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ウィラード・ボイル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
ウィラード・ボイル
Willard Sterling Boyle
生誕せいたん (1924-08-19) 1924年ねん8月がつ19日にち
カナダの旗 カナダ・ノバスコシア州しゅうAmherst
死没しぼつ (2011-05-07) 2011年ねん5月7日にち（86歳さい没ぼつ）
カナダの旗 カナダ・ノバスコシア州しゅうWallace
居住きょじゅう カナダの旗 カナダ
国籍こくせき カナダの旗 カナダ
研究けんきゅう分野ぶんや 物理ぶつり
研究けんきゅう機関きかん ベル研究所けんきゅうじょ
出身しゅっしん校こう マギル大学だいがく
論文ろんぶん The construction of a Dempster type mass spectrometer: its use in the measurement of the diffusion rates of certain alkali metals in tungsten (1950)
主おもな業績ぎょうせき 撮像さつぞう半導体はんどうたい回路かいろ（CCDセンサー）の発明はつめい
主おもな受賞じゅしょう歴れき C&C賞しょう（1999年ねん）
チャールズ・スターク・ドレイパー賞しょう（2006年ねん）
ノーベル物理ぶつり学がく賞しょう（2009年ねん）
プロジェクト:人物じんぶつ伝でん
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ノーベル賞しょう受賞じゅしょう者しゃノーベル賞
受賞じゅしょう年ねん：2009年ねん
受賞じゅしょう部門ぶもん：ノーベル物理ぶつり学がく賞しょう
受賞じゅしょう理由りゆう：撮像さつぞう半導体はんどうたい回路かいろであるCCDセンサーの発明はつめい

ウィラード・ボイル（Willard Sterling Boyle、1924年ねん8月がつ19日にち - 2011年ねん5月7日にち）は、カナダ生うまれの物理ぶつり学者がくしゃであり[1][2]、電荷でんか結合けつごう素子そし (CCD) の共同きょうどう発明はつめい者しゃである[3]。2009年ねんノーベル物理ぶつり学がく賞しょうを1/4共同きょうどう受賞じゅしょうした[4]。受賞じゅしょう理由りゆうは「撮像さつぞう半導体はんどうたい回路かいろ（CCDセンサー）の発明はつめい」である[5]。

生おい立たち[編集へんしゅう]

ノバスコシア州しゅうアマーストに生うまれる。医者いしゃの息子むすこであり、3歳さいのときに父ちちと母ははのベアトリスとともにケベック州しゅうに引ひっ越こした[6]。

14歳さいまで家いえで教育きょういくを受うけ、中等ちゅうとう教育きょういくのためモントリオールのen:Lower Canada Collegeに入学にゅうがくした[6]。その後ごマギル大学だいがくに入学にゅうがくしたが1943年ねんに休学きゅうがくし、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんの間あいだ、王室おうしつカナダ海軍かいぐんに入隊にゅうたいした[6]。戦争せんそうが終おわりイギリス海軍かいぐんに派遣はけんされ、スーパーマリン スピットファイアで航空こうくう母艦ぼかんに着き艦かんする技術ぎじゅつを学まなんだ[6]。1947年ねんに学士がくし号ごう、1948年ねんに修士しゅうし号ごう、1950年ねんに博士はかせ号ごうを取得しゅとくした。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

博士はかせ号ごうを取得しゅとくした後のち、ボイルはカナダの放射能ほうしゃのう研究所けんきゅうじょで1年ねん過すごし、カナダ王立おうりつ軍事ぐんじ大学だいがくで2年間ねんかん物理ぶつりを教おしえた[6]。1953年ねんにベル研究所けんきゅうじょに入はいり、 1962年ねんダン・ネルソンとともに、世界せかい初はつの持続じぞく的てきに動作どうさするルビーレーザーを発明はつめいした。注入ちゅうにゅう型がた半導体はんどうたいレーザーにおける最初さいしょの特許とっきょとなった。1962年ねんにベル研究所けんきゅうじょ付属ふぞくのBellcommで、宇宙うちゅう科学かがくと探索たんさく的てき研究けんきゅう部門ぶもんのリーダーとなり、アポロ計画けいかくを支援しえんし、月面げつめん着陸ちゃくりくの場所ばしょを選えらぶ手助てだすけをした。1964年ねんにベル研究所けんきゅうじょに戻もどり、集積しゅうせき回路かいろの開発かいはつを行おこなった。

1969年ねんにボイルはジョージ・E・スミスとともに電荷でんか結合けつごう素子そし (CCD) の発明はつめいをした。

1975年ねんから引退いんたいする1979年ねんまでベル研究所けんきゅうじょの研究けんきゅう開発かいはつ長ちょうとなった。引退いんたい後ご、ノバスコシア州しゅうのWalleceに住すみ、妻つまで風景ふうけい画家がかのベティーとともに、画廊がろうを立たち上あげる支援しえんをした[6]。1947年ねんにベティーと結婚けっこんし、4人にんの子供こどもと、10人にんの孫まご、一人ひとりのひ孫まごでサッカーチームを作つくっている[3]。晩年ばんねんは妻つまとともにハリファックスに居住きょじゅうしていた[3]。

受賞じゅしょう歴れき[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ Bellair, Amber (2009年ねん10月がつ6日にち). “From Lester Pearson to today”. The Globe and Mail. http://www.theglobeandmail.com/news/national/canadian-nobel-winners-through-history/article1313987/ 2009年ねん10月がつ9日にち閲覧えつらん。 
  2. ^ Chang, Kenneth (2009年ねん10月がつ7日にち). “Nobel Awarded for Harnessing Light”. The New York Times: p. A20. http://www.nytimes.com/2009/10/07/science/07nobel.html?_r=1&scp=1&sq=Willard%20Boyle&st=cse 2009年ねん10月がつ9日にち閲覧えつらん。 
  3. ^ a b c “Canadian scientist shares Nobel physics prize”. The Canadian Broadcasting Corporation. (2009年ねん10月がつ6日にち). http://www.cbc.ca/world/story/2009/10/06/nobel-prize-physics-kao-boyle-smith281.html 2009年ねん10月がつ9日にち閲覧えつらん。 
  4. ^ “ノーベル物理ぶつり学がく賞しょうを受賞じゅしょうした「光ひかりのマイスター」たち”. AFPBB News. (2009年ねん7月がつ1日にち). https://www.afpbb.com/articles/-/2650325 2020年ねん2月がつ28日にち閲覧えつらん。 
  5. ^ The Nobel Prize in Physics 2009, Nobel Foundation, (October 6, 2009), https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2009/summary/ 2009年ねん10月がつ6日にち閲覧えつらん。 
  6. ^ a b c d e f Baxter, Joan (2006-02-16). “A modest man's big idea Digital chip changed the world”. The Toronto Star: A3. http://pqasb.pqarchiver.com/thestar/access/987663601.html?dids=987663601:987663601&FMT=ABS&FMTS=ABS:FT&type=current&date=Feb+16%2C+2006&author=Joan+Baxter&pub=Toronto+Star&edition=&startpage=A.03&desc=A+modest+man%27s+big+idea+Digital+chip+changed+the+world 2009年ねん10月がつ6日にち閲覧えつらん。. 
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