堀尾ほりお輝久てるひさ

堀尾ほりお 輝久てるひさ（ほりお てるひさ、1933年ねん〈昭和しょうわ8年ねん〉1月がつ5日にち - ）は、日本にっぽんの教育きょういく学者がくしゃ。東京大学とうきょうだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ。専攻せんこうは教育きょういく学がく、教育きょういく思想しそう史し。 元もとNHKアナウンサーの杉山すぎやま邦博くにひろは実兄じっけい。美術びじゅつ史家しかで文化学園ぶんかがくえん大学だいがく名誉めいよ教授きょうじゅの堀尾ほりお真紀子まきこは妻つま。

略歴りゃくれき

• 1933年ねん1月がつ5日にち、福岡ふくおか県けんの職業しょくぎょう軍人ぐんじんの家庭かていに生うまれる。
• 1945年ねん福岡ふくおか県けん小倉こくら市立しりつ徳力とくりき小学校しょうがっこう卒業そつぎょう、旧制きゅうせい小倉こくら中学ちゅうがく入学にゅうがく。
• 1951年ねん新制しんせい福岡ふくおか県立けんりつ小倉こくら高等こうとう学校がっこう卒業そつぎょう。
• 1955年ねん東京大学とうきょうだいがく法学部ほうがくぶ政治せいじコース卒業そつぎょう。
• 1962年ねん東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん人文じんぶん科学かがく研究けんきゅう科か教育きょういく学がく専攻せんこう博士はかせ課程かてい修了しゅうりょう、「現代げんだい教育きょういくの思想しそうと構造こうぞう 近代きんだい社会しゃかいの構造こうぞう転換てんかんと教育きょういく思想しそうの変化へんかを中心ちゅうしんに」で教育きょういく学がく博士はかせ。学部がくぶ時代じだいは丸山まるやま眞男まさお、大学院だいがくいん時代じだいは勝田かつた守一しゅいちに師事しじ。
• 1962年ねん東京大学とうきょうだいがく教育きょういく学部がくぶ（教養きょうよう学部がくぶ併任へいにん）専任せんにん講師こうし。
• 1965年ねん助教授じょきょうじゅ。
• 1969年ねん7月がつ〜1970年ねん7月がつ　パリ大学だいがく、ロンドン大学だいがくにて研究けんきゅう（文部省もんぶしょう在外ざいがい研究けんきゅう）。
• 1978年ねん教育きょういく学部がくぶ教授きょうじゅ。
• 1984年ねん〜1988年ねん東京大学とうきょうだいがく評議ひょうぎ員いん。
• 1988年ねん〜1990年ねん東京大学とうきょうだいがく教育きょういく学がく部長ぶちょう・大学院だいがくいん教育きょういく学がく研究けんきゅう科か委員いいん長ちょう。
• 1990年ねん7月がつ〜1991年ねん2月がつ、パリ第だい五ご大学だいがくにて研究けんきゅう・講義こうぎ（日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこう会かい）。
• 1993年ねん定年ていねん退官たいかん、名誉めいよ教授きょうじゅ、中央大学ちゅうおうだいがく文学部ぶんがくぶ教授きょうじゅ。
• 1994年ねん5月がつ28日にち　フランスの教育きょういく功労こうろう章あきらオフィシエ受章じゅしょう。
• 2001年ねん2月がつ〜3月　トゥールーズ・ミライユ大学だいがく招聘しょうへい教授きょうじゅ。
• 2003年ねん中央大学ちゅうおうだいがく退職たいしょく。
• 2006年ねん総合そうごう人間にんげん学会がっかい設立せつりつ
• 2014年ねん総合そうごう人間にんげん学会がっかい会長かいちょう
• 日本にっぽん教育きょういく学会がっかい会長かいちょう（1984年ねん〜1986年ねん、1992年ねん〜1997年ねん）、日本にっぽん教育きょういく法ほう学会がっかい会長かいちょうを、それぞれ2期き務つとめる。教育きょういく哲学てつがく学会がっかい、日本にっぽん教育きょういく政策せいさく学会がっかい、日にち仏ふつ教育きょういく学会がっかい、日本にっぽん比較ひかく教育きょういく学会がっかい、日本にっぽん平和へいわ学会がっかい、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいん（13期き1985年ねん〜1988年ねん、15期き1991年ねん〜1994年ねん、16期き1995年ねん〜1998年ねん）、世界せかい教育きょういく学会がっかい評議ひょうぎ委員いいん。
• 2017年ねん3月がつ「９条じょう地球ちきゅう憲章けんしょうの会かい」設立せつりつ。「９条じょう地球ちきゅう憲章けんしょうの会かい」代表だいひょう。
• 2021年ねん「９条じょう地球ちきゅう憲章けんしょうの会かい」は『地球ちきゅう平和へいわ憲章けんしょう　日本にっぽん発はつモデル案あん-地球ちきゅう時代じだいの視点してんから9条じょうの理念りねんの発展はってんを-』（花伝社かでんしゃ）2021年ねん5月がつ　

思想しそう

勝田かつた守一しゅいちの「国民こくみんの教育きょういく権けん」論ろん、宗像むねかた誠まこと也の内外ないがい事項じこう区分くぶん論ろんを継承けいしょうし、それらを発展はってんさせつつ、コンドルセ Condrcet1743-94ら、近代きんだい初期しょきの教育きょういく思想しそうに、幸徳こうとく秋水しゅうすいやホブソンなどの先駆せんく的てきな「帝国ていこく主義しゅぎ」に関かんする論ろんなど国家こっか論ろん・社会しゃかい論ろんを接続せつぞくして、その現代げんだい的てき再さい構成こうせいを試こころみた。現代げんだい公こう教育きょういくを、支配しはい者しゃ階級かいきゅうによる被ひ支配しはい者しゃ階級かいきゅうの「教化きょうか indoctorination」システムと定位ていいし、近代きんだいにおける教育きょういく拡大かくだい（教育きょういくの機会きかい均等きんとう・義務ぎむ教育きょういくの普及ふきゅうなど）を批判ひはん的てきに把捉はそくした。

一般いっぱんに、近代きんだいの教育きょういく組織そしきが複線ふくせん型がた（dual system）としてとらえられるのに対たいして、近代きんだい教育きょういくの三重みえ構造こうぞう『教育きょういく入門にゅうもん』（p24〜p45）『現代げんだい教育きょういくの思想しそうと構造こうぞう』（p6〜p8、同どう時代じだいライブラリーp6〜8）を指摘してきした。また『現代げんだい教育きょういくの思想しそうと構造こうぞう』第だい一部いちぶ　第だい2章しょう　四よん（p135〜,同どう時代じだいライブラリーp147~)では、「政治せいじ的てき文盲もんもう」（p139、同どう時代じだいライブラリーp150）について分析ぶんせきして、政治せいじ化かの時代じだいにおける非ひ政治せいじ的てき民衆みんしゅうの創出そうしゅつというパラドックス、デモクラシー下かにおけるデモクラシーの空洞くうどう化かについて論ろんじた。

その一方いっぽう、「人権じんけんとしての教育きょういく」を思想しそう的てきに練磨れんまし、その「私事しじの組織そしき化か＝親おや義務ぎむの共同きょうどう化か」としての公おおやけ教育きょういく、すなわち、その機能きのうから「徳育とくいく education」を排はいし、それを「知育ちいく instruction」に限定げんていされる公おおやけ教育きょういくモデルを提唱ていしょうした。その思想しそうは、「国民こくみんの教育きょういく権けん」論ろんとして知しられた。

堀尾ほりおの理論りろんは、家永教科書裁判いえながきょうかしょさいばんにおける原告げんこく家永いえなが三郎さぶろうに勝訴しょうそをもたらした、東京とうきょう地裁ちさい判決はんけつ(1971年ねん7月がつ17日にち、通称つうしょう杉本すぎもと判決はんけつ)に、理論りろん的てき基礎きそを提供ていきょうした。

堀尾ほりおは国際こくさい的てきな「子こどもの権利けんり」に関かかわる経緯けいいを積極せっきょく的てきに主張しゅちょうしている。1924年ねんDeclaration of the rights of the Child in Geneva「ジュネーブ子こどもの権利けんり宣言せんげん」。1948年ねん Universal Declaration of Human Rights「世界せかい人権じんけん宣言せんげん 」。1959年ねんDeclaration of the Rights of the Child「子こどもの権利けんり宣言せんげん」。1966年ねん Convention of Human Rights「国際こくさい人権じんけん規約きやく」 。1985年ねんユネスコ「学習がくしゅう権けん宣言せんげん」。1989年ねんConvention on the Rights of the Child「子こどもの権利けんり条約じょうやく」。

堀尾ほりおは地球ちきゅう時代じだいの視点してんから日本国にっぽんこく憲法けんぽう前文ぜんぶん・第だい9条じょうの理念りねんを発展はってんさせて「地球ちきゅう平和へいわ憲章けんしょう」を出だそうと2017年ねん3月がつ、多おおくの呼よびかけ人にんともに「９条じょう地球ちきゅう憲章けんしょうの会かい」を創設そうせつして代表だいひょうとなって地球ちきゅう規模きぼの平和へいわを求もとめる思想しそう市民しみん運動うんどうを展開てんかいしている。地球ちきゅう市民しみんの英知えいちを結集けっしゅうして地球ちきゅう平和へいわ憲章けんしょうを創つくりたいと地球ちきゅう上じょうのすべての人々ひとびとに「平和へいわに生いきる権利けんり」を保障ほしょうする非ひ戦せん・非ひ武装ぶそう・非核ひかく・非ひ暴力ぼうりょくの平和へいわな世界せかいの実現じつげんを求もとめている。「９条じょう地球ちきゅう憲章けんしょうの会かい」（https://www.9peacecharter.org/）は2021年ねん5月がつ『地球ちきゅう平和へいわ憲章けんしょう　日本にっぽん発はつモデル案あん-地球ちきゅう時代じだいの視点してんから9条じょうの発展はってんを-』を花伝社かでんしゃよりブックレットとして発行はっこうした。http://www.kadensha.net/books/2021/202105chikyuuheiwakenshou.html

堀尾ほりおの理論りろんへの批判ひはんとしては、教育きょういく行政ぎょうせい学がく者ものの持田もちだ栄一えいいちによる、教育きょういくの「私事しじ性せい」の持もつイデオロギー性せい批判ひはんがあると言いわれているが、堀尾ほりおが、共産きょうさん主義しゅぎに個こや私わたしの契機けいきを問とうていたことで、いわゆる社会しゃかい主義しゅぎに対たいするイメージがそれぞれで違ちがっていた点てんを分析ぶんせきする必要ひつようがあると思おもわれる。(堀尾ほりお・持田もちだ論争ろんそう、参考さんこう文献ぶんけん:持田もちだ栄一えいいち編へん『教育きょういく改革かいかくへの視座しざ』田畑たばた書店しょてん、1973年ねん)。進歩しんぽ的てき文化ぶんか人じんや日教組にっきょうその理論りろん的てき支柱しちゅうとして知しられていたが、学校がっこう教育きょういくの実務じつむについては「習熟しゅうじゅく度ど」によるクラス分わけを提案ていあんするなど原理げんり、原則げんそく的てきな平等びょうどう思想しそうには立たたなかった。

備考びこう

家永教科書裁判いえながきょうかしょさいばんに関かかわっていた。家永いえなが支援しえん組織そしきの『教科書きょうかしょ裁判さいばんニュース』（1997年ねん9月がつ号ごう）に、「家永いえなが先生せんせい、32年間ねんかんという長ながい間あいだのたたかい、本当ほんとうにご苦労くろうさまでした」「先生せんせいの勇気ゆうきある決断けつだんと持続じぞくする行動こうどう力りょくには、ただ頭あたまの下さがるばかりです」という祝辞しゅくじを書かく。堀尾ほりおは、1997年ねん8月がつ31日にちに中国ちゅうごく教育きょういく学会がっかい会長かいちょうの招まねきで訪中ほうちゅうしたが、「当然とうぜんのこととして話題わだいとなった最高裁さいこうさい判決はんけつを、家永いえなが先生せんせいの勝訴しょうそとして報告ほうこくできたこと、中国ちゅうごく教育きょういく者しゃたちも喜よろこんでいたことを、先生せんせいにお伝つたえしたいと思おもいます」と書かいていることを述のべた。秦はた郁いく彦は、中国ちゅうごくの同志どうしたちと一いち高だか寮歌りょうかさながらに「友ともの憂うれいに我がは泣なき、わが喜よろこびに友ともは舞まう」を実践じっせんするのをとがめる気きはないが、中国ちゅうごくの大学だいがくに講義こうぎに行いったとき、心安こころやすい先生せんせいが、「家永いえながさんがうらやましい。国立こくりつ大学だいがくの教授きょうじゅが国くにを訴うったえて英雄えいゆう視しされるんですからね。わが国くにの学者がくしゃは政府せいふの公式こうしき政策せいさくの範囲はんいでしかモノが言いえません」とこぼしており、「ひょっとしたら中国ちゅうごく教育きょういく学会がっかいのお歴々れきれきは、戦時せんじ中ちゅうの家永いえなが氏しが味あじわったような苦衷くちゅうに堪こたえていたのかもしれない。」と述のべている。

著書ちょしょ

単たん著ちょ

• 『現代げんだい教育きょういくの思想しそうと構造こうぞうー国民こくみんの教育きょういく権けんと教育きょういくの自由じゆうの確立かくりつのためにー』岩波書店いわなみしょてん、1971　のち『同どう時代じだいライブラリー』としても発行はっこうされた（ただし第だい三さん部ぶはない　1992年ねん）
• 『教育きょういくの自由じゆうと権利けんり 国民こくみんの学習がくしゅう権けんと教師きょうしの責務せきむ』青木あおき書店しょてん　1975年ねん
• 『教育きょういくと人間にんげんをめぐる対話たいわ』新しん日本にっぽん出版しゅっぱん　1977年ねん
• 『現代げんだい日本にっぽんの教育きょういく思想しそうー学習がくしゅう権けんの思想しそうと「能力のうりょく主義しゅぎ」批判ひはんの視座しざ』青木あおき書店しょてん　1979年ねん
• 『教育きょういく基本きほん法ほうをどう読よむかー教育きょういく改革かいかくの争点そうてん』岩波いわなみブックレット　1985年ねん
• 『教育きょういく基本きほん法ほうはどこへ　理想りそうが現実げんじつをきり拓ひらく』有斐閣ゆうひかく新書しんしょ　1986年ねん
• 『子こどもの権利けんりとはなにか　人権じんけん思想しそうの発展はってんのために』岩波いわなみブックレット　1986年ねん
• 『天皇てんのう制せい国家こっかと教育きょういく　近代きんだい日本にっぽん教育きょういく思想しそう史し研究けんきゅう』青木あおき書店しょてん、1987年ねん
• 『教育きょういく入門にゅうもん』岩波いわなみ新書しんしょ　1989年ねん
• 『子こどもの発達はったつ・子こどもの権利けんり　子こどもを見みる目め・育そだてる目め』文民ぶんみん教育きょういく協会きょうかい子こどもの文化ぶんか研究所けんきゅうじょ編へん　童心どうしん社しゃ　1989年ねん
• 『日本にっぽんの教育きょういくはどこへ』青木あおき書店しょてん　1990年ねん
• 『人間にんげん形成けいせいと教育きょういく　発達はったつ教育きょういく学がくへの道みち』岩波書店いわなみしょてん　1991年ねん
• 『人権じんけんとしての教育きょういく』岩波書店いわなみしょてん・同どう時代じだいライブラリー　1991年ねん
• 『教科書問題きょうかしょもんだい〜家永いえなが訴訟そしょうに託たくすもの』岩波いわなみブックレット　1992年ねん
• 『対話たいわ集しゅう　教育きょういくを支ささえる思想しそう』岩波書店いわなみしょてん　1993年ねん
• 『日本にっぽんの教育きょういく』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい　1994年ねん
• 『現代げんだい社会しゃかいと教育きょういく』岩波いわなみ新書しんしょ　1997年ねん
• 『いま、教育きょういく基本きほん法ほうを読よむ 歴史れきし・争点そうてん・再さい発見はっけん』岩波書店いわなみしょてん 2002
• 『地球ちきゅう時代じだいの教養きょうようと学力がくりょく〜学まなぶとは、分わかるとは』かもがわ出版しゅっぱん　2005年ねん
• 『教育きょういくを拓ひらく〜教育きょういく改革かいかくの２ふたつの系譜けいふ』青木あおき書店しょてん　2005年ねん
• 『教育きょういくに強制きょうせいはなじまない〜君きみが代よ斉唱せいしょう予防よぼう裁判さいばんにおける法廷ほうてい証言しょうげん』大月書店おおつきしょてん　2006年ねん
• 『子こそだて・教育きょういくの基本きほんを考かんがえる　子こどもの最善さいぜんの利益りえきを軸じくに』童心どうしん社しゃ　2007年ねん
• 『人間にんげんと教育きょういく　堀尾ほりお輝久てるひさ対話たいわ集しゅう』かもがわ出版しゅっぱん　2010年ねん
• 『未来みらいをつくる君きみたちへ　“地球ちきゅう時代じだい”をどう生いきるか』清流せいりゅう出版しゅっぱん　2011年ねん

共編きょうへん著ちょ

• 『教育きょういく法ほうを学まなぶー国民こくみんの教育きょういく権けんとはなにか』永井ながい憲一けんいち共編きょうへん　有斐閣ゆうひかく選書せんしょ　1976年ねん
• 『戦後せんご日本にっぽんの教育きょういく改革かいかく　第だい2巻かん　教育きょういく理念りねん』山住やまずみ正せい己おのれ共著きょうちょ　東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい　1976年ねん
• 『現代げんだい教育きょういく学がくの基礎きそ知識ちしき』全ぜん2巻かん　中内なかうち敏夫としお,吉田よしだ章宏あきひろ共編きょうへん　有斐閣ゆうひかくブックス　1976年ねん
• 『教育きょういく基本きほん法ほう文献ぶんけん選集せんしゅう2　教育きょういくの理念りねんと目的もくてき　前文ぜんぶん,第だい一いち条じょう,第だい二に条じょう』編へん　学陽書房がくようしょぼう　1977年ねん
• 『教育きょういくと人権じんけん』兼子かねこ仁ひとし共著きょうちょ　岩波書店いわなみしょてん　1977年ねん
• 『岩波いわなみ教育きょういく小しょう辞典じてん』五十嵐いがらし顕あらわ、大田おおた堯、山住やまずみ正せい己おのれ共著きょうちょ　岩波書店いわなみしょてん　1982年ねん
• 『教育きょういくを改革かいかくするとはどういうことか』大田おおた尭たかし共著きょうちょ 岩波書店いわなみしょてん 1985
• 『岩波いわなみ講座こうざ　子こどもの発達はったつと教育きょういく』大田おおた堯、岡本おかもと夏木なつき、坂元さかもと忠芳ただよし、園原そのはら太郎たろう、滝沢たきざわ武久たけひさ、波多野はたの誼よしみ余あまり夫おっと、村井むらい潤一じゅんいち、山住やまずみ正せい己おのれ共編きょうへん、全ぜん8巻かん 岩波書店いわなみしょてん、1979-80年ねん
• 『岩波いわなみの子育こそだてブック幼年ようねん期き ゼロ歳さいから就学しゅうがくまで』編へん 岩波書店いわなみしょてん 1986
• 『世界せかいのなかの私わたしたち』西川にしかわ潤じゅん共著きょうちょ 大月書店おおつきしょてん 1987
• 『シリーズ中学生ちゅうがくせい・高校生こうこうせいの発達はったつと教育きょういく』全ぜん3巻かん　太田おおた政男まさお共著きょうちょ 岩波書店いわなみしょてん 1990
• 『いじめ自殺じさつ〜子こを亡なくした親おやたちのメッセージ』野口のぐち清人きよひと,折出おりで健二けんじ共著きょうちょ 信州しんしゅうの教育きょういくと自治じち研究所けんきゅうじょほか編へん　かもがわ出版しゅっぱん　1998年ねん
• 『平和へいわ・人権じんけん・環境かんきょう教育きょういく国際こくさい資料集しりょうしゅう』河内かわうち徳子とくこ共編きょうへん 青木あおき書店しょてん 1998
• 『「日ひの丸まる・君きみが代よ」と「内心ないしんの自由じゆう」』右みぎ崎さき正博まさひろ,山田やまだ敬たかし男おとこ共著きょうちょ 新しん日本にっぽん出版しゅっぱん社しゃ 2000
• 『東京とうきょう都との教員きょういん管理かんりの研究けんきゅう』浦野うらの東洋一とよかず共編きょうへん著ちょ　同どう時代じだい社しゃ　2002年ねん
• 『今いま、なぜ変かえる教育きょういく基本きほん法ほうQ＆A』浪なみ本もと勝年かつとし,石山いしやま久男ひさお共編きょうへん著ちょ　大月書店おおつきしょてん　2003年ねん
• 『地域ちいきにおける新しん自由じゆう主義しゅぎ教育きょういく改革かいかく 学校がっこう選択せんたく、学力がくりょくテスト、教育きょういく特区とっく』小島こじま喜孝よしたか共編きょうへん エイデル研究所けんきゅうじょ 2004年ねん
• 『日本にっぽんの教員きょういん評価ひょうかに対たいするILO・ユネスコ勧告かんこく』浦野うらの東洋一とよかず共編きょうへん著ちょ つなん出版しゅっぱん 民主みんしゅ教育きょういく研究所けんきゅうじょ叢書そうしょ 2005年ねん

翻訳ほんやく

• ブライアン・サイモン『現代げんだいの教育きょういく改革かいかくーイギリスと日本にっぽん』エイデル出版しゅっぱん　1987年ねん
• モーリス・ドベス『教育きょういくの段階だんかい〜誕生たんじょうから青年せいねん期きまで』斎藤さいとう佐和さわ共とも訳やく　岩波書店いわなみしょてん　1982年ねん
• トッド・パール『ピース・ブック』童心どうしん社しゃ　2007年ねん
• ジェフ・ウィッティー『教育きょういく改革かいかくの社会しゃかい学がく〜市場いちば、公おおやけ教育きょういく、シティズンシップ』久富ひさとみ善之よしゆき共きょう監訳かんやく　東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、2004年ねん
• アンディー・グリーン『教育きょういくと国家こっか形成けいせい　原書げんしょ第だい２版はん』堀尾ほりお輝久てるひさ・岡田おかだ昭人あきと　監訳かんやく　東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい　2022年ねん

外国がいこく語ごへの翻訳ほんやく

• Educational Thought and Ideology in Modern Japan ーstate authority and intellectual freedom edited and translated by Steven Platzer 東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい　1988年ねん
• 『当代とうだい日本にっぽん教育きょういく思想しそう』王おう智さとし新訳しんやく　山西さんせい教育きょういく出版しゅっぱん　1993年ねん
• L’Education au Japon, edited and translated by J.F. Sabouret, Edition CNRS, Paris, 1993年ねん
• « Quelques aspects problématiques de l'enseignement de la langue dans les écoles japonaises - Directives officielles et pratiques pédagogiques », 堀尾ほりお輝久てるひさ訳やく、Christian Galan（クリスチャン・ガラン）訳わけ、 in Christian Galan & Jacques Fijalkow (dir.), Langue, lecture et école au Japon Arles, Philippe Picquier, 2006年ねん
• 『全ぜん球たま化か時代じだい的てき教養きょうよう与あずか学力がくりょく』人民じんみん教育きょういく出版しゅっぱん社しゃ　北京ぺきん　2008年ねん
• Valeurs et enjeux de l'education à l'ère planètaire　MESCE 2012年ねん
• « Individus, éducation et démocratie : la question des droits de l'homme et des droits de l'enfant au Japon », Christian Galan（クリスチャン・ガラン）訳わけ、 in Christian Galan & Jean-Pierre Giraud (dir.), Individu-s et démocratie au Japon, Toulouse, PUM, 2015年ねん

脚注きゃくちゅう

先代せんだい 平原ひらはら春はる好このみ

日本にっぽん教育きょういく法ほう学会がっかい会長かいちょう 2001年ねん - 2005年ねん

次代じだい 伊藤いとう進すすむ