この項目 こうもく では、日本 にっぽん の高 こう 精細 せいさい 度 ど テレビ放送 ほうそう (HDTV放送 ほうそう )について説明 せつめい しています。
ハイビジョン (Hi-Vision)は、日本 にっぽん における高 こう 精細 せいさい 度 ど テレビジョン放送 ほうそう (High Definition television / HDTV)の愛称 あいしょう である。電気 でんき 機械 きかい 器具 きぐ 等 とう を対象 たいしょう として、一般 いっぱん 財団 ざいだん 法人 ほうじん NHKエンジニアリングシステム [1] が商標 しょうひょう 登録 とうろく している。登録 とうろく 番号 ばんごう 1363407[2] 他 た 。
NTSC 標準 ひょうじゅん テレビ放送 ほうそう に対 たい し走査 そうさ 線 せん が2倍 ばい 以上 いじょう あるため、高 こう 精細 せいさい な画像 がぞう である。画面 がめん の縦横 じゅうおう 比 ひ (アスペクト比 ひ )は人間 にんげん の視野 しや に合 あ わせて標準 ひょうじゅん (4:3) よりも横長 よこなが (16:9) となる。
日本 にっぽん では2016年 ねん (平成 へいせい 28年 ねん )現在 げんざい 、2種類 しゅるい の放送 ほうそう 規格 きかく がある。衛星 えいせい 放送 ほうそう (BS/110度 ど CS)のデジタルハイビジョン(ISDB -S)と地上 ちじょう デジタル ハイビジョン(ISDB-T)である。なおBSアナログハイビジョン(MUSE )は2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )9月30日 にち に終了 しゅうりょう した。
本格 ほんかく 的 てき な研究 けんきゅう は1964年 ねん 東京 とうきょう オリンピック 後 のち にNHK放送 ほうそう 技術 ぎじゅつ 研究所 けんきゅうじょ で始 はじ められ、1972年 ねん (昭和 しょうわ 47年 ねん )にはITU-R (当時 とうじ はCCIR)に規格 きかく 提案 ていあん が行 おこな われた。
1976年 ねん (昭和 しょうわ 51年 ねん )に世界 せかい 初 はつ のハイビジョン30インチモニターが完成 かんせい 。1980年代 ねんだい に入 はい って業務 ぎょうむ 用 よう テレビカメラ 、高 こう 精細 せいさい ブラウン管 ぶらうんかん 、ビデオテープレコーダ 、編集 へんしゅう 制作 せいさく 機器 きき などのハイビジョン映像 えいぞう 信号 しんごう 対応 たいおう 機器 きき が開発 かいはつ され実用 じつよう 化 か の準備 じゅんび が整 ととの い始 はじ めた。ハイビジョンの愛称 あいしょう もこの頃 ころ から使用 しよう され始 はじ めている。
1982年 ねん (昭和 しょうわ 57年 ねん )5月 がつ に、世界 せかい 初 はつ のハイビジョン制作 せいさく 番組 ばんぐみ となる『日本 にっぽん の美 び 』と『HDTVのためのいろいろなイメージ』の2番組 ばんぐみ を制作 せいさく 。この年 とし の大晦日 おおみそか には『NHK紅白 こうはく 歌合戦 うたがっせん 』を初 はじ めてハイビジョン収録 しゅうろく 。この時 とき は実験 じっけん の名目 めいもく で収録 しゅうろく し、1989年 ねん の第 だい 40回 かい からは本格 ほんかく 的 てき にハイビジョン収録 しゅうろく へ移行 いこう し現在 げんざい に至 いた る。
1984年 ねん (昭和 しょうわ 59年 ねん )には、デジタル技術 でじたるぎじゅつ を用 もち いて帯域 たいいき 圧縮 あっしゅく を行 おこな い、放送 ほうそう 衛星 えいせい のトランスポンダ 1波 は の伝送 でんそう 帯域 たいいき でアナログ放送 ほうそう を行 おこな うMUSE方式 ほうしき (Multiple Sub-Nyquist-Sampling Encoding system)が開発 かいはつ され、これを用 もち いたBS放送 ほうそう が1989年 ねん (平成 へいせい 元年 がんねん )から実験 じっけん 放送 ほうそう として開始 かいし 。音楽 おんがく 番組 ばんぐみ 等 とう に少数 しょうすう ながらも機材 きざい が投入 とうにゅう されていった。更 さら に1991年 ねん (平成 へいせい 3年 ねん )からは試験 しけん 放送 ほうそう が開始 かいし された。
また、MUSE方式 ほうしき を扱 あつか いハイビジョン画質 がしつ に対応 たいおう した家庭 かてい 向 む けのビデオ 機器 きき (民生 みんせい 品 ひん )として、ハイビジョンLD が市販 しはん 化 か された(ハイビジョンビデオカセットレコーダW-VHS はベースバンド方式 ほうしき のためMUSE方式 ほうしき ではない)。尚 なお 、実現 じつげん はしなかったもののMUSEによる有料 ゆうりょう 放送 ほうそう も計画 けいかく されていた[注 ちゅう 1] 。その後 ご 、1996年 ねん (平成 へいせい 8年 ねん )のアトランタオリンピック 開催 かいさい 時期 じき に跨 またが り、普及 ふきゅう が図 はか られたが、2000年 ねん (平成 へいせい 12年 ねん )までに受像 じゅぞう 機 き 累計 るいけい 出荷 しゅっか 195万 まん 台 だい に留 とど まった[3] 。
NHKは自 みずか ら開発 かいはつ したハイビジョン(1125/60 HDTV)とMUSEをHDTVの世界 せかい 統一 とういつ 規格 きかく にすることを目指 めざ し、「高 こう 品位 ひんい テレビ」の英訳 えいやく として"High Definition Television"という言葉 ことば を使 つか い、欧米 おうべい で精力 せいりょく 的 てき な標準 ひょうじゅん 化 か 活動 かつどう を続 つづ けた。
当初 とうしょ NHKはハイビジョンのスクリーン・アスペクト比 ひ を5:3(1.67:1)のヨーロピアン・ビスタに近 ちか い値 ね としていたが、規格 きかく 統一 とういつ の過程 かてい でアメリカン・ビスタ(1.85:1)との中 なか 間 あいだ 値 ち に近 ちか い16:9(1.78:1)となった[4] 。
アナログハイビジョンの概要 がいよう [ 編集 へんしゅう ]
1125/60 高 だか 精細 せいさい 度 ど テレビジョン(HDTV)方式 ほうしき [ 編集 へんしゅう ]
アスペクト比 ひ :16:9
総 そう 走査 そうさ 線 せん :1,125本 ほん / 有効 ゆうこう 1,035本 ほん
1ライン当 あ たりの有効 ゆうこう 画素 がそ 数 すう :1,920(総画 そうかく 素数 そすう :2,200)に対 たい して正方 まさかた 画素 がそ ではない。故 ゆえ にコンピュータ・グラフィック(CG) との相性 あいしょう に問題 もんだい があり、ハリウッドのポストプロダクション ・スタジオの影響 えいきょう が大 おお きいアメリカの放送 ほうそう 業界 ぎょうかい に1035システム(MUSE方式 ほうしき )が受 う け入 い れられなかった原因 げんいん の一 ひと つとされている。後 ご のデジタル・ハイビジョンは、総 そう 走査 そうさ 線 せん 1,125本 ほん / 有効 ゆうこう 1,080本 ほん の正方 せいほう 画素 がそ を採用 さいよう している。
走査 そうさ 線 せん 数 すう の決定 けってい にあたってはPAL ・SECAM ・NTSC との変換 へんかん を考慮 こうりょ 、かつCGとの親和 しんわ 性 せい を考慮 こうりょ して、有効 ゆうこう 走査 そうさ 線 せん 数 すう が1,024本 ほん を上回 うわまわ るようにしたという。
インターレース比 ひ :2:1
フィールド周波数 しゅうはすう :60.00Hz へるつ
System-M/NTSC互換 ごかん の59.94Hz へるつ (60×1000/1001)ではなく60.00Hz へるつ である。これはフィールド周波数 しゅうはすう 50.00Hz へるつ であるPAL圏 けん との方式 ほうしき 変換 へんかん が容易 ようい なように考慮 こうりょ されたものであるが、NTSCとのサイマル放送 ほうそう に難 なん があり、逆 ぎゃく にNTSC圏 けん へのMUSE方式 ほうしき (1035システム)の普及 ふきゅう を妨 さまた げる要因 よういん となった。後 ご のデジタル・ハイビジョンでは59.94Hz へるつ を採用 さいよう している。
MUSE方式 ほうしき の概要 がいよう [ 編集 へんしゅう ]
映像 えいぞう 方式 ほうしき
圧縮 あっしゅく 対象 たいしょう 走査 そうさ 線 せん :1,032本 ほん
原始 げんし サンプリング周波数 しゅうはすう :44.55MHz
伝送 でんそう サンプリング周波数 しゅうはすう :16.2MHz
時間 じかん 軸 じく 輝度 きど 圧縮 あっしゅく 率 りつ :12:11
時間 じかん 軸 じく 色 しょく 差 さ 圧縮 あっしゅく 率 りつ :4:1
色 いろ 差 さ 多重 たじゅう 方式 ほうしき :時間 じかん 軸 じく 圧縮 あっしゅく 多重 たじゅう (TCI )
圧縮 あっしゅく 方式 ほうしき :フィールド間 あいだ 、フレーム間 あいだ 、ライン間 あいだ オフセットサンプリング方式 ほうしき
動 うご きベクトル補正 ほせい :水平 すいへい ±16サンプル(32.4MHzクロック)/フレーム、垂直 すいちょく ±3ライン/フィールド
同期 どうき 信号 しんごう :デジタルフレームパルス型 がた 、正 せい 極 きょく 同期 どうき
ベースバンド帯域 たいいき 幅 はば :8.1MHz(-6dB でしべる )
音声 おんせい 方式 ほうしき
多重 たじゅう 化 か 方式 ほうしき :垂直 すいちょく 帰 き 線 せん 期間 きかん に3値 ち ベースバンド多重 たじゅう
モード:48kHz きろへるつ 16bit(2ch) /32kHz きろへるつ 12bit(4ch:3-1ステレオ)
音声 おんせい 圧縮 あっしゅく 方式 ほうしき :準 じゅん 瞬時 しゅんじ 圧 あつ 伸 しん DPCM
音声 おんせい 誤 あやま り制御 せいぎょ :BCH SEC DED
BSにおける伝送 でんそう 変調 へんちょう 方式 ほうしき
エンファシス:ノンリニアエンファシス、ゲイン9.5dB でしべる
変調 へんちょう 極性 きょくせい :正 せい 極性 きょくせい
周波数 しゅうはすう 偏 へん 移 うつり :10.2MHz p-p
占有 せんゆう 周波数 しゅうはすう 帯域 たいいき :27MHz
日本 にっぽん で使 つか える最大 さいだい の帯域 たいいき 幅 はば は、衛星 えいせい 放送 ほうそう の27MHzである。この変調 へんちょう 方式 ほうしき はFM方式 ほうしき であることから、伝送 でんそう 可能 かのう なベースバンド信号 しんごう 帯域 たいいき 幅 はば はその1/3の9MHzとなる。一方 いっぽう HDTVのベースバンド 映像 えいぞう 信号 しんごう 帯域 たいいき 幅 はば は30MHzである。このため映像 えいぞう の圧縮 あっしゅく が必要 ひつよう となった。MUSE方式 ほうしき の場合 ばあい 、1フィールドのサンプリングを画素 がそ 数 すう の半分 はんぶん とし全 ぜん 画素 がそ 数 すう の1/4とすることでこれを実現 じつげん した。4フィールドで全 ぜん 画素 がそ 位置 いち がサンプリング されるが、パターンは各 かく フィールド間 あいだ で千鳥 ちどり 格子 こうし 状 じょう をしており、五 ご 点 てん 形 がた サンプリング(quincunx sampling)とも呼 よ ばれる。
静止 せいし 画 が の場合 ばあい は前 ぜん サンプリングの内容 ないよう を用 もち いることで補間 ほかん する。動画 どうが の場合 ばあい も定常 ていじょう 的 てき な動 うご きの際 さい には送 おく られて来 き た動 うご きベクトルデータを基 もと に動 うご き補償 ほしょう を行 おこな うことで高 こう 解像度 かいぞうど を維持 いじ している。動 うご きベクトル量 りょう の検出 けんしゅつ ができない不定 ふてい 動作 どうさ の場合 ばあい は解像度 かいぞうど が低下 ていか するが、特 とく に大 おお きな問題 もんだい とはならない。これは人 ひと の目 め の視力 しりょく は動 うご いているものを対象 たいしょう にしている時 とき に視力 しりょく が低下 ていか することに因 よ る。色 いろ 信号 しんごう については同様 どうよう のサンプリング処理 しょり を行 おこな われた後 のち 、時間 じかん 軸 じく 圧縮 あっしゅく を行 おこな う。こうして作 つく られたサンプル値 ち はアナログ伝送 でんそう される。なお、MUSEはスタジオ規格 きかく であるBTA S001とはカラーマトリクス が異 こと なる。その違 ちが いは下記 かき の通 とお り。
スタジオ規格 きかく (BTA S001):Y=0.701G+0.087B+0.212R
MUSE方式 ほうしき :Y=0.588G+0.118B+0.294R
音声 おんせい 信号 しんごう はAモードサンプリングレート(標本 ひょうほん 化 か 周波数 しゅうはすう )32kHz きろへるつ 量子 りょうし 化 か 語 ご 長 ちょう 12bit(4ch:3-1ステレオ方式 ほうしき )/Bモードサンプリングレート48kHz きろへるつ 量子 りょうし 化 か 語 ご 長 ちょう 16bit(2ch)を準 じゅん 瞬時 しゅんじ 圧 あつ 伸 しん DPCM (Differential PCM)により伝送 でんそう レートを軽減 けいげん することによりAモードでは15bitを8bit、Bモードでは16bitを11bitに軽減 けいげん している。ビット量 りょう の軽減 けいげん はDPCMエンコード時 じ にローカルデコーダ を用 もち いて差分 さぶん 値 ち を測定 そくてい し、変化 へんか 差分 さぶん に合 あ わせてレンジビットと呼 よ ばれるスケールを表 あらわ すビットにより、データが表 あらわ す音声 おんせい レベルを決 き めることによって伝送 でんそう 量 りょう を減 へ らす。これらの処理 しょり により、音声 おんせい の伝送 でんそう レートを1350kbpsとしている。
DPCMは標本 ひょうほん 化 か されたデータの差分 さぶん を伝送 でんそう する。このために伝送 でんそう 路 ろ での障害 しょうがい によりエラーが発生 はっせい した場合 ばあい 、誤差 ごさ が蓄積 ちくせき し復号 ふくごう された信号 しんごう が正 ただ しく再現 さいげん されなくなることがある。これを軽減 けいげん するためにリーク値 ち と呼 よ ばれる前 まえ の差分 さぶん 信号 しんごう との積分 せきぶん を行 おこな うための係数 けいすう が存在 そんざい する。リーク値 ち により後続 こうぞく する音声 おんせい データに蓄積 ちくせき する誤差 ごさ をリセットすることができる。これらのデジタルデータには誤 あやま り訂正 ていせい 符号 ふごう も付加 ふか されており、伝送 でんそう 路 ろ で発生 はっせい したエラーによる聴覚 ちょうかく 上 じょう 耳障 みみざわ りとなる雑音 ざつおん を排除 はいじょ する役割 やくわり を担 にな っている。この音声 おんせい 伝送 でんそう 符号 ふごう 化 か 方式 ほうしき はDANCE(DPCM Audio Near-instantaneous Compressing and Expanding)と名付 なづ けられている。
視聴 しちょう に必要 ひつよう な機材 きざい [ 編集 へんしゅう ]
MUSE方式 ほうしき で放映 ほうえい されたハイビジョン放送 ほうそう を視聴 しちょう ないしは録画 ろくが するには、受信 じゅしん 側 がわ でMUSE信号 しんごう をMUSEデコーダ によってデコードするか、もしくはM-Nコンバーターで疑似 ぎじ NTSC信号 しんごう へ変換 へんかん しなければ正 ただ しい画 が 角 かく および色 いろ で表示 ひょうじ できない。
ハイビジョン画質 がしつ の高 こう 精細 せいさい 度 ど 映像 えいぞう をそのまま視聴 しちょう するには、BSアナログチューナーとMUSEデコーダ の両方 りょうほう が内蔵 ないぞう された「ハイビジョンテレビ(主 おも にブラウン管 ぶらうんかん )」であればBSアンテナを接続 せつぞく するのみで視聴 しちょう できる。しかしこのハイビジョンテレビは各 かく 家電 かでん メーカーとも最上級 さいじょうきゅう モデルに該当 がいとう するため、初期 しょき の薄型 うすがた テレビ と同 おな じく非常 ひじょう に高価 こうか (市販 しはん 化 か 直後 ちょくご の1989年 ねん - 1990年代 ねんだい 前半 ぜんはん は100万 まん 円 えん 台 だい [5] 、末期 まっき の1999年 ねん 頃 ごろ で20 - 40万 まん 円 えん 台 だい [6] )であった[注 ちゅう 2] 。三洋電機 さんようでんき が1992年 ねん ごろ販売 はんばい した「帝王 ていおう 」は、MUSE-NTSC変換 へんかん デコーダーを内蔵 ないぞう したことにより、アナログハイビジョンを4:3画面 がめん (NTSC仕様 しよう よってレターボックス16:9 と同 おな じ)に変換 へんかん して視聴 しちょう できるシステムを取 と り入 い れ、推定 すいてい 8万 まん 台 だい を売 う り上 あ げたとされている[7] 。
また、MUSEデコーダは内蔵 ないぞう していないもののハイビジョン対応 たいおう のコンポーネント端子 たんし あるいはD3(1080i)以上 いじょう のD端子 たんし を搭載 とうさい した高 こう 精細 せいさい 度 ど 放送 ほうそう 対応 たいおう のテレビでは、内蔵 ないぞう もしくは単体 たんたい のBSアナログチューナーと単体 たんたい のMUSEデコーダとを「AFC端子 たんし 」と「検波 けんぱ 端子 たんし 」に接続 せつぞく した上 うえ 、コンポーネント端子 たんし でテレビに接続 せつぞく することで同様 どうよう に視聴 しちょう することができた。
2000年 ねん 以降 いこう に発売 はつばい されたD3以上 いじょう のD端子 たんし を搭載 とうさい したテレビでも、BSアナログチューナの各 かく 端子 たんし からMUSEデコーダーを介 かい してD端子 たんし に接続 せつぞく することで敢 あ えてBSアナログハイビジョン(BS9ch)を視聴 しちょう することも理論 りろん 上 じょう できたが、殆 ほとん どがアナログハイビジョンの1035iに対応 たいおう せず1080iで表示 ひょうじ するため画 が 角 かく に変動 へんどう が生 しょう じ、放送 ほうそう 内容 ないよう もNHKデジタル衛星 えいせい ハイビジョン と同一 どういつ (サイマル放送 ほうそう )となっていたため、W-VHSやハイビジョンLDを現役 げんえき で併用 へいよう する者 もの 以外 いがい では実用 じつよう 性 せい に欠 か けたものであった。
従来 じゅうらい の標準 ひょうじゅん 画質 がしつ (480i )のみ対応 たいおう のテレビやビデオで視聴 しちょう する場合 ばあい 、BSアナログチューナーに「M-Nコンバータ」あるいはM-Nデコーダ内蔵 ないぞう のMUSEデコーダを「AFC端子 たんし 」と「検波 けんぱ 端子 たんし 」の両方 りょうほう に接続 せつぞく することで疑似 ぎじ NTSCで変換 へんかん 出力 しゅつりょく され、視聴 しちょう ・録画 ろくが することができた。ハイビジョンテレビによってはM-Nコンバーターを内蔵 ないぞう せず、録画 ろくが の際 さい には別途 べっと M-Nコンバーターが必要 ひつよう な機種 きしゅ もあった。
なお、「検波 けんぱ 端子 たんし 」はアナログWOWOW の視聴 しちょう 時 じ にスクランブル 解除 かいじょ 用 よう のWOWOW(JSB)デコーダなどと接続 せつぞく する際 さい にも必要 ひつよう となるため、殆 ほとん どのBSアナログチューナー内蔵 ないぞう テレビには搭載 とうさい されているが、チューナー内蔵 ないぞう 型 がた のビデオデッキ の一部 いちぶ やPSX には搭載 とうさい されていないため接続 せつぞく には注意 ちゅうい が必要 ひつよう であった。
「MUSEデコーダー」・「M-Nコンバーター」は「BSデジタルチューナー 」の市販 しはん 化 か に伴 ともな い1999年 ねん から2000年 ねん にかけて各 かく メーカーで生産 せいさん が打 う ち切 き られた。その後 ご 、アナログハイビジョン放送 ほうそう の終了 しゅうりょう に伴 ともな い必然 ひつぜん 性 せい は大 おお きく薄 うす れているが、数少 かずすく ないハイビジョンLD の再生 さいせい にあたってはMUSEデコーダが必要 ひつよう となる。
当初 とうしょ はMUSE方式 ほうしき での有料 ゆうりょう 放送 ほうそう の計画 けいかく もあり、有料 ゆうりょう 放送 ほうそう を見 み るために必要 ひつよう な「MUSEデスクランブラー」の発売 はつばい も予定 よてい されていたが、デジタル放送 ほうそう 開始 かいし などもあり、アナログハイビジョンでの有料 ゆうりょう 放送 ほうそう は実現 じつげん せず、MUSEデスクランブラーも発売 はつばい されなかった。
アナログハイビジョン放送 ほうそう (BSアナログ9ch)について [ 編集 へんしゅう ]
NHKはハイビジョンを世界 せかい の統一 とういつ 規格 きかく にすることを目指 めざ し、欧米 おうべい で精力 せいりょく 的 てき な標準 ひょうじゅん 化 か 活動 かつどう を続 つづ けたが、政治 せいじ 的 てき その他 た 様々 さまざま な理由 りゆう から、日米 にちべい 欧 おう はそれぞれ異 こと なる方式 ほうしき でHDTV放送 ほうそう を行 おこな うことになった。
またアメリカではHDTVの開発 かいはつ をデジタル放送 ほうそう 方式 ほうしき で行 おこな うことになり、ヨーロッパもこれに追従 ついしょう したため、日本 にっぽん でも放送 ほうそう のデジタル化 か が推進 すいしん されることとなる(→デジタルテレビ放送 ほうそう )。
このため、HDTVアナログ放送 ほうそう であったBSハイビジョン放送 ほうそう は、使用 しよう 中 ちゅう の放送 ほうそう 衛星 えいせい であるBSAT-1の設計 せっけい 寿命 じゅみょう が尽 つ きる2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )9月30日 にち をもって終了 しゅうりょう した。
なお、デジタルHDTVであっても、ベースバンドの映像 えいぞう 制作 せいさく ・蓄積 ちくせき に於 お いてはアナログハイビジョンのために開発 かいはつ された技術 ぎじゅつ が使 つか われているため、アナログ時代 じだい に制作 せいさく されたハイビジョンHDTV素材 そざい は簡単 かんたん な処理 しょり を経 へ てデジタルハイビジョンで放送 ほうそう 可能 かのう である。
アナログハイビジョンであるMUSE方式 ほうしき との間 あいだ には、ベースバンド信号 しんごう として、以下 いか の大 おお きな差異 さい がある。
フィールド周波数 しゅうはすう
MUSE:60.00Hz へるつ
Digital HDTV:59.94Hz へるつ
有効 ゆうこう 走査 そうさ 線 せん
MUSE:1,035本 ほん
Digital HDTV:1,080本 ほん
タイムコード
MUSE:NDF (non-drop frame)
Digital HDTV:DF (drop frame)
これらの差異 さい は過去 かこ の素材 そざい を活用 かつよう する際 さい に、互換 ごかん 性 せい の点 てん で問題 もんだい になる場合 ばあい がある。
デジタルハイビジョン放送 ほうそう [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん において、デジタルハイビジョンの放送 ほうそう 用 よう 伝送 でんそう 規格 きかく としてはISDB が策定 さくてい ・運用 うんよう されている。衛星 えいせい 放送 ほうそう ではISDB-S[注 ちゅう 3] 、地上波 ちじょうは 放送 ほうそう ではISDB-Tと呼 よ ばれる。ISDBはあくまでデジタルハイビジョンの放送 ほうそう を含 ふく むテレビ放送 ほうそう 全般 ぜんぱん の規格 きかく であって、「ISDB=ハイビジョン」という意味 いみ ではない。したがってISDBには従来 じゅうらい の標準 ひょうじゅん 画質 がしつ 規格 きかく の放送 ほうそう 規格 きかく [注 ちゅう 4] も含 ふく まれている。画質 がしつ (解像度 かいぞうど とは別 べつ )は伝送 でんそう レートに依存 いぞん し、伝送 でんそう する側 がわ (放送 ほうそう 局 きょく 側 がわ )の事前 じぜん の設定 せってい 次第 しだい で変化 へんか する[注 ちゅう 5] 。伝送 でんそう レートの変更 へんこう (違 ちが い)は実際 じっさい の放送 ほうそう 上 じょう では概 おおむ ねチャンネルごと(放送 ほうそう 局 きょく ごと)程度 ていど にまとめられた設定 せってい で運用 うんよう されていて、例 たと えば番組 ばんぐみ ごととかCMごとにレートが変化 へんか するような運用 うんよう は特別 とくべつ な事情 じじょう がない限 かぎ り行 おこな われていない[注 ちゅう 6] 。
BS・CSデジタル放送 ほうそう は主 おも にハイビジョン(通称 つうしょう :2K )での放送 ほうそう であるが、スカパー! の一部 いちぶ の放送 ほうそう 局 きょく は標準 ひょうじゅん 画質 がしつ での放送 ほうそう となっている。2018年 ねん 12月より4K・8Kテレビ放送 ほうそう が始 はじ まった。
スカパー!プレミアムサービス (東経 とうけい 124・128度 ど )においても2008年 ねん (平成 へいせい 20年 ねん )10月 がつ 1日 にち よりハイビジョン放送 ほうそう が開始 かいし された。
地上 ちじょう デジタルテレビ放送 ほうそう でも一部 いちぶ チャンネルを除 のぞ きハイビジョンで放送 ほうそう されている。
標準 ひょうじゅん 画質 がしつ のカメラで収録 しゅうろく した番組 ばんぐみ はアップコンバート (解像度 かいぞうど の変換 へんかん を行 おこな い標準 ひょうじゅん 画質 がしつ の映像 えいぞう をハイビジョン信号 しんごう として放送 ほうそう すること)を行 おこな った映像 えいぞう が放送 ほうそう される。これはBSデジタルでも同様 どうよう 。この番組 ばんぐみ を16:9画面 がめん サイズのテレビで見 み た場合 ばあい 、4:3サイズの映像 えいぞう 部分 ぶぶん が中心 ちゅうしん 部 ぶ に表示 ひょうじ され両 りょう 端 はし にサイドパネルが表示 ひょうじ される。但 ただ しこの形式 けいしき の放送 ほうそう 信号 しんごう を4:3画面 がめん サイズで見 み た場合 ばあい 、付加 ふか 情報 じょうほう で4:3画 が 角 かく 情報 じょうほう が付 つ かない場合 ばあい は額縁 がくぶち のように映 うつ る現象 げんしょう が起 お こる。4:3画 かく 角 かく 情報 じょうほう が付 つ いた放送 ほうそう 信号 しんごう の場合 ばあい は両 りょう 端 はし のサイドパネルが見 み えない状態 じょうたい までズームされた形 かたち で4:3画面 がめん 全体 ぜんたい に表示 ひょうじ される。
上記 じょうき 形式 けいしき 以外 いがい の16:9画面 がめん サイズの映像 えいぞう 番組 ばんぐみ を4:3サイズの標準 ひょうじゅん テレビで見 み る場合 ばあい はエッジクロップ(4:3画面 がめん サイズになるように両 りょう 端 はし をカットした状態 じょうたい )形式 けいしき となるか、上下 じょうげ に黒 くろ 帯 たい を表示 ひょうじ するレターボックス形式 けいしき での表示 ひょうじ となる。表示 ひょうじ される映像 えいぞう 部分 ぶぶん の比率 ひりつ はレターボックス形式 けいしき が16:9、エッジクロップ形式 けいしき の場合 ばあい は14:9か13:9のいずれか。尚 なお 、どちらになるかはテレビ受信 じゅしん 機 き 側 がわ の機能 きのう に因 よ る。
光 ひかり 放送 ほうそう
IP放送 ほうそう
ハイビジョンテレビの種類 しゅるい 、仕様 しよう 、放送 ほうそう 規格 きかく [ 編集 へんしゅう ]
ハイビジョンテレビはテレビ受像 じゅぞう 機 き (映像 えいぞう 機器 きき )の映像 えいぞう を表示 ひょうじ する方式 ほうしき (ブラウン管 ぶらうんかん 、液晶 えきしょう ディスプレイ 、プラズマディスプレイ 、リアプロジェクション など)と、放送 ほうそう 規格 きかく (アナログ、デジタル)により仕様 しよう が異 こと なるので注意 ちゅうい を要 よう する。
デジタルハイビジョンテレビに関 かん するJEITAの定義 ていぎ [8] [ 編集 へんしゅう ]
ブラウン管 ぶらうんかん 方式 ほうしき の場合 ばあい 、1125i(有効 ゆうこう 走査 そうさ 線 せん 1080i)および750p(有効 ゆうこう 走査 そうさ 線 せん 720p)をフルデコードして、1125iまたは750pで表示 ひょうじ できることが条件 じょうけん となる。しかしながら民生 みんせい 品 ひん のブラウン管 ぶらうんかん テレビにおいては電子 でんし 線 せん を高 こう 精度 せいど に走査 そうさ することを長期間 ちょうきかん にわたって維持 いじ することは困難 こんなん であるため、一般 いっぱん にオーバースキャンが行 おこな われている。このため送 おく られてくる映像 えいぞう のうち上下 じょうげ 左右 さゆう の端 はし は画面 がめん の表示 ひょうじ 領域 りょういき 外 がい に追 お い出 だ されており、画面 がめん に表示 ひょうじ されているものは送 おく られてきた映像 えいぞう のうち9割 わり ほどである。なお、ブラウン管 ぶらうんかん のスリット数 すう は必 かなら ずしも横 よこ 方向 ほうこう の解像度 かいぞうど を表 あらわ すものではない。
液晶 えきしょう ディスプレイ やプラズマディスプレイ など固定 こてい 画素 がそ 方式 ほうしき の場合 ばあい 、1125iおよび750pをフルデコードして垂直 すいちょく 画素 がそ 数 すう 650以上 いじょう で表示 ひょうじ できることが条件 じょうけん となる。このため、ハイビジョン信号 しんごう の表示 ひょうじ が可能 かのう なXGA パネル(1024×768 正方 せいほう 画素 がそ )を搭載 とうさい したテレビはハイビジョン映像 えいぞう 入力 にゅうりょく 時 じ にはレターボックス表示 ひょうじ により、映像 えいぞう 部分 ぶぶん の実質 じっしつ 解像度 かいぞうど は1024×576相当 そうとう になるため「垂直 すいちょく 画素 がそ 数 すう 650以上 いじょう 」を満 み たしておらず、フルデコード対応 たいおう デジタル放送 ほうそう チューナを内蔵 ないぞう していてもデジタルハイビジョンテレビの定義 ていぎ からは外 はず れることになる。
デジタルハイビジョン放送 ほうそう では画素 がそ 数 すう 1920×1080(横 よこ ×縦 たて 、正方形 せいほうけい 画素 がそ )または1440×1080(横長 よこなが の長方形 ちょうほうけい 画素 がそ )[注 ちゅう 7] が主流 しゅりゅう である。画素 がそ 数 すう が1366×768あるいは1280×720のパネルもハイビジョンパネルと称 しょう してはいるが、1080iを表示 ひょうじ する際 さい には画素 がそ 数 すう を約 やく 半分 はんぶん に減 へ らすスケーリング処理 しょり が行 おこな われる(この際 さい にオーバースキャン処理 しょり が行 おこな われることがある)。画素 がそ 数 すう が1920×1080以上 いじょう のハイビジョンパネルは、1080iをスケーリングすることなくドットバイドット(Dot by Dot)での表示 ひょうじ が可能 かのう である(多 おお くの場合 ばあい デフォルトはオーバースキャンになっているため、ユーザーがドットバイドットに切 き り替 か える必要 ひつよう がある)。これらのパネルもしくはこれを採用 さいよう した機種 きしゅ はフルを付 つ けてフルHD、フルハイビジョン、フルスペックハイビジョン等 とう と呼称 こしょう されることが多 おお いが「解像度 かいぞうど だけを以 もっ てフルスペックと呼 よ んでいいのか」等 とう について議論 ぎろん があることから統一 とういつ された呼称 こしょう は定義 ていぎ されていない[9] 。
表示 ひょうじ 領域 りょういき はメーカー間 あいだ で異 こと なるだけでなく、同 どう 一 いち メーカー内 ない でも統一 とういつ されていない。また、同 おな じテレビであっても表示 ひょうじ している映像 えいぞう の明 あか るさによって表示 ひょうじ 領域 りょういき が大 おお きく変動 へんどう してしまうこともある[注 ちゅう 8] 。
なお、デジタルチューナーは搭載 とうさい しているが、表示 ひょうじ においてハイビジョンの条件 じょうけん を満 み たしていない場合 ばあい は単 たん なる「デジタルテレビ」となる。パネルの解像度 かいぞうど が640×480または854×480であるにもかかわらずデジタルチューナー内蔵 ないぞう を以ってハイビジョンテレビと呼 よ んでいる場合 ばあい もあるが、これは誤 あやま りである(店頭 てんとう POP にこのような誤 あやま りが多 おお い)。そして、デジタルチューナーは未 み 搭載 とうさい であるが表示 ひょうじ においてハイビジョンの条件 じょうけん を満 み たしている場合 ばあい は一般 いっぱん 的 てき には「デジタルハイビジョン対応 たいおう テレビ」という、やや紛 まぎ らわしい表現 ひょうげん が使 つか われる。
アナログ・デジタル放送 ほうそう 規格 きかく [ 編集 へんしゅう ]
総 そう 走査 そうさ 線 せん 数 すう が1,125本 ほん で同 おな じであっても放送 ほうそう 局 きょく からの映像 えいぞう のある有効 ゆうこう 走査 そうさ 線 せん 数 すう はアナログハイビジョン では1,035本 ほん (1035i)、2000年 ねん (平成 へいせい 12年 ねん )12月1日 にち 開始 かいし のBSデジタル放送 ほうそう からのデジタルハイビジョンでは1,080本 ほん (1080i)と異 こと なる。有効 ゆうこう 走査 そうさ 線 せん 数 すう 以外 いがい の放送 ほうそう の規格 きかく もアナログハイビジョンと衛星 えいせい 放送 ほうそう (BS/CS)のデジタルハイビジョン・地上 ちじょう デジタルハイビジョンとは異 こと なる。
この放送 ほうそう 規格 きかく の違 ちが いから、テレビ製造 せいぞう メーカーは1999年 ねん (平成 へいせい 11年 ねん )までに発売 はつばい されたアナログハイビジョンテレビはデジタルハイビジョン放送 ほうそう 規格 きかく が設定 せってい される前 まえ のためデジタルハイビジョンチューナーからの入力 にゅうりょく に対応 たいおう しないと説明 せつめい する。現実 げんじつ には、デジタルハイビジョンチューナー側 がわ で「1125i固定 こてい 」(標準 ひょうじゅん 画質 がしつ もすべて1125iに変換 へんかん )に設定 せってい することでアナログハイビジョンテレビでもコンポーネント端子 たんし 接続 せつぞく で1125i固定 こてい で受像 じゅぞう され使用 しよう 可能 かのう である。但 ただ しアナログハイビジョンテレビでは前述 ぜんじゅつ のように表示 ひょうじ 走査 そうさ 線 せん 数 すう が少 すく ないので、フル画像 がぞう を表示 ひょうじ させるために表示 ひょうじ 走査 そうさ 線 せん 数 すう の調整 ちょうせい が望 のぞ ましい。
^ 一部 いちぶ のハイビジョンテレビの取扱 とりあつかい 説明 せつめい 書 しょ では、アナログハイビジョンでの有料 ゆうりょう 放送 ほうそう が開始 かいし された場合 ばあい を想定 そうてい して、MUSEデスクランブラー(未 み 発売 はつばい )の接続 せつぞく ・設定 せってい 方法 ほうほう が記載 きさい されていた。
^ 但 ただ し、初期 しょき の白黒 しろくろ テレビ やカラーテレビ よりは安価 あんか であった(何 いず れも登場 とうじょう 当初 とうしょ は、当時 とうじ の会社 かいしゃ 員 いん の年収 ねんしゅう 数 すう 年 ねん 分 ぶん に相当 そうとう していた)。
^ 2007年 ねん 現在 げんざい 、日本 にっぽん における衛星 えいせい 放送 ほうそう 関連 かんれん についての運用 うんよう の全 すべ てがISDB-Sに集約 しゅうやく されているわけではない。通信 つうしん 衛星 えいせい を使 つか った放送 ほうそう の一部 いちぶ はISDB-S以外 いがい のもので行 おこな われている。詳細 しょうさい については衛星 えいせい 放送 ほうそう の記事 きじ なども参照 さんしょう のこと。
^ デジタル放送 ほうそう の伝送 でんそう 規格 きかく にハイビジョンの他 ほか に旧来 きゅうらい のアナログ放送 ほうそう で行 おこな っていたものも放送 ほうそう 可能 かのう にすることで、放送 ほうそう 局 きょく 側 がわ の運用 うんよう 面 めん や視聴 しちょう 者 しゃ 側 がわ の環境 かんきょう 面 めん などで従来 じゅうらい 資産 しさん の活用 かつよう を多少 たしょう なりとも可能 かのう にしアナログ放送 ほうそう からデジタル放送 ほうそう へ移行 いこう することをよりスムーズに行 おこな える余地 よち を拡大 かくだい することを意図 いと したもの。
^ 各種 かくしゅ テレビ放送 ほうそう の違 ちが いによる伝送 でんそう レートの設定 せってい の違 ちが いはデジタルテレビ の記述 きじゅつ を参照 さんしょう のこと。
^ 映像 えいぞう の解像度 かいぞうど が変化 へんか する(異 こと なる)場合 ばあい 、一定 いってい の映像 えいぞう 品質 ひんしつ を維持 いじ する上 じょう ではその映像 えいぞう 記録 きろく や伝送 でんそう に必要 ひつよう なレートも変 か わるので解像度 かいぞうど が異 こと なる場合 ばあい は含 ふく まない(つまり、ハイビジョンと標準 ひょうじゅん 解像度 かいぞうど ・従来 じゅうらい 解像度 かいぞうど の映像 えいぞう では必要 ひつよう な映像 えいぞう 記録 きろく レート・伝送 でんそう レートは異 こと なる)。解像度 かいぞうど と映像 えいぞう の伝送 でんそう レートの関係 かんけい についての詳細 しょうさい は当該 とうがい 関連 かんれん 記事 きじ を参照 さんしょう のこと
^ アナログ放送 ほうそう 時 じ とは違 ちが い、表示 ひょうじ の際 さい に4:3から16:9になるよう左右 さゆう に引 ひ き伸 の ばすわけではない。元々 もともと が横長 よこなが の長方形 ちょうほうけい 画素 がそ である。
^ このため、番組 ばんぐみ 制作 せいさく サイドでは安全 あんぜん 領域 りょういき を定 さだ めて字幕 じまく やテロップはこの範囲 はんい 内 ない に収 おさ まるように映像 えいぞう を作 つく る。この安全 あんぜん 領域 りょういき も一定 いってい していない。