占部うらべ実みのる

占部うらべ 実みのる
生誕せいたん	1912年ねん12月2日にち 福岡ふくおか県けん
死没しぼつ	(1975-09-04) 1975年ねん9月4日にち（62歳さい没ぼつ）
国籍こくせき	日本にっぽん
研究けんきゅう分野ぶんや	数値すうち解析かいせき
博士はかせ課程かてい 指導しどう学生がくせい	篠原しのはら能のう材ざい
主おもな業績ぎょうせき	ニュートン法ほうに対たいする収束しゅうそく定理ていり・誤差ごさ評価ひょうか 占部うらべ-Galerkin法ほう
プロジェクト:人物じんぶつ伝でん

占部うらべ 実みのる（うらべ みのる、1912年ねん12月2日にち - 1975年ねん9月4日にち） は、日本にっぽんの数学すうがく者しゃ。専せん門もんは数値すうち解析かいせき。(簡易かんい) ニュートン法ほうに対たいする収束しゅうそく定理ていり・誤差ごさ評価ひょうかや非線形ひせんけい微分びぶん方程式ほうていしきに対たいする占部うらべ-Galerkin法ほうなどの業績ぎょうせきがある。

福岡ふくおか県けん出身しゅっしん。1940年ねんに広島ひろしま文理ぶんり科か大学だいがくを卒業そつぎょうし、同どう大学だいがくの助手じょしゅ・講師こうし・助教授じょきょうじゅを経へて、1952年ねんに教授きょうじゅとなる。1953年ねん、「不動点ふどうてんをもつ正則せいそく変換へんかん」により理学りがく博士はかせを取得しゅとく。1963年ねん、九州大学きゅうしゅうだいがくに転任てんにん。1966年ねん、京都大学きょうとだいがく数理すうり解析かいせき研究所けんきゅうじょ教授きょうじゅとなる。

著書ちょしょ

単たん著ちょ

• 高こう数すうゼミ 新しん記号きごう問題もんだいと整数せいすう問題もんだい (1974) 旺文社おうぶんしゃ.
• 新高にいたか数すうゼミ(10) 確かく率りつと統計とうけい (1974) 旺文社おうぶんしゃ.
• 微分びぶん方程式ほうていしき (数学すうがく演習えんしゅう講座こうざ8) (1967) 共立きょうりつ出版しゅっぱん.
• 微分びぶん方程式ほうていしき 基礎きそ数学すうがく講座こうざ 8 (1958) 共立きょうりつ出版しゅっぱん.
• 非ひ線型せんけい問題もんだい―自じ励振れいしん動どう論ろん (1968年ねん) (現代げんだい数学すうがく講座こうざ〈24 A〉) 共立きょうりつ出版しゅっぱん.

共著きょうちょ

• 理工りこう科か系けい一般いっぱん教育きょういく 微分びぶん・積分せきぶん教科書きょうかしょ by 占部うらべ実みのる (編集へんしゅう), 佐々木ささき右左みぎひだり (編集へんしゅう), 共立きょうりつ出版しゅっぱん.
• 理工りこう科か系けい一般いっぱん教育きょういく 代数だいすう・幾何きか教科書きょうかしょ by 占部うらべ実みのる (編集へんしゅう), 佐々木ささき右左みぎひだり (編集へんしゅう), 共立きょうりつ出版しゅっぱん.
• 微分びぶん方程式ほうていしき (1967) by 占部うらべ実みのる (著ちょ), 秋月あきづき康夫やすお (編集へんしゅう), 功力くりき金きむ二郎じろう (編集へんしゅう), 佐々木ささき重夫しげお (編集へんしゅう), 共立きょうりつ出版しゅっぱん.

訳書やくしょ

• 現代げんだいの最適さいてき制御せいぎょ理論りろん (1974) 吉岡よしおか書店しょてん.

代表だいひょう的てきな論文ろんぶん・講演こうえんなど

講演こうえん

• 応用おうよう数学すうがく分科ぶんか会かい特別とくべつ講演こうえん (1968年ねん春はる)

和文わぶん

• ミトロポリスキーユー・アー, 占部うらべ実みのる「非線形ひせんけい振動しんどう理論りろん発展はってんの展望てんぼう」『数学すうがく』第だい13巻かん第だい4号ごう、日本にっぽん数すう学会がっかい、1962年ねん、193-202頁ぺーじ、CRID 1390282680042736640、doi:10.11429/sugaku1947.13.193、ISSN 0039470X、国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん書誌しょしID:9088320。 
• 占部うらべ実みのる「非ひ線型せんけい方程式ほうていしきを解とくための数値すうち的てき方法ほうほう (数値すうち解析かいせきセミナー報告ほうこく 2)」『数理すうり解析かいせき研究所けんきゅうじょ講究こうきゅう録ろく』第だい17巻かん、京都きょうと大学だいがく数理すうり解析かいせき研究所けんきゅうじょ、1966年ねん11月、79-112頁ぺーじ、CRID 1050282677153542016、hdl:2433/107433、ISSN 1880-2818。 

英文えいぶん

• URABE, M. (1966). “An Existence Theorem for Multi-Point Boundary Value Problems”. Funkcialaj Ekvacioj 9: 43-60. CRID 1570009750712023296. NAID 10022169941. 
• URABE, MINORU (1968-01). “The Newton Method and Its Application to Boundary Value Problem with Nonlinear Boundary Conditions (常微分じょうびぶん方程式ほうていしき及および函数かんすう微分びぶん方程式ほうていしき研究けんきゅう会かい報告ほうこく集しゅう)”. 数理すうり解析かいせき研究所けんきゅうじょ講究こうきゅう録ろく (京都きょうと大学だいがく数理すうり解析かいせき研究所けんきゅうじょ) 38: 51-66. CRID 1050282676670233984. hdl:2433/107615. ISSN 1880-2818. https://hdl.handle.net/2433/107615. 
• URABE, M. (1975). “A posteriori component-wise error estimation of approximate solutions to nonlinear equations”. Lecture Notes in Computer Science 29, Interval Mathematics (Springer-Verlag): 99-117. CRID 1571980076393741696. doi:10.1007/3-540-07170-9_7. NAID 80013581296. https://doi.org/10.1007/3-540-07170-9_7. 
• URABE, Minoru (1973). “COMPONENT-WISE ERROR ANALYSIS OF ITERATIVE METHODS PRACTICED ON A FLOATING-POINT SYSTEM”. Memoirs of the Faculty of Science, Kyushu University. Series A, Mathematics (九州大学きゅうしゅうだいがく理学部りがくぶ数学すうがく教室きょうしつ) 27 (1): 23-64. CRID 1390282680250980480. doi:10.2206/kyushumfs.27.23. ISSN 0373-6385. https://doi.org/10.2206/kyushumfs.27.23. 

関連かんれん項目こうもく

• ニュートン法ほう
• 精度せいど保証ほしょう付つき数値すうち計算けいさん