ムオン族ぞく

ムオン族ぞく

居住きょじゅう地域ちいき
ベトナム	1.268.963人にん (2009年ねん)
言語げんご
ムオン語ご
宗教しゅうきょう
アニミズム、仏教ぶっきょう

ムオン族ぞく（ムオンぞく、ベトナム語ご：Người Mường / 𠊛𡙧）はベトナムに住すむ少数しょうすう民族みんぞくである。人口じんこうは100万まん人にんほど、ベトナムの少数しょうすう民族みんぞくの中なかで3番目ばんめに多おおい。ベトナム北部ほくぶの山岳さんがく地帯ちたい、特とくにホアビン省しょうとタンホア省しょうに多おおく住すんでいる。

民族みんぞく・言語げんご的てきにはキン族ぞく（ベトナム族ぞく）と最もっとも近ちかいとされている。ムオン語ごはベトナム語ごとともにベト・ムオン語ご群ぐんとしてまとめられる。同系どうけいのキン族ぞくが平野へいや部ぶに住すみ、中国ちゅうごく文化ぶんかの影響えいきょうを非常ひじょうに強つよく受うけた（紀元前きげんぜん111年ねんの漢かんによる侵攻しんこう以後いご）のに対たいし、ムオン族ぞくは山岳さんがく部ぶで固有こゆうの文化ぶんかを発展はってんさせたといわれている。タイ族ぞくとの相互そうご影響えいきょうも大おおきく、文化ぶんか的てきにはタイ族ぞくに近ちかい点てんも多おおい。

かつては封建ほうけん制せい的てき社会しゃかいを形成けいせいしており、ムオンとはその社会しゃかい的てき共同きょうどう体たい（国くに）を意味いみする。