中村なかむら星湖せいこ

中村なかむら 星湖せいこ（なかむら せいこ、1884年ねん（明治めいじ17年ねん）10月14日にち - 1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）4月がつ13日にち）は、日本にっぽんの文学ぶんがく者しゃ。星湖せいこは筆名ひつめいで、本名ほんみょうは中村なかむら 将すすむ為ため（なかむら まさため）。

略歴りゃくれき

生地きじの富士ふじ河口湖かわぐちこ町まち河口かこう。河口湖かわぐちこと富士山ふじさん

島崎しまざき藤村とうそん

出生しゅっしょうから青年せいねん期き

山梨やまなし県けん南都留みなみつる郡ぐん河口かわくち村むら（後ごの旧きゅう同どう郡ぐん河口湖かわぐちこ町まち、現げん富士ふじ河口湖かわぐちこ町まち）に生うまれる。8人にん兄弟きょうだいの長男ちょうなん。河口かわくち村むらは河口湖かわぐちこに面めんし、江戸えど時代じだいから富士ふじ参詣さんけい者しゃへの宿坊しゅくぼうを提供ていきょうする御ご師しの町まちで、中村なかむら家かも御ご師し業ぎょうを営いとなみつつ農業のうぎょうや養蚕ようさんを行おこなっていた。

1890年ねん（明治めいじ23年ねん）に村立そんりつ河口かこう小学校しょうがっこうへ入学にゅうがくする。両親りょうしんの影響えいきょうで幼少ようしょう時じから文学ぶんがくに親したしみ、回覧かいらん雑誌ざっしなどを製作せいさくしている。1897年ねん（明治めいじ30年ねん）中学ちゅうがく進学しんがくのため一いち時じ上京じょうきょうするが、翌年よくねんに甲府こうふの山梨やまなし県立けんりつ尋常じんじょう中学校ちゅうがっこう（現げん山梨やまなし県立けんりつ甲府こうふ第一高等学校だいちこうとうがっこう）に入学にゅうがく。この頃ころから『校友こうゆう会かい雑誌ざっし』『中学ちゅうがく世界せかい』など地元じもとの文芸ぶんげい雑誌ざっしへ文章ぶんしょうや漢詩かんしを投稿とうこうする。

1903年ねん（明治めいじ36年ねん）に上京じょうきょうし、早稲田わせだ高等こうとう予よ科かに入学にゅうがく、翌年よくねんには早稲田大学わせだだいがく英文えいぶん科かに進学しんがく。後のちに東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃのジャーナリストで戦後せんごには政治せいじ家か・首相しゅしょうとなる石橋いしばし湛山たんざんは同郷どうきょうで、甲府こうふ中学校ちゅうがっこう時代じだいからの同期どうき。

星湖せいこは『新しん小説しょうせつ』や『万まん朝あさ報ほう』へ詩しを投稿とうこうする。1904年ねん（明治めいじ37年ねん）には『万まん朝あさ報ほう』の懸賞けんしょう小説しょうせつに短編たんぺん「死人しにんか馬鹿ばかか」を発表はっぴょうする。「死人しにんか馬鹿ばかか」は浄土真宗じょうどしんしゅう本願寺ほんがんじ派はの僧そうである太田おおた覚さとし眠ねむり（1866年ねん - 1944年ねん）を主人公しゅじんこうとした小説しょうせつ。太田おおたは1903年ねん（明治めいじ36年ねん）に浦うら潮しお本願寺ほんがんじの布教ふきょう監督かんとくとしてロシア・ウラジオストクに滞在たいざいしていたが、1904年ねん（明治めいじ37年ねん）に日にち露ろ戦争せんそうが勃発ぼっぱつすると極東きょくとうの日本人にっぽんじん居留民きょりゅうみんには引揚命令めいれいが下くだり、太田おおたは同年どうねん2月がつ13日にちにシベリア奥地おくちへ踏ふみ込こみ、同年どうねん12月がつ6日にちには取とり残のこされた日本人にっぽんじん居留民きょりゅうみん800余よ名めいを日本にっぽんへ連つれ戻もどした。太田おおたの行動こうどうは『東京日日新聞とうきょうにちにちしんぶん』『万まん朝あさ報ほう』などで報ほうじられており、中村なかむらは同年どうねん3月がつ23日にちの時点じてんですでに小説しょうせつを発表はっぴょうしている。太田おおたは日本にっぽんへ帰国きこくすると中村なかむらの小説しょうせつの存在そんざいを知しり、以後いご両者りょうしゃの交流こうりゅうが始はじまる。太田おおたは1910年ねん（明治めいじ43年ねん）8月がつにニコライ・マトヴェーエフ『アムールスキー詩集ししゅう』を翻訳ほんやくした際さいに中村なかむらの協力きょうりょくを得えており、1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）12月に『露西亜ろしあ物語ものがたり』を発表はっぴょうした際さいにも中村なかむらの助言じょげんを得えている。一方いっぽうで、中村なかむらも1910年ねん4月がつに太田おおたをモデルとした天変てんぺん「雛ひな妓ぎと僧そうと」を発表はっぴょうしている。

早稲田大学わせだだいがく在学ざいがく中ちゅうの1906年ねん（明治めいじ39年ねん）には『盲めくら巡行じゅんこう』が『新しん小説しょうせつ』の懸賞けんしょう一等いっとう（泉いずみ鏡花きょうか選せん）する。翌年よくねんには『少年しょうねん行ぎょう』が『早稲田わせだ文学ぶんがく』の懸賞けんしょう長編ちょうへん小説しょうせつに当選とうせん（二葉亭四迷ふたばていしめい選せん）して刊行かんこうされ、自然しぜん主義しゅぎ作家さっかとして名なをはせる。『少年しょうねん行ぎょう』は故郷こきょうの河口かわくち村むらを舞台ぶたいに地元じもとの少年しょうねんと都会とかいから来訪らいほうした少年しょうねんとの友情ゆうじょうと成長せいちょう、別わかれの物語ものがたりで、富士ふじ北きた麓ふもとの自然しぜん環境かんきょうや生活せいかつ環境かんきょうが描えがかれている。早稲田大学わせだだいがくでは坪内つぼうち逍遥しょうようや島村しまむら抱月ほうげつらの影響えいきょうをうける。国木田独歩くにきだどっぽを敬愛けいあいし、島崎しまざき藤村とうそんとも交友こうゆうしている。

作家さっか時代じだい

卒業そつぎょう後ごは「星湖せいこ」や「銀漢ぎんかん子こ」の筆名ひつめいで小説しょうせつ執筆しっぴつも続つづけるが、島村しまむら抱月ほうげつの推薦すいせんで『早稲田わせだ文学ぶんがく』記者きしゃを務つとめ、田山たやま花袋かたいの作品さくひんの合評がっぴょうにも参加さんかする。相馬そうま御風ぎょふうは同おなじ早稲田わせだ文学ぶんがく記者きしゃで、終生しゅうせいの交友こうゆうがあった。フローベールの『ボヴァリー夫人ふじん』やモーパッサンなどの翻訳ほんやく業ぎょうも行おこない、フランス文学ぶんがくの紹介しょうかい者しゃとなる。1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）に記者きしゃを辞じす。鈴木すずき三重吉みえきち『赤あかい鳥とり』に童話どうわも発表はっぴょうし、児童じどう文学ぶんがくや農民のうみん文学ぶんがくにも関心かんしんを示しめした。

1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）には前田まえだ晁あきらとともに『山梨やまなし日にち日にち新聞しんぶん』の文芸ぶんげい欄らん小説しょうせつの選者せんじゃとなり、山梨やまなし県けん文化ぶんか人じんの懇談こんだん会かい「山人さんじん会かい」を発足ほっそくする。同年どうねんには農民のうみん文藝ぶんげい会かいの結成けっせいに参加さんかする。

1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）、新潮社しんちょうしゃ世界せかい文学ぶんがく全集ぜんしゅう『ボヴァリー夫人ふじん』の印税いんぜい資産しさんでフランスへ留学りゅうがくする。プラハでは国際こくさい民族みんぞく芸術げいじゅつ会議かいぎに出席しゅっせきし、フランスではフローベルの姪めいを、スイスではロマン・ロランを訪たずねる。

一方いっぽうで郷土きょうど文化ぶんかへの関心かんしんも強つよく、民俗みんぞく学者がくしゃの柳田やなぎだ国男くにおとも交流こうりゅうしている。1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）には郷土きょうど文化ぶんか振興しんこうのための富士ふじ五ご湖こ地方ちほう文化ぶんか協会きょうかいを結成けっせいし、機関きかん誌し『五ご湖こ文化ぶんか』を編集へんしゅうする。県内けんない名所めいしょの選定せんていや、文化財ぶんかざいや民芸みんげいの調査ちょうさも行おこなう。戦時せんじ中ちゅうの1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）には河口湖かわぐちこ村むらに疎開そかいする。

戦後せんごは村むらの教育きょういく委員いいん会かいを務つとめる。1950年ねん、山梨やまなし学院がくいん短期大学たんきだいがく教授きょうじゅとなる。1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）11月、文化ぶんか功労こうろう者しゃとして表彰ひょうしょうされる。1974年ねん、心筋梗塞しんきんこうそくのため東京とうきょう都と杉並すぎなみ区く西荻北にしおぎきたの長男ちょうなん宅たくで死去しきょ、90歳さい。

「山人さんじん会かい」はその後ご、1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）に財団ざいだん法人ほうじんとなり、1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）には中村なかむら星湖せいこ文学ぶんがく賞しょうが発足ほっそくした。著作ちょさくに『文化ぶんかは郷土きょうどより』など。スクラップブックなど関係かんけい資料しりょうは山梨やまなし県立けんりつ文学ぶんがく館かんに所蔵しょぞうされ、常設じょうせつ展示てんじもされている。

柳田やなぎだ国男くにおとの交流こうりゅう

柳田やなぎだ国男くにお

星湖せいこは民俗みんぞく学者がくしゃの柳田やなぎだ国男くにお（1875年ねん - 1962年ねん）とも交流こうりゅうしている。柳田やなぎだは江戸えど後期こうきの甲斐かい国こく総合そうごう地誌ちし・『甲斐かい国こく志こころざし』（柳田やなぎだ旧きゅう蔵本ぞうほんは柳田やなぎだ文庫ぶんこ所蔵しょぞう）を読よみ込こむなど山梨やまなし県けんの民俗みんぞく事例じれいにも関心かんしんを示しめしており、星湖せいこ以外いがいの山梨やまなし県けんの郷土きょうど史家しか・民俗みんぞく学者がくしゃでは土橋どばし里さと木きや大森おおもり義憲よしのりと交流こうりゅうがある。

柳田やなぎだは1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）の「嫁よめ盗ぬすみ」（後のちに『婚姻こんいんの話はなし』に収録しゅうろく）において星湖せいこの「略奪りゃくだつ」について言及げんきゅうし、「略奪りゃくだつ」に山梨やまなし県けんにおける「嫁よめ盗ぬすみ」の事例じれいが描えがかれてると知しりつつも、その時点じてんで未読みどくであると記しるしている。このことから戦後せんごには両者りょうしゃの関係かんけいが生うまれていたことが確認かくにんされるが、「略奪りゃくだつ」は1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）に発表はっぴょうされており、明治めいじ末まつ年ねんから大正たいしょう初年しょねんの両者りょうしゃの関係かんけいは不明ふめいであるものの、柳田やなぎだは一時期いちじきに自然しぜん主義しゅぎ文学ぶんがくに傾倒けいとうしていたため、文学ぶんがくを通つうじて交流こうりゅうが生うまれたとも考かんがえられている。

星湖せいこは柳田やなぎだを「先生せんせい」と呼よび私淑ししゅくし、1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）の『文化ぶんかは郷土きょうどより』では柳田やなぎだに対たいする献辞けんじを記しるしている。柳田やなぎだの星湖せいこ宛あて書簡しょかんは、2007年ねん時点じてんで3通つうが確認かくにんされている。3通つうとも山梨やまなし県立けんりつ文学ぶんがく館かん寄託きたく。2点てんは葉書はがき、1点てんは書簡しょかん。葉書はがきは昭和しょうわ18年ねん2月がつ7日にち付づけ・同年どうねん4月がつ8日にち付づけで、ともに『文化ぶんかは郷土きょうどより』の献辞けんじ・献本けんぽんに関かんするもの。前者ぜんしゃは予あらかじめ献辞けんじを添そえることを伝つたえたことに対たいする返礼へんれいで、後者こうしゃは同年どうねん4月がつ5日にちに刊行かんこうされた『文化ぶんかは郷土きょうどより』が柳田やなぎだに献本けんぽんされ（柳田やなぎだ文庫ぶんこ所蔵しょぞう）、それに対たいする礼状れいじょうであると考かんがえられている。書簡しょかんは昭和しょうわ18年ねん8月がつ30日にち付づけで、同年どうねん4月がつに出征しゅっせいして戦死せんしした星湖せいこの次男じなん・文彦ふみひこに関かんする見舞みまいに関かんする内容ないよう。星湖せいこ次男じなんの戦死せんしから時間じかんが経たっての書簡しょかんであることから両者りょうしゃの距離きょりを示しめしてるともされるが、海軍かいぐん省しょうから正式せいしきな発表はっぴょうがあったのは同年どうねん8月がつ下旬げじゅんであるため、星湖せいこから直接ちょくせつ知しらされた可能かのう性せいも指摘してきされている。

その後ご、星湖せいこは拠点きょてんを東京とうきょうに移うつしたが、星湖せいこが農民のうみん文学ぶんがく・農村のうそん文化ぶんか運動うんどうに関心かんしんを強つよめていくのに対たいし、柳田やなぎだは文学ぶんがくから離はなれ両人りょうにんは方向ほうこう性せいを異ことにしたため、交流こうりゅうは疎遠そえんになったと考かんがえられている。一方いっぽうで柳田やなぎだと星湖せいこには田山たやま花袋かたいや島崎しまざき藤村とうそんなど共通きょうつうの知人ちじんがおり、1930年ねんの田山たやま花袋かたいの葬儀そうぎでは柳田やなぎだと星湖せいこがともに写うつされた写真しゃしんが残のこされている。

また、1934年ねん（昭和しょうわ8年ねん）3月がつには中西なかにし悟堂ごどうにより日本にっぽん野鳥やちょうの会かいが設立せつりつされる。柳田やなぎだ・星湖せいこはともに中西なかにしと交流こうりゅうがあり、同年どうねん6月がつに静岡しずおか県けんの須走すばしりで探さがせ鳥とり会かいが開催かいさいさると、柳田やなぎだ・星湖せいこともに参加さんかして顔かおを合あわせている。星湖せいこは昭和しょうわ9年ねん6月がつの『週刊しゅうかん朝日あさひ 25巻かん29号ごう』で「岳たけ麓ふもと探さがせ巣す行ぎょう」を発表はっぴょうし、同どう会かいの様子ようす、柳田やなぎだと交かわした会話かいわについても記しるしている。

戦後せんごには1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）4月がつに柳田やなぎだが河口湖かわぐちこを訪問ほうもんしている。『山梨やまなし日にち日にち新聞しんぶん』同年どうねん4月がつ27日にちの記事きじに拠よれば、柳田やなぎだは4月がつ25日にちに河口かこう浅間あさま神社じんじゃで山宮さんぐうと孫まご見み祭さいを見物けんぶつし、夜よるは河口かこう湖畔こはんの竜宮りゅうぐうホテルに宿泊しゅくはくし、山梨やまなし郷土きょうど研究けんきゅう会かい会員かいいんと座談ざだん会かいを開ひらいたという。渋沢しぶさわ敬三けいぞうや大藤おおふじ時彦ときひこ、千葉ちば徳いさお爾なんじらも同行どうこうしている。

星湖せいこは柳田やなぎだを案内あんないしたとされるが、詳くわしい事情じじょうは不明ふめい。『山梨やまなし日にち日にち新聞しんぶん』の記事きじには柳田やなぎだが写うつった集合しゅうごう写真しゃしんが掲載けいさいされており、千葉ちば徳とく爾なんじや鳥類ちょうるい研究けんきゅう家かの中村なかむら幸雄ゆきおがともに写うつっている。星湖せいこの姿すがたは見みられないが、猿さる田彦たびこの面めんを被こうむった人物じんぶつが写うつっており、これが星湖せいこであるとも考かんがえられている。

柳田やなぎだはこの頃ころ、山宮さんぐう・里さと宮みやの関係かんけいについて研究けんきゅうしており、河口かこう浅間あさま神社じんじゃにおいても山宮さんぐうを訪おとずれ、翌日よくじつには一宮いちのみや浅間あさま神社じんじゃを訪問ほうもんしている。大森おおもり義憲よしのり宛あて書簡しょかんの内容ないようからも、柳田やなぎだの河口湖かわぐちこ訪問ほうもんは星湖せいこを訪たずねた観光かんこうではなく、学術がくじゅつ的てき視察しさつであったと考かんがえられている。

著作ちょさく

• 『半生はんせい』（早稲田わせだ文学ぶんがく社しゃ　1908）
• 『影かげ』今こん古堂ふるどう、1910
• 『星湖せいこ集しゅう』（東雲しののめ堂どう　1910）
• 『漂泊ひょうはく』春陽しゅんよう堂どう、1913
• 『女おんなのなか』（早稲田わせだ文学ぶんがく社しゃ　1914）
• 少年しょうねん行ぎょう　植竹うえたけ書院しょいん、1915
• 『失うしなはれた指輪ゆびわ』天佑てんゆう社しゃ、1919
• 叙事じょじ抒情じょじょう文ぶん作法さほう 松陽しょうよう堂どう、1925
• 評論ひょうろん講座こうざ 金星かなぼし堂どう、1926
• 農民のうみん劇場げきじょう入門にゅうもん 春陽しゅんよう堂どう、1927
• 釣つりざんまい 健文たけふみ社しゃ、1935
• 『島原しまばらの尼あま』
• 『文化ぶんかは郷土きょうどより』（大智たいち書房しょぼう　1943）

翻訳ほんやく

• 月光げっこう モウパツサン 海外かいがい文芸ぶんげい社しゃ、1913
• 死しの如ごとく強つよし モウパッサン 博文ひろぶみ館かん、1914
• モウパッサン全集ぜんしゅう 第だい8巻かん 我が等とうの心しん 天佑てんゆう社しゃ、1921
• ボヴリイ夫人ふじん フロオベエル 新潮社しんちょうしゃ、1921
• 真心まごころ フロオベエル 白水しろみず社しゃ、1922
• ピーターパン バリ 平凡社へいぼんしゃ、1931
• 深夜しんやの告白こくはく・リオネエ倶楽部くらぶ デュアメル 新潮社しんちょうしゃ、1931
• 三みっつの物語ものがたり フローベール 冨山とやま房ぼう百科ひゃっか文庫ぶんこ、1939
• バルザック ルネ・バンジャマン 春秋しゅんじゅう社しゃ松柏しょうはく館かん、1943
• 湖上こじょうの美人びじん ウォールタ・スコット 童話どうわ 春秋しゅんじゅう社しゃ、1949

参考さんこう文献ぶんけん

• 『中村なかむら星湖せいこ展てん』（1994、山梨やまなし県立けんりつ文学ぶんがく館かん）
• 影山かげやま正美まさみ「柳田やなぎだ国男くにおと中村なかむら星湖せいこ-書簡しょかん類るいその他た」『甲斐かい 第だい113号ごう』山梨やまなし郷土きょうど研究けんきゅう会かい、2007年ねん
• 影山かげやま正美まさみ「中村なかむら星湖せいこと柳田やなぎだ国男くにお」『山梨やまなし学院がくいん生涯しょうがい学習がくしゅうセンター研究けんきゅう報告ほうこく（やまなし学がくシリーズ⑥） 第だい㉕楫かじ　「やまなし学がく研究けんきゅう2008-甲斐かいの国くに人物じんぶつ伝でん/山梨やまなしの安全あんぜんと安心あんしん-」の記録きろく』
• 松本まつもと郁子いくこ「「死人しにんか馬鹿ばかか」-中村なかむら星湖せいこと太田おおた覚さとし眠ねむりの交流こうりゅうをめぐって-」『資料しりょうと研究けんきゅう 第だい十じゅう四よん輯』山梨やまなし県立けんりつ文学ぶんがく館かん、2009年ねん

関連かんれん項目こうもく

• 山人さんじん会かい

外部がいぶリンク

• 『半生はんせい』中村なかむら星湖せいこ著ちょ (早稲田わせだ文学ぶんがく社しゃ, 1908)