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ミケル・アルテタ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
この名前なまえは、スペイン語ご圏けんの人名じんめい慣習かんしゅうに従したがっています。第だい一いち姓せい（父方ちちかたの姓せい）はアルテタ、第だい二に姓せい（母方ははかたの姓せい）はアマトリアインです。
ミケル・アルテタ
アーセナルFC監督かんとく時じ
名前なまえ
本名ほんみょう ミケル・アルテタ・アマトリアイン
Mikel Arteta Amatriain
ラテン文字もじ Mikel Arteta
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき スペインの旗 スペイン
生年月日せいねんがっぴ (1982-03-26) 1982年ねん3月26日にち（42歳さい）
出身しゅっしん地ち サン・セバスティアン
身長しんちょう 175cm[1]
体重たいじゅう 69kg[2]
選手せんしゅ情報じょうほう
ポジション MF（DMF）
利きき足あし 右足みぎあし
ユース
1994-1997 スペインの旗 アンティゴコ
1997-1999 スペインの旗 バルセロナ
クラブ1
年とし クラブ 出場しゅつじょう (得点とくてん)
1999 スペインの旗 バルセロナC 5 (1)
1999-2002 スペインの旗 バルセロナB 42 (36)
2001-2002 →フランスの旗 パリ・サンジェルマン (loan) 31 (2)
2002-2004 スコットランドの旗 レンジャーズ 50 (12)
2004-2005 スペインの旗 レアル・ソシエダ 15 (1)
2005 →イングランドの旗 エヴァートン (loan) 12 (1)
2005-2011 イングランドの旗 エヴァートン 162 (27)
2011-2016 イングランドの旗 アーセナル 110 (14)
通算つうさん 427 (94)
代表だいひょう歴れき
1998-1999 スペインの旗 スペイン U-16 10 (4)
1999 スペインの旗 スペイン U-17 7 (0)
1999-2001 スペインの旗 スペイン U-18 13 (1)
2002-2003 スペインの旗 スペイン U-21 12 (2)
監督かんとく歴れき
2016-2019 イングランドの旗 マンチェスター・シティ (コーチ)
2019- イングランドの旗 アーセナル
1. 国内こくないリーグ戦せんに限かぎる。
■テンプレート（■ノート ■解説かいせつ）■サッカー選手せんしゅpj

ミケル・アルテタ・アマトリアイン（Mikel Arteta Amatriain, 1982年ねん3月26日にち - ）は、スペイン・バスク自治じち州しゅうギプスコア県けんサン・セバスティアン出身しゅっしんの元もとサッカー選手せんしゅ、現げんサッカー指導しどう者しゃ。現役げんえき時代じだいのポジションはミッドフィールダー。プレミアリーグ・アーセナルの監督かんとくを務つとめる。

クラブ経歴けいれき[編集へんしゅう]

プロデビューまで[編集へんしゅう]

地元じもとのクラブであるアンティゴコでサッカー選手せんしゅとしてのキャリアを始はじめ、そこで幼馴染おさななじみとなるシャビ・アロンソと知しり合あった。二人ふたりはサン・セバスティアンの浜辺はまべでよく遊あそび、レアル・ソシエダでともにプレイすることを夢見ゆめみた[3]。シャビ・アロンソは後のちにレアル・ソシエダと契約けいやくを結むすんだが、アルテタは15歳さいでFCバルセロナBに加入かにゅうした[4]。しかし、トップチームに昇格しょうかくすることは叶かなわず、2002年ねんにレンタルでパリ・サンジェルマンFCに加入かにゅうした。

レンジャーズ[編集へんしゅう]

2002年ねんにレンジャーズFCに加入かにゅうし、2シーズンを過すごした。2002-03シーズンにはスコティッシュ・プレミアリーグ、スコティッシュカップ、スコティッシュリーグカップの3つのタイトルを獲得かくとくした。加入かにゅう初年度しょねんどはすぐにチームに馴染なじみ、レギュラーとしてプレーしたが、2シーズン目めはコンディション不良ふりょうに苦くるしんだ[5]。

レアル・ソシエダ[編集へんしゅう]

2004年ねんに520万まんユーロの移籍いせき金きんでレアル・ソシエダへの移籍いせきが決定けっていした[6]。シャビ・アロンソがリヴァプールFCへ移籍いせきしたためともにプレーする夢ゆめは叶かなわず、アルテタ自身じしんもポジションを確保かくほすることができなかった[6]。

エヴァートン[編集へんしゅう]

エヴァートンでプレーするアルテタ

2005年ねん1月がつの移籍いせき期間きかん終了しゅうりょう間際まぎわにデイヴィッド・モイーズは後のちに完全かんぜん移籍いせきで獲得かくとくすることを見込みこんで、レンタル移籍いせきでアルテタを獲得かくとくした。トーマス・グラヴェセンが移籍いせきした穴あなを埋うめることを期待きたいされていた。後のちにクラブのチャンピオンズリーグ出場しゅつじょう権けん獲得かくとくに多大ただいな貢献こうけんを果はたす事ことになった。初はつゴールは4-0で勝利しょうりしたクリスタル・パレスFC戦せんで記録きろくした。2005年ねん7月がつに5年間ねんかんの契約けいやくを結むすび、ソシエダには200万まんポンドが支払しはらわれた。

2005-06シーズンは、クラブのファン投票とうひょうによる年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅと選手せんしゅ間あいだの投票とうひょうで選出せんしゅつされる年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅに選えらばれた[4]。

2006-07シーズンでは1月がつの終おわりまでに6ゴールを挙あげた。マン・オブ・ザ・マッチにも度々たびたび選出せんしゅつされ、35試合しあいに出場しゅつじょうし、最終さいしゅう的てきに9ゴールを挙あげた。アルテタは2シーズン連続れんぞくでクラブの年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅに選えらばれ[4]、『Sky Sports』が選出せんしゅつするプレミアリーグの最優秀さいゆうしゅうMFにクリスティアーノ・ロナウドを抑おさえ選えらばれた[7]。

チームはUEFAカップの出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくし、クラブの最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅに選えらばれる活躍かつやくを続つづけた。

2007年ねんの夏なつに新あらたにクラブと5年間ねんかんの契約けいやくを結むすび、2012年ねんまでグディソン・パークに留とまることになった。

2007-08シーズンにアルテタは、ノース・ウェストの年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅに選えらばれ、2008年ねん1月がつにはエヴァートンの選手せんしゅとしては5年ねんぶりに、リヴァプール・エコー紙しのスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーを受賞じゅしょうした[8]。

シーズン後半こうはんは腹部ふくぶの調子ちょうしが悪わるく、問題もんだいを解決かいけつするために最終さいしゅう戦せんを前まえに手術しゅじゅつを受うけた[9]。2008-09シーズンの開幕かいまく戦せんでフリーキックからゴールを決きめるなど、コンディションを取とり戻もどしつつあったが[10]、2月がつ22日にちのニューカッスル・ユナイテッドFC戦せんで左ひだりヒザ十じゅう字じ靭帯じんたい断だん裂きれの重傷じゅうしょうを負おい、2009-10シーズンの始はじめの5ヶ月かげつ間あいだチームを離はなれることになった。

2010年ねん1月がつに行おこなわれたFAカップのバーミンガム・シティFC戦せんに交代こうたいで出場しゅつじょうしチームに復帰ふっきし、2-1で勝利しょうりしたリーグ戦せんのチェルシーFC戦せんではスターティングメンバーとして試合しあいに出場しゅつじょうした。8月にはクラブと新あらたな5年間ねんかんの契約けいやくを結むすんだ[11]。

アーセナル[編集へんしゅう]

アーセナルでプレーするアルテタ

2011年ねん8月がつ31日にち、1000万まんポンドの移籍いせき金きんでアーセナルFCへ移籍いせきし、4年間ねんかんの契約けいやくを結むすんだ[12]。

トーマス・フェルマーレンの移籍いせきに伴ともない、2014-15シーズンよりキャプテンに就任しゅうにんした。2015年ねん7月がつ8日にち、アーセナルFCと1年ねんの契約けいやく延長えんちょうを発表はっぴょうした[13]。2016年ねん5月がつ15日にち、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督かんとくがアルテタとトマーシュ・ロシツキーの2015-16シーズン限かぎりでの退団たいだんを発表はっぴょう。

代表だいひょう経歴けいれき[編集へんしゅう]

スペイン代表だいひょうとバスク代表だいひょうとしてプレイする資格しかくを有ゆうしている。U-16、17、18、21のスペイン代表だいひょうとしてプレイしたことはあるが、A代表だいひょうでプレイした経験けいけんはない。1999年ねんに開催かいさいされたUEFA U-16欧州おうしゅう選手権せんしゅけんとUEFA-CAF メリディアン・カップ優勝ゆうしょうを経験けいけんしており、FIFA U-17ワールドカップにも出場しゅつじょうし、UEFA U-21欧州おうしゅう選手権せんしゅけんの予選よせんではキャプテンを務つとめた。

FIFAの規定きていでは、U-16スペイン代表だいひょうに選えらばれた時点じてんでイギリスのパスポートを持もっていなければならないが、2010年ねん8月がつにいくつかのメディアが誤あやまってイングランド代表だいひょうでプレーする資格しかくがあると報道ほうどうしたため[14][15]、エヴァートンのファンはネット上じょうでキャンペーンを始はじめた[16]。これに際さいしてアルテタ自身じしんはスペイン代表だいひょうでプレーする目標もくひょうを捨すててはいないとコメントしている[17]。また、アルテタはイングランド代表だいひょうに選えらばれるための要件ようけん（出生しゅっしょう地ちがイングランドであること、両親りょうしんまたは祖父母そふぼがイングランド生うまれであること、18歳さいになる前まえにイギリスで5年間ねんかんの教育きょういくを受うけていること）をいずれも満みたしていない[18]。

指導しどう者しゃ歴れき[編集へんしゅう]

マンチェスター・シティ[編集へんしゅう]

アルテタには引退いんたい後ご、3つの選択肢せんたくしがあった。アーセナルFCを率ひきいるアーセン・ヴェンゲル、マウリシオ・ポチェッティーノ（パリ・サンジェルマンFCのチームメイト）のスタッフに加くわわる、またはマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラのコーチ陣じんに加くわわることを提案ていあんされたのである[要よう出典しゅってん]。2016年ねん7月がつ3日にち、マンチェスター・シティのアシスタントコーチに就任しゅうにんした[19]。グアルディオラとの出会であいはバルセロナ・アカデミーだったが、グアルディオラはアルテタより11歳さい年上としうえで、すでにトップチームに定着ていちゃくしていた。それ以来いらい、二人ふたりは連絡れんらくを取とり合あっていた。2015年ねん、グアルディオラがバイエルン・ミュンヘンを退団たいだんする際さい、現役げんえき最後さいごの年としを迎むかえたアルテタが再会さいかいを果はたし、一緒いっしょに仕事しごとをすることになった[20]。2018年ねん9月がつ19日にち、UEFAチャンピオンズリーグのリヨン戦せんでは、グアルディオラがベンチ入いり禁止きんし処分しょぶんを受うけていたことによりチームを指揮しきした[21]。マンチェスター・シティでアルテタはプレミアリーグ優勝ゆうしょう2回かい、FAカップ優勝ゆうしょう1回かい、EFLカップ優勝ゆうしょう2回かいを達成たっせいした。2018年ねん、アルテタは前ぜん監督かんとくのアーセン・ヴェンゲルの退任たいにんに伴ともない、アーセナルの監督かんとくの候補こうほとして挙あげられたが、最終さいしゅう的てきにはウナイ・エメリが就任しゅうにんした[22][23]。

アーセナル[編集へんしゅう]

2019-21年ねん：初期しょきとFAカップ制覇せいは[編集へんしゅう]

2019年ねん12月がつ20日はつか、古巣ふるすアーセナルFCの監督かんとくに3年ねん半はん契約けいやくで就任しゅうにんした[24]。2020年ねん3月がつ12日にち、アルテタが世界せかい的てきに流行りゅうこうしていた2019新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんしたことが判明はんめいし、ファーストチームの選手せんしゅ全員ぜんいんとコーチ陣じんを含ふくむかなり多おおくのアーセナル関係かんけい者しゃが政府せいふの方針ほうしんに従したがい彼かれとの最後さいごの接触せっしょく日びから14日間にちかんの自宅じたく待機たいきとなった[25]。プレミアリーグ公式こうしきは、数時間すうじかん前まえに今後こんごの試合しあいは予定よてい通どおり試合しあいを行おこなう旨むねの発表はっぴょうをしていたが、このアルテタの感染かんせんの発表はっぴょうを受うけて3月がつ13日にちの午前ごぜんに緊急きんきゅうのクラブ会議かいぎを行おこなった[26]。その後ごも他たのプレミアリーグチームの選手せんしゅやスタッフから感染かんせん者しゃや感染かんせんの疑うたがいがある人物じんぶつが続出ぞくしゅつし、3月13日にちにプレミアリーグは4月がつ4日にちまでイングランドのプロチームの試合しあい全すべてを一時いちじ中断ちゅうだんする決定けっていをしたことを発表はっぴょうした[27]。同年どうねん8月がつ1日にち、FAカップ決勝けっしょうでチェルシーを下くだし、監督かんとくとして初はつのシーズンで早はやくも初はつのタイトルを獲得かくとくした[28]。これによりアルテタは、アーセナルにおいて主将しゅしょうと監督かんとくの両方りょうほうでFA杯はい優勝ゆうしょうを果はたした最初さいしょの人物じんぶつとなった[29]。

2020年ねん9月がつ10日とおか、役職やくしょく名めいがヘッドコーチからファーストチームマネージャーに変更へんこうされた。これにより監督かんとくとしてチームの指揮しき・指導しどうに留とまらず、チームの運営うんえいや分析ぶんせき、選手せんしゅ獲得かくとく、ハイパフォーマンス、医療いりょうなどあらゆる要素ようその権限けんげんを有ゆうすることになった[30]。UEFAヨーロッパリーグの準決勝じゅんけっしょうにおいて、前任ぜんにん者しゃのウナイ・エメリ率ひきいるビジャレアルに敗北はいぼく、プレミアリーグでは一時いちじ15位いに陥落かんらくするなどチームを低迷ていめいさせた。最終さいしゅう的てきに8位いでシーズンを終おえ、UEFAヨーロッパリーグの出場しゅつじょう権けんも逃のがしチームは26年ねん振ふりにヨーロッパの舞台ぶたいから去さることになった[31]。

2021-22シーズン[編集へんしゅう]

任期にんき3年ねん目めである2021-22シーズンはプレミアリーグ年間ねんかん最高さいこう額がくであり、チーム歴代れきだい最高さいこう額がくである総額そうがく1億おく6000万まんポンドの補強ほきょうを敢行かんこうし、ヌーノ・タヴァレス、アルベール・サンビ・ロコンガ、ベン・ホワイト、マルティン・ウーデゴール、アーロン・ラムズデール、冨とみ安あん健けん洋ようといった戦力せんりょくを加くわえるも、プレシーズンにトーマス・パーテイ、ガブリエウが負傷ふしょうしたことやピエール＝エメリク・オーバメヤン、アレクサンドル・ラカゼット、ホワイトらなどが相次あいついで新型しんがたコロナ陽性ようせいになるなど主力しゅりょくが大量たいりょうに起用きよう不可能ふかのうとなり思おもうような布陣ふじんが組くめないこともあって67年ねん振ふりに開幕かいまく3戦せんで全敗ぜんぱいし、チームをプレミアリーグ単独たんどく最下位さいかいの20位いに低迷ていめいさせた。しかし開幕かいまく3連敗れんぱい後ごは、徐々じょじょに離脱りだつ者しゃが復帰ふっきし新しん戦力せんりょくもフィットしてきたことにより先発せんぱつ選手せんしゅが大幅おおはばに変かわりチーム状態じょうたいが向上こうじょうした。それによりノース・ロンドン・ダービーでの快勝かいしょうなどもありプレミアリーグ監督かんとくで唯一ゆいいつ9月がつを全勝ぜんしょうで終おえた。この戦績せんせきからアーセナル監督かんとくの受賞じゅしょうは約やく6年ねんぶりとなり自身じしんとしては初はつとなるプレミアリーグ月間げっかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとくに選出せんしゅつされた[32]。同年どうねん12月がつ29日にち、新型しんがたコロナの検査けんさで自身じしん2度目どめの陽性ようせい判定はんていとなり、年明としあけ1月がつ1日にちに行おこなわれるプレミアリーグのマンチェスター・シティ戦せんを欠場けつじょうすることが公式こうしき発表はっぴょうされた[33]。2022年ねん3月がつ、リーグ戦せんでアウェイのワトフォード戦たたかえ、ホームのレスター戦せんに連勝れんしょうすると中なか二に日にちでのホームの強豪きょうごうリヴァプール戦せんには負まけたもののさらに中ちゅう二に日にちでのアウェイのアストン・ヴィラ戦せんに勝利しょうりし厳きびしい日程にっていのなか3月がつを4戦せん3勝しょうで終おえた。アーセナルは7年ねんぶりとなるアウェイ5連勝れんしょうとなった。この結果けっかから3月がつのプレミアリーグ月間げっかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとくを受賞じゅしょうした[34]。同年どうねん5月がつ6日にち、アーセナルと2024-25シーズン終了しゅうりょうまで契約けいやく延長えんちょうしたことが公式こうしき発表はっぴょうされた[35]。

2022-23シーズン[編集へんしゅう]

2022-23シーズンは、プレシーズンからの好調こうちょうを維持いじして開幕かいまく5連勝れんしょうで単独たんどく首位しゅいとなり8月がつ唯一ゆいいつの全勝ぜんしょうをしたため自身じしん3度目どめとなる8月がつのプレミアリーグ月間げっかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとくを受賞じゅしょうした[36]。11月から12月のリーグ戦せんではアウェイでのチェルシー戦せん、アウェイでのウルヴァーハンプトン戦たたかえ、ホームでのウェストハム戦たたかえ、アウェイでのブライトン戦せんで4戦せん全勝ぜんしょうした。この成績せいせきから自身じしん4度目どめとなる11月/12月のプレミアリーグ月間げっかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとく（ワールドカップ開催かいさいにより11月中旬ちゅうじゅんから12月がつ下旬げじゅんまでリーグ戦せん中断ちゅうだんとなったため11月と12月がつを合あわせた対象たいしょう月間げっかんとなった）を受賞じゅしょうした[37]。第だい20節せつ、ノース・ロンドン・ダービーでは、2-0で勝利しょうりし2013-14シーズン以来いらいのシーズンダブル達成たっせいした。1月はニューカッスルに引ひき分わけるものの、3試合しあいで勝かち点てん7をプラスし、第だい19節せつ終了しゅうりょう時点じてんで勝かち点てん50ポイントに到達とうたつする。これはクラブ史上しじょう最もっともハイペースな記録きろくであり、無敗むはい優勝ゆうしょうを達成たっせいした2003-04シーズンを上回うわまわる勢いきおいであった。この結果けっかから、今こんシーズン3度目どめとなる1月がつのプレミアリーグ月間げっかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとくを受賞じゅしょうした。2023年ねん3月がつ12日にち、第だい27節せつフラムFC戦せんで勝利しょうりしたことにより監督かんとくとして公式こうしき戦せん100勝しょう目めを飾かざった。公式こうしき戦せん168試合しあいで100勝しょうし勝率しょうりつ59.5％は歴代れきだいのアーセナル監督かんとくで最高さいこうである[38]。同年どうねん3月がつ13日にち、ロンドン・フットボール・アワードの2022-23シーズンの年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとく賞しょうを受賞じゅしょうした[39]。3月のリーグ戦せんを4戦せん全勝ぜんしょうし4試合しあい全すべてで3得点とくてん以上いじょう奪うばい合計ごうけい14得点とくてんと好成績こうせいせきを残のこし同どうシーズンだけで4度目どめとなる3月がつのプレミア月間げっかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとくを受賞じゅしょうした[40]。結果けっか、同どうシーズンは2位いとなり、UEFAチャンピオンズリーグの出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくした。

2023-24シーズン[編集へんしゅう]

2024年ねん3月がつ8日にち、唯一ゆいいつの2月がつ全勝ぜんしょう監督かんとく、4試合しあい18得点とくてんという圧倒的あっとうてきなゴール数すう、首位しゅいリヴァプール撃破げきはと驚異きょうい的てきな結果けっかを残のこして自身じしん7度目どめとなる2月がつのプレミアリーグ月間げっかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとくを受賞じゅしょうした[41]。CLベスト16のFCポルト戦せんをPK戦せんの末すえに勝利しょうりし、アーセナルを14年ねんぶりのCLベスト8進出しんしゅつに導みちびいた[42]。4月28日にち、ノース・ロンドン・ダービーを制せいし、プレミア・リーグ100勝しょう目めを飾かざった。169試合しあいでの100勝しょう到達とうたつはクラブレジェンドのアーセン・ベンゲルを抜ぬき史上しじょう５番目ばんめの早はやさである[43]。同年どうねん5月がつ15日にち、1815年ねんに創設そうせつされたスペインへの特別とくべつな貢献こうけんなどが認みとめられた者ものにのみ与あたえられるイサベル・ラ・カトリカ勲章くんしょうを受章じゅしょうした[44]。同年どうねん5月がつ29日にち、グローブ・サッカー・アワードにおいて2024年ねんプレミアリーグ最優秀さいゆうしゅう監督かんとくを受賞じゅしょうした[45]。23-24シーズンはリーグ内ないで最少さいしょう失点しってん(29失点しってん)と最多さいた無む失点しってん(18回かい)を記録きろくする鉄壁てっぺきの守備しゅびを見みせながら総そう得点とくてん数すうもマンチェスター・シティに次つぐ2位い(91点てん)と攻守こうしゅにともにプレミア屈指くっしの記録きろくを残のこし、終盤しゅうばん三みつ巴どもえの優勝ゆうしょう争あらそいのライバルであったマンチェスター・シティ、リヴァプール双方そうほうに1勝しょう1分ぶんの無敗むはいで勝かち越こしを含ふくむ対たいビッグ6無敗むはいと強豪きょうごう相手あいてに一いち度ども負まけない勝負しょうぶ強つよさを見みせた。また、プレミアリーグ発足ほっそく以降いこうのアーセナル史上しじょう最多さいた勝利しょうり数すうであるリーグ戦せん28勝しょうをするなど記録きろくずくめの素晴すばらしいシーズンを送おくった[46]。しかし、最終さいしゅう節ぶしまでもつれた優勝ゆうしょう争あらそいの末すえに勝かち点てん差さわずか2及およばずにマンチェスター・シティの四よん連覇れんぱを阻止そしできず2季き連続れんぞくの2位いに終おわった。

人物じんぶつ[編集へんしゅう]

2010年ねん、ミス・スペインに選えらばれた経歴けいれきのあるアルゼンチン系けいスペイン人じんの女優じょゆう・モデル・テレビ司会しかい者しゃのロレーナ・ベルナルと結婚けっこんした[47]。現在げんざい、2人ふたりの間あいだには3人にんの息子むすこがいる[48]。

スペイン語ご、バスク語ご、カタルーニャ語ごを流暢りゅうちょうに操あやつり、英語えいご、完璧かんぺきではないがフランス語ふらんすごとイタリア語ごも話はなすことができる。現在げんざいはポルトガル語ごを学まなんでいる[49]。

メディア[編集へんしゅう]

Amazonオリジナルのスポーツドキュメンタリー番組ばんぐみ「オール・オア・ナッシング ～アーセナルの再起さいき～」に出演しゅつえんし、2021-22シーズンを通とおしてフィールド内外ないがいの舞台裏ぶたいうらでコーチングスタッフや選手せんしゅとの様子ようすを記録きろくした。 また、「オール・オア・ナッシング ～マンチェスター・シティの進化しんか～」にも、出演しゅつえんした。

個人こじん成績せいせき[編集へんしゅう]

クラブ シーズン リーグ カップ UEFA 通算つうさん
出場しゅつじょう 得点とくてん 出場しゅつじょう 得点とくてん 出場しゅつじょう 得点とくてん 出場しゅつじょう 得点とくてん
バルセロナB 1999-00 26 1 — — 26 1
2000-01 16 2 — — 16 2
通算つうさん 42 3 0 0 0 0 42 3
パリ・サンジェルマン 2000-01 6 1 1 0 4 0 11 1
2001-02 25 1 7 2 10 1 42 4
通算つうさん 31 2 8 2 14 1 53 5
レンジャーズ 2002-03 27 4 7 1 1 0 35 5
2003-04 23 8 4 0 6 1 33 9
通算つうさん 50 12 11 1 7 1 68 14
レアル・ソシエダ 2004-05 15 1 0 0 — 15 1
通算つうさん 15 1 0 0 0 0 15 1
エヴァートン 2004-05 12 1 1 0 — 13 1
2005-06 29 1 5 1 3 1 37 3
2006-07 35 9 4 0 — 39 9
2007-08 28 1 2 0 7 3 37 4
2008-09 26 6 3 1 2 0 31 7
2009-10 13 6 1 0 2 0 16 6
2010-11 29 3 4 0 — 33 3
2011-12 2 1 1 1 — 3 2
通算つうさん 174 28 21 3 14 4 209 35
アーセナル 2011-12 29 6 3 0 6 0 38 6
2012-13 34 6 2 0 7 0 43 6
2013-14 31 2 6 1 6 0 43 3
2014-15 7 0 0 0 4 1 11 1
2015-16 9 0 4 0 1 0 14 0
通算つうさん 110 14 15 1 24 1 149 16
総そう通算つうさん 421 59 55 7 59 6 526 73

監督かんとく成績せいせき[編集へんしゅう]

2022年ねん11月12日にち現在げんざい
クラブ 就任しゅうにん 退任たいにん 記録きろく
試ためし 勝かち 分ぶん 敗はい 得とく 失しつ 差さ 勝率しょうりつ
アーセナル 2019年ねん12月22日にち[50] 152 88 23 41 0 0 +0 057.89
合計ごうけい 152 88 23 41 0 0 +0 057.89

タイトル[編集へんしゅう]

選手せんしゅ時代じだい[編集へんしゅう]

クラブ[編集へんしゅう]

パリ・サンジェルマン
レンジャーズ
アーセナルFC

代表だいひょう[編集へんしゅう]

U-16スペイン代表だいひょう

個人こじん[編集へんしゅう]

  • エヴァートン年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ（ファン投票とうひょう）2005-06, 2006-07
  • エヴァートン年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ（選手せんしゅ間あいだ投票とうひょう）2005-06

指導しどう者しゃ時代じだい[編集へんしゅう]

クラブ[編集へんしゅう]

アーセナルFC

個人こじん[編集へんしゅう]

  • プレミアリーグ月間げっかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとく：7回かい（2021年ねん9月がつ、2022年ねん3月がつ、8月がつ、11/12月[51]、2023年ねん1月がつ[52]、2023年ねん3月がつ、2024年ねん2月がつ）
  • ロンドン・フットボール・アワード 年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう監督かんとく：1回かい（2022/23）
  • グローブ・サッカー・アワード プレミアリーグ最優秀さいゆうしゅう監督かんとく：1回かい（2024）

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Mikel Arteta
  2. ^ Mikel Arteta
  3. ^ シャビ・アロンソ
  4. ^ a b c “Squad Profiles: Mikel Arteta”. www.evertonfc.com. 2008年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。
  5. ^ [1]
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  49. ^ ARTETA'S LOVE AFFAIR
  50. ^ アルテタの任命にんめいは2019年ねん12月がつ20日はつかに発表はっぴょうされたが、12月22日にちまで発効はっこうしなかった. エバートンとの中なか間あいだ試合しあいは、暫定ざんていヘッドコーチのフレディ・リュングバーグが担当たんとうしました。
  51. ^ https://www.premierleague.com/news/3016896
  52. ^ https://www.premierleague.com/news/3043094

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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スペイン代表だいひょう - 出場しゅつじょう大会たいかい
U-17スペイン代表だいひょう - 1999 FIFA U-17世界せかい選手権せんしゅけん
スペインの旗
U-16スペイン代表だいひょう - UEFA U-16欧州おうしゅう選手権せんしゅけん1999 優勝ゆうしょう (5回かい目め)
スペインの旗
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