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おおやけつとむ

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おおやけ つとむ(くの つとむ、1967ねん8がつ1にち - )は、日本にっぽん事業じぎょう映画えいがプロデューサー映画えいが監督かんとくである。日本にっぽん大学だいがく講師こうし文京ぶんきょう学院がくいん大学だいがく教授きょうじゅもと東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん情報じょうほうがくたまきとくにんじゅん教授きょうじゅ[1]日本にっぽん映画えいが監督かんとく協会きょうかい所属しょぞく

プロフィール[編集へんしゅう]

山口やまぐちけんまれ。SFX映像えいぞうとキャラクタービジネスの老舗しにせ円谷つぶらやプロダクションにおいて、ウルトラマンひとしマーチャンダイジング映像えいぞう中心ちゅうしんに、特撮とくさつテレビコンテンツの製作せいさく事業じぎょう運営うんえい従事じゅうじし、版権はんけん利用りよう事業じぎょう特徴とくちょうとする実業じつぎょう映画えいがプロデューサー。

映画えいがプロデューサーとして、配給はいきゅう会社かいしゃギャガ・コミュニケーションズ製作せいさく配給はいきゅう部門ぶもん在籍ざいせき時代じだい製作せいさく作品さくひん全国ぜんこく配給はいきゅうたんかん配給はいきゅうロードショー事業じぎょうおこない、流通りゅうつう製造せいぞう両面りょうめん管掌かんしょうした。

当時とうじ同系どうけい資本しほんであった日活にっかつギャガより転籍てんせきしたのち配給はいきゅう製作せいさく部門ぶもん取締役とりしまりやく就任しゅうにん同社どうしゃ撤退てったいしてひさしかった全国ぜんこく配給はいきゅう機能きのう新設しんせつ全国ぜんこく公開こうかい作品さくひんぐん開発かいはつ整備せいびおこなった。市場いちば規模きぼ配給はいきゅう規模きぼ事前じぜん算出さんしゅつによる製作せいさく原価げんか設定せっていするという、クリエイティブ先行せんこうではない、市場いちば逆算ぎゃくさんがたのコンテンツ製作せいさくむねとしている[2][よう出典しゅってん]また後進こうしん育成いくせいのために2005ねんから2008年度ねんどまで東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん情報じょうほうがくたまきにおいて「映画えいが産業さんぎょうろん」のとくにんじゅん教授きょうじゅとして講義こうぎおこなっていたほか、現在げんざい日本にっぽん大学だいがくで「メディア・ビジネスろん」、文京ぶんきょう学院がくいん大学だいがくで「コンテンツプロデュースろん教鞭きょうべんっている。

略歴りゃくれき[編集へんしゅう]

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

おおやけには映画えいが事業じぎょうしゃとしておおきく4つの特徴とくちょうがある。

  1. 鮫肌さめはだおとこ桃尻ももじりおんな』のような渋谷しぶやけいエッジ・ムービーから、CGムービー、アニメーション作品さくひん、または『レディ・ジョーカー』のような文芸ぶんげい作品さくひんとうたんかん作品さくひんから全国ぜんこく公開こうかい作品さくひんまで、幅広はばひろ手掛てがけるオールラウンドプレイヤーであるのがだい1の特徴とくちょうである[3][4][5][よう出典しゅってん]
  2. もともと円谷つぶらやプロダクションのようなキャラクターけい映像えいぞう製作せいさく出自しゅつじとしているために、特撮とくさつキャラクター作品さくひんへの志向しこうつよいとわれるが、むしろ円谷つぶらや時代じだいつちかった特撮とくさつ技術ぎじゅつんだ映画えいが製作せいさく技法ぎほうおおやけだい2の特徴とくちょうえる[6][よう出典しゅってん]紅色こうしょくゆめ』『infinity∞うえ甲虫かぶとむし』『Soundtrack』『真夜中まよなかわした約束やくそく』『NOEL』『はちがつのかりゆし』などは、つうらい邦画ほうが作風さくふうとはおもむきをことにして、伝統でんとうてき特撮とくさつ先端せんたんデジタル技法ぎほうもちいた作風さくふう目立めだつ(現在げんざいでは普通ふつう使用しようされている HD-camによる全編ぜんぺん撮影さつえいかれ作品さくひん世界せかいはつとなる[7]。またデジタル上映じょうえいDLP)による日本にっぽんはつ商業しょうぎょう上映じょうえいおおやけ作品さくひんによっておこなわれている)[8][9]ただこれは技術ぎじゅつかたよるとうことではなく、むしろ特撮とくさつやデジタル技法ぎほう駆使くしすることにより、映画えいが本来ほんらいてきつテーマや演出えんしゅつ効果こうかてきなパフォーマンスをねらったのであり、さらに技術ぎじゅつてき話題わだい創出そうしゅつすることによって効果こうかてき宣伝せんでん展開てんかい目論もくろんだものである[10][5][よう出典しゅってん]
  3. そしてだい3の特徴とくちょうとして、おおやけがプログラム・ピクチャー(商業しょうぎょう計画けいかくてき作品さくひん製作せいさく)を標榜ひょうぼうする映画えいが製作せいさくしゃであるてんおおやけ円谷つぶらやプロダクション時代じだいマーチャンダイジング事業じぎょうによる安定あんていてき製作せいさく体制たいせい体感たいかんしていたために、(1)独自どくじ制作せいさくラインの開発かいはつ整備せいび、(2)キャラクター作品さくひん、という2てんへのかかわりがつよ[11][12]。それはこの2てん制作せいさくモードこそが安定あんていてき製作せいさく事業じぎょう源泉げんせんとなるととらえているためとかんがえられる[13][14][5]独立どくりつけい製作せいさく現場げんばでの経済けいざいてき困窮こんきゅう長年ながねん経験けいけんしてきたこともあり、そのプロデュース・スタイルはすべての事業じぎょう責任せきにん(つまり経済けいざいてき責任せきにん)をプロデューサーかわりに、監督かんとくたいしてその資本しほんてき要望ようぼうつよ提案ていあんするタイプであるが、一度いちどんだスタッフはそのおおやけむケースがおお[10][15][5][よう出典しゅってん]
  4. 一方いっぽう新人しんじんクリエイター育成いくせい腐心ふしんしており、つね新人しんじんクリエイターに商業しょうぎょう作品さくひん参加さんかさせることを志向しこうしている。これがおおやけだい4の特徴とくちょうえる。またこの特徴とくちょう発展はってんてきケースとして、おおやけ東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいんにおいて、「映画えいが産業さんぎょうろん」の講義こうぎおこない(2005ねん~2008年度ねんど現在げんざい日本にっぽん大学だいがく文京ぶんきょう学院がくいん大学だいがくにおいて講師こうしつとめている[16][17][18][19][20][21][22]

フィルモグラフィ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 2008ねん「コンテンツ創造そうぞう科学かがく産学さんがく連携れんけい教育きょういくプログラム」実施じっし計画けいかく”. 2014ねん10がつ30にち閲覧えつらん
  2. ^ 文京ぶんきょう学院がくいん大学だいがく”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  3. ^ http://movie.goo.ne.jp/cast/c130699/index.html
  4. ^ 文京ぶんきょう学院がくいん大学だいがく”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  5. ^ a b c d International Herald Tribune “Film partners confident project will strike gold”by AYAKO KARINO 2002'8'24-25
  6. ^ 放送ほうそう仕事しごと'99」音楽おんがくともしゃ 1998ねん2がつ1にち発行はっこう
  7. ^ CGWORLD 2001ねん8がつごう Vol.36
  8. ^ ///SlowTrain///”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  9. ^ ASCII.jp:フルCG映画えいが“A・LI・CE””. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  10. ^ a b CGWORLD 2001ねん8がつごう Vol.36
  11. ^ 「マスコミ就職しゅうしょく読本とくほん2004」創出そうしゅつばん 2002ねん12がつ10日とおか
  12. ^ 「ASCII.jp」2009ねん6がつ27にち”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  13. ^ 「アニメ!アニメ!」コンテンツプロデューサーのためのTDCSはなぜまれたか?」”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  14. ^ 「ASCII.jp」2009ねん6がつ27にち”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  15. ^ 文京ぶんきょう学院がくいん大学だいがく”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  16. ^ 文京ぶんきょう学院がくいん大学だいがく”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  17. ^ 2006 年度ねんど東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん情報じょうほうがくたまき学際がくさい情報じょうほう学府がくふ年報ねんぽうだい2 ごう通巻つうかん 34 ごう”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  18. ^ 「コンテンツプロデューサーへのみち」@東京とうきょう大学だいがくレポート2007ねん01がつ17にち”. 2011ねん11月30にち閲覧えつらん
  19. ^ コンテンツ創造そうぞう科学かがく産学さんがく連携れんけい教育きょういくプログラム”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  20. ^ 新興しんこう分野ぶんや人材じんざい養成ようせいちゅうあいだ評価ひょうか「コンテンツ創造そうぞう科学かがく産学さんがく連携れんけい教育きょういくプログラム」代表だいひょうしゃめい原島はらしまひろし 研究けんきゅう期間きかん平成へいせい16ねん7がつ平成へいせい21ねん3がつ”. 2011ねん11月30にち閲覧えつらん
  21. ^ 日本にっぽん大学だいがく法学部ほうがくぶ新聞しんぶん学科がっかシラバス”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  22. ^ 日本にっぽん大学だいがく法学部ほうがくぶ新聞しんぶん学科がっかシラバス”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]