ロケット・マン (エルトン・ジョンの曲きょく)

「ロケット・マン」
エルトン・ジョン の シングル
初出しょしゅつアルバム『ホンキー・シャトー』
B面めん	ホリデイ・インのやすらぎ、グッドバイ スージィ
リリース	1972年ねん3月3日にち
規格きかく	7インチシングル
録音ろくおん	フランス、エルヴィル城じょう、ストロベリー・スタジオ（1972年ねん1月がつ）
ジャンル	ソフト・ロック
時間じかん	4分ふん41秒びょう
レーベル	DJMレコード Uniレコード
作詞さくし・作曲さっきょく	バーニー・トーピン（作詞さくし） エルトン・ジョン（作曲さっきょく）
プロデュース	ガス・ダッジョン
ゴールドディスク
ゴールドディスク
チャート最高さいこう順位じゅんい
6位い（Billboard Hot 100） 2位い（全ぜん英えいシングルチャート） 8位い（カナダ RPM）
エルトン・ジョン シングル 年表ねんぴょう
フレンズ (1971年ねん4月がつ) ロケット・マン (1972年ねん4月がつ) ホンキー・キャット (1972年ねん8月がつ)
ミュージックビデオ 「Rocket Man (Official Music Video)」 - YouTube

「ロケット・マン」（Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time)）は、エルトン・ジョンが1972年ねんに発表はっぴょうした楽曲がっきょく。全ぜん英えいシングルチャートで2位いを記録きろくした。

概要がいよう

レイ・ブラッドベリの短たん編集へんしゅう『刺青しせいの男おとこ』（1951年ねん）に収録しゅうろくされた短編たんぺん「The Rocket Man」に影響えいきょうを受うけて書かかれたと言いわれる。アメリカのサイケデリック・フォーク・グループ、パールズ・ビフォー・スワイン（Pearls Before Swine）が1970年ねんに発表はっぴょうしたアルバム『The Use of Ashes』に、ブラッドベリの短編たんぺんを元もとにした「Rocket Man」という曲きょくが収おさめられており、バーニー・トーピンはこの曲きょくからも直接的ちょくせつてきな影響えいきょうを受うけたとビルボード誌しのインタビューで答こたえている。また詞しの内容ないようは、ガス・ダッジョンがプロデュースしたデヴィッド・ボウイの1969年ねんのシングル「スペイス・オディティ」のテーマとも呼応こおうしている。

火星かせいに向むけて一人ひとりで旅立たびだった宇宙うちゅう飛行ひこう士しの複雑ふくざつな心境しんきょうが吐露とろされており、「火星かせいは子供こどもを育そだてるようなところじゃない／実際じっさいすさまじく寒さむいところだし／子供こどもを育そだてようなんて考かんがえる者ものはここにはいない／科学かがくを全部ぜんぶ分わかっているわけじゃないが／これが僕ぼくの仕事しごとなんだ／週しゅうに5日にちの仕事しごと／僕ぼくはロケット・マンさ／たった一人ひとり、宇宙うちゅうでいつか燃もえ尽つきてしまう」と歌うたわれている。

シングル盤ばんは、1972年ねん3月3日にちに発売はつばいされ、7月がつ15日にち付づけのBillboard Hot 100で最高さいこう6位いを記録きろくし、同誌どうしの1974年ねんの年間ねんかんチャート40位いを記録きろくした。イギリスでは2位い、カナダでは8位い、アイルランドでは6位いを記録きろくした。

本ほん作さくは、エルトンのライブの定番ていばん曲きょくとなっている。1974年ねん11月28日にちにニューヨーク市しのマディソン・スクエア・ガーデンで開催かいさいされたライブ音源おんげんが、1976年ねんに発売はつばいされたライブ・アルバム『ヒア・アンド・ゼア〜ライブ・イン・ロンドン&N.Y.』に収録しゅうろくされている。

「ローリング・ストーンの選えらぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」においては、2004年ねん版ばんで242位い、2010年ねん版ばんで245位い、2021年ねん版ばんで149位いにランクされている。

米国べいこく盤ばんのシングル収録しゅうろく曲きょく

本国ほんごく盤ばんと米国べいこく盤ばんのB面めんは異ことなる。

全ぜん作詞さくし: バーニー・トーピン、全ぜん作曲さっきょく: エルトン・ジョン。
#	タイトル	作詞さくし	作曲さっきょく・編曲へんきょく	時間じかん
1.	「ロケット・マン」(Rocket Man)	バーニー・トーピン	エルトン・ジョン	4:38
2.	「スージィ」(Suzie (Dramas))	バーニー・トーピン	エルトン・ジョン	3:21
合計ごうけい時間じかん:		7:59

2003年ねんよりユニバーサル ミュージック グループより12インチシングル盤ばん（プロモーション用よう）とマキシシングルがリリースされた。

• A：「Rocket Man (KDME remix)」
• B1：「Rocket Man 03」
• B2：「Rocket Man (Royal Garden's Radio mix)」

パーソネル

• エルトン・ジョン - ピアノ、リード・ボーカル
• デイヴィー・ジョンストン - スライドギター、アコースティック・ギター、バッキング・ボーカル
• ディー・マレイ - ベース、バッキング・ボーカル
• ナイジェル・オルソン - ドラムス、バッキング・ボーカル
• デヴィッド・ヘンツェル - シンセサイザー（ARP製せい）

カバー版ばん

「ロケット・マン」は、多数たすうのアーティストによってカバーされている。

• 1991年ねんにケイト・ブッシュによるカバー・バージョンが「キャンドル・イン・ザ・ウインド」との両りょうA面めんシングルとしてリリースされた。全ぜん英えいシングルチャートで12位い、ビルボード誌しが発表はっぴょうしたオルタナティヴ・ソングスで11位いを獲得かくとくした。
• ミー・ファースト・アンド・ザ・ギミー・ギミーズは、1997年ねんに発売はつばいしたデビュー・アルバム『Have a Ball』において、パンク・ロック調ちょうにカバーした音源おんげんを収録しゅうろくしている。
• ダフネ・ルービン＝ヴェガは2003年ねんにダンス・バージョンを発表はっぴょうし、クラブプレイチャート入いりを果はたした。
• ヤング・サグが2018年ねんに発売はつばいしたEP『On the Rvn』に収録しゅうろくの「High」において、本ほん作さくをサンプリングしている。ヤング・サグのファンであるエルトンはこの曲きょくを認みとめている。
• 2019年ねんに公開こうかいされたエルトンの伝記でんき映画えいが『ロケットマン』では、タロン・エガートンによるカバー・バージョンが使用しようされた。

メディアでの使用しよう

「ロケット・マン」は、多数たすうの映画えいが作品さくひんで使用しようされている。

• 『ザ・ロック』（1996年ねん）
• 『ロケットマン』（1997年ねん）
• 『ラスト・リミッツ 栄光えいこうなきアスリート』（1998年ねん）
• 『光ひかりの旅人たびびと K-PAX』（2001年ねん）
• 『庭にわから昇のぼったロケット雲くも』（2006年ねん）
• 『キングスマン:ゴールデン・サークル』（2017年ねん）
• 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』（2017年ねん）
• 『ロケットマン』（2019年ねん、タロン・エガートン歌唱かしょうバージョン）