クリストフ・シャイナー

クリストフ・シャイナー
Christoph Scheinerクリストフ・シャイナー
	クリストフ・シャイナー
生誕せいたん	1575年ねん7月がつ25日にち; 神かみ聖きよしロろーマ帝国まていこくヴュルテンベルク公国こうこく Markt Wald
死没しぼつ	1650年ねん6月18日にち（76歳さい没ぼつ）; ナイセ
研究けんきゅう分野ぶんや	天文学てんもんがく
主おもな業績ぎょうせき	太陽たいようの黒点こくてんを観測かんそく; パンタグラフ、ヘリオスコープの発明はつめい
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クリストフ・シャイナー（Christoph Scheiner、 1573年ねん7月がつ25日にち^{[注ちゅう 1]}- 1650年ねん6月がつ18日にち^[1]）は、神かみ聖きよしロろーマ帝国まていこくの天文学てんもんがく者しゃ、イエズス会かい士し、著述ちょじゅつ家か。太陽たいようの黒点こくてんを観測かんそくした最初さいしょ期きの学者がくしゃの一人ひとりである。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

シュヴァーベン地方ちほうの Markt Wald に生うまれる。シュヴァーベン地方ちほうのディリンゲンに居いた1603年ねんから1605年ねんの間あいだに、製図せいず用具ようぐのパンタグラフを発明はつめいした^[1]。1610年ねんにインゴルシュタット大学だいがくにヘブライ語ごと数学すうがくの教授きょうじゅとして赴任ふにん^[1]^[2]、1611年ねんから弟子でしのヨハン・シサットとともに、自作じさくの望遠鏡ぼうえんきょうで天文てんもん観測かんそくを始はじめた^[2]。同年どうねん3月がつ、シャイナーは太陽たいようの黒点こくてんを発見はっけんしたが、彼かれはこれを太陽たいようの衛星えいせいであると解釈かいしゃくした^[2]。この発見はっけんはイエズス会かいの信用しんようを損そこなうものとされ、本名ほんみょうでの発表はっぴょうは許ゆるされなかった^[2]。代かわりに、彼かれの友人ゆうじんが印刷いんさつしてヨハネス・ケプラーやガリレオ・ガリレイに配布はいふした^[2]。既すでに1609年ねんに黒点こくてんを発見はっけんしていたガリレイは、自身じしんの発見はっけんを盗ぬすんだものとしてシャイナーを非難ひなんしている^[2]。

彼かれは、ガリレイが求もとめられなかった太陽たいようの赤道あかみち傾斜けいしゃ角かくの値ねを求もとめ、7°30'（現代げんだいの値ね7°25'^[3]）とした^[2]。また、太陽たいよう黒点こくてんの観測かんそくに用もちいるヘリオスコープを発明はつめいしている^[1]。

著作ちょさく[編集へんしゅう]

天文学てんもんがくの本ほんなどを著あらわした。

Tres epistolae de maculis solaribus (Augsburg, 1612) IMSS Digital Library
De Maculis solaribus et stellis circa Iovis errantibus accuratior Disquisitio (Augsburg 1612) IMSS Digital Library
Disquisitiones mathematicae (Ingolstadt 1614, zusammen mit Stefan Locher) IMSS Digital Library
Sol ellipticus (Augsburg 1615) IMSS Digital Library
Exegeses fundamentorum gnomonicorum (Ingolstadt 1617)
Refractiones coelestes sive solis elliptici phaenomenon illustratum (Ingolstadt 1617) IMSS Digital Library
Oculus, hoc est: Fundamentum opticum (Innsbruck 1620) Gallica
Rosa Ursina sive Sol. (Bracciano 1626-30) IMSS Digital Library
Pantographice seu ars delineandi (Rom 1631) IMSS Digital Library
Prodromus pro sole mobili et terra stabili contra … Galilaeum a Galileis (Prag 1651) IMSS Digital Library
Apelles Post tabulam observans maculas In Sole Sine Veste. Cölln 1684, Online-Ausgabe der Sächsischen Landesbibliothek - Staats- und Universitätsbibliothek Dresden

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

^ 1575年ねん説せつもある^[2]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h Richard S. Westfall. “Scheiner, Christoph”. The Galileo Project. 2020年ねん7月がつ26日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ 斉田さいだ博ひろし著しる、中山なかやま茂しげる編へん編へん『天文学てんもんがく人名じんめい辞典じてん』（初版しょはん第だい一いち刷さつ）恒星こうせい社しゃ〈現代げんだい天文学てんもんがく講座こうざ〉、1983年ねん3月がつ25日にち、68-69頁ぺーじ。 NCID BN00165458。
^ 国立こくりつ天文台てんもんだい編へん編へん『理科りか年表ねんぴょう』（平成へいせい25年ねん第だい86冊さつ）、天てん3(79)頁ぺーじ。ISBN 9784621086063。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

Franz Daxecker: Der Physiker und Astronom Christoph Scheiner. Universitätsverlag Wagner, Innsbruck 2006
Franz Daxecker: The Physicist and Astronomer Christoph Scheiner: Biography, Letters, Works, Veröffentlichungen der Universität Innsbruck 246, 2004.

[3] 1575年ねん説せつもある^[2]

[Galileo-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h Richard S. Westfall. “Scheiner, Christoph”. The Galileo Project. 2020年ねん7月がつ26日にち閲覧えつらん。

[jinmei-2] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ 斉田さいだ博ひろし著しる、中山なかやま茂しげる編へん編へん『天文学てんもんがく人名じんめい辞典じてん』（初版しょはん第だい一いち刷さつ）恒星こうせい社しゃ〈現代げんだい天文学てんもんがく講座こうざ〉、1983年ねん3月がつ25日にち、68-69頁ぺーじ。 NCID BN00165458。

[rika-4] 国立こくりつ天文台てんもんだい編へん編へん『理科りか年表ねんぴょう』（平成へいせい25年ねん第だい86冊さつ）、天てん3(79)頁ぺーじ。ISBN 9784621086063。

[1]

[2]

[注ちゅう 1]

[3]

典拠てんきょ管理かんりデータベース
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