タガトース

D-(-)-タガトース

IUPAC名めい	D体からだ: (3S,4S,5R)-1,3,4,5,6-ペンタヒドロキシ-2-ヘキサノン
別名べつめい	1,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキサン-2-オン D/L-lyxo-ヘキスロース
分子ぶんし式しき	C₆H₁₂O₆
分子ぶんし量りょう	180.16
CAS登録とうろく番号ばんごう	87-81-0
形状けいじょう	白色はくしょく結晶けっしょう
融点ゆうてん	133－135 °C
比ひ旋光度ど [αあるふぁ]_D	−2.3 (c = 2.19 in water, 20 ℃)
SMILES	OC[C@@H](O)[C@H](O)[C@H](O)C(CO)=O

タガトース (tagatose) は、六ろく炭すみ糖とうおよびケトースに分類ぶんるいされる単たん糖とうの一種いっしゅである。

砂糖さとうと同おなじような風味ふうみで、92 % の甘味あまみを持もつが、38 % のカロリーしか持もたず、血糖けっとうの上昇じょうしょうや虫歯むしばの原因げんいんとならないことから、甘味あまみ料りょうとして用もちいられる。

工業こうぎょう的てきには、ラクトースから切きり出だしたガラクトースにアルカリ性あるかりせい下したで水酸化すいさんかカルシウムを作用さようさせ異性いせい化かさせて作つくる。

水溶液すいようえき中ちゅうでは異性いせい化かを起おこし、環状かんじょう構造こうぞうとの混合こんごう物ぶつとなる（変へん旋光）。平衡へいこう状態じょうたいに達たっしたときに最もっとも存在そんざい比ひが高たかいのは αあるふぁ-ピラノース体からだ（αあるふぁ-D-タガトピラノース）である。