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ショートショートフィルムフェスティバル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ショートショート フィルムフェスティバル
Short Shorts Film Festival
イベントの種類しゅるい 映画えいがさい
通称つうしょう略称りゃくしょう SSFF
正式せいしき名称めいしょう ショートショート フィルムフェスティバル & アジア
きゅうイベントめい アメリカン・ショートショートフィルムフェスティバル
開催かいさい時期じき 毎年まいとし6がつ
初回しょかい開催かいさい 1999ねん
会場かいじょう 表参道おもてさんどうヒルズ
ラフォーレミュージアム原宿はらじゅく
ブリリア ショートショート シアター
東京とうきょう都内とない映画えいがかん劇場げきじょう・ホール各所かくしょ
主催しゅさい ショートショート実行じっこう委員いいんかい
共催きょうさい 商店しょうてんがい振興しんこう組合くみあい原宿はらじゅく表参道おもてさんどう欅会けやきかい
後援こうえん 環境省かんきょうしょう 経済けいざい産業さんぎょうしょう 国土こくど交通省こうつうしょう
企画きかく協力きょうりょく 渋谷しぶや 株式会社かぶしきがいしゃアミューズ
協力きょうりょく

青山学院大学あおやまがくいんだいがく総合そうごう文化ぶんか政策せいさく学部がくぶ
株式会社かぶしきがいしゃInsightTech

有限ゆうげん会社かいしゃディレクト・ネットワークシステムズ
公式こうしきサイト
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ショートショート フィルムフェスティバルえいしょうShort Shorts Film Festival)は、短編たんぺん映画えいが対象たいしょうとした日本にっぽん映画えいがさい俳優はいゆう別所べっしょ哲也てつや代表だいひょうつとめる。毎年まいとし、100をえるくに地域ちいきからやく6000ほん以上いじょう応募おうぼがあり、そのなかから厳選げんせんされたやく300作品さくひんほどが様々さまざま部門ぶもんにて上映じょうえいされている。アジア最大さいだいきゅう国際こくさい短編たんぺん映画えいがさいといわれる名誉めいよ[1]

概要がいよう

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1999ねん別所べっしょ哲也てつやらが発起人ほっきにんとなり、「アメリカン・ショートショートフィルムフェスティバル」として東京とうきょう表参道おもてさんどう誕生たんじょう初年度しょねんどジョージ・ルーカス監督かんとくみなみカリフォルニア大学だいがく時代じだい制作せいさくした短編たんぺん映画えいが電子でんしてき迷宮めいきゅう/THX 1138 4EB』などを上映じょうえい注目ちゅうもくあつめ、2001ねんより「ショートショート フィルムフェスティバルSSFF)」として開催かいさいされるようになった。コンペティションでは25ふん以内いない短編たんぺん映画えいが対象たいしょうとし、国際こくさい短編たんぺん映画えいがさいとしてはアジア最大さいだいきゅうである。

2004ねんより、アジアはつあたらしい映像えいぞう文化ぶんか発信はっしん新進しんしん若手わかて映像えいぞう作家さっか育成いくせい目的もくてきから東京とうきょうとの共催きょうさいによる「ショートショート フィルムフェスティバル アジアSSFF ASIA)」が誕生たんじょう。アジア地域ちいき作品さくひん上映じょうえいするジャパン部門ぶもんおよびアジア インターナショナル部門ぶもん最高さいこうしょうには優秀ゆうしゅうしょう東京とうきょう都知事とちじしょう授与じゅよされる。同年どうねん米国べいこくアカデミーしょう公認こうにん映画えいがさいとして認定にんていされた。現在げんざいでは「ショートショート フィルムフェスティバル」と「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」が、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジアSSFF & ASIA)」として同時どうじ開催かいさいされている。

オフィシャルコンペティション(インターナショナル部門ぶもん、アジア インターナショナル部門ぶもん、ジャパン部門ぶもん)のかく優秀ゆうしゅうしょう受賞じゅしょう作品さくひんからえらばれた1作品さくひんがグランプリに選出せんしゅつされ、グランプリ受賞じゅしょう作品さくひん翌年よくねん米国べいこくアカデミーしょう短編たんぺん部門ぶもんのノミネート候補こうほ作品さくひんとなる。
開催かいさい期間きかんちゅうは、関連かんれんしたプログラム[よう曖昧あいまい回避かいひ]シンポジウムワークショップおこなわれる。

アワードセレモニー(授賞じゅしょうしき
ラフォーレ原宿はらじゅく

アワードセレモニーではレッドカーペットがかれ、各界かくかいから著名ちょめいじんあつめた授賞じゅしょうしき開催かいさいされる。また、6月4にち初年度しょねんどである1999ねん開催かいさいにちなんで「ショートフィルムの」に制定せいていされている(日本にっぽん記念きねん協会きょうかい登録とうろく)。

2001ねん観客かんきゃくしょう受賞じゅしょう監督かんとくには、わかジェイソン・ライトマン監督かんとくつらねており、そのディアブロ・コーディとタッグをんだ長編ちょうへん映画えいがJUNO/ジュノ』や『マイレージ、マイライフ』(主演しゅえんジョージ・クルーニー)がアカデミーしょうにノミネートされている。2014ねんカンヌ映画えいがさい“シネフォンダシオン部門ぶもん”では、SSFF & ASIA 2012でグランプリを受賞じゅしょうした平柳ひらやなぎ敦子あつこ監督かんとくによる『Oh Lucy!』(主演しゅえん桃井ももいかおり)が日本人にっぽんじんはつの2という快挙かいきょたした。

SSFF & ASIA 2014では映画えいがコメンテーターのLiLiCoどう映画えいがさいはつのアンバサダーとして就任しゅうにん

2014ねん8がつからは、映像えいぞう以外いがいのコンテンツをはじめて公募こうぼするプロジェクト「Book Shorts」をスタートさせた。大賞たいしょうには、賞金しょうきん100まんえんのほか、ショートフィルムラジオ番組ばんぐみなどの副賞ふくしょうがつく。

SSFF & ASIA 2016では写真しゃしんレスリー・キーどう映画えいがさいオフィシャルフォトグラファーをつとめた。

2016ねん国内外こくないがい企業きぎょうがブランディングを目的もくてきとして制作せいさくしたブランデッドムービーをセレクトし、特集とくしゅう上映じょうえいする「Branded Shorts」が設立せつりつされた。上映じょうえい作品さくひんのうちすぐれた作品さくひんには「Branded Shorts of the Year」が授与じゅよされる。

2017ねんにはEXILE TRIBE楽曲がっきょくを、河瀨かわせ直美なおみ監督かんとくをはじめ、A.T. 萩原はぎはら健太郎けんたろう 齋藤さいとう俊道としみち 常盤ひたち司郎しろう 落合おちあいけんの6にん映画えいが監督かんとくたちがショートフィルムするプロジェクトCINEMA FIGHTERS[2]公開こうかいされる。

2018ねんには映画えいがさい開催かいさい20周年しゅうねんむかえたのをに、オフィシャルコンペティションのグランプリ名称めいしょうを、ジョージ・ルーカスのかんした「ジョージ・ルーカス アワード」に改称かいしょうする。上述じょうじゅつとおだい1かいではルーカスの短編たんぺん映画えいが上映じょうえい以来いらい毎年まいとしルーカスからの応援おうえんメッセージがとどくなど、ルーカスとSSFFとは長年ながねん関係かんけいがあったからこそ実現じつげんしたもので、ルーカスのかんしたしょうができるのは世界せかいはつとなる[3]

コンペティション

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オフィシャルコンペティション(ジョージ・ルーカス アワード)
  • インターナショナル部門ぶもん
  • アジアインターナショナル部門ぶもん
  • ジャパン部門ぶもん2006ねんまではナショナル・コンペティション部門ぶもん

上記じょうき3部門ぶもん優秀ゆうしゅうしょうなかからグランプリ(2018ねんからは「ジョージ・ルーカス アワード」)を選定せんてい。グランプリ受賞じゅしょう作品さくひんは、アカデミーしょう短編たんぺん部門ぶもんのノミネート選考せんこう対象たいしょう作品さくひんとなる。

その部門ぶもん
  • 地球ちきゅうすくえ!部門ぶもん2013ねん-、地球ちきゅう環境かんきょうをテーマにした作品さくひん公募こうぼ。)
  • ミュージックショート部門ぶもん2009ねん-、エントリーされたアーティストの楽曲がっきょくをもとに制作せいさくされたショートフィルムを公募こうぼ。)
  • ミュージックビデオ部門ぶもん2016ねん-、オフィシャルのミュージックビデオを公募こうぼ。)
  • CGアニメーション部門ぶもん2015ねん-)
  • Cinematic Tokyo部門ぶもん2017ねん-、東京とうきょうをテーマにした作品さくひん公募こうぼ。)
  • 観光かんこう映像えいぞう大賞たいしょう2012ねん-、日本にっぽん全国ぜんこく制作せいさくした「観光かんこう地域ちいき振興しんこう」をテーマにした作品さくひん公募こうぼ観光かんこうちょう後援こうえん
過去かこ部門ぶもん

会場かいじょう

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東京とうきょう表参道おもてさんどうラフォーレミュージアム原宿はらじゅく表参道おもてさんどうヒルズ スペース オーがメイン会場かいじょう2010ねんは、二子ふたご玉川たまがわライズのiTSCOM STUDIO & HALLも会場かいじょうとなった。また、地方ちほう開催かいさいとしてこれまでに大阪おおさか名古屋なごや広島ひろしま沖縄おきなわなど、関東かんとう地方ちほう以外いがいの7都市とし開催かいさい[ちゅう 1]。また、ロサンゼルスシンガポールミャンマーにおいて国際こくさい特別とくべつ上映じょうえいおこなった。2013ねんには、東京とうきょうスカイツリーでも映画えいがさい開催かいさいされた。なお、とう映画えいがさい代表だいひょうつとめる別所べっしょ哲也てつや横浜よこはまみなとみらいにショートフィルム専門せんもん映画えいがかんブリリア ショートショート シアター」を開設かいせつ映画えいがさい会場かいじょうひとつにもなっていたが、2017ねん12月に閉館へいかん翌年よくねんよりオンラインシアターに移行いこうしている。

歴代れきだいグランプリ受賞じゅしょう作品さくひん

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2001ねんはアメリカン・ショート・ショート・アワード、2002ねん - 2004ねんはショートショートアワード受賞じゅしょうさく記載きさい

  • 2001ねん:Delusions in Modern Primitivism - Daniel Loflin
  • 2002ねん:The Invention of Childfood - Liliana Sulzbach
  • 2003ねん:Una Bala - Edgar San Juan & Ibon Antunano
  • 2004ねん:Redd Barna(めぐまれない子供こどもたちために) - Terje Rangnes
  • 2005ねん:RIEN DE GRAVE - Renaud Philipps
  • 2006ねん:THE LAST CHIP(ラスト・チップ) - Heng Tang(ヘン・タン)
  • 2007ねん:Printed Rainbow(にじ) - ギタンジャリ・ラオ
  • 2008ねん胡同ふーとんいちにち - 鈴木すずきつとむ
  • 2009ねん:Love You More(ラブ・ユー・モア) - サム・テイラーウッド
  • 2010ねん:Vera(ミュージアムとショコラ) - Thomas Korthals Altes(トマス・コルタレス・アルテス)
  • 2011ねん:Ich bins. Helmut(ヘルムートの誕生たんじょう) - Nicolas Steiner(ニコラス・シュタイナー)
  • 2012ねん:もういちかい - 平柳ひらやなぎ敦子あつこ
  • 2013ねん:THE MASS OF MEN(人間にんげん尊厳そんげん)- Gabriel Gauchet(ガブリエル・ゴーシュ)
  • 2014ねん:A Lady Caddy Who Never Saw a Hole In One(ホールインワンをわないおんな)- Yosep Anggi Noen(ヨセプ・アンギ・ノエン)
  • 2015ねん:キミのモノ - レザ・ファヒミ[4]
  • 2016ねん:Sing (合唱がっしょう) - Kristof Deak (クリストフ・デアーク)[5]
  • 2017ねん:Sugar & Spice (シュガー & スパイス) - Mi mi Lwin (ミミルイン)[6][7]
  • 2018ねん:カトンプールでの最後さいご - Yee Wei Chai[8]
  • 2019ねん見下みおろすとそこに - Zhengfan Yang[9]
  • 2020ねん:11月1にち - Charlie Manton[10]
  • 2021ねん:フィリピニャーナ - Rafael Manuel[11]
  • 2022ねん天空てんくう孤高ここう - Dania Bdeir[12]
  • 2023ねん希望きぼうのかけはし - 吉田よしだ和泉いずみ[13]
  • 2024ねん:せん(SEN)- 森崎もりさきウィン[14]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 2010ねん以降いこう東京とうきょう神奈川かながわぜん2都市とし開催かいさいとなっており、海外かいがいではメキシコシティマレーシア開催かいさいされている。大阪おおさかでは2013ねんより、同年どうねんのSSFF & Asia 上映じょうえい作品さくひん独自どくじ企画きかくくわえたSSFF & Asia OSAKAを開催かいさい

出典しゅってん

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  1. ^ 森崎もりさきウィン「ったどぉー!」監督かんとくはつ挑戦ちょうせんさくが24年度ねんどまいアカデミーしょう短編たんぺん部門ぶもんノミネ候補こうほ推薦すいせん作品さくひん”. 日刊にっかんスポーツ (2024ねん6がつ17にち). 2024ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  2. ^ 映画えいが『CINEMA FIGHTERS』 / INTRODUCTION”. 映画えいが『CINEMA FIGHTERS』Official Website. CINEMA FIGHTERS (2017ねん). 2019ねん5がつ14にち閲覧えつらん
  3. ^ 世界せかいはつジョージ・ルーカス アワード誕生たんじょう ショートフィルムとともにあらんことを!,シネマトゥデイ,2018ねん5がつ14にち
  4. ^ GLAY、TERUの実家じっか登場とうじょうする短編たんぺん作品さくひんやましはしれ!ミライ』で特別とくべつしょう受賞じゅしょう!”. シネマトゥデイ (2015ねん6がつ15にち). 2015ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  5. ^ グランプリはハンガリー作品さくひん国際こくさい短編たんぺん映画えいがさい斎藤さいとうたくみ黒木くろきひとみらがはなやかに登壇とうだん”. シネマカフェ (2016ねん6がつ1にち). 2016ねん6がつ13にち閲覧えつらん
  6. ^ 各種かくしゅアワード受賞じゅしょう作品さくひん一覧いちらん / ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2017”. ショートショート フィルムフェスティバル & アジア (2017ねん6がつ12にち). 2024ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  7. ^ SSFF&ASIAアワードセレモニー、グランプリはミャンマーはつのドキュメンタリー」『映画えいがナタリー』Natasha、2017ねん6がつ12にち2024ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  8. ^ ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2018”. ショートショート フィルムフェスティバル & アジア. 2024ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  9. ^ ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2019”. ショートショート フィルムフェスティバル & アジア. 2024ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  10. ^ ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020”. ショートショート フィルムフェスティバル & アジア. 2024ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  11. ^ ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2021”. ショートショート フィルムフェスティバル & アジア. 2024ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  12. ^ ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2022”. ショートショート フィルムフェスティバル & アジア. 2024ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  13. ^ 受賞じゅしょう作品さくひん”. ショートショート フィルムフェスティバル & アジア. 2024ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  14. ^ 森崎もりさきウィン監督かんとくはつ挑戦ちょうせんさく「せん」がSSFFグランプリ 26ねん歴史れきし俳優はいゆう監督かんとくはつ受賞じゅしょうなみだ. 日刊にっかんスポーツ (株式会社かぶしきがいしゃ日刊にっかんスポーツNEWS). (2024ねん6がつ17にち). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202406170001193.html 2024ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん 

外部がいぶリンク

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