陥おちいったことがある（第だい21話わ「インセクトロン・シンドローム / The Incecticon Syndrome」）。再生さいせい能力のうりょくが非常ひじょうに高たかく、鉄てつの破片はへんなどに対たいしてはシャープネル、キックバックの触角しょっかく部分ぶぶんより発射はっしゃされるエレクトロクローンビームを浴あびせることにより、クローンを生成せいせいできる。クローンに複雑ふくざつな思考しこう能力のうりょくはなく、本体ほんたいである3体たいの命令めいれいで単純たんじゅんな動作どうさを行おこなう。この他ほか、後期こうきOPアニメでは溶岩ようがんの中なかで行動こうどうしていた。

英語えいご版ばんにおける彼かれらの初はつ登場とうじょうは第だい64話わ「インセクトロンの謎なぞ / A PLAGUE OF INSECTICONS」であるが、日本にっぽんではあるキャラクターが登場とうじょうする関係かんけいで彼かれらの謎なぞが終盤しゅうばんに明あかされる形かたちとなった。

『ムービー』では同盟どうめい者しゃではなく、メガトロンの部下ぶかとして彼かれの命令めいれいに対たいして忠実ちゅうじつに従したがっており、負傷ふしょうして打うち捨すてられたところをユニクロン/Unicronによって、サイクロナスとスウィープス軍団ぐんだんとして再生さいせいされるが、後ごのガラクタ惑星わくせいジャンキオンでの戦たたかいや『2010』で姿すがたを見みせていることから本体ほんたいではなく、クローンアーミーの可能かのう性せいがある。

メンバー

諜報ちょうほう工作こうさく兵へいキックバック / Kickback

声こえ - 石井いしい敏郎としお、島しま香かおり裕ひろし（13、21話わ）、江原えばら正ただし士し（54話わ）/ ムービー、2010 - 塩屋しおや翼つばさ /英えい - クライヴ・レヴィル

バッタに変形へんけい。キックと跳躍ちょうやく力りょく、サブマシンガンを武器ぶきとする。

『ムービー』ではサイバトロンシティの壁かべを噛かみ破やぶろうとしたが、ホットロディマス/HotRodとチャー/Kupに轢ひき潰つぶされる。その後ごサイバトロンとの攻防こうぼうで負傷ふしょうし、セイバートロン星ぼしへ帰還きかんする途中とちゅうに宇宙うちゅうへ放逐ほうちくされるが、ユニクロンの手てによりスカージ/Scourge（あるいはスウィープス部隊ぶたい）として再生さいせいされる。

設定せってい上じょうは、部隊ぶたいのリーダーではあるが、本編ほんぺんではあまりそういった面めんは強調きょうちょうされていない。

心理しんり工作こうさく兵へいボンブシェル / Bombshell

声こえ - 城山しろやま知とも馨かおる夫おっと / 英えい - マイケル・ベル

カブトムシ（海外かいがい版ばんではゾウムシ）に変形へんけい。設定せっていの違ちがいから日本にっぽん版ばんでは「角かく」とされている部分ぶぶんが海外かいがい版ばんでは「口くち」に該当がいとうするため、そこから物ものを食たべるシーンがある。他たのメンバーとは異ことなる自身じしんの角かくを模もした形状けいじょうの迫撃はくげき砲ほうが武器ぶきで、そのビームガンから破壊はかいされた物体ぶったいに付着ふちゃくし、再生さいせいさせる光ひかり球だまも発射はっしゃする。角かくからセレブロシェルを打うち込こみ、相手あいてをコントロールする能力のうりょくを持もつが、セレブロシェルを破壊はかいされるとダメージが自身じしんに跳はね返かえる。セレブロシェルによる計略けいりゃくを練ねるなど部隊ぶたいの中なかで冷静れいせいだが、シャープネルからは根ねが卑いやしいと言いわれている。またメカに詳くわしく、くの一いちロボ・ナイトバードの体からだを改造かいぞう強化きょうかしてサイバトロンを襲おそわせたこともある。

『ムービー』では具体ぐたい的てきに描写びょうしゃされなかったが、サイバトロンとの攻防こうぼうで負傷ふしょう、キックバックらとともに宇宙うちゅうへ放逐ほうちくされるが、ユニクロンによりサイクロナス/Cycronus（あるいは無敵むてき艦隊かんたいの一員いちいん）として再生さいせいされる。

『バイナルテック』では地球ちきゅうの企業きぎょうを乗のっ取とり、デッドエンドのBT化かを行おこなわせた。

電子でんし工作こうさく兵へいシャープネル / Shrapnel

声こえ - 江原えばら正ただし士し、速水はやみ奨すすむ（13話わ）、塩屋しおや翼つばさ（54話わ）、城山しろやま知とも馨かおる夫おっと（2010）/ ムービー - 石井いしい敏郎としお / 英えい - ハル・ライリー

クワガタムシに変形へんけい。上記じょうきメンバーとは異ことなるソーラービームガンを使用しようし、雷かみなりを集積しゅうせきして自みずからの武器ぶきとするサンダーアタックが得意とくい技わざ。分裂ぶんれつして大量たいりょうのスパイクを飛とばす鉄てつ球だまを放はなつグレネードランチャーも装備そうび。また大だい顎あごからは破壊はかい光線こうせんやオーバーライトウェーブを発射はっしゃし、オーバーライトウェーブで敵てきを操あやつる能力のうりょくも持もつ。

『ムービー』ではチャーが弾道だんどうを反そらしたブリッツウイングの砲撃ほうげきを受うける。サイバトロンシティの壁かべを噛かみ破やぶろうとした際さいも、ホットロディマスとチャーに轢ひかれてしまう。その後ごの戦闘せんとうで負傷ふしょう（トレーラーモードのコンボイに轢ひかれていた）し、キックバックらとともに宇宙うちゅうへ放逐ほうちくされるが、ユニクロンによりスカージ（あるいはスウィープス部隊ぶたい）として再生さいせいする。ただしデストロンがジャンキオンを襲撃しゅうげきした際さいにも姿すがたを見みせている。

またサイバトロンシティの壁かべを噛かみ破やぶるシーンで「夕ゆうべから下痢げり気味きみ」（エネルギーの消化しょうか不良ふりょうの例れいえと思おもわれる）と本人ほんにんが語かたっている。

コミック版ばんでの活躍かつやく

テレビマガジン版はんトランスフォーマーの第だい3話わではエネルギー調査ちょうさに来きていたところをサイバトロンに九州きゅうしゅうの阿蘇あその火口かこうに誘さそい込こみ、地雷じらいの罠わなにかけるが、サイバトロンの4WDロボ（ハウンド、アウトバック、ウェーブ、ビーチコンバー）の合体がったい攻撃こうげきの前まえに撤退てったいする。

玩具おもちゃ

『ダイアクロン』シリーズ・昆虫こんちゅうロボ、バッタス・カブトロン・クワガトラーの流用りゅうよう。TFでは「40~42」のナンバーを与あたえられ1985年ねん10月がつに発売はつばいされ、1986年ねん12月には絶版ぜっぱんとなったが、1987年ねんよりロボットポイントによる通販つうはんで海外かいがい版ばんが再さい発売はつばいされた。

2004年ねん9月がつ『トランスフォーマー コレクション』にて3体たいセットで復刻ふっこくされ、胸むねのスペースに収納しゅうのう可能かのうなエネルゴンキューブが付属ふぞく。また、e-hobbySHOP限定げんていでダイアクロンのころのカラーリンクで統一とういつされたクローンアーミーが存在そんざいする。

海外かいがい展開てんかいのアクションマスターでのヨーロッパ展開てんかいではボンブシェルのみが登場とうじょう。クワガタに類似るいじしたニードラー/Needlerをパートナーとする。

その他たの玩具おもちゃ

デストロン軍団ぐんだん22セット

セブンより発売はつばいされた塩しおビ人形にんぎょうセットに付属ふぞく。

トランスフォーマー ロボットヒーローズ

ディフォルメタイプのフィギュア。海外かいがい名称めいしょうのインセクティコン名義めいぎでシャープネルがロディマスとのセットで発売はつばい。

デラックスインセクトロン

オーストリアのハズブロ社しゃはタカトクトイスの『機甲きこう虫むし隊たいビートラス』の仕様しよう変更へんこう品ひんとして『DXインセクトロン』を発売はつばいした。これはカブトムシ、バッタ、クワガタムシに加くわえ蝉せみで構成こうせいされているが、カブトムシ、バッタ、クワガタムシに変形へんけいするものはインセクトロンとは姿すがたが大おおきく異ことなる。また、色いろは実在じつざいする昆虫こんちゅうに合あわせている。

メンバー（デラックスインセクトロン）

海外かいがい展開てんかいの第だい二に期きパッケージの戦闘せんとうシーンのイラストでは、インセクトロンに加くわえて、DXインセクトロンも登場とうじょうしており、スカイファイアーやダイノボットと戦たたかうシーンが描えがかれた。

日本にっぽん版ばんでは2008年ねんのオメガ・スプリームが復刻ふっこくされた際さいにこのイラストが紹介しょうかいされた。UKコミック版ばんでは、ヴェノムとチョップショップのみが登場とうじょうしている。

設定せってい上じょうでは、インセクトロンとは仲なかが悪わるい。

心理しんり戦闘せんとう兵へいヴェノム/VENOM

セミ（玩具おもちゃではツェツェバエ）に変形へんけいする。その鋭するどい口吻こうふんは強烈きょうれつな毒どく針はりとなっており、味方みかたにさえ毒どくを盛もる猜疑心さいぎしんの強つよい性格せいかく。

DXインセクトロンのリーダー。テックスペックでは地位ちいの値ねが8で、キックバックよりも高たかい。

盗賊とうぞくチョップショップ/CHOPSHOP

貪欲どんよくな盗人ぬすっとで、鋏やっとこ状じょうの角かくは鋼鉄こうてつも切断せつだんする。クワガタムシに変形へんけい。

射撃しゃげき手しゅバラージ/BARRAGE

残酷ざんこくで無慈悲むじひな性格せいかく。角かくと光子こうしソニックライフルが武器ぶき。カブトムシに変形へんけいする。

玩具おもちゃではチョップショップとランサックは変形へんけい機構きこうは割わりとシャープネルとキックバックに近ちかいが、バラージはボンブシェルとは変形へんけい機構きこうがかなり異ことなる。

兵士へいしランサック/RANSACK

バッタに変形へんけいする。触角しょっかくから電流でんりゅうを発はっする。単たんに争あらそいだけを求もとめる好戦こうせん的てきな性格せいかく。

ビーストウォーズII

日本にっぽんのオリジナル作品さくひん『ビーストウォーズII 超ちょう生命せいめい体たいトランスフォーマー』に登場とうじょう。

概要がいよう（ビーストウォーズII）

初はつ登場とうじょうは第だい6話わ「古代こだい遺跡いせきのナゾ」。宇宙うちゅうを渡わたり歩あるく傭兵ようへい部隊ぶたいであり、同おなじく傭兵ようへいのオートローラーズとは宿敵しゅくてき同士どうしである。ビッグモス（蚊か）、パワーハッグ（ダンゴムシ） 、トンボット（トンボ）、マンティス（カマキリ）、ドリルナッツ（ゾウムシ）、シザーボーイ（ハサミムシ）の六ろく人にんから成なる。惑星わくせいガイアで隠棲いんせいしていたところ、デストロンに騙だまされてサイバトロンと対立たいりつしたが、後のちに和解わかいしてサイバトロンに協力きょうりょくする。

玩具おもちゃ（ビーストウォーズII）

玩具おもちゃは日本にっぽん未み発売はつばいであったビーストウォーズの昆虫こんちゅう型がたキャラクターの配色はいしょく変更へんこう品ひん。初期しょきのカタログには海外かいがい版ばんが掲載けいさいされている。国内こくないでは1998年ねん6月がつにそれぞれ「C-17~22」のナンバーを与あたえられ発売はつばい。ドリルナッツ、シザーボーイを除のぞいて、オートローラーズとのセット箱ばこ「VS-17 秘境ひきょうの対決たいけつ」「VS-18 重じゅう装甲そうこうの対決たいけつ」「VS-19 成層圏せいそうけんの対決たいけつ」「VS-20 円えん盤ばんの対決たいけつ」も発売はつばいされている。

トランスフォーマー/リベンジ

『トランスフォーマー/リベンジ』では昆虫こんちゅうサイズの超ちょう小型こがた兵士へいしインセクティコン / Insecticonが登場とうじょう。劇げき中ちゅうではサム・ウィトウィッキーたちが隠かくれた空あき家やに潜入せんにゅうしたが、サムによって簡単かんたんに破壊はかいされた。

玩具おもちゃ展開てんかいでは、派生はせいシリーズ「オートボットアライアンス」から玩具おもちゃが発売はつばいされた。劇げき中ちゅうでは登場とうじょうしなかったロボットモードへの変形へんけいが可能かのうとなっている。また、複葉ふくよう機きに変形へんけいするデラックスインセクトロンの一員いちいんと同おなじ名前なまえのランサックが登場とうじょうした。

トランスフォーマー プライム

海外かいがい作品さくひん『超ちょうロボット生命せいめい体たい トランスフォーマー プライム』のシーズン2（第だい27話わ以降いこう）から昆虫こんちゅう型がたディセプティコンのインセクティコン / Insecticonが登場とうじょう。

概要がいよう（トランスフォーマー プライム）

第だい28話わから登場とうじょうする。ヘラクレスオオカブトに似にた形態けいたいへ変形へんけいする。同型どうけいの仲間なかまが無数むすうに存在そんざいしており群むれで活動かつどうすることが多おおい。

非常ひじょうに獰猛どうもうな性質せいしつであり、トランスフォーマーというよりは猛獣もうじゅうとして扱あつかわれることが多おおいが、人語じんごを介かいし、集団しゅうだんで作戦さくせん行動こうどうを執とる程度ていどの知能ちのうは持もっている。普段ふだんは蛹さなぎ状じょうのステイシスポッドで休眠きゅうみんしておりサイバトロン星ぼしに巣食すくっている他ほか、ディセプティコンにより地球ちきゅうへ持もち込こまれていた。馬うまや象ぞうにも似にた、独特どくとくの雄叫おたけびを挙あげる。

武装ぶそうは両りょう腕うでのブラスターと鉤かぎ爪つめ、ロボットモード時じは胸部きょうぶから副ふく腕うでを伸のばして不意ふいを突つく他ほか、ビーストモード（インセクトモード）時じは角かくからビームを放はなつ。また、身体しんたい能力のうりょく自体じたいが非常ひじょうに高たかく、一対一いちたいいちの格闘かくとう戦せんでならホイルジャックやメガトロンでさえ圧倒あっとうしてみせるほどの実力じつりょくを持もっている。

元々もともとがディセプティコンなので基本きほん的てきにはメガトロンに忠実ちゅうじつだが、エアラクニッドの配下はいかになっていたこともある。

原語げんご版ばんではセリフが少すくなく専もっぱら雄叫おたけびと唸うなり声ごえを挙あげている彼かれらであるが、日本語にほんご版ばんでは加藤かとう賢崇けんしゅうが担当たんとうし、独自どくじのセリフを加くわえつつ演えんじている。

ディセプティコン殲滅せんめつを目論もくろむエアラクニッドの命令めいれいでネメシスを襲撃しゅうげきしたが、エアラクニッドがステイシスポッドに閉とじ込こめられたことによりディセプティコンへ帰属きぞくする。その後ご、他たのディセプティコンたちと軋轢あつれきを起おこしつつも戦力せんりょくとして活躍かつやくしていたが、日本にっぽん未み放送ほうそうのシーズン3『Beast Hunters（ビーストハンターズ）』第だい8話わ（第だい60話わ）にてエアラクニッドの復活ふっかつを受うけて再ふたたび洗脳せんのうされ、ディセプティコンに反旗はんきを翻ひるがえすが、サウンドウェーブが出だしたグランドブリッジによってサイバトロン星ぼし近辺きんぺんの小惑星しょうわくせい帯たいへと放逐ほうちくされてしまい、さらにテラーコン化かしたエアラクニッドにより食くい殺ころされて全滅ぜんめつした。

ハードシェル / Hardshell

声こえ - 岩田いわた光央みつお / 英えい - デビッド・ケイ

第だい41話わから第だい42話わまで登場とうじょう。インセクティコンたちの中なかでも一際ひときわ知能ちのうが高たかいリーダー格かく。日本語にほんご版ばんでは他たのインセクティコンから「親方おやかた（おやかた）」と慕したわれており、他たのインセクティコンと同様どうように「ぶーん」を口癖くちぐせにしている。

かつて多おおくのレッカーズ / Wreckersを屠ほふってきたと豪語ごうごする歴戦れきせんの猛者もさで、全身ぜんしんに無数むすうの掻かき傷きずがある。バルクヘッドとの初戦しょせんでも牙きばを一本いっぽんへし折おられ、以降いこうそのままになっている。日本語にほんご版ばんではお茶目ちゃめな面めんが目立めだつが（原語げんご版ばんでは無むし）、本性ほんしょうは極きわめて好戦こうせん的てきで目的もくてき達成たっせいのためならば手段しゅだんを選えらばない危険きけんな性格せいかくである。しかもプライドが高たかく、インセクティコンを侮あなどる者ものには仲間なかまのディセプティコンであろうと容赦ようしゃしない。

メガトロンから有毒ゆうどくエネルゴンである毒どくエネ（毒どくエネルゴン） / Tox-enを回収かいしゅうを命めいじられ、仲間なかまのインセクティコンを率ひきいてバルクヘッドと交戦こうせん。毒どくエネごと溶岩ようがんへ突つき落おとされたもののしぶとく生存せいぞんし、背後はいごからの砲撃ほうげきでバルクヘッドに重傷じゅうしょうを負おわせた。

その後ごバルクヘッドの仇かたき討うちのために現あらわれたホイルジャックの挑戦ちょうせんを受うけて交戦こうせんする。一時いちじはその驚異きょうい的てきなパワーで圧あつ倒だおし追おい詰つめたが、共ともにやって来きていたミコが操縦そうじゅうするスターハンマーのミサイルで胸部きょうぶを撃うち抜ぬかれて爆死ばくしし、遺体いたいは灰色はいいろになった。

ハードシェルの名称めいしょうはゲームTransformers:Fall of Cybertronに登場とうじょうするインセクティコンから流用りゅうようされたもので、本来ほんらいはG1のボンブシェルに相当そうとうするキャラクターの名称めいしょうだった。

ちなみに、かつてビーストウォーズにてデビッド・ケイが演えんじたビーストメガトロンの口癖くちぐせを言いうシーンがある（いわゆる楽屋がくやオチ）。日本語にほんご版ばんでは岩田いわた光央みつおが演えんじているがこちらも日本語にほんご版ばんビーストウォーズのような独自どくじのセリフ（宅配たくはい便びんの着払ちゃくばらいのくだりや駄洒落だじゃれなど）が多おおく追加ついかされており、好戦こうせん的てきな面めんとノリの軽かるさを併あわせ持もったユーモラスなキャラクターとなっている。ちなみに、ビーストウォーズリターンズにてジェットストームが言いった駄洒落だじゃれをそのまま言いうシーンが存在そんざいする。

Transformers:Fall of Cybertron

惑星わくせいサイバトロンの奥深おくふかくより機械きかい生命せいめい体たい「インセクティコン」は住すんでいて、ハードシェル/Hardshell・キックバック/Kickback・シャープショット/Sharpshotは他たより機体きたい性能せいのうが発達はったつしておりロボット形態けいたいに変形へんけい出来できる。が、ショックウェーブに超ちょう音波おんぱの周波数しゅうはすうを通つうじて操あやつられ、事実じじつ上じょうショックウェーブの私兵しへい部隊ぶたいとなった。

関連かんれん項目こうもく

• デストロン (トランスフォーマー)
• サイバトロン