モンスターハンター ポータブル

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『モンスターハンター ポータブル』（Monster Hunter Freedom）は、2005年ねんにカプコンからPlayStation Portable(PSP)用ように発売はつばいされたハンティングアクションゲーム。

この記事きじでは続編ぞくへんである『モンスターハンターポータブル 2nd』(PSP)、『モンスターハンターポータブル 2nd G』(PSP、iOS)、『モンスターハンターポータブル 3rd』(PSP)、『モンスターハンター ポータブル 3rd HD Ver.』(PS3)についても扱あつかう。

『モンハン日記にっき ぽかぽかアイルー村むら』およびその続編ぞくへんについては該当がいとう記事きじを参照さんしょう。大おおまかなゲームの内容ないようと世界せかい観かんについてはモンスターハンターシリーズを参照さんしょう。

この項目こうもくでは以下いかの略称りゃくしょうを用もちいる。

• 『モンスターハンター』→『MH』
• 『モンスターハンターG』→『MHG』
• 『モンスターハンター ポータブル』→『MHP』
• 『モンスターハンター2』→『MH2』
• 『モンスターハンターポータブル 2nd』→『MHP2』
• 『モンスターハンター フロンティア オンライン』→『MHF』
• 『モンスターハンターポータブル 2nd G』→『MHP2G』
• 『モンスターハンター3』→『MH3』
• 『モンスターハンターポータブル 3rd』→『MHP3』
• 『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』→『MHP3HD』
• 『モンスターハンター3G』→『MH3G』
• 『モンスターハンター4』→『MH4』
• 『モンスターハンター4G』→『MH4G』

作品さくひん別べつ解説かいせつ

モンスターハンター ポータブル

モンスターハンター ポータブル
Monster Hunter Freedom

ジャンル	ハンティングアクション
対応たいおう機種きしゅ	PlayStation Portable
発売はつばい元もと	カプコン
人数にんずう	1人ひとり（アドホックモード時じ最大さいだい4人にん）
メディア	UMD1枚まい
発売はつばい日び	2005年ねん12月1日にち Best版ばん：2006年ねん8月がつ3日にち 再さいBest版ばん：2007年ねん4月がつ26日にち 2006年ねん5月がつ12日にち 2006年ねん5月がつ23日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：C（15才さい以上いじょう対象たいしょう）
売上うりあげ本数ほんすう	112万まん2064本ほん（Best版ばん含ふくむ） 130万まん本ほん
その他た	ワイヤレスLAN機能きのう（アドホックモード/インフラストラクチャーモード）対応たいおう ドルビープロロジックII対応たいおう アドホック・パーティー対応たいおう

2005年ねん（平成へいせい17年ねん）12月1日にち発売はつばい。本ほん作さくはPlayStation 2（PS2）用ようソフトとして発売はつばいされた『モンスターハンターG』をPlayStation Portable（PSP）向むけにリメイクした作品さくひんである。日本にっぽん国外こくがいでの呼称こしょうは「Monster Hunter Freedom」。

当時とうじPS2用ようソフトのPSPへの移植いしょくは珍めずらしくなかったが、単たんなる移植いしょくではユーザーは買かわないだろうとの開発かいはつ側がわの判断はんだんから各種かくしゅの新しん要素ようそが追加ついかされた。村むらの中なかで栽培さいばいや採掘さいくつ、採取さいしゅが行おこなえる「ココット農場のうじょう」や、従来じゅうらいの食事しょくじシステムを拡張かくちょうした「アイルーキッチン」等とう、システムの拡張かくちょうが行おこなわれ、更さらに『MH2』に登場とうじょうする一部いちぶの武具ぶぐが追加ついかされており、「片手かたて剣けん」「双そう剣けん」「大だい剣けん」「ランス」「ハンマー」「ボウガン」が使用しよう可能かのう。

PS2版はんでは複数ふくすう人数にんずうでプレイ（マルチプレイ）しようとするとマルチマッチングBB（現在げんざいはサービス終了しゅうりょう）の契約けいやくが必要ひつようだったが、PSP版ばんでは本体ほんたいとソフトさえ持もち寄よれば簡単かんたんにマルチプレイが可能かのうになった。

PSPには、従来じゅうらいの右みぎスティックに当あたる入力にゅうりょく機器ききがない為ため、ボタン入力にゅうりょくのみで攻撃こうげきを行おこなうようになっている。基盤きばんとなった『MHG』に比くらべて武器ぶきの攻撃こうげき力りょくが全体ぜんたい的てきに高たかく、モンスターの体力たいりょくが低ひくく調整ちょうせいされており、全すべてのクエストがオフラインで遂行すいこう出来できる。

基本きほん的てきには『MHG』の移植いしょくであるが、「伝説でんせつのガンナー」と呼よばれる人物じんぶつが村むらにおらず、ハンターに復帰ふっきしたことになっている点てんなど、ゲーム中ちゅうである程度ていどの時間じかんが経過けいかした事ことになっている。村人むらびとの会話かいわ内容ないようは前作ぜんさくまでと大おおきな変化へんかはない。

手軽てがるに協力きょうりょくプレイができる（マルチマッチングBBの契約けいやくをする必要ひつようがない）ことから口くちコミでジワジワと人気にんきが広ひろまって行いき、元もととなったPlayStation 2（PS2）用ようソフト『モンスターハンターG』の売うり上あげを大おおきく上回うわまわり、発売はつばいから2年ねん後ごの2007年ねん（平成へいせい19年ねん）にミリオンセラーを達成たっせいした。

『MHP2』発売はつばい以前いぜんからベスト版ばんが販売はんばいされていたが、『MHP2』発売はつばいに合あわせてさらに低てい価格かかく化かされた。日本にっぽんゲーム大賞たいしょう2006年度ねんど特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょう。

モンスターハンター ポータブル 2nd

モンスターハンターポータブル 2nd（セカンド）
Monster Hunter Freedom 2

ジャンル	ハンティングアクション
対応たいおう機種きしゅ	PlayStation Portable
発売はつばい元もと	カプコン
人数にんずう	1人ひとり（アドホックモード時じ最大さいだい4人にん）
メディア	UMD1枚まい
発売はつばい日び	2007年ねん2月がつ22日にち 2007年ねん8月がつ29日にち 2007年ねん9月がつ7日にち 2007年ねん9月がつ12日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：C（15才さい以上いじょう対象たいしょう）
売上うりあげ本数ほんすう	172万まん3187本ほん 240万まん本ほん
その他た	ワイヤレスLAN機能きのう（アドホックモード/インフラストラクチャーモード）対応たいおう ドルビープロロジックII対応たいおう アドホック・パーティー対応たいおう BG（バックグラウンド）ロード対応たいおう

2007年ねん（平成へいせい19年ねん）2月がつ22日にち発売はつばい。『MH2』をベースに『MHP』の続編ぞくへんとして発売はつばいされた。『MHP』のような移植いしょく作品さくひんではなく、『MH2』から世界せかい観かんを受うけ継ついだ新作しんさくとなり、拠点きょてんは「ポッケ村むら」という新あたらしい村むらとなった。村むらの立地りっちが雪山ゆきやま近辺きんぺんのため、今いま作さくにおける最初さいしょの狩場かりばは雪山ゆきやまとなっており、『MH2』では雪山ゆきやまに行いけるのは中盤ちゅうばん以降いこうであった事ことを踏ふまえて難易なんい度どは調整ちょうせいされている。その他たのフィールドにおいても、『MH2』では一方いっぽう通行つうこうだった崖がけなどが上のぼり下くだり可能かのうとなり、遠回とおまわりする必要ひつようがなくなった。後述こうじゅつするBGロードの採用さいようで、エリア切きり替かえの際さいのロード時間じかんも短縮たんしゅくされている。上位じょういクエストにおける雑魚ざこモンスターの無限むげん発生はっせいや、新規しんき追加ついか武器ぶきのバランスも調整ちょうせいされた。

『MH2』までに登場とうじょうしたモンスターに加くわえ、新しんモンスターの「ティガレックス」、「アカムトルム」が登場とうじょうした。ヤマツカミはバランス面めんや狩かる上じょうでの都合つごうで登場とうじょうせず（後のちに『MHP2G』で登場とうじょう）、前作ぜんさくまで「白しろランポス」「ランポス亜種あしゅ」と呼よばれていたモンスターに「ギアノス」という正式せいしき名称めいしょうが与あたえられるなどの変更へんこう点てんも見みられる。武器ぶきには『MH2』同様どうよう、『MHP』の武器ぶきに「太刀たち」「狩猟しゅりょう笛ふえ」「ガンランス」「弓ゆみ」が追加ついかされ、全ぜん11種しゅになる。『MHP』同様どうようのアイルーキッチン、農場のうじょうも登場とうじょうし、アイルーキッチンには「よろず焼やき」、農場のうじょうには「トレニャー」とそれぞれ新しん要素ようそが追加ついかされた。「トレジャーハンターズ」は「トレジャーハンター」となり1人ひとりでプレイできるようになり、ギルドカードのページ数すうが6ページに、自宅じたくだけでなく農場のうじょうや集会しゅうかい所しょ、アイルーキッチンにもアイテム限定げんていの小型こがたアイテムボックスが置おかれるようになった。装備そうび変更へんこうは従来じゅうらいどおり自宅じたくのアイテムボックスのみで行おこなう。

クエスト中ちゅうのエリア間あいだの移動いどうの際さいにかかるロード時間じかんを短縮たんしゅくする為ため、BG（バックグラウンド）ロードという機能きのうが追加ついかされた。BGロード使用しよう時じはバッテリーの消費しょうひが多おおく、PSPをACアダプタに繋つなげておく事ことが推奨すいしょうされており、機能きのうのON、OFFも設定せっていできる。キャラクターの行いき来きが早はやすぎてロードをする前まえにマップ移動いどうに入はいった場合ばあい等とう、条件じょうけんによってはロード時間じかんの短縮たんしゅくが行おこなわれない場合ばあいもあるが、BGロードがON状態じょうたいであれば、ロード時間じかんは最短さいたんで1秒びょうを切きる。PSP-2000以降いこうにはキャッシュ機能きのうがあり、既すでに訪おとずれたことがあるエリアではロード時間じかんが従来じゅうらいの1/3ほどになる。

2007年ねん3月がつにシリーズおよびPSP用ようソフト初はつのミリオンセラーを達成たっせい。累計るいけい売上うりあげ本数ほんすうは約やく172万まん本ほんとベースになったPS2用ようソフト『モンスターハンター2（ドス）』の約やく3倍ばいの売うり上あげを記録きろくした。

『Wii Sports』と共ともに日本にっぽんゲーム大賞たいしょう2007年度ねんど大賞たいしょう受賞じゅしょう。ファミ通ふぁみつうアワード2007大賞たいしょう受賞じゅしょう。

モンスターハンター ポータブル 2nd G

モンスターハンターポータブル 2nd G（セカンド ジー）
Monster Hunter Freedom Unite

ジャンル	ハンティングアクション
対応たいおう機種きしゅ	PlayStation Portable iOS
発売はつばい元もと	カプコン
人数にんずう	1人ひとり（最大さいだい4人にん）
メディア	UMD1枚まい/ダウンロード
発売はつばい日び	PSP版ばん 2008年ねん3月がつ27日にち Best版ばん：2008年ねん10月がつ30日にち 再さいBest版ばん：2009年ねん12月24日にち ダウンロード版ばん：2010年ねん3月がつ18日にち 再々さいさいBest版ばん：2012年ねん7月がつ19日にち 2009年ねん6月がつ23日にち 2009年ねん6月がつ26日にち iOS版ばん 2014年ねん5月がつ8日にち 2014年ねん7月がつ3日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：C（15才さい以上いじょう対象たいしょう）
コンテンツ アイコン	暴力ぼうりょく
売上うりあげ本数ほんすう	245万まん本ほん 422万まん6265本ほん (再々さいさいBest版ばんまで含ふくむ) 380万まん本ほん
その他た	ワイヤレスLAN機能きのう（アドホックモード/インフラストラクチャーモード）対応たいおう ドルビープロロジックII対応たいおう アドホック・パーティー対応たいおう BG（バックグラウンド）ロード対応たいおう メディアインストール対応たいおう

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）3月27日にち発売はつばい。『MHP2』のアップグレード版ばんで、初代しょだいMHからMHP2までの要素ようそを集あつめた集大成しゅうたいせい的てき作品さくひん。武器ぶきや防具ぼうぐ、アイテムは前作ぜんさくから一部いちぶを除のぞき、引ひき継つぎ可能かのう。ただし、一部いちぶ能力のうりょく等とうが調整ちょうせいされている。新しんシステムとして、狩かりにアイルーを連つれて行いける「オトモアイルー」が、また『MHP』でも存在そんざいした、上位じょういクエストよりも難むずかしいG級きゅうクエストが追加ついかされた。上位じょういよりもモンスターの能力のうりょくが上昇じょうしょうしているが、その分ぶん入手にゅうしゅできる素材そざいもグレードアップし、より強力きょうりょくな武器ぶきや防具ぼうぐが製造せいぞうできるようになった。また、村むらで受注じゅちゅうできるクエストに初はじめて「下位かい」と「上位じょうい」の区別くべつがなされ、上位じょういクエストはネコートから受注じゅちゅう可能かのうである。

『MHP』までに登場とうじょうした旧きゅうフィールドや、『MHF』からの新しんフィールド「樹海じゅかい」を登場とうじょうさせている他ほか、前作ぜんさくには出現しゅつげんしなかったヤマツカミや、新しんモンスターとして「ナルガクルガ」や「ウカムルバス」などが登場とうじょうし、その他た複数ふくすうの亜種あしゅモンスターも登場とうじょうする。これらに加くわえ、『MHF』からは「ヒプノック」、「ヴォルガノス」が登場とうじょう。また、ほぼすべてのモンスターに攻撃こうげき方法ほうほうの追加ついか、調整ちょうせいがなされている。装備そうび面めんでは新あらたにG級きゅうハンター用よう防具ぼうぐとして「Xシリーズ」と「Zシリーズ」が追加ついかされた。これらの防具ぼうぐは髪かみの色いろのように3種類しゅるいのカラーバランスの設定せっていで、一部いちぶの色いろを変かえることが出来できる。武器ぶきについては各かく武器ぶき種しゅごとに細こまかな性能せいのうの調整ちょうせいも行おこなわれ、前作ぜんさくにおいては驚愕きょうがくの能力のうりょくを有ゆうしていたアカムトルム装備そうびの下方かほう修正しゅうせいが行おこなわれた。

今いま作さくではシステム的てきな側面そくめんにおいても変更へんこうされている部分ぶぶんがあり、データインストール機能きのう（本ほん作さくでは「メディアインストール」と称しょうする）では、一部いちぶのゲーム情報じょうほうをあらかじめメモリースティックに保存ほぞんしておくことで、UMD単体たんたいからデータを読よみ込こむ場合ばあいと比くらべてロード時間じかんを短縮たんしゅくすることができる。『MHP2』で採用さいようされたBGロードも継承けいしょうされ、この2つを組くみ合あわせることによってロード時間じかんがさらに短縮たんしゅくされた。戦闘せんとう時じのBGMは『MH2』のものから『MHF』のものへ変更へんこうされている。

2008年ねん4月がつにシリーズ3作さく目めのミリオンセラーを達成たっせい。その後ごも長ながきにわたり売うり上あげを伸のばし、2018年ねん1月がつ現在げんざいの累計るいけい売上うりあげ本数ほんすうは『MHP2』の2倍ばい以上いじょう、Best版ばんを含ふくめて約やく422万まん本ほんに達たっしている。

通常つうじょう版ばんが『Wii Fit』と共ともに日本にっぽんゲーム大賞たいしょう2008年度ねんど大賞たいしょう受賞じゅしょう。Best版ばんが日本にっぽんゲーム大賞たいしょう2009年度ねんど特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょう。

PSP-2000本体ほんたい（特別とくべつカラー）とアクセサリーを同どう梱こりした「ハンターズパックG」もソフトと同時どうじ発売はつばいされた。2009年ねん7月がつ23日にちには、PSP-3000本体ほんたい（レッド・ブルー）を同どう梱こりした「新米しんまいハンターズパック」が発売はつばいされた（PSPJ-30006、PSPJ-30007）。

2008年ねん10月がつにBest版ばん、2009年ねん12月に再さいBest版ばん、2012年ねん7月がつには再々さいさいBest版ばんが発売はつばいされた。

2014年ねん5月がつ8日にちにはiOS（iPhoneおよびiPadに最適さいてき化か）版ばんが配信はいしん開始かいしされた。プラットフォームの違ちがいによる高こう精細せいさい度ど化かや読よみ込こみの高速こうそく化かに加くわえ、ターゲットカメラ、自動じどう追尾ついびなどの機能きのうが追加ついかされているほか、タッチパネルおよびMFiライセンスプログラムに対応たいおうしたゲームコントローラでの操作そうさに対応たいおう。Wi-Fi通信つうしんによる4人にんまでの協力きょうりょくプレイにはアドホックモードは必要ひつようない。また、高こう精細せいさい度ど化かにあたってはUIのレイアウト調整ちょうせい、アイコンをベクタ形式けいしきに変換へんかんした上うえで高こう解像度かいぞうど化か、テクスチャは減げん色しょく（PSPではデータ圧縮あっしゅくのために色いろを減へらしていた）前まえのデータを使用しようしている。

2019年ねん9月がつ1日にちにiOS版ばんの販売はんばい、及およびサポートが終了しゅうりょうした。

モンスターハンター ポータブル 3rd

モンスターハンターポータブル 3rd（サード）
Monster Hunter Portable 3rd

ジャンル	ハンティングアクション
対応たいおう機種きしゅ	PlayStation Portable
発売はつばい元もと	カプコン
人数にんずう	1人ひとり（アドホックモード時じ最大さいだい4人にん）
メディア	UMD1枚まい/ダウンロード
発売はつばい日び	2010年ねん12月1日にち ダウンロード版ばん：2011年ねん7月がつ28日にち Best版ばん：2011年ねん9月がつ22日にち 2010年ねん12月1日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：C（15才さい以上いじょう対象たいしょう）
コンテンツ アイコン	暴力ぼうりょく
売上うりあげ本数ほんすう	450万まん本ほん 490万まん本ほん
その他た	ワイヤレスLAN機能きのう（アドホックモード/インフラストラクチャーモード）対応たいおう ドルビープロロジックII対応たいおう アドホック・パーティー対応たいおう メディアインストール対応たいおう

2010年ねん（平成へいせい22年ねん）12月1日にち発売はつばい。『MH3』と『MHP2G』をベースとしたPSP向むけソフトのシリーズ第だい3作さく。

本ほん作さくでは和わを基調きちょうとした東ひがしアジア風ふうの温泉おんせん観光かんこう地ち「ユクモ村むら」が拠点きょてんとなり、『MH3』に登場とうじょうしたフィールドに加くわえ、新しんフィールド「渓流けいりゅう」が追加ついかされた。『MH3』の最大さいだいの特徴とくちょうであった水中すいちゅうでの狩かりは本ほん作さくでは実装じっそうされず、水中すいちゅう戦せんがメインのモンスターは登場とうじょうしない。「孤島ことう」「水没すいぼつ林りん」は水中すいちゅうエリアが削除さくじょされ、『MH3』ではランダム配置はいちだった採取さいしゅポイントについては本ほん作さくでは従来じゅうらい通どおり固定こていとなった。

『MH3』の地上ちじょうモンスターが引ひき続つづき登場とうじょうしたほか、「ジンオウガ」などの新しんモンスターや亜種あしゅが追加ついか、『MHP2G』からも一部いちぶモンスターが引ひき続つづき登場とうじょうしている。

武器ぶきは『MHP2G』に登場とうじょうしたすべてのタイプと「スラッシュアックス」が収録しゅうろくされ、攻撃こうげきモーションは『MH3』のものを基本きほんに追加ついか・修正しゅうせいが加くわえられている。この作品さくひんのみ武器ぶきの攻撃こうげき力りょくの数値すうちの表示ひょうじ方法ほうほうが異ことなっており、従来じゅうらいは見みかけ上じょう攻撃こうげき力りょくに極端きょくたんな差さがあった武器ぶきでも、本ほん作さくでは攻撃こうげき力りょくの数値すうちは同おなじと表示ひょうじされるようになっている。

『MHP2G』で好評こうひょうだったオトモアイルーも健在けんざい。本ほん作さくではシングルプレイ時じで最大さいだい2匹ひき、2人ふたりプレイの時ときにお互たがい1匹ひきずつオトモを連つれて行動こうどうする事ことが可能かのうになった。更さらにハンターと同様どうようにオトモにも武器ぶき、頭部とうぶ防具ぼうぐ、胸部きょうぶ防具ぼうぐの3種類しゅるいあり、複数ふくすうある中なかから自由じゆうに装備そうびさせる事ことができ、前作ぜんさくより細こまかなカスタマイズが可能かのうとなった。また『MHP2G』および『モンハン日記にっき ぽかぽかアイルー村むら』のセーブデータがあると、本ほんゲームをプレイ時じにオトモアイルーの装備そうびを入手にゅうしゅ出来できる特典とくてんがある。

前作ぜんさく同様どうようクエストには下位かい、上位じょうい、G級きゅうまた、BGロード機能きのうが削除さくじょされた（「メディアインストール」機能きのうで代用だいようが可能かのうなためと思おもわれる）。

『メタルギアソリッド ピースウォーカー』と前作ぜんさく『MHP2G』のコラボレーションに続つづき、今いま作さくでもメタルギアシリーズとのコラボレーションが行おこなわれた。

全体ぜんたい的てきに『MHP2G』よりも他た企業きぎょう、漫画まんが、アニメ作品さくひんとのコラボレーションに積極せっきょく的てきで、オリジナルの武具ぶぐのほか、漫画まんが・アニメのキャラクターが着きていた服ふくや使用しようしていた武器ぶき等とうの素材そざいが手てに入はいるクエストが発売はつばいから1年ねんの間あいだ毎月まいつきのように配信はいしんされていた。

初はつ週しゅう販売はんばい本数ほんすう（2010年ねん12月1日にち - 12月5日にち）はエンターブレイン調しらべで214万まん6467本ほんを記録きろくした。2011年ねん（平成へいせい23年ねん）1月がつには400万まん本ほんに到達とうたつした。

パッケージのみを差さし替かえた韓国かんこく版ばんが存在そんざいするため、わずかだが国外こくがい向むけにも出荷しゅっかされた。

2011年ねん2月がつ10日とおかには、PSP-3000本体ほんたい（ブラック/レッド・ホワイト/ブルー）を同どう梱こりした「新米しんまいハンターズパック」が発売はつばいされた（PSPJ-30020、PSPJ-30021）。

日本にっぽんゲーム大賞たいしょう2011年間ねんかん作品さくひん部門ぶもん大賞たいしょう。ファミ通ふぁみつうアワード2010では大賞たいしょうを受賞じゅしょうし、マスコットキャラクターの「アイルー」も最優秀さいゆうしゅうキャラクター賞しょうを受賞じゅしょうした。

モンスターハンター ポータブル 3rd HD Ver.

モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.（サード エイチディー バージョン）
Monster Hunter Portable 3rd HD Ver.

ジャンル	ハンティングアクション
対応たいおう機種きしゅ	PlayStation 3
発売はつばい元もと	カプコン
人数にんずう	1人ひとり（アドホックモード時じ最大さいだい4人にん）
メディア	BD-ROM1枚まい
発売はつばい日び	2011年ねん8月がつ25日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：C（15才さい以上いじょう対象たいしょう）
デバイス	ワイヤレスコントローラ対応たいおう USBキーボード対応たいおう ワイヤレスキーパッド対応たいおう
売上うりあげ本数ほんすう	45万まん7789本ほん（2018年ねん1月がつ）
その他た	ワイヤレスLAN機能きのう（アドホックモード/インストラクチャーモード）対応たいおう ドルビープロロジックII対応たいおう アドホック・パーティー対応たいおう 3D立体りったい視し対応たいおう Xbox Liveゴールドメンバーシップ48時じ間あいだご利用りようコード、Xbox 360版はんMHFダウンロードプロダクトコード、Xbox 360版はんMHF新規しんき限定げんていハンターライフコース15日にちクーポン、Xbox 360版はんMHF特別とくべつクーポン付属ふぞく

『MHP3』のPlayStation 3（PS3）への移植いしょく版ばん。2011年ねん（平成へいせい23年ねん）8月がつ25日にち発売はつばい。e-CAPCOM限定げんていでBluetoothヘッドセット付属ふぞくのExtended editionも発売はつばいされた。

PSP用ようのゲームをPS3用ようゲームとしてリマスターしたPSP Remasterシリーズの第だい1弾だんである。PSPリマスターの企画きかくはSCE側がわが立たち上あげたものであり、カプコンの辻本つじもと良三りょうぞうによると、最初さいしょに説明せつめいを受うけた時点じてんで既すでにSCE側がわが制作せいさくした『MHP3』が実機じっきで動うごくデモが存在そんざいしていたという。

PS3用ようソフトとしては初はじめてアドホック・パーティーに対応たいおう。ゲーム内容ないようはMHP3と同一どういつであり、トロフィーには対応たいおうしていない。セーブデータもPSP版ばんと同一どういつであり、ハードウェアシステムメニューの「セーブデータ管理かんり」でPSP・PS3間あいだでのデータのコピーが行おこなえる。なお、アドホック・パーティーの「ルーム」に出入でいりするためにはソフトを一度いちど終了しゅうりょうしなければならない点てんや、セーブデータの移動いどう方法ほうほうがプレイヤー任まかせのためセーブデータを上書うわがきする危険きけん性せいがある点てんなど、システムの作つくりこみの甘あまさを指摘してきする声こえもある。

ディスクにはMHP3HDとアドホック・パーティーのデータが入はいっており、これをPS3にインストールするとゲームの一覧いちらんに『PSP® Remaster』というフォルダーが現あらわれ、中なかにMHP3HDが入はいっており、プレイする際さいはここから起動きどうする。起動きどうすると通常つうじょうプレイとアドホック・パーティーの選択肢せんたくしが出でる。なお、PlayStation Networkには対応たいおうしていないため、アドホック・パーティの動作どうさ環境かんきょうを満みたす「有線ゆうせんでインターネットに接続せつぞくされた無線むせんLAN機能きのうを持もつPS3」でないとオンラインプレイはできない。

映像えいぞう特典とくてんとしてMHP歴代れきだいシリーズのオープニングムービーと、生態せいたいムービーやMHP3の一部いちぶムービーが入はいっている。また、競合きょうごうハードであるXbox 360のXbox Live48時じ間あいだゴールドメンバーシップ、Xbox 360版はんMHFの各種かくしゅプロダクトコード（キャンペーン付づけ）が付属ふぞくされている。

その他たの変更へんこう点てんは以下いかの通とおり

• キャラクター、モンスターおよびフォントの高こう精細せいさい度ど化か
  • テキスト等とうの画面がめん比率ひりつはPSP版ばん準拠じゅんきょでPS3に最適さいてき化かされていない。また、初期しょき状態じょうたいでは上下じょうげ左右さゆうに若干じゃっかん黒枠くろわくが発生はっせいし、他たのPS3用ようソフトより一いち回まわり小ちいさい画面がめんで表示ひょうじされる（PS3本体ほんたいの設定せっていでフル表示ひょうじも可能かのう）。
• 3Dテレビ対応たいおう
• Wii版はんの操作そうさタイプ2同様どうようにコントローラの右みぎスティックでカメラ操作そうさが可能かのう
• 「オトモ配信はいしん」は非ひ搭載とうさいだが、配信はいしん関連かんれんで入手にゅうしゅする称号しょうごうは無条件むじょうけんで獲得かくとくできるようになっている。

アドホック・パーティー

「アドホック・パーティー」も参照さんしょう

本ほんシリーズはSCEのPlayStation 3（PS3）専用せんようソフトウェア『アドホック・パーティー』を利用りようすることによって全国ぜんこくのプレイヤーと通信つうしんプレイができる。

利用りようするためにはまず、有線ゆうせんでインターネットに接続せつぞくしたPS3を用意よういし、メニューからPlayStation Storeを起動きどうする。ストア内ないの検索けんさく機能きのうを使つかってアドホック・パーティーを探さがし出だし、ダウンロードする（無料むりょう）。ダウンロードが完了かんりょうすると本体ほんたいが自動じどうでインストールを実行じっこうし、完了かんりょうするとゲームの一覧いちらんに「PlayStation®3」というフォルダーが現あらわれ、中なかにアドホック・パーティーが入はいっている。これでソフトの準備じゅんびは完了かんりょうである。

次つぎにアドホック・パーティーを起動きどうし、MHP3の場合ばあいは特設とくせつワールドへ移動いどうして（MHP3HDは自動じどうで行おこなわれる）スタートを押おす。するとワールド選択せんたく画面がめんに移うつるので好すきなロビーを選えらび、入場にゅうじょうする。ここでPSPを起動きどうし、いつでも集会しゅうかい浴場よくじょうに入いれる状態じょうたいにしておく。するとロビーにもよるが、人ひとがいてルーム（家いえのアイコン）が立たっている。ルームに入はいるか、自分じぶんで作つくるかしたら集会しゅうかい浴場よくじょう（ほとんどの場合ばあい01）に入はいる。この時ときルーム名めい・コメントをよく読よみ、趣旨しゅしを誤解ごかいしないよう気きを付つける。入はいったらチャットを使つかってあいさつし、十分じゅうぶん打うち合あわせをしてクエストに出発しゅっぱつする。

ルームから出でたい時ときは、△ボタンを押おしてメニューを開ひらき「ルームから出でる」を押おすと出でることができる。この時ときチャットで別わかれの言葉ことば（例れい：抜ぬけます、ありがとうございました、など）を言いうことが望のぞましい。また、ルームから出でる前まえには集会しゅうかい浴場よくじょうから退出たいしゅつしておくこと。そうしないと自分じぶんのキャラクターが集会しゅうかい浴場よくじょうに残のこってしまい、後ごからルームに入はいってくる人ひとに迷惑めいわくをかけてしまう。

MHP3HDの場合ばあい、一度いちどゲームを起動きどうすると通常つうじょうはチャットができないが、別売べつうりのUSBキーボードや ワイヤレスキーパッド を使用しようすることでそれが可能かのうになる。またルームから出でる場合ばあいはR2ボタンを押おしながら△ボタンを押おし「退出たいしゅつを選択せんたくする」ことでロビーへ戻もどることができる。

アドホック・パーティーを利用りようするために必要ひつようなものは次つぎの通とおり。

• PlayStation 3（20GBモデル以外いがい、有線ゆうせんLAN接続せつぞく）
• PlayStation Portable（MHP3HDの場合ばあい不ふ必要ひつよう）
• PlayStation Networkアカウント（マスターアカウント）
• アドホック・パーティー

なお、アドホック・パーティーはPS3専用せんようソフトウェア『PlayStation Home』から起動きどうすることもでき、特設とくせつラウンジ『カプコン號ごう』（かぷこんごう）で待まち合あわせをして、落おち合あったユーザー同士どうしでアドホック・パーティーへ移行いこうすることもできる。

『Xlink Kai』などのトンネリングソフトも同おなじ原理げんりであり、これらを利用りようすることでも通信つうしんプレイが可能かのうである。

モンハン持もち

本来ほんらいPSPは、左手ひだりての親指おやゆびでアナログパッドか十字じゅうじキーのどちらか片方かたがたのみを操作そうさするように設計せっけいされているが、 本ほんシリーズやそれ以降いこうに発売はつばいされたPSP用よう3Dアクションゲームの大半たいはんは「プレイヤーキャラの移動いどうをアナログパッド」「視点してんの操作そうさを十字じゅうじキーで行おこなう」ようになっている。

だがこのシリーズでは同どうジャンルゲームの殆ほとんどに存在そんざいするカメラのロックオン機能きのうが一貫いっかんして存在そんざいしておらず、ハンターの移動いどうと視点してん移動いどうを同時どうじに操作そうさしなければならない。これに対たいしプレイヤー間あいだでは『アナログパッドを普通ふつうに親指おやゆびで操作そうさすると同時どうじに、十字じゅうじキーを折おり曲まげた人差ひとさし指ゆびで操作そうさする』独特どくとくの持もち方かたが普及ふきゅうし、その持もち方かたは本ほん作さくの名前なまえをとって所謂いわゆる「モンハン持もち」と俗称ぞくしょうされる。 またLボタンはプレイヤーの背中せなかにカメラを戻もどすほか、同どう作さくでは使用しようアイテムを切きり替かえるにも使用しようするため、左手ひだりての中指なかゆびをLボタンに添そえることも多おおい。

ただし、左手ひだりての親指おやゆびと人差ひとさし指ゆびでほぼ同時どうじに別々べつべつの操作そうさをするのはそれなりの器用きようさが要求ようきゅうされるため、誰だれもができる持もち方かたではない。なお後のちに発売はつばいされたPS Vitaには右みぎスティックが存在そんざいし、プレイヤー移動いどうと視点してん移動いどうは両手りょうての親指おやゆびで可能かのうとなった。モンハンシリーズには『MHF』を除のぞきPS Vita向むけのソフトはないものの、右みぎスティックがコントローラーに採用さいようされているPS3向むけに『3rd HD Ver.』も発売はつばいされている。

ファミ通ふぁみつうのウェブ上じょうにて『モンハン持もちができません。』（モンでき。）が連載れんさいされている。

関連かんれん項目こうもく

• えだやん - デザイン、イラストを担当たんとう。

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    • モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.

その他た

• アドホック・パーティー for PlayStation Portable
• モンスターハンターポータブル 3rd 特設とくせつサイト
• PSP (PlayStation Portable) Remaster
  • 準備じゅんびする|PSP Remasterガイド - PSP・PS3間あいだでのセーブデータの共有きょうゆう方法ほうほうが記載きさいされている。

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