コダチアサガオ

コダチアサガオ
	コダチアサガオの花はな
分類ぶんるい（APG IV）
学名がくめい
	Ipomoea carnea Jacq. subsp. fistulosa (Mart. ex Choisy) D.F.Austin
シノニム
	Ipomoea fistulosa Mart. ex Choisy; Ipomoea crassicaulis (Benth.) B.L.Rob.;
和名わみょう
	コダチアサガオ（木立きだち朝顔あさがお）
英名えいめい
	pink morning glory, tree morning glory

コダチアサガオ（木立きだち朝顔あさがお^[1]^[2]、学名がくめい：Ipomoea carnea Jacq. subsp. fistulosa^[3]）はヒルガオ科かサツマイモ属ぞくの常緑じょうりょく低木ていぼく。別名べつめいキアサガオ、キダチアサガオ^[1]^[2]^[4]。

特徴とくちょう

ヒルガオ科かでは珍めずらしい木本もくほん。幹みきは立たち上あがるか、やや地ちを這はう。高たかさ2–4 mに達たっする。葉はは長ながさ10–20 cm、幅はば6–10 cmの長ながいハート型がたで互生ごせいする。若わか枝えだを切きると乳液にゅうえきが出でる。花はなは直径ちょっけい8–12 cmの漏斗ろうと状じょうで桃色ももいろ～白色はくしょく。花筒はなづつ底部ていぶは紫色むらさきいろを帯おびる。花期かきは夏なつ～秋あき^[4]^[1]。

分布ぶんぷと生育せいいく環境かんきょう、利用りよう

ブラジルなどの熱帯ねったいアメリカ原産げんさんで、世界中せかいじゅうの熱帯ねったいで野生やせい化か。観賞かんしょう用ようとして庭木にわき、公園こうえん樹じゅ、街路がいろ樹じゅに利用りようされるが、沖縄おきなわ県内けんないでもまれに逸出いっしゅつし野生やせい化かしたものがみられる^[4]^[1]。

ギャラリー

沖縄おきなわ県けん石垣いしがき市し登野城とのしろにて撮影さつえいしたコダチアサガオ

脚注きゃくちゅう

^ ^a ^b ^c ^d (大川おおかわ & 林はやし 2016, p. 385)
^ ^a ^b (林はやし & 名めい嘉よしみ 2022, p. 245)
^ (米倉よねくら & 梶田かじた 2003)
^ ^a ^b ^c (植村うえむら 2010, p. 423)

参考さんこう文献ぶんけん

米倉よねくら浩司こうじ; 梶田かじた忠ただし (2003年ねん). “コダチアサガオ”. BG Plants 和名わみょう－学名がくめいインデックス (YList). 2024年ねん2月がつ8日にち閲覧えつらん。
植村うえむら, 修おさむ二にほか『日本にっぽん帰化きか植物しょくぶつ写真しゃしん図鑑ずかん：Plant invader 500種しゅ』 2巻かん、全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい、東京とうきょう都と台東たいとう区く、2010年ねん。ISBN 9784881371855。
林はやし, 将之まさゆき、名めい嘉よしみ, 初美はつみ『沖縄おきなわの身近みぢかな植物しょくぶつ図鑑ずかん』ボーダーインク、那覇なは、2022年ねん。ISBN 9784899824350。
大川おおかわ, 智史さとし、林はやし, 将之まさゆき『琉球りゅうきゅうの樹木じゅもく』文ぶん一いち総合そうごう出版しゅっぱん、東京とうきょう都と新宿しんじゅく区く、2016年ねん。ISBN 9784829984024。

[:0-1] (大川おおかわ & 林はやし 2016, p. 385)

[:1-2] (林はやし & 名めい嘉よしみ 2022, p. 245)

[3] (米倉よねくら & 梶田かじた 2003)

[:2-4] (植村うえむら 2010, p. 423)

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