ドリアン・グレイ症候群しょうこうぐん

ドリアン・グレイ症候群しょうこうぐん（ドリアン・グレイしょうこうぐん、英えい: Dorian Gray syndrome ; DGS）とは、個人こじん的てきな外見がいけんや肉体にくたいに基もとづく極端きょくたんな自尊心じそんしんに特徴付とくちょうづけられる、社会しゃかい文化ぶんか的てき現象げんしょうを指さし示しめす言葉ことばである。これには心理しんり的てき成熟せいじゅくの必要ひつよう性せいと、肉体にくたいの老化ろうかに対処たいしょする困難こんなんが付随ふずいしている。ドリアン・グレイ症候群しょうこうぐんは、重複じゅうふくして組くみ合あわさった3つの症状しょうじょうに特徴付とくちょうづけられており、それは身体しんたい醜みにく形がた障害しょうがい・自己じこ愛あい性せいパーソナリティ障害しょうがい・発育はついく遅滞ちたいという診断しんだん上じょうの標識ひょうしきである。これに加くわえしばしば性せい倒錯とうさくが見みられる。

参考さんこう文献ぶんけん

• Brosig B.(2000) The "Dorian Gray Syndrome" and other fountains of youth. Paper presented at the Continuous Medical Education Board of the Landesärztekammer Hessen, Clinical Pharmacology Section, on 29. 4. 2000 in Bad Nauheim, FRG.
• Brosig B, Kupfer J, Niemeier V, Gieler U. The "Dorian Gray Syndrome": psychodynamic need for hair growth restorers and other "fountains of youth." Int J Clin Pharmacol Ther. 2001 Jul;39(7):279-83.
• Brosig, B., Euler, S., Brähler, E., Gieler, U. (2005) Das Dorian Gray Syndrom. In: Trüeb, R. A. (Hg.) : Smart aging. Darmstadt, Steinkopff (in press).
• Euler, S., Brähler, E., Brosig, B. (2003): Das Dorian-Gray-Syndrom als „ethnische Störung“ der Spätmoderne. Psychosozial 26, 73-89.

関連かんれん項目こうもく

• ドリアン・グレイの肖像しょうぞう
• ナルシシズム
• 自己じこ愛あい性せいパーソナリティ障害しょうがい
• ピーターパン症候群しょうこうぐん
• 完全かんぜん主義しゅぎ
• 身体しんたい改造かいぞう
• 若返わかがえりの泉いずみ
• 三島みしま由紀夫ゆきお

外部がいぶリンク

• The “Dorian Gray Syndrome” （英語えいご）
• "Death Becomes Her" at IMDB （英語えいご）